JP2018070087A - サンシェード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シェード展開時において、開口部に物が入り込む事態を抑制することが可能なサンシェード装置を提供する。【解決手段】乗物に設けられたウインドウガラス14を車室内側から覆うことが可能なシェード31と、シェード31を巻き取ることが可能な巻取軸32と、シェード31を引き出すことが可能な開口部33Aを有し、巻取軸32が格納される格納ケース33と、開口部33Aに対して車室内側に配されるヒンジ軸51を中心として回動可能とされ、開口部33Aを閉塞する閉位置と開口部33Aを開放する開位置との間で回動変位することが可能な蓋部50と、を備え、シェード31がウインドウガラス14を覆う展開状態においては、閉位置にある蓋部50の先端部50Aがシェード31を車室外側に押圧する構成であることに特徴を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、サンシェード装置に関する。
従来、乗物のウインドウガラスを覆うためのサンシェード装置として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1には、サイドウインドウを覆うシェード(ウインドウシェード)が開口部(引出用スリット)を通じて引き出される構成が記載されている。そして開口部は、蓋部によって開閉可能な構成となっている。
上記特許文献1においては、蓋部の回動軸が開口部に対して乗物室外側に配されている。このような構成では、シェード展開時においては、開口部が開放された状態となり、開口部に物が入り込む事態が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、開口部に物が入り込む事態を抑制することが可能なサンシェード装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のサンシェード装置は、乗物に設けられたウインドウガラスを乗物室内側から覆うことが可能なシェードと、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、前記シェードを引き出すことが可能な開口部を有し、前記巻取軸が格納される格納ケースと、前記開口部に対して乗物室内側に配される回動軸を中心として回動可能とされ、前記開口部を閉塞する閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で回動変位することが可能な蓋部と、を備え、前記シェードが前記ウインドウガラスを覆う展開状態においては、前記閉位置にある前記蓋部における前記回動軸と反対側の周端部が前記シェードを乗物室外側に押圧する構成であることに特徴を有する。
上記構成によれば、蓋部の回動軸が開口部に対して乗物室内側に配されている。このため、開位置にある蓋部が開口部よりも乗物室内側に配されることになり、開口部に物が入り込む事態を抑制できる。このため、シェード展開動作時において、蓋部が開位置にある際に開口部に物が入り込む事態を抑制できる。また、展開状態では蓋部が閉位置にあるから、開口部に物が入り込む事態をより確実に抑制できる。さらに、蓋部が開口部よりも乗物室内側に配されることで、乗員が開口部を視認する事態を抑制できる。これにより、例えば、開口部を通じて巻取軸が視認される事態を抑制でき、意匠性をより高くすることができる。また、閉位置にある蓋部がシェードを乗物室外側に押圧する構成であるから、シェードを乗物室外側(乗員から遠ざかる側)に変位させることができ、シェードによる乗員の圧迫感を低減することができる。
また、前記蓋部を前記開位置と前記閉位置との間で回動させる回動装置を備えるものとすることができる。上記構成によれば、シェードを格納ケースから引き出す際には、蓋部を開位置にすることで、シェードが蓋部と干渉する事態を抑制できる。そして、シェードの引き出しが完了し、展開状態となった後、蓋部を閉位置に回動させることで、蓋部によってシェードを乗物室外側に押圧することができる。
本発明によれば、開口部に物が入り込む事態を抑制することが可能なサンシェード装置を提供することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図7によって説明する。図1は、本実施形態のサンシェード装置30(図2参照)が設けられた車両用ドア10の上部を示す正面図である。なお、図1の左側は車両後方であり、右側は車両前方である。本実施形態の車両用ドア10は、車両(乗物)のサイドドアとして使用されるもので、金属製のインナパネル11及びアウタパネル12(図3参照)と、インナパネル11を車室内側から覆う形で配される合成樹脂製のドアトリム13と、を備えている。また、車両用ドア10は、ウインドウガラス14,15(サイドウインドウ)と、ウインドウガラス14,15を保持するウインドウフレーム16と、ディビジョンバー20と、を備えている。
