JP6544854B2 - 止血器具 - Google Patents

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本発明は、穿刺した部位を押圧して止血するための止血器具に関する。
近年、腕の橈骨動脈等の血管を穿刺し、穿刺部位にイントロデューサーシースを導入し、イントロデューサーシースの内腔を介してカテーテル等を血管等の病変部に挿入して、経皮的に治療・検査などが行われている。このような方法を行った場合、イントロデューサーシースを抜去した後の穿刺部位を止血する必要がある。この止血を行うために、腕の穿刺部位に巻き付けるための帯体と、この帯体を穿刺部位に巻き付けた状態で固定する固定部と、流体を注入することにより拡張して、穿刺部位を押圧可能な拡張部とを備えた止血器具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この止血器具は、拡張部から作用する押圧力を、穿刺部位に対して直接的に作用させて止血を行っている。
特開2004−154413号公報
ところで、橈骨動脈および尺骨動脈は肘付近において上腕動脈から分岐しており、手掌において互いに繋がっている。このため、橈骨動脈のみを長時間にわたって押圧(圧迫)すると、橈骨動脈に血液が流れにくくなり、尺骨動脈の血流量が過度に増加する場合がある。その結果、橈骨動脈の血流量が減少して、血管が閉塞したり、血小板等の量が減少することによって穿刺部位の止血に長時間を要したりすることになる。このため、例えば、橈骨動脈の穿刺部位を止血した後、閉塞した橈骨動脈を再開通させるために、尺骨動脈を押圧することが知られている(例えば、上記非特許文献1を参照)。
このような問題に対し、例えば、前述した止血器具に尺骨動脈を押圧するための押圧部材をさらに設け、橈骨動脈を押圧する際に、尺骨動脈を押圧することによって尺骨動脈に流れる血流の過度な増加を防止し、橈骨動脈の血流量の減少を抑制させることが可能になると考えられる。
しかしながら、このような止血器具は、長時間にわたって腕に取り付けるため、押圧部材の腕に接触する面積が大きいと、押圧部材が必要以上に広い範囲を押圧し、尺骨動脈だけでなくその周辺の腱や神経なども押圧してしまうことがある。このような場合、押圧部材は、患者に対してしびれや痛みを引き起こす原因になる。また、上記とは逆に、尺骨動脈を効果的に押圧するために、押圧部材全体の大きさを小さく形成すると、押圧部材が尺骨動脈に対して位置ズレを起したり、押圧部材の尺骨動脈に対する押圧力が低下したりする場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、橈骨動脈の血流量の減少を抑制して止血効果を高めるとともに、尺骨動脈に対して適切な押圧力を付与することを可能にすることで、尺骨動脈の押圧によって生じるしびれや痛みを軽減することのできる止血器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する止血器具は、橈骨動脈および尺骨動脈が走行する腕に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体と、前記帯体を前記腕に巻き付けた状態で固定する固定部と、前記帯体に連結されて流体を注入することにより拡張して前記橈骨動脈の止血すべき部位を押圧可能な拡張部と、前記帯体の長手方向において前記拡張部と異なる位置に配置され、前記尺骨動脈を押圧可能な押圧部材と、を備える。前記押圧部材は、本体部と、前記本体部に配置され、前記本体部に対して突出した形状を有する凸部と、から構成される。
上記のように構成した止血器具によれば、本体部から押圧力を受けた凸部によって尺骨動脈に十分な押圧力を付与するとともに、本体部によって凸部の押圧方向を調整することができる。これにより、尺骨動脈周辺の腱や神経などの尺骨動脈以外の部位を押圧することを制限し、凸部によって腕を押圧する部位の位置ズレを抑制し、長時間にわたる押圧によって腕にしびれや痛みが生じることを軽減することができる。
