JP2015066028A - 止血用バンド - Google Patents

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侑振 矢崎
Yushin Yazaki
侑振 矢崎
拓也 宇野
Takuya Uno
拓也 宇野
史雄 山本
Fumio Yamamoto
史雄 山本
上條 治彦
Haruhiko Kamijo
治彦 上條
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Abstract

【課題】帯体の向きを変えることなく、右手首および左手首のそれぞれに巻き付けて使用することができる止血用バンドを提供する。【解決手段】止血用バンド10の帯体11は、長尺状に形成され肢体の止血部位に巻き付ける。湾曲板12は、帯体に取り付けられ、肢体に沿って湾曲した両側に肢体に向かって突出した第1突出部12aと第2突出部12bとを備える。バルーン13は、止血部位を圧迫して止血する。バルーンは、第1突出部および第2突出部のいずれか一方に対して選択的に近接自在とする。バルーンは、第1突出部に近接した状態で拡張し、第1突出部から押圧されつつ、肢体(右手首100a)の止血部位(穿刺部位100b)を圧迫する。または、バルーンは、第2突出部に近接した状態で拡張し、第2突出部から押圧されつつ、肢体(左手首200a)の止血部位(穿刺部位200b)を圧迫する。【選択図】図1

Description

本発明は、止血用バンドに関する。
近年、医療機関において、カテーテルと呼ばれる細長い中空管状の医療器具を用いて、様々な形態の検査や治療が行われている。カテーテルは、手首等に形成された穿刺部位より経皮的に血管の病変部に挿入する。
医療関係者によって検査や治療が行われた後、カテーテルを血管の穿刺部分から抜去して、その穿刺部位を止血する必要がある。そこで、手首等に形成された穿刺部位を被覆するように巻き付けて、その穿刺部位を圧迫して止血する止血用バンドに相当する止血器具がある(特許文献1を参照)。
特開2004−41599号公報
ところで、カテーテルは、右手首に加えて左手首にも用いることがある。このような場合において、医療関係者による取り扱いを容易にするために、手首に巻き付ける帯体の向きを変えることなく、右手首および左手首のそれぞれに巻き付けて使用することができる止血用バンドが要請されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、帯体の向きを変えることなく、右手首および左手首のそれぞれに巻き付けて使用することができる止血用バンドを提供することを目的とする。
上記目的は、以下の手段により達成される。
止血用バンドは、帯体、湾曲板、およびバルーンを有している。帯体は、長尺状に形成され肢体の止血部位に巻き付ける。湾曲板は、帯体に取り付けられ、肢体に沿って湾曲した両側に肢体に向かって突出した第1突出部と第2突出部とを備えている。バルーンは、止血部位を圧迫して止血する。また、バルーンは、第1突出部および第2突出部のいずれか一方に対して選択的に近接自在としている。ここで、バルーンは、第1突出部に近接した状態で拡張し、第1突出部から押圧されつつ、肢体の止血部位を圧迫する。または、バルーンは、第2突出部に近接した状態で拡張し、第2突出部から押圧されつつ、肢体の止血部位を圧迫する。
本発明によれば、拡張させたバルーンを、湾曲板の両側に位置するように備えられた第1突出部または第2突出部のいずれか一方から押圧させつつ、止血部位を圧迫する。すなわち、止血用バンドは、その帯体の向きを変えることなく、右手首または左手首のいずれかの手首に巻き付けて、橈骨動脈の穿刺部位の止血に使用することができる。したがって、止血用バンドを、右手首と左手首とで兼用して使用する場合に、その帯体の向きを異ならせる必要がないことから、医療関係者による取り扱いが容易となる。
第1実施形態に係る止血用バンドを示す斜視図である。 図1の止血用バンドを部材毎に分解して示す分解斜視図である。 図1の止血用バンドを右手の右手首に巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位を圧迫して止血する状態を示す上面図である。 図3の止血用バンドおよび右手首を橈骨動脈の穿刺部位が通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。 図1の止血用バンドを左手の左手首に巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位を圧迫して止血する状態を示す上面図である。 図5の止血用バンドおよび左手首を橈骨動脈の穿刺部位が通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。 第2実施形態に係る止血用バンドを示す斜視図である。 