JPWO2017199655A1 - 空気吹出装置 - Google Patents

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Abstract

表示装置とその周囲の物体や空気との間の熱移動による表示装置の温度変化を抑制できる空気吹出装置を提供する。
空気吹出装置は、インストルメントパネル(1)の車両左右方向における端部側に、自車の周囲状況を画像表示する表示装置(7)が設けられた車両に搭載される。空気吹出装置は、内部を車室内に向かって吹き出される空気が流れるダクト(21)を備える。ダクトは、インストルメントパネルの内部空間(4b)に配置される。ダクトの少なくとも一部は、表示装置の周りに配置される。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年5月20日に出願された日本特許出願番号2016−101365号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、空気吹出装置に関するものである。
特許文献1には、車両の周囲状況を画像表示する表示装置が開示されている。この表示装置は、電子ミラーと呼ばれる。この表示装置は、車両のサイドミラーに代わるものである。この表示装置は、インストルメントパネルの左右方向における端部に設置される。この表示装置は、カメラで撮像した車両の周囲状況を画像表示する。
特開平7−223487号公報
上記のような車両の周囲状況を画像表示する表示装置は、車両走行時の安全確保を目的とするものである。このため、この表示装置は、車両に搭載されるカーナビ等の利便や娯楽を目的としたものを表示する表示装置と異なり、表示装置の温度管理が重要となる。表示装置の温度が、表示装置の画像表示に影響しないようにするためである。したがって、表示装置とその周囲の物体や空気との間の熱移動による表示装置の温度変化を抑制することが望まれる。
本開示は、表示装置とその周囲の物体や空気との間の熱移動による表示装置の温度変化を抑制できる空気吹出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の1つの観点によれば、
インストルメントパネルの車両左右方向における端部側に、自車の周囲状況を画像表示する表示装置が設けられた車両に搭載される空気吹出装置であって、
インストルメントパネルの内部空間に配置され、内部を車室内に向かう空気が流れるダクトを備え、
ダクトの少なくとも一部は、表示装置の周りに配置されている。
これによれば、ダクトの内部の空気が熱移動を抑制する断熱層として機能する。このため、表示装置と、表示装置に対してダクトを挟んで向かい合う物体や空気との間の熱移動を抑制できる。よって、表示装置の周囲の物体や空気との間の熱移動による表示装置の温度変化を抑制できる。
第1実施形態における空気吹出装置が設置された車室内の車両前方部分を車両上方から見た模式図である。 図1中のII−II線での断面図である。 図2中の電子ミラーと空気吹出装置を示す断面図である。 図2中の吹出口を上方から見た吹出口の正面図である。 図2中のダクトの吹出口近傍の拡大図である。 第2実施形態における空気吹出装置の断面図である。 第3実施形態における空気吹出装置の断面図である。 第4実施形態における空気吹出装置が設置された車室内の車両前方部分を車両上方から見た模式図である。 図8中のIX−IX線での断面図である。 第5実施形態における空気吹出装置が設置された車室内の車両前方部分を車両上方から見た模式図である。 図10中のXI−XI線での断面図である。 第6実施形態における空気吹出装置が設置された車室内の車両前方部分を車両上方から見た模式図である。 図12中のXIII−XIII線での断面図である。 第7実施形態における空気吹出装置の断面図である。 第8実施形態における空気吹出装置の断面図である。 第9実施形態における空気吹出装置の断面図である。 第10実施形態における空調装置の制御装置のブロック図である。 図17の制御装置が実行する制御のフローチャートである。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 第11実施形態における制御装置の判定の仕方の例を説明するための図である。 他の実施形態における空気吹出装置の断面図である。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。各図における上下左右前後の矢印で示す方向は、空気吹出装置の車両搭載状態での方向を示している。
(第1実施形態)
空気吹出装置は、インストルメントパネルに電子ミラーが設置された車両に搭載される。
図1に示すように、車両の車室内の前方側には、インストルメントパネル1と、座席2と、ステアリングホイール3とが配置されている。インストルメントパネル1は、車室内の車両前方側に配置されている。インストルメントパネル1は、座席2が配置された車室内空間4aと空調ユニットが収容されたインストルメントパネル1の内部空間4bとに区画する内装部材である。座席2は、運転席2aと助手席2bとを有している。運転席2aは、前方に向かって右側に配置されている。助手席2bは、前方に向かって左側に配置されている。ステアリングホイール3は、インストルメントパネル1から運転席2a側へ突き出るように、運転席2aの前に配置されている。
インストルメントパネル1の左右方向における中央部には、センタディスプレイ5とセンタフェイス吹出口6が設置されている。すなわち、車両の左右方向での中心位置を通る中心線CL1をまたぐように、センタディスプレイ5が設置されている。中心線CL1を挟んだ左右方向の両側にセンタフェイス吹出口6が1つずつ設置されている。
インストルメントパネル1の左右方向における端部側に、サイドディスプレイ7とサイドフェイス吹出口8が設置されている。すなわち、左右方向での座席2の中心位置を通る中心線CL2よりも左右方向で車両外側の位置に、サイドディスプレイ7とサイドフェイス吹出口8が設置されている。
センタディスプレイ5は、カーナビゲーションの地図などが表示される。センタフェイス吹出口6およびサイドフェイス吹出口8は、車両用の空調装置のフェイス吹出口である。フェイス吹出口は、座席2に着座する乗員9の上半身に向けて、空調ユニットからの空気を吹き出す。
サイドディスプレイ7は、電子ミラー7である。電子ミラー7は、カメラで撮像した自車の周囲状況を画像表示する表示装置である。カメラは、図示しないが、従来のサイドミラーの設置位置であるフェンダ部やドアといった車両の左右外側に、後方を向いて設けられる。カメラは、車両の周囲状況を画像情報として取得する撮像部である。
図2に示すように、電子ミラー7は、インストルメントパネル1の上面部1aに設置されている。上面部1aとは、インストルメントパネル1のうちウインドシールド10に対して上下方向で対向する部分である。インストルメントパネル1には、電子ミラー7を設置するための開口部11が形成されている。この開口部11に電子ミラー7の少なくとも一部が挿入されている。このため、電子ミラー7の裏側は、インストルメントパネル1の内部空間4bに面している。
電子ミラー7は、表示部7aと、電子基盤7bとを有している。表示部7aは、画面を有している。表示部7aは、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどで構成される。電子基盤7bは、表示部7aを駆動させる駆動部として機能する。また、電子基盤7bは、カメラで取得した画像情報を処理する情報処理部として機能する。
図2に示すように、空気吹出装置20は、ダクト21と、吹出口22とを備えている。空気吹出装置20がインストルメントパネル1に設置された状態において、吹出口22は、サイドフェイス吹出口8を構成する。
ダクト21は、インストルメントパネル1の内部空間4bに配置されている。ダクト21の内部に、空調ユニット40から車室内空間4aに向かう空気が流れる空気通路21aが形成されている。
空調ユニット40は、車両用の空調装置を構成する。空調ユニット40は、温度調整された空気、すなわち、空調風を車室内空間4aに向けて送風する。空調ユニット40は、車室内空間4aに向かう空気流れを形成する送風機と、車室内に向かう空気の温度を調整する温度調整装置とを有する。温度調整装置は、加熱用熱交換器と、冷却用熱交換器とを含む。
