JP2001334823A - 車両用の空気吹出し装置 - Google Patents

車両用の空気吹出し装置

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JP2001334823A
JP2001334823A JP2000155001A JP2000155001A JP2001334823A JP 2001334823 A JP2001334823 A JP 2001334823A JP 2000155001 A JP2000155001 A JP 2000155001A JP 2000155001 A JP2000155001 A JP 2000155001A JP 2001334823 A JP2001334823 A JP 2001334823A
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JP
Japan
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air
opening
vehicle
blowing device
air outlet
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JP2000155001A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用内装部材に設けられるエアアウトレッ
トを移動可能とすることで、所望の個所から調温空気を
吹出させる。 【解決手段】 車両用内装部材12の適所に、所要長の
開口部28を形成する。空調装置16に接続するダクト
18を、前記開口部28を後方側から全てカバーし得る
ように配設する。前記ダクト18と開口部28との間
に、該開口部28の長手方向に沿って移動させ得るカバ
ー部材30を介在させると共に、このカバー部材30に
エアアウトレット14を開設する。従って、エアアウト
レット14を開口部28に沿って適宜位置へ移動させる
ことで、調温空気の吹出位置を変更し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用の空気吹出
し装置に関し、更に詳細には、例えばインストルメント
パネルの如き車両用内装部材に設けられるエアアウトレ
ットを移動可能として、所望の個所から調温空気を吹出
させ得るようにした車両用の空気吹出し装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の空気吹出し装置10の概略
構成を縦断面で示すものであって、車両用内装部材、例
えばインストルメントパネル12にエアアウトレット1
4が設けられ、このエアアウトレット14は車両に搭載
した空調装置16に連通接続するダクト18から調温空
気の供給を受けて、該空気を車内へ吹出し得るようにな
っている。なお車両用内装部材12としては他にフロア
コンソールが挙げられ、該フロアコンソールの後方座席
に指向する側に前記エアアウトレット14を設けて、調
温空気を後方座席側へ吹出すようにした空気吹出し装置
10も実施されている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】前述した調温空気吹出し用の
エアアウトレット14は、その開口内に格子状のルーバ
(乃至フィン)19を備えているので、該ルーバ19を上
下または左右の各方向へ回動させることで、該空気の吹
出し方向を乗員の所望に応じて所定範囲で自由に調節可
能である。しかし既存のエアアウトレット14は配設位
置が固定されているから、風向きを変化させることは出
来ても、風量によっては吹出された調温空気を思うとこ
ろまで到達させることが困難な場合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために提案されたものであって、車両用内装部材に設
けられるエアアウトレットを移動可能とすることで、所
望の個所から調温空気を吹出させることの可能な車両用
の空気吹出し装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、車両用内装部材の適所
に開設され、車両搭載の空調装置に接続するダクトに連
通して、車内への調温空気の吹出しを行なう空気吹出し
装置において、前記車両用内装部材の適所に形成した所
要長の開口部と、前記車両用内装部材の裏面側に位置し
て、少なくとも前記所要長の開口部を後方側から全てカ
バーし得る構成とした前記ダクトと、前記車両用内装部
材と前記ダクトとの間に介在し、前記開口部を含む長手
方向に沿って移動させ得るカバー部材と、前記カバー部
材に開設されて車内に開放し、該カバー部材を前記長手
方向に沿って移動させることで、前記開口部内の所望の
位置に臨ませ得るエアアウトレットとから構成したこと
を特徴とする。この場合に前記開口部は、車両用内装部
材に縦方向へ延在するよう形成しても、また横方向へ延
在するよう形成するようにしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る車両用の空気吹
出し装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。なお、図8に関して説明し
た部材と同一の部材については、既出の符号と同じ符号
で指示するものとする。
【0007】図1は好適な実施例に係る空気吹出し装置
10を縦断面図であり、図2は該空気吹出し装置10が
配設されるインストルメントパネル12の斜視図であ
る。図2において、インストルメントパネル12の中央
から下方へ向けてセンタークラスタ22が延出し、該セ
ンタークラスタ22には、例えばラジオ等のオーディオ
機器24や車両搭載の各種機器の操作ボタン26が配設
されている。そして実施例に係る空気吹出し装置10
は、前記センタークラスタ22におけるオーディオ機器
24等を挾む左右に個別に設けられて、そのエアアウト
レット14を後述の如く縦方向の任意の位置へ移動させ
得るようになっている。
【0008】すなわち図1〜図3に示す如く、インスト
ルメントパネル12の一部を構成するセンタークラスタ
22の左右に、帯状に所要長で下方へ延在する開口部2
8,28が形成されている。また図1から判明するよう
に、前記インストルメントパネル12の裏面側には空調
装置16に接続するダクト18が位置しており、このダ
クト18は少なくとも前記所要長の開口部28を後方側
から全てカバーし得る長さ寸法に設定されている。
【0009】図1のIV−IV線矢視図である図4および図
4のV−V線矢視図である図5に示すように、前記インス
トルメントパネル12と前記ダクト18との間には長尺
のカバー部材30が介在して、前記開口部28を含む長
手方向に沿って移動させ得るようになっている。すなわ
ち前記カバー部材30は、図6に示す如く、多数の細長
く薄い板状片であるスラット32を折曲自在に横方向へ
連結することで可撓性を付与した帯状部材として構成さ
れ、該カバー部材30における長手方向の両側端縁を前
記インストルメントパネル12とダクト18との間隙中
に対応的に介在させるようにしてある。これによりカバ
ー部材30は、鎧戸(シャッター)状に前記インストルメ
ントパネル12と前記ダクト18との間を所定の範囲内
