JP7360284B2 - 車両用空気吹き出し装置 - Google Patents
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Description
このように、吹き出し口をインストルメントパネルに形成すると、吹き出し口を介して、車両用空調装置と連通する流路に異物が落下する可能性がある。このように、流路に異物が落下すると、異物を取り除く作業が大変となるため、好ましくない。
(車両の構成)
図1及び図2を参照して、第1の実施形態の車両用空気吹き出し装置20を備えた車両10の全体構成について説明する。図1に示す矢印は、温度調節された空気が吹き出される方向を示している。また、図1に示す点線は、温度調節された空気が流れる範囲を模式的に示している。
車両10は、インストルメントパネル11と、ハンドル12と、運転席14と、助手席15と、後部座席17と、車両用空気吹き出し装置20と、車両用空調装置21と、を有する。
インストルメントパネル11は、車両10の前方側に配置されている。インストルメントパネル11は、上面11aを有する。
車両用空気吹き出し装置20は、インストルメントパネル11の内側に設けられている。
車両用空気吹き出し装置20は、ケーシング24と、落下防止部25と、回転軸27,28と、フラップ31,32と、を有する。
ケーシング24は、インストルメントパネル11の内側に配置されている。ケーシング24は、流路41と、凹部43と、を区画している。
導出口41Bは、車両10の後方を向くように凹部43の車両10の前方側に位置する部分に開口している。導出口41Bは、導入口41Aと連通している。導出口41Bは、凹部43内に車両用空調装置21により温度調節された空気を導出する。
吹き出し口43Aは、インストルメントパネル11の上面11aに形成されている。吹き出し口43Aは、流路41を介して、凹部43内に供給される温度調節された空気を車室内に導く。
底面43bの端は、側面43aの下端と接続されている。底面43bは、流路41の導出口41B(流路41の開口)よりも下方に配置されている。底面43bは、インストルメントパネル11の上面11a側からフラップ31,32を通過して落下した異物35を受ける面である。
このように、流路41の導出口41B(流路41の開口)よりも下方に凹部43の底面43bを配置させることで、導出口41Bと底面43bとの間に高さの差を設けることが可能となる。
これにより、吹き出し口43Aから異物35が凹部43の底面43bに落下した際、底面43bに落下した異物35が流路の導出口41Bに流入することを抑制できる。
このように、凹部43の底面43bを一端43bAから他端43bBに向かうにつれて高さが低くなる傾斜面とすることで、凹部43の底面43bに落下した異物35を底面43bの他端側(流路41の導出口41Bから離れた側)に集めることが可能となる。これにより、異物35が導出口41B側に移動することを抑制できる。
また、凹部43の底面43bに落下した異物35を底面43bの他端側に集めることで、底面43bに落下した異物35を回収する際の作業効率を高めることができる。
落下防止部25は、凹部43の底面43bのうち、一端43bA側に位置する面に設けられている。落下防止部25は、底面43bの一端43bAから吹き出し口43Aに向かう方向に延びる板状の返し部45である。
外面45bは、凹部43側に位置する流路41の下側を区画している。
このように、外面45bが凹部43側に位置する流路41の下側を区画することで、凹部43の底面43bよりも上方に流路41の導出口41Bを配置させることが可能となるので、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41内に移動することを抑制できる。
また、異物35の外形が空間48の大きさよりも大きい場合には、車両10の後方側に位置する返し部45の端により、流路41側への異物35の移動を抑制することが可能になる。
したがって、上述した返し部45を備えることで、流路41内への異物35の移動を抑制することができる。
回転軸27,28は、車両10の幅方向に延びており、両端が軸線周りに回動可能な状態で吹き出し口43A付近のケーシング24に支持されている。回転軸27,28は、車両10の後方側から前方側に向かって配列されている。
回転軸27は、回転軸28よりも車両10の後方側に配置されている。回転軸28は、回転軸27よりも車両10の前方側(流路41側)に配置されている。
回転軸27は、フラップ31が取り付けられる軸であり、回動することでフラップ31の向きを変える。回転軸28は、フラップ32が取り付けられる軸であり、回動することでフラップ32の向きを変える。
回転軸27は、例えば、返し部45の外面45bの(落下防止部25の外面)の延長線L上に配置させてもよい。
このように、返し部45の外面45bの延長線L上に回転軸27を配置させることで、向かい風がなくなるため、圧損を低減することができる。
フラップ31は、回転軸27に取り付けられることで、吹き出し口43Aに配置されている。フラップ31は、回転軸27とともに回転することで、車室内に空気を吹き出す方向を調整する。
フラップ31は、例えば、返し部45(落下防止部25)の外面45bの延長線上に、フラップ31の先端部31Aの可動範囲Rが位置するように配置させるとよい。
また、フラップ31は、例えば、回転軸27に対して着脱可能に構成してもよい。具体的には、フラップ31を弾性変形可能な構成にしてもよいし、回転軸27に対してフラップ31をねじで止めてもよい。
フラップ32は、例えば、回転軸28に対して着脱可能に構成してもよい。具体的には、フラップ32を弾性変形可能な構成にしてもよいし、回転軸28に対してフラップ32をねじで止めてもよい。
上述したように、流路41の導出口41B(開口)よりも車両10の後方に位置する吹き出し口43Aにフラップ31,32を設けることで、フラップ31,32により凹部43の底面43bに異物35が落下することを抑制できる。
上述したように、返し部45(落下防止部25)の外面45bの延長線上に、フラップ31の先端部31Aの可動範囲Rが位置するようにフラップ31を配置させることで、フラップ31を用いて風向を精度良く制御することができる。
上述したように、フラップ31,32を回転軸27,28に対して着脱可能に構成することで、凹部43の底面43bに落下した異物35を回収する際、回転軸27,28からフラップ31,32を取り外すことが可能となるので、凹部43の底面43bに落下した異物35を容易に回収することができる。