吹出口22は、ダクト21の空気流れ下流端部に形成されている。本実施形態では、ダクト21の下流端部自体が吹出口22となっている。このように、吹出口22は、ダクト21の空気流れ下流側に形成されている。吹出口22は、車室内空間4a、すなわち、車室内の座席側空間4aに向かって空気を吹き出す。吹出口22は、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7の周りのうち車両後方側かつ下側の隣りの位置に配置されている。なお、吹出口22は、ダクト21とは別の部材によって形成されていてもよい。この場合であっても、吹出口22は、ダクト21の空気流れ下流側に形成される。
吹出口22は、上側を向いて開口している。すなわち、図3に示すように、吹出口22の開口面P1が水平方向に平行となっている。このため、鉛直面P0に対する開口面P1の角度θ1は、鉛直方向VDに対する表示部7aの画面P2の角度θ2よりも大きくなっている。鉛直面P0は、車両前後方向に直交し、かつ、鉛直方向VDに平行な仮想面である。角度θ1は、開口面P1よりもダクト21の内部の空気流れ上流側かつ鉛直面P0よりも車両後方側で計測される角度である。角度θ2は、画面P2よりも車両後方側かつ鉛直面P0よりも車両後方側で計測される角度である。画面P2は、上端が下端よりも車両前方側に位置するように傾斜している。
また、開口面P1と画面P2とのなす角度θ3は、180度未満とされている。この角度θ3は、車室内空間4a側で計測される角度である。すなわち、この角度θ3は、開口面P1よりも上側、かつ、画面P2よりも車両後方側で計測される角度である。
なお、上記の各角度θ1、θ2、θ3は、図3に示すように、車両左右方向に垂直な断面で計測される角度である。
開口面P1は、図4に示すように、吹出口22の周縁長さを3等分する3点Q1、Q2、Q3を少なくとも通る仮想平面である。吹出口22は、内部空間22aを囲む周縁部22bを有する。周縁長さは、周縁部22bの周方向長さである。吹出口22の周方向での点Q1と点Q2の距離L1と、吹出口22の周方向での点Q2と点Q3の距離L2と、吹出口22の周方向での点Q3と点Q1の距離L3とは、同じである。このように、周方向で隣り合う2点間の周方向での距離は、同じである。
開口面P1は、換言すると、吹出口22に蓋をするように、吹出口22の周縁部22bに押し当てられた状態で、吹出口22の周縁部22bに接する仮想平面である。本実施形態では、開口面P1は、周縁部22bの全部の位置で、周縁部22bに接する仮想平面である。
また、画面P2の角度についての記載は、画面P2の面方向の角度を意味する。画面P2の面方向は、画面P2の中心位置で、画面P2と接する仮想平面に平行な方向である。画面P2の中心位置は、画面P2の上下左右両方向での中心位置である。画面P2が平坦な場合、画面P2の面方向は、画面P2の中心位置を含む全部の位置で、画面P2と接する仮想平面に平行な方向である。画面P2が凸状または凹状に湾曲している場合、画面P2の中心位置で、画面P2と接する仮想平面に平行な方向である。
また、図1に示すように、吹出口22は、左右方向での車両中心側かつ車両後方側を向いて開口している。吹出口22の周縁部22bは、対向する2つの長辺b1、b2と、対向する2つの短辺b3、b4とを有する四角形である。この2つの長辺b1、b2は、表示部7aの画面に対して平行である。この2つの長辺b1、b2は、左右方向に対して傾斜している。すなわち、吹出口22の開口面P1は、表示部7aの画面P2と同様に、左右方向に対して傾斜している。さらに、換言すると、車両左右方向における車両中心側の端部b3のうち車両後方側の端部は、車両左右方向における車両外側の端部b4のうち車両後方側の端部よりも車両前方側に位置している。
図2に示すように、ダクト21は、吹出口22よりも空気流れ上流側の部位から吹出口22に向かうにつれて、後方側かつ車両上方側に位置するように延びている。ダクト21の吹出口22側の一部は、電子ミラー7の周りのうち下側の隣りに配置されている。ダクト21の吹出口22側の一部は、電子ミラー7の表示部7aの下側部分に接している。
さらに、ダクト21のうち空気流れ上流側の部位には、電子ミラー7側に向けて空気を吹き出すミラー用吹出部23が設けられている。ミラー用吹出部23は、ダクト21の内部を流れる空調風を電子ミラー7の裏側、すなわち、電子基盤7bに送るためのものである。本実施形態では、このミラー用吹出部23は、ダクト21のうち電子ミラー7側の壁21bに形成された開口部24によって構成されている。内部空間4bのうち電子ミラー7の裏側の空間4cは、区画部材13によって区画されている。このため、開口部24から空調風が吹き出されることで、電子基盤7bに空調風が到達する。
さらに、ダクト21の吹出口22側の部位には、ダクト21の内部に仕切り壁25が設けられている。この仕切り壁25によって、電子ミラー7用の第1空気通路21cと、空調用の第2空気通路21dとが、ダクト21の内部に形成されている。第1空気通路21cは、電子ミラー7へ向かう空気が流れる。第2空気通路21dは、車室内空間4aに向かう空気が流れる。このように、ダクト21の内部には2系統の空気通路が形成されている。
仕切り壁25の空気流れ下流側端部25aは、電子ミラー7側に向かって延びている。この仕切り壁25の下流側端部25aは、吹出口22からの吹出風を電子ミラー7に向ける風向規定部材を構成している。
さらに、吹出口22の内部には、複数の風向調整板26が設けられている。これにより、吹出口22からダクト21の内部への異物の混入を防止できる。
複数の風向調整板26は、第1空気通路21cに配置された第1調整板26aと、第2空気通路21dに配置された第2調整板26bとを有する。第1調整板26aと第2調整板26bが、それぞれ、第1板部材と第2板部材に相当する。第1調整板26aは、吹出口22からの吹出風を電子ミラー7側に向けるための風向規定部材である。第2調整板26bは、吹出口22からの吹出風を座席側空間4aに向けるための風向規定部材である。第2調整板26bは、第1調整板26aよりも座席2側、すなわち、車両後方側に位置する。複数の風向調整板26は、その向きが固定または可変とされている。
吹出口22からの吹出風を電子ミラー7側と座席2側の両側に向かわせるときでは、第1調整板26aの向きと第2調整板26bの向きは、図5に示す向きとなる。すなわち、図5に示すように、複数の風向調整板26および仕切り壁25の下流側端部25aが存在する範囲における空気流れ上流端でのダクト21の中心点CP1から、その範囲における空気流れ下流端でのダクトの中心点CP2に向かう直線方向を基準方向RDとする。図5は、車両前後方向および上下方向の両方に平行な面で切断されたダクト21の断面を示している。このとき、基準方向RDに対して第1調整板26aの下端から上端に向かう第1調整板26aの延伸方向がなす第1角度θ4の方が、基準方向RDに対して第2調整板26bの下端から上端に向かう第2調整板26bの延伸方向がなす第2角度θ5よりも大きくされている。
上記した構成の空気吹出装置20は、空調ユニット40からの空調風を吹出口22から吹き出すとき、吹出口22から電子ミラー7側と座席側空間4a側の両側に向けて空調風を吹き出す。さらに、空気吹出装置20は、ミラー用吹出部23から空調風を吹き出す。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)冬期では、放射冷却によって地面付近の空気が冷却される。このため、冬期に駐停車すると、駐停車直後から時間の経過に伴って、車両の下側から車室内が冷却される。したがって、冬期に駐停車して、電子ミラー7の作動が停止すると、電子ミラー7の熱が車両下方に向けて移動する。すなわち、電子ミラー7と、インストルメントパネル1の下部や車体の底部などの電子ミラー7よりも下側に位置する物体や車外空間との間で熱交換がされる。これにより、電子ミラー7の温度が低下する。このとき、電子ミラー7は、センタディスプレイ5と比較して、サイドウインドウに近く、温度の低下幅が大きい。電子ミラー7の温度が低くなりすぎると、電子ミラー7の起動時に、画像表示に時間がかかるという問題がある。
