JP7360284B2 - 車両用空気吹き出し装置 - Google Patents

車両用空気吹き出し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7360284B2
JP7360284B2 JP2019166979A JP2019166979A JP7360284B2 JP 7360284 B2 JP7360284 B2 JP 7360284B2 JP 2019166979 A JP2019166979 A JP 2019166979A JP 2019166979 A JP2019166979 A JP 2019166979A JP 7360284 B2 JP7360284 B2 JP 7360284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
recess
flow path
blowing device
air blowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019166979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021041883A (ja
Inventor
英之 武澤
淳一郎 原
隆英 山本
信也 中川
伊佐美 米田
聡 小南
英也 西嶋
法之 近川
翼 山下
靖洋 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority to JP2019166979A priority Critical patent/JP7360284B2/ja
Publication of JP2021041883A publication Critical patent/JP2021041883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7360284B2 publication Critical patent/JP7360284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本開示は、車両用空気吹き出し装置に関する。
車両用空調装置により生成される空調風を車室内に導く車両用空気吹き出し装置の吹き出し口をインストルメントパネルの上面に形成することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
このように、吹き出し口をインストルメントパネルに形成すると、吹き出し口を介して、車両用空調装置と連通する流路に異物が落下する可能性がある。このように、流路に異物が落下すると、異物を取り除く作業が大変となるため、好ましくない。
特許文献1には、吹き出し口に複数のフラップを設け、複数のフラップにより流路への異物の流入を抑制する技術が開示されている。
特開2017-149304号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、複数のフラップの向きによっては、異物がフラップを通過して、流路内に流入する可能性があった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、車両用空調装置に連通する流路への異物の流入を抑制することの可能な車両用空気吹き出し装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る車両用空気吹き出し装置は、車両のインストルメントパネルの上面に形成された吹き出し口を有し、前記インストルメントパネルの上面から下方に凹むように形成された凹部と、前記車両の後方を向くように前記凹部の前記車両の前方側に位置する部分に開口し、前記凹部よりも下方に配置された車両用空調装置と連通するともに、前記車両用空調装置により温度調節された空気を前記凹部に導く流路と、前記吹き出し口に配置され、車室内に前記空気を吹き出す方向を調整するフラップと、を備え、前記凹部の底面は、前記流路が前記凹部に開口する位置よりも下方に配置され、前記車両の前方側に位置する前記凹部の底面の一端側に設けられ、前記凹部の底面に落下した異物が前記流路内に移動することを抑制する落下防止部を備え、前記落下防止部の外面は、前記開口側に位置する前記流路の下側を区画する。
本開示の車両用空気吹き出し装置によれば、車両用空調装置へ連通する流路内への異物の流入を抑制することができる。
本開示の第1の実施形態に係る車両用空気吹き出し装置を備えた車両の内部を模式的に示す平面図である。 図1に示す車両のA-A線方向の断面図である。 本開示の第2の実施形態に係る車両用空気吹き出し装置を備えた車両の主要部の断面図である。
<第1の実施形態>
(車両の構成)
図1及び図2を参照して、第1の実施形態の車両用空気吹き出し装置20を備えた車両10の全体構成について説明する。図1に示す矢印は、温度調節された空気が吹き出される方向を示している。また、図1に示す点線は、温度調節された空気が流れる範囲を模式的に示している。
車両10は、インストルメントパネル11と、ハンドル12と、運転席14と、助手席15と、後部座席17と、車両用空気吹き出し装置20と、車両用空調装置21と、を有する。
インストルメントパネル11は、車両10の前方側に配置されている。インストルメントパネル11は、上面11aを有する。
(車両用空気吹き出し装置の全体構成)
車両用空気吹き出し装置20は、インストルメントパネル11の内側に設けられている。
