JP2005119967A - 動物用食器の下敷きシート - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻類など不潔、不快な害虫に対する忌避効能を有する動物用食器の下敷きシートを提供する。
【解決手段】ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物をシートに塗布又は含浸させる。前記植物エキス組成物には、虫類に対する忌避効能の持続性を高める持続性向上剤が含有されていることを特徴とする動物用食器の下敷きシート。また、ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物に、更に緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分及びびわ葉エキス成分の少なくとも1種を添加した植物エキス組成物をシートに塗布又は含浸させたことを特徴とする動物用食器の下敷きシート。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻等の不潔、不快な虫類に対する忌避機能を有する動物用食器の下敷きシートに関する。
犬、猫を始めとするペット動物に餌を与える際は、食器に入れて与えるのが一般的である。
ペット動物の中には、例えば、猫科の動物のように、与えられた餌を一度に全部食べず食べ残し、後で再度食べると言う習性がある。
この為、食べ残した餌の周りには、ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻等が集まる原因となり極めて不潔、不快な状態となる場合がある。殊に、ペット動物を屋外で飼う場合は尚更である。
因みにハエ、ダニは、病原菌を媒介する害虫でもあり、これが人、動物に付着すると様々な病気を惹起させる原因となることは良く知られている。
そこで、餌を入れる食器の周りには虫類が近寄らないように忌避剤や殺虫剤を散布する場合がある。しかし、従来から使用されている忌避剤にしろ、殺虫剤にしても、その殆んどが人や動物に触れたり、誤って口にした場合には有害であるものが多く、最近は、そのような有害物質の使用に制約が課せられることが多くなってきている。
このようなことから、人、動物には無害であり、しかも虫類には優れた忌避効能を発揮し得る忌避剤の開発が待たれている。
本発明者は、人、動物には無害で、ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻等のような虫類に対し優れた忌避効能をもった忌避剤を開発すべく、その原料として、古くから薬草として知られているヨモギに着目し、ヨモギを利用した忌避剤の開発について検討してきた。
ヨモギは、ビタミン類、酵素、ミネラル、タンニン、精油等を含有し、美肌、浄血、腹痛、出血、腰膝の痛み、打ち身、消炎、白血球の増加に効果があるとされ、薬草としての歴史も古く、更に抗菌作用、害虫忌避効能もあるとされている。しかしその効能は、ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻等に対しては必ずしも十分であるとは言えない。
そして、本願出願人は、先にヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物を塗布又は含浸させてなる貯穀害虫忌避用紙に関する発明につき特許出願をしている。(特許文献1)
特開2003−40721号公報
上記の特許文献1の発明は、ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物を紙の全面に塗布又は含浸させてなる貯穀害虫忌避用紙を内容とするものであるが、本発明者は、このヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物を使用して、ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻等の不潔、不快な虫類に対する忌避機能を有する動物用食器の下敷きシートを提供できないかとの観点から検討を重ねた結果、本発明を完成したものである。
本発明は、ゴキブリ、ハエ類、ダニ、蟻等に対する忌避機能を有する動物用食器の下敷きシートを提供することを課題とする。
本発明は、次の発明を包含する。
(1)モギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物を塗布又は含浸して成る動物用食器の下敷きシート。
(2)キス組成物には、虫類に対する忌避効能の持続性を高めための持続性向上剤が含有されていることを特徴とする(1)記載の動物用食器の下敷きシート。
(3)持続性向上剤が、吸油量100ml/100g(JIS K 5101)以上の顔料である(2)記載の動物用食器の下敷きシート。
(4)持続性向上剤が、ケイソウ土、焼成ケイソウ土、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、焼成カオリン、無定形シリカ、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、活性白土、ゼオライト、焼成カオリン、無定形シリカ、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、活性白土、ゼオライトの少なくとも1種である(2)または(3)記載の動物用食器の下敷きシート。
(5)前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液は、共に同じ抽出方法によって原料ヨモギ及び原料ドクダミから抽出された抽出原液である(1)〜(4)のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
(6)前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液の混合比が75:25〜50:50である(1)〜(5)のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
(7)前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物に、更に緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分、びわ葉エキス成分の少なくとも一種を添加した植物エキス組成物を塗布又は含浸させたことを特徴とする動物用食器の下敷きシート。