これに対して、本実施形態では、ダクト21の一部が、電子ミラー7の下側の隣りに配置されている。これによれば、ダクト21の内部の空気が熱移動を抑制する断熱層として機能する。このため、電子ミラー7と、電子ミラー7よりも下側に位置する物体や車外空間との間の熱移動を抑制できる。すなわち、駐停車中の電子ミラー7の温度低下を抑制できる。これにより、駐停車後の電子ミラー7の起動時に、画像表示に時間がかかることを抑制できる。
また、日射によって地面付近の空気が高温である場合においても、車体下の高温空気から電子ミラー7への熱の移動を抑制することができる。
(2)電子ミラー7は、センタディスプレイ5と比較して、サイドウインドウに近く、日射や放射冷却などの熱害の影響により、温度が変化する。すなわち、電子ミラー7は、日射の影響により温度が上昇しやすい。また、電子ミラー7は、放射冷却の影響により、温度が低下しやすい。このため、電子ミラー7に対して冷却や加熱を行うことが必要となる。
また、電子ミラー7は、安全にかかわる装置のため、表示画像が高画質であることが要求される。一般的に、高画質で表示するものほど、消費電力が大きい等の理由により、表示部7aの放熱量が大きくなる。また、電子ミラー7は、カメラの映像をすぐに表示する必要がある。このため、カメラで取得した映像情報を処理して画面表示する際に、速い処理速度が求められる。このため、電子基盤7bの放熱量が大きくなる。このように、電子ミラー7は、センタディスプレイ5と比較して、放熱量が大きくなる。このため、利便や娯楽のための映像を表示するセンタディスプレイ5では、問題とならなかった電子ミラー7の放熱への対策が重要となる。
これに対して、本実施形態では、ダクト21のうち吹出口22よりも空気流れ上流側の部位に、ミラー用吹出部23が設けられている。これにより、ダクト21の内部を流れる空調風によって、電子ミラー7に対して冷却または加熱を行うことができる。
なお、ミラー用吹出部23が設けられていなくても、電子ミラー7に対して冷却または加熱を行うことができれば、ミラー用吹出部23が設けられていなくても良い。
(3)本実施形態では、ダクト21は電子ミラー7に接している。このため、ダクト21の壁21bを介して、電子ミラー7とダクト21の内部を流れる空調風とが熱交換される。これによっても、電子ミラー7に対して冷却または加熱を行うことができる。
(4)本実施形態では、吹出口22は、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7の下側かつ車両後方側に配置されている。吹出口22の開口面P1と電子ミラー7の画面P2とのなす角度が、180度未満である。これにより、吹出口22からの吹出風を電子ミラー7に向けることが可能となっている。
そして、本実施形態では、第1調整板26aと第2調整板26bとによって、吹出口22から電子ミラー7側に向かう第1方向と、吹出口22から吹出口22よりも座席側空間4aに向かう第2方向との両方向に、吹出口22からの空調風を向かわせるようになっている。電子ミラー7に空調風を当てることで、電子ミラー7に対して冷却または加熱を行うことができる。また、電子ミラー7に風を当てることで、電子ミラー7の表面に付着した埃を除去することができる。上記の第2方向は、換言すると、吹出口22から座席2側に向かう方向である。さらに換言すると、第2方向は、吹出口22から車両後方側に向かう方向である。
また、本実施形態では、仕切り壁25の下流側端部25aと第1調整板26aを合わせた数は、第2調整板26bの数よりも少ない。このため、第1方向に向かう空調風の風量は、第2方向に向かう空調風の風量よりも少なくなる。これによれば、乗員の快適性を確保しつつ、電子ミラー7の温度管理を行うことができる。
なお、電子ミラー7への送風が不要なときは、第1調整板26aの向きを、第2調整板26bの向きと同じとしてもよい。また、本実施形態では、ダクト21の内部に仕切り壁25が形成されていたが、仕切り壁25が形成されていなくてもよい。
また、第1調整板26aによって空調風の一部を電子ミラー7に向けることで、電子ミラー7に対して冷却または加熱を行うという観点では、ダクト21は、電子ミラー7から離れていてもよい。
(5)本実施形態では、吹出口22の開口面P1が水平方向に平行となっている。換言すると、図3に示すように、吹出口22の周縁部22bは、周縁部22bのうち車両前方側に位置する前方部c1と、前方部c1よりも車両後方側に位置する後方部c2とを有する。後方部c2は、前方部c1と車両上下方向で同じ位置にある。このため、インストルメントパネル1の高さを使わずに吹出口22の開口面積を確保できる。さらに、座席2に着座した乗員9から吹出口22が視認されにくい。よって、吹出口22は、意匠性が優れている。
特に、電子ミラー7は、運転席2aの乗員9、すなわち、運転者が運転中に頻繁に確認する装置である。このため、電子ミラー7には、センタディスプレイ5と比較して、良好な視認性が要求される。そのため、電子ミラー7は、インストルメントパネル1における上方側部分に搭載されることが望まれる。本実施形態でによれば、吹出口22は、高さ寸法が小さく抑えられている。インストルメントパネル1を上下方向で占有する吹出口22の占有領域が小さい。このため、吹出口22は、電子ミラー7の設置場所に影響を与えない。よって、本実施形態の空気吹出装置20は、電子ミラー7の視認性にも貢献することができる。
なお、本実施形態では、開口面P1が水平方向に平行となっていたが、これに限定されない。開口面P1は、鉛直方向に対して平行でなく、傾いていればよい。このとき、開口面P1の上端が開口面P1の下端よりも車両前方側に位置する。換言すると、図3に示す周縁部22bの後方部c2が、前方部c1よりも下の位置にある。この場合であっても、吹出口22は、高さ寸法が小さく抑えられる。開口面P1が鉛直方向に平行な場合、吹出口22の周縁部22bの全部は車両前後方向で同じ位置にある。このため、開口面P1が鉛直方向に平行な場合、周縁部22bには前方部と後方部とが存在しない。開口面P1が鉛直方向に対して傾いている場合、開口面P1が鉛直方向に平方な場合と比較して、インストルメントパネル1を上下方向で占有する吹出口22の占有領域が小さい。よって、電子ミラー7の設置場所の確保に対する影響を小さくできる。この場合、鉛直面P0に対する開口面P1の角度θ1は、鉛直面P0に対する表示部7aの画面P2の角度θ2よりも大きくなっていることが好ましい。開口面P1の傾斜角度を大きくすることで、吹出口22の開口面積を大きくしても、吹出口22の高さ寸法を小さく抑えられる。
このように、吹出口22の開口面P1は、鉛直方向に対して傾斜または直交していることが好ましい。
また、インストルメントパネル1のうち運転席2aの前方側かつドア側の領域には、スイッチ類が配置されている。スイッチ類としては、例えば、アイドリングストップのスイッチ、トラクションコントロールスイッチ、ドア開閉スイッチ等が挙げられる。本実施形態の空気吹出装置20によれば、スイッチ類の設置場所の確保に対する影響も小さくできる。
(6)本実施形態では、吹出口22の開口面P1が、左右方向に対して傾斜している。
電子ミラー7の表示部7aの画面P2は、運転者の視認性を向上させるため、乗員に向いている。すなわち、画面P2は、車両左右方向での車両中心側の端部が車両左右方向での車両外側の端部よりも車両前方側に位置するように、左右方向に対して傾斜している。そこで、画面P2と同様に、吹出口22の開口面P1が左右方向に対して傾斜することで、表示部7aと吹出口22とをなじませることができる。
なお、本実施形態では、吹出口22の開口面P1が、左右方向に対して傾斜していたが、左右方向に平行であってもよい。
(7)本実施形態では、吹出口22が電子ミラー7の上側に配置されている。吹出口22から温風が吹き出されているとき、温風に対して浮力が働く。このため、電子ミラー7を暖機する際に、吹出口22から電子ミラー7へ向けて温風を送風しやすいという効果が得られる。
(第2実施形態)
図6に示すように、本実施形態は、空気吹出装置20が熱交換部材27を備えている点が、第1実施形態と異なる。空気吹出装置20のその他の構成は、第1実施形態と同じである。また、電子ミラー7の設置場所も、第1実施形態と同じである。
熱交換部材27は、断面がL字状の板状部材である。熱交換部材27は、ダクト21よりも熱伝導率が高い材料、例えば、金属材料で構成されている。熱交換部材27は、電子ミラー7の電子基盤7bとダクト21のうち電子ミラー7側の壁21bとの両方に接している。
