JP2009511567A - 天然農薬 - Google Patents
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Abstract
天然農薬は担体に含浸されたニンニク油とカラシ油の組合せを含む。担体はトウモロコシ穂軸粒子、また特にトウモロコシ穂軸の木質環およびチャフより形成された吸収組成物であってもよい。ニンニク油とカラシ油などの他の精油の組合せは細菌、真菌の発育の阻害および害虫の撲滅に相乗的効果を有する。
Description
本発明は、細菌、菌類の発育の阻害、および害虫の撲滅に対して相乗的効果を有する、ニンニクおよび1つあるいはそれ以上の精油より製造される、天然農薬などの有効成分を徐々に放出するのに用いる、トウモロコシ穂軸粒子などの吸収組成物に関する。
一般に、家庭用に販売されているものを含む市販の殺虫剤は、対象害虫に対して毒性であるに留まらず、比較的狭い環境において用いられかつエアロゾルスプレーとして送達された場合、ヒトおよび家庭のペットに対しても毒性となるのに十分な濃度で存在することもある有効成分あるいは「毒物」を含む。多様な望ましくない副作用には、即時性あるいは遅延性神経毒性反応および/または窒息などが含まれることもある。一部の個体ではこのような物質の有害な臭気によってさえ頭痛あるいは胃の不調が引き起こされることもある。これらの有害な副作用は、このような組成物が感受性の高まった人、あるいは小児や乳児のように体格の小さな人と接触するときに悪化する。
かねてより、対象害虫の完全かつ迅速な死滅に有効であるが、ヒトおよびペットには無毒性の殺虫剤組成物、特に住居内においてエアロゾル形態で使用することを意図したものの開発が試みられている。アメリカ合衆国環境保護局(EPA)は、連邦殺虫剤、殺カビ剤および殺鼠剤法の下で、農薬組成物における潜在的毒性成分の使用を規制している。EPAによって活性あるいは不活性物質のいずれかと見なされたいくつかの物質は規制解除されるか、あるいは通常の使用において最小限のリスクをもたらす許容「安全」物質として鑑別される。他の物質は現在調査を受けており、いずれは規制解除されると思われる。規制解除された物質は、一般的に消費者によって無毒性と見なされる。したがって、本明細書において用いられる用語「無毒性」は、対象害虫を死滅する効果が高い一方で、ヒト、特に小さな小児、およびペットの周辺で用いる上で安全な組成物を表すことを意図する。
残念ながら、規制解除された物質を有効成分として含む、これまでに入手可能である無毒性殺虫組成物は有効性が限られていた。このような殺虫剤において規制解除された精油を有効成分として用いる試みは、限られた成功を収めたものの、全般的に費用が法外に高いか、対象害虫種群を抑制するには不適切な致死性であるか、あるいは作用が遅すぎるためにユーザーが当該昆虫の死滅を確認して昆虫の死骸を処分することで環境汚染を回避することができないことが確認されている。
ニンニク(Allium sativum Linn.)および/あるいはその抽出物は抗菌および/あるいは抗真菌性を有することが報告されている。ニンニクの小鱗茎より分離されるアリシンはグラム陽性およびグラム陰性細菌のいずれに対しても抗菌性を有する。さらに、ニンニクの水性抽出物はCandida属、Cryptococcus属、Rhudotoruto属、Torulopsis属およびTrichosporon属の多様な酵母様菌類の発育を阻害することも報告されている。また、ニンニクの抽出物および切片はCandida albicans、Aspergillus fumigatusおよびAspergillus parasiticus等の菌類の発育を阻害することも過去に報告されている。その抗真菌性および抗菌性により、ニンニクあるいはその抽出物はうどんこ病などの植物の病気を抑制する農薬として使用されてきた。アワヨトウ、アブラムシおよびコロラドハムシ(Colorado beetle)などの植物害虫を抑制する殺虫剤としても用いられている。最近では、カの忌避にニンニク抽出物および水が用いられている。