車両用空気吹き出し装置20は、ケーシング24と、落下防止部25と、回転軸27,28と、フラップ31,32と、を有する。
(ケーシングの構成)
ケーシング24は、インストルメントパネル11の内側に配置されている。ケーシング24は、流路41と、凹部43と、を区画している。
流路41は、車両用空調装置21の上方に形成されており、導入口41Aと、導出口41Bと、を有する。導入口41Aは、下方を向く開口であり、車両用空調装置21と向かい合っている。導入口41Aには、車両用空調装置21により温度調節された空気が導入される。
導出口41Bは、車両10の後方を向くように凹部43の車両10の前方側に位置する部分に開口している。導出口41Bは、導入口41Aと連通している。導出口41Bは、凹部43内に車両用空調装置21により温度調節された空気を導出する。
凹部43は、インストルメントパネル11の上面11aから下方に凹んでいる。凹部43は、吹き出し口43Aと、側面43aと、底面43bと、角部43Bと、を有する。
吹き出し口43Aは、インストルメントパネル11の上面11aに形成されている。吹き出し口43Aは、流路41を介して、凹部43内に供給される温度調節された空気を車室内に導く。
側面43aは、車両10の後方側に配置されており、上下方向に延びている。側面43aは、車両10の前方側を向いた面である。側面43aは、凹部43の車両10の後方側を区画している。
底面43bは、車両10の前後方向に延びている。底面43bは、車両10の前方側に位置する一端43bAと、車両10の後方側に位置する他端43bBと、を有する。
底面43bの端は、側面43aの下端と接続されている。底面43bは、流路41の導出口41B(流路41の開口)よりも下方に配置されている。底面43bは、インストルメントパネル11の上面11a側からフラップ31,32を通過して落下した異物35を受ける面である。
(凹部の底面の作用効果)
このように、流路41の導出口41B(流路41の開口)よりも下方に凹部43の底面43bを配置させることで、導出口41Bと底面43bとの間に高さの差を設けることが可能となる。
これにより、吹き出し口43Aから異物35が凹部43の底面43bに落下した際、底面43bに落下した異物35が流路の導出口41Bに流入することを抑制できる。
また、底面43bは、例えば、一端43bAから他端43bBに向かうにつれて高さが低くなる傾斜面であってもよい。
(凹部の底面を傾斜面とする作用効果)
このように、凹部43の底面43bを一端43bAから他端43bBに向かうにつれて高さが低くなる傾斜面とすることで、凹部43の底面43bに落下した異物35を底面43bの他端側(流路41の導出口41Bから離れた側)に集めることが可能となる。これにより、異物35が導出口41B側に移動することを抑制できる。
また、凹部43の底面43bに落下した異物35を底面43bの他端側に集めることで、底面43bに落下した異物35を回収する際の作業効率を高めることができる。
なお、図2では、一例として、底面43bが一定の角度で傾斜する場合を例に挙げて図示したが、例えば、底面43bを下方に凹んだ湾曲面としてもよい。この場合も同様な効果を得ることができる。
(落下防止部の構成)
落下防止部25は、凹部43の底面43bのうち、一端43bA側に位置する面に設けられている。落下防止部25は、底面43bの一端43bAから吹き出し口43Aに向かう方向に延びる板状の返し部45である。
返し部45は、底面43b側に配置された内面45aと、内面45aの反対側に配置された外面45b(落下防止部25の外面)と、を有する。内面45a及び外面45bは、例えば、上側に凹んだ湾曲面とすることが可能である。返し部45の内面45aと凹部43の底面43bとの間には、異物35を収容可能な空間48が形成されている。
外面45bは、凹部43側に位置する流路41の下側を区画している。
(返し部45を設ける作用効果)
このように、外面45bが凹部43側に位置する流路41の下側を区画することで、凹部43の底面43bよりも上方に流路41の導出口41Bを配置させることが可能となるので、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41内に移動することを抑制できる。
また、上記構成とされた返し部45を備えることで、凹部43の底面43bの一端43bA側に異物35が移動した際、異物35の外形が空間48の大きさよりも小さい場合には、空間48に異物35を収容して流路41側への異物35の移動を抑制することが可能になる。
また、異物35の外形が空間48の大きさよりも大きい場合には、車両10の後方側に位置する返し部45の端により、流路41側への異物35の移動を抑制することが可能になる。
したがって、上述した返し部45を備えることで、流路41内への異物35の移動を抑制することができる。
(回転軸の構成)
回転軸27,28は、車両10の幅方向に延びており、両端が軸線周りに回動可能な状態で吹き出し口43A付近のケーシング24に支持されている。回転軸27,28は、車両10の後方側から前方側に向かって配列されている。
回転軸27は、回転軸28よりも車両10の後方側に配置されている。回転軸28は、回転軸27よりも車両10の前方側(流路41側)に配置されている。
回転軸27は、フラップ31が取り付けられる軸であり、回動することでフラップ31の向きを変える。回転軸28は、フラップ32が取り付けられる軸であり、回動することでフラップ32の向きを変える。
