JP5071036B2 - 自動車用ルーフシェード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両における屋根部の透光性ルーフパネルの下において遮光部材を開閉する自動車用ルーフシェード装置に関するものである。
モータの駆動力をケーブルによりスライドルーフに伝え、開閉する装置が知られている(例えば特許文献1)。
実開昭56−59418号公報
ところが、複数の遮光材を移動させるには遮光材の数と同じ数のモータおよび移動機構が必要となり、構造が複雑化する問題がある。具体的には、例えば2つのロールシェードを用いた場合、各ロールシェード毎の2つモータおよび2つの駆動伝達機構が必要であった。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、簡単な構造にて開閉方向の違う遮光部材を開閉することができる自動車用ルーフシェード装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、車両における屋根部の透光性ルーフパネルの下に配置され、遮光布が巻取方向に付勢されるとともに引き出した遮光布により透光性ルーフパネルにおける第1領域を遮光するための第1のロールシェードと、前記透光性ルーフパネルの下に配置され、遮光布が巻取方向に付勢されるとともに引き出した遮光布により透光性ルーフパネルにおける前記第1領域とは異なる第2領域を遮光するための第2のロールシェードと、前記透光性ルーフパネルの下において前記第1領域を挟んで配置され、前記第1のロールシェードの遮光布の引出端部に幅方向に沿ったガーニッシュを案内する第1の一対のガイドレールと、前記透光性ルーフパネルの下において前記第2領域を挟んで配置され、前記第2のロールシェードの遮光布の引出端部に幅方向に沿ったガーニッシュを案内する第2の一対のガイドレールと、ループをなし、前記第1の一対のガイドレールと第2の一対のガイドレールの間において交差して張設され、前記第1のロールシェードのガーニッシュおよび前記第2のロールシェードのガーニッシュが固定されたケーブルと、前記ケーブルを正逆方向に移動させ、この移動に伴い前記第1のロールシェードのガーニッシュと前記第2のロールシェードのガーニッシュとを同期して移動させて前記第1のロールシェードの遮光布と前記第2のロールシェードの遮光布とを同期して開閉動作させる単一の操作手段と、を備えたことを要旨とする。
これによって、単一の操作手段により、ケーブルが正逆方向に移動させられる。この移動に伴い第1のロールシェードのガーニッシュと第2のロールシェードのガーニッシュとが同期して移動し、開閉方向の違う第1のロールシェードの遮光布と第2のロールシェードの遮光布とが同期して開閉動作する。よって、単一の操作手段を用いて第1および第2のロールシェードの遮光布を同期して開閉動作することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の自動車用ルーフシェード装置において、前記第1の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置するとともに、前記第2の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置してもよい。
請求項に記載のように、請求項1又は2に記載の自動車用ルーフシェード装置において、第1のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材、および、第2のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材を、前記第1領域と第2領域の間に配置してもよい。
請求項に記載のように、請求項1又は2に記載の自動車用ルーフシェード装置において、第1のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材、および、第2のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材を、前記第1領域と第2領域とを挟んだ位置に配置してもよい。
請求項5に記載のように、請求項3又は4に記載の自動車用ルーフシェード装置において、前記第1の一対のガイドレールと前記第2の一対のガイドレールを別構成とし、前記第1の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置するとともに、前記第2の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置し、前記ケーブルは前記第1領域と第2領域の間において交差してもよい。
本発明の自動車用ルーフシェード装置によれば、簡単な構造にて開閉方向の違う遮光部材を開閉することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に自動車1の側面を示し、車両における屋根部には透光性の樹脂ルーフパネル10が配置されている。これにより乗員は樹脂ルーフパネル10を通して車室内から車外を視認することができる。
