JPWO2017039005A1 - 止血器具 - Google Patents

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Abstract

止血器具10は、橈骨動脈210および尺骨動脈230が走行する腕の止血すべき部位220に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体20と、帯体を腕に巻き付けた状態で固定する固定部30と、帯体に連結されて流体を注入することにより拡張して橈骨動脈に位置する止血すべき部位を押圧可能な第1拡張部50と、帯体の長手方向において第1拡張部と異なる位置に配置され、かつ、流体を注入することにより拡張して尺骨動脈を押圧可能な第2拡張部60と、帯体と第2拡張部との間に、少なくとも一部が第2拡張部と重なるように配置され、第2拡張部を押圧可能な補助バルーン160と、を有する。

Description

本発明は、穿刺した部位を押圧して止血するための止血器具に関する。
近年、腕の橈骨動脈等の血管を穿刺し、穿刺部位にイントロデューサーシースを導入し、イントロデューサーシースの内腔を介してカテーテル等を血管等の病変部に挿入して、経皮的に治療・検査などが行われている。このような方法を行った場合、イントロデューサーシースを抜去した後の穿刺部位を止血する必要がある。この止血を行うために、腕の穿刺部位に巻き付けるための帯体と、この帯体を穿刺部位に巻き付けた状態で固定する固定部と、可撓性を備え、流体を注入することにより拡張して、穿刺部位を押圧可能な拡張部とを備えた止血器具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この止血器具は、拡張部から作用する押圧力を、穿刺部位に対して直接的に作用させて止血を行っている。
特開2004−154413号公報
ところで、橈骨動脈および尺骨動脈は肘付近において上腕動脈から分岐しており、手掌において互いに繋がっている。このため、橈骨動脈のみを長時間にわたって押圧(圧迫)すると、橈骨動脈に血液が流れにくくなり、尺骨動脈の血流量が過度に増加する場合がある。その結果、橈骨動脈の血流量が減少して、血管が閉塞したり、血小板等の量が減少することによって穿刺部位の止血に長時間を要したりすることになる。このため、例えば、橈骨動脈の穿刺部位を止血した後、閉塞した橈骨動脈を再開通させるために、尺骨動脈を押圧することが知られている(例えば、上記非特許文献1を参照)。
このような問題に対し、例えば、前述した止血器具に尺骨動脈を押圧するための拡張部をさらに設けることにより、橈骨動脈を押圧する際に、尺骨動脈を押圧することによって尺骨動脈に流れる血流の過度な増加を防止し、橈骨動脈の血流量の減少を抑制させることが可能になると考えられる。
しかしながら、このように構成した止血器具においては、尺骨動脈側に拡張可能な可撓性を有する拡張部を備えるため、拡張部が外力を受けることによって変形し、拡張部の押圧方向が意図しない方向に向いてしまう場合がある。このような場合、尺骨動脈側の拡張部は、尺骨動脈以外の部位、例えば、尺骨動脈の周辺の腱や神経などを押圧してしまうことがある。そして、止血器具を長期間にわたって使用する場合、尺骨動脈側の拡張部が腱や神経などを圧迫し続けることにより、患者にしびれや痛みを引き起こすことがある。そのため、医師や看護師は、拡張部による尺骨動脈への圧力を調整するため、拡張部の減圧操作等を経時的に行う必要がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、橈骨動脈の血流量の減少を抑制して止血効果を高めるとともに、尺骨動脈の押圧によって生じるしびれや痛みを軽減することのできる止血器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する止血器具は、橈骨動脈および尺骨動脈が走行する腕に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体と、前記帯体を前記腕に巻き付けた状態で固定する固定部と、前記帯体に連結されて流体を注入することにより拡張して、前記橈骨動脈の止血すべき部位を押圧可能な第1拡張部と、前記帯体の長手方向において前記第1拡張部と異なる位置に配置され、かつ、流体を注入することにより拡張して前記尺骨動脈を押圧可能な第2拡張部と、前記帯体と前記第2拡張部との間に、少なくとも一部が前記第2拡張部と重なるように配置され、前記第2拡張部を押圧可能な補助バルーンと、を有する。