回転軸27は、例えば、返し部45の外面45bの(落下防止部25の外面)の延長線L上に配置させてもよい。
(回転軸の位置による作用効果)
このように、返し部45の外面45bの延長線L上に回転軸27を配置させることで、向かい風がなくなるため、圧損を低減することができる。
(フラップの構成)
フラップ31は、回転軸27に取り付けられることで、吹き出し口43Aに配置されている。フラップ31は、回転軸27とともに回転することで、車室内に空気を吹き出す方向を調整する。
フラップ31は、例えば、返し部45(落下防止部25)の外面45bの延長線上に、フラップ31の先端部31Aの可動範囲Rが位置するように配置させるとよい。
また、フラップ31は、例えば、回転軸27に対して着脱可能に構成してもよい。具体的には、フラップ31を弾性変形可能な構成にしてもよいし、回転軸27に対してフラップ31をねじで止めてもよい。
フラップ32は、回転軸28に取り付けられることで、吹き出し口43Aに配置されている。フラップ32は、回転軸28とともに回転することで、車室内に空気を吹き出す方向を調整する。
フラップ32は、例えば、回転軸28に対して着脱可能に構成してもよい。具体的には、フラップ32を弾性変形可能な構成にしてもよいし、回転軸28に対してフラップ32をねじで止めてもよい。
(吹き出し口にフラップを設ける作用効果)
上述したように、流路41の導出口41B(開口)よりも車両10の後方に位置する吹き出し口43Aにフラップ31,32を設けることで、フラップ31,32により凹部43の底面43bに異物35が落下することを抑制できる。
(フラップの位置による作用効果)
上述したように、返し部45(落下防止部25)の外面45bの延長線上に、フラップ31の先端部31Aの可動範囲Rが位置するようにフラップ31を配置させることで、フラップ31を用いて風向を精度良く制御することができる。
(回転軸に対してフラップを着脱可能にする作用効果)
上述したように、フラップ31,32を回転軸27,28に対して着脱可能に構成することで、凹部43の底面43bに落下した異物35を回収する際、回転軸27,28からフラップ31,32を取り外すことが可能となるので、凹部43の底面43bに落下した異物35を容易に回収することができる。
車両用空調装置21は、導入口41Aの下方に配置されている。車両用空調装置21は凹部43よりも下方に配置されている。車両用空調装置21は、空気を温度調節するとともに、温度調節した空気を導入口41Aに供給する。
車両用空調装置21は、例えば、吹き出し口43Aが形成された位置よりも相対的に車両10の前方に配置することが好ましい。
(車両用空調装置の位置による作用効果)
上述したように、吹き出し口43Aが形成された位置よりも相対的に車両10の前方に車両用空調装置21を配置させることで、車両用空調装置21により温度調節された空気を迂回させることなく、凹部43に導くことができる。
<第2の実施形態>
図3を参照して、第2の実施形態の車両用空気吹き出し装置51が適用された車両50について説明する。図3において、図2に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
(車両の全体構成)
車両50は、第1の実施形態で説明した車両10を構成する車両用空気吹き出し装置20に替えて、車両用空気吹き出し装置51を有すること以外は、車両10と同様に構成されている。
(車両用空気吹き出し装置の構成)
車両用空気吹き出し装置51は、第1の実施形態の車両用空気吹き出し装置20を構成する落下防止部25(返し部45)に替えて、落下防止部52を有すること以外は、車両用空気吹き出し装置20と同様に構成されている。
(落下防止部の構成)
落下防止部52は、凹部43の底面43bのうち、一端43bA側に位置する面に設けられている。落下防止部52は、内面52aと、外面52bと、側面52cと、を有する。
内面52aは、底面43b側に配置された面であり、底面43bに対して面接触している。これにより、内面52aと底面43bとの間には、第1の実施形態で説明した空間48が形成されていない。
外面52bは、内面52aよりも上方に配置された面であり、流路41の導出口41Bの下側を区画している。
側面52cは、落下防止部52の車両50の後方側に配置されている。側面52cは、底面43bの一端43bAから上方に向けて立ち上がった面である。側面52cは、導出口41Bの下方に配置されている。側面52cは、車両50の後方側に位置する内面52a及び外面52bの端と接続されている。
側面52cは、車両50の後方側において凹部43と向かい合っている。具体的には、側面52cは、車両50の後方側において凹部43の側面43aの下部と向かい合っている。
(落下防止部の作用効果)
上記構成とされた落下防止部52を有することで、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41側に移動した際、流路41の導出口41Bの下方に位置する側面に52cに衝突させて、側面52c側の上方に配置された流路41の導出口41Bに異物35が向かうことを抑制することが可能となる。これにより、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41内に流入することを抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本開示の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、第1及び第2の実施形態では、一例として、図2及び図3に示すように、凹部43の底面43bが傾斜面である場合を例に挙げて説明したが、底面43bは、鉛直方向に対して直交する平面であってもよい。