図7の止血用バンドおよび右手の右手首を橈骨動脈の穿刺部位が通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。 図7の止血用バンドおよび左手の左手首を橈骨動脈の穿刺部位が通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る第1および第2実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。たとえば、図4では、図1および図2とアスペクト比を異ならせて、止血用バンド10を構成する部材の層厚を厚くすることによって、隣接する各部材を互いに識別容易にしている。また、図1、図2および図7では、止血用バンドのバルーン13を拡張させた状態で図示することによって、バルーン13の構成を明確にしている。実際の使用においては、止血用バンドを手首等に装着した後、バルーン13を拡張させる。図1〜図9の全ての図において、方位を表すX方向とY方向とZ方向をそれぞれ矢印で示している。X方向は、中枢(心臓)側から末梢(手先)側に向かう方向を示している。Y方向は、X方向と交差する方向を示している。Z方向は、止血用バンドの層厚方向を示している。
(第1実施形態)
止血用バンド10は、例えば手首に巻き付けることによって、例えば橈骨動脈の穿刺部位を圧迫して止血するものである。止血用バンド10は、バルーン13および緩衝部材15をY方向に沿って互い違いに反転させるだけで、帯体11の向きや流体注入部14の配置を変えることなく、右手首100aおよび左手首200aのそれぞれに巻き付けて使用することができる。バルーン13または緩衝部材15の基端部が湾曲板12に接合される構成は、バルーン13または緩衝部材15の基端部が、帯体11を介して湾曲板12に接合される構成を含む。
先ず、止血用バンド10の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態に係る止血用バンド10を示す斜視図である。図1(A)は、止血用バンド10を中枢側から末梢側に向かう方向であって上方から示している。図1(B)は、止血用バンド10を末梢側から中枢側に向かう方向であって下方から示している。図2は、図1の止血用バンド10を部材毎に分解して示す分解斜視図である。
帯体11は、長尺状に形成され肢体(右手首100aまたは左手首200a)の止血部位(橈骨動脈の穿刺部位100bまたは200b)に巻き付ける。
帯体11は、肢体(右手首100aまたは左手首200a)に巻き付ける巻付部11aと、湾曲板12を巻付部11aに保持する保持部11bを含む。巻付部11aは、可撓性を備えたポリ塩化ビニル等からなり、長尺状に形成している。巻付部11aは、少なくとも可視光領域の波長の光に対して透明である。保持部11bは、巻付部11aと同様の材質からなり、巻付部11aよりも短尺に形成している。保持部11bの内周面と巻付部11aの外周面によって、湾曲板12を挟持する。保持部11bの短手方向の両端は、巻付部11aに接合されている。接合は、圧着治具による熱溶着や接着剤による接着による。巻付部11aおよび保持部11bは、湾曲板12と当接している部分を、その湾曲板12の外形形状に沿わせて変形させている。巻付部11aおよび保持部11bは、それぞれ透明に構成することによって、外部からバルーン13の位置や、穿刺部位における止血の状況を確認可能とする。
帯体11の巻付部11aは、肢体(右手首100aまたは左手首200a)に巻き付けた上で固定するために、短手方向の一端の内周面に面ファスナーのフック11cを接合し、短手方向の一端に対向した他端の外周面に面ファスナーのループ11dを接合している。フック11cは、矩形状の基材に複数の鉤部をマトリクス状に備えて形成している。ループ11dは、矩形状の基材に複数の環状部を密集させて形成している。フック11cは、ループ11dに引っ掛けて一時的に固定する。
湾曲板12は、帯体11に取り付けられ、肢体(右手首100aまたは左手首200a)に沿って湾曲した両側に肢体(右手首100aまたは左手首200a)に向かって突出した第1突出部12aと第2突出部12bとを備えている。
湾曲板12は、第1突出部12aおよび第2突出部12bを、帯体11を巻き付けるY方向に沿って凸状に形成し、帯体11を巻き付けるY方向と交差するX方向に沿って延在させている。湾曲板12は、硬質ポリ塩化ビニル等からなり、少なくとも帯体11の巻付部11aよりも硬い。湾曲板12は、帯体11の巻付部11aと保持部11bの間の隙間に挿入されている。湾曲板12は、少なくとも可視光領域の波長の光に対して透明である。湾曲板12は、帯体11の巻付部11aおよび保持部11bとともに、透明に構成することによって、外部からバルーン13の位置や、穿刺部位における止血の状況を確認可能とする。