第1実施形態に係る止血器具を内面側から見た平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 第1実施形態に係る止血器具を装着した状態を示す斜視図である。 図4(A)は、図3のB−B線に沿う断面図であり、図4(B)は、押圧部材を模式的に示した斜視図である。 図3のC−C線に沿う断面図である。 図3のD−D線に沿う断面図である。 図7(A)は、第1実施形態の変形例に係る止血器具を装着した状態を示す図であって、図4(A)に対応する断面図であり、図7(B)は、押圧部材を模式的に示した斜視図である。 第2実施形態に係る止血器具を装着した状態を示す図であって、図2に対応する断面図である。 図9(A)は、第2実施形態に係る止血器具を装着した状態を示す図であって、図4(A)に対応する断面図であり、図9(B)は、押圧部材を模式的に示した斜視図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る止血器具10は、図4(A)に示すように、治療・検査などを行うカテーテル等を血管内に挿入する目的で手首200(腕に相当)の橈骨動脈210に形成された穿刺部位220(止血すべき部位に相当)に留置していたイントロデューサーシースを抜去した後、その穿刺部位220を止血するために使用するものである。
止血器具10は、図1および図2に示すように、手首200に巻き付けるための帯体20と、帯体20を手首200に巻き付けた状態で固定する面ファスナー30(固定部に相当)と、湾曲板40と、拡張部50と、押圧部材60と、マーカー70と、第1注入部80と、第2注入部81と、を有する。
なお、本明細書中では、帯体20を手首200に巻き付けた状態のとき、帯体20において手首200の体表面に向かい合う側(装着面側)を「内面側」と称し、その反対側を「外面側」と称する。
また、図中、帯体20の長手方向を矢印Xとして示し、帯体20の長手方向と直交する幅方向を矢印Yとして示し、矢印Yと矢印Xとに直交する方向を矢印Zとして示している。
帯体20は、可撓性を有する帯状の部材である。帯体20は、図4(A)に示すように、手首200の外周を略一周するように巻き付けられる。図2に示すように、帯体20の中央部には、湾曲板40を保持する湾曲板保持部21が形成されている。湾曲板保持部21は、外面側(または内面側)に別個の帯状の部材が融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶媒による接着)等の方法によって接合されることにより、二重になっており、これらの隙間に挿入された湾曲板40を保持する。
帯体20の図1中の左端付近の部分の外面側には、一般にマジックテープ(登録商標)などと呼ばれる面ファスナー30の雄側(または雌側)31が配置されており、帯体20の図1中の右端付近の部分の内面側には、面ファスナー30の雌側(または雄側)32が配置されている。図3および図4(A)に示すように帯体20を手首200に巻き付け、雄側31および雌側32が接合することにより、帯体20が手首200に装着される。なお、帯体20を手首200に巻き付けた状態で固定する手段は、面ファスナー30に限らず、例えば、スナップ、ボタン、クリップ、または帯体20の端部を通す枠部材であってもよい。
帯体20の構成材料は、可撓性を備える材料であれば特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)が挙げられる。
帯体20は、実質的に透明であることが好ましいが、透明に限定されず、半透明または有色透明であってもよい。これにより、穿刺部位220を外面側から視認することができ、後述するマーカー70を穿刺部位220に容易に位置合わせすることができる。
湾曲板40は、図2に示すように、帯体20の二重に形成された湾曲板保持部21の間に挿入されることにより帯体20に保持されている。この湾曲板40は、帯体20よりも硬質な材料で構成されており、ほぼ一定の形状を保つようになっている。
湾曲板40は、帯体20の長手方向(矢印X方向)に長い形状をなしている。この湾曲板40の長手方向の中央部41は、ほとんど湾曲せずに平板状になっており、この中央部41の両側には、それぞれ、内周側に向かって、かつ、帯体20の長手方向(手首200の周方向)に沿って湾曲した第1湾曲部42(図2の左側)および第2湾曲部43(図2の右側)が形成されている。
湾曲板40の構成材料は、穿刺部位220を視認できる材料であれば特に限定されず、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等が挙げられる。
