JP2020029201A - 乗物用内装材 - Google Patents

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夏樹 三戸
誠 堀場
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Abstract

【課題】開口部における乗物室内側の開口端部が変形する事態を抑制する。【解決手段】トリム本体部21と、シェード31と、巻取軸32と、ケース33をトリム本体部21と共に構成するケース構成部材36と、フレーム34と、ノブ35と、トリム本体部21を補強する補強部材70と、を備え、ケース33の開口部37における車室内側の開口端部39がトリム本体部21の上端部によって構成され、補強部材70は、トリム本体部21における上端部に対して取り付けられる第1取付部73と、トリム本体部21と巻取軸32との間に配されると共に、トリム本体部21に対して車室外側から当接することでトリム本体部21の車室外側への変位を規制する壁部71Aと、壁部71Aに対して第1取付部73とは反対側に配され、トリム本体部21に取り付けられる第2取付部74と、を備えることに特徴を有する。【選択図】図3

Description

本明細書で開示される技術は、乗物用内装材に関する。
従来、サンシェード装置を備える乗物用内装材として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。下記特許文献1には、シェードを巻き取ることが可能な巻取軸が格納されるケースを備え、ケースは内装材本体部(ドアトリム本体)に対して取り付けられている。シェードには、ノブ(取っ手)が設けられ、乗員はノブを把持することでシェードを引き出すことが可能となっている。また、このような乗物用内装材としては、ケースの一部が内装材本体部によって構成されているものが知られている。このような構成とすれば、ケースに係るコストの低減や軽量化、及び乗物用内装材の薄型化等を図ることができる。また、このようなケースにはシェードを外部に引き出すための開口部が形成されている。ケースの一部を内装材本体部によって構成する場合には、開口部の開口端部において乗物室内側に配される部分を内装材本体部によって構成すると共に、開口部の開口端部において乗物室外側に配される部分をケースの他部を構成する専用部材によって構成することが考えられる。
特開2000−62462号公報
上記構成のように、開口部の開口端部が2つの部材によって分割構成されている場合には、開口端部の剛性が低くなり易い。シェード巻取り時においては、巻取軸に向かって変位するノブが開口端部を押圧する場合がある。ここで、開口端部において乗物室内側に配される部分の剛性が低いと、ノブによって押圧された際に、当該部分が乗物室内側に変位し、開口部の寸法が大きくなってしまう。この結果、ノブが開口部に嵌り込んでしまう事態や開口部を通過してケース内に入り込んでしまう事態等が懸念される。
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、開口部における乗物室内側の開口端部が変形する事態を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される技術は、板状をなす内装材本体部と、乗物に設けられたウインドウガラスを乗物室内側から覆うことが可能なシェードと、前記内装材本体部に対して乗物室外側に配され、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、前記巻取軸を少なくとも乗物室外側から覆うことで前記巻取軸が格納されるケースを前記内装材本体部と共に構成するケース構成部材と、前記シェードにおける前記巻取軸とは反対側の端部に設けられ、前記ケースに格納される長手状のフレームと、前記フレームに設けられ、前記シェード及び前記フレームを前記ケースから引き出す際に摘むことが可能なノブと、前記内装材本体部と前記ケース構成部材の間に配され、前記内装材本体部を補強する補強部材と、を備え、前記ケースは、前記シェード及び前記フレームを前記ケース内から外部に引き出すことが可能な開口部を有しており、前記ノブは、前記ケースにおける前記開口部の開口端部に対して前記巻取軸と反対側から係止する構成とされ、前記開口部における乗物室内側の開口端部が前記内装材本体部の端部によって構成され、前記補強部材は、前記内装材本体部における前記端部に対して取り付けられる第1取付部と、前記内装材本体部と前記巻取軸との間に配されると共に、前記内装材本体部に対して乗物室外側から当接することで前記内装材本体部の乗物室外側への変位を規制する規制部と、前記規制部に対して前記第1取付部とは反対側に配され、前記内装材本体部に取り付けられる第2取付部と、を備えることに特徴を有する。