バルーン13は、止血部位を圧迫して止血する。また、バルーン13は、第1突出部12aおよび第2突出部12bのいずれか一方に対して選択的に近接自在としている。ここで、バルーン13は、第1突出部12aに近接した状態で拡張し、第1突出部12aから押圧されつつ、右側の肢体(右手首100a)の止血部位(穿刺部位100b)を圧迫する。または、バルーン13は、第2突出部12bに近接した状態で拡張し、第2突出部12bから押圧されつつ、左側の肢体(左手首200a)の止血部位(穿刺部位200b)を圧迫する。
バルーン13は、矩形状に形成され帯体11に取り付けられる基端部13aと、袋状に形成され空気を注入されることによって拡張する拡張部13bを含んでいる。基端部13aと拡張部13bは、可撓性を備えたポリ塩化ビニル等からなり、一体に形成されている。
バルーン13の基端部13aは、湾曲板12の第1突出部12aと第2突出部12bとの中央部分に位置するように、帯体11または帯体11を介して湾曲板12に接合される。接合は、圧着治具による熱溶着や接着剤による接着による。ここで、基端部13aは、中枢側から末梢側に向かうX方向において、帯体11の中枢側に近位した半分の領域のみに接合されている。一方、緩衝部材15の基端部15aは、中枢側から末梢側に向かうX方向において、帯体11の末梢側に近位した半分の領域のみに接合されている。このようにして、バルーン13の拡張部13bの位置と、緩衝部材15の収縮部15bの位置を、Y方向に沿って互いに入れ替え自在としている。基端部13aは、伸縮自在な蛇腹形状に形成されている。このようにして、バルーン13の拡張部13bの位置を、X方向と交差したY方向に沿って微調整できるようにしている。
バルーン13の拡張部13bは、袋状に形成されている。拡張部13bは、その一部に開口した注入部13cを介し、流体注入部14から空気を注入される。空気を注入された拡張部13bは、帯体11を介して第1突出部12aまたは第2突出部12bのいずれか一方から押圧されつつ、止血部位(橈骨動脈の穿刺部位100bまたは200b)を圧迫する。湾曲板12の第1突出部12aと、バルーン13の拡張部13bによって、手首に対する圧迫力を方向付ける。
流体注入部14は、バルーン13に流体を注入して拡張させる。
緩衝部材15は、第1突出部12aと第2突出部12bに対して当接し、肢体(右手首100aまたは左手首200a)またはバルーン13に付勢されると収縮する。
緩衝部材15は、矩形状に形成され帯体11に接合される基端部15aと、基端部15aから延在し肢体(右手首100aまたは左手首200a)またはバルーン13に付勢されて収縮する収縮部15bを備えている。基端部15aは、軟質ゴムや多孔質のポリウレタン、エラストマー等からなり、中枢側から末梢側に向かうX方向において、帯体11の末梢側に近位した半分の領域のみに接合されている。収縮部15bは、軟質ゴムや多孔質のポリウレタン、エラストマー等からなる。基端部15aおよび収縮部15bは、軟質ゴムによって一体に形成してもよい。
緩衝部材15の収縮部15bは、基端部15aを介して移動自在とし、第1突出部12aに対して帯体11を介して当接、または第2突出部12bに対して帯体11を介して当接する。ここで、止血用バンド10を手首に装着した際に、バルーン13に付勢されていない第1突出部12aまたは第2突出部12bが、肢体(右手首100aまたは左手首200a)を押圧してしまっても、緩衝部材15が収縮することによって、その押圧力を緩和することができる。
次に、止血用バンド10の作用について、図3〜図6を参照しながら説明する。
図3は、図1の止血用バンド10を右手100の右手首100aに巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位100bを圧迫して止血する状態を示す上面図である。図4は、図3の止血用バンド10および右手首100aを橈骨動脈の穿刺部位100bが通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。図5は、図1の止血用バンド10を左手200の左手首200aに巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位200bを圧迫して止血する状態を示す上面図である。図6は、図5の止血用バンド10および左手首200aを橈骨動脈の穿刺部位200bが通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。
右手100の右手首100aに止血用バンド10を巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位100bを圧迫して止血する場合について、図3および図4を参照しながら説明する。バルーン13の拡張部13bを、基端部13aを境にして、図3および図4中のY方向に沿った図中右側に移動させ、帯体11を介して第1突出部12aに当接させる。一方、緩衝部材15の収縮部15bを、基端部15aを境にして、図3および図4中のY方向に沿った図中左側に移動させ、帯体11を介して第2突出部12bに当接させる。上記の状態で、帯体11を右手100の右手首100aに巻き付ける。次に、流体注入部14の袋部14aに、注入器300を用いて空気を注入する。袋部14aに注入された空気は、導入部14bを介して、バルーン13の拡張部13bに注入される。