上記のように構成した止血器具によれば、尺骨動脈側の第2拡張部により、橈骨動脈の血流量の減少を抑制して止血効果を高めることができる。また、補助バルーンによって第2拡張部を押圧することで、第2拡張部の腕への押圧方向を調整することができる。これによって、第2拡張部による尺骨動脈周辺の腱や神経などの尺骨動脈以外の部位の押圧を抑制し、長時間にわたる押圧によって腕に生じるしびれや痛みを軽減することができる。
実施形態に係る止血器具を内面側から見た平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 実施形態に係る止血器具を装着した状態を示す斜視図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 図3のC−C線に沿う断面図である。 図3のD−D線に沿う断面図である。 実施形態の変形例に係る止血器具を装着した状態を示す図であって、図4に対応する断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
本発明の実施形態に係る止血器具10は、図4に示すように、治療・検査などを行うカテーテル等を血管内に挿入する目的で手首200(腕に相当)の橈骨動脈210に形成された穿刺部位220(止血すべき部位に相当)に留置していたイントロデューサーシースを抜去した後、その穿刺部位220を止血するために使用するものである。
止血器具10は、図1および図2に示すように、手首200に巻き付けるための帯体20と、帯体20を手首200に巻き付けた状態で固定する面ファスナー30(固定部に相当)と、湾曲板40と、第1拡張部50と、第2拡張部60と、補助バルーン160と、マーカー70と、第1注入部80と、第2注入部81と、を有する。
なお、本明細書中では、帯体20を手首200に巻き付けた状態のとき、帯体20において手首200の体表面に向かい合う側(装着面側)を「内面側」と称し、その反対側を「外面側」と称する。
また、図中、帯体20の長手方向を矢印Xとして示し、帯体20の長手方向と直交する方向を矢印Yとして示している。
帯体20は、可撓性を有する帯状の部材である。帯体20は、図4に示すように、手首200の外周を略一周するように巻き付けられる。図2に示すように、帯体20の中央部には、湾曲板40を保持する湾曲板保持部21が形成されている。湾曲板保持部21は、外面側(または内面側)に別個の帯状の部材が融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶媒による接着)等の方法によって接合されることにより、二重になっており、これらの隙間に挿入された湾曲板40を保持する。
帯体20の図1中の左端付近の部分の外面側には、一般にマジックテープ(登録商標)などと呼ばれる面ファスナー30の雄側(または雌側)31が配置されており、帯体20の図1中の右端付近の部分の内面側には、面ファスナー30の雌側(または雄側)32が配置されている。図3および図4に示すように帯体20を手首200に巻き付け、雄側31および雌側32が接合することにより、帯体20が手首200に装着される。なお、帯体20を手首200に巻き付けた状態で固定する手段は、面ファスナー30に限らず、例えば、スナップ、ボタン、クリップ、または帯体20の端部を通す枠部材であってもよい。
帯体20の構成材料は、可撓性を備える材料であれば特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)が挙げられる。
帯体20は、実質的に透明であることが好ましいが、透明に限定されず、半透明または有色透明であってもよい。これにより、穿刺部位220を外面側から視認することができ、後述するマーカー70を穿刺部位220に容易に位置合わせすることができる。
湾曲板40は、図2に示すように、帯体20の二重に形成された湾曲板保持部21の間に挿入されることにより帯体20に保持されている。この湾曲板40は、帯体20よりも硬質な材料で構成されており、ほぼ一定の形状を保つようになっている。
湾曲板40は、帯体20の長手方向(矢印X方向)に長い形状をなしている。この湾曲板40の長手方向の中央部41は、ほとんど湾曲せずに平板状になっており、この中央部41の両側には、それぞれ、内周側に向かって、かつ、帯体20の長手方向(手首200の周方向)に沿って湾曲した第1湾曲部42(図2の左側)および第2湾曲部43(図2の右側)が形成されている。
湾曲板40の構成材料は、穿刺部位220を視認できる材料であれば特に限定されず、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等が挙げられる。