図2には自動車の天井部の断面を示す。図3は、図2のB矢視、即ち、車室内から天井部を見上げたときの図である。図3のA−A線での縦断面を図4に示す。本実施形態における自動車用ルーフシェード装置は、図3に示すように、ロールシェード20と、ロールシェード30と、一対のガイドレール40a,40bと、一対のガイドレール41a,41bと、ケーブル50と、駆動部60とを備えている。
図2,3に示すように、金属よりなる天井の枠体11には四角形状をなす開口部12が形成され、開口部12において樹脂ルーフパネル10が嵌め込まれている。図4で説明すると、左右のサイドメンバー11aの間に樹脂ルーフパネル10が配置されている。
また、図2,3に示すように、車室内において樹脂ルーフパネル10の下に第1のロールシェード20と第2のロールシェード30が配置されている。
図2,3に示すように、第1のロールシェード20は、円筒状の巻取部材21と遮光布22とガーニッシュ23を有している。円筒状の巻取部材21に対し遮光布22の一端が固定されている。また、付勢手段(図示略)により遮光布22は巻取部材21に対し巻取方向に付勢され、遮光布22が巻取部材21に巻き取られている。巻取部材21は樹脂ルーフパネル10における前後方向の中央部において図3に示すように左右に延びるように配置され、巻取部材21の両端が樹脂ルーフパネル10の下側に固定されている。また、第1のロールシェード20の遮光布22の引出端部にはガーニッシュ23が設けられ、ガーニッシュ23は遮光布22の幅方向、即ち、車両の左右方向に沿って延びている。引き出した遮光布22により透光性の樹脂ルーフパネル10における前側半分(第1領域Z1)を遮光することができる。
第2のロールシェード30も第1のロールシェード20と同様の構成をなし、第2のロールシェード30の巻取部材31は第1のロールシェード20の巻取部材21と隣接して配置され、樹脂ルーフパネル10における後ろ半分(第1領域Z1とは異なる第2領域Z2)を遮光する。詳しくは、第2のロールシェード30は、円筒状の巻取部材31と遮光布32とガーニッシュ33を有している。円筒状の巻取部材31に対し遮光布32の一端が固定されている。また、付勢手段(図示略)により遮光布32は巻取部材31に対し巻取方向に付勢され、遮光布32が巻取部材31に巻き取られている。巻取部材31は樹脂ルーフパネル10における前後方向の中央部において図3に示すように左右に延びるように配置され、巻取部材31の両端が樹脂ルーフパネル10の下側に固定されている。また、第2のロールシェード30の遮光布32の引出端部にはガーニッシュ33が設けられ、ガーニッシュ33は遮光布32の幅方向、即ち、車両の左右方向に沿って延びている。引き出した遮光布32により透光性の樹脂ルーフパネル10における後ろ半分(第2領域Z2)を遮光することができる。
図2に示すように、2本の巻取部材21,31は内装トリム(カバー)K1にて覆われ、乗員からは見えないようになっている。
車室内での樹脂ルーフパネル10の下において、図3に示すように、一対のガイドレール(第1の一対のガイドレール)40a,40bが第1領域Z1を挟んで配置されている。同様に、車室内での樹脂ルーフパネル10の下において一対のガイドレール(第2の一対のガイドレール)41a,41bが第2領域Z2を挟んで配置されている。この一対のガイドレール40a,40bおよび一対のガイドレール41a,41bにより樹脂ルーフパネル10における前半分(第1領域Z1)および後ろ半分(第2領域Z2)において、第1のロールシェード20のガーニッシュ23および第2のロールシェード30のガーニッシュ33が案内される。
詳しくは、図4に示すように樹脂ルーフパネル10の下面において断面コ字状の樹脂製ガイドレール41aが樹脂ルーフパネル10と一体的に形成されている。他のガイドレール40a,40b,41bも同様な構成となっている。一方、図4,5に示すようにガーニッシュ33の先端にはホルダ46が設けられ、このホルダ46がケーブル(ワイヤ)50に固定されたケーブルホルダ51と係合して固定されている。他のガイドレール40a,40b,41bでの構成も同様である。このようにして、第1のロールシェード20のガーニッシュ23および第2のロールシェード30のガーニッシュ33がケーブル50に固定されており、レール40a〜41b内においてケーブル50が移動するとホルダ51,46も一緒にレール40a〜41bに案内されながら摺動し、これにより、ガーニッシュ23,33が移動する。ここで、ガイドレール40a,40b,41a,41bは図4に示すように内装トリム14により覆われている。
図3のケーブル50は、ループをなし、一対のガイドレール40a,40bと一対のガイドレール41a,41bの間において交差して張設されている。