(8)前記緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分及びびわ葉エキス成分は、それぞれの原料植物である緑茶、熊笹、朝鮮人参葉炭化物、山椒炭化物、檜地下茎、菖蒲葉及びびわ葉から抽出された抽出原液である(1)〜(7)のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
(9)定着剤が、植物エキス含有液と相溶性の良い結着剤である(1)〜(8)のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
(10)定着剤が、植物エキス含有液と相溶性の良いコーティング剤、印刷インキ、帯電防止塗料である(1)〜(9)のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
(11)植物エキス組成物を塗布又は含浸するシートが、紙(合成紙を含む)、布、不織布又はフィルムである(1)〜(10)のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
ヨモギエキス抽出液とドクダミエキス抽出液及び定着剤を主成分とする植物エキス含有液組成物、又はヨモギエキス抽出液とドクダミエキス抽出液及び定着剤を主成分とする植物エキス含有液組成物に、更に緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分、びわ葉エキス成分の少なくとも一種を併用した植物エキス組成物、あるいはこの植物エキス組成物に、更に虫類に対する忌避効果の持続性を高めるための持続性向上剤兼ブロッキング防止材を添加した植物エキス組成物をシートに塗布させることにより、人・動物には無害で、優れた忌避用シートが得られた。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、ヨモギエキス含有液にドクダミエキス含有液を混合することが極めて効果的であること、ヨモギエキス含有液、ドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物に、更に緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分、びわ葉エキス成分の少なくとも一種を添加した植物エキス組成物がより効果的であること、更に当該植物エキス組成物に比表面積の大きい顔料等を添加すると忌避効果の持続性を更に高められることを見出すと共に、この知見を基にこれらの植物エキス組成物をシートに塗布又は含浸した不潔、不快な虫類に対する忌避効能を有する動物用食器の下敷きシートを発明したものである。
因みに、ヨモギエキス抽出液とドクダミエキス抽出液及び定着剤を主成分とする植物エキス含有液組成物、及びヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物に、更に緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分、びわ葉エキス成分の少なくとも一種を添加する場合に、なぜヨモギのエキス成分含有液単独又ははドクダミのエキス成分含有液単独の忌避効果に比較して遥かに優れた相乗的忌避効能が発揮されるかの理由については必ずしも明らかではない。
本発明で用いられるヨモギエキス含有液は、キク科の多年草で、苦ヨモギ、アルテミシア・アブロタム、クソニンジン(バカニンジン)、アルテミシア・マノマラ、カワラニンジン(ニンジン)、カワラヨモギ(ネズミヨモギ、カトリグサ)、セメンシナ、オトコヨモギ、ヨモギナ、オオヨモギ(ヤマヨモギ、エゾヨモギ)、ミブヨモギ、ヨモギ(カズザキヨモギ、モチグサ)、ハマヨモギ等の抽出液に含まれるエキス成分を含有する液である。
ドクダミは、生薬「ジュウヤク」の基原植物として知られている。ドクダミは、デカノイル、アセトアルデヒドとラウリンアルデヒド等を含有し、黴の防止、ハクセン菌、タムシ、水虫、ブドウ球菌、利尿作用、毛細血管の強化作用等の効果があるとされ、生葉からエキスを絞ったものを利用したり、生葉を揉んだりして患部に塗ったり、貼ったり、又は、煎じて飲んだりして利用してきており、その効能には、更に害虫忌避作用もあるとされている。本発明で使用するドクダミエキス含有液は、このようなドクダミの抽出液中に含まれるエキス成分を含有する液である。
ヨモギエキス含有液及びドクダミエキス含有液としては、ヨモギ及びドクダミを一般的に行われている抽出方法で抽出して得られる抽出原液をそのまま使用することができる。
抽出方法としては、ヨモギ及びドクダミを別々にその乾燥重量の2〜8重量倍の水(精製水が好適である)に、約5時間〜10日程度、好ましくは約60時間〜180時間、浸して抽出する方法がある。
抽出温度は、10〜90℃程度、好ましくは15〜40℃程度の常温で自然抽出するのが好適である。即ち、典型的には、自然乾燥させたヨモギ及びドクダミを別々に3〜5kgを常温にて精製水10〜20リットルに約120時間浸し、自然抽出する。なお、抽出法に関しては、例えば熱水抽出法、アルコール抽出法、水蒸気蒸留法、ソックスレー抽出器を用いる抽出法で抽出してもよい。
上記のヨモギ及びドクダミからエキス成分を抽出する場合、植物の全草を用いてもよいが、花、茎、根、葉、種子、果実、樹皮等、各植物において特に忌避作用の強い成分を多く含有する部位が明らかである場合は、その部位を選択して用いることが好ましい。また、植物をそのまま抽出してもよく、細切、乾燥、粉砕等の処理を行ってから抽出操作を行ってもよい。なお、緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分、びわ葉エキス成分も一般的に知られている抽出方法により得られる抽出原液をそのまま使用することができる。
本発明で使用する、ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液としては、上記した種々の抽出方法によって得られる抽出液(原液)同士を任意に混合して使用することができる。むろん、該抽出液を濃縮して得られる固体状或いは液体状のエキス分を水に再溶解してエキス含有液を調整して使用することもできる。
