JPH10304822A - インスタント茶およびその製造方法 - Google Patents
インスタント茶およびその製造方法Info
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- JPH10304822A JPH10304822A JP11835497A JP11835497A JPH10304822A JP H10304822 A JPH10304822 A JP H10304822A JP 11835497 A JP11835497 A JP 11835497A JP 11835497 A JP11835497 A JP 11835497A JP H10304822 A JPH10304822 A JP H10304822A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易で水戻りが良好なインスタント茶
を提供する。 【解決手段】 生茶葉を低圧の飽和蒸気を用いて蒸して
蒸熱処理し、発酵酵素を失活した蒸し葉を得る。蒸し葉
を送風により急速にむらなく室温程度まで冷却して変色
変質を防止するとともに蒸し葉表面の結露を蒸散させる
露取処理する。冷却した蒸し葉を攪拌または弱い圧力で
揉圧する葉打ち処理する。葉打ち処理した葉打ち葉を、
熱風により加温しつつ攪拌および揉圧して圧迫と摩擦と
を与えて組織を柔らかくしつつ均一に乾燥させる粗揉処
理する。粗揉処理した粗揉み葉を圧搾して茶抽出液を絞
り採る。分集した茶抽出液を噴霧乾燥や凍結乾燥、真空
乾燥などにより乾燥して粉末化しインスタント茶を製造
する。茶葉からお茶を抽出する場合に比し、茶抽出液中
に葉緑素や繊維質などのブリックスが多く含まれバイン
ダなしで乾燥粉末化でき、水戻りが向上する。茶葉の製
造と併行して製造できる。
を提供する。 【解決手段】 生茶葉を低圧の飽和蒸気を用いて蒸して
蒸熱処理し、発酵酵素を失活した蒸し葉を得る。蒸し葉
を送風により急速にむらなく室温程度まで冷却して変色
変質を防止するとともに蒸し葉表面の結露を蒸散させる
露取処理する。冷却した蒸し葉を攪拌または弱い圧力で
揉圧する葉打ち処理する。葉打ち処理した葉打ち葉を、
熱風により加温しつつ攪拌および揉圧して圧迫と摩擦と
を与えて組織を柔らかくしつつ均一に乾燥させる粗揉処
理する。粗揉処理した粗揉み葉を圧搾して茶抽出液を絞
り採る。分集した茶抽出液を噴霧乾燥や凍結乾燥、真空
乾燥などにより乾燥して粉末化しインスタント茶を製造
する。茶葉からお茶を抽出する場合に比し、茶抽出液中
に葉緑素や繊維質などのブリックスが多く含まれバイン
ダなしで乾燥粉末化でき、水戻りが向上する。茶葉の製
造と併行して製造できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生茶葉を蒸気にて
加熱した蒸し葉から茶抽出液を抽出して乾燥したインス
タント茶およびその製造方法に関する。
加熱した蒸し葉から茶抽出液を抽出して乾燥したインス
タント茶およびその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のインスタント茶は、例えば図２の
フローチャートに示すように、一般の方法により製造さ
れた茶葉や製造中に出る粉茶から水や湯にて茶抽出液を
乾燥させて形成している。
フローチャートに示すように、一般の方法により製造さ
れた茶葉や製造中に出る粉茶から水や湯にて茶抽出液を
乾燥させて形成している。
【０００３】すなわち、図２において、生茶葉を例えば
０．２kg／cm2 Ｇ以下の低圧の飽和蒸気を用いて３０〜
２００秒程度蒸して蒸熱処理し（ステップ21）、発酵酵
素を失活させる。次に、蒸熱処理（ステップ21）により
得られた蒸し葉を例えば２０秒程度の送風により急速に
むらなく室温程度まで冷却させて変色変質を防止すると
ともに蒸し葉の表面に付着する蒸気が結露した水滴を蒸
散させる露取処理する（ステップ22）。この後、例えば
熱風により蒸し葉の温度が約３５℃程度となるように約
４５分、攪拌および揉圧して蒸し葉に圧迫と摩擦とを与
えて組織を柔らかくしつつ均一に乾燥させる粗揉処理す
る（ステップ23）。なお、この粗揉処理（ステップ23）
の前に、例えば熱風により約６０℃の雰囲気で約２０
分、葉打ちすなわち攪拌または弱い圧力で揉圧する葉打
ち処理（ステップ24）する場合もある。
０．２kg／cm2 Ｇ以下の低圧の飽和蒸気を用いて３０〜
２００秒程度蒸して蒸熱処理し（ステップ21）、発酵酵
素を失活させる。次に、蒸熱処理（ステップ21）により
得られた蒸し葉を例えば２０秒程度の送風により急速に
むらなく室温程度まで冷却させて変色変質を防止すると
ともに蒸し葉の表面に付着する蒸気が結露した水滴を蒸
散させる露取処理する（ステップ22）。この後、例えば
熱風により蒸し葉の温度が約３５℃程度となるように約
４５分、攪拌および揉圧して蒸し葉に圧迫と摩擦とを与
えて組織を柔らかくしつつ均一に乾燥させる粗揉処理す
る（ステップ23）。なお、この粗揉処理（ステップ23）
の前に、例えば熱風により約６０℃の雰囲気で約２０
分、葉打ちすなわち攪拌または弱い圧力で揉圧する葉打
ち処理（ステップ24）する場合もある。
【０００４】そして、粗揉処理（ステップ23）した粗揉
み葉を例えば室温で約２０分攪拌および揉圧して粗揉工
程での揉み不足を補うとともに水分を均一にする揉捻処
理する（ステップ25）。この後、揉捻処理（ステップ2
5）した揉捻葉を例えば熱風により揉捻葉の温度が約３
５℃程度となるように約４０分攪拌および揉圧して適度
に水分を除く中揉処理する（ステップ26）。さらに、こ
の中揉処理（ステップ26）にて得られた中揉葉を例えば
熱風により中揉葉の温度が約４０℃となるように約４０
分、攪拌および重圧で揉圧し、細く伸直に形成して内部
の水分を表面に揉み出すとともに、加熱した揉み釜にて
水分を蒸散する精揉処理する（ステップ27）。この後、
精揉処理（ステップ27）にて得られた精揉葉を例えば熱
風により精揉葉の温度が約７０℃となるように約３０分
乾燥させ（ステップ28）、さらに約８０℃で約２０分貯
蔵に耐え得る含水率まで乾燥させて（ステップ29）、茶
葉を調製する。
み葉を例えば室温で約２０分攪拌および揉圧して粗揉工
程での揉み不足を補うとともに水分を均一にする揉捻処
理する（ステップ25）。この後、揉捻処理（ステップ2
5）した揉捻葉を例えば熱風により揉捻葉の温度が約３
５℃程度となるように約４０分攪拌および揉圧して適度
に水分を除く中揉処理する（ステップ26）。さらに、こ
の中揉処理（ステップ26）にて得られた中揉葉を例えば