本実施形態では、ダクト21の壁21bを介して、電子ミラー7とダクト21の内部を流れる空調風とが熱交換される。このとき、熱交換部材27によって、電子ミラー7と空調風の熱交換を促進させることができる。
(第3実施形態)
図7に示すように、本実施形態は、ダクト21の形状が第1実施形態と異なる。空気吹出装置20のその他の構成は、第1実施形態と同じである。また、電子ミラー7の設置場所も、第1実施形態と同じである。
ダクト21の電子ミラー7側の壁21bが、電子基盤7bの裏面に平行に延びている。ダクト21の壁21bが、電子基盤7bの裏面全域に直に接している。このようにして、ダクト21と電子ミラー7の接触面積を大きくすることで、電子ミラー7と空調風の熱交換を促進させることができる。
(第4実施形態)
図8、9に示すように、本実施形態は、電子ミラー7の周りのうち電子ミラー7の上側に、ダクト21および吹出口22が配置されている。電子ミラー7の設置場所は、第1実施形態と同じである。
吹出口22は、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7の車両前方側かつ上側の隣りの位置に配置されている。吹出口22は、第1実施形態と同様に、上側を向いて開口している。
ダクト21の吹出口22側の一部は、電子ミラー7の車両前方側かつ上側の隣りの位置に配置されている。これによれば、ダクト21の内部を流れる空調風が断熱層として機能する。また、空調ユニット40の送風停止時においても、ダクト21の内部の空気が断熱層として機能する。このため、電子ミラー7と、電子ミラー7よりも上側に位置する上面部1aとの間の熱移動を抑制することができる。具体的には、日射によって上面部1aに生じた熱が電子ミラー7へ移動することを抑制することができる。これにより、日射等による電子ミラー7の温度上昇を抑制することができる。また、上面部1aの温度が電子ミラー7よりも低い場合の電子ミラー7の温度低下を抑制することができる。
換言すると、本実施形態では、電子ミラー7は、上面部1aのうち車両前方側に位置する前方側部分1bよりも車両後方側かつ下側に配置されている。ダクト21の吹出口22側の一部および吹出口22は、前方側部分1bと電子ミラー7との間に配置されている。このため、電子ミラー7と前方側部分1bとの間の熱移動を抑制することができる。
また、本実施形態においても、ダクト21のうち吹出口22よりも上流側部分に、ミラー用吹出部28が設けられている。ミラー用吹出部28は、第1実施形態のミラー用吹出部23に対応する。本実施形態では、ミラー用吹出部28は、ダクト21に設けられた開口部29aと、開口部29aから電子基盤7b側に向けて延びるミラー用ダクト部29bとによって構成されている。したがって、本実施形態においても、第1実施形態に記載の(2)の効果が得られる。
また、本実施形態では、吹出口22が電子ミラー7の上側に配置されている。吹出口22から冷風を吹き出しているとき、吹出口22から吹き出された冷風の一部が重力によって下がる。このため、吹出口22からの冷風の一部によって電子ミラー7を冷却することができる。吹出口22が電子ミラー7の下側に配置されている場合、吹出口22からの冷風を電子ミラー7へ向かわせるためには、吹出口22から重力に逆らって上側へ向けて冷風を吹き出す必要がある。このため、この場合、冷風の圧力損失が大きくなる。これに対して、本実施形態によれば、重力に逆らって冷風を吹き出す必要が無いので、冷風の圧力損失が大きくなるのを回避することができる。よって、効率的に電子ミラー7を冷却することができる。
(第5実施形態)
図10、11に示すように、本実施形態は、電子ミラー7の周りのうち電子ミラー7の左右方向における隣に、ダクト21および吹出口22が配置されている。電子ミラー7の設置場所は、第1実施形態と同じである。
吹出口22は、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7に対して左右方向での車両中心側における電子ミラー7の隣りの位置に配置されている。吹出口22は、上側かつ後方側を向いて開口している。
ダクト21の吹出口22側の一部は、電子ミラー7に対して左右方向での車両中心側における電子ミラー7の隣りの位置に配置されている。これによれば、ダクト21の内部を流れる空調風が断熱層として機能する。また、空調ユニット40の送風停止時においても、ダクト21の内部の空気が断熱層として機能する。このため、電子ミラー7と、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7よりも左右方向での車両中心側に位置する部分との間の熱移動を抑制できる。よって、電子ミラー7の周囲の影響による電子ミラー7の温度変化を抑制できる。
より具体的には、本実施形態では、インストルメントパネル1のうち運転席2aの前方に位置する部分にメータ装置70およびメータフード71が配置されている。メータ装置70は、スピードメータなどのメータ表示部72を備える。メータ表示部72は、車両速度などの計測量を表示する。メータ装置70は、図示しないメータ基盤部を備える。メータ基盤部は、計測量をメータ表示部72に表示するための電子制御を行う。メータフード71は、メータ表示部72の上側に位置する。メータフード71は、メータ表示部72の日よけである。
電子ミラー7は、メータ装置70およびメータフード71に対して車両左右方向での車両外側に配置されている。ダクト21の吹出口22側の一部および吹出口22は、メータ装置70と電子ミラー7との間に配置されている。これによれば、ダクト21の内部を流れる空調風が断熱層として機能する。また、空調ユニット40の送風停止時においても、ダクト21の内部の空気が断熱層として機能する。このため、メータ装置70から電子ミラー7への熱移動を抑制できる。よって、メータ装置70の放熱による電子ミラー7の温度上昇を抑制できる。
ダクト21の吹出口22側の一部は、電子ミラー7とメータ装置70との両方に接している。電子ミラー7とメータ装置70との両方は、ダクト21の壁を介して、ダクト21を流れる空調風と熱交換が可能となっている。このため、本実施形態によれば、ダクト21を流れる空調風によって、電子ミラー7とメータ装置70との両方に対して冷却または加熱を行うことができる。なお、電子ミラー7とメータ装置70との両方が、ダクト21を流れる空調風と熱交換が可能となっていれば、ダクト21の吹出口22側の一部が、電子ミラー7とメータ装置70との両方に直に接していなくてもよい。
(第6実施形態)
図12、13に示すように、本実施形態は、電子ミラー7の周りのうち電子ミラー7の左右方向における隣に、ダクト21および吹出口22が配置されている。電子ミラー7の設置場所は、第1実施形態と同じである。
吹出口22は、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7に対して左右方向での車両外側における電子ミラー7の隣りの位置に配置されている。吹出口22は、上側かつ後方側を向いて開口している。
ダクト21の吹出口22側の一部は、電子ミラー7に対して左右方向での車両外側における電子ミラー7の隣りの位置に配置されている。
より具体的には、本実施形態では、ダクト21の吹出口22側の一部および吹出口22は、電子ミラー7と、インストルメントパネル1のうち電子ミラー7よりも左右方向での車両外側に位置する外側部分1cとの間に配置されている。また、ダクト21の吹出口22側の一部および吹出口22は、電子ミラー7と、車両ボデー100のうち電子ミラー7よりも左右方向での車両外側に位置する部分101との間に配置されている。なお、ここでいう車両ボデー100には、車両の骨格構造部だけでなく、窓も含まれる。
これによれば、ダクト21の内部を流れる空調風が断熱層として機能する。また、空調ユニット40の送風停止時においても、ダクト21の内部の空気が断熱層として機能する。このため、電子ミラー7と、インストルメントパネル1の外側部分1cとの間の熱移動を抑制することができる。また、電子ミラー7と車両ボデー100との間の熱移動を抑制することができる。
よって、電子ミラー7の周囲の影響による電子ミラー7の温度変化を抑制できる。すなわち、電子ミラー7よりも車両外側の部材であるインストルメントパネル1の外側部分1cや車両ボデー100が日射によって高温である場合に、電子ミラー7の温度上昇を抑制することができる。また、電子ミラー7よりも車両外側の部材が冬期に低温である場合に、電子ミラー7の温度低下を抑制することができる。