本発明者の実験によれば、同じ抽出方法で得た抽出原液同士を混合する場合は、ヨモギ抽出原液(ヨモギエキス含有液)とドクダミ抽出原液(ドクダミエキス含有液)の重量比が75:25〜50:50となるように混合することが好ましいことが判明している。
しかし、抽出方法が異なっている抽出原液同士でも、両抽出原液を混合使用するだけで各単独使用の場合に比較してより強い効果が得られることは判明しているので、本発明は、各種の抽出方法によって得られるヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を任意に組み合わせて使用している植物エキス組成物を包含するものである。
本発明で使用する植物エキス組成物は、例えば、同じ抽出方法によって得られているヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液の重量比が75:25〜50:50となるように混合し、これに定着剤として、植物エキス含有液との相溶性の良い結着剤(例えば、ポリビニルアルコール、アクリル系樹脂接着剤、スチレン・ブタジエン共重合ラテックス、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル共重合体、ポリエステル樹脂等)を配合する方法、植物エキス含有液との相溶性の良いコーティング剤、印刷インキ、帯電防止塗料等を配合する方法(この場合は、コーティング剤、印刷インキ、帯電防止塗料等が植物エキス含有液の定着剤となる)、或いは上記ヨモギ抽出原液(40〜60重量%)、ドクダミ抽出原液(20〜35重量%)及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物に、更に緑茶エキス抽出原液、熊笹エキス抽出原液、朝鮮人参葉炭化エキス抽出原液、山椒炭化エキス抽出原液、檜地下茎エキス抽出原液、菖蒲葉エキス抽出原液、びわ葉エキス抽出原液の少なくとも一種を配合する方法、或いはこれらの植物エキス組成物に忌避効能の持続性を高めるための持続性向上剤を添加し、全体が100(重量%)になるように調整する方法を採ることもできる。また、この植物エキス組成物に必要に応じて、増粘剤、塗れ向上剤、消泡剤、ブロッキング防止剤、滑剤、希釈剤等を添加しても良い。
因みに、持続性向上剤としては、比表面積の大きい顔料が好ましく、吸油量が100ml/100g(JIS K 5101)以上の多孔性顔料が好適である。具体的な顔料としては、焼成カオリン、無定形シリカ、酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、活性白土、ゼオライト等を挙げることができ、なかでも無定形シリカは比表面積が大きく特に好ましい。
このような顔料を添加することで植物エキス組成物が顔料に吸着し、その結果、忌避効能の持続性が向上することになる。又前記のような顔料を添加すると、塗工層のブロッキング防止の効果をも付与することが可能となる。
持続性向上剤の植物エキス組成物への適性添加量は、植物エキス組成物を塗布又は含浸するシートの種類、或いは使用する顔料の種類によっても異なるため特定することはできないが、持続性向上剤としての機能が発揮し得る範囲で適性量を決定すれば良い。
このように調整した植物エキス組成物を、紙類、合成紙、布、不織布又はフィルム等のシートに塗布又は含浸して動物用食器の下敷きシートとする。
前記の植物エキス組成物をシートに塗布又は含浸させる方法としては、エアーナイフコーター、ロールコーター、グラビアコーター、バーコーターを始め、各種コーター又はサイズプレス等の装置を使用することができる。
塗布又は含浸量は、植物エキス組成物の原液をそのまま使用する場合と、水で希釈して使用する場合とでは異なるが、原液をそのまま使用する場合は、0.5ml/m〜40ml/m、好ましくは1.0ml/m〜30ml/m、より好ましくは2.0ml/m〜20ml/mである。因みに0.5ml/m未満に相当するような塗布又は含浸量では忌避効果が十分でない場合が多くなるし、また40ml/mを超える塗布又は含浸量に相当する量としても、塗布又は含浸量を増やした分に見合った効果の向上は期待できない場合が多い。
実施例
以下、実施例に基づいて説明する。
(ヨモギ、ドクダミ、緑茶、熊笹、朝鮮人参葉、びわ葉、各エキスの抽出)
各実施例及び比較例で使用したヨモギ抽出原液及びドクダミ抽出原液は、乾燥ヨモギ及び乾燥ドクダミを別々に10倍の水(20℃)に浸漬し、5日間かけて自然抽出して抽出原液を得、該抽出原液をそのまま使用した。同じ方法で緑茶、熊笹、朝鮮人参葉、びわ葉の各エキス含有成分についても、それぞれの抽出原液を得てそれらをエキス含有成分としてそのまま使用した。
[効果の評価方法]
(ゴキブリについての忌避評価設備)
縦51cm×横43cm×高さ22cmの試験容器の中央に、25cm×22cmの分離仕切り板を設置して2つの試験区A及びBとゴキブリ30頭を放つ試験区Cが設けられており、容器の上部全体には供試虫が逃亡できないきように透明ペット板で覆った容器を準備する(第1図参照)。
(ゴキブリについての忌避評価方法)
前記設備における一方の試験区Aに植物エキス組成物を塗布した忌避用シート片を置き、他方の試験区Bに無処理シート片を置く。次いで容器内の試験区Cに、ゴキブリ30頭を放ち、30分、60分、120分後の試験区A、B及びC内にいるゴキブリの頭数を数え忌避データとする。
(ハエについての忌避評価方法)
ゴキブリについての忌避評価設備を使用する。
前記設備における一方の試験区Aに植物エキス組成物を塗布した忌避用シート片を置き、他方の試験区Bに無処理シート片を置く。次いで容器内の試験区Cに、ハエ30匹を放ち、30分、60分、120分後の試験区A、B及びC内にいるハエの数を数え忌避データとする。
(忌避効果の持続性評価装置)
ゴキブリについての忌避評価設備を使用する。
(忌避効果の持続性評価方法)
忌避用シートを作成した時点から、1ヶ月経過毎に持続性評価装置を使用してゴキブリに対する忌避効果を調べ、効果がほぼ半減するまでの期間をもって持続性評価とする。
実施例1
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を60:40の比率で混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例2