熱風により中揉葉の温度が約４０℃となるように約４０
分、攪拌および重圧で揉圧し、細く伸直に形成して内部
の水分を表面に揉み出すとともに、加熱した揉み釜にて
水分を蒸散する精揉処理する（ステップ27）。この後、
精揉処理（ステップ27）にて得られた精揉葉を例えば熱
風により精揉葉の温度が約７０℃となるように約３０分
乾燥させ（ステップ28）、さらに約８０℃で約２０分貯
蔵に耐え得る含水率まで乾燥させて（ステップ29）、茶
葉を調製する。
【０００５】次に、得られた茶葉を通常の抽出と同様
に、湯や水で茶抽出液であるお茶を抽出し（ステップ3
0）、デキストリンなどを加えて噴霧乾燥や凍結乾燥、
真空乾燥などにより粉末状に乾燥して（ステップ31）、
インスタント茶を製造している。
に、湯や水で茶抽出液であるお茶を抽出し（ステップ3
0）、デキストリンなどを加えて噴霧乾燥や凍結乾燥、
真空乾燥などにより粉末状に乾燥して（ステップ31）、
インスタント茶を製造している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インスタント茶では、通常の方法で製造された茶葉を用
いて抽出したお茶を乾燥させて粉末化させるため、一旦
茶葉を製造した後でないとインスタント茶が得られず、
製造性の向上が図れない。さらに、乾燥の際にデキスト
リンなどのボリュームを増大させるバインダが必要とな
る。このため、得られたインスタント茶を水や湯で戻す
際に、完全に溶解するまでに時間を要する。
インスタント茶では、通常の方法で製造された茶葉を用
いて抽出したお茶を乾燥させて粉末化させるため、一旦
茶葉を製造した後でないとインスタント茶が得られず、
製造性の向上が図れない。さらに、乾燥の際にデキスト
リンなどのボリュームを増大させるバインダが必要とな
る。このため、得られたインスタント茶を水や湯で戻す
際に、完全に溶解するまでに時間を要する。
【０００７】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、製造が容易で水戻りが良好なインスタント茶および
その製造方法を提供することを目的とする。
で、製造が容易で水戻りが良好なインスタント茶および
その製造方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載のインスタ
ント茶は、生茶葉を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉が
圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥されたもので、生
茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を圧搾して茶抽出液
を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出
した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多
く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥される
とともに、茶葉の製造工程中に得られる蒸し葉を圧搾し
て茶抽出液を分集するのみで、茶葉の製造と併行して製
造可能で、製造性が向上する。
ント茶は、生茶葉を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉が
圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥されたもので、生
茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を圧搾して茶抽出液
を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出
した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多
く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥される
とともに、茶葉の製造工程中に得られる蒸し葉を圧搾し
て茶抽出液を分集するのみで、茶葉の製造と併行して製
造可能で、製造性が向上する。
【０００９】請求項２記載のインスタント茶は、生茶葉
を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉が攪拌および揉圧さ
れ圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥されたもので、
生茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を攪拌および揉圧
した後に圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾
燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊
維質などのブリックスが多く、別途バインダを用いずと
も容易に粉末に乾燥されるとともに、茶葉の製造工程中
に得られる攪拌および揉圧して組織が柔らかくなった蒸
し葉を圧搾して茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾
でき、茶葉の製造と併行して製造可能で、製造性が向上
する。
を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉が攪拌および揉圧さ
れ圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥されたもので、
生茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を攪拌および揉圧
した後に圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾
燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊
維質などのブリックスが多く、別途バインダを用いずと
も容易に粉末に乾燥されるとともに、茶葉の製造工程中
に得られる攪拌および揉圧して組織が柔らかくなった蒸
し葉を圧搾して茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾
でき、茶葉の製造と併行して製造可能で、製造性が向上
する。
【００１０】請求項３記載のインスタント茶は、生茶葉