湾曲板40は、帯体20と同様に、実質的に透明であることが好ましいが、透明に限定されず、半透明または有色透明であってもよい。これにより、穿刺部位220を外面側から確実に視認することができ、後述するマーカー70を穿刺部位220に容易に位置合わせすることができる。なお、湾曲板40は、中央部41のような湾曲していない部分を有さないもの、すなわち、その全長にわたり湾曲しているものであってもよい。
帯体20には、第1拡張部50および第2拡張部60に接続された補助バルーン160が連結されている。第1拡張部50、第2拡張部60および補助バルーン160は、流体(空気等の気体もしくは液体)を注入することにより拡張する。第1拡張部50は、手首200の橈骨動脈210に位置する穿刺部位220を押圧する。第2拡張部60は、手首200の体表面を押圧することによって、尺骨動脈230を押圧する。
第1拡張部50は、図2に示すように、湾曲板40の図2中の左端側の第1湾曲部42および中央部41の間の近辺と重なるように位置している。
第1拡張部50の構成材料は、可撓性を備える材料であれば特に限定されず、例えば、前述した帯体20の構成材料と同様のものを用いることができる。
第1拡張部50は、帯体20および湾曲板40と同様に、実質的に透明であることが好ましい。これにより、穿刺部位220を外面側から視認することができ、後述するマーカー70を穿刺部位220に容易に位置合わせすることができる。
第1拡張部50の構造は、例えば、図2に示すように、前述したような材料からなる2枚のシート材を重ね、縁部を融着または接着等の方法により接合して袋状に形成したものとすることができる。第1拡張部50の外形は、図1に示すように、拡張していない状態では、四角形である。
第1拡張部50は、図2に示すように、可撓性を有する第1保持部51を介して、帯体20に連結されている。なお、第1保持部51は、湾曲板40の第1湾曲部42側に設けられることが好ましい。また、第1保持部51は、第1拡張部50と同材質で構成されていることが好ましい。これにより、融着による帯体20との接合を容易に行うことができ、容易に製造することができる。
第2拡張部60は、図2に示すように、帯体20の長手方向において第1拡張部50と異なる位置であって、第2湾曲部43および中央部41の間の近辺と重なるように配置される。
第2拡張部60の構成材料は、第1拡張部50と同様に、可撓性を備える材料であることが好ましく、例えば、前述した帯体20の構成材料と同様のものを用いることができる。第2拡張部60は、帯体20、湾曲板40および第1拡張部50と同様に、実質的に透明であることが好ましい。
第2拡張部60の構造は、第1拡張部50と同様に、前述したような材料からなる2枚のシート材を重ね、縁部を融着または接着等の方法により接合して袋状に形成したものとすることができる。第2拡張部60の外形は、図1に示すように、拡張していない状態では、四角形である。
補助バルーン160は、図2に示すように、帯体20と第2拡張部60との間に、少なくとも一部が第2拡張部60と重なるように配置される。補助バルーン160は、止血器具10を手首200に巻き付けた際、手首200の表面と湾曲板40の間に挟まれるため、補助バルーン160の内部に充填された流体(空気等の気体もしくは液体)の圧力により拡張して、第2拡張部60を押圧する。補助バルーン160および第2拡張部60は、互いに融着または接着等の方法によって接合されている。補助バルーン160の内部と、第2拡張部60の内部とを、互いに連通可能な連通路61が設けられている。補助バルーン160に流体を供給すると、連通路61を介して補助バルーン160に注入された流体が第2拡張部60に注入される。
図1および図2に示すように、帯体20の長手方向に沿う補助バルーン160の長さL2は、帯体20の長手方向に沿う第2拡張部60の長さL1よりも長く形成されている。さらに、第2拡張部60および補助バルーン160が拡張する前の状態において、第1拡張部50側(図2中の左側)の補助バルーン160の端部160aは、第1拡張部50側(図2中の左側)の第2拡張部60の端部60aに重なるように配置される。これにより、第1拡張部50とは反対側(図2中の右側)の補助バルーン160の一部が、第2拡張部60と重ならない部分(図2中の点線で囲んだ部分)となる。当該重ならない部分は、第2拡張部60が拡張する際に第2拡張部60よる反発力を受けないため、第2拡張部60と重なる部分に比べて、拡張変形しやすい。そのため、図4に示すように、拡張したときに第2拡張部60を外面側から第1拡張部50側(図4中の右側)に押圧する。すなわち、補助バルーン160は拡張して、図4中の矢印fで示すように、第2拡張部60をほぼ尺骨動脈230に向かう方向に押圧する。このような補助バルーン160からの押圧力を受けることにより、第2拡張部60は、上から下へ垂直な方向(手首200の表面に対して垂直な方向)ではなく、図4中の矢印Fで示す傾斜した方向に押圧することができる。