(第7実施形態)
図14に示すように、本実施形態では、空気吹出装置20は、気流偏向部材31を備えている。また、ダクト21は、ガイド壁32を有している。電子ミラー7、ダクト21および吹出口22の配置は、第1実施形態と同じである。
ダクト21の吹出口22側の部分は、吹出口22に向かうにつれて、上方側かつ車両後方側に位置するように延びている。すなわち、ダクト21の吹出口22側の部分は、後方の斜め上側に向かって延びている。
吹出口22は、後方の斜め上側を向いている。すなわち、吹出口22の開口面は、開口面の上端が下端よりも前方に位置するように、鉛直方向に対して傾斜している。
ダクト21は、前方側の壁21eと、後方側の壁21fとを有する。気流偏向部材31は、ダクト21の内部に配置されている。気流偏向部材31と前方側の壁21eとの間に、第1流路21a1が形成される。気流偏向部材31と後方側の壁21fとの間に、第2流路a2が形成される。気流偏向部材31は、第1流路21a1を流れる気流よりも速い高速気流を第2流路21a2に形成することができる。さらに、気流偏向部材31は、第2流路21a2を流れる気流よりも遅い低速気流を第1流路21a1に形成することができる。
後方側の壁21fのうち空気流れ下流端側の一部は、ガイド壁32を構成している。ガイド壁32は、ダクト21の空気流れ下流側に向かうにつれて前方側の壁21eから離れるように曲がっている。ガイド壁32の壁面は、段差を有していない湾曲面である。
また、インストルメントパネル1のうち後方側の壁21fの空気流れ下流端よりも下側に、スイッチ類14が配置されている。
本実施形態では、ダクト21の内部を空調風が流れる際に、気流偏向部材31が高速気流と低速気流とを形成する。このとき、高速気流がコアンダ効果によってガイド壁32に沿って曲がりながら流れる。さらに、低速気流がコアンダ効果によって高速気流に引き寄せられる。これにより、ダクト21の内部を後方の斜め上側に向かって流れる空調風を大きく曲げて、座席2に向けて吹出口22から吹き出させることができる。
また、気流偏向部材31は、高速気流と低速気流の速度差を調整できる。この速度差を調整することにより、気流がガイド壁32に沿って曲がるときの曲がり角度を調整できる。すなわち、吹出口22からの吹出風の吹出方向を調整することができる。
なお、本実施形態では、ガイド壁32の壁面が段差を有していない湾曲面であったが、これに限定されない。コアンダ効果によって気流を曲げることができれば、ガイド壁32の壁面は、段差を有していてもよい。要するに、ガイド壁32は、コアンダ効果によって気流を曲げることができるように、曲がった形状を有していればよい。
(第8実施形態)
図15に示すように、本実施形態では、第7実施形態の空気吹出装置20において、前方側の壁21eの空気流れ下流端側の一部にガイド壁33を設けている。本実施形態では、前方側の壁21eが表示装置側の第1の壁を構成している。後方側の壁21fが表示装置から離れた側の第2の壁を構成している。ガイド壁33は、ガイド壁32と同様に、ダクト21の空気流れ下流側に向かうにつれて後方側の壁21fから離れるように曲がっている。このため、低速気流のうち前方側の壁21eの近傍を流れる気流が、ガイド壁33に沿って流れる。これにより、吹出口22から吹出される空調風の一部を、表示部7aに向けて吹き出すことができる。よって、空調風が冷風の場合、表示部7aの冷却と車室内空間4aの冷房とを両立できる。
(第9実施形態)
図16に示すように、本実施形態では、空気吹出装置20は、気流偏向部材31を備えている。また、ダクト21は、ガイド壁34を有している。電子ミラー7、ダクト21および吹出口22の配置は、図8、9に示す第4実施形態と同じである。
ダクト21は、前方側の壁21gと、後方側の壁21hとを有する。本実施形態では、後方側の壁21hが表示装置側の第1の壁を構成している。前方側の壁21gが表示装置から離れた側の第2の壁を構成している。後方側の壁21hのうち空気流れ下流端側の一部は、ガイド壁34を構成している。前方側の壁21g、後方側の壁21h、ガイド壁34は、それぞれ、第7実施形態の前方側の壁21e、後方側の壁21f、ガイド壁32に対応する。
本実施形態によれば、第7実施形態と同様に、気流偏向部材31およびガイド壁34によって、ダクト21の内部を後方の斜め上側に向かって流れる空調風を大きく曲げて、座席2に向けて吹出口22から吹き出させることができる。
特に、本実施形態によれば、気流偏向部材31の向きを調整することによって、吹出風の曲がり角度を大きくする。これにより、吹出風を表示部7aに向かわせることができる。吹出風によって表示部7aに対して冷却または加熱を行うことができる。
(第10実施形態)
本実施形態では、第1実施形態において、空調装置の制御装置が、電子ミラーの加熱または冷却を行うために、空調装置の作動状態を制御する。
図17に示すように、空調装置の制御装置50は、車室内外の環境に関する物理量を検出するセンサ群51から信号が入力される。センサ群51としては、室温Trを検出する内気温センサ52、外気温Tamを検出する外気温センサ53、車室内の日射量Tsを検出する日射センサ54等が挙げられる。
制御装置50は、操作パネル60からの操作信号が入力される。操作パネル60は、乗員によって操作される操作部である。操作パネル60には、操作スイッチが設けられている。操作スイッチとしては、空調装置の作動スイッチ、乗員の操作によって車室内の目標温度Tsetを設定する温度設定スイッチ等が挙げられる。
制御装置50は、空調ユニット40や冷凍サイクルを構成する図示しない圧縮機といった空調装置の各種作動機器に対して制御信号を出力する。
制御装置50は、乗員の快適性が得られるように、操作パネル60からの信号および車室内外の環境に応じて、空調装置の作動状態を決定する。具体的には、制御装置50は、設定温度Tset、室温Tr、外気温Tam、日射量Tsを用いて、目標吹出空気温度TAOを算出する。そして、制御装置50は、操作パネル60からの信号および目標吹出温度TAOに基づいて、空調装置の作動状態を決定する。制御装置50は、決定された作動状態となるように、空調装置の作動を制御する。
また、制御装置50は、図18に示すように、電子ミラー7の温度状況に応じて、空調装置の状態を変更する。
すなわち、ステップS1では、制御装置50は、電子ミラー7の温度状況に関する情報を取得する。空気吹出装置20は、電子ミラー7の温度を検出する温度センサ55を備えている。制御装置50は、図17に示すように、この温度センサ55から検出信号が入力されるようになっている。したがって、制御装置50は、電子ミラー7の温度状況に関する情報として、温度センサ55の検出結果を取得する。
ステップS2では、制御装置50は、電子ミラー7において放熱と暖機のどちらの要求があるかの判定を行う。このステップS2が、表示装置において放熱と暖機のどちらの要求があるかの判定を行う判定部を構成している。この判定は、温度センサ55の検出結果に基づいて行われる。すなわち、温度センサ55の検出値が予め設定された所定値よりも高いか否かが判定される。YES判定の場合、電子ミラー7を放熱させる放熱要求があると決定される。NO判定の場合、電子ミラー7を暖機させる暖機要求があると決定される。
ステップS3では、制御装置50は、ステップS2の判定結果に応じて、空調装置の状態を要求に応じた作動状態に変更する。このステップS3が、判定部の結果に応じて、空調装置の状態を要求に応じた作動状態に変更する変更部を構成している。
放熱要求の場合、制御装置50は、電子ミラー7を冷却するための冷却操作を行う。すなわち、制御装置50は、空調装置が停止状態であれば、吹出口22から冷風を吹き出す作動状態に変更する。また、制御装置50は、空調装置が作動状態であれば、乗員の快適性を目的として決定された作動状態を、電子ミラー7の冷却も目的とする作動状態に変更する。例えば、吹出口22から冷風を吹き出す作動状態のとき、吹出口22から吹き出される空調風の温度を下げたり、空調風の風量を増やしたりする。これにより、空調風によって電子ミラー7を冷却することができる。