湾曲板40は、帯体20と同様に、実質的に透明であることが好ましいが、透明に限定されず、半透明または有色透明であってもよい。これにより、穿刺部位220を外面側から確実に視認することができ、後述するマーカー70を穿刺部位220に容易に位置合わせすることができる。なお、湾曲板40は、中央部41のような湾曲していない部分を有さないもの、すなわち、その全長にわたり湾曲しているものであってもよい。
帯体20には、拡張部50および押圧部材60が連結されている。拡張部50および押圧部材60は、流体(空気等の気体もしくは液体)を注入することにより拡張する。拡張部50は、手首200の橈骨動脈210に位置する穿刺部位220を押圧する。押圧部材60は、手首200の体表面を押圧することによって、尺骨動脈230を押圧する。
拡張部50は、図2に示すように、第1湾曲部42および中央部41の間の近辺と重なるように位置している。
拡張部50の構成材料は、可撓性を備える材料であれば特に限定されず、例えば、前述した帯体20の構成材料と同様のものを用いることができる。
拡張部50は、帯体20および湾曲板40と同様に、実質的に透明であることが好ましい。これにより、穿刺部位220を外面側から視認することができ、後述するマーカー70を穿刺部位220に容易に位置合わせすることができる。
拡張部50の構造は、例えば、図2に示すように、前述したような材料からなる2枚のシート材を重ね、縁部を融着または接着等の方法により接合して袋状に形成したものとすることができる。拡張部50の外形は、図1に示すように、拡張していない状態では、四角形である。
拡張部50は、図2に示すように、可撓性を有する第1保持部51を介して、帯体20に連結されている。なお、第1保持部51は、湾曲板40の第1湾曲部42側に設けられることが好ましい。また、第1保持部51は、拡張部50と同材質で構成されていることが好ましい。これにより、融着による帯体20との接合を容易に行うことができ、容易に製造することができる。
押圧部材60は、図2に示すように、帯体20の長手方向において拡張部50と異なる位置であって、第2湾曲部43および中央部41の間の近辺と重なるように位置している。
押圧部材60は、流体を注入することにより拡張可能に構成されている。押圧部材60は、当該押圧部材60の本体部分をなす本体部61と、流体の注入に伴って拡張するように本体部61と連通する凸部62と、から構成される。本体部61および凸部62が拡張した状態において、凸部62は、本体部61に対して突出した部分で構成される。本体部61および凸部62は、同一の素材により構成され、各々が一体的に形成される。
図1および図2に示すように、帯体20の長手方向に沿う凸部62の長さL2は、帯体20の長手方向に沿う本体部61の長さL1よりも短い。より好ましくは、帯体20の長手方向に沿う凸部62の長さL2は、帯体20の長手方向に沿う本体部61の長さL1の半分以下である。このように、外面側に配置される本体部61の長さL1は、凸部62の長さL2よりも長くなるように形成されるため、帯体20の幅方向全体にわたって凸部62に押圧力を作用させることができる。よって、押圧部材60を拡張した際に、本体部61の内面側に凸部62が保持され、本体部61の押圧方向に基づいて凸部62の押圧方向が規定される。これにより、凸部62が意図しない方向に手首200を押圧することを防止することができる。
凸部62は、図2および図4(A)に示すように凸形状に形成されており、図1および図4(B)に示すように帯体20の幅方向(矢印Y方向)に沿って連続して延在した形状を有する。これにより、凸部62の手首200と接触する部分は、尺骨動脈230の走行に沿って延在した形状となる。
また、図1に示すように、帯体20の幅方向に沿う凸部62の長さW2は、本体部61の長さW1以下である。このように、凸部62の長さW2が比較的短いため、手首200に接触する凸部62の面積がその分小さくなり、押圧部材60による押圧範囲を狭めることができる。その結果、尺骨動脈230周辺の腱や神経などの尺骨動脈230以外の部位を押圧することを制限し、長時間にわたる押圧によって手首200にしびれや痛みが生じることを軽減することができる。