補助バルーン160は、図2に示すように、第1拡張部50と同様に、可撓性を有する第2保持部161を介して帯体20に連結されている。なお、第2保持部161は、湾曲板40の第2湾曲部43側に設けられることが好ましい。また、第2保持部161は、補助バルーン160と同材質で構成されていることが好ましい。これにより、融着による帯体20との接合を容易に行うことができ、容易に製造することができる。
補助バルーン160の構成材料は、第2拡張部60と同様に、可撓性を備える材料であることが好ましく、例えば、前述した第2拡張部60の構成材料と同様のものを用いることができる。第2拡張部60と同様の材料を用いることによって、融着による第2拡張部60との接合を容易に行うことができる。補助バルーン160は、帯体20、湾曲板40、第1拡張部50および第2拡張部60と同様に、実質的に透明であることが好ましい。
図2に示すように、第1拡張部50の外面側、すなわち第1拡張部50において手首200の体表面と向かい合わない面には、マーカー70が設けられている。第1拡張部50にこのようなマーカー70を設けることによって、第1拡張部50を穿刺部位220に対して容易に位置合わせすることができるため、第1拡張部50の位置ズレが抑制される。
マーカー70の形状は、特に限定されず、例えば、円、三角形、四角形等が挙げられ、本実施形態では、四角形をなしている。
マーカー70の大きさは、特に限定されないが、例えば、マーカー70の形状が四角形をなしている場合、その一辺の長さが1〜4mmの範囲であることが好ましい。一辺の長さが5mm以上であると、穿刺部位220の大きさに対してマーカー70の大きさが大きくなるため、第1拡張部50の中心部52を穿刺部位220に位置合わせし難くなる。
マーカー70の材質は、特に限定されず、例えば、インキ等の油性着色料、色素を混練した樹脂等が挙げられる。
マーカー70の色は、第1拡張部50を穿刺部位220に位置合わせすることができる色であれば特に限定されないが、緑色系が好ましい。緑色系にすることにより、マーカー70を血液や皮膚上で容易に視認することができるため、第1拡張部50を穿刺部位220に位置合わせすることがより容易となる。
また、マーカー70は半透明または有色透明であることが好ましい。これにより、穿刺部位220をマーカー70の外面側から視認することができる。
第1拡張部50にマーカー70を設ける方法は特に限定されないが、例えばマーカー70を第1拡張部50に印刷する方法、マーカー70を第1拡張部50に融着する方法、マーカー70の片面に接着剤を塗布して第1拡張部50に貼り付ける方法等が挙げられる。
なお、マーカー70は第1拡張部50の内面側に設けてもよい。この際、マーカー70は、穿刺部位220と直接接触しないように第1拡張部50内の内表面等に設けられることが好ましい。
第1注入部80および第2注入部81は、それぞれ第1拡張部50および第2拡張部60内に流体を注入するための部位であり、図1に示すように、それぞれ第1拡張部50および第2拡張部60に接続されている。
第1注入部80は、その基端部が第1拡張部50に接続され、その内腔が第1拡張部50の内部にそれぞれ連通する可撓性を有する第1チューブ82と、第1チューブ82の内腔と連通するように第1チューブ82の先端部に配置された第1袋体84と、第1袋体84にそれぞれ接続された管状の第1コネクタ86と、を備えている。第1コネクタ86には、逆止弁(図示せず)が内蔵されている。
第2注入部81も、同様にその基端部が補助バルーン160に接続され、その内腔が第2拡張部60の内部にそれぞれ連通する可撓性を有する第2チューブ83と、第2チューブ83の内腔と連通するように第2チューブ83の先端部に配置された第2袋体85と、第2袋体85にそれぞれ接続された管状の第2コネクタ87と、を備えている。第2コネクタ87には、逆止弁(図示せず)が内蔵されている。