したがって、細菌、真菌および害虫の発育を抑制に対して相乗的効果を有する1つあるいはそれ以上の精油とニンニクといった、芳香性物質の時間調節放出に提供する、安全で費用対効果が高くかつ高効率の吸収組成物に対する技術上のニーズがある。
本発明に由来する新規製造品の概念は、その適用範囲において拡大される。たとえば、芳香性物質を徐々に放出して、異常発生した台所のゴキブリやカ等の昆虫、さらには農作物に損害を与える他の昆虫を忌避するその性質を組み合わせることにより、農業、家庭および産業における使用が可能となる。園芸あるいは農業に被害を与える昆虫に対する忌避剤としてのその性質で知られるニンニクあるいはニンニク抽出物、およびカラシ油などの精油(あるいはAITC)を、この吸収担体と組み合わせて相乗的効果を作り出し、細菌、真菌および害虫の駆除を促進することにより、良好な結果が得られる。
さらに、吸収担体はこれらの形態の忌避性芳香を徐々に放出して長時間持続性製造品に提供する能力を有し、悪臭がある場合はこれも吸収する。逆に誘因物質を用いることもできるが、これはたとえば猫の同腹子の生産における誘因性芳香または香気の使用といった家庭のペットに対して特に有用な用途である。さらに、本発明における組成物は、好ましい実施形態に適用される天然農薬などの各有効成分の時間制御放出に提供する(例:トウモロコシ穂軸粒子など)。
精油は、植物および種子から得られる希薄な揮発性の液状物、あるいはたとえばカラシ油の代替物としてのアリルイソチオシアナート(AITC)のように人工的に得られる代替物と定義される。ニンニクあるいはニンニク抽出物は、ニンニクの小鱗茎から取り出されたあらゆる液体と定義されるので、ニンニク油と水を含むこともある。ニンニク抽出物はニンニク汁と同じ意味を有する。
本発明の1つの態様においては、天然農薬は担体に含浸されたニンニクおよびカラシ油(あるいはAITC)を含み、該ニンニクとカラシ油(あるいはAITC)の組合せが細菌、真菌の発育の阻害および害虫の撲滅に対して相乗的効果を有する。
本発明の目的製造品の好ましい実施形態は2つの基本的要素からなる:高い臭気および悪臭吸収能力および他の有効成分の空気あるいは周辺環境への段階的放出を特徴とする担体、および2つ目に細菌、真菌および害虫の発育の阻害に相乗的効果を有するニンニクと1つあるいはそれ以上の精油の組合せ。
1つの実施形態においては、担体は、その特殊な物理的および化学的性質が上述の吸収および徐放機能を可能とするトウモロコシ(Zea Maiz)の脱穀した穂から得られる材料である。トウモロコシの脱穀した穂を構成する各成分を得るには、トウモロコシの穂軸を構成する1つ1つの成分の分離、分類および分粒からなる技術水準で周知の工業的プロセスが必要とされる。メキシコでは「olote」、カスティリャ地方では「spiga de maiz」、英語では「corncob」、ポルトガル語では「sabugo」、およびフランス語では「balle de mais」としても知られる脱穀したトウモロコシの穂は、横断した場合、3つの同心環より構成される。参考までに、英語では内側の環から順にpith(髄)、woody ring(木質環)およびchaff(チャフ)として知られる。本発明の材料は木質環およびチャフ部分を用いる。木質環およびチャフ部分は同様の特徴を有し、いずれも本発明の本文に記載する有効成分の担体として用いることができる。主な相違は、吸収能力と粒子の硬さの相違にある。他にも相違点があり以下に記載する。