を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉を葉打ちして得られ
た打ち葉が圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥された
もので、生茶葉を蒸気にて加熱した蒸し葉を葉打ちして
得た打ち葉を圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液
を乾燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素
や繊維質などのブリックスが多く、別途バインダを用い
ずとも容易に粉末に乾燥されるとともに、茶葉の製造工
程中に得られる組織が柔らかくなった打ち葉を圧搾して
茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製
造と併行して製造可能で、製造性が向上する。
を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉を葉打ちして得られ
た打ち葉が圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥された
もので、生茶葉を蒸気にて加熱した蒸し葉を葉打ちして
得た打ち葉を圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液
を乾燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素
や繊維質などのブリックスが多く、別途バインダを用い
ずとも容易に粉末に乾燥されるとともに、茶葉の製造工
程中に得られる組織が柔らかくなった打ち葉を圧搾して
茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製
造と併行して製造可能で、製造性が向上する。
【００１１】請求項４記載のインスタント茶は、生茶葉
を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉を葉打ちして得られ
た打ち葉が攪拌および揉圧され圧搾されて分集された茶
抽出液が乾燥されたもので、生茶葉を蒸気にて加熱した
蒸し葉を葉打ちして得た打ち葉を攪拌および揉圧した後
に圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥する
ため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質な
どのブリックスが多く、別途バインダを用いずとも容易
に粉末に乾燥されるとともに、茶葉の製造工程中に得ら
れる組織が柔らかくなった打ち葉を圧搾して茶抽出液を
分集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行し
て製造可能で、製造性が向上する。
を蒸気にて加熱して得られた蒸し葉を葉打ちして得られ
た打ち葉が攪拌および揉圧され圧搾されて分集された茶
抽出液が乾燥されたもので、生茶葉を蒸気にて加熱した
蒸し葉を葉打ちして得た打ち葉を攪拌および揉圧した後
に圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥する
ため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質な
どのブリックスが多く、別途バインダを用いずとも容易
に粉末に乾燥されるとともに、茶葉の製造工程中に得ら
れる組織が柔らかくなった打ち葉を圧搾して茶抽出液を
分集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行し
て製造可能で、製造性が向上する。
【００１２】請求項５記載のインスタント茶の製造方法
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を絞って茶抽出液を
分集し、この茶中抽出液を乾燥するもので、生茶葉を蒸
気にて加熱して発酵酵素を失活した蒸し葉を絞って茶抽
出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から
抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックス
が多く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥さ
れるとともに、茶葉の製造工程中に得られる蒸し葉を絞
って茶抽出液を分集するのみで、茶葉の製造と併行して
製造可能で、製造性が向上する。
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を絞って茶抽出液を
分集し、この茶中抽出液を乾燥するもので、生茶葉を蒸
気にて加熱して発酵酵素を失活した蒸し葉を絞って茶抽
出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から
抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックス
が多く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥さ
れるとともに、茶葉の製造工程中に得られる蒸し葉を絞
って茶抽出液を分集するのみで、茶葉の製造と併行して
製造可能で、製造性が向上する。
【００１３】請求項６記載のインスタント茶の製造方法
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を攪拌および揉圧し
た後に絞って茶抽出液を分集し、この茶中抽出液を乾燥
するもので、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活
した蒸し葉を攪拌および揉圧した後に絞って茶抽出液を
分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出し
た茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多
く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥される
とともに、茶葉の製造工程中に得られる攪拌および揉圧
して組織が柔らかくなった蒸し葉を絞って茶抽出液を分
集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して
製造可能で、製造性が向上する。