詳しくは、図3において四角形状をなす樹脂ルーフパネル10における左上隅(車両では前側右隅)にはガイドプーリ52a,52bが、左下隅(車両では前側左隅)にはガイドプーリ52c,52dが、右上隅(車両では後ろ側右隅)にはガイドプーリ52eが、右下隅(車両では後ろ側左隅)にはガイドプーリ52fが配置されている。また、樹脂ルーフパネル10の周囲には複数のケーブル案内用パイプ53a,53b,53c,53d1,53d2,53e,53fが配置されている。ケーブル案内用パイプ53aはガイドプーリ52aとガイドレール41aの一端との間において延設されている。ケーブル案内用パイプ53bはガイドプーリ52eとガイドレール40aの一端との間において延設されている。ケーブル案内用パイプ53a,53bは、ガイドレール40aとガイドレール41aの間、即ち、樹脂ルーフパネル10における前後方向の中央部において交差している。ケーブル案内用パイプ53cはガイドプーリ52aとガイドプーリ52dとの間において延設されている。ケーブル案内用パイプ53d1,53d2はガイドプーリ52bとガイドプーリ52cとの間において延設されている。ケーブル案内用パイプ53c,53d2は交差している。ケーブル案内用パイプ53eはガイドプーリ52cとガイドレール41bの一端との間において延設されている。ケーブル案内用パイプ53fはガイドプーリ52fとガイドレール40bの一端との間において延設されている。ケーブル案内用パイプ53e,53fは、ガイドレール40bとガイドレール41bの間、即ち、樹脂ルーフパネル10における前後方向の中央部において交差している。
ケーブル50はパイプ53a〜53f内に通ってガイドプーリ52a〜52fに巻き掛けられている。ガイドプーリ52a,52e間においてはケーブル50が、ケーブル案内用パイプ53a内およびガイドレール41a内を通っている。ガイドプーリ52b,52e間においてはケーブル50が、ガイドレール40a内およびケーブル案内用パイプ53b内を通っている。ガイドプーリ52a,52d間においてはケーブル50がケーブル案内用パイプ53c内を通っている。ガイドプーリ52b,52c間においては、ケーブル50が後述する駆動部60を挟むように配置されたケーブル案内用パイプ53d1,53d2内を通っている。ガイドプーリ52c,52f間においてはケーブル50が、ケーブル案内用パイプ53e内およびガイドレール41b内を通っている。ガイドプーリ52d,52f間においてはケーブル50が、ガイドレール40b内およびケーブル案内用パイプ53f内を通っている。
単一の操作手段としての駆動部60は、ケーブル50に連結されている。図6には駆動部60の概略構成を示す。
図6において駆動部60は電動モータ61とウォーム62とウォームホイール63とドラム64を備えている。電動モータ61の出力軸にはウォーム62が連結され、ウォーム62にはウォームホイール63が噛み合っている。ウォームホイール63に連結されたドラム64にはケーブル50が固定されている。電動モータ61の出力軸が回転するとウォーム62およびウォームホイール63を介してドラム64が回転してケーブル50を正逆方向に移動させる。電動モータ61は操作スイッチにより正逆回転駆動されるようになっている。
次に、このように構成した自動車用ルーフシェード装置の作用を説明する。
駆動部60のモータ61を駆動してケーブル50を正逆方向に移動させる。この移動に伴い第1のロールシェード20のガーニッシュ23と第2のロールシェード30のガーニッシュ33とが同期して移動する。これにより、開閉方向の違う第1のロールシェード20の遮光布22と第2のロールシェード30の遮光布32とが同期して開閉動作する。
詳しくは、図2,3において、第1のロールシェード20のガーニッシュ23は前方に移動することにより遮光布22が引き出される。つまり、ガーニッシュ23の前方への移動が閉動作であり、ガーニッシュ23の後方への移動が開動作である。また、第2のロールシェード30のガーニッシュ33は後方に移動することにより遮光布32が引き出される。つまり、ガーニッシュ33の後方への移動が閉動作であり、ガーニッシュ33の前方への移動が開動作である。
このようにして、2つのロールシェード20,30について、モータ61を正回転駆動することにより、遮光布22,32を樹脂ルーフパネル10における中央部分から前後に引き出すことができる。また、モータ61を逆回転駆動することにより、遮光布22,32を樹脂ルーフパネル10における前後から中央部分に巻き戻すことができる。