補強部材を備えることで、開口部を構成する内装材本体部の端部の剛性をより高くすることができる。これにより、開口部における乗物室内側の開口端部がフレームやノブによって押圧された際に変形する事態を抑制することができる。この結果、開口端部が変形し、開口部の寸法が大きくなることで、開口部にノブが嵌る事態を抑制することができる。また、補強部材は、内装材本体部の乗物室外側への変位を規制する規制部を備えることから、内装材本体部が乗物室内側から押圧された場合に変形する事態を抑制することができる。
また、前記補強部材は、前記第1取付部と前記規制部とを繋ぐ連結部を備え、前記連結部の少なくとも一部は、前記ケース内に配された前記フレームに対して乗物室内側から当接することで前記フレームの乗物室内側への変位を規制する構成であるものとすることができる。連結部によって、ケースに対するフレームの出し入れをガイドすることができ、作業性を向上させることができる。
また、前記ケース構成部材は、前記巻取軸を全長に亘って乗物室外側から覆う構成とされ、前記補強部材は、前記巻取軸を長手方向の一部について乗物室内側から覆う構成とされ、前記一部は、前記巻取軸の長手方向において前記ノブと一致する箇所を含むものとすることができる。補強部材が巻取軸を全長に亘って覆う構成と比べて補強部材を短くすることで、軽量化を図ることができる。また、補強部材は、巻取軸の長手方向においてノブと一致する箇所に少なくとも配されることから、開口部の開口端部においてノブに対応する箇所の変形をより確実に抑制することができ、開口部にノブが嵌る事態をより確実に抑制することができる。
また、前記補強部材は金属によって構成されているものとすることができる。補強部材が例えば合成樹脂によって構成されている場合と比べて、剛性をより高くすることができる。なお、補強部材は、巻取軸を長手方向の一部について乗物室内側から覆う構成であるため、巻取軸を全長に亘って覆う構成と比べて、軽量化を図ることができる。このため、補強部材を金属製とした場合の重量の増加を抑制することができる。
また、当該乗物用内装材が乗物用のドアトリムとされ、前記内装材本体部は、オーナメントと、前記オーナメントの上方に配されるアッパーボードと、を備え、前記開口部における乗物室内側の開口端部は、前記アッパーボードの上端部によって構成され、前記第2取付部は、前記オーナメントに対して取り付けられているものとすることができる。補強部材がオーナメントとアッパーボードの双方に対して取り付けられている。このため、オーナメント及びアッパーボードのうちいずれか一方が他方に対して変位する事態を抑制でき、オーナメントとアッパーボードの見切り部(境界部)において隙間が生じる事態を抑制できるため、意匠性をより高くすることができる。
本発明によれば、開口部における乗物室内側の開口端部が変形する事態を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るドアトリムを示す正面図 ドアトリムが備えるサンシェード装置を示す分解斜視図 サンシェード装置を示す断面図(格納状態) サンシェード装置を示す断面図(展開状態) アッパーボードに対するオーナメントの取付構造を示す断面図 比較例において開口部の開口端部が変形した状態を示す断面図 比較例においてノブが開口部に嵌り込んだ状態を示す断面図
本発明の一実施形態を図1から図7によって説明する。本実施形態では、乗物用内装材として、車両のスライドドアを構成するドアトリム20(乗物用のドアトリム)を例示する。図1及び図2に示すように、ドアトリム20は、板状をなすトリム本体部21(内装材本体部)と、サンシェード装置30と、を備える。トリム本体部21は、スライドドアを構成するインナパネル(図示せず)を車室内側から覆う構成となっている。トリム本体部21は、図1に示すように、正面視において略方形状をなしている。トリム本体部21は、ロアボード22と、オーナメント23と、アッパーボード24と、を備える。なお、トリム本体部21は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料や、ケナフ等の木質系材料を合成樹脂材料に混合した材料等により形成されているが、トリム本体部21の材質は、これに限定されない。
アッパーボード24は、オーナメント23の上方に配されている。アッパーボード24は、トリム本体部21の上端部を主に構成する板状のアッパーボード本体部24Aを有する。アッパーボード本体部24Aは、車両前後方向に長い形状をなしており、その車両前端部は、他の部分に比して上下方向の長さが大きいものとされる。アッパーボード本体部24Aの車両前端部には、インサイドハンドル(図示せず)を取り付けることが可能なハンドル取付部25が設けられている。
オーナメント23は、上下方向においてロアボード22とアッパーボード24の間に配されている。オーナメント23は、意匠面を構成する板状のオーナメント本体部23Aを有する。なお、オーナメント本体部23Aには表皮材23E(図3参照)が貼り付けられている。オーナメント本体部23Aの上端部には、図2に示すように、車両前後方向(巻取軸の長手方向)に沿って複数並ぶ形で締結部26が設けられている。締結部26には、車室内外方向に貫通する貫通孔26Aが形成されている。そして、アッパーボード本体部24Aの裏面には取付ボス27が設けられている。締結部26は、図5に示すように、貫通孔26Aに挿通されたビス28によって取付ボス27に対して締結されている。