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を攪拌および揉圧し
た後に絞って茶抽出液を分集し、この茶中抽出液を乾燥
するもので、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活
した蒸し葉を攪拌および揉圧した後に絞って茶抽出液を
分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出し
た茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多
く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥される
とともに、茶葉の製造工程中に得られる攪拌および揉圧
して組織が柔らかくなった蒸し葉を絞って茶抽出液を分
集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して
製造可能で、製造性が向上する。
【００１４】請求項７記載のインスタント茶の製造方法
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を葉打ちした後に絞
って茶抽出液を分集し、この茶中抽出液を乾燥するもの
で、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活した蒸し
葉を葉打ちして得た打ち葉を絞って茶抽出液を分集し、
この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した茶抽出
液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、別途バ
インダを用いずとも容易に粉末に乾燥されるとともに、
茶葉の製造工程中に得られる組織が柔らかくなった打ち
葉を絞って茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾で
き、茶葉の製造と併行して製造可能で、製造性が向上す
る。
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を葉打ちした後に絞
って茶抽出液を分集し、この茶中抽出液を乾燥するもの
で、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活した蒸し
葉を葉打ちして得た打ち葉を絞って茶抽出液を分集し、
この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した茶抽出
液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、別途バ
インダを用いずとも容易に粉末に乾燥されるとともに、
茶葉の製造工程中に得られる組織が柔らかくなった打ち
葉を絞って茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾で
き、茶葉の製造と併行して製造可能で、製造性が向上す
る。
【００１５】請求項８記載のインスタント茶の製造方法
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を葉打ちし、この葉
打ちにより得られた打ち葉を攪拌および揉圧した後に絞
って茶抽出液を分集し、この茶中抽出液を乾燥するもの
で、生茶葉を蒸気にて加熱し発酵酵素を失活した蒸し葉
を葉打ちして得た打ち葉を攪拌および揉圧した後に絞っ
て茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶
葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリ
ックスが多く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に
乾燥されるとともに、茶葉の製造工程中に得られる組織
が柔らかくなった打ち葉を絞って茶抽出液を分集するの
みで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して製造可能
で、製造性が向上する。
は、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し、この
蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を葉打ちし、この葉
打ちにより得られた打ち葉を攪拌および揉圧した後に絞
って茶抽出液を分集し、この茶中抽出液を乾燥するもの
で、生茶葉を蒸気にて加熱し発酵酵素を失活した蒸し葉
を葉打ちして得た打ち葉を攪拌および揉圧した後に絞っ
て茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶
葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリ
ックスが多く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に
乾燥されるとともに、茶葉の製造工程中に得られる組織
が柔らかくなった打ち葉を絞って茶抽出液を分集するの
みで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して製造可能
で、製造性が向上する。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインスタント茶の
実施の一形態の製造工程を図１を参照して説明する。
実施の一形態の製造工程を図１を参照して説明する。
【００１７】摘み採られた生茶葉を例えば０．２kg／cm
2 Ｇ以下の低圧の飽和蒸気を用いて３０〜２００秒程度
蒸して蒸熱処理し、発酵酵素を失活させる（ステップ
１）。次に、ステップ１の蒸熱処理により得られた蒸し
葉を例えば２０秒程度の送風により急速にむらなく室温
程度まで冷却させて変色変質を防止するとともに蒸し葉
の表面に付着する蒸気が結露した水滴を蒸散させる露取
処理する（ステップ２）。
2 Ｇ以下の低圧の飽和蒸気を用いて３０〜２００秒程度
蒸して蒸熱処理し、発酵酵素を失活させる（ステップ
１）。次に、ステップ１の蒸熱処理により得られた蒸し
葉を例えば２０秒程度の送風により急速にむらなく室温
程度まで冷却させて変色変質を防止するとともに蒸し葉
の表面に付着する蒸気が結露した水滴を蒸散させる露取
処理する（ステップ２）。
【００１８】この後、例えば熱風により約６０℃の雰囲
気で約２０分、葉打ちすなわち攪拌または弱い圧力で冷