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を50:50の比率で混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス含有液組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例3
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、75:25の比率で混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例4
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に緑茶抽出原液5質量部を混合した。この混合液97質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例5
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に熊笹抽出原液5質量部を混合した。
この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例6
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を60:40の比率で混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例7
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を50:50の比率で混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例8
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、75:25の比率で混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例9
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に緑茶抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例10
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に熊笹抽出原液5質量部を混合した。
この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例11
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に朝鮮人参葉抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例12
実施例1と同じヨモギ抽出液原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に山椒炭化抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例13
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に檜地下茎抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例14
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更に菖蒲葉抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例15
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液95質量部に、更にびわ葉抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例16
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液85質量部に、更に緑茶抽出原液(5質量部)、熊笹抽出原液(5質量部)、朝鮮人参葉炭化抽出原液(5質量部)を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例17
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液85質量部に、更に緑茶抽出原液(5質量部)、熊笹抽出原液(5質量部)、朝鮮人参葉炭化抽出原液(5質量部)を混合した。この混合液100質量部に対してアクリル系帯電防止性コーティング剤(アルテック(株)製 商品名「BONDEIP PA−100 主剤:硬化剤=1:1」)4部及びコロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.2質量部を添加混合して、更にイソプロピルアルコールにて2倍に希釈して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例18
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液85質量部に、更に緑茶抽出原液(5質量部)、熊笹抽出原液(5質量部)、朝鮮人参葉炭化抽出原液(5質量部)を混合した。この混合液50質量部に対して水性グラビア印刷用インキ(東洋インキ製造(株)製 商品名「アクワフロンテ」)100質量部を添加し植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビア印刷機でファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例19
実施例1と同じヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液を、60:40の比率で混合した。この混合液85質量部に、更に緑茶抽出原液(5質量部)、熊笹抽出原液(5質量部)、朝鮮人参葉炭化抽出原液(5質量部)を混合した。この混合原液100質量部にアクリル系コーティング剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10部、ぬれ向上剤(日本油脂(株)製 商品名「ラピゾールB−07」)1質量部、持続性向上剤(富士シリシア(株)製 「サイリシア310」)0.1質量部を添加して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をインラインコート方式にてファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