サンシェード装置30は、図2及び図3に示すように、シェード31と、シェード31を巻き取ることが可能な巻取軸32と、巻取軸32が格納されるケース33と、シェード31における巻取軸32とは反対側の端部に設けられ、車両前後方向に長い長手状のフレーム34と、フレーム34において長手方向の中央部に設けられたノブ35と、オーナメント23及びアッパーボード24を補強する補強部材70と、を備える。
ケース33は、トリム本体部21の一部(オーナメント23及びアッパーボード24)とケース構成部材36によって構成されている。ケース構成部材36は、図2に示すように、車室内側及び上方に開口された車両前後方向に長い略箱状をなしており、内部に巻取軸32が格納されている。つまり、ケース構成部材36は、巻取軸32を少なくとも車室外側(乗物室外側)から覆うことでトリム本体部21の一部と共にケース33を構成する部材である。巻取軸32は、オーナメント23に対して車室外側に配されている。また、アッパーボード24は、巻取軸32を上方から覆う形で配されている。
シェード31は、シート状の可撓性部材とされ、図4に示すように、車両に設けられたウインドウガラス11を車室内側(乗物室内側)から覆うことが可能な構成となっている。なお、シェード31は、ウインドウガラス11のほぼ全面を車室内側から覆うことが可能な大きさとされる。シェード31としては、例えば、半透明シート、不透明シート、メッシュシート、織布等を例示することができる。また、シェード31の材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂材料を例示することができるが、これに限定されるものではない。
巻取軸32は、車両前後方向に長い形状をなしており、その両端部においてケース構成部材36に取り付けられている。巻取軸32は、その軸線を回動軸として回動可能に取り付けられている。巻取軸32には、コイルスプリング(図示せず)が内蔵されており、コイルスプリングの復元力によって、巻取軸32が回転することで、シェード31を自動的に巻き取り可能な構成となっている。つまり、シェード31の上端部に設けられたフレーム34及びノブ35)は、巻取軸32側(図3の下側、巻き取り方向)に付勢される構成となっている。なお、乗員は、巻取軸32のコイルスプリングの復元力(付勢力)に抗してシェード31を上方へ引き出すことでシェード31を展開させることができる。
ケース33は、シェード31及びフレーム34をケース33内から外部(上方)に引き出すことが可能な開口部37(引き出し孔)を有している。これにより、シェード31は、ケース33に格納された格納状態(図3参照)と、ウインドウガラス11のほぼ全面を車室内側から覆う展開状態(図4参照)と、の間で変化可能な構成とされる。フレーム34は、図3に示すように、格納状態では、シェード31と共にケース33に格納される。また、展開状態においては、フレーム34に形成された取付孔34A(図2参照)に対してウインドウフレーム(図示せず)に形成されたフック(図示せず)を挿通させることで、シェード31を展開状態で保持することが可能となっている。
ノブ35は、シェード31及びフレーム34をケース33から引き出す際に乗員が摘むことが可能な構成となっている。ノブ35は、フレーム34に対して回動可能に取り付けられている。格納状態では、略水平姿勢にあるノブ35がケース33における開口部37の開口端部に対して上側(巻取軸32と反対側)から係止する構成とされる。また、ノブ35は、車室内側の端部が上方を向くように回動させることが可能となっている。これにより、乗員は、ノブ35を把持しつつシェード31を容易に引き上げることができる。
開口部37は、ケース構成部材36における壁部38と、アッパーボード24によって構成されている。図2に示すように、アッパーボード24の上端部は、車室外側に開口する凹形状をなしており、開口部37における車室内側の開口端部39及び車両前後方向の両側の開口端部41,42を構成するものとされる。一方、開口部37における車室外側の端部43は、壁部38の上端部40によって構成される。なお、図3に示すように、上端部40における車室外側の端部には下方に延びる延設壁部44が設けられ、延設壁部44には、ウェザーストリップ45が取り付けられている。また、壁部38においてフレーム34と対向する箇所には、緩衝材38Aが貼り付けられており、フレーム34と壁部38とが接触して異音が発生する事態を抑制することが可能となっている。
補強部材70は、トリム本体部21とケース構成部材36の間に配され、例えば金属の板材によって構成されている。補強部材70は、図3に示すように、断面視において車室外側に開口するU字状をなす補強部材本体部71と、アッパーボード24の上端部に対して取り付けられる第1取付部73と、オーナメント23に取り付けられる第2取付部74と、第1取付部73と補強部材本体部71とを繋ぐ連結部75と、を備える。