木質環が本発明の要件に準拠するためには、以下の特徴を有していなくてはならない:木質環は99%の純度で他の穂軸粒子を含まず、含有する粉塵あるいは細粒は1%以下でなければならない(製造品は空気清浄しなければならない)。定義によると、細粒はサイズ400(37ミクロン)の米国標準ふるいを通過することのできる粒子である。木質環は微生物含有量および水分レベル10%未満を確保する熱処理を施さなければならない。適切な機能のためには、粒径はサイズが一様でなければならずかつ範囲は最大3987ミクロンおよび最小42ミクロンを外れてはならない。
トウモロコシ穂軸の木質環は以下のように特徴付けられる:モーススケールで硬度4.5、油(例:大豆油など)の迅速吸収性が重量ベースで1対1、かつ典型的な天然繊維の分子構造。理想的には、本発明の分粒は以下の範囲内になければならない:1)3987ミクロンメッシュ上に残るかあるいはそれより大きい、2)3987〜1191ミクロンの粒子、3)1191〜841ミクロンの粒子、および4)841〜42ミクロンの粒子。粒径の主な特徴は各粒子が示す表面積であり、たとえば1410〜841ミクロンの粒子は平均表面積5.88平方メートル/グラムを有する。841〜420ミクロンの粒子は平均表面積7.20平方メートル/グラムを有する。この特徴は、本発明の目的製造品を具現化する担体の一部としての各物質の吸収性において決定的である。
木質環粒子が電子顕微鏡で見られる海綿に類似した構造を有することを特徴とすることを強調する必要がある。この種の構造は小さなおよび大きな分子サイズの物質を受け入れて保持する能力を有すると推測することができる。これにより、技術水準で既知であるように、小さなサイズの悪臭分子のみを受け入れるシクロデキストリンなどの他の製造品と比較して優れた吸収性を示すことができる。分離および分類した木質環のサイズは、これと接触する空気から香気を吸収する独特の性質を有する。これを例示するために、多様な実験室試験を実施して以下のような驚くべき結果を得た:
熟成したカマンベールチーズ100g分、ベーコン20グラム分およびサイズ1410〜841ミクロンの木質環粒子25gの入った10cmの皿を、密封したガラス容器内に全て留置。木質環粒子を除いて同じ構成品を有するもう1つのガラス容器も、対照サンプルとして準備した。24時間、3日、5日および8日の間隔で両ガラス容器を検査したところ、吸収剤の入った容器は収容した製造品の分解による特徴的な香気をほとんど示さなかったのに対して、対照ガラス容器は強力かつ不快な香気を示した。
タバコ10gを2個の密封ガラス容器内で焼却。一方の容器は粒径1410〜841ミクロンの木質環10gが入った直径10cmの皿を有していた。もう一方の容器は対照サンプルとして残した。24時間後に両容器を開いた。吸収木質環粒子の入った容器はタバコの特徴的な香気を示さなかったのに対し、対照サンプルはタバコの煙に特有の強い香気を示した。
いずれの試験でも香気あるいは芳香の評価は本発明の発明者、さらにその訓練された嗅覚がこれらの試験の客観的意見に従う専門の調香師が実施した。
トウモロコシ穂軸のチャフ部分の特徴は、香気および他の有効成分の担体として機能する能力において木質環部分と同様である。最も特徴的な差は1)油におけるその重量が1.5〜3倍とより高い吸収性、2)粒子径が841〜73ミクロンおよび3)粒子の低い流動性である。木質環粒子の形態はチャフ粒子と比べて丸いので流動性がよりすぐれる。木質環粒子とチャフ粒子のこの物理的な差は、空気中の望ましくない香気を吸収する能力における機能的な差となる。さらに、木質環の顆粒形態によって空気が流れる粒子間空隙がもたらされる。その一方で、より小さく密集したチャフ粒子中を流れる空気は少ない。
木質環もチャフもほぼ中性の、約pH6を有することを特徴とする。有効成分と反応しないことから、この性質により全ての種類の物質に対する理想的な不活性担体となる。他の種類の担体の中には始めに不活性化してpH成分を中和しなければならないものもある。