却した蒸し葉を揉圧する葉打ち処理する（ステップ
３）。さらに、このステップ３の葉打ち処理した葉打ち
葉を、例えば熱風により葉の温度が約３５℃程度となる
ように約４５分、攪拌および揉圧して葉打ち葉に圧迫と
摩擦とを与えて組織を柔らかくしつつ均一に乾燥させる
粗揉処理する（ステップ４）。
気で約２０分、葉打ちすなわち攪拌または弱い圧力で冷
却した蒸し葉を揉圧する葉打ち処理する（ステップ
３）。さらに、このステップ３の葉打ち処理した葉打ち
葉を、例えば熱風により葉の温度が約３５℃程度となる
ように約４５分、攪拌および揉圧して葉打ち葉に圧迫と
摩擦とを与えて組織を柔らかくしつつ均一に乾燥させる
粗揉処理する（ステップ４）。
【００１９】そして、ステップ４で粗揉処理した粗揉み
葉を圧搾して茶抽出液を絞り採り（ステップ５）、分集
した茶抽出液を噴霧乾燥や凍結乾燥、真空乾燥などによ
り乾燥して粉末化し（ステップ６）、インスタント茶を
製造する。
葉を圧搾して茶抽出液を絞り採り（ステップ５）、分集
した茶抽出液を噴霧乾燥や凍結乾燥、真空乾燥などによ
り乾燥して粉末化し（ステップ６）、インスタント茶を
製造する。
【００２０】上記実施の形態によれば、粗揉処理後の粗
揉葉を圧搾して茶抽出液を絞り採るため、製造された茶
葉から茶抽出液であるお茶を抽出する場合に比して、茶
抽出液中に葉緑素や繊維質などのブリックスが多く含ま
れるので、従来の茶抽出液を乾燥させる乾燥粉末化処理
の際に添加されるデキストリンなどのバインダが不要
で、コストを低減できるとともに、得られたインスタン
ト茶を水やお湯を加えて戻す際にバインダが含まれてい
ないために速やかに粉末状のインスタント茶を溶解で
き、水戻り性を向上できる。
揉葉を圧搾して茶抽出液を絞り採るため、製造された茶
葉から茶抽出液であるお茶を抽出する場合に比して、茶
抽出液中に葉緑素や繊維質などのブリックスが多く含ま
れるので、従来の茶抽出液を乾燥させる乾燥粉末化処理
の際に添加されるデキストリンなどのバインダが不要
で、コストを低減できるとともに、得られたインスタン
ト茶を水やお湯を加えて戻す際にバインダが含まれてい
ないために速やかに粉末状のインスタント茶を溶解で
き、水戻り性を向上できる。
【００２１】また、一般の茶葉を製造する工程中の粗揉
処理から一部を分集し、この粗揉処理後の粗揉葉を圧搾
して茶抽出液を絞り採り、乾燥させるのみでインスタン
ト茶を製造できるため、インスタント茶を容易に製造で
きる。
処理から一部を分集し、この粗揉処理後の粗揉葉を圧搾
して茶抽出液を絞り採り、乾燥させるのみでインスタン
ト茶を製造できるため、インスタント茶を容易に製造で
きる。
【００２２】さらに、従来の茶葉からお茶を抽出する方
法では、乾燥粉末化処理する際の除去する水分量が多い
ため、乾燥粉末化処理の運転コストおよび運転時間が増
大し、製造性の向上が図れないとともに、乾燥時間が長
くなることにより空気中の酸素との接触時間が長くなっ
て酸化し、お茶の良好な風味が色彩が低減するおそれが
あるが、上記実施の形態では、除去する水分量が少ない
ので、短時間で容易に乾燥でき、製造性を向上できると
ともに、良好な風味および色彩が得られる。
法では、乾燥粉末化処理する際の除去する水分量が多い
ため、乾燥粉末化処理の運転コストおよび運転時間が増
大し、製造性の向上が図れないとともに、乾燥時間が長
くなることにより空気中の酸素との接触時間が長くなっ
て酸化し、お茶の良好な風味が色彩が低減するおそれが
あるが、上記実施の形態では、除去する水分量が少ない
ので、短時間で容易に乾燥でき、製造性を向上できると
ともに、良好な風味および色彩が得られる。
【００２３】そして、粗揉処理により組織が柔らかくな
った蒸し葉を絞るため、容易に茶抽出液を絞り採れる。
った蒸し葉を絞るため、容易に茶抽出液を絞り採れる。
【００２４】なお、上記実施の形態において、粗揉処理
後に圧搾処理して茶抽出液を絞り採る工程について説明
したが、図１中の１点鎖線で示すように、ステップ１の
蒸熱処理した後にステップ５の圧搾処理して茶抽出液を
分集してもよい。この工程によれば、ステップ２の露取
処理以降の葉打ち処理や粗揉処理が不要で、さらに短時
間でインスタント茶を製造でき、製造性を向上できる。
後に圧搾処理して茶抽出液を絞り採る工程について説明
したが、図１中の１点鎖線で示すように、ステップ１の
蒸熱処理した後にステップ５の圧搾処理して茶抽出液を
分集してもよい。この工程によれば、ステップ２の露取
処理以降の葉打ち処理や粗揉処理が不要で、さらに短時
間でインスタント茶を製造でき、製造性を向上できる。
【００２５】また、図１中の２点鎖線で示すように、ス
テップ１の蒸熱処理後の露取処理した蒸し葉をステップ
５の圧搾処理して茶抽出液を分集してもよい。この工程
によれば、蒸熱処理の際に蒸し葉の表面に付着する水滴
とともに蒸し葉を絞ることにより、茶抽出液中の水分の
増大が防止され、茶抽出液の乾燥粉末化処理を効率よく
でき、製造性を向上できる。
テップ１の蒸熱処理後の露取処理した蒸し葉をステップ
５の圧搾処理して茶抽出液を分集してもよい。この工程
によれば、蒸熱処理の際に蒸し葉の表面に付着する水滴
とともに蒸し葉を絞ることにより、茶抽出液中の水分の
増大が防止され、茶抽出液の乾燥粉末化処理を効率よく
でき、製造性を向上できる。
【００２６】さらに、図１中の点線で示すように、蒸熱
処理し露取処理した蒸し葉を葉打ち処理した葉打ち葉を
ステップ５の圧搾処理して茶抽出液を分集してもよい。
この工程によれば、蒸し葉の表面に傷が付けられるよう
に組織が柔らかくなり圧搾処理の際の茶抽出液の絞り出
しが容易にでき、製造性を向上できる。
処理し露取処理した蒸し葉を葉打ち処理した葉打ち葉を
ステップ５の圧搾処理して茶抽出液を分集してもよい。
この工程によれば、蒸し葉の表面に傷が付けられるよう
に組織が柔らかくなり圧搾処理の際の茶抽出液の絞り出
しが容易にでき、製造性を向上できる。
【００２７】
【発明の効果】請求項１記載のインスタント茶によれ
ば、生茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を圧搾して茶
抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉か
ら抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリック
スが多く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥
でき良好な水戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工