補強部材本体部71における車室内側の壁部71A(規制部)は、オーナメント23と巻取軸32との間に配され、オーナメント23に対して車室外側から当接することでオーナメント23の車室外側への変位を規制する構成となっている。第1取付部73は、連結部75の上端から車室内側(図3の左側)に延びており、上下方向に貫通された貫通孔73Aを有する。貫通孔73Aには、アッパーボード本体部24Aの上端部の裏面に形成された突起部24Bが上方から挿通されている。なお、突起部24Bは平面視(挿通方向の一方から視た場合)において十字状をなしているが、形状はこれに限定されない。
第2取付部74は、補強部材本体部71の下端部から下方に延びている。つまり、第2取付部74は、補強部材本体部71に対して第1取付部73とは反対側に配されている。第2取付部74は、車室内外方向(図3の左右方向)に貫通された貫通孔74Aを有している。一方、ケース構成部材36の壁部38は、下方に向かうにつれて車室内側に向かう形で延びており、壁部38における下面には、取付片46が車両前後方向に沿って複数並ぶ形で設けられている。
取付片46は、車室内外方向に貫通された貫通孔46Aを有している。オーナメント本体部23Aの裏面において第2取付部74及び取付片46と重なる箇所には、取付ボス23Bが形成されている。取付ボス23Bは、貫通孔74A及び貫通孔46Aに対して車室内側から挿通されており、取付ボス23Bには、ビス23Dが車室外側から取り付けられている。これにより、第2取付部74及び取付片46は、ビス23Dによってオーナメント本体部23Aに対して共締めされている。なお、第1取付部73及び第2取付部74は、例えば車両前後方向に沿って複数並んでいる。
連結部75は、ケース33内に配されたフレーム34に対して車室内側に配された壁部であり、フレーム34との間にわずかに隙間を空けて配されている。これにより連結部75は、フレーム34に対して車室内側から当接することでフレーム34の車室内側への変位を規制する構成となっている。なお、図2に示すように、ケース構成部材36は、巻取軸32を全長に亘って車室外側から覆う構成とされる。これに対して、補強部材70は、巻取軸32を長手方向の一部について車室内側から覆う構成とされる。具体的には、補強部材70は、巻取軸32の長手方向においてノブ35と一致する箇所を少なくとも車室内側から覆う構成となっている(図1の破線参照)。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、補強部材70を備えることで、開口部37を構成するアッパーボード24(トリム本体部21)の上端部の剛性をより高くすることができる。これにより、開口部37における車室内側の開口端部39がフレーム34やノブ35によって押圧された際に変形する事態を抑制することができる。
図6及び図7に比較例のサンシェード装置3を示す。サンシェード装置3は、補強部材70を備えていない。サンシェード装置3においては、図6に示すように、シェード31を展開状態から格納状態に戻す際に、フレーム34によって開口端部39が押圧され、開口端部39が変形し、開口部37の寸法が大きくなる事態が懸念される。開口部37の寸法が大きくなると、図7に示すように、開口部37にノブ35が嵌る事態が懸念される。本実施形態では、開口端部39の変形を抑制できるため、このような事態を抑制することができる。また、補強部材70は、オーナメント23の車室外側への変位を規制する壁部71Aを備えることから、オーナメント23が車室内側から押圧された場合に変形する事態を抑制することができる。
また、補強部材70は、第1取付部73と壁部71Aとを繋ぐ連結部75を備え、連結部75は、ケース33内に配されたフレーム34に対して車室内側から当接することでフレーム34の車室内側への変位を規制する構成である。連結部75によって、ケース33に対するフレーム34の出し入れをガイドすることができ、作業性を向上させることができる。
また、ケース構成部材36は、巻取軸32を全長に亘って車室外側から覆う構成とされ、補強部材70は、巻取軸32を長手方向の一部について車室内側から覆う構成とされ、その一部は、巻取軸32の長手方向においてノブ35と一致する箇所を含む。補強部材70が巻取軸32を全長に亘って覆う構成と比べて補強部材70を短くすることで、軽量化を図ることができる。また、補強部材70は、巻取軸32の長手方向においてノブ35と一致する箇所に少なくとも配されることから、開口部37の開口端部39においてノブ35に対応する箇所の変形をより確実に抑制することができ、開口部37にノブ35が嵌る事態をより確実に抑制することができる。
また、補強部材70は金属によって構成されている。補強部材70が例えば合成樹脂によって構成されている場合と比べて、剛性をより高くすることができる。なお、補強部材70は、巻取軸32を長手方向の一部について車室内側から覆う構成であるため、巻取軸32を全長に亘って覆う構成と比べて、軽量化を図ることができる。このため、補強部材70を金属製とした場合の重量の増加を抑制することができる。