実施例20
実施例1の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)を、固形分30%のポリビニルアルコール水溶液(クラレ(株)製 商品名「PVA105」)10質量部に代えた以外は、実施例1と同様にして動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例1
ヨモギ抽出原液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例2
ドクダミ抽出原液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例3
ヨモギ抽出原液95質量部と緑茶抽出原液5質量部を混合した。
この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例4
ヨモギ抽出原液95質量部と熊笹抽出原液5質量部を混合した。
この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例5
ヨモギ抽出原液95質量部と朝鮮人参葉抽出原液5重量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例6
ヨモギ抽出原液95質量部と山椒炭化抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例7
ヨモギ抽出原液95質量部と檜地下茎抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例8
ヨモギ抽出原液95質量部と菖蒲葉抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例9
ヨモギ抽出原液95質量部とびわ葉抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をグラビアコーターでファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
比較例10
ヨモギ抽出原液85質量部に、更に緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を混合した。この混合液100質量部に対して固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合して植物エキス組成物とした。
この植物エキス組成物をインラインコート方式にてファンシーペーパー(116g/m)に10ml/m2を塗布・乾燥して動物用食器の下敷きシートとした。このシートについて、「ゴキブリ」及び「ハエ」に対する忌避効果及び忌避持続効果を図1の装置で、それぞれ試験し評価した。「ゴキブリ」についての忌避効果、忌避持続効果についての評価結果は表1に、「ハエ」に対する忌避効果についての評価結果は表2に示す通りであった。
Figure 2005119967
Figure 2005119967
本発明の動物用食器下敷きシートは、猫、犬をはじめ種々の動物に餌を与える場合、ゴキブリ、ダニ、ハエ、蟻等の不潔、不快な虫類を忌避するために利用することができる。
前記した実施例及び比較例の忌避用シートについて、ゴキブリ及びハエに対する忌避効果を評価するための装置を示す平面説明図。
符号の説明
1 忌避効果評価装置
2 分離仕切り板
3 試験区A
4 試験区B
5 試験区C
6 ゴキブリ(ハエ)





Claims (10)

  1. ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物を塗布又は含浸させて成る動物用食器の下敷きシート。
  2. 前記植物エキス組成物には、虫類に対する忌避効能の持続性を高める持続性向上剤が含有されていることを特徴とする請求項1記載の動物用食器の下敷きシート。
  3. 持続性向上剤が、吸油量100ml/100g(JIS K 5101)以上の顔料である請求項2記載の動物用食器の下敷きシート。
  4. 持続性向上剤が、ケイソウ土、焼成ケイソウ土、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、焼成カオリン、無定型シリカ、珪酸カルシウム、酸化カルシウム、活性白土、ゼオライトの少なくとも1種である請求項2又は3記載の動物用食器の下敷きシート。
  5. ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液は、共に同じ抽出方法によって原料ヨモギ及び原料ドクダミから抽出された抽出原液である請求項1〜4のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
  6. ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液の混合比が75:25〜50:50である請求項1〜5のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
  7. ヨモギエキス含有液とドクダミエキス含有液及び定着剤を主成分とする植物エキス組成物に、更に緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分及びびわ葉エキス成分の少なくとも1種を添加した植物エキス組成物をシートに塗布又は含浸させたことを特徴とする動物用食器の下敷きシート。
  8. 定着剤が、植物エキス含有液と相溶性の良い結着剤である請求項1〜7のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
  9. 定着剤が、植物エキス含有液と相溶性の良いコーティング剤、印刷インキ、帯電防止塗料である請求項1〜8のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。
  10. 植物エキス組成物を塗布又は含浸するシートが、紙、合成紙、布、不織布又はフィルムである請求項1〜9のいずれか一項に記載の動物用食器の下敷きシート。




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