JPWO2018066015A1 - 車両用ドアサンシェード装置 - Google Patents

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Abstract

フック部材への取付操作性に優れ、かつ、咄嗟の操作でサンシェードを開放することができる車両用ドアサンシェード装置を提供する。サンシェード(14)は、軸回転方向に付勢された巻取軸(13)に下側端末が固定されているスクリーン(15)と、スクリーン(15)の上側端末に車両前後方向に沿って設けられている保持バー(16)と、を有している。一方、フック部材(30)は、ドアサッシュ(4)の上辺部(4a)に取り付けられている基部(31)と、車両前後方向に沿って突き出すように基部(31)に連設され、保持バー(16)を係止する係止部(32)と、を有し、ドアサッシュ(4)の上辺部(4a)と係止部(32)との間には、室内側及びドアウィンドウ(3)側のそれぞれから係止部(32)へと至る空間部(S)が設けられている。

Description

本発明は、車両用ドアサンシェード装置に関する。
従来より、ドアウィンドウを透過して室内に入射する日光を遮蔽するなどのために、ドアウィンドウの内側面を被覆する車両用ドアサンシェード装置が知られている。車両用ドアサンシェード装置は、巻取収容されたサンシェードと、ドアサッシュに設けられたフック部材とを主体に構成されている。この車両用ドアサンシェード装置にあっては、乗員がサンシェードを引き出して展開し、フック部材に係止することで、当該サンシェードがドアウィンドウの内側面を被覆した使用位置に保持される。
例えば特許文献1には、ドアサッシュの上辺部に懸下されて、車両左右方向に沿って車両内向き(室内側)に突き出したフック部材を備えるサンシェードの取付構造が開示されている。また、例えば特許文献2には、ドアサッシュの上辺部に懸下されて、車両左右方向に沿って車両外向き(室外側)に突き出したフック部材を備えるサンシェードの取付構造が開示されている。
特開2004−42772号公報 特開2002−46469号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構造にあっては、サンシェードに対して室内側から室外側へと押し出す力を付与してもサンシェードがフックから外れず、咄嗟の操作でサンシェードを開放することが難しい。また、特許文献2に開示された構造にあっては、サンシェードをフック部材に係止する際に、フック部材の突端が見え難く、加えて、ドアウィンドウ側(奥側)から室内側(手前側)にサンシェードを引っ掛けるために手を大きくひねる必要がある。そのため、取付操作性が悪いという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フック部材への取付操作性に優れ、かつ、咄嗟の操作でサンシェードを開放することができる車両用ドアサンシェード装置を提供する。
かかる課題を解決するために、本発明は、車体パネルを覆う内装トリムの端部に格納されるサンシェードと、ドアウィンドウの昇降を案内するドアサッシュに設けられたフック部材と、を備え、サンシェードがドアトリムの端部から引き出されてフック部材に係止されることで、ドアウィンドウの内側面を被覆する車両用ドアサンシェード装置において、サンシェードは、軸回転方向に付勢された巻取軸に下側端末が固定されているスクリーンと、スクリーンの上側端末に車両前後方向に沿って設けられている保持バーと、を有し、フック部材は、ドアサッシュにおいて車両前後方向に沿った辺部に取り付けられている基部と、車両前後方向に沿って突き出すように基部に連設され、保持バーを係止する係止部と、を有し、ドアサッシュの辺部と係止部との間には、室内側及びドアウィンドウ側のそれぞれから係止部へと至る空間部が設けられている。
ここで、本発明において、保持バーは、係止部に引っ掛けられる引掛片を備え、引掛片の周囲には、フック部材を通り抜けることができる開口部が設けられていることが好ましい。
また、本発明において、係止部は、車両前後方向に沿う凹状の収容部を備えることが好ましい。
また、本発明において、フック部材は、ドアサッシュの辺部に、所定の距離を隔てて2箇所に配置されており、フック部材のそれぞれは、係止部の突端が互いに向かい合うように辺部の中央を向いていることが好ましい。