トリム本体部21は、オーナメント23と、オーナメント23の上方に配されるアッパーボード24と、を備え、開口部37における車室内側の開口端部39は、アッパーボード24の上端部によって構成され、第2取付部74は、オーナメント23に対して取り付けられている。補強部材70がオーナメント23とアッパーボード24の双方に対して取り付けられている。このため、オーナメント23及びアッパーボード24のうちいずれか一方が他方に対して変位する事態を抑制でき、オーナメント23とアッパーボード24の見切り部(境界部)において隙間が生じる事態を抑制できるため、意匠性をより高くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ケース33がアッパーボード24、オーナメント23、ケース構成部材36によって構成されているものを例示したが、これに限定されない。オーナメントを備えていない場合には、例えば、ケース33がアッパーボード24、ロアボード22、ケース構成部材36によって構成されていてもよい。また、ケース33がアッパーボード24及びケース構成部材36のみによって構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、乗物用内装材として車両用のドアトリム20を例示したがこれに限定されない。乗物用内装材は、ドアトリム以外の車両用内装材であってもよく、また、車両以外の乗物(船舶、航空機等)の内装材であってもよい。
11…ウインドウガラス、20…ドアトリム(乗物用内装材)、21…トリム本体部(内装材本体部)、23…オーナメント、24…アッパーボード、31…シェード、32…巻取軸、33…ケース、34…フレーム、35…ノブ、36…ケース構成部材、37…開口部、39…開口端部(開口部における乗物室内側の開口端部)、70…補強部材、71A…壁部(規制部)、73…第1取付部、74…第2取付部、75…連結部

Claims (5)

  1. 板状をなす内装材本体部と、
    乗物に設けられたウインドウガラスを乗物室内側から覆うことが可能なシェードと、
    前記内装材本体部に対して乗物室外側に配され、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、
    前記巻取軸を少なくとも乗物室外側から覆うことで前記巻取軸が格納されるケースを前記内装材本体部と共に構成するケース構成部材と、
    前記シェードにおける前記巻取軸とは反対側の端部に設けられ、前記ケースに格納される長手状のフレームと、
    前記フレームに設けられ、前記シェード及び前記フレームを前記ケースから引き出す際に摘むことが可能なノブと、
    前記内装材本体部と前記ケース構成部材の間に配され、前記内装材本体部を補強する補強部材と、を備え、
    前記ケースは、前記シェード及び前記フレームを前記ケース内から外部に引き出すことが可能な開口部を有しており、
    前記ノブは、前記ケースにおける前記開口部の開口端部に対して前記巻取軸と反対側から係止する構成とされ、
    前記開口部における乗物室内側の開口端部が前記内装材本体部の端部によって構成され、
    前記補強部材は、
    前記内装材本体部における前記端部に対して取り付けられる第1取付部と、
    前記内装材本体部と前記巻取軸との間に配されると共に、前記内装材本体部に対して乗物室外側から当接することで前記内装材本体部の乗物室外側への変位を規制する規制部と、
    前記規制部に対して前記第1取付部とは反対側に配され、前記内装材本体部に取り付けられる第2取付部と、を備える乗物用内装材。
  2. 前記補強部材は、前記第1取付部と前記規制部とを繋ぐ連結部を備え、
    前記連結部の少なくとも一部は、前記ケース内に配された前記フレームに対して乗物室内側から当接することで前記フレームの乗物室内側への変位を規制する構成である請求項1に記載の乗物用内装材。
  3. 前記ケース構成部材は、前記巻取軸を全長に亘って乗物室外側から覆う構成とされ、
    前記補強部材は、前記巻取軸を長手方向の一部について乗物室内側から覆う構成とされ、
    前記一部は、前記巻取軸の長手方向において前記ノブと一致する箇所を含む請求項1又は請求項2に記載の乗物用内装材。
  4. 前記補強部材は金属によって構成されている請求項3に記載の乗物用内装材。
  5. 当該乗物用内装材が乗物用のドアトリムとされ、
    前記内装材本体部は、
    オーナメントと、
    前記オーナメントの上方に配されるアッパーボードと、を備え、
    前記開口部における乗物室内側の開口端部は、前記アッパーボードの上端部によって構成され、
    前記第2取付部は、前記オーナメントに対して取り付けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用内装材。
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