本発明の実施形態1を図1から図7によって説明する。図1は、本実施形態のサンシェード装置30(図2参照)が設けられた車両用ドア10の上部を示す正面図である。なお、図1の左側は車両後方であり、右側は車両前方である。本実施形態の車両用ドア10は、車両(乗物)のサイドドアとして使用されるもので、金属製のインナパネル11及びアウタパネル12(図3参照)と、インナパネル11を車室内側から覆う形で配される合成樹脂製のドアトリム13と、を備えている。また、車両用ドア10は、ウインドウガラス14,15(サイドウインドウ)と、ウインドウガラス14,15を保持するウインドウフレーム16と、ディビジョンバー20と、を備えている。
ウインドウガラス14,15は、車両前後方向に配列されており、上下方向に延びる直線状のディビジョンバー20によって、互いに仕切られている。ウインドウフレーム16及びディビジョンバー20は、ウインドウガラス14,15の外縁を囲む形で設けられている。ウインドウフレーム16は、車両前後方向(乗物の進行方向)に沿って延びる上枠部17と、上枠部17の両端にそれぞれ設けられる一対の側枠部18,19と、を備えている。
一対の側枠部18,19は、互いに延設方向が異なるものとされ、側枠部18は、上下方向に沿って延びている。これに対して、側枠部19は、車両後方(図1の左側)に向かうにつれて下降傾斜する形で延びている。ディビジョンバー20は、側枠部18(一方の側枠部)に並行する形で延びている。車両前側に配されるウインドウガラス14は、ウインドウレギュレータ(図示せず)によって上下方向に昇降可能な構成とされている。これに対して、車両後側に配されるウインドウガラス15は、例えば、略三角形状をなしており、移動不能な固定窓とされるが、これに限定されない。本実施形態のサンシェード装置30は、ウインドウガラス14を覆うために設けられている。
サンシェード装置30は、図3に示すように、シェード31と、シェード31を巻き取ることが可能な巻取軸32と、巻取軸32が格納される格納ケース33と、格納ケース33に取り付けられる蓋部50と、シェード31の上端部(シェードにおける巻取軸と反対側の周端部)に取り付けられるシェードフレーム34と、を備える。シェード31は、ウインドウガラス14から差し込む光を遮光するためのもので、シート状の可撓性部材とされる。
シェード31は、図1の2点鎖線で示すように、ウインドウガラス14のほぼ全面を車室内側(乗物室内側)から覆うことが可能な大きさとされる。シェード31としては、例えば、半透明シート、不透明シート、メッシュシート、織布等を例示することができる。また、シェード31の材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂材料を例示することができるが、これに限定されるものではない。
巻取軸32は、車両前後方向に長い形状をなしており、その両端部において格納ケース33に取り付けられている。巻取軸32は、その軸線を回動軸として回動可能に取り付けられている。巻取軸32には、スプリング(図示せず)が内蔵されており、スプリングの復元力によって巻取軸32が回転することで、シェード31を自動的に巻き取り可能な構成となっている。つまり、シェード31の上端部(シェードフレーム34を含む)は、巻取軸32側(図3の下側、巻き取り方向)に付勢される構成となっている。シェードフレーム34は、例えば金属製(アルミなど)とされ、図2に示すように、シェード31の上端部に沿う長手状をなしており、シェード31の上端部のほぼ全長に亘って取り付けられている。
また、サンシェード装置30は、シェードフレーム34を上下動させる移動装置40を備える。本実施形態では、移動装置40によって、シェードフレーム34が上下動することで、シェード31がウインドウガラス14を覆う展開状態(図2及び図5の状態)と、シェード31が格納ケース33の内部に収容される収容状態(図1及び図3の状態)の間で変更可能となっている。なお、格納ケース33は、図3に示すように、ドアトリム13とインナパネル11の間に配されており、シェード31は、格納ケース33の開口部33Aを通じて出し入れされる構成となっている。
移動装置40は、図1及び図2に示すように、モータ41(図2参照)と、モータ41の駆動に伴って回動するギヤ42,43と、ギヤ42に噛み合わされたギヤードワイヤ45と、ギヤ43に噛み合わされたギヤードワイヤ46と、ギヤ42,43を連結するシャフト47と、一対のガイドレール48,49と、を備える。ギヤ42,43は、車両前後方向に沿う軸が回動軸となるように設けられている。モータ41は複数のギヤを介してギヤ42と連結されている。モータ41の駆動によってギヤ42が回動すると、シャフト47を介してその回動が伝達され、ギヤ43が回動する構成となっている。なお、モータ41、ギヤ42,43、一対のギヤードワイヤ45,46は、例えば、ドアトリム13の車室外側に配されている。また、ガイドレール48は、ディビジョンバー20内部に収容され、ガイドレール49は、側枠部18内部に収容されている。