押圧部材60は、図2に示すように、可撓性を有する第2保持部63を介して帯体20に連結されている。なお、第2保持部63は、湾曲板40の第2湾曲部43側に設けられることが好ましい。また、第2保持部63は、押圧部材60と同材質で構成されていることが好ましい。これにより、融着による帯体20との接合を容易に行うことができ、容易に製造することができる。
押圧部材60の構成材料は、拡張部50と同様に、可撓性を備える材料であることが好ましく、例えば、前述した帯体20の構成材料と同様のものを用いることができる。押圧部材60は、帯体20、湾曲板40および拡張部50と同様に、実質的に透明であることが好ましい。
押圧部材60の構造は、拡張部50と同様に、前述したような材料からなる2枚のシート材を重ね、縁部を融着または接着等の方法により接合して袋状に形成したものとすることができる。押圧部材60の外形は、図1に示すように、拡張していない状態では、四角形である。
図2に示すように、拡張部50の外面側、すなわち拡張部50において手首200の体表面と向かい合わない面には、マーカー70が設けられている。拡張部50にこのようなマーカー70を設けることによって、拡張部50を穿刺部位220に対して容易に位置合わせすることができるため、拡張部50の位置ズレが抑制される。
マーカー70の形状は、特に限定されず、例えば、円、三角形、四角形等が挙げられ、本実施形態では、四角形をなしている。
マーカー70の大きさは、特に限定されないが、例えば、マーカー70の形状が四角形をなしている場合、その一辺の長さが1〜4mmの範囲であることが好ましい。一辺の長さが5mm以上であると、穿刺部位220の大きさに対してマーカー70の大きさが大きくなるため、拡張部50の中心部を穿刺部位220に位置合わせし難くなる。
マーカー70の材質は、特に限定されず、例えば、インキ等の油性着色料、色素を混練した樹脂等が挙げられる。
マーカー70の色は、拡張部50を穿刺部位220に位置合わせすることができる色であれば特に限定されないが、緑色系が好ましい。緑色系にすることにより、マーカー70を血液や皮膚上で容易に視認することができるため、拡張部50を穿刺部位220に位置合わせすることがより容易となる。
また、マーカー70は半透明または有色透明であることが好ましい。これにより、穿刺部位220をマーカー70の外面側から視認することができる。
拡張部50にマーカー70を設ける方法は特に限定されないが、例えばマーカー70を拡張部50に印刷する方法、マーカー70を拡張部50に融着する方法、マーカー70の片面に接着剤を塗布して拡張部50に貼り付ける方法等が挙げられる。
なお、マーカー70は拡張部50の内面側に設けてもよい。この際、マーカー70は、穿刺部位220と直接接触しないように拡張部50内の内表面等に設けられることが好ましい。
第1注入部80および第2注入部81は、それぞれ拡張部50および押圧部材60内に流体を注入するための部位であり、図1に示すように、それぞれ拡張部50および押圧部材60に接続されている。
第1注入部80は、その基端部が拡張部50に接続され、その内腔が拡張部50の内部に連通する可撓性を有する第1チューブ82と、第1チューブ82の内腔と連通するように第1チューブ82の先端部に配置された第1袋体84と、第1袋体84にそれぞれ接続された管状の第1コネクタ86と、を備えている。第1コネクタ86には、逆止弁(図示せず)が内蔵されている。
第2注入部81も、同様にその基端部が押圧部材60に接続され、その内腔が押圧部材60の内部に連通する可撓性を有する第2チューブ83と、第2チューブ83の内腔と連通するように第2チューブ83の先端部に配置された第2袋体85と、第2袋体85にそれぞれ接続された管状の第2コネクタ87と、を備えている。第2コネクタ87には、逆止弁(図示せず)が内蔵されている。第2チューブ83は、帯体20に対して第1チューブ82が配置される側と同じ側に配置されることが好ましい。これにより、第1チューブ82および第2チューブ83に同じ側から流体を注入することができる。このため、第1チューブ82および第2チューブ83に同じシリンジを使用した際に、シリンジの挿入および抜去の操作を容易に行うことができる。