一方、暖機要求の場合、制御装置50は、電子ミラー7を加熱するための加熱操作を行う。すなわち、制御装置50は、空調装置が停止状態であれば、吹出口22から暖風を吹き出す作動状態に変更する。また、制御装置50は、空調装置が作動状態であれば、乗員の快適性を目的として決定された作動状態を、電子ミラー7の加熱も目的とする作動状態に変更する。例えば、吹出口22から暖風を吹き出す作動状態のとき、吹出口22から吹き出される空調風の温度を上げる。これにより、空調風によって電子ミラー7を加熱することができる。
このように、制御装置50は、空調装置の状態を、電子ミラー7の放熱要求または暖機要求に応じた作動状態に変更する。これにより、電子ミラー7の温度管理を実現することができる。
なお、冷却操作および加熱操作として、フェイスモード、フットモード、バイレベルモードといった吹出モードを変更してもよい。例えば、吹出モードが、フット吹出口とフェイス吹出口のうちフット吹出口のみから空調風が吹き出されるフットモードの場合に、フェイス吹出口からも空調風が吹き出されるように、変更してもよい。
なお、本実施形態は、第1実施形態に限らず、空調風によって電子ミラー7を加熱または冷却する上記の各実施形態においても、適用可能である。
(第11実施形態)
本実施形態は、第10実施形態に対して、ステップS2での判定の仕方を変更したものである。
夏期の暑い時期は、常に電子ミラー7の温度が高くなる。このため、常に電子ミラー7に放熱要求があると推定できる。また、冬期の寒い時期であって、乗員の乗車前や乗車直後の初期状態では、電子ミラー7の温度が低い。このため、冬期の初期状態では、電子ミラー7に暖機要求があると推定できる。冬期であっても、電子ミラー7の作動開始から所定期間経過後の定常状態となると、電子ミラー7の発熱によって、電子ミラー7の温度が高くなる。このため、冬期の初期状態では、電子ミラー7に放熱要求があると推定できる。
そこで、図18のステップS1において、制御装置50は、電子ミラー7の温度状況に関する情報として、外気温と、室温とを取得する。すなわち、制御装置50は、空調装置が備える外気温センサ53と内気温センサ52の検出結果を取得する。
ステップS2において、制御装置50は、検出した外気温と室温とを用いて、電子ミラー7において放熱と暖機のどちらの要求があるかの判定を行う。具体的には、図19の縦軸に示すように、検出した外気温が所定値Y1よりも高いか否かを判定する。これにより、夏期と冬期とを判別する。外気温が所定値Y1よりも高い場合、夏期であり、放熱要求があると判定する。一方、外気温が所定値Y1よりも低い場合、冬期であると判定する。この場合、さらに、図19の横軸に示すように、検出した室温と検出した外気温との差が、所定値X1よりも高いか否かを判定する。この差は、定常状態のときの方が初期状態のときよりも高くなる。このため、この差が所定値X1よりも低い場合、暖機要求があると判定する。一方、この差が所定値X1よりも高い場合、放熱要求があると判定する。
このように、本実施形態によれば、電子ミラー7の温度を検出するための温度センサ55を設置しなくても、ステップS2の判定を行うことができる。
また、本実施形態では、外気温と室温とを用いて、ステップS2の判定を行ったが、他の情報を用いて、ステップS2の判定を行ってもよい。
例えば、図20に示すように、外気温と、電子ミラー7の起動直後からの経過時間とを用いて、ステップS2の判定を行うことができる。図20の横軸に示すように、経過時間が所定値X2よりも低い場合、電子ミラー7が初期状態であると推定でき、暖機要求があると判定できる。経過時間が所定値X2よりも高い場合、電子ミラー7が定常状態であると推定でき、暖機要求があると判定できる。所定値X2は、固定値である場合に限られない。図21に示すように、所定値X2は、外気温の大きさに応じて変動する変動値であってもよい。
例えば、図22に示すように、外気温と、目標吹出空気温度とを用いて、ステップS2の判定を行うことができる。目標吹出空気温度は、制御装置50が空調装置の作動を制御する際に、操作パネル60からの信号および車室内外の環境に応じて決定される空気温度である。目標吹出空気温度が高い場合、電子ミラー7の温度が低いことが推定される。そこで、冬期の場合、図22の横軸に示すように、検出した目標吹出空気温度が所定値X3よりも高いか否かを判定する。これにより、暖機要求と放熱要求のどちらであるかを判定することができる。なお、所定値X3は、固定値である場合に限られない。図23に示すように、所定値X3は、外気温の大きさに応じて変動する変動値でもよい。
例えば、図24に示すように、目標吹出空気温度と、設定温度とを用いて、ステップS2の判定を行うことができる。目標吹出空気温度が高く、かつ、設定温度が高い場合、冬期の初期状態であると推定できる。目標吹出空気温度が高く、かつ、設定温度が低い場合、設定温度が低いことから、乗員9の体感温度が高く、冬期の定常状態であると推定できる。そこで、目標吹出空気温度と設定温度のそれぞれの値と、基準線Z1とを比較する。これにより、暖機要求と放熱要求の判定を行うことができる。
例えば、図25に示すように、外気温Tamと補正係数Kamの積と、日射量Tsと補正係数Ksの積との和を用いて、ステップS2の判定を行うことができる。外気温から夏期と冬期を判別できる。外気温に日射量を加味することで、冬期に日射によって電子ミラー7の温度が上昇する状況を推定できる。
例えば、図26に示すように、制御装置50によって選択された吹出モードを用いて、ステップS2の判定を行うことができる。フェイスモード(図26中のFASE)は、夏期に選択される。バイレベルモード(図26中のB/L)は、中間期に選択される。フットモード(図26中のFOOT)は、冬期に選択される。そこで、実行されている吹出モードの種類に基づいて、暖機要求と放熱要求の判定を行うことができる。
また、図示しないが、外気温のみを用いて、ステップS2の判定を行ってもよい。外気温から夏期と冬期とを判別できるからである。
(他の実施形態)
(1)図27に示すように、電子ミラー7に接する板状部材35を介して、ダクト21が電子ミラー7に接していてもよい。板状部材35は、電子ミラー7およびダクト21とは別体の部材である。板状部材35は、ダクト21と同様に、樹脂材料で構成されている。これによっても、ダクト21を構成する壁21bを介して、電子ミラー7とダクト21の内部を流れる空気とを熱交換させることができる。また、板状部材35は、金属材料で構成されていてもよい。この場合、板状部材35が、ダクトを構成する材料よりも熱伝導率が高い材料で構成された熱交換部材に相当する。
(2)ダクト21は、電子ミラー7と、電子ミラー7に対してダクト21を挟んで向かい合う物体や空気との間の熱移動を抑制できれば、電子ミラー7から所定距離離れていてもよい。このとき、所定距離は、ダクト21の外径の最小値よりも短いことが好ましい。
(3)上記各実施形態では、電子ミラー7の周りに設けられた吹出口22が1つであったが、これに限られない。吹出口22の数は、複数であってもよい。例えば、電子ミラー7の上下方向の両側に1つずつ吹出口22が設けられていてもよい。また、電子ミラー7の左右方向の両側に1つずつ吹出口22が設けられていてもよい。
吹出口の数が増えることで、吹出口に連なるダクトの数が増える。すなわち、電子ミラー7の周りに配置されるダクトの数が増える。ダクトの数が増えると、電子ミラー7が断熱層に守られる方向が増える。したがって、電子ミラー7が、日射や放射冷却等から守られやすくなる。また、吹出口の開口面積も拡大できるため、空調性能を向上させることも可能となる。
また、上記各実施形態では、表示装置の周りの一部に、吹出口およびダクトが配置されていたが、これに限られない。表示装置の周りの全域に、吹出口およびダクトが配置されていてもよい。
(4)第10実施形態では、放熱要求があると判定されたときに、制御装置50が電子ミラー7を冷却するための冷却操作を行っていたが、これに限られない。表示部7aの画面に対し日射を受けているときに、制御装置50が電子ミラー7を冷却するための冷却操作を行ってもよい。すなわち、制御装置50は、電子ミラー7の冷却に用いる空調能力を向上させてもよい。
表示部7aの画面が日射を受けると乗員が視認しにくくなるため、輝度を上げる必要がある。このとき、乗員の操作によって輝度が上げられたり、日射センサ等の検出結果に応じて、電子ミラー7自体の制御によって輝度が上げられたりする。画面の輝度が上がると、電子ミラー7の放熱量が増え、冷却が追い付かないことがある。