比較例として、ケーブルを押し引きで使用する場合においては、ガイドレールにC型断面が必要であり、このため、アルミ押し出し材を使用し、質量増、コスト高の原因になる。これに対し図3のようにケーブル(ワイヤ)50をループにすることで常にテンションをかけ、この状態でケーブル(ワイヤ)50をモータ61で駆動することで、シェードの開方向、閉方向共引っ張りで使うことができる。よって、ガイドレール40a,40b,41a,41bをC型断面ではなくコの字断面とすることが可能となり、ガイドレール40a,40b,41a,41bを樹脂のインジェクションで成形できる断面にでき、質量、コストを低減することができる。特に、ルーフパネルを樹脂で成形するルーフモジュールにおいてガイドレール部を一体成形すると、質量、コストをより低減することができる。また、上記の比較例は押し引きで使用するため、ケーブルの配策が一方通行で、2個のシェードを同時に反対方向に開閉することができない。しかし、図3のようにケーブル50がループになっているため、ケーブルを交差させることにより(行きと帰りのケーブルを入れ変えることにより)、開閉方向の違うシェード(ロールシェード20,30)を駆動することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)自動車用ルーフシェード装置として、第1のロールシェード20と、第2のロールシェード30と、第1の一対のガイドレール40a,40bと、第2の一対のガイドレール41a,41bと、ケーブル50と、単一の操作手段としての駆動部60とを備えている。ケーブル50は、ループをなし、第1の一対のガイドレール40a,40bと第2の一対のガイドレール41a,41bの間において交差して張設され、第1のロールシェード20のガーニッシュ23および第2のロールシェード30のガーニッシュ33が固定されている。駆動部60は、ケーブル50を正逆方向に移動させ、この移動に伴い第1のロールシェード20のガーニッシュ23と第2のロールシェード30のガーニッシュ33とを同期して移動させて第1のロールシェード20の遮光布22と第2のロールシェード30の遮光布32とを同期して開閉動作させる。これにより、簡単な構造にて開閉方向の違う遮光部材としての遮光布を開閉することができる自動車用ルーフシェード装置を提供することができる。広義には、複数のロールシェードを単一の操作手段を用いて開閉する構成とすることにより、複数のロールシェードについての開閉動作が連動性に優れ、かつ、駆動のための構造が簡単なものとなる。
(2)図3に示すように、第1のロールシェード20における遮光布22を巻き取る巻取部材21、および、第2のロールシェード30における遮光布32を巻き取る巻取部材31を、第1領域Z1と第2領域Z2の間に配置した。これにより、安定した開閉動作を行うことができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
巻取部材21、31の両端が車体側に固定されていてもよい。
操作手段として、図6のモータ61による駆動部60を用いたが、これに限ることなく、手動による操作手段を用いてもよく、具体的には例えば乗員によりハンドルを回すことにより図6のドラム64を回転させる構成としてもよい。
図2,3では中央から前後に引き出す方式、即ち、巻取部材21,31は樹脂ルーフパネル10における前後方向の中央部に配置したが、図7,8に示すように、前後から中央に引き出す方式としてもよい。詳しくは、巻取部材21がルーフパネル10における前端に配置されるとともに巻取部材31が樹脂ルーフパネル10における後端に配置されている。ガーニッシュ23は後方に移動することにより遮光布22が引き出され、また、ガーニッシュ33は前方に移動することにより遮光布22が引き出される。この図7,8の場合も、駆動部60により(モータ駆動により)ケーブル50を正逆方向に移動させ、この移動に伴い第1のロールシェード20のガーニッシュ23と第2のロールシェード30のガーニッシュ33とを同期して移動させる。これにより、第1のロールシェード20の遮光布22と第2のロールシェード30の遮光布32とを同期して開閉動作させることができる。このようにして、第1のロールシェード20における遮光布22を巻き取る巻取部材21、および、第2のロールシェード30における遮光布32を巻き取る巻取部材31を、第1領域Z1と第2領域Z2とを挟んだ位置に配置する。これにより、シェードの全開状態においては第1領域Z1と第2領域Z2の間、即ち、樹脂ルーフパネル10における前後方向の中央部には車外を見る上での障害物が無く車外を見やすくできる。
また、ロールシェードは2つではなく3つ以上設けて単一の操作手段にて開閉してもよい。具体的には、図3に代わる図9に示すように、ロールシェード20,30,70を設け、ロールシェード20により第1領域Z1を遮光し、ロールシェード30により第2領域Z2を遮光し、ロールシェード70により第3領域Z3を遮光する。第3領域Z3を挟んで配置された一対のガイドレール42a,42bと、一対のガイドレール41a,41bの間において、ケーブル案内用パイプ53gとケーブル案内用パイプ53bが交差するとともにケーブル案内用パイプ53hとケーブル案内用パイプ53fが交差している。なお、ロールシェード70もロールシェード20,30と同様に、円筒状の巻取部材71と遮光布72とガーニッシュ73を有している。
