JPWO2017174661A5 - - Google Patents

Description

本発明による植物性紙はまた、第２の紙と共に用いられてハイブリッド紙を形成してもよい。この第２の紙は、当業者には既知の、湿式法、人工もしくは天然の長繊維を用いる乾式カード法、あるいは人工もしくは天然の長繊維を用いるエアレイド法により製造することができる。この第2の紙は、スパンボンド支持体であってもよい。

Claims (20)

1. 乾燥植物性紙であって、
   ・溶媒での抽出を経た植物の繊維を含み、
   ・溶媒に可溶な植物の抽出物を、前記植物性紙の乾燥物の質量の3％未満含み、
   前記植物繊維の量は、植物性紙繊維の全量に対して少なくとも50質量％であり、
   前記溶媒は、水または70から30の水／アルコールの混合物であり、
   前記溶媒は、苛性ソーダ、ソーダ灰、並びに、カルボン酸及び過酸化水素を含まず、
   前記植物が、植物の一部であり、
   前記植物の一部が、茶の木の葉、カカオ豆を保護する殻、コーヒー豆を包む膜、またはビール搾り滓から選択される、乾燥植物性紙。
2. 植物が、カカオ豆の木、コーヒーの木、茶の木、ブドウ、生姜、イチョウ、カモミール、トマト、ツタ、マテ、ルイボス、キュウリ、穀物、または木から選択される、請求項1に記載の乾燥植物性紙。
3. 前記植物の一部が、樹木の辺材、心材、及び髄から選択される、製紙に使用される部分ではない、請求項1に記載の乾燥植物性紙。
4. 前記植物の一部がカカオ豆を保護する殻である、請求項1に記載の乾燥植物性紙。
5. 前記植物の一部がコーヒー豆を包む膜である、請求項1に記載の乾燥植物性紙。
6. 前記植物の一部が茶の木の葉である、請求項1に記載の乾燥植物性紙。
7. 前記植物性紙が、ボール紙である、請求項1から6のいずれか一項に記載の乾燥植物性紙。
8. 請求項1から7のいずれか一項に規定の乾燥植物性紙を含む包装紙。
9. 請求項1から7のいずれか1項に規定の乾燥植物性紙を含む装飾紙。
10. 請求項1から7のいずれか1項に規定の乾燥植物性紙を含む便箋。
11. 請求項1から7のいずれか1項に規定の乾燥植物性紙を含む衛生用紙。
12. 請求項1から7のいずれか一項に規定の乾燥植物性紙を含む吸収紙。
13. 請求項1から7のいずれか一項に規定の植物性紙を含むクリーニングワイプ。
14. ボディケアとしての使用または家庭用メンテナンス向けの、請求項13に記載のクリーニングワイプ。
15. 請求項1から7のいずれか一項に規定の乾燥植物性紙を含む化粧品。
16. 前記化粧品が、フェイスマスク、アイパッチ、またはボディー包膜である、請求項15に記載の化粧品。
17. 請求項1から7のいずれか1項に規定の乾燥植物性紙を含むハンカチ。
18. 請求項1から7のいずれか一項に規定の乾燥植物性紙と第2の紙とを含むハイブリッド紙であって、
    前記第2の紙が、スパンボンド支持体であるか、又は湿式法、人工もしくは天然の長繊維を用いる乾式カード法、あるいは人工もしくは天然の長繊維を用いるエアレイド法により製造されている、ハイブリッド紙。
19. 下記の工程：
    ・1つ以上の植物部分を溶媒と混合して、溶媒に可溶な植物の抽出物を抽出する工程；
    ・次いで、溶媒に可溶な植物の抽出物を、植物の繊維性部分から分離して、本発明による繊維を得る工程；及び
    ・本発明による繊維を抄紙機に通して植物性紙を製造する工程；
    を含み、
    前記溶媒は、水または70から30の水／アルコールの混合物であり、
    前記溶媒は、苛性ソーダ、ソーダ灰、並びに、カルボン酸及び過酸化水素を含まない、請求項1から7のいずれか一項に規定の乾燥植物性紙の製紙方法。
20. 溶媒が水であり、抽出が大気圧で行われ、水温が30℃から100℃である、請求項19に記載の方法。