拡張部50を拡張(膨張)させる際には、第1コネクタ86にシリンジ(図示せず)の先筒部を挿入して逆止弁を開き、このシリンジの押し子を押して、シリンジ内の流体を第1注入部80を介して拡張部50内に注入する。拡張部50が膨張すると、第1チューブ82を介して拡張部50と連通している第1袋体84も膨張し、流体が漏れずに、拡張部50を加圧できていることを目視で確認できる。拡張部50内に流体を注入した後、第1コネクタ86からシリンジの先筒部を抜去すると、第1コネクタ86に内蔵された逆止弁が閉じて流体の漏出が防止され、拡張部50が膨張した状態が維持される。同様の作業を押圧部材60に接続される第2注入部81に対して行えば、押圧部材60を膨張させた状態が維持される。これによって、図4〜6に示すように、拡張部50および押圧部材60が拡張する。
次に、本実施形態に係る止血器具10の使用方法について説明する。
止血器具10を手首200に装着する前は、拡張部50および押圧部材60は、拡張していない状態となっている。手首200に穿刺を行う場合、通常、橈骨動脈210への穿刺部位220は、右手の手首200の親指側へ片寄った位置にある。通常、穿刺部位220にはイントロデューサーシースが留置されている。このイントロデューサーシースが留置されたままの状態の手首200に帯体20を巻き付け、拡張部50に設けられたマーカー70が穿刺部位220上に重なるように拡張部50および帯体20を位置合わせして、面ファスナー30の雄側31および雌側32を接触させて接合し、帯体20を手首200に装着する。
止血器具10は、第1注入部80および第2注入部81が、橈骨動脈210の血流の下流側に向くように、手首200に対して装着される。これにより、手首よりも上流側での手技や、上流側に位置する器具(例えば、血圧計等)に干渉することなしに、第1注入部80および第2注入部81の操作が可能である。また、止血器具10を、第1注入部80および第2注入部81が下流側に向くように右手の手首200に装着することで、拡張部50は、手首200の親指側へ片寄って位置する橈骨動脈210に位置し、押圧部材60は、尺骨動脈230に位置する。なお、動脈の場合、血管の上流側とは、血管の心臓に近づく方向をいう。また、血管の下流側とは、血管の心臓から遠ざかる方向をいう。
止血器具10を手首200に装着した後、第1注入部80の第1コネクタ86にシリンジ(図示せず)を接続し、前述したようにして流体を拡張部50内に注入し、図4(A)および図5に示すように、拡張部50を拡張させて、穿刺部位220を押圧する。このときの流体の注入量により、症例に応じて、拡張部50の拡張度合い、すなわち、橈骨動脈210に位置する穿刺部位220への押圧力を容易に調整することができる。
拡張部50を拡張させた後、第1コネクタ86からシリンジを離脱させる。そして穿刺部位220からイントロデューサーシースを抜去する。これにより、拡張部50は、拡張状態を維持し、穿刺部位220への押圧状態が維持される。
次に、第2注入部81の第2コネクタ87にシリンジを接続し、前述したようにして流体を押圧部材60内に注入して、押圧部材60を拡張させる。このときの流体の注入量により、押圧部材60の拡張度合い、すなわち、尺骨動脈230への押圧力を容易に調整することができる。また、止血の進行具合や経過時間に応じて、流体の注入量を適宜調整することもできる。
拡張部50および押圧部材60が拡張すると、湾曲板40は、手首200の体表面から離間して、手首200に接触し難くなる。また、止血器具10を装着した後に拡張部50、押圧部材60を拡張させると、湾曲板40により、拡張部50および押圧部材60の手首200の体表面から離れる方向への拡張が抑制され、拡張部50、押圧部材60の押圧力が手首200側に集中する。このため、拡張部50からの押圧力が、穿刺部位220の周辺に集中して作用するため、止血効果を向上させることができる。
また、拡張部50が橈骨動脈210を押圧する際に、尺骨動脈230を押圧することによって尺骨動脈230に流れる血流の過度な増加を防止し、橈骨動脈210の血流量の減少を抑制することができる。これにより、血管の閉塞を防止し、血小板等の量が減少を抑制することによって穿刺部位220の止血を比較的短時間で行うことができる。
止血が完了したら、拡張部50の穿刺部位220への押圧力をさらに低減させて止血器具10を取り外す。
穿刺部位220の止血が完了して止血器具10を取り外す際には、拡張部50を収縮させた後、面ファスナー30の雄側31および雌側32を剥がして止血器具10を手首200から取り外す。なお、止血器具10を取り外す際に、拡張部50を収縮させなくてもよい。