空気を注入されて拡張した拡張部13bは、帯体11を介して第1突出部12aから押圧されつつ、その第1突出部12aと対向した部位を圧迫する。すなわち、湾曲板12の第1突出部12aと、バルーン13の拡張部13bによって、右手首100aに対する圧迫力を方向付けて、橈骨動脈の穿刺部位100bを圧迫して止血する。一方、第2突出部12bは、帯体11を介して緩衝部材15を押圧して収縮させることによって、緩衝部材15から押圧された右手首100aの皮膚への押圧力を緩和して、止血を必要としない尺骨動脈および神経等の圧迫を回避するとともに、患者に不快を感じさせない。
左手200の左手首200aに止血用バンド10を巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位200bを圧迫して止血する場合について、図5および図6を参照しながら説明する。バルーン13の拡張部13bを、基端部13aを境にして、図5および図6中のY方向に沿った図中左側に移動させ、帯体11を介して第2突出部12bに当接させる。一方、緩衝部材15の収縮部15bを、基端部15aを境にして、図5および図6中のY方向に沿った図中右側に移動させ、帯体11を介して第1突出部12aに当接させる。上記の状態で、帯体11を左手200の左手首200aに巻き付ける。次に、流体注入部14の袋部14aに、注入器300を用いて空気を注入する。袋部14aに注入された空気は、導入部14bを介して、バルーン13の拡張部13bに注入される。
空気を注入されて拡張した拡張部13bは、帯体11を介して第2突出部12bから押圧されつつ、その第2突出部12bと対向した部位を圧迫する。すなわち、湾曲板12の第2突出部12bと、バルーン13の拡張部13bによって、左手首200aに対する圧迫力を方向付けて、橈骨動脈の穿刺部位200bを圧迫して止血する。一方、第1突出部12aは、帯体11を介して緩衝部材15を押圧して収縮させることによって、緩衝部材15から押圧された左手首200aの皮膚への押圧力を緩和して、止血を必要としない尺骨動脈および神経等の圧迫を回避するとともに、患者に不快を感じさせない。
上述した第1実施形態の止血用バンド10によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
(1)止血用バンド10は、帯体11、湾曲板12、およびバルーン13を有している。帯体11は、長尺状に形成され肢体(右手首100aまたは左手首200a)の止血部位(橈骨動脈の穿刺部位100bまたは200b)に巻き付ける。湾曲板12は、帯体11に取り付けられ、肢体に沿って湾曲した両側に肢体に向かって突出した第1突出部12aと第2突出部12bとを備えている。バルーン13は、止血部位を圧迫して止血する。また、バルーン13は、第1突出部12aおよび第2突出部12bのいずれか一方に対して選択的に近接自在としている。ここで、バルーン13は、第1突出部12aに近接した状態で拡張し、第1突出部12aから押圧されつつ、肢体(右手首100a)の止血部位(穿刺部位100b)を圧迫する。または、バルーン13は、第2突出部12bに近接した状態で拡張し、第2突出部12bから押圧されつつ、肢体(左手首200a)の止血部位(穿刺部位200b)を圧迫する。
このような構成によれば、拡張させたバルーン13を、湾曲板12の両側に位置するように備えられた第1突出部12aまたは第2突出部12bのいずれか一方から押圧させつつ、止血部位(橈骨動脈の穿刺部位100bまたは200b)を圧迫する。すなわち、止血用バンド10は、その帯体11の向きを変えることなく、右手首100aまたは左手首200aのいずれかの手首に巻き付けて、橈骨動脈の穿刺部位100bまたは穿刺部位200bの止血に使用することができる。したがって、止血用バンド10を、右手首100aと左手首200aとで兼用して使用する場合に、その帯体11の向きを異ならせる必要がないことから、医療関係者による取り扱いが容易となる。
(2)さらに、止血用バンド10は、バルーン13に流体(空気)を注入して拡張させる流体注入部14をさらに有する構成とすることができる。
このような構成によれば、止血用バンド10は、バルーン13に接続された流体注入部14を例えば末梢側に配置したまま、右手首100aおよび左手首200aのそれぞれに巻き付けて使用することができる。すなわち、図3および図5に示すように、止血用バンド10を、右手首100aおよび左手首200aのいずれの手首に巻き付けて使用する場合であっても、末梢側から中枢側に向かってバルーン13に流体を注入することができる。したがって、止血用バンド10は、バルーン13への空気の注入に際し、医療関係者に違和感を生じさせないようにすることができ、その取り扱いが容易となる。