また、本発明において、保持バーは、当該保持バーを上下に移動させるための把手となるノブを備えており、引掛片は、フック部材のそれぞれと対応するように、ノブを中央にしてその両側にそれぞれ配置されていることが好ましい。
本発明に係る車両用ドアサンシェード装置によれば、フック部材への取付操作性に優れ、かつ、咄嗟の操作でサンシェードを開放することができる。
図1は、本実施形態に係る車両用ドアサンシェード装置を適用したサイドドアを室内側から眺めた斜視図である。 図2は、図1のAA線に沿う断面図である。 図3は、車両用ドアサンシェード装置の要部を拡大して示す説明図である。 図4は、車両前方に位置するフック部材に対して保持バーを係止させた状態を示す斜視図である。 図5は、車両用ドアサンシェード装置の取り扱い状態を模式的に示す説明図である。 図6は、係止部に係る変形例を示す説明図である。 図7は、フック部材の変形例を示す説明図である。 図8は、引掛片の変形例を示す説明図である。 図9は、係止部及び引掛片の変形例を示す説明図である。 図10は、フック部材の変形例を示す説明図である。
以下、本実施形態に係る車両用ドアサンシェード装置10について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る車両用ドアサンシェード装置10を適用したサイドドア1を室内側から眺めた斜視図であり、図2は、図1のAA線に沿う断面図である。図面において、「F」は車両前後方向の前方向を示し、「R」は車両前後方向の後方向を示し、「RT」は車両左右方向の右方向を示し、「LT」は車両左右方向の左方向を示す。
サイドドア1は、例えば、センタピラーとリアピラーとの間のドア開口部に開閉自在に取り付けられるリアサイドドアである。サイドドア1は、室外側のドア半体を形成するドアアウタパネル(図示せず)と、室内側のドア半体を形成するドアインナパネル(図示せず)とを備えるドア本体2を主体に構成されている。
ドア本体2の室内側には、ドアインナパネル(車体パネル)を覆う内装トリムであるドアトリム3が装着されている。ドアトリム3は、適宜の合成樹脂材を用いた型成形によって形成されており、室内側の側面(表面)にはクッションと表装を兼ねた表皮が貼合されている。
また、サイドドア1は、ドア本体2(ドアインナパネル)の上部に、ドアウィンドウ5の昇降を案内するドアサッシュ4を備えている。ドアサッシュ4は、ドア本体2に取付けられる、車両前後方向に沿った下辺部(図示せず)と、この下辺部の上方に位置する、車両前後方向に沿った上辺部4aと、下辺部の前端と上辺部4aの前端とを連結する前辺部4bと、下辺部の後端と上辺部4aの後端とを連結する後辺部4cと、からなる枠部材である。
車両用ドアサンシェード装置10は、ドアウィンドウ5の内側面を被覆することにより、当該ドアウィンドウ5を透過して室内に入射する日光を遮蔽したり、車内のプライバシーを確保したりする装置である。この車両用ドアサンシェード装置10は、サンシェードユニット11と、一対のフック部材30とで構成されている。
サンシェードユニット11は、ドアアッパー12と、巻取軸13と、サンシェード14と、を主体に構成されており、ドアトリム3の上端部に、車両前後方向に沿って配置されている。
ドアアッパー12は、適宜の合成樹脂材を用いた型成形によって形成されている。ドアアッパー12は、ドアトリム3の上端部に取り付けられており、当該ドアアッパー12の一部は、ドアトリム3とともに車室内装の意匠面を構成している。ドアアッパー12には、サンシェード14を巻き取る巻取軸13が組み付けられており、当該巻取軸13は、ドアトリム3内側の空間部に収容される。また、ドアアッパー12は、ドアトリム3の上側縁部との間に、車両前後方向に沿って横長となるサンシェード用開口12aを備えている。巻取軸13に巻き取られたサンシェード14は、サンシェード用開口12aから引き出し可能とされている。
巻取軸13は、サンシェード14を巻き取るための軸部材であり、巻取軸13の両端部は、ドアアッパー12に設けられた一対の軸受部に軸支されている。巻取軸13は、例えば渦巻スプリング等の付勢部材により、一方の軸回転方向(サンシェード14の巻取方向)に付勢されている。
サンシェード14は、スクリーン15と、保持バー16とで構成されている。
スクリーン15は、ドアウィンドウ5の内側面を被覆する部材である。スクリーン15は、巻取軸13の外周上に巻取可能な柔軟性を有する薄い材料からなり、ドアウィンドウ5の形状に応じた所要の形状に裁断されている。また、スクリーン15は、遮光性を備える。例えば、スクリーン15はメッシュ状の布地などを用いることができる。