以上のように、本実施形態に係る止血器具10は、橈骨動脈210および尺骨動脈230が走行する手首200に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体20と、帯体20を手首200に巻き付けた状態で固定する面ファスナー30と、帯体20に連結されて流体を注入することにより拡張して橈骨動脈210の止血すべき部位を押圧可能な拡張部50と、帯体20の長手方向において拡張部50と異なる位置に配置され、尺骨動脈230を押圧可能な押圧部材60と、を備える。押圧部材60は、本体部61と、本体部61に配置され、前記本体部61に対して突出した形状を有する凸部62と、から構成される。
このように構成した止血器具10によれば、本体部61から押圧力を受けた凸部62によって尺骨動脈230に十分な押圧力を付与するとともに、本体部61によって凸部62の押圧方向を調整することができる。これにより、尺骨動脈230周辺の腱や神経などの尺骨動脈230以外の部位を押圧することを制限し、凸部62によって手首200を押圧する部位の位置ズレを抑制し、長時間にわたる押圧によって手首200にしびれや痛みが生じることを軽減することができる。
また、本体部61は、流体を注入することにより拡張可能であり、凸部62は、流体の注入に伴って拡張するように本体部61と連通しており、本体部61および凸部62が拡張した状態において、凸部62は、本体部61に対して突出した部分で構成される。これにより、一度の拡張作業によって本体部61および凸部62を拡張させることができるため、拡張作業が容易となる。
また、帯体20の長手方向に沿う凸部62の長さL2は、帯体20の長手方向に沿う本体部61の長さL1よりも短い。これにより、帯体20の長手方向全体にわたって凸部62の外面に押圧力を作用させることができる。よって、押圧部材60が拡張した際に、本体部61の内面側に凸部62が保持され、本体部61の押圧方向に基づいて凸部62の押圧方向が規定されることにより、凸部62が意図しない方向に手首200を押圧することを防止することができる。
また、帯体20の幅方向(矢印Y方向)に沿う凸部62の長さW2は、本体部61の長さW1以下である。これにより、凸部62の長さW2が比較的短いため、押圧部材60による押圧範囲を狭めることができる。その結果、尺骨動脈230周辺の腱や神経などの尺骨動脈230以外の部位を押圧することを制限し、長時間にわたる押圧によって手首200にしびれや痛みが生じることを軽減することができる。
また、凸部62は、帯体20の幅方向(矢印Y方向)に沿って連続して延在した形状を有する。これにより、凸部62の手首200と接触する部分は、尺骨動脈230の走行に沿って延在した形状となる。その結果、尺骨動脈230を好適に押圧することができる。このため、長時間にわたる押圧によって手首200にしびれや痛みが生じることをより一層軽減することが可能となる。
(変形例)
第1実施形態の変形例に係る止血器具11は、押圧部材160の形状のみが第1実施形態と異なり、他の構成は前述した第1実施形態と実質的に同様である。以下、前述した第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
第1実施形態と同様に、押圧部材160は、本体部分をなす本体部161と、流体の注入に伴い本体部161とともに拡張変形して、本体部161の内面側における表面の一部から突出した凸部162と、から構成される。本体部161は、凸部162と同一の素材により構成され、一体に形成される。
図7(A)に示すように、拡張した際に、変形例に係る押圧部材160の断面形状は、三角形であり、図7(B)に示すように、立体形状は、三角柱に近似した形状である。凸部162は、三角形の先細りした先端およびその周辺部分(先端部)(図7(A)の破線で囲んだ部分)によって形成されており、帯体20の幅方向(矢印Y方向)に沿って連続して延在した形状を有する。このため、止血器具11を手首200に装着した際に、押圧部材160の手首200と接触する部分は、尺骨動脈230の走行に沿って延在する形状となる。したがって、押圧部材160によって尺骨動脈230を好適に押圧することが可能となる一方で、尺骨動脈230以外の部位(腱や神経など)押圧範囲を減少させることが可能となる。その結果、止血器具11の装着した際に手首200にしびれや痛みが生じることを軽減させることができる。
