JP2004075657A - 家屋用不快害虫防除組成物 - Google Patents

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Abstract

【目的】害虫防除効力、人体への安全性、防除効力の持続性、利便性等の点で満足のいく家屋用不快害虫防除組成物の提供を目的とし、特に植物抽出物の不快害虫防除組成物の検索を通じて、従来、日本での不快害虫として、よく知られた、カメムシ,クモ,ダニ,ゴキブリ,ハエ,蚊,蛾,蜂,南京虫,ムカデ,てんとう虫などを同時に防除できる天然由来の不快害虫防除組成物のさらなる開発を行い、また、ピレスロイド系化合物が本来、人体に対して毒性が低いという特性を失わせることなく、ピレスロイド系化合物の有する防除効力、安全性、持続性、利便性等の性能を高めることが可能になる、天然由来の不快害虫防除組成物を提供しようとするものである。
【構成】まず、水と、杉の葉部を加工して得られた葉部圧搾蒸留液と、ピレスロイド系化合物の中からフェノトリンとペルメトリンを選択し、表1の配合比(重量%)になるよう、本発明によって得られた葉部圧搾蒸留液(A)とフェノトリン(B)とペルメトリン(C)を下記の表1のように配合して混合させるが、水と葉部圧搾蒸留液とフェノトリンとペルメトリンの混合には、公知の液体ミキシング装置を使用して、所定量の水の中に所定量の葉部圧搾蒸留液と所定量のフェノトリンと所定量のペルメトリンを混入させ所定の時間混合させる。

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建造物内で不快害虫を防除するために使用する害虫防除組成物であり、針葉樹の葉部の圧搾蒸留液とピレスロイド系化合物と水との混合物を用いて、カメムシ,クモ,ダニ,ゴキブリ,ハエ,蚊,蛾,蜂,南京虫,ムカデ,てんとう虫等の不快害虫を防除するのに適し、水溶性で人体に害を与えないことを特徴とする、家屋用不快害虫防除組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家屋や建築物や乗り物などの建造物内に侵入または生息し、人間に不快臭を与える害虫(例えば、カメムシやてんとう虫など)や、人体に吸血したりする害虫(例えば、ダニや蚊や南京虫など)や、ウイルスや細菌を介在させる害虫(例えば、ダニやゴキブリやハエや蚊など)や、家屋内に生息して直接人間に害は及ぼさないが不快感を感じさせる害虫(例えば、クモやゴキブリやハエや蛾など)や、まれに家屋内に侵入して毒を有するために噛まれたり刺されたりすると人体に有害な影響を与える害虫(蜂やムカデなど)などの不快害虫に対しては、これらを駆除するために、乳剤、フロアブル剤、油剤、塗布剤、エアゾール剤等の種々害虫防除剤が開発され市販されていて、個人が自宅用で利用したり害虫防除を業とする業者などによって利用されている。
【0003】
また、近年になって、環境保護の意識が高くなるにつれ、合成品に替わり天然由来の化合物を殺虫剤として用いる手法が注目を集めてきている。
一般に天然物由来の殺虫剤は、低残留性で環境に対する影響が少なく、人体にとってより安全であることが知られている。
その中でも、ピレスロイド系化合物は、除虫菊に含まれるピレスロイドを由来として開発されてきたもので、種々の不快害虫および農園芸害虫に極めて優れた殺虫効果を示す一方、人体に対する毒性は極めて低いという特徴によって、家庭用殺虫剤や農業用殺虫剤に広く用いられている。
【0004】
このため、近年になって、ピレスロイド系化合物の応用開発やピレスロイド系化合物の能力を増強させようとする組成物の開発が盛んになってきた。
例えば、人体に対して安全性の高い、天然物由来の材料によるカメムシの防除剤の提供を課題とし、そのための解決手段として木質成分を含有する植物質材料を乾留して留出させた植物熱分解液よりなるカメムシ防徐剤の開発案件が知られている。(特開2001−278722号公開公報を参照する)
【0005】