(3)さらに、止血用バンド10において、第1突出部12aおよび第2突出部12bは、帯体11を巻き付けるY方向に沿って凸状に形成し、帯体11を巻き付けるY方向と交差するX方向に沿って延在する構成とすることができる。
このような構成によれば、図3および図4に示すように、右手首100aに巻き付けた止血用バンド10において、第1突出部12aとバルーン13は、橈骨動脈の穿刺部位100bに対して、その動脈に沿ったX方向に対して効果的に圧迫することができる。一方、図5および図6に示すように、左手首200aに巻き付けた止血用バンド10において、第2突出部12bとバルーン13は、橈骨動脈の穿刺部位200bに対して、その動脈に沿ったX方向に対して効果的に圧迫することができる。したがって、圧迫部位の中心が多少ずれていたとしても、穿刺部位100bおよび穿刺部位200bをそれぞれ効果的に圧迫することができる。
(4)さらに、止血用バンド10は、第1突出部12aと第2突出部12bに対して当接し、付勢されると収縮する緩衝部材15をさらに有する構成とすることができる。
このような構成によれば、止血用バンド10を手首に装着した際に、バルーン13に付勢されていない第1突出部12aまたは第2突出部12bが、手首を押圧してしまっても、緩衝部材15が収縮することによって、その押圧力を緩和することができる。したがって、患者は、止血用バンド10を手首に装着されても、バルーン13に付勢されていない部分によって止血を必要としない尺骨動脈および神経等を圧迫することを回避するとともに、不快を感じることがない。
(5)さらに、止血用バンド10において、緩衝部材15は、第1突出部12aと肢体(右手首100a)との間、および第2突出部12bと肢体(左手首200a)との間のいずれか一方に対して選択的に配設する構成とすることができる。
このような構成によれば、図3および図4に示すように、止血用バンド10を右手100に装着した場合、バルーン13に付勢されていない第2突出部12bは、緩衝部材15を収縮させることによって右手首100aの皮膚への押圧力を緩和することができる。すなわち、患者は、止血用バンド10を右手首100aに装着しても、バルーン13に付勢されていない部分によって止血を必要としない尺骨動脈および神経等を圧迫することを回避するとともに、不快を感じることがない。一方、図5および図6に示すように、止血用バンド10を左手200に装着した場合、バルーン13に付勢されていない第1突出部12aは、緩衝部材15を収縮させることによって左手首200aの皮膚への押圧力を緩和することができる。したがって、患者は、止血用バンド10を左手首200aに装着しても、バルーン13に付勢されていない部分によって止血を必要としない尺骨動脈および神経等を圧迫することを回避するとともに、不快を感じることがない。
(7)さらに、止血用バンド10において、バルーン13は、湾曲板12に接合される基端部13aを、第1突出部12aと第2突出部12bとの中央部分に位置するように備えた構成とすることができる。
このような構成によれば、バルーン13は、その基端部13aを中心としてY方向に沿って一方または他方に移動させるだけで、帯体11の向きを変えることなく、右手首100aの橈骨動脈の穿刺部位100bを圧迫して止血したり、左手首200aの橈骨動脈の穿刺部位200bを圧迫して止血したりすることができる。すなわち、止血用バンド10は、バルーン13の向きを単に左右に切り替えるだけで、右手首100aの橈骨動脈の穿刺部位100bの止血、または左手首200aの橈骨動脈の穿刺部位200bの止血を行うことができる。したがって、医療関係者による止血用バンド10の取り扱いを非常に容易とすることができる。また、尺骨動脈に穿刺された場合、尺骨動脈の止血に切り替えできる。
(8)さらに、止血用バンド10において、バルーン13は、基端部13aを蛇腹形状に形成した構成とすることができる。
このような構成によれば、患者の手首の大きさや橈骨動脈の位置に合わせて基端部13aの蛇腹形状の部分を伸縮させることによって、バルーン13の拡張部13bの配置を微調整することができる。したがって、止血用バンド10は、患者の手首の大きさや橈骨動脈の位置が異なっていたとしても、その差異の影響を受けることなく、拡張部13bによる橈骨動脈の穿刺部位100bまたは200bの加圧を最適な位置や角度から行うことができる。
(9)さらに、止血用バンド10において、バルーン13は、基端部13aを伸縮自在に形成した構成とすることができる。
このような構成によれば、患者の手首の大きさや橈骨動脈の位置に合わせて基端部13aを伸縮させることによって、バルーン13の拡張部13bの配置を微調整することができる。したがって、止血用バンド10は、患者の手首の大きさや橈骨動脈の位置が異なっていたとしても、その差異の影響を受けることなく、拡張部13bによる橈骨動脈の穿刺部位100bまたは200bの加圧を最適な位置や角度から行うことができる。特に、基端部13aを、蛇腹形状に形成し、かつ、伸縮自在な材質によって構成した場合、バルーン13の拡張部13bの配置を非常に容易に調整することができる。