程中に得られる蒸し葉を圧搾して茶抽出液を分集するの
みで、茶葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上で
きる。
ば、生茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を圧搾して茶
抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉か
ら抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリック
スが多く、別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥
でき良好な水戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工
程中に得られる蒸し葉を圧搾して茶抽出液を分集するの
みで、茶葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上で
きる。
【００２８】請求項２記載のインスタント茶によれば、
生茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を攪拌および揉圧
した後に圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾
燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊
維質などのブリックスが多く、別途バインダを用いずと
も容易に粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるとと
もに、茶葉の製造工程中に得られる攪拌および揉圧して
組織が柔らかくなった蒸し葉を圧搾して茶抽出液を分集
するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して製
造でき、製造性を向上できる。
生茶葉を蒸気にて加熱して得た蒸し葉を攪拌および揉圧
した後に圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾
燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊
維質などのブリックスが多く、別途バインダを用いずと
も容易に粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるとと
もに、茶葉の製造工程中に得られる攪拌および揉圧して
組織が柔らかくなった蒸し葉を圧搾して茶抽出液を分集
するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して製
造でき、製造性を向上できる。
【００２９】請求項３記載のインスタント茶によれば、
生茶葉を蒸気にて加熱した蒸し葉を葉打ちして得た打ち
葉を圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥す
るため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質
などのブリックスが多く、別途バインダを用いずとも容
易に粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるととも
に、茶葉の製造工程中に得られる組織が柔らかくなった
打ち葉を圧搾して茶抽出液を分集するのみで、容易に圧
搾でき、茶葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上
できる。
生茶葉を蒸気にて加熱した蒸し葉を葉打ちして得た打ち
葉を圧搾して茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥す
るため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質
などのブリックスが多く、別途バインダを用いずとも容
易に粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるととも
に、茶葉の製造工程中に得られる組織が柔らかくなった
打ち葉を圧搾して茶抽出液を分集するのみで、容易に圧
搾でき、茶葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上
できる。
【００３０】請求項４記載のインスタント茶によれば、
生茶葉を蒸気にて加熱した蒸し葉を葉打ちして得た打ち
葉を攪拌および揉圧した後に圧搾して茶抽出液を分集
し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した茶
抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、別
途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥でき良好な水
戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工程中に得られ
る組織が柔らかくなった打ち葉を圧搾して茶抽出液を分
集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して
製造でき、製造性を向上できる。
生茶葉を蒸気にて加熱した蒸し葉を葉打ちして得た打ち
葉を攪拌および揉圧した後に圧搾して茶抽出液を分集
し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した茶
抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、別
途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥でき良好な水
戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工程中に得られ
る組織が柔らかくなった打ち葉を圧搾して茶抽出液を分
集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して
製造でき、製造性を向上できる。
【００３１】請求項５記載のインスタント茶の製造方法
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し
た蒸し葉を絞って茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾
燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊
維質などのブリックスが多く、別途バインダを用いずと
も容易に粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるとと
もに、茶葉の製造工程中に得られる蒸し葉を絞って茶抽
出液を分集するのみで、茶葉の製造と併行して製造で
き、製造性を向上できる。
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し
た蒸し葉を絞って茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾
燥するため、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊
維質などのブリックスが多く、別途バインダを用いずと
も容易に粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるとと
もに、茶葉の製造工程中に得られる蒸し葉を絞って茶抽
出液を分集するのみで、茶葉の製造と併行して製造で
き、製造性を向上できる。
【００３２】請求項６記載のインスタント茶の製造方法
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し
た蒸し葉を攪拌および揉圧した後に絞って茶抽出液を分
集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した
茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、
別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥でき良好な
水戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工程中に得ら
れる攪拌および揉圧して組織が柔らかくなった蒸し葉を
絞って茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾でき、茶
葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上できる。
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し
た蒸し葉を攪拌および揉圧した後に絞って茶抽出液を分
集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した
茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、
別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥でき良好な
水戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工程中に得ら
れる攪拌および揉圧して組織が柔らかくなった蒸し葉を
絞って茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾でき、茶
葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上できる。
【００３３】請求項７記載のインスタント茶の製造方法
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し
た蒸し葉を葉打ちして得た打ち葉を絞って茶抽出液を分
集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した
茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、
別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥でき良好な
水戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工程中に得ら
れる組織が柔らかくなった打ち葉を絞って茶抽出液を分
集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して
製造でき、製造性を向上できる。
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失活し
た蒸し葉を葉打ちして得た打ち葉を絞って茶抽出液を分
集し、この茶抽出液を乾燥するため、茶葉から抽出した
茶抽出液より葉緑素や繊維質などのブリックスが多く、
別途バインダを用いずとも容易に粉末に乾燥でき良好な
水戻り性が得られるとともに、茶葉の製造工程中に得ら
れる組織が柔らかくなった打ち葉を絞って茶抽出液を分
集するのみで、容易に圧搾でき、茶葉の製造と併行して
製造でき、製造性を向上できる。
【００３４】請求項８記載のインスタント茶の製造方法
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱し発酵酵素を失活した
蒸し葉を葉打ちして得た打ち葉を攪拌および揉圧した後
に絞って茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するた
め、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質など
のブリックスが多く、別途バインダを用いずとも容易に
粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるとともに、茶
葉の製造工程中に得られる組織が柔らかくなった打ち葉
を絞って茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾でき、
茶葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上できる。
によれば、生茶葉を蒸気にて加熱し発酵酵素を失活した
蒸し葉を葉打ちして得た打ち葉を攪拌および揉圧した後
に絞って茶抽出液を分集し、この茶抽出液を乾燥するた
め、茶葉から抽出した茶抽出液より葉緑素や繊維質など
のブリックスが多く、別途バインダを用いずとも容易に
粉末に乾燥でき良好な水戻り性が得られるとともに、茶
葉の製造工程中に得られる組織が柔らかくなった打ち葉
を絞って茶抽出液を分集するのみで、容易に圧搾でき、