また、例えば、ゴキブリや屋内のダニ等の衛生害虫、シロアリ等の木材害虫を防除するのに特に適した殺虫、殺ダニ剤組成物の提供を課題とし、その解決手段として、4−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチルピロール−3−カルボニトリルとピレスロイド化合物〔例えばフェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、シハロトリン、シフルトリン、アクリナトリン、フラメトリン、レスメトリン、プラレトリン、アレスリン、フェンバレレート、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フルバリネート、フルシトリネート、テトラメトリン、イミプロスリン、トランスフルスリン、エンペントリン、ビフェントリン、3−(4−エトキシフェニル)−3−メチル−6−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)ヘキサ−1−イン〕とを有効成分として含有する殺虫、殺ダニ剤組成物の開発案件が知られている。(特開平10−101510号公開公報を参照する)
【0006】
また、例えば、(4−エトキシフェニル)〔3−(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)プロピル〕(ジメチル)シランと、ピレスロイド系殺虫剤を含有する液剤もしくはエアゾール剤の家屋用カメムシ防除剤、ならびにこれを用いたカメムシ防除方法の提供を課題とし、そのためには、カメムシの建物内への侵入阻止防除効力、安全性、持続性、利便性等のすべての点で満足のいく家屋用カメムシ防除剤、ならびにカメムシ防除方法を提供する開発案件が知られている。(特開平08−59413号公開公報を参照する)
【0007】
また、例えば、ピレスロイド系化合物の殺虫効果を高める衛生害虫防除組成物の提供を課題とし、そのためには、ピレスロイド系化合物の本質を失わせることなく、低抗性の衛生害虫および農園芸害虫に極めて優れた殺虫防除効果を示す衛生害虫防除組成物である、N,N−ジエチル−m−トルアミドがピレスロイド系化合物の殺虫効果を高めることを見出した衛生害虫防除組成物の開発案件が知られている。(特公平06−10125号公告公報を参照する)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、特開2001−278722号公開公報のカメムシ防除剤の開発案件では、木質成分を含有する植物質材料を乾留して留出させた植物熱分解液よりなるカメムシの防除剤の提供を課題としているが、人体に対して安全性の高い、天然物由来の材料をカメムシ防除剤のみに用いるのはもったいないと考えられ、他の害虫に対する効果も仮定できたのではと考える。
また、例えば、特開平10−101510号公開公報の殺虫、殺ダニ剤組成物の開発案件では、ゴキブリや屋内のダニ等の衛生害虫、シロアリ等の木材害虫を防除するのに特に適した殺虫、殺ダニ剤組成物の提供を課題とし、その解決手段として、4−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチルピロール−3−カルボニトリルとピレスロイド化合物とを有効成分として含有するが、ピレスロイド系化合物が本来、人体に対して毒性が低いという特性を失わせることになる。
【0009】
また、例えば、特開平08−59413号公開公報の家屋用カメムシ防除剤、ならびにカメムシ防除方法を提供する開発案件では、ピレスロイド系殺虫剤と(4−エトキシフェニル)〔3−(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)プロピル〕(ジメチル)シランを含有することを特徴とするが、ピレスロイド系化合物が本来、人体に対して毒性が低いという特性を失わせることになる。
また、例えば、特公平06−10125号公告公報の衛生害虫防除組成物の開発案件では、ピレスロイド系化合物の本質を失わせることなく、低抗性の衛生害虫および農園芸害虫に極めて優れた殺虫防除効果を示す衛生害虫防除組成物である、N,N−ジエチル−m−トルアミドがピレスロイド系化合物の殺虫効果を高めることを見出したが、ピレスロイド系化合物が本来、人体に対して毒性が低いという特性を失わせることになる。
【0010】
例えば、不快害虫の一つであるカメムシ類は、日本で約90種類が記録されていて、このうちの数種類は、毎年秋から初冬に集団で家屋や建築物に飛来し、家屋や建築物内の人に不快感を与えたり、なかには、屋外に干した洗濯物に紛れたり、屋内に進入して不快臭を放ち嫌われるもの、ヒノキなどの林木の球果を吸汁し林業上の問題を起こすものもある。