トウモロコシ穂軸の物理的および化学的特徴は微生物の発生にとって好ましくないので、細菌あるいは真菌が繁殖できる基盤を提供し、その後これが悪臭あるいは不快な香気を発することはない。トウモロコシ穂軸全体は覆いを掛けずに1年間保存できることは、技術水準上既知である。
木質環部分(すなわち流動性およびより大きな粒子間空隙)とチャフ(すなわちより大きな吸収力)の機能的な差により、用途および使用の多様性が大きくなる。これらのトウモロコシ穂軸画分は、本発明の目的製造品を組み込む吸収担体について記載された多様な用途に対して、混合あるいは分離して用いることができる。たとえば、機能的目的が有効成分を吸収して空気中に徐々に放出すると同時に悪臭空気の流れを吸収させることである場合、適切な製造品は木質環から得られるものである。これと反対に、機能的目的が有効成分の吸収を達成して空気中に徐々に放出することであり、かつ悪臭または香気の吸収が重要でない場合、選択される製造品はチャフ部分となるであろう。
トウモロコシ穂軸画分を選択するその他の手法には、粉末あるいは細粒を有さない簡便性が含まれることがある。このような用途の例は、木質環由来製造品の使用が最も適している吸収剤の能動的ろ過システムへの組み込みである。必要とされる有効成分の性質が粘稠である場合、あるいは製造品を三次元物体に成型する必要がある場合(例:ペレットの作成を含む)はチャフ部分の選択に傾くであろう。
本発明のもう1つの目的は、担体の組成物に由来する製造品に組み込まれた芳香、香料、香味あるいは他の天然あるいは化学物質を含む。一般に、これらの物質は液状、粉末あるいは顆粒状態で、かつ油あるいは水に可溶性の有効成分の化学的構成に応じて利用可能である。これらの条件のもとで、吸収担体は、使用する有効成分の種類に応じて、大量あるいは少量の前記物質を吸収することができる。これは主として有効成分の分子サイズの大きさに依存し、吸収担体の徐放もこの分子サイズに依存するであろう。悪臭あるいは香気の吸収は同時に達成される。芳香と香気の強度、持続時間および鋭さは有効成分あるいは薬剤の組成の因子に依存するであろう。たとえば、より大きな分子サイズはより長い持続時間と同等である一方で、エステルにおけるように小さな分子サイズの存在は迅速に蒸発する。
液体状態の有効成分と吸収剤の配合のいくつかの例は:
香気、香料および治療用芳香については、一般にポリビニルグリコール、軽油あるいはマイクロカプセル化粉末基剤あるいは顆粒基剤を用い、有効成分に対する木質環の重量ベース濃度は0.01%から18%である。吸収担体が大量に飽和すると製造品の流動性は大きく低下する。有効成分に対するチャフ部分の重量ベース濃度は0.01%から36%である。
忌避剤および誘因剤については、一般的にGivaudans Flavor BurstTM製造品のように油性あるいはマイクロカプセル化粉末あるいは顆粒基剤中にあり、木質環およびチャフ部分についての推奨濃度範囲は先の実施例と同様である。濃度は使用する有効成分あるいは薬剤、および最終製造品に望まれる機能性に依存する。
酸化剤および化学的還元剤または中和剤の場合、一般的に液状あるいは固形マイクロカプセル化粉末あるいは顆粒基剤中にあり、木質環もチャフも重量毎ベース濃度範囲は有効成分あるいは物質の0.05%から5%である。決定因子は担体の吸収能力ではなく、むしろ安定なままで有効成分に影響されない能力である。
抗菌および抗真菌用途については、これらが水中にあるか、油性あるいはマイクロカプセル化した粉末あるいは顆粒基剤中にある場合、重量毎ベースでの有効成分あるいは薬剤の吸収担体に対する割合は実施例3と同じである。有効成分が水性基剤を用いる場合、重量毎ベース濃度は木質環画分で0.01から25%、チャフで0.01から50%の範囲となることもある。選択する濃度は、常に既知の技術水準に従って配合物を調整する者の経験によって決定される。