ギヤ42が回動することで、ギヤードワイヤ45は、図2の破線で示すように、ガイドレール48内を上昇可能とされる。また、ギヤ43が回動することで、ギヤードワイヤ46は、図2の破線で示すように、ガイドレール49内を上昇可能とされる。ギヤードワイヤ45,46の各上端には、スライダ53(摺動部材、図2において黒丸で示す)がそれぞれ接続されている。一対のスライダ53,53の各々は、シェードフレーム34の長手方向における両端部の各々にそれぞれ接続されており、ガイドレール48,49内部をそれぞれ摺動可能な構成となっている。
これにより、モータ41が駆動することで、ギヤ42,43が正転すると、各ギヤードワイヤ45,46がガイドレール48,49内をそれぞれ上昇する。これにより、一対のスライダ53,53が上昇することで、シェードフレーム34が上昇し、シェード31が展開される構成となっている。一方、モータ41が駆動することで、ギヤ42,43が逆転すると、各スライダがガイドレール48,49内をそれぞれ下降する。これにより、シェードフレーム34が下降することで、巻取軸32によってシェード31が巻き取られ、シェード31が格納ケース33内に格納される構成となっている。
格納ケース33は、図3に示すように、上方に開口された開口部33Aを有しており、開口部33Aを通じてシェード31を格納ケース33内から引き出すことが可能となっている。格納ケース33には、開口部33Aを開閉可能とする蓋部50が設けられている。格納ケース33は、車両前後方向に長い長手状をなしており、開口部33Aは、シェードフレーム34の長手方向(車両前後方向)に沿って延びる形状をなしている。蓋部50は、開口部33Aに倣う長手状をなしている。
蓋部50は、格納ケース33における開口部33Aの開口端のうち車室内側(図3の左側)の部分33Bに対してヒンジ軸51を介して取り付けられている。ヒンジ軸51は、車両前後方向に延びており、蓋部50の回動軸を構成するものとされる。また、図3に示すように、ヒンジ軸51には、モータ52(回動装置)が接続されている。モータ52を駆動させることで、ヒンジ軸51ひいては蓋部50を回動させることが可能となっている。これにより、蓋部50は、開口部33Aに対して車室内側に配される回動軸(ヒンジ軸51)を中心として回動可能とされ、開口部33Aを閉塞する閉位置(図3及び図5参照)と開口部33Aを開放する開位置(図4参照)との間で回動変位することが可能な構成となっている。
また、サンシェード装置30は、モータ41及びモータ52の駆動を制御する制御部35(図2参照)を備えている。モータ41及びモータ52は制御部35に対して、それぞれ電気的に接続されている。なお、制御部35としては、例えば、車両に搭載されたECUを例示することができるが、これに限定されない。なお、モータ41及びモータ52としては、例えばパルスモータを用いることができる。制御部35は、モータ41及びモータ52に対してそれぞれ所定数の駆動パルスを出力することで、モータ41及びモータ52をそれぞれ所定量(所定の回転角度)だけ回動させることができる。
また、図4に示すように、シェード31は巻取軸32の外周面のうち、車室外側の一部を始点32Aとして上方に引き出される。このため、側面視においてシェード31は、蓋部50が開いている状態では、始点32Aとシェードフレーム34とを結ぶ直線状をなす。一方、展開状態及び蓋部50が閉位置にある状態では、図5に示すように、蓋部50の先端部50A(回動軸と反対側の周端部)がシェード31の下部を車室外側(乗物室外側)に押圧する構成となっている。これにより、シェード31において蓋部50によって押圧された部分は、車室外側に変位することになる。この結果、側面視においてシェード31は、車室外側にわずかに突き出す形で屈曲した形状をなす。
次に本実施形態の作用について説明する。図3に示す格納状態において、乗員が車両(例えば運転席付近)に設けられたスイッチを操作すると、制御部35は、モータ52を駆動させ、蓋部50を開位置まで回動させる。その後、制御部35はモータ41を駆動させ、シェードフレーム34を上昇させる。これにより、シェード31が開口部33Aを通じて格納ケース33から引き出される(図4参照)。そして、シェード31が展開状態となった後、モータ52を駆動させ、蓋部50を閉位置まで回動させる。
これにより、図5及び図6に示すように、展開されたシェード31の下部は、蓋部50によって車室外側に押圧される。なお、本実施形態では、格納ケース33の上端部における車室外側の部分は、車室外側に突き出したフランジ部33Dとされる。このため、本実施形態では、蓋部50によって押圧されることで、シェード31は、図6に示すように、格納ケース33の内面と、蓋部50の先端部50Aの2箇所で屈曲された形状をなす。具体的には、巻取軸32から引き出されたシェード31は、格納ケース33の内面に沿って上方に延びた後、フランジ部33Dの車室内側の端部を起点として車室外側且つ上方に向かう形で延び、その後、先端部50Aを起点として、車室内側且つ上方に向かう形で延びる形状をなしている。