カメムシ類の防除方法として初期の頃には、BHCを用いた燻蒸や、DDVP油剤の噴霧などが駆除法として用いられた。しかし、薬剤の毒性や臭いのためにこれらの方法は普及しなかった。
現在、ゴキブリ駆除用のペルメトリン含有燻煙・加熱蒸散剤がカメムシの駆除にも用いられているが、これらの薬剤では建物内に越冬のために侵入したカメムシを殺すことはできても、カメムシの建物内への侵入を阻止する効果はない。
この効果を得るために、フェノトリン、ペルメトリンおよびシフェノトリン等のピレスロイド剤の開発が進んでいる。しかし、これらのピレスロイド剤は太陽光や散乱光に対する安定性がそれほど高くなく、残効性は期待できないと推察される。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、不快害虫の防除効力、人体への安全性、防除組成物の持続性、利便性等のすべての点で満足のいく家屋用不快害虫防除組成物を提供することを目的とする。
また、本発明者等は、天然由来の殺虫剤について研究しており、特に植物抽出物の不快害虫防除組成物の検索を通じて、従来、日本での不快害虫として、よく知られた、カメムシ,クモ,ダニ,ゴキブリ,ハエ,蚊,蛾,蜂,南京虫,ムカデ,てんとう虫などを同時に防除できる天然由来の不快害虫防除組成物のさらなる開発が望まれている。
また、ピレスロイド系化合物が本来、人体に対して毒性が低いという特性を失わせることなく、ピレスロイド系化合物の有する防除効力、安全性、持続性、利便性等の性能を高めることが可能になる、天然由来の不快害虫防除組成物の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための第一の手段として、建造物内で不快害虫を防除するために使用する害虫防除組成物であり、針葉樹の葉部を粉砕し、前記葉部粉砕物を圧搾して圧搾液を得て、前記葉部圧搾液を加熱して蒸留液を得て、前記葉部圧搾蒸留液を有効成分として含有することを特徴とする家屋用不快害虫防除組成物を提供することであるが、前記針葉樹に関しては、一般的にはマツ科やスギ科やヒノキ科やイチイ科やイヌガヤ科などの高木の植物が知られていて、これらの中から選択して用いればよい。
上記のような不快害虫全般に効力を発揮する適切な天然由来の害虫防除組成物がない中で、本発明者は、安全性の高い植物由来の害虫防除組成物を検討し、研究を進めてきたが、最近、針葉樹の葉部を加工して得た蒸留液が上記のような不快害虫全般の防除に効果があることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0013】
まず所定の針葉樹の所定量の葉部を粉砕するが、葉部粉砕の手段は公知の方法または公知の粉砕装置により行われる。このとき、必要に応じて粉砕中の前記葉部粉砕物の中に適量の水を加えてもよい。次に前記葉部粉砕物を圧搾して圧搾液を得る手段に関しては、公知の圧搾装置により行われる。前記葉部圧搾液を加熱して蒸留液を得る手段に関しては、前記葉部圧搾液の温度が50〜100℃程度になるよう制御するのが好ましく、蒸留液を得る手段に関しては公知の蒸留装置により行われる。前記葉部圧搾蒸留液は、前記不快害虫の種類や数に合わせて原液で用いることもできるし、所定量の水で希釈して用いることができる。
前記葉部圧搾蒸留液に含まれる化学物質は必ずしも明らかではないが、後記する試験結果より明らかなように、前記不快害虫の防除効力は認められる。
【0014】
本発明の防除組成物の使用の態様は、特に限定されるものではないが、一般的には、上記のようにして得られる有効成分を含む水溶液として、所定の濃度に稀釈して散布剤、噴霧剤、超微粒子噴霧剤、エアゾール剤、燻煙剤、加熱蒸散剤、として用いる。
また、本発明の不快害虫防除組成物は、電気蚊取マット・蚊取液等の加熱燻蒸手段、蚊取線香などの自己燃焼型燻煙手段、化学反応型燻煙剤や電熱型燻煙剤等の加熱燻煙手段、フォッギングや煙霧を発生させる煙霧手段、水溶性の微粒子を空中に発散させる微粒子噴霧手段、水溶性の超微粒子を空中に発散させる超微粒子噴霧手段などをとり得る。これらの不快害虫防除組成物中には、有効成分組成物が合計量で通常0.1〜90重量%含有される。
また、本発明の防除組成物を建造物の窓枠、扉等に処理することにより、前記不快害虫の家屋内または建築物内または乗り物内への侵入を阻止することが可能になる。