スクリーン15の下側端末は、巻取軸13に固定されている。巻取軸13に付与された付勢力に従って巻取軸13が軸回転することで、当該巻取軸13にスクリーン15が巻き取られる。一方、巻取軸13に付与された付勢力に抗して巻取軸13を逆回転させることで、スクリーン15を引き出すことができる。
保持バー16は、スクリーン15を弛みなく整然と引き出すための部材であり、スクリーン15の上側端末に車両前後方向に沿って設けられている。保持バー16は、例えば、車両左右方向に所定の板厚を備えて車両前後方向に沿って横長となる硬質の板材から構成されている。
保持バー16において車両前後方向に沿った中央部には、ノブ17が取り付けられている。ノブ17は、室内側に臨むように保持バー16に取り付けられており、スクリーン15を引き出したり巻き取ったりする際の把手として機能する。ノブ17は、サンシェード用開口12aよりも大きな形状とされており、スクリーン15を巻き取る際には、サンシェード用開口12aを通過することなくこれに引っ掛かる。その結果、スクリーン15の巻き取りが強制的に停止され、一方で、ノブ17はドアトリム3の上端部に位置する。そして、スクリーン15を使用する際には、ドアトリム3の上端部に位置するノブ17を上方に持ち上げることで、スクリーン15を引き出すことができる。
また、保持バー16には、フック部材30に保持バー16を引っ掛けるための引掛片18が設けられている。引掛片18は、ノブ17を中央にその両側にそれぞれ配置されている。すなわち、引掛片18は、保持バー16の前端側と後端側とにそれぞれ一つずつ設けられている。本実施形態において、車両前方に位置する引掛片18は、保持バー16の前端よりも中央(ノブ17側)に片寄った位置に設けられ、車両後方に位置する引掛片18は、保持バー16の後端よりも中央(ノブ17側)に片寄った位置に設けられている。
フック部材30は、ドアサッシュ4の上辺部4aに設けられており、保持バー16が係止されることにより、保持バー16をドアサッシュ4の上辺部4aに保持する。フック部材30は、保持バー16が備える2つの引掛片18に対応して、車両前後方向にかけて所定の距離を隔てた2箇所に配置されている。
以下、保持バー16の引掛片18及びフック部材30の詳細な構造を説明する。ここで、図3は、車両用ドアサンシェード装置10の要部を拡大して示す説明図である。この図3において、(a)は、車両前方に位置するフック部材30を模式的に示す斜視図であり、(b)は、車両前方に位置する保持バー16の引掛片18を示す斜視図である。また、図4は、車両前方に位置するフック部材30に対して保持バー16を係止させた状態を示す斜視図である。
フック部材30は、基部31と、係止部32とで構成されており、基部31と係止部32とが一体的に形成されている。
基部31は、ドアサッシュ4の上辺部4aに懸下されている。基部31は、例えば車両左右方向に平行となる平面を備える平板部材で構成されている。
係止部32は、当該保持バー16を係止するための部位であり、本実施形態では、保持バー16の引掛片18が引っ掛けられることにより保持バー16を係止する。係止部32は、基部31の先端部(下端部)に連設されており、係止部32は、車両前後方向へと突き出す形状を備えている。具体的には、係止部32は、その突端32aが他方のフック部材30(係止部32の突端32a)と向き合うように、ドアサッシュ4の上辺部4aの中央を向いている。ここで、車両前方に位置するフック部材30に関する係止部32は、その突端32aが車両後方を向くように設定され、一方、車両後方に位置するフック部材30に関する係止部32は、その突端32aが車両前方を向くように設定されている(図1参照)。
フック部材30の係止部32は、基部31の先端側に取り付けられて車両前後方向へと突き出した形状となっているため、ドアサッシュ4の上辺部4aと係止部32との間には、車両左右方向に沿って連通する空間部Sが形成される。この空間部Sの存在により、室内側及びドアウィンドウ5側のそれぞれから係止部32(後述する収容部33)へと至ることができる。
係止部32は、車両前後方向に沿う凹状の収容部33を備えている。本実施形態において、係止部32は、車両前後方向に沿って谷折り状に折り曲げられた一対の平面部32b,32cで構成されており、谷折り形状により凹状の収容部33が形成されている。収容部33が設けられることで、引掛片18が係止部32に引っ掛けられた際に、当該引掛片18が係止部32から容易に脱落しないように工夫することができる。