なお、モータ41及びモータ52として、パルスモータを用いる場合には、制御部35は、各モータに出力する駆動パルスの数をカウントすることで、蓋部50の回動量やシェードフレーム34の変位量を検知することができる。つまり、制御部35は、蓋部50が開位置になった事態や、シェード31が展開状態となった事態を駆動パルスのカウント数に基づいて検知することができる。
次に本実施形態の効果について説明する。上記構成によれば、蓋部50のヒンジ軸51(回動軸)が開口部33Aに対して車室内側に配されている。このため、開位置にある蓋部50が開口部33Aよりも車室内側に配されることになり、開口部33Aに物が入り込む事態を抑制できる。このため、シェード展開動作時において、蓋部50が開位置にある際に開口部33Aに物が入り込む事態を抑制できる。また、展開状態では蓋部50が閉位置にあるから、開口部33Aに物が入り込む事態をより確実に抑制できる。さらに、蓋部50が開口部33Aよりも車室内側に配されることで、乗員が開口部33Aを視認する事態を抑制できる。これにより、例えば、開口部33Aを通じて巻取軸32が視認される事態を抑制でき、意匠性をより高くすることができる。
また、閉位置にある蓋部50がシェード31を車室外側に押圧する構成であるから、シェード31を車室外側(乗員から遠ざかる側)に変位させることができ、シェード31による乗員の圧迫感を低減することができる。また、比較例のサンシェード装置3(図7参照)のように蓋部5のヒンジ軸5A(回動軸)が車室外側に配される構成であれば、展開状態においては、蓋部50が起立状態となり、シェード31の基端部と重なることで、乗員の視界を妨げる虞がある。本実施形態では、展開状態において蓋部50が閉位置にあるから、シェード31と蓋部50が重なる事態を抑制できる。仮に、図7の比較例において、展開状態で蓋部5を閉じた場合には、シェード31が蓋部5に押圧され、車室内側に変位することになり、乗員に圧迫感を与える事態が懸念される。この点、本実施形態では、蓋部50を閉じることでシェード31を車室外側に変位させることができ、好適である。
また、蓋部50を開位置と閉位置との間で回動させるモータ52を備える。このような構成とすれば、シェード31を格納ケース33から引き出す際には、蓋部50を開位置にすることで、シェード31が蓋部50と干渉する事態を抑制できる。そして、シェード31の引き出しが完了し、展開状態となった後、蓋部50を閉位置に回動させることで、蓋部50によってシェード31を車室外側に押圧することができる。このため、シェード31の展開動作時にシェード31が蓋部50に摺動する事態を抑制でき、摺動音の発生を抑制できると共に滑らかにシェード31を展開させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8によって説明する。本実施形態では、蓋部50の回動機構及び格納ケースの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のサンシェード装置130では、ヒンジ軸51にトーションバネ152が取り付けられており、このトーションバネ152によって、蓋部50が閉位置に向かうように付勢されている。なお、シェード31を展開する際には、トーションバネ152の付勢力に抗して、シェードフレーム34を上昇させることで、蓋部50を開くことができる。
次に、本発明の実施形態2を図8によって説明する。本実施形態では、蓋部50の回動機構及び格納ケースの構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のサンシェード装置130では、ヒンジ軸51にトーションバネ152が取り付けられており、このトーションバネ152によって、蓋部50が閉位置に向かうように付勢されている。なお、シェード31を展開する際には、トーションバネ152の付勢力に抗して、シェードフレーム34を上昇させることで、蓋部50を開くことができる。
また、本実施形態では、格納ケース133を構成する車室外側壁部133Aが、実施形態1の格納ケース33と比べて、車室外側に配されている。この結果、蓋部50に押圧されたシェード31は、蓋部50の先端部50Aの1箇所で屈曲された形状をなしている。なお、上記実施形態1の構成は、実施形態2の構成と比べて、格納ケースの車室内外方向の長さを小さくすることができる。また、実施形態1の構成では、実施形態2の構成と比べて、シェード31の屈曲箇所が多いことからシェード31の引き出し量を大きくすることができる。これにより、実施形態1の構成では巻取軸32によるシェード31の巻取力をより大きくすることができ、シェード31の張力を大きくすることができる。これにより、シェード31の弛みなどをより確実に抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態で例示したサンシェード装置は、車両用に限定されず、ウインドウガラスを備える種々の乗物に搭載することが可能である。