さらに、前述の例で述べられているように、本発明の組成物あるいは目的製造品の配合は、吸収担体に添加する液状基剤の有効成分を用いて行うことができる。通常は純粋なあるいはマイクロカプセル化された製造品の形態での、有効成分としての固形物の使用についてもその可能性は存在する。この変法により吸収担体の用途により融通が利く。有効成分の濃度が高いといった因子を利用することもできる。純物質の多くは固形で販売されているので、純物質の希釈剤あるいは分散剤としての液体の使用はその濃度あるいは強度の低下を意味する。たとえば食卓用NaClの方が、通常食塩水と呼ばれる水で薄めた形態よりも、口蓋に対して強力である。
その一方で、固形状態での有効成分の使用はトウモロコシ穂軸吸収担体の表面に接着および/あるいは吸着することができるので、その悪臭の内部吸収能力あるいは他の用途の割合を高くして使用することができる。有効成分を液状で用いる場合は、これらが穂軸担体の臭気吸収能力をより多く占めるために望ましくない悪臭を吸収するその能力が部分的に低下するので、その逆のことが発生する。
有効成分を液状ではなく固形で用いる選択肢は、4つの基礎的な要素が同時に存在すれば可能となる:1)トウモロコシ穂軸に由来する画分よりなる吸収担体、2)液状あるいは固形である有効成分あるいは薬剤、3)無機あるいは有機単体と液状基剤有効成分の混合より発生する組合せ、また最後に4)トウモロコシ穂軸担体への有効成分の吸収あるいは吸着を確実にする物質(担体あるいは薬剤間の分離を回避しかつ適切な均一性、機能性および分散を確保する)。
上述のものを例示するために、2つの実施例を以下に記載する。一方は液状、もう一方は固形の2種類の有効成分を用いて得られた結果はいずれもトウモロコシ穂軸担体に分散され、1410〜841ミクロンのサイズの木質環を用いた。液状有効成分は、ポリビニルグリコールを担体として用いた花の濃縮香気香料である。
トウモロコシ穂軸担体を液状基剤の有効成分と混合した。有効成分の密度より、トウモロコシ穂軸粒子に対する重量毎ベース飽和点を18%と決定した。有効成分180gをトウモロコシ穂軸単体1kgと混合。この割合では担体の流動性、臭気の吸収および有効成分(香気)の徐放が保たれる。結果:芳香有効成分は徐々に放出され、においは30日間感知された。トウモロコシ穂軸担体は30日後も空気中の香気を吸収し続けた。
一方はGivaudan香気あるいは香味などの市販のカプセル化した有効成分を利用した粉末形態、もう一方は二酸化ケイ素(SiO2)を液状有効成分基材の二酸化ケイ素重量に対する割合1:4で混合して製造した実験室サンプルを用いた2種類の有効成分。トウモロコシ穂軸吸収担体に、この場合は重量毎ベースで0.5%の陰イオン性界面活性剤発泡水溶液からなる接着性コーティングを含浸させた。トウモロコシ穂軸担体を泡と混合したところ、トウモロコシ穂軸顆粒上に泡の接着コーティングが形成された。その直後、固形の有効成分を添加した。有効成分粒子はコーティングに接着し、これにより分離することのない均一な混合物をもたらした。結果:いずれの場合も固形粒子のトウモロコシ穂軸粒子への接着によってより強力でありかつ長時間持続する芳香性香気が得られ、実施例7でトウモロコシ穂軸粒子と直接混合した液状有効成分香料で得られた30日間と比較して、60日以上の期間徐々に放出された。いずれの場合もトウモロコシ穂軸は60日後もなお空気中の臭気を吸収した。
一方が液状でもう一方が固形の有効成分である両実施例は同時に実施された。新規製造品は40cm×5cmの皿に入れることによって空気に曝露された。製造品はサイズが3×4×2.4メートルの2つの部屋に個別に留置した。トウモロコシ穂軸粒子上にコーティングを形成するために用いた接着剤は以下の範囲内にある:
たとえば陰イオン性、陽イオン性および両性などの界面活性剤を接着コーティングとして使用。配合物は重量で0.02%から5%の界面活性剤に水を加えて得られた泡である。トウモロコシ穂軸木質環画分(担体)に対する重量毎ベースでの泡の量は0.5%〜3.5%である。割合を大きくすると固形の有効成分を添加したときに適切な混合物とならない。