<付記>
各実施形態に記載の車両用空気吹き出し装置20,51は、例えば、以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る車両用空気吹き出し装置20,51は、車両10,50のインストルメントパネル11の上面11aに形成された吹き出し口43Aを有し、前記インストルメントパネル11の上面11aから下方に凹むように形成された凹部43と、前記車両10の後方を向くように前記凹部43の前記車両10,50の前方側に位置する部分に開口し、前記凹部43よりも下方に配置された車両用空調装置21と連通するともに、前記車両用空調装置21により温度調節された空気を前記凹部43に導く流路41と、前記吹き出し口43Aに配置され、車室内に前記空気を吹き出す方向を調整するフラップ31,32と、を備え、前記凹部43の底面43bは、前記流路41が前記凹部43に開口する位置よりも下方に配置される。
このように、車両10,50の後方を向くように凹部43の車両10,50の前方側に位置する部分に開口する流路41と、流路41が凹部43に開口する位置よりも下方に配置された凹部43の底面43bと、を備えることで、流路41の開口と底面43bとの間に高さの差を設けることが可能となる。
これにより、吹き出し口43Aから異物35が凹部43の底面43bに落下した際、底面43bに落下した異物35が流路41に流入することを抑制できる。
また、流路41の開口よりも車両10の後方に位置する吹き出し口43Aにフラップ31,32を設けることで、フラップ31,32により凹部43の底面43bに異物35が落下することを抑制できる。
つまり、流路41の下方に配置された凹部43の底面43b、及びフラップ31,32を備えることで、流路41内に異物が流入することを抑制できる。
(2)第2の態様に係る車両用空気吹き出し装置20,51は、(1)の車両用空気吹き出し装置20,51であって、前記車両10,50の前方側に位置する前記凹部43の底面43bの一端43bA側に設けられ、前記凹部43の底面43bに落下した異物35が前記流路41内に移動することを抑制する落下防止部25,52を備え、前記落下防止部25,52の外面45b,52bは、前記開口(導出口41B)側に位置する前記流路41の下側を区画してもよい。
このような構成とされた落下防止部25,52を有することで、凹部43の底面43bに落下した異物35が、流路41の開口(導出口41B)の下方に配置された落下防止部25,52に当接されるため、異物35が流路41内に移動することを抑制できる。
(3)第3の態様に係る車両用空気吹き出し装置20は、(2)の車両用空気吹き出し装置20であって、前記落下防止部25は、前記凹部43の底面43bの一端43bAから前記吹き出し口43Aに向かう方向に延びる板状の返し部45であり、前記返し部45の内面45aと前記凹部43の底面43bとの間には、空間48が形成されていてもよい。
このような構成とされた返し部45を備えることで、凹部43の底面43bの一端43bA側に異物35が移動した際、異物35の外形が空間48の大きさよりも小さい場合には、空間48に異物35を収容して流路41側への異物35の移動を抑制することが可能になる。
また、異物35の外形が空間48の大きさよりも大きい場合には、車両10の後方側に位置する返し部45の端により、流路41側への異物35の移動を抑制することが可能になる。
したがって、上記返し部45を備えることで、流路41内への異物35の移動を抑制することができる。
(4)第4の態様に係る車両用空気吹き出し装置51は、(2)の車両用空気吹き出し装置51であって、前記落下防止部52は、前記凹部43の底面43bから立ち上がり、前記車両50の後方側において前記凹部43と向かい合う側面52cを有してもよい。
このような構成とされた側面52cを有することで、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41側に移動した際、流路41の開口の下方に位置する側面52cに衝突させて、側面52cの上方に配置された流路41の開口に異物35が向かうことを抑制することが可能となる。これにより、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41内に流入することを抑制できる。
(5)第5の態様に係る車両用空気吹き出し装置20は、(2)から(4)のうち、いずれか一項の車両用空気吹き出し装置20であって、前記落下防止部25の外面45bの延長線L上に、前記フラップ31の先端部31Aの可動範囲Rが位置するように前記フラップ31を配置させてもよい。
このように、落下防止部25の外面45bの延長線L上にフラップ31の先端部31Aの可動範囲Rが位置するようにフラップを配置させることで、フラップ31を用いて風向を精度良く制御することができる。
(6)第6の態様に係る車両用空気吹き出し装置20,51は、(2)から(5)のうち、いずれか一項の車両用空気吹き出し装置20,51であって、前記凹部43及び前記流路41を区画するケーシング24と、前記ケーシング24に回動可能に支持され、前記フラップ31が固定される回転軸27と、を備え、前記回転軸27は、前記落下防止部25,52の外面45b,52bの延長線L上に配置されていてもよい。