また、図10,11に示すように、前方向引き出し方式のロールシェード20,30を2本設けてもよい。即ち、巻取部材21はルーフパネル10における前後方向の中央部に配置するとともに巻取部材31は樹脂ルーフパネル10における後端に配置する。図10,11の場合には、ケーブル50は樹脂ルーフパネル10における第1領域Z1および第2領域Z2の間において交差させない。ガーニッシュ23は前方に移動することにより遮光布22が引き出され、また、ガーニッシュ33も前方に移動することにより遮光布32が引き出される。
ケーブル案内用パイプ53a〜53hは、必ずしも設ける必要はない。図12に示すように、ケーブル50の交差部付近等、ケーブル50の動作方向が変わる位置に、ケーブル50が干渉しないように、例えば小型プーリ等の案内部材A1〜A14を設けてもよい。
本実施形態における自動車の側面図。 自動車の天井部の断面図。 車室内から天井部を見上げたときの図。 図3のA−A線での縦断面図。 図4のA−A線での縦断面図。 駆動部の概略構成図。 別例における自動車の天井部の断面図。 別例における車室内から天井部を見上げたときの図。 別例における車室内から天井部を見上げたときの図。 別例における自動車の天井部の断面図。 別例における車室内から天井部を見上げたときの図。 別例における車室内から天井部を見上げたときの図。
符号の説明
10…樹脂ルーフパネル、20…第1のロールシェード、21…巻取部材、22…遮光布、23…ガーニッシュ、30…第2のロールシェード、31…巻取部材、32…遮光布、33…ガーニッシュ、40a,40b…一対のガイドレール、41a,41b…一対のガイドレール、50…ケーブル、60…駆動部、Z1…第1領域、Z2…第2領域。

Claims (5)

  1. 車両における屋根部の透光性ルーフパネルの下に配置され、遮光布が巻取方向に付勢されるとともに引き出した遮光布により透光性ルーフパネルにおける第1領域を遮光するための第1のロールシェードと、
    前記透光性ルーフパネルの下に配置され、遮光布が巻取方向に付勢されるとともに引き出した遮光布により透光性ルーフパネルにおける前記第1領域とは異なる第2領域を遮光するための第2のロールシェードと、
    前記透光性ルーフパネルの下において前記第1領域を挟んで配置され、前記第1のロールシェードの遮光布の引出端部に幅方向に沿ったガーニッシュを案内する第1の一対のガイドレールと、
    前記透光性ルーフパネルの下において前記第2領域を挟んで配置され、前記第2のロールシェードの遮光布の引出端部に幅方向に沿ったガーニッシュを案内する第2の一対のガイドレールと、
    ループをなし、前記第1の一対のガイドレールと第2の一対のガイドレールの間において交差して張設され、前記第1のロールシェードのガーニッシュおよび前記第2のロールシェードのガーニッシュが固定されたケーブルと、
    前記ケーブルを正逆方向に移動させ、この移動に伴い前記第1のロールシェードのガーニッシュと前記第2のロールシェードのガーニッシュとを同期して移動させて前記第1のロールシェードの遮光布と前記第2のロールシェードの遮光布とを同期して開閉動作させる単一の操作手段と、
    を備えたことを特徴とする自動車用ルーフシェード装置。
  2. 前記第1の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置するとともに、
    前記第2の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ルーフシェード装置。
  3. 第1のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材、および、第2のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材を、前記第1領域と第2領域の間に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ルーフシェード装置。
  4. 第1のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材、および、第2のロールシェードにおける遮光布を巻き取る巻取部材を、前記第1領域と第2領域とを挟んだ位置に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ルーフシェード装置。
  5. 前記第1の一対のガイドレールと前記第2の一対のガイドレールを別構成とし、
    前記第1の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置するとともに、
    前記第2の一対のガイドレールの外側に、前記ケーブルの移動時において該ガイドレール内を通る前記ケーブルと反対方向に移動するように前記ケーブルを配置し、
    前記ケーブルは前記第1領域と第2領域の間において交差したことを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車用ルーフシェード装置。
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