さらに、図7(B)に示すように、第1実施形態と同様に、帯体20の長手方向に沿う凸部162の長さL12は、帯体20の長手方向に沿う本体部161の長さL11よりも短くなるように形成されている。また、帯体20の幅方向に沿う凸部162の長さW12は、本体部161の長さW11以下になるように形成されている。
図7(A)に示すように、押圧部材160は、拡張変形した際に、帯体20の外面側から内面側(矢印Z方向)に向かって、外周Rの長さが次第に短くなるように構成されている。ここで、外周Rとは、図7(B)に破線で示すように、押圧部材160のZ(矢印Z)軸周りをいう。
変形例に係る止血器具11によれば、押圧部材160は、拡張変形した際に、帯体20の外面側から内面側(矢印Z方向)に向かって、外周Rの長さが短くなる形状を有する。これにより、帯体20の外面側は、押圧部材160の外周Rが比較的大きい、すなわち、矢印Z方向から平面視したとき、面積が大きい。したがって、外面側において押圧部材160が帯体20の内面に接触する面積がその分大きくなる。これにより、帯体20による押圧部材160の固定力が増加する。その結果、手首200に装着した際に押圧部材160がより安定するため、押圧部材160によって手首200を押圧する部位の位置ズレを防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る止血器具12は、図8、図9(A)および図9(B)に示すように、押圧部材260が備える本体部261および凸部262が別部材で構成される。他の構成は前述した第1実施形態と実質的に同様である。以下、前述した第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
本体部261は、図9(A)に示すように、可撓性を有する材料で構成され、流体を注入することにより拡張して凸部262を押圧する。
凸部262は、本体部261よりも硬質な材料で構成され、本体部261からの押圧力を受けることにより、尺骨動脈230を押圧する。本実施形態では、凸部262は、図9(B)に示すように、断面が円形状の円形状であって、帯体20の幅方向(矢印Y方向)に沿って連続して延在した形状を有する。すなわち、凸部262は、円柱状の棒状部材によって形成される。凸部262は、本体部261の内面側において、当該本体部261の表面に配置される。なお、凸部262は、接着や粘着テープ等によって本体部261に固定してもよい。
図8に示すように、第1実施形態と同様に、帯体20の長手方向に沿う凸部262の長さL22は、帯体20の長手方向に沿う本体部261の長さL21よりも短くなるように形成されている。また、図9(B)に示すように、帯体20の幅方向(矢印Y方向)に沿う凸部262の長さW22は、本体部261の長さW21以下になるように形成されている。すなわち、本体部261は、凸部262と帯体20との間に凸部262の外面側の表面を覆うように配置される。これにより、本体部261が拡張した際に、本体部261の内面側に凸部262が保持され、凸部262による手首200の押圧方向を調整することができる。
本体部261の構成材料は、可撓性を備える材料であれば特に限定されず、例えば、前述した帯体20の構成材料と同様のものを用いることができる。
凸部262の構成材料は、本体部261よりも硬質な材料であれば特に限定されず、例えば、スポンジ状の物質等の弾性材料、綿(わた)のような繊維の集合体、金属、プラスチック等の剛性材料、またはこれらの組み合わせを使用することができる。
以上のように、第2実施形態に係る止血器具12によれば、本体部261は、流体を注入することにより拡張可能であり、凸部262は、本体部261よりも硬質な材料によって形成されており、本体部261の外表面に取り付けられている。これにより、本体部261の拡張度合いによって、凸部262の形状が変化しにくい。よって、凸部262による手首200の押圧範囲の変化が比較的少ないため、手技ごとの押圧範囲のばらつきを抑制することができる。その結果、尺骨動脈230周辺の腱や神経などの尺骨動脈230以外の部位を押圧することを制限し、長時間にわたる押圧によって手首200にしびれや痛みが生じることを軽減することができる。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係る止血器具を説明したが、本発明は説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、止血器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、手首に装着して使用する止血器具に限らず、腕において橈骨動脈および尺骨動脈の走行するいかなる部分に装着して使用する止血器具にも適用することができる。