このように、落下防止部25,52の外面45b,52bの延長線L上に回転軸27を配置させることで、向かい風がなくなるため、圧損を低減することができる。
(7)第7の態様に係る車両用空気吹き出し装置20,51は、(1)から(6)のうち、いずれか一項の車両用空気吹き出し装置20,51であって、前記凹部43の底面43bは、前記底面43bの一端43bAから前記車両10,50の後方側に位置する他端43bBに向かうにつれて高さが低くなる傾斜面であってもよい。
このように、凹部43の底面43bを、車両10,50の前方側に位置する一端43bAから車両10,50の後方側に位置する他端43bBに向かうにつれて高さが低くなる傾斜面とすることで、凹部43の底面43bに落下した異物35を底面43bの他端43bB側(流路41から離れた側)に集めて、異物35が流路41側に移動することを抑制できる。
(8)第8の態様に係る車両用空気吹き出し装置20は、(6)の車両用空気吹き出し装置20であって、前記フラップ31,32は、前記回転軸27,28に対して着脱可能に構成されていてもよい。
このような構成とすることで、凹部43の底面43bに落下した異物35を回収する際、回転軸27,28からフラップ31,32を取り外すことが可能となるので、凹部43の底面43bに落下した異物35を容易に回収することができる。
(9)第9の態様に係る車両用空気吹き出し装置20,51は、(1)から(8)のうち、いずれか一項の車両用空気吹き出し装置20,51であって、前記車両用空調装置21は、前記吹き出し口43Aが形成された位置よりも相対的に前記車両10,50の前方に配置されていてもよい。
このように、吹き出し口43Aが形成された位置よりも相対的に車両10,50の前方に車両用空調装置21を配置させることで、車両用空調装置21により温度調節された空気を迂回させることなく、凹部43に導くことができる。
10,50…車両
11…インストルメントパネル
11a…上面
12…ハンドル
14…運転席
15…助手席
17…後部座席
20,51…車両用空気吹き出し装置
21…車両用空調装置
24…ケーシング
25,52…落下防止部
27,28…回転軸
31,32…フラップ
31A…先端部
35…異物
41…流路
41A…導入口
41B…導出口
43…凹部
43a,52c…側面
43A…吹き出し口
43b…底面
43B…角部
43bA…一端
43bB…他端
45…返し部
45a,52a…内面
45b,52b…外面
48…空間

Claims (8)

  1. 車両のインストルメントパネルの上面に形成された吹き出し口を有し、前記インストルメントパネルの上面から下方に凹むように形成された凹部と、
    前記車両の後方を向くように前記凹部の前記車両の前方側に位置する部分に開口し、前記凹部よりも下方に配置された車両用空調装置と連通するともに、前記車両用空調装置により温度調節された空気を前記凹部に導く流路と、
    前記吹き出し口に配置され、車室内に前記空気を吹き出す方向を調整するフラップと、
    を備え、
    前記凹部の底面は、前記流路が前記凹部に開口する位置よりも下方に配置され
    前記車両の前方側に位置する前記凹部の底面の一端側に設けられ、前記凹部の底面に落下した異物が前記流路内に移動することを抑制する落下防止部を備え、
    前記落下防止部の外面は、前記開口側に位置する前記流路の下側を区画する車両用空気吹き出し装置。
  2. 前記落下防止部は、前記凹部の底面の一端から前記吹き出し口に向かう方向に延びる板状の返し部であり、前記返し部の内面と前記凹部の底面との間には、空間が形成されている請求項記載の車両用空気吹き出し装置。
  3. 前記落下防止部は、前記凹部の底面から立ち上がり、前記車両の後方側において前記凹部と向かい合う側面を有する請求項記載の車両用空気吹き出し装置。
  4. 前記落下防止部の外面の延長線上に、前記フラップの先端部の可動範囲が位置するように前記フラップを配置させる請求項1から3のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
  5. 前記凹部及び前記流路を区画するケーシングと、
    前記ケーシングに回動可能に支持され、前記フラップが固定される回転軸と、
    を備え、
    前記回転軸は、前記落下防止部の外面の延長線上に配置されている請求項1から4のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
  6. 前記凹部の底面は、前記底面の一端から前記車両の後方側に位置する他端に向かうにつれて高さが低くなる傾斜面である請求項1からのうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
  7. 前記フラップは、前記回転軸に対して着脱可能に構成されている請求項記載の車両用空気吹き出し装置。
  8. 前記車両用空調装置は、前記吹き出し口が形成された位置よりも相対的に前記車両の前方に配置されている請求項1から7のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