また、本発明の不快害虫防除組成物を、建造物内の、建築物内としては、例えば、玄関、部屋、廊下、浴室、シャワールーム、作業室、台所、食堂、厨房、住居空間、客室、客間、居間、寝室、事務所、座敷、倉庫(材料、製品、仕掛品、食材、食品)、各種工場内、研究室内、等や畜舎、農園芸ハウス等の特定区域、タンス、食物収納庫、衣裳ケース、人形ケース、クローゼット等の収納家具内。乗り物内としては、例えば、乗用車、トラック、バス、列車、寝台車、貨物車、客船、フェリー、貨物船、旅客機、貨物機など。
さらに、人体、動物体、植物体等に適用することによって、上述した之等の場所への害虫の飛来、接近、接触、侵入等を確実に防止し、また上記特定区域内等での害虫の棲息、食害等及び動植物体の刺咬、吸血等、更には汚染をも見事に回避できるのである。
【0015】
課題を解決するための第二の手段として、前記葉部圧搾蒸留液と水を混合し葉部圧搾水溶液にして、前記葉部圧搾蒸留液の配合量は、前記葉部圧搾水溶液の全体量に対して、0.1〜50重量%が適当であることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段に記載の家屋用不快害虫防除組成物を提供することであるが、前記葉部圧搾蒸留液の配合量は、前記範囲内では用途に応じて適宜水で希釈して使用すればよいが、前記葉部圧搾蒸留液の配合量が0.1重量%以下であれば所望の害虫防除剤効力が得られないし、前記葉部圧搾蒸留液の配合量が50重量%以上であればコスト的に問題があると指摘されている。
【0016】
課題を解決するための第三の手段として、水と、前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液と、ピレスロイド系化合物の中から少なくとも1種以上を選択したピレスロイド系化合物を混合させたことを特徴とする課題を解決するための第一の手段または課題を解決するための第二の手段に記載の家屋用不快害虫防除組成物を提供することであるが、水と前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液とピレスロイド系化合物の配合割合に関しては、それぞれ10〜90重量%と0.2〜30重量%と0.1〜20重量%配合されるのが適当である。いずれも下限値未満であると所望の害虫防除剤効力が得られないし、共に30重量%を超えると害虫防除剤組成物の物性上好ましくないし、コスト的にも問題が生じてくる。
【0017】
本発明は、前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液とピレスロイド系化合物とを有効成分として含有する害虫防除剤組成物であり、前記害虫防除剤組成物は、速効性にすぐれたピレスロイド系化合物と前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液と混合することを試み試験を行なった結果、両者を一定の比率で混合することによって著しい相乗効果を奏することを知見したのである。
また、本発明において用いられるピレスロイド化合物としては、例えばフェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、シハロトリン、シフルトリン、アクリナトリン、フラメトリン、レスメトリン、プラレトリン、アレスリン、フェンバレレート、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フルバリネート、フルシトリネート、テトラメトリン、イミプロスリン、トランスフルスリン、エンペントリン、ビフェントリン、フタールスリン、イミプロトリン、フェンプロパトリン、トラロメトリン、3−(4−エトキシフェニル)−3−メチル−6−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)ヘキサ−1−イン、等が挙げられる。なお、前記ピレスロイド化合物は、その化学構造中に不斉炭素あるいは二重結合等を含みこれに基づく光学異性体や幾何異性体等が存在する場合は、これらの各々または任意の混合物も本発明に含まれることはもちろんである。
【0018】
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液とピレスロイド系化合物を特定の比率で組み合わせた害虫防除剤組成物が有効であることを見いだし、更に、前記ピレスロイド系化合物の中から選択した、フェノトリンとペルメトリンとを組み合わせた組成物が本発明の目的に合致することを知見し、本発明を完成した。