さらに、止血用バンド10において、少なくとも湾曲板12は、可視光領域の波長の光に対して透明な構成とすることができる。
このような構成によれば、湾曲板12のY方向に沿った両端に帯体11を接合し、湾曲板12にバルーン13と緩衝部材15を直接取り付ける構成において、バルーン13および緩衝部材15を湾曲板12越しに目視することができる。したがって、止血用バンド10は、右手首100aまたは左手首200aに巻き付ける際に、バルーン13および緩衝部材15がY方向に沿って左右に正しい配置になっているか、またはバルーン13と緩衝部材15が重なってしまっていないか等を、湾曲板12越しに確認できる。さらに、止血用バンド10は、右手首100aまたは左手首200aに巻き付けて使用を開始した後にも、再確認を容易に行うことができる。
さらに、止血用バンド10において、帯体11は、可視光領域の波長の光に対して透明な構成とすることができる。
このような構成によれば、湾曲板12に加えて帯体11が透明である。すなわち、湾曲板12を帯体11に埋設する構成において、バルーン13および緩衝部材15を、帯体11と湾曲板12越しに目視することができる。したがって、止血用バンド10は、右手首100aまたは左手首200aに巻き付ける際に、バルーン13および緩衝部材15がY方向に沿って左右に正しい配置になっているか、またはバルーン13および緩衝部材15が重なってしまっていないか等を、湾曲板12および帯体11越しに確認できる。さらに、止血用バンド10は、右手首100aまたは左手首200aに巻き付けて使用を開始した後にも、再確認を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
止血用バンド20は、前述した止血用バンド10と同様に、例えば手首に巻き付けることによって、例えば橈骨動脈の穿刺部位を圧迫して止血するものである。止血用バンド20は、バルーン13のみをY方向に沿って反転させるだけで、帯体11の向きや流体注入部14の配置を変えることなく、右手首100aおよび左手首200aのそれぞれに巻き付けて使用することができる。
第2実施形態の止血用バンド20は、第1突出部12aに対して接合して配設する第1緩衝部材21と、第2突出部12bに対して接合して配設する第2緩衝部材22を備えた構成が、前述した第1実施形態の止血用バンド10の構成と異なる。第2実施形態においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものに同一の符号を使用して説明を省略する。
先ず、止血用バンド20の構成について、図7を参照しながら説明する。
図7は、第2実施形態に係る止血用バンド20を示す斜視図である。図7(A)は、止血用バンド20を中枢側から末梢側に向かう方向であって上方から示している。図7(B)は、止血用バンド20を末梢側から中枢側に向かう方向であって下方から示している。
止血用バンド20において、緩衝部材は、第1突出部12aに対して帯体11を介して接合する第1緩衝部材21と、第2突出部12bに対して帯体11を介して接合する第2緩衝部材22を含んでいる。第1緩衝部材21と第2突出部12bは、それぞれ、軟質ゴムや多孔質のポリウレタン、エラストマー等からなり、帯体11を巻き付けるY方向に沿って凸状に形成し、帯体11を巻き付けるY方向と交差するX方向に沿って延在させている。第1緩衝部材21は、帯体11を介した第1突出部12aと拡張部13bとによって挟まれると、大きく収縮し、帯体11を介した第1突出部12aの周囲の隙間に収納される。同様に、第2緩衝部材22は、帯体11を介した第2突出部12bと拡張部13bとによって挟まれると、大きく収縮し、帯体11を介した第2突出部12bの周囲の隙間に収納される。一方、第1緩衝部材21は、帯体11を介した第1突出部12aと左手首200aとによって挟まれると多少収縮する。同様に、第2緩衝部材22は、帯体11を介した第2突出部12bと右手首100aとによって挟まれると多少収縮する。
次に、止血用バンド20の作用について、図8および図9を参照しながら説明する。
図8は、図7の止血用バンド20および右手100の右手首100aを橈骨動脈の穿刺部位100bが通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。図9は、図7の止血用バンド20および左手200の左手首200aを橈骨動脈の穿刺部位200bが通るようにZ方向に沿って模式的に示す端面図である。