軽油を接着コーティングとして用い、軽油は高度に精製されかつ好ましくは無色無臭でなければならない。セイボルトスケール(SUSI2 10F)での粘度は40〜300でなければならない。木質環に対する軽油の重量濃度は0.5%〜18%である。
天然農薬については、一般に精油あるいはマイクロカプセル化粉末の基剤あるいは顆粒基剤を使用。有効成分に対する木質環の重量ベース濃度は0.01%から18%である。吸収担体が大量に飽和すると製造品の流動性は大きく低下する。有効成分に対するチャフ部分の重量ベース濃度は0.01%から36%である。
アルファジャガイモにおけるジャガイモシストセンチュウに対する有効成分の放出制御を目的としたニンニク抽出物の精油および/またはアリルイソチオシアナート(AITC)を含む有効成分の担体として用いられた吸収組成物の有効性を判定するために試験を実施した。
(試験1)
処置は7kg/ヘクタール、10kg/ヘクタールおよび15kg/ヘクタールの担体と精油の適用により構成された。結果より、ジャガイモシストセンチュウは対照と比較して大幅に減少する一方、生産性は大きく上昇することが示される。
処置は7kg/ヘクタール、10kg/ヘクタールおよび15kg/ヘクタールの担体と精油の適用により構成された。結果より、ジャガイモシストセンチュウは対照と比較して大幅に減少する一方、生産性は大きく上昇することが示される。
(試験2)
Meloidogyne Incognita線虫に対する有効成分の放出制御を目的とし、ニンニクおよび/あるいはAITCの精油有効成分の担体として用いられた吸収組成物の有効性。メキシコのある農場よりMeloidogyne Incongmita土を入手した。当該農業者はすでに線虫発生を報告していた。当該農業者は主としてトマトおよび他の農産物を外国に輸出する。担体およびニンニク粉末の形態のニンニクを10mg/Lの濃度で水に懸濁した。結果より、以下の表1に示す土壌200ccあたりのMeloidogyne Incongmita幼虫数がほぼ駆除されたことが示される。実験室および温室でさらに試験を実施すると同様の結果を示す。
Meloidogyne Incognita線虫に対する有効成分の放出制御を目的とし、ニンニクおよび/あるいはAITCの精油有効成分の担体として用いられた吸収組成物の有効性。メキシコのある農場よりMeloidogyne Incongmita土を入手した。当該農業者はすでに線虫発生を報告していた。当該農業者は主としてトマトおよび他の農産物を外国に輸出する。担体およびニンニク粉末の形態のニンニクを10mg/Lの濃度で水に懸濁した。結果より、以下の表1に示す土壌200ccあたりのMeloidogyne Incongmita幼虫数がほぼ駆除されたことが示される。実験室および温室でさらに試験を実施すると同様の結果を示す。
註記:上述の各反復の日付は、土壌200cc毎に存在する幼虫(j2)の数量を表す。
結論として、ネコブセンチュウ(Meloidogyne Incongmita)に対するニンニクの効果は、適用濃度10.0mL/Lでの潅注において主要な殺線虫薬ブランドと比較して常に同等であるかあるいは優れている。これらの試験より先の実験室所見が裏付けられる。
(ニンニクおよび1つあるいはそれ以上の精油の相乗作用)
ニンニク抽出物と1つあるいはそれ以上の精油の組合せは、ニンニクおよび/あるいはニンニク抽出物単独の有効性を有意に高める相乗作用を有する。カラシ油(あるいはAITC)に対するニンニク抽出物の比率は95:5から60:40の範囲とすることができる。しかし、精油に対するニンニクの理想的な比率はカラシ油、AITCなどのような精油15%に対してニンニク85%である。有効成分は固形のポリマー、香料、酸化剤、誘引剤、忌避剤、還元剤、抗菌剤などである。これらの成分は42〜3987ミクロンのサイズの顆粒状トウモロコシ穂軸担体と混合されかつこれに分散される。分散された固形有効成分の量は重量ベースで1%〜40%でなければならない。