茶葉の製造と併行して製造でき、製造性を向上できる。
【図１】本発明のインスタント茶の実施の一形態の製造
工程を示すフローチャートである。
工程を示すフローチャートである。
【図２】従来例のインスタント茶の製造工程を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
Claims (8)
- 【請求項１】 生茶葉を蒸気にて加熱して得られた蒸し
葉が圧搾されて分集された茶抽出液が乾燥されたことを
特徴とするインスタント茶。 - 【請求項２】 生茶葉を蒸気にて加熱して得られた蒸し
葉が攪拌および揉圧され圧搾されて分集された茶抽出液
が乾燥されたことを特徴とするインスタント茶。 - 【請求項３】 生茶葉を蒸気にて加熱して得られた蒸し
葉を葉打ちして得られた打ち葉が圧搾されて分集された
茶抽出液が乾燥されたことを特徴とするインスタント
茶。 - 【請求項４】 生茶葉を蒸気にて加熱して得られた蒸し
葉を葉打ちして得られた打ち葉が攪拌および揉圧され圧
搾されて分集された茶抽出液が乾燥されたことを特徴と
するインスタント茶。 - 【請求項５】 生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失
活し、 この蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を絞って茶抽出
液を分集し、 この茶中抽出液を乾燥することを特徴としたインスタン
ト茶の製造方法。 - 【請求項６】 生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失
活し、 この蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を攪拌および揉
圧した後に絞って茶抽出液を分集し、 この茶中抽出液を乾燥することを特徴としたインスタン
ト茶の製造方法。 - 【請求項７】 生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失
活し、 この蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を葉打ちした後
に絞って茶抽出液を分集し、 この茶中抽出液を乾燥することを特徴としたインスタン
ト茶の製造方法。 - 【請求項８】 生茶葉を蒸気にて加熱して発酵酵素を失
活し、 この蒸気による加熱にて得られた蒸し葉を葉打ちし、 この葉打ちにより得られた打ち葉を攪拌および揉圧した
後に絞って茶抽出液を分集し、 この茶中抽出液を乾燥することを特徴としたインスタン
ト茶の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11835497A JPH10304822A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | インスタント茶およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11835497A JPH10304822A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | インスタント茶およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10304822A true JPH10304822A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14734633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11835497A Pending JPH10304822A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | インスタント茶およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10304822A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100387008B1 (ko) * | 2000-10-18 | 2003-06-12 | 홍인수 | 증류수차의 제조방법 및 그 장치 |
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| US7815960B2 (en) * | 2004-06-24 | 2010-10-19 | Danyi Quan | Green tea formulations |
| JP2011502498A (ja) * | 2007-11-05 | 2011-01-27 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 茶製品を製造する方法 |
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| US11419347B2 (en) | 2013-02-28 | 2022-08-23 | Schweitzer-Mauduit International, Inc. | Composition for making a tea beverage or herbal and vegetable broths |
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| US11737472B2 (en) | 2015-03-02 | 2023-08-29 | Mativ Holdings, Inc. | Low bulk density composition for making a tea beverage having reduced dust or fines |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP11835497A patent/JPH10304822A/ja active Pending
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| JP2011502497A (ja) * | 2007-11-05 | 2011-01-27 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | リーフティーを製造する方法 |
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