(2)上記実施形態では、サイドウインドウガラスを覆うサンシェード装置を例示したが、これに限定されない。例えば、リアウインドウガラスを覆うサンシェード装置に本発明を適用してもよい。
(3)上記実施形態では、移動装置として、一対のギヤードワイヤを一対のガイドレール内において上下動させるものを例示したが、これに限定されない。移動装置は、シェードフレーム34をウインドウガラスの表面に沿って移動可能な構成のものであればよく、例えば、伸縮可能なリンク機構によってシェードフレームを移動させるものや、ウインドウガラスに沿って上下動するシャフトによってシェードフレーム34を押し上げる構成のものであってもよい。
(4)上記実施形態では、モータ41,52としてパルスモータを例示したが、これに限定されず、モータの種類は適宜変更可能であり、例えばロータリーエンコーダを備えるサーボモータを用いてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態で例示したサンシェード装置は、車両用に限定されず、ウインドウガラスを備える種々の乗物に搭載することが可能である。
(2)上記実施形態では、サイドウインドウガラスを覆うサンシェード装置を例示したが、これに限定されない。例えば、リアウインドウガラスを覆うサンシェード装置に本発明を適用してもよい。
(3)上記実施形態では、移動装置として、一対のギヤードワイヤを一対のガイドレール内において上下動させるものを例示したが、これに限定されない。移動装置は、シェードフレーム34をウインドウガラスの表面に沿って移動可能な構成のものであればよく、例えば、伸縮可能なリンク機構によってシェードフレームを移動させるものや、ウインドウガラスに沿って上下動するシャフトによってシェードフレーム34を押し上げる構成のものであってもよい。
(4)上記実施形態では、モータ41,52としてパルスモータを例示したが、これに限定されず、モータの種類は適宜変更可能であり、例えばロータリーエンコーダを備えるサーボモータを用いてもよい。
14…ウインドウガラス、30,130…サンシェード装置、31…シェード、32…巻取軸、33…格納ケース、33A…開口部、50…蓋部、50A…蓋部の先端部(蓋部における回動軸と反対側の周端部)、51…ヒンジ軸(回動軸)、52…モータ(回動装置)
Claims (2)
- 乗物に設けられたウインドウガラスを乗物室内側から覆うことが可能なシェードと、
前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、
前記シェードを引き出すことが可能な開口部を有し、前記巻取軸が格納される格納ケースと、
前記開口部に対して乗物室内側に配される回動軸を中心として回動可能とされ、前記開口部を閉塞する閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で回動変位することが可能な蓋部と、を備え、
前記シェードが前記ウインドウガラスを覆う展開状態においては、前記閉位置にある前記蓋部における前記回動軸と反対側の周端部が前記シェードを乗物室外側に押圧する構成であるサンシェード装置。 - 前記蓋部を前記開位置と前記閉位置との間で回動させる回動装置を備える請求項1に記載のサンシェード装置。
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2016
- 2016-11-04 JP JP2016215955A patent/JP2018070087A/ja active Pending
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2017
- 2017-10-30 DE DE102017125391.2A patent/DE102017125391A1/de not_active Ceased
Cited By (2)
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KR20190137187A (ko) * | 2018-05-30 | 2019-12-11 | 현대자동차주식회사 | 차량용 윈도우커튼 장치 |
KR102542957B1 (ko) | 2018-05-30 | 2023-06-14 | 현대자동차주식회사 | 차량용 윈도우커튼 장치 |
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DE102017125391A1 (de) | 2018-05-09 |
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