一方、保持バー16の引掛片18は、フック部材30の係止部32に引っ掛けられる部位であり、例えば、保持バー16の上端側に設けられている。また、この引掛片18の周囲には、保持バー16との間に隙間をなす開口部19が設けられている。この開口部19は、保持バー16を車両左右方向に移動させた際に、その隙間をフック部材30が通り抜けるための部材であり、フック部材30の形状及び寸法に応じて所要の形状及び寸法に設定されている。
図5は、車両用ドアサンシェード装置10の取り扱い状態を模式的に示す説明図である。本実施形態に係る車両用ドアサンシェード装置10では、ノブ17を手等で摘み上下させることで、巻取軸13からサンシェード14(スクリーン15)を引き出して、フック部材30に引っ掛けることでサンシェード14を展開した状態に設定したり、フック部材30からサンシェード14を取り外して巻取軸13に巻き取らせることでサンシェード14を収容した状態に設定したりすることができる。
具体的には、ノブ17を把持して保持バー16を上方に持ち上げると、スクリーン15がサンシェード用開口12aから引き出される。保持バー16がドアサッシュ4の上辺部4aへと到達すると、保持バー16の一対の引掛片18と、上辺部4aの一対のフック部材30とを位置合わせし、保持バー16を室内側(手前側(図1において左LT側))からドアウィンドウ5側(奥側(図1において右RT側))へと移動させながら、各引掛片18を係止部32にそれぞれ引っ掛ける。これにより、保持バー16がフック部材30に係止されてドアサッシュ4の上辺部4aに保持されるので、展開されたスクリーン15をドアウィンドウ5の内側面を被覆する使用位置に保持することができる。
この際、ドアサッシュ4の上辺部4aと係止部32との間には空間部Sが確保されているため、この空間部Sにより、引掛片18の通過が許容される。このため、引掛片18が、手前側の平面部32bの上縁部を乗り越えて収容部33へと至ることで、係止部32に対して引掛片18を安定的に引っ掛けることができる。
加えて、引掛片18の周囲には開口部19が設けられているため、ドアサッシュ4の上辺部4aから懸下されたフック部材30を通り抜けることができる。これにより、引掛片18及び保持バー16がフック部材30と緩衝することなく、係止部32に対して引掛片18を引っ掛けることができる。
これに対して、サンシェード14を格納する場合には、ノブ17を把持して保持バー16を上方に持ち上げながら、当該保持バー16を奥側から手前側へと移動させる。これにより、保持バー16の引掛片18が、収容部33から手前側の平面部32bの上縁部を乗り越えて室内側へと到達する。そして、保持バー16を下方に移動させると、スクリーン15がサンシェード用開口12aへと送り込まれ、巻取軸13に巻き取られる。保持バー16がサンシェード用開口12aを通過すると、最後にノブ17がサンシェード用開口12aに引っ掛かる。これにより、スクリーン15の巻き込みが強制的に停止され、ノブ17はドアトリム3の上端部に位置する。これにより、スクリーン15を収容した状態へと設定することができる。
一方、ドアウィンドウ5が開放された車両から室外へと緊急に脱出するようなシーンでは、乗員によって、展開した状態のスクリーン15を手で押し出すといった咄嗟の操作が行われることがある。この場合、スクリーン15に対して室内側から室外側へと押し出される力Fが作用することで、スクリーン15の上側端末は斜め下方へと引っ張られる。このスクリーン15に作用する力を受けて、保持バー16にも室外方向に向かう分力が作用する。これにより、保持バー16の引掛片18が、収容部33から奥側の平面部32cの上縁部を乗り越えて室外側へと到達する。これにより、引掛片18が係止部32から外れると、巻取軸13の巻取力により、スクリーン15がサンシェード用開口12aに引き込まれ、スクリーン15及び保持バー16が収容される。その結果、ドアサッシュ4がスクリーン15によって妨げられることなく、開放されることとなる。
このように本実施形態において、サンシェード14は、軸回転方向に付勢された巻取軸13に下側端末が固定されているスクリーン15と、スクリーン15の上側端末に車両前後方向に沿って設けられている保持バー16と、を有している。一方、フック部材30は、ドアサッシュ4の上辺部4aに取り付けられている基部31と、車両前後方向に沿って突き出すように基部31に連設され、保持バー16を係止する係止部32と、を有し、ドアサッシュ4の上辺部4aと係止部32との間には、室内側及びドアウィンドウ5側のそれぞれから係止部32へと至る空間部Sが設けられている。