そこで、制御装置50は、例えば、日射センサによって画面に日射を受けていることを検出したときに、空調装置からの冷却風を増加させたり、冷却風の温度を下げたりさせる。これにより、必要な放熱を可能とすることができる。
(5)上記各実施形態では、電子ミラー7の表示部7aが、インストルメントパネル1に設置されていたが、これに限られない。電子ミラーは、ホログラム部と、ホログラム部に映像を投影する投影部とを有していてもよい。この場合、ホログラム部は、ウインドシールドに設けられていてもよい。少なくとも投影部がインストルメントパネル1に設けられていれば、上記各実施形態の効果が得られる。投影部は、表示装置の一部を構成する。
(6)本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空気吹出装置は、ダクトを備える。ダクトの少なくとも一部は、表示装置の周りに配置されている。
また、第2の観点によれば、空気吹出装置は、さらに、吹出口を備える。吹出口は、表示装置の周りに配置されている。第1の観点においては、吹出口を表示装置の周りに配置することが好ましい。
また、第3の観点によれば、ダクトの少なくとも一部および吹出口は、表示装置に対して車両上下方向の少なくとも一方側に配置されている。例えば、このような配置を採用できる。
また、第4の観点によれば、表示装置は、インストルメントパネルのうち車両前方側に位置する前方側部分よりも車両後方側かつ下側に配置されている。ダクトの少なくとも一部および吹出口は、前方側部分と表示装置との間に配置されている。これによれば、表示装置とインストルメントパネルの前方側部分との間の熱移動を抑制することができる。
また、第5の観点によれば、ダクトの少なくとも一部および吹出口は、表示装置の下側に配置されている。これによれば、表示装置と、表示装置よりも下側に位置する物体や車外空間との間の熱移動を抑制することができる。
また、第6の観点によれば、ダクトの少なくとも一部および吹出口は、表示装置に対して車両左右方向の少なくとも一方側に配置されている。例えば、このような配置を採用できる。
また、第7の観点によれば、インストルメントパネルのうち運転席の前方に位置する部分に、メータ装置が配置されている。表示装置は、メータ装置に対して車両左右方向での車両外側に配置されている。ダクトの少なくとも一部および吹出口は、メータ装置と表示装置との間に配置されている。これによれば、メータ装置の放熱による表示装置の温度上昇を抑制できる。
また、第8の観点によれば、ダクトの少なくとも一部および吹出口は、表示装置に対して車両左右方向での車両外側に配置されている。これによれば、表示装置と、表示装置よりも車両左右方向での車両外側の部材との間の熱移動を抑制することができる。
また、第9、第10の観点によれば、吹出口の開口面は、鉛直方向に対して傾斜または直交している。これによれば、開口面が鉛直方向に対して平行な場合と比較して、吹出口の高さ寸法を小さく抑えることができる。
また、第11の観点によれば、吹出口の周縁部は、周縁部のうち車両前方側に位置する前方部と、前方部よりも車両後方側に位置する後方部とを有する。後方部は、前方部と車両上下方向で同じ位置または前方部よりも下の位置にある。これによれば、吹出口の周縁部の全部が車両前後方向で同じ位置にある場合と比較して、吹出口の高さ寸法を小さく抑えることができる。
また、第12の観点によれば、鉛直面に対する開口面の角度は、鉛直面に対する画面の角度よりも大きい。このように、開口面の傾斜角度を大きくすることで、吹出口の開口面積を大きくしても、吹出口の高さ寸法を小さく抑えられる。
また、第13、第14の観点によれば、吹出口は、インストルメントパネルのうち表示装置の下側かつ車両後方側に配置されている。吹出口の開口面は、鉛直方向に対して傾斜または直交している。開口面と画面とのなす角度が、180度未満である。これによれば、吹出口からの吹出風を表示装置に向けることが可能となる。
また、第15の観点によれば、空気吹出装置は、さらに、吹出口から表示装置側に向かう第1方向と、吹出口から座席側の空間に向かう第2方向との両方向に、吹出口からの吹出風を向かわせる風向規定部材を備える。これによれば、表示装置と座席側の空間の両方に向けて、吹出口から風を吹き出すことができる。
また、第16の観点によれば、空気吹出装置は、さらに、吹出口から表示装置側に向かう第1方向と、吹出口から座席側に向かう第2方向との両方向に、吹出口からの吹出風を向かわせる風向規定部材を備える。これによれば、表示装置と座席側の両方に向けて、吹出口から風を吹き出すことができる。
また、第17の観点によれば、風向規定部材は、第1方向に向かう吹出風の風量を、第2方向に向かう吹出風の風量よりも少なくしている。これによれば、乗員の快適性と表示装置の温度管理の両立を図ることができる。
また、第18の観点によれば、風向規定部材は、第1板部材と、第1板部材よりも座席側に位置する第2板部材とを有する。ダクトのうち風向規定部材が存在する範囲における空気流れ上流端でのダクトの中心点から範囲における空気流れ下流端でのダクトの中心点に向かう直線方向に対して第1板部材の下端から上端に向かう第1板部材の延伸方向がなす角度の方が、その直線方向に対して第2板部材の下端から上端に向かう第2板部材の延伸方向がなす角度よりも大きい。ここで、第1方向に向かう吹出風の風量は、第2方向に向かう吹出風の風量よりも少なくてもよい。このため、吹出口からの吹出風の曲がり角度を、第1方向に向かう吹出風の方が第2方向に向かう吹出風よりも大きくすることが好ましい。したがって、この構成を採用することが好ましい。
また、第19の観点によれば、ダクトは、吹出口よりも空気流れ上流側の部位に、インストルメントパネルの内部で表示装置側に向けて空気を吹き出す吹出部を有する。これによれば、ダクトの内部を流れる空気によって、表示装置に対して冷却または加熱を行うことができる。
また、第20の観点によれば、ダクトは、表示装置に対して直に接している。また、第21の観点によれば、ダクトは、表示装置およびダクトとは別の部材を介して、表示装置に接している。また、第22の観点によれば、空気吹出装置は、さらに、表示装置およびダクトの両方に接して設けられ、ダクトを構成する材料よりも熱伝導率が高い材料で構成された熱交換部材を備える。
第20、21、22の観点によれば、ダクトを構成する壁を介して、表示装置とダクトの内部を流れる空気とを熱交換させることができる。これにより、表示装置に対して冷却または加熱を行うことができる。
また、第23の観点によれば、ダクトは、表示装置側の第1の壁と、表示装置から離れた側の第2の壁とを有する。第1の壁の吹出口側の一部が、吹出口に向かうにつれて第2の壁から離れるように曲がった形状のガイド壁を構成している。これによれば、ダクトの内部を流れる空気がガイド壁に沿って流れることで、吹出口から吹き出される空気を表示装置に向けることができる。
また、第24の観点によれば、ダクトの内部には、車両用空調装置から車室内に向かう空気が流れる。空気吹出装置は、さらに、乗員によって操作される操作部からの信号および車室内外の環境に応じて車両用空調装置の作動状態を決定し、決定された作動状態となるように車両用空調装置の作動を制御する制御装置を備える。制御装置は、表示装置において放熱と暖機のどちらの要求があるかの判定を行う判定部と、判定部の結果に応じて、車両用空調装置の状態を要求に応じた作動状態に変更する変更部とを有する。これによれば、空調装置からの空調風によって、表示装置の加熱または冷却を行うことができる。
また、第25の観点によれば、空気吹出装置は、さらに、表示装置の温度を検出する温度センサを備える。判定部は、温度センサの検出結果に基づいて、判定を行う。例えば、このように判定することができる。

Claims (25)

  1. インストルメントパネル(1)の車両左右方向における端部側に、自車の周囲状況を画像表示する表示装置(7)が設けられた車両に搭載される空気吹出装置であって、
    前記インストルメントパネルの内部空間(4b)に配置され、内部を車室内に向かって吹き出される空気が流れるダクト(21)を備え、
    前記ダクトの少なくとも一部は、前記表示装置の周りに配置されている車両用の空気吹出装置。
  2. さらに、前記ダクトの空気流れ下流側に形成され、車室内に向かって空気を吹き出す吹出口(22)を備え、