JP2019166979A 2019-09-13 2019-09-13 車両用空気吹き出し装置 Active JP7360284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019166979A JP7360284B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 車両用空気吹き出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019166979A JP7360284B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 車両用空気吹き出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021041883A JP2021041883A (ja) 2021-03-18
JP7360284B2 true JP7360284B2 (ja) 2023-10-12

Family

ID=74863588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019166979A Active JP7360284B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 車両用空気吹き出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7360284B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001334823A (ja) 2000-05-25 2001-12-04 Inoac Corp 車両用の空気吹出し装置
JP2014210564A (ja) 2013-04-05 2014-11-13 株式会社デンソー 空気吹出装置
JP2017149304A (ja) 2016-02-25 2017-08-31 株式会社デンソー 車両用空気吹き出し装置
WO2017199655A1 (ja) 2016-05-20 2017-11-23 株式会社デンソー 空気吹出装置
JP2018105549A (ja) 2016-12-27 2018-07-05 三菱電機株式会社 加熱調理器、厨房家具、空気排出システム、家電機器の統合管理装置及び空気質の改善システム
JP2019142243A (ja) 2016-06-24 2019-08-29 株式会社デンソー 空気吹出装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001334823A (ja) 2000-05-25 2001-12-04 Inoac Corp 車両用の空気吹出し装置
JP2014210564A (ja) 2013-04-05 2014-11-13 株式会社デンソー 空気吹出装置
JP2017149304A (ja) 2016-02-25 2017-08-31 株式会社デンソー 車両用空気吹き出し装置
WO2017199655A1 (ja) 2016-05-20 2017-11-23 株式会社デンソー 空気吹出装置
JP2019142243A (ja) 2016-06-24 2019-08-29 株式会社デンソー 空気吹出装置
JP2018105549A (ja) 2016-12-27 2018-07-05 三菱電機株式会社 加熱調理器、厨房家具、空気排出システム、家電機器の統合管理装置及び空気質の改善システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021041883A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6365759B2 (ja) 空気吹出装置
KR102547259B1 (ko) 출구 장치
CN106132740B (zh) 空气吹出装置
JP6417188B2 (ja) 車両のデフロスタ構造
JP6624304B2 (ja) 車両用空調装置
JP6593061B2 (ja) 空気吹出装置
JP6610784B2 (ja) 空気吹出装置
JP6318931B2 (ja) 空気吹出装置
JP5799734B2 (ja) 乗用車の空調装置
JP2015020566A (ja) 車両用空調装置の吹出口構造
WO2008023535A1 (fr) Climatiseur pour véhicule
JP2013116650A (ja) レジスタ
WO2018030022A1 (ja) 空気吹出装置
JP6265302B2 (ja) 空気吹出装置
JP7105106B2 (ja) 風向調整装置
JP6402003B2 (ja) 車両のデフロスタ構造
JP7360284B2 (ja) 車両用空気吹き出し装置
JP5340874B2 (ja) 空気吹出装置
JP2007331743A (ja) デフロスタ用送風ダクト
JP6414342B2 (ja) 空気吹出装置
EP3348930A1 (en) Wall mounting air-conditioning indoor unit
JP6189096B2 (ja) 空気吹き出し装置
JP2008195117A (ja) 車両用空調装置
JP6394796B2 (ja) 空気吹出装置
CN111137108A (zh) 风向调整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20220720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7360284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150