この構成によれば、ドアサッシュ4の上辺部4aと係止部32との間に空間部Sが確保されるので、保持バー16を室内側(手前側)からドアウィンドウ5側(奥側)へと移動させることで、保持バー16を係止部32に係止することができる。これにより、引掛片18を視認したまま、引掛片18を係止部32へと到達することができるので、取付操作を容易に行うことができる。
さらに、室内から緊急に脱出するといった場合には、展開した状態のスクリーン15を手などで室外側へと押し出すことで、スクリーン15から保持バー16に対して室外方向への分力が作用する。このため、係止部32に係止された保持バー16が空間部Sを通り抜け、係止部32から脱落する。これにより、巻取軸13の巻取力により、スクリーン15がサンシェード用開口12aに引き込まれ、ドアサッシュ4が開放されることとなる。これにより、乗員が保持バー16を上下に操作するまでもなく、スクリーン15を押し出す咄嗟の操作でスクリーン15を収容(開放)することができる。
したがって、フック部材30への取付操作性に優れ、かつ、咄嗟の操作でサンシェード14を開放することができる車両用ドアサンシェード装置10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、空間部Sの存在により、ドアウィンドウ5側からも室内側へと保持バー16を移動させることで、当該保持バー16を係止部32に係止させることができる。これにより、多様な取付操作が可能となるので、乗員の利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、保持バー16は、フック部材30の係止部32に引っ掛けられる引掛片18を備え、この引掛片18の周囲には、車両左右方向に沿ってフック部材30を通り抜けることができる開口部19が設けられている。
この構成によれば、保持バー16がフック部材30と緩衝することなく、保持バー16の取り付け又は取り外しを適切に行うことができる。
また、本実施形態において、係止部32は、車両前後方向に沿う凹状の収容部33を備えている。
この構成によれば、引掛片18が凹状の収容部33へと嵌まり込むため、引掛片18が係止部32から簡単に脱落してしまうことを抑制することができる。これにより、スクリーン15に加わる衝撃等に拘わらず、係止部32に対して引掛片18を安定的に係止することができる。
なお、図6に示すように、フック部材30の係止部32は、その奥側の平面部32cの傾斜(θ1)が手前側の平面部32bの傾斜(θ2)よりも緩やかな傾斜となるように設定してもよい(θ1>θ2)。これにより、保持バー16が奥側へと押し出された際に、容易に脱落することとなる。これにより、緊急避難時といった場合には、容易にスクリーン15を収容することができる。
また、本実施形態において、フック部材30は、ドアサッシュ4の上辺部4aに、所定の距離を隔てて2箇所に配置されている。そして、フック部材30のそれぞれは、係止部32の突端32aが互いに向かい合うように上辺部4aの中央を向いている。
この構成によれば、係止部32の突端32aが中央を向いているので、係止部32の突端32aが乗員に対して臨むこととなる。そのため、各係止部32について、その突端32aの位置を容易に把握することができる。これにより、係止部32に対して引掛片18をスムーズに引っ掛けることができ、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、保持バー16は、当該保持バー16を上下に移動させるための把手となるノブ17を備えている。この場合、引掛片18は、フック部材30のそれぞれと対応するように、ノブ17を中央にしてその両側にそれぞれ配置されている。
この構成によれば、把手となるノブ17を中心に、その両側の引掛片18をほぼ同じ距離で視認することができる。そのため、操作するノブ17を中心に、前後に離れた引掛片18及び係止部32をバランスよく眺めながら操作を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、前後に位置するフック部材30をそれぞれ中央向きに配置している。しかしながら、図7に示すように、フック部材30のそれぞれを外向きに配置してもよい。