また、拡張部の外形は、拡張していない状態において四角形に限定されず、例えば、円形、楕円形、五角形等の多角形であってもよい。この場合、拡張部の中心部は、拡張部の外形をなす形状の中心である。
また、マーカーは、拡張部に設けるのではなく、帯体、湾曲板に設けてもよい。また、マーカーは、拡張部の中心部に重なるように設けることがさらに好ましい。
また、第1実施形態では、押圧部材が流体を注入することにより拡張可能な構成を説明した。第2実施形態では、押圧部材が流体を注入することにより拡張可能な本体部と、本体部よりも硬質な材料によって形成された凸部と、による構成を説明した。本発明に係る押圧部材は、尺骨動脈を押圧可能であればこれらの構成に限定されることはない。例えば、押圧部材全体をスポンジ状の物質や弾性材料などに形成してもよい。あるいは、スポンジ状の物質や弾性材料などによって形成された本体部と、流体を注入することにより拡張可能な凸部と、を有するように構成してもよい。
10、11、12 止血器具、
20 帯体、
30 面ファスナー(固定部)、
40 湾曲板、
50 拡張部、
51 第1保持部、
60、160、260 押圧部材、
61、161、261 本体部、
62、162、262 凸部、
63 第2保持部、
70 マーカー、
80 第1注入部、
81 第2注入部、
161 第2保持部、
200 手首(腕)、
210 橈骨動脈、
220 穿刺部位(止血すべき部位)、
230 尺骨動脈。

Claims (7)

  1. 橈骨動脈および尺骨動脈が走行する腕に巻き付けることが可能な可撓性を備える帯体と、
    前記帯体を前記腕に巻き付けた状態で固定する固定部と、
    前記帯体に連結されて流体を注入することにより拡張して前記橈骨動脈の止血すべき部位を押圧可能な拡張部と、
    前記帯体の長手方向において前記拡張部と異なる位置に配置され、前記尺骨動脈を押圧可能な押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、本体部と、前記本体部に配置され、前記本体部に対して突出した形状を有する凸部と、から構成されることを特徴とする止血器具。
  2. 前記本体部は、流体を注入することにより拡張可能であり、
    前記凸部は、流体の注入に伴って拡張するように前記本体部と連通しており、
    前記本体部および前記凸部が拡張した状態において、前記凸部は、前記本体部に対して突出した部分で構成されることを特徴とする請求項1に記載の止血器具。
  3. 前記押圧部材は、拡張変形した際に、前記帯体の外面側から内面側に向かって、外周の長さが短くなる形状を有することを特徴とする請求項2に記載の止血器具。
  4. 前記本体部は、流体を注入することにより拡張可能であり、
    前記凸部は、前記本体部よりも硬質な材料によって形成されており、前記本体部の外表面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の止血器具。
  5. 前記帯体の長手方向に沿う前記凸部の長さは、前記帯体の長手方向に沿う前記本体部の長さよりも短いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の止血器具。
  6. 前記帯体の長手方向に対して直交する幅方向に沿う前記凸部の長さは、前記幅方向に沿う前記本体部の長さ以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の止血器具。
  7. 前記凸部は、前記帯体の長手方向に対して直交する方向に沿って連続して延在した形状を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の止血器具。
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