本発明の家屋用不快害虫防除組成物は、フェノトリンとペルメトリンの混合による相乗効果を特徴とし、相乗効果を奏するフェノトリンとペルメトリンの混合比は、5:1〜1:5が好ましく、さらに3:1〜1:3がより好ましい。
また、本発明の害虫防除成分であるフェノトリンとペルメトリンは、それぞれ公知化合物であり、人体への安全性にすぐれ、前記不快害虫等に高い殺虫効力を示すことから、これらの組合わせが不快害虫に対する防除剤としてすぐれた殺虫効力、残効性を示すことを見出した。
【0019】
課題を解決するための第四の手段として、前記針葉樹がマツ科マツ属植物または/及びスギ科の常緑針葉高木または/及びヒノキ科の常緑針葉高木であることを特徴とする課題を解決するための第一の手段に記載の家屋用不快害虫防除組成物を提供することであるが、前記マツ科マツ属植物に関しては、アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、リュウキュウマツ、ハイマツ、トドマツ、エゾマツなどの国産種が知られているが、外国種のマツ科マツ属植物も適用可能である。前記スギ科の常緑針葉高木に関しては、アシオスギ、ウラスギ、キタヤマダイスギ、オモテスギ、ヤクスギ、エンコウスギ、ヨレスギ、ヤワラスギ、ムレスギ、イカリスギ、セッカスギ、オウゴンスギ、ミドリスギなどの国産種が知られているが、外国種のスギ科の常緑針葉高木も適用可能である。前記ヒノキ科の常緑針葉高木に関しては、サワラ、ツノミノヒノキ、フデガタヒノキ、タギョウヒノキ、シダレヒノキ、リョウメンヒノキ、クリハダヒノキなどが知られているが、各種園芸変種や各種ヒバ類や外国産なども、本発明では適用可能である。前記マツ科の葉部と前記スギ科の葉部と前記ヒノキ科の葉部の利用形態に関しては、前記の葉部はそれぞれ単独で用いてもよいし、それぞれを組合わせて用いてもよい。例えば、前記マツ科の葉部と前記スギ科の葉部、前記マツ科の葉部とと前記ヒノキ科の葉部、前記スギ科の葉部と前記ヒノキ科の葉部、前記マツ科の葉部と前記スギ科の葉部と前記ヒノキ科の葉部などの組合わせが可能である。
【0020】
課題を解決するための第五の手段として、前記不快害虫が、カメムシ,クモ,ダニ,ゴキブリ,ハエ,蚊,蛾,蜂,南京虫,ムカデ,てんとう虫であることを特徴とする課題を解決するための第一の手段に記載の家屋用不快害虫防除組成物を提供することであるが、防除の対象となるカメムシは、例えばスコットカメムシ、クサギカメムシ、マルカメムシ、ホソハリカメムシ、トゲシラホシカメムシ、アオクサカメムシ、ミナミアオカメムシ、チャバネアオカメムシ、ウスミドリメクラカメムシ、クモヘリカメムシその他のカメムシ類の害虫である。また、防除の対象となるクモは、タナグモ、オニグモ、ジョロウグモ、アシナガグモなどを一例として、日本で知られる約1,000種類のクモに適用される。
また、防除の対象となるダニは、人間や家畜に寄生するマダニ・ツツガムシ、淡水にすむミズダニ、海産のウシオダニ、食品につくコナダニやサトウダニのほか農作物や樹木を害するハダニ、屋内に生息するケナガコナダニ、コナヒョウヒダニ、ミナミツメダニなど種類は多く一万種を越えるとされ、本発明はこれらに適用可能である。また、防除の対象となるゴキブリは、人家内にすむ種類としては、体長約三センチメートルで黒色のクロゴキブリ、体長約二センチメートルで黒褐色のヤマトゴキブリ、体長約一・五センチメートルで褐色のチャバネゴキブリなどを一例として紹介したが、その他のワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリなどを一例として、日本で知られている約40種類にも本発明は適用可能である。
また、防除の対象となるハエは、例えば、イエバエ・キンバエ・ヤドリバエ・サシバエ・ウマバエ・ツェツェバエなどや、その他の種類にも本発明は適用可能である。また、防除の対象となる蚊は、日本ではハマダラカ類、イエカ類など約70種が知られていて、本発明はそのほとんどに適用可能である。また、防除の対象となる蛾は、メイガ、シャクガ、ドクガ、ミノガなど日本では約5000種知られるが、本発明はそのほとんどに適用可能である。また、防除の対象となる蜂は、ミツバチ・スズメバチ・アシナガバチのほか、ジガバチ・ヤドリバチ・ハバチ・ツチバチ・キバチなど種類は多く、世界に約十万種知られるが、本発明はそのほとんどに適用可能である。