で移動可能であり、該カバー部材30の移動領域内に前
記ダクト18が後側に連通している開口部28が位置す
るよう設定されている。なおカバー部材30は、そのス
ラット32を外部へ露出させた形態のままとしてもよい
が、図7に示すように、該カバー部材30の表面に例え
ば木目状の軟質シート34を貼合わせることで、車内に
露呈する側を加飾するようにしてもよい。
【0010】前記鎧戸状のカバー部材30には、殊に図
1および図3に示すように、該カバー部材30の適宜の
個所にエアアウトレット14が開設され、このエアアウ
トレット14は該カバー部材30を移動させた際に、常
に前記開口部28の開設領域内において所望の位置に到
来させ得るようになっている。この場合に前記開口部2
8には、その開設領域の後方側を全てカバーし得る前記
ダクト18が連通しているから、前記空調装置16から
の調温空気(冷気・暖気)は該ダクト18を介して前記カ
バー部材30に開設したエアアウトレット14を介して
車内へ吹出すことになる。
【0011】前記カバー部材30には、図4および図5
に示すように、その長手方向の両側端縁で、かつ前記エ
アアウトレット14に隣接する部位に半球状の突起30
a,30aを突設すると共に、前記ダクト18の対応面
に所要間隔でノッチ18aを凹設しておくことが好まし
い。これにより前記エアアウトレット14をカバー部材
30と共に移動させると、その移動につれて各突起30
aが前記ノッチ18aと対応的に嵌合して、該カバー部
材30の段階的な位置決め(クリックストップ)が可能と
なる。なおエアアウトレット14は、その風向きを調節
するため前述したルーバ19を備えているが、図1では
図示を省略してある。このようにルーバ19が設けてあ
れば、前記エアアウトレット14からの風の吹出しは該
ルーバを閉じることで止めることができる。しかしルー
バ19を設けなくても、前記エアアウトレット14を移
動領域の上端または下端へ移動させて、前記開口部28
に連通しないようにすることで、風の吹出しを止めるよ
う設計することも可能である。
【0012】このように図1の実施例に係るエアアウト
レット14は、これが設けられる前記カバー部材30と
共に、前記開口部28の開設領域内で上下に移動させ得
るものであるから、このエアアウトレット14を手動操
作して所望の場所まで到来させることができる。従って
前記空調装置16からの風量が充分でない場合であって
も、エアアウトレット14を最も調温空気の到達し易い
個所まで移動させることで効率的な空調を達成し得るも
のである。
【0013】先に述べた実施例では、インストルメント
パネル12に開設される開口部28は縦方向に延在し、
従ってエアアウトレット14およびカバー部材30は上
下方向に移動するものであった。しかし図2に外面的に
示すように、前記開口部28をインストルメントパネル
12に対して横方向に形成し、前記エアアウトレット1
4およびカバー部材30を左右方向に移動させ得るよう
構成したものであってもよい。また車両用内装部材とし
てインストルメントパネル12を挙げたが、これに限定
されるものではなく、例えばフロアコンソールの後方座
席に指向する側に前記空気吹出し装置10を配設するよ
うにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る車両
用の空気吹出し装置によれば、従来の車両用内装部材に
設けたエアアウトレットが固定的なものであったところ
を、該車両用内装部材に形成した開口部の範囲内で該エ
アアウトレットを移動可能とすることで、所望の個所か
ら調温空気を吹出させることができて車両内での快適性
を向上させ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に係る空気吹出し装置の縦
断面図である。
【図2】図1に示す空気吹出し装置が配設されるインス
トルメントパネルの概略斜視図である。
【図3】図1に示す空気吹出し装置の概略構成を示す一
部省略斜視図である。
【図4】図1をIV−IV線の矢視方向から観察した断面図
である。
【図5】図4をV−V線の矢視方向から観察した断面図で
ある。
【図6】多数のスラットを折曲自在に横方向へ連結して
可撓性を付与したカバー部材の断面図である。
【図7】軟質シートを表面に貼合わせることで加飾した
カバー部材の断面図である。
【図8】従来の車両用空気吹出し装置の概略を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
12 車両用内装部材(インストルメントパネル) 14 エアアウトレット 16 空調装置 18 ダクト 28 開口部 30 カバー部材 32 スラット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用内装部材(12)の適所に開設され、
    車両搭載の空調装置(16)に接続するダクト(18)に連通し
    て、車内への調温空気の吹出しを行なう空気吹出し装置
    において、 前記車両用内装部材(12)の適所に形成した所要長の開口
    部(28)と、 前記車両用内装部材(12)の裏面側に位置して、少なくと
    も前記所要長の開口部(28)を後方側から全てカバーし得
    る構成とした前記ダクト(18)と、 前記車両用内装部材(12)と前記ダクト(18)との間に介在
    し、前記開口部(28)を含む長手方向に沿って移動させ得
    るカバー部材(30)と、 前記カバー部材(30)に開設されて車内に開放し、該カバ
    ー部材(30)を前記長手方向に沿って移動させることで、
    前記開口部(28)内の所望の位置に臨ませ得るエアアウト
    レット(14)とから構成したことを特徴とする車両用の空
    気吹出し装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部(28)は、車両用内装部材(12)
    に縦方向へ延在するよう形成されている請求項1記載の
    車両用の空気吹出し装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部(28)は、車両用内装部材(12)
    に横方向へ延在するよう形成されている請求項1記載の
    車両用の空気吹出し装置。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材(30)は、多数のスラット
    (32)を横方向に折曲自在に連結することで可撓性を付与
    した長尺の帯状部材である請求項1〜3の何れかに記載
    の車両用の空気吹出し装置。
JP2000155001A 2000-05-25 2000-05-25 車両用の空気吹出し装置 Pending JP2001334823A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7360284B2 (ja) 2019-09-13 2023-10-12 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 車両用空気吹き出し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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