右手100の右手首100aに止血用バンド20を巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位100bを圧迫して止血する場合について、図8を参照しながら説明する。バルーン13の拡張部13bを、基端部13aを境にして、図8中のY方向に沿った図中右側に移動させ、帯体11を介して第1突出部12aに当接させる。上記の状態で、帯体11を右手100の右手首100aに巻き付ける。次に、流体注入部14の袋部14aに、注入器300を用いて空気を注入する。袋部14aに注入された空気は、導入部14bを介して、バルーン13の拡張部13bに注入される。
空気を注入されて拡張した拡張部13bは、帯体11を介して第1突出部12aから押圧されつつ、その第1突出部12aと対向した部位を圧迫する。すなわち、湾曲板12の第1突出部12aと、バルーン13の拡張部13bによって、右手首100aに対する圧迫力を方向付けて、橈骨動脈の穿刺部位100bを圧迫して止血する。この際、第1緩衝部材21は、帯体11を介した第1突出部12aと拡張部13bによって挟まれ大きく収縮し、帯体11を介した第1突出部12aの周囲の隙間に収納される。一方、第2突出部12bは、帯体11を介して第2緩衝部材22を多少収縮させることによって、第2緩衝部材22から押圧された右手首100aの皮膚への押圧力を緩和して、止血を必要としない尺骨動脈および神経等の圧迫を回避するとともに、患者に不快を感じさせない。
左手200の左手首200aに止血用バンド20を巻き付けて橈骨動脈の穿刺部位200bを圧迫して止血する場合について、図9を参照しながら説明する。バルーン13の拡張部13bを、基端部13aを境にして、図9中のY方向に沿った図中左側に移動させ、帯体11を介して第2突出部12bに当接させる。上記の状態で、帯体11を左手200の左手首200aに巻き付ける。次に、流体注入部14の袋部14aに、注入器300を用いて空気を注入する。袋部14aに注入された空気は、導入部14bを介して、バルーン13の拡張部13bに注入される。
空気を注入されて拡張した拡張部13bは、帯体11を介して第2突出部12bから押圧されつつ、その第2突出部12bと対向した部位を圧迫する。すなわち、湾曲板12の第2突出部12bと、バルーン13の拡張部13bによって、左手首200aに対する圧迫力を方向付けて、橈骨動脈の穿刺部位200bを圧迫して止血する。この際、第2緩衝部材22は、帯体11を介した第2突出部12bと拡張部13bによって挟まれ大きく収縮し、帯体11を介した第2突出部12bの周囲の隙間に収納される。一方、第1突出部12aは、帯体11を介して第1緩衝部材21を多少収縮させることによって、第1緩衝部材21から押圧された左手首200aの皮膚への押圧力を緩和して、止血を必要としない尺骨動脈および神経等の圧迫を回避するとともに、患者に不快を感じさせない。
上述した第2実施形態の止血用バンド20によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
(6)止血用バンド20において、緩衝部材は、第1突出部12aに対して接合して配設する第1緩衝部材21と、第2突出部12bに対して接合して配設する第2緩衝部材22からなる。
このような構成によれば、止血用バンド20は、右手100に装着した際に、バルーン13に付勢されていない第2突出部12bが、右手首100aを押圧しようとしても、第2緩衝部材22が収縮することによって、その押圧力を緩和することができる。一方、止血用バンド20は、左手200に装着した際に、バルーン13に付勢されていない第1突出部12aが、左手首200aを押圧しようとしても、第1緩衝部材21が収縮することによって、その押圧力を緩和することができる。したがって、患者は、止血用バンド20を右手首100aまたは左手首200aのいずれの手首に装着しても、バルーン13に付勢されていない部分によって、止血を必要としない尺骨動脈および神経等が圧迫されることを回避できるとともに、不快を感じることがない。
さらに、このような構成によれば、止血用バンド20は、右手首100aから付勢され収縮する第2緩衝部材22と、左手首200aから付勢され収縮する第1緩衝部材21を、着脱したり差し替えたりする必要がないことから、医療関係者による取り扱いがさらに容易となる。
本発明は上述した第1および第2実施形態に限定されるものではなく、適宜改変することができる。
例えば、第1および第2実施形態において、湾曲板12は、帯体11に埋設する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、湾曲板12のY方向に沿った両端に帯体を接合し、湾曲板12にバルーン13と緩衝部材を直接取り付ける構成にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態において、バルーン13の基端部13aを帯体11に対して接合する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、バルーン13の基端部13aを、スリット状に切り込みを備えた帯体11の巻付部11aに挿通し、湾曲板12に対して接合する構成にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態において、緩衝部材15の基端部15aを帯体11に対して接合する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、緩衝部材15の基端部15aを、スリット状に切り込みを備えた帯体11の巻付部11aに挿通し、湾曲板12に対して接合する構成にも適用可能である。