また、防除の対象となる南京虫は、和名トコジラミというトコジラミ科の昆虫で体長五ミリメートル内外であり体は扁平な卵円形で、赤褐色を呈し、あしは三対で、はねは退化し、口は管状にとがり吸血に適する。人家内にすみ、夜間、人の血を吸い、強いかゆみと痛みを起こさせる。動きは活発で、捕えると悪臭を放ち世界中に広く分布しているが、本発明はそのほとんどに適用可能である。
また、防除の対象となるムカデは、唇脚類のうちゲジ類を除く節足動物の総称であり、体は扁平で細長く、体長は約3〜30センチメートル。頭部と、多数の環節からなる胴とに分かれる。頭部には一対の触角、単眼(まれに無眼)および毒腺を備えたあごがあり、各体節に一対の歩脚を持つ。一般に夜行性で、山野の腐植土に多く、世界に約2000種知られる。人に害を与えることは少ないが熱帯地方にすむ種は毒が激しく、有害である。本発明はほとんどのムカデに適用可能である。
また、防除の対象となるてんとう虫は、テントウムシ科の甲虫であり、体は半球形で、体長七ミリメートル内外。背面は赤地に多くの黒斑のあるものや黒地に赤斑のあるものなど体色に変化がある。成虫・幼虫ともにアリマキを捕食する益虫もあるが、ニジュウヤホシテントウ・トホシテントウなどは農作物の害虫となり、捕獲すると不快な臭いを発するタイプも多い。本発明はほとんどのてんとう虫に適用可能である。
【0021】
【実施の形態例】
以下、試験例および実施の形態例により本発明を更に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例に限定されるものではない。
【0022】
実施の形態例の1として、請求項1と請求項4の発明の家屋用不快害虫防除組成物の製造方法の一参考例であり、まず、新潟県内で採取したウラスギの葉部約1,000グラムをミキサーによって粉砕し、約1,000グラムの葉部粉砕物を得る。この約1,000グラムの葉部粉砕物を一般的に食品の圧搾に用いられる圧搾装置により所定の圧力で圧搾され、約400グラムの葉部圧搾液を得る。この約400グラムの葉部圧搾液を市販の蒸留装置を用いて液温を約90℃になるよう制御して約2時間蒸留することで、約350グラムの蒸留液を得る。この約350グラムの蒸留液を十分に冷却する。また、本発明の葉部圧搾蒸留液を保存する場合は室温で保存するのが好ましい。
【0023】
実施の形態例の2として、請求項2の発明の前記葉部圧搾水溶液の製造方法の一参考例であり、まず、上述した実施の形態例より得た葉部圧搾蒸留液350グラムの中からの50グラムを、450グラムの水の中に混合させた葉部圧搾水溶液にすると、この場合の葉部圧搾水溶液中の前記葉部圧搾蒸留液の配合量が10重量%である家屋用不快害虫防除組成物になる。
また、上述した実施の形態例より得た葉部圧搾蒸留液350グラムの中からの5グラムを、495グラムの水の中に混合させた葉部圧搾水溶液にすると、この場合の葉部圧搾水溶液中の前記葉部圧搾蒸留液の配合量が1重量%である家屋用不快害虫防除組成物になる。
使用目的に応じて、前記葉部圧搾蒸留液の配合量を0.1重量%にした家屋用不快害虫防除組成物から50重量%にした家屋用不快害虫防除組成物にしたものを利用する。
【0024】
試験例の1として、葉部圧搾蒸留液の配合量が10重量%である上述した家屋用不快害虫防除組成物200mlを、GE社製の超微粒子噴霧装置に充填後、ヤマトゴキブリやスコットカメムシの侵入被害が発生していた新潟県内の温泉ホテルの客室において、前記家屋用不快害虫防除組成物をゴキブリやカメムシの主な侵入経路である建物の窓枠、扉、床部分、壁面、天井部分等に重点をおいて1mあたり20mlの散布濃度で処理した。
ただし、それぞれの客室について薬剤処理を行なわない部屋ならびにフェノトリンとペルメトリンのみで処理した部屋を設け対照区とした。処理後、1ヵ月を経過した時点で、それぞれの建物全室を市販の蒸散剤で2時間燻蒸した後、落下したカメムシやゴキブリの個体数を各室ごとに記録した。
この結果、無処理の部屋で多数のカメムシやゴキブリの侵入が見られ、また、フェノトリンとペルメトリンのみで処理した部屋については、窓枠の内側で死亡していたカメムシの個体がいくつか認められた。これに対し、前記家屋用不快害虫防除組成物を処理した部屋では、カメムシやゴキブリの建物内への侵入は全くなく、高い侵入阻止効果が確認された。
【0025】