第1拡張部50を拡張(膨張)させる際には、第1コネクタ86にシリンジ(図示せず)の先筒部を挿入して逆止弁を開き、このシリンジの押し子を押して、シリンジ内の流体を第1注入部80を介して第1拡張部50内に注入する。第1拡張部50が膨張すると、第1チューブ82を介して第1拡張部50と連通している第1袋体84も膨張し、流体が漏れずに、第1拡張部50を加圧できていることを目視で確認できる。第1拡張部50内に流体を注入した後、第1コネクタ86からシリンジの先筒部を抜去すると、第1コネクタ86に内蔵された逆止弁が閉じて流体の漏出が防止され、第1拡張部50が膨張した状態が維持される。
同様の作業を第2拡張部60および補助バルーン160に接続される第2注入部81に対して行えば、第2拡張部60および補助バルーン160が膨張した状態が維持される。これによって、図4〜6に示すように、第1拡張部50、第2拡張部60および補助バルーン160が拡張する。なお、第2チューブ83は、帯体20に対して第1チューブ82が配置される側と同じ側に配置されることが好ましい。これにより、第1チューブ82および第2チューブ83に同じ側から流体を注入することができる。このため、第1チューブ82および第2チューブ83に同じシリンジを使用した際に、シリンジの挿入および抜去の操作を容易に行うことができる。
次に、本実施形態に係る止血器具10の使用方法について説明する。
止血器具10を手首200に装着する前は、第1拡張部50、第2拡張部60および補助バルーン160は、拡張していない状態となっている。手首200に穿刺を行う場合、通常、橈骨動脈210への穿刺部位220は、右手の手首200の親指側へ片寄った位置にある。通常、穿刺部位220にはイントロデューサーシースが留置されている。このイントロデューサーシースが留置されたままの状態の手首200に帯体20を巻き付け、第1拡張部50に設けられたマーカー70が穿刺部位220上に重なるように第1拡張部50および帯体20を位置合わせして、面ファスナー30の雄側31および雌側32を接触させて接合し、帯体20を手首200に装着する。
止血器具10は、第1注入部80および第2注入部81が、橈骨動脈210の血流の下流側に向くように、手首200に対して装着される。これにより、手首よりも上流側での手技や、上流側に位置する器具(例えば、血圧計等)に干渉することなしに、第1注入部80および第2注入部81の操作が可能である。また、止血器具10を、第1注入部80および第2注入部81が下流側に向くように右手の手首200に装着することで、第1拡張部50は、手首200の親指側へ片寄って位置する橈骨動脈210に位置し、第2拡張部60は、尺骨動脈230の周辺に位置する。なお、動脈の場合、血管の上流側とは、血管の心臓に近づく方向をいう。また、血管の下流側とは、血管の心臓から遠ざかる方向をいう。
止血器具10を手首200に装着した後、第1注入部80の第1コネクタ86にシリンジ(図示せず)を接続し、前述したようにして流体を第1拡張部50内に注入し、図4および図5に示すように、第1拡張部50を拡張させて、穿刺部位220を押圧する。このときの流体の注入量により、症例に応じて、第1拡張部50の拡張度合い、すなわち、橈骨動脈210に位置する穿刺部位220への押圧力を容易に調整することができる。
第1拡張部50を拡張させた後、第1コネクタ86からシリンジを離脱させる。そして穿刺部位220からイントロデューサーシースを抜去する。これにより、第1拡張部50は、拡張状態を維持し、穿刺部位220への押圧状態が維持される。
次に、第2注入部81の第2コネクタ87にシリンジを接続し、前述したようにして流体を補助バルーン160内に注入すると、補助バルーン160および第2拡張部60が拡張する。なお、第2拡張部は、連通路61を介して補助バルーン160に注入された流体が注入されることで拡張する。ここで、第2拡張部60の尺骨動脈230への押圧力は、補助バルーン160および第2拡張部60への流体の注入量により、容易に調整することができる。
第1拡張部50、第2拡張部60および補助バルーン160が拡張すると、湾曲板40は、手首200の体表面から離間して、手首200に接触し難くなる。また、止血器具10を装着した後に第1拡張部50、第2拡張部60および補助バルーン160を拡張させると、湾曲板40により、第1拡張部50、第2拡張部60および補助バルーン160の手首200の体表面から離れる方向への拡張が抑制され、第1拡張部50、第2拡張部60の押圧力が手首200側に集中する。このため、第1拡張部50からの押圧力が、穿刺部位220の周辺に集中して作用するため、止血効果を向上させることができる。