    前記吹出口は、前記表示装置の周りに配置されている請求項1に記載の空気吹出装置。
  3. 前記一部および前記吹出口は、前記表示装置に対して車両上下方向の少なくとも一方側に配置されている請求項2に記載の空気吹出装置。
  4. 前記表示装置は、前記インストルメントパネルのうち車両前方側に位置する前方側部分(1b)よりも車両後方側かつ下側に配置されており、
    前記一部および前記吹出口は、前記前方側部分と前記表示装置との間に配置されている請求項2に記載の空気吹出装置。
  5. 前記一部および前記吹出口は、前記表示装置の下側に配置されている請求項2に記載の空気吹出装置。
  6. 前記一部および前記吹出口は、前記表示装置に対して車両左右方向の少なくとも一方側に配置されている請求項2に記載の空気吹出装置。
  7. 前記インストルメントパネルのうち運転席(2a)の前方に位置する部分に、メータ装置(70)が配置されており、
    前記表示装置は、前記メータ装置に対して車両左右方向での車両外側に配置されており、
    前記一部および前記吹出口は、前記メータ装置と前記表示装置との間に配置されている請求項2に記載の空気吹出装置。
  8. 前記一部および前記吹出口は、前記表示装置に対して車両左右方向での車両外側に配置されている請求項2に記載の空気吹出装置。
  9. 前記吹出口の周縁長さを3等分する3点(Q1、Q2、Q3)を少なくとも通る仮想平面である前記吹出口の開口面(P1)は、鉛直方向に対して傾斜または直交している請求項2ないし8のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  10. 前記吹出口に蓋をするように、前記吹出口の周縁部(22b)に押し当てられた状態で、前記周縁部に接する仮想平面である前記吹出口の開口面(P1)は、鉛直方向に対して傾斜または直交している請求項2ないし8のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  11. 前記吹出口の周縁部(22b)は、前記周縁部のうち車両前方側に位置する前方部(c1)と、前記前方部よりも車両後方側に位置する後方部(c2)とを有し、
    前記後方部は、前記前方部と車両上下方向で同じ位置または前記前方部よりも下の位置にある請求項2ないし8のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  12. 前記表示装置は、画像表示する画面(P2)を有し、
    車両前後方向に直交し、かつ、鉛直方向に平行な鉛直面(P0)に対する前記開口面の角度であって、前記開口面よりも前記ダクトの内部の空気流れ上流側かつ前記鉛直面よりも車両後方側で計測される前記開口面の角度(θ1)は、前記鉛直面に対する前記画面の角度であって、前記画面よりも車両後方側かつ前記鉛直面よりも車両前方側で計測される前記画面の角度(θ2)よりも大きい請求項9または10に記載の空気吹出装置。
  13. 前記表示装置は、画像表示する画面(P2)を有し、
    前記吹出口は、前記インストルメントパネルのうち前記表示装置の下側かつ車両後方側に配置されており、
    前記吹出口の周縁長さを3等分する3点(Q1、Q2、Q3)を少なくとも通る仮想平面である前記吹出口の開口面(P1)は、鉛直方向に対して傾斜または直交しており、
    前記開口面よりも上側、かつ、前記画面よりも車両後方側で計測される、前記開口面と前記画面とのなす角度(θ3)が、180度未満である請求項2に記載の空気吹出装置。
  14. 前記表示装置は、画像表示する画面(P2)を有し、
    前記吹出口は、前記インストルメントパネルのうち前記表示装置の下側かつ車両後方側に配置されており、
    前記吹出口に蓋をするように、前記吹出口の周縁部(22b)に押し当てられた状態で、前記周縁部に接する仮想平面である前記吹出口の開口面(P1)は、鉛直方向に対して傾斜または直交しており、
    前記開口面よりも上側、かつ、前記画面よりも車両後方側で計測される、前記開口面と前記画面とのなす角度(θ3)が、180度未満である請求項2に記載の空気吹出装置。
  15. さらに、前記吹出口の内部に設けられ、前記吹出口から前記表示装置側に向かう第1方向と、前記吹出口から座席側の空間(4a)に向かう第2方向との両方向に、前記吹出口からの吹出風を向かわせる風向規定部材(26、25a)を備える請求項13または14に記載の空気吹出装置。
  16. さらに、前記吹出口の内部に設けられ、前記吹出口から前記表示装置側に向かう第1方向と、前記吹出口から座席側に向かう第2方向との両方向に、前記吹出口からの吹出風を向かわせる風向規定部材(26、25a)を備える請求項13または14に記載の空気吹出装置。
  17. 前記風向規定部材は、前記第1方向に向かう吹出風の風量を、前記第2方向に向かう吹出風の風量よりも少なくしている請求項15または16に記載の空気吹出装置。
  18. 前記風向規定部材は、第1板部材(26a)と、前記第1板部材よりも座席側に位置する第2板部材(26b)とを有し、
    車両前後方向および上下方向の両方に平行な面で切断された前記ダクトの断面において、前記ダクトのうち前記風向規定部材が存在する範囲における空気流れ上流端での前記ダクトの中心点(CP1)から前記範囲における空気流れ下流端での前記ダクトの中心点(CP2)に向かう直線方向(RD)に対して前記第1板部材の下端から上端に向かう前記第1板部材の延伸方向がなす角度(θ4)の方が、前記直線方向に対して前記第2板部材の下端から上端に向かう前記第2板部材の延伸方向がなす角度(θ5)よりも大きい請求項15ないし17のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  19. 前記ダクトは、前記吹出口よりも空気流れ上流側の部位に、前記インストルメントパネルの内部で前記表示装置側に向けて空気を吹き出す吹出部(23、28)を有する請求項2ないし18のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  20. 前記ダクトは、前記表示装置に対して直に接している請求項1ないし19のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  21. 前記ダクトは、前記表示装置および前記ダクトとは別の部材(35)を介して、前記表示装置に接している請求項1ないし19のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  22. さらに、前記表示装置および前記ダクトの両方に接して設けられ、前記ダクトを構成する材料よりも熱伝導率が高い材料で構成された熱交換部材(27)を備える請求項1ないし19のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  23. 前記ダクトは、前記表示装置側の第1の壁(21e、21h)と、前記表示装置から離れた側の第2の壁(21f、21g)とを有し、
    前記第1の壁の前記吹出口側の一部が、前記吹出口に向かうにつれて前記第2の壁から離れるように曲がった形状のガイド壁(33、34)を構成している請求項2に記載の空気吹出装置。
  24. 前記ダクトの内部には、車両用空調装置から車室内に向かう空気が流れ、
    さらに、乗員によって操作される操作部(60)からの信号および車室内外の環境に応じて車両用空調装置の作動状態を決定し、決定された作動状態となるように前記車両用空調装置の作動を制御する制御装置(50)を備え、
    前記制御装置は、前記表示装置において放熱と暖機のどちらの要求があるかの判定を行う判定部(S2)と、
    前記判定部の結果に応じて、前記車両用空調装置の状態を前記要求に応じた作動状態に変更する変更部(S3)とを有する請求項1ないし23のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  25. さらに、前記表示装置の温度を検出する温度センサ(55)を備え、
    前記判定部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、前記判定を行う請求項24に記載の空気吹出装置。
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