また、本実施形態では、引掛片18を保持バー16の端部から中央に片寄った位置に配置している。しかしながら、図8に示すように、引掛片18を保持バー16の端部に配置してもよい。
また、本実施形態において、フック部材30の係止部32は、車両前後方向の一方側のみに突き出した形状となっている。しかしながら、図9に示すように、係止部32は、車両前後方向の両側に係止部32を備える構成であってもよい。
また、図10に示すように、フック部材30は、空間部Sに規制部材34を備えていてもよい。この規制部材34は、引掛片18を係止部32に引っ掛ける際に、当該引掛片18が係止部32を通り抜けてドアウィンドウ5側へ行き過ぎてしまうことを規定するための部材である。この規制部材34により、係止部32に対して引掛片18を確実に引っ掛けることができる。
また、本実施形態では、保持バー16を安定的に保持する観点から、フック部材30を2つ配置しているが、フック部材30を1つのみ配置する構成であってもよい。
以上、本実施形態の車両用ドアサンシェード装置について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。例えば、サンシェードを上方向に引き出して使用する構成としているが、ルーフトリム(内装トリム)の端部にサンシェードを格納し、当該サンシェードを下方向に引き出し使用するものであってもよい。
1 サイドドア
2 ドア本体
3 ドアトリム
4 ドアサッシュ
4a 上辺部
4b 前辺部
4c 後辺部
5 ドアウィンドウ
10 車両用ドアサンシェード装置
11 サンシェードユニット
12 ドアアッパー
12a サンシェード用開口
13 巻取軸
14 サンシェード
15 スクリーン
16 保持バー
17 ノブ
18 引掛片
19 開口部
30 フック部材
31 基部
32 係止部
32a 突端
32b,32c 平面部
33 収容部
34 規制部材

Claims (5)

  1. 車体パネルを覆う内装トリムの端部に格納されるサンシェードと、
    ドアウィンドウの昇降を案内するドアサッシュに設けられたフック部材と、を備え、
    前記サンシェードが前記内装トリムの端部から引き出されて前記フック部材に係止されることで、ドアウィンドウの内側面を被覆する車両用ドアサンシェード装置において、
    前記サンシェードは、
    軸回転方向に付勢された巻取軸に下側端末が固定されているスクリーンと、
    前記スクリーンの上側端末に車両前後方向に沿って設けられている保持バーと、を有し、
    前記フック部材は、
    前記ドアサッシュにおいて車両前後方向に沿った辺部に取り付けられている基部と、
    車両前後方向に沿って突き出すように前記基部に連設され、前記保持バーを係止する係止部と、を有し、
    前記ドアサッシュの前記辺部と前記係止部との間には、室内側及びドアウィンドウ側のそれぞれから前記係止部へと至る空間部が設けられていることを特徴とする車両用ドアサンシェード装置。
  2. 前記係止部は、車両前後方向に沿う凹状の収容部を備えることを特徴とする請求項1に記載された車両用ドアサンシェード装置。
  3. 前記保持バーは、前記係止部に引っ掛けられる引掛片を備え、
    前記引掛片の周囲には、前記フック部材を通り抜けることができる開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載された車両用ドアサンシェード装置。
  4. 前記フック部材は、前記ドアサッシュの前記辺部に、所定の距離を隔てて2箇所に配置されており、
    前記フック部材のそれぞれは、前記係止部の突端が互いに向かい合うように前記辺部の中央を向いていることを特徴とする請求項1に記載された車両用ドアサンシェード装置。
  5. 前記フック部材は、前記ドアサッシュの前記辺部に、所定の距離を隔てて2箇所に配置されており、
    前記フック部材のそれぞれは、前記係止部の突端が互いに向かい合うように前記辺部の中央を向いており、
    前記保持バーは、当該保持バーを上下に移動させるための把手となるノブを備えており、
    前記引掛片は、前記フック部材のそれぞれと対応するように、前記ノブを中央にしてその両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項3に記載された車両用ドアサンシェード装置。
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