また、第1拡張部50が橈骨動脈210を押圧する際に、尺骨動脈230を押圧することによって尺骨動脈230に流れる血流の過度な増加を防止し、橈骨動脈210の血流量の減少を抑制することができる。これにより、血管の閉塞を防止し、血小板等の量の減少を抑制することによって穿刺部位220の止血を比較的短時間で行うことができる。
止血が完了したら、第1拡張部50の穿刺部位220への押圧力をさらに低減させて止血器具10を取り外す。
穿刺部位220の止血が完了して止血器具10を取り外す際には、第1拡張部50を収縮させた後、面ファスナー30の雄側31および雌側32を剥がして止血器具10を手首200から取り外す。なお、止血器具10を取り外す際に、第1拡張部50を収縮させなくてもよい。
以上のように、本実施形態に係る止血器具10は、橈骨動脈210および尺骨動脈230が走行する手首200に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体20と、帯体20を手首200に巻き付けた状態で固定する面ファスナー30と、帯体20に連結されて流体を注入することにより拡張して橈骨動脈210に位置する止血すべき部位を押圧可能な第1拡張部50と、帯体20の長手方向において第1拡張部50と異なる位置に配置され、かつ、流体を注入することにより拡張して尺骨動脈230を押圧可能な第2拡張部60と、帯体20と第2拡張部60との間に、少なくとも一部が第2拡張部60と重なるように配置され、第2拡張部60を押圧可能な補助バルーン160と、を有する。
このように構成した止血器具10によれば、尺骨動脈230側の第2拡張部60により、橈骨動脈210の血流量の減少を抑制して止血効果を高めることができる。また、補助バルーン160によって第2拡張部60を押圧することで、第2拡張部60の手首200への押圧方向を調整することができる。これによって、第2拡張部60による尺骨動脈230周辺の腱や神経などの尺骨動脈230以外の部位の押圧を抑制し、長時間にわたる押圧によって手首200に生じるしびれや痛みを軽減することができる。
また、帯体20の長手方向に沿う補助バルーン160の長さL2は、帯体20の長手方向に沿う第2拡張部60の長さL1よりも長い。これにより、外面側に配置される補助バルーン160は、帯体20の長手方向に沿う第2拡張部60の外面の全体にわたって押圧力を作用させることができる。よって、第2拡張部60および補助バルーン160を拡張した際に、補助バルーン160の内面側に第2拡張部60が保持され、第2拡張部60が意図しない方向へ移動することを抑制することができる。
また、第2拡張部60および補助バルーン160が拡張する前の状態において、第1拡張部50側の補助バルーン160の端部160aは、第1拡張部50側の第2拡張部60の端部60aに重なるように配置される。これにより、補助バルーン160によって第2拡張部60の押圧方向を傾斜させて、尺骨動脈230側に向くように調整することができる。
また、第2拡張部60の内部は、補助バルーン160の内部と連通しており、補助バルーン160に流体を注入する第2注入部81が接続される。第2拡張部60と補助バルーン160を一度の操作で拡張させることができるので、作業が容易になる。
(変形例)
変形例に係る止血器具11は、第1拡張部50と帯体20との間に補助圧迫部150をさらに有する。他の構成は前述した実施形態と実質的に同様である。以下、前述した実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
補助圧迫部150は、図7に示すように、第1拡張部50と帯体20との間に第1拡張部50と重なるように配置される。補助圧迫部150は、可撓性を有する材料で構成され、流体を注入することにより拡張して第1拡張部50を押圧する。この補助圧迫部150は、第1拡張部50を押圧する押圧部材として機能する。補助圧迫部150は、第1拡張部50と連通しており、第1拡張部50に流体を注入して拡張させることで拡張する。
補助圧迫部150は、止血器具11を手首200に巻き付けた際、手首200の表面と湾曲板40の間に挟まれるため、内部に充填された流体の圧力により拡張して、図7に示すように、第1拡張部50をほぼ穿刺部位220に向かう方向(矢印f1方向)に押圧する。このような補助圧迫部150からの押圧力を受けることにより、第1拡張部50は、上から下へ垂直な方向(手首200の表面に対して垂直な方向)ではなく、図7中の矢印F1で示す傾斜した方向に押圧する。これにより、穿刺部位220を上から下へ垂直な方向に押圧する場合と比べ、より優れた止血効果が得られる。