ニンニク抽出物と1つあるいはそれ以上の精油の組合せは、ニンニクおよび/あるいはニンニク抽出物単独の有効性を有意に高める相乗作用を有する。カラシ油(あるいはAITC)に対するニンニク抽出物の比率は95:5から60:40の範囲とすることができる。しかし、精油に対するニンニクの理想的な比率はカラシ油、AITCなどのような精油15%に対してニンニク85%である。有効成分は固形のポリマー、香料、酸化剤、誘引剤、忌避剤、還元剤、抗菌剤などである。これらの成分は42〜3987ミクロンのサイズの顆粒状トウモロコシ穂軸担体と混合されかつこれに分散される。分散された固形有効成分の量は重量ベースで1%〜40%でなければならない。
ニンニク油とカラシ油(またはAITC)の組合せを種子の処理に用いることができることが認識されるであろう。種子の処理には少なくとも2つの選択肢がある。選択肢の1つは種子着色液とマクロカプセルを混合して種子をコーティングすることによるものである。工業的に生産された全ての種子は殺虫剤と防カビ剤が適用されているために、ヒトが直接消費しないようにカラーコードを付与されているので、この選択肢が種子処理プロセスに新たな手順を付け加えることはないことが示される。
種子を処理するもう一方の選択肢は、マイクロカプセル単独あるいはこれに担体(トウモロコシ穂軸あるいは同様のもの)を合わせたものを、袋の内側に能動的に接着するかあるいは種子とともに袋の中に投げ込むことのできるパウチ接着ストリップあるいは同様の器具にのせることである。パウチ接着ストリップあるいは同様の器具とその内容物は、好ましくはグリーン/ナチュラル・コンセプトに適合する生分解性材料でなければならず、かつ何らかの理由でパウチが種子とともに種子栽培用の農業機器内に落下した場合に汚染してもならない。
結論として、前述のトウモロコシ穂軸画分を、ニンニクおよびカラシ油、ATICなどの化学合成であれあるいは天然の有効成分であれこれと混合することにより、両要素が個別に有していた性質および機能が向上する。しかし、トウモロコシ穂軸画分を環境由来の発香性物質の吸収剤として用いることも新規の概念である。これらの要素の混合あるいは組み込みを実施する形態は環境によって異なることもある。追求する機能的目的、入手できる器具および当業者の経験に応じて使用する有効成分の種類。
本発明はそのいくつかの具体的実施形態とともに具体的に記載されているが、これは例示の意図であって制限ではないことを理解すべきであり、また付加された請求項は先行技術が許す限り幅広く解釈すべきである。
Claims (7)
- 天然農薬であって:
担体に含浸したニンニクおよびカラシ油の組合せを含む有効成分を含み、該ニンニクおよびカラシ油の組合せが細菌、真菌の発育の阻害、および害虫の撲滅に対して相乗的効果を有する、前記天然農薬。 - 前記担体が少なくともトウモロコシ穂軸のチャフ部分および木質環を含む、請求項1に記載の天然農薬。
- 前記有効成分に対する前記木質環の重量ベース濃度が0.01%から18%である、請求項2に記載の天然農薬。
- 前記有効成分に対する前記チャフ部分の重量ベース濃度が0.01%から36%である、請求項2に記載の天然農薬。
- 前記ニンニク油と前記カラシ油の組合せがそれぞれ85:15の比率である、請求項1に記載の天然農薬。
- 前記担体が42と3987ミクロンの間の粒径を有する、請求項1に記載の天然農薬。
- 前記ニンニクがニンニク粉末の形態である、請求項1に記載の天然農薬。
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