車両用空調装置21は、例えば、吹き出し口43Aが形成された位置よりも相対的に車両10の前方に配置することが好ましい。
上述したように、吹き出し口43Aが形成された位置よりも相対的に車両10の前方に車両用空調装置21を配置させることで、車両用空調装置21により温度調節された空気を迂回させることなく、凹部43に導くことができる。
図3を参照して、第2の実施形態の車両用空気吹き出し装置51が適用された車両50について説明する。図3において、図2に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
車両50は、第1の実施形態で説明した車両10を構成する車両用空気吹き出し装置20に替えて、車両用空気吹き出し装置51を有すること以外は、車両10と同様に構成されている。
車両用空気吹き出し装置51は、第1の実施形態の車両用空気吹き出し装置20を構成する落下防止部25(返し部45)に替えて、落下防止部52を有すること以外は、車両用空気吹き出し装置20と同様に構成されている。
落下防止部52は、凹部43の底面43bのうち、一端43bA側に位置する面に設けられている。落下防止部52は、内面52aと、外面52bと、側面52cと、を有する。
内面52aは、底面43b側に配置された面であり、底面43bに対して面接触している。これにより、内面52aと底面43bとの間には、第1の実施形態で説明した空間48が形成されていない。
側面52cは、落下防止部52の車両50の後方側に配置されている。側面52cは、底面43bの一端43bAから上方に向けて立ち上がった面である。側面52cは、導出口41Bの下方に配置されている。側面52cは、車両50の後方側に位置する内面52a及び外面52bの端と接続されている。
側面52cは、車両50の後方側において凹部43と向かい合っている。具体的には、側面52cは、車両50の後方側において凹部43の側面43aの下部と向かい合っている。
上記構成とされた落下防止部52を有することで、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41側に移動した際、流路41の導出口41Bの下方に位置する側面に52cに衝突させて、側面52c側の上方に配置された流路41の導出口41Bに異物35が向かうことを抑制することが可能となる。これにより、凹部43の底面43bに落下した異物35が流路41内に流入することを抑制できる。
各実施形態に記載の車両用空気吹き出し装置20,51は、例えば、以下のように把握される。
これにより、吹き出し口43Aから異物35が凹部43の底面43bに落下した際、底面43bに落下した異物35が流路41に流入することを抑制できる。
つまり、流路41の下方に配置された凹部43の底面43b、及びフラップ31,32を備えることで、流路41内に異物が流入することを抑制できる。
また、異物35の外形が空間48の大きさよりも大きい場合には、車両10の後方側に位置する返し部45の端により、流路41側への異物35の移動を抑制することが可能になる。
したがって、上記返し部45を備えることで、流路41内への異物35の移動を抑制することができる。
11…インストルメントパネル
11a…上面
12…ハンドル
14…運転席
15…助手席
17…後部座席
20,51…車両用空気吹き出し装置
21…車両用空調装置
24…ケーシング
25,52…落下防止部
27,28…回転軸
31,32…フラップ
31A…先端部
35…異物
41…流路
41A…導入口
41B…導出口
43…凹部
43a,52c…側面
43A…吹き出し口
43b…底面
43B…角部
43bA…一端
43bB…他端
45…返し部
45a,52a…内面
45b,52b…外面
48…空間
Claims (8)
- 車両のインストルメントパネルの上面に形成された吹き出し口を有し、前記インストルメントパネルの上面から下方に凹むように形成された凹部と、
前記車両の後方を向くように前記凹部の前記車両の前方側に位置する部分に開口し、前記凹部よりも下方に配置された車両用空調装置と連通するともに、前記車両用空調装置により温度調節された空気を前記凹部に導く流路と、
前記吹き出し口に配置され、車室内に前記空気を吹き出す方向を調整するフラップと、
を備え、
前記凹部の底面は、前記流路が前記凹部に開口する位置よりも下方に配置され、
前記車両の前方側に位置する前記凹部の底面の一端側に設けられ、前記凹部の底面に落下した異物が前記流路内に移動することを抑制する落下防止部を備え、
前記落下防止部の外面は、前記開口側に位置する前記流路の下側を区画する車両用空気吹き出し装置。 - 前記落下防止部は、前記凹部の底面の一端から前記吹き出し口に向かう方向に延びる板状の返し部であり、前記返し部の内面と前記凹部の底面との間には、空間が形成されている請求項1記載の車両用空気吹き出し装置。
- 前記落下防止部は、前記凹部の底面から立ち上がり、前記車両の後方側において前記凹部と向かい合う側面を有する請求項1記載の車両用空気吹き出し装置。
- 前記落下防止部の外面の延長線上に、前記フラップの先端部の可動範囲が位置するように前記フラップを配置させる請求項1から3のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
- 前記凹部及び前記流路を区画するケーシングと、
前記ケーシングに回動可能に支持され、前記フラップが固定される回転軸と、
を備え、
前記回転軸は、前記落下防止部の外面の延長線上に配置されている請求項1から4のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。 - 前記凹部の底面は、前記底面の一端から前記車両の後方側に位置する他端に向かうにつれて高さが低くなる傾斜面である請求項1から5のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
- 前記フラップは、前記回転軸に対して着脱可能に構成されている請求項5記載の車両用空気吹き出し装置。
- 前記車両用空調装置は、前記吹き出し口が形成された位置よりも相対的に前記車両の前方に配置されている請求項1から7のうち、いずれか一項記載の車両用空気吹き出し装置。
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