なお、補助圧迫部150は、上記構成に限定されず、例えば、スポンジ状の物質、弾性材料、綿(わた)のような繊維の集合体、またはこれらの組み合わせなどによって形成された部材であってもよい。
以上のように、変形例に係る止血器具11は、補助圧迫部150をさらに有することによって、第1拡張部50による手首200への押圧方向を容易に調整可能とし、操作性を向上させるとともに、止血効果をより一層向上させることができる。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係る止血器具を説明したが、本発明は説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、止血器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、手首に装着して使用する止血器具に限らず、腕において橈骨動脈および尺骨動脈の走行するいかなる部分に装着して使用する止血器具にも適用することができる。
また、帯体の長手方向に沿う補助バルーンの長さは、帯体の長手方向に沿う第2拡張部の長さよりも長いとしたが、これに限定されず、第2拡張部の長さ以下であってもよい。
また、第2拡張部および補助バルーンが拡張する前の状態において、第1拡張部側の補助バルーンの端部は、第1拡張部側の第2拡張部の端部に重なるように配置されるとしたが、補助バルーンの配置は、これに限定されず、少なくとも一部が第2拡張部と重なるように配置されればよい。例えば、第1拡張部が配置されている側と反対側の補助バルーンの端部が、第1拡張部が配置されている側と反対側の第2拡張部の端部に重なるように配置してもよい。
また、補助バルーンを1つ備える構成について説明したが、補助バルーンを2以上備える構成としてもよい。この場合、帯体の長手方向における補助バルーンの長さは、内面側より外面側に配置された補助バルーンの長さの方が長くなるように形成することが好ましい。
また、第2注入部は補助バルーンに接続されるとしたが、これに限定されず、第2拡張部に接続してもよい。
また、第1拡張部および第2拡張部の外形は、拡張していない状態において四角形に限定されず、例えば、円形、楕円形、五角形等の多角形であってもよい。
また、マーカーは、第1拡張部に設けるのではなく、帯体、湾曲板、補助圧迫部に設けてもよい。また、マーカーは、第1拡張部の中心部に重なるように設けることがさらに好ましい。
本出願は、2015年9月3日に出願された日本国特許出願第2015−174199号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
10、11 止血器具、
20 帯体、
30 面ファスナー(固定部)、
40 湾曲板、
50 第1拡張部、
60 第2拡張部、
60a 端部、
70 マーカー、
80 第1注入部、
81 第2注入部、
150 補助圧迫部、
160 補助バルーン、
160a 端部、
200 手首(腕)、
210 橈骨動脈、
220 穿刺部位、
230 尺骨動脈。

Claims (4)

  1. 橈骨動脈および尺骨動脈が走行する腕に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体と、
    前記帯体を前記腕に巻き付けた状態で固定する固定部と、
    前記帯体に連結されて流体を注入することにより拡張して、前記橈骨動脈の止血すべき部位を押圧可能な第1拡張部と、
    前記帯体の長手方向において前記第1拡張部と異なる位置に配置され、かつ、流体を注入することにより拡張して前記尺骨動脈を押圧可能な第2拡張部と、
    前記帯体と前記第2拡張部との間に、少なくとも一部が前記第2拡張部と重なるように配置され、前記第2拡張部を押圧可能な補助バルーンと、を有する、止血器具。
  2. 前記帯体の長手方向に沿う前記補助バルーンの長さは、前記帯体の長手方向に沿う前記第2拡張部の長さよりも長いことを特徴とする、請求項1に記載の止血器具。
  3. 前記第2拡張部および前記補助バルーンが拡張する前の状態において、前記第1拡張部側の前記補助バルーンの端部は、前記第1拡張部側の前記第2拡張部の端部に重なるように配置されることを特徴とする、請求項2に記載の止血器具。
  4. 前記補助バルーンの内部は、前記第2拡張部の内部と連通しており、
    前記補助バルーンに流体を注入する注入部が接続されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の止血器具。
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