また、第1実施形態では止血用バンド10に緩衝部材15を含み、第2実施形態では止血用バンド20に第1緩衝部材21および第2緩衝部材22を含む構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、これらの緩衝部材を含まない構成にも適用可能である。
また、第1実施形態では止血用バンド10の緩衝部材15をX方向の全長に沿って配設し、第2実施形態では止血用バンド20の第1緩衝部材21および第2緩衝部材22をX方向の全長に沿って配設する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、緩衝部材15や第1緩衝部材21および第2緩衝部材22をX方向に沿った両端部分のみに配設し中央部分に配設しない構成にも適用可能である。
また、第1実施形態では止血用バンド10の緩衝部材15の基端側を帯体11の中央部分に対しX方向に沿って接合する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、緩衝部材15の基端側を紐状に形成し、その紐状の基端側を帯体11の中央部分の一部に接合する構成にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態では、バルーン13の基端部13aを、湾曲板12の第1突出部12aと第2突出部12bとの中央部分に位置するように配設した構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、バルーン13の基端部13aを、湾曲板12のY方向に沿った端部に位置するように配設する構成にも適用可能である。このような構成の場合には、基端部13aの全長を相対的に長く形成する。
また、第1および第2実施形態において、湾曲板12の第1突出部12aおよび第2突出部12bは、帯体11を巻き付けるY方向に沿って湾曲させて凸状に形成する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、第1突出部12aおよび第2突出部12bを、帯体11を巻き付けるY方向に沿って周囲よりも層厚が厚くなるように中実あるいは中空で形成した構成にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態において、止血用バンド10および20のバルーン13の基端部を蛇腹形状に形成する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、バルーン13の基端側を線状に形成した止血用バンド10および20にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態において、止血用バンド10および20は、穿刺部位を圧迫して止血する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、止血用バンド10および20を穿刺に起因しない裂傷等に起因した出血部位を圧迫して止血する構成にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態において、止血用バンド10および20を流体注入部14が末梢(手先)側になるように配置して使用する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、止血用バンド10および20を流体注入部14が中枢(心臓)側になるように配置して使用する構成にも適用可能である。
また、第1および第2実施形態では、止血用バンド10および20を手首に巻き付けて使用する構成として説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、止血用バンド10および20を足首や大腿部のような肢体に巻き付けて血管の穿刺部位を圧迫して止血する構成にも適用可能である。
10 止血用バンド、
11 帯体、
11a 巻付部、
11b 保持部、
11c フック、
11d ループ、
12 湾曲板、
12a 第1突出部、
12b 第2突出部、
13 バルーン、
13a 基端部、
13b 拡張部、
13c 注入部、
14 流体注入部、
14a 袋部、
14b 導入部、
15 緩衝部材、
15a 基端部、
15b 収縮部、
20 止血用バンド、
21 第1緩衝部材