実施の形態例の3として、請求項3の発明の家屋用不快害虫防除組成物の製造方法の一参考例であり、まず、水と、前記葉部圧搾蒸留液と、前記ピレスロイド系化合物の中からフェノトリンとペルメトリンを選択し、下記の表1に示したように、表1の配合比(重量%)になるよう、本発明によって得られた葉部圧搾蒸留液(A)とフェノトリン(B)とペルメトリン(C)を配合して混合させた。なお、フェノトリンには住友化学工業株式会社製のスミクリンを、ペルメトリンには住友化学工業株式会社製のエクスミンを使用した。
また、水と葉部圧搾蒸留液とフェノトリンとペルメトリンを混合させるための手段と装置に関しては、公知の液体ミキシング装置を使用して、所定量の水の中に所定量の葉部圧搾蒸留液と所定量のフェノトリンと所定量のペルメトリンを混入させ所定の時間混合させる。
【0026】
【表1】
Figure 2004075657
【0027】
(カメムシ類とゴキブリ類の殺虫試験)
試験例の2として、幅が約80cmで高さが約160cmで長さが約160cmの直方体の2個の小型ビニールハウスを並列に置いた。それぞれの小型ビニールハウスには、クサギカメムシ10匹とクロゴキブリ10匹ずつ投入した。
一方には、実施の形態例の3で得られた所定量の家屋用不快害虫防除組成物をGE社製の超微粒子噴霧装置に200ml充填し、小型ビニールハウスの扉、床部分、壁面、天井部分等に重点をおいて1mあたり20mlの散布濃度で処理して、これらの結果からクサギカメムシとクロゴキブリの1時間後の致死数を調べ、これを表1タイプとした。
他方には、下記の表2に示した配合比のフェノトリンとペルメトリンの混合液をGE社製の超微粒子噴霧装置に200ml充填し、小型ビニールハウスの扉、床部分、壁面、天井部分等に重点をおいて1mあたり20mlの散布濃度で処理して、これらの結果からクサギカメムシとクロゴキブリの1時間後の致死数を調べ、これを表2タイプとした。
【0028】
【表2】
Figure 2004075657
【0029】
試験の結果、表1に示した本発明の家屋用不快害虫防除組成物は高い速効性を示した。また、本発明の葉部圧搾蒸留液または葉部圧搾水溶液を単独で用いた場合に比べ、ピレスロイド系化合物を混合した場合の方が相乗的に高い効果を示した。また、葉部圧搾蒸留液とフェノトリンとペルメトリンの配合比が7:15:5のときに優れた相乗効果が認められた。さらに、ピレスロイド系殺虫剤のなかでも安全性に優れたフェノトリンとの混合が最も好ましいことがわかった。
ピレスロイド系化合物単独ではその化学的安定性が劣るため残効性が期待されないが、本発明の葉部圧搾蒸留液または葉部圧搾水溶液を混合することで高い効果が得られた。従って、両者の混合剤は長期にわたって高い防除効果を奏し得ることがわかった。
【0030】
試験例の3として、葉部圧搾蒸留液とフェノトリンとペルメトリンの配合比が7部と15部と5部に、水を加え、全体を100部として本発明の家屋用不快害虫防除組成物を得た。実施例の1に準じ、カメムシの侵入被害が発生していたホテルで、この害虫防除組成物の水による3倍希釈液を使用したところ、カメムシの家屋内への侵入を完全に防止することができた。
【0031】
【発明の効果】
本発明の家屋用不快害虫防除組成物の前記不快害虫に対する害虫防除有効成分は、マツ科マツ属植物または/及びスギ科の常緑針葉高木または/及びヒノキ科の常緑針葉高木の葉部を粉砕し、前記葉部粉砕物を圧搾して圧搾液を得て、前記葉部圧搾液を加熱して蒸留液を得て、前記葉部圧搾蒸留液を有効成分とする天然由来で水溶性の害虫防除成分であるので、人体に対する安全性は高く、従来の合成殺虫剤特有の薬品臭や不快臭もないにも係わらず前記不快害虫に対して高い防除効果を示すことで、前記建造物内に本発明を施工しても、約30分後には使用可能になるので、ホテルや旅館やレストランや飲食店や接客を業とする本発明の利用者には営業的なダメージは少なく、客に気付かれることのない害虫防除が可能となる。また、公会堂や集会室やコンサートホールやステージや映画館や遊園地などの大勢の人が集まる場所にも施工後速やかに利用できるので営業的なダメージは少ない。体育館や屋内プールなどは不衛生になりやすい場所にも安心して用いることができる。
また、日本ではスギ科の常緑針葉高木やヒノキ科の常緑針葉高木が相当数植林されていて、枝打ちや間伐によって、大量の葉部が未利用のまま処分されていて環境問題になっているが、これらの大量の葉部を利用することが出来るので、環境問題も改善しつつ、天然有用資源の有効活用にもつながり、さらに不快害虫防除有効成分を含有する材料を安価に入手することが可能になり、経済的なメリットが大きい。
【0032】
また、本発明の家屋用不快害虫防除組成物は、水と前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液とピレスロイド系化合物を混合させたことを特徴とする家屋用不快害虫防除組成物を選択して用いることができるので、ピレスロイド系化合物の中から、例えば、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、シハロトリン、シフルトリン、アクリナトリン、フラメトリン、レスメトリン、プラレトリン、アレスリン、フェンバレレート、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フルバリネート、フルシトリネート、テトラメトリン、イミプロスリン、トランスフルスリン、エンペントリン、ビフェントリン、フタールスリン、イミプロトリン、フェンプロパトリン、トラロメトリン、3−(4−エトキシフェニル)−3−メチル−6−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)ヘキサ−1−イン、等から少なくとも1種類以上選択して用いることができるので、前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液と前記ピレスロイド系化合物の害虫防除効力の相乗効果が期待できるので、上述した発明の効果をより一層高めることが可能となる。
上述した前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液と前記ピレスロイド系化合物の害虫防除効力の相乗効果は、それぞれの配合比率によって変化し、例えば、前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液の害虫防除効力の持続性を前記ピレスロイド系化合物が高めたり、例えば、前記ピレスロイド系化合物の害虫防除効力の持続性を前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液の有効成分が高めたりする。
しかも、お互いの効力成分の効力増強効果により、害虫防除成分の配合量を低減することが可能となり、人体への安全性も高まり、さらに経済的なメリットも大きい。
更に、前記ピレスロイド系化合物の中から、フェノトリン、ペルメトリン、を選択した場合には、より安全性や効力の持続性や効力の即効性に優れた家屋用不快害虫防除組成物が提供される。
また、本発明により、お互いの効力成分の効力増強効果や効力の持続性や効力の即効性に優れた家屋用不快害虫防除組成物が提供されることで、前記建造物の内部に本発明を施工した後でも、前記不快害虫の前記建造物への侵入を効率的に阻止することができる。

Claims (5)

  1. 建造物内で不快害虫を防除するために使用する害虫防除組成物であり、針葉樹の葉部を粉砕し、前記葉部粉砕物を圧搾して圧搾液を得て、前記葉部圧搾液を加熱して蒸留液を得て、前記葉部圧搾蒸留液を有効成分として含有することを特徴とする家屋用不快害虫防除組成物。
  2. 前記葉部圧搾蒸留液と水を混合し葉部圧搾水溶液にして、前記葉部圧搾蒸留液の配合量は、前記葉部圧搾水溶液の全体量に対して、0.1〜50重量%が適当であることを特徴とする請求項1に記載の家屋用不快害虫防除組成物。
  3. 水と、前記葉部圧搾蒸留液または前記葉部圧搾水溶液と、ピレスロイド系化合物の中から少なくとも1種以上を選択したピレスロイド系化合物を混合させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の家屋用不快害虫防除組成物。
  4. 前記針葉樹がマツ科マツ属植物または/及びスギ科の常緑針葉高木または/及びヒノキ科の常緑針葉高木であることを特徴とする請求項1に記載の家屋用不快害虫防除組成物。
  5. 前記不快害虫が、カメムシ,クモ,ダニ,ゴキブリ,ハエ,蚊,蛾,蜂,南京虫,ムカデ,てんとう虫であることを特徴とする請求項1に記載の家屋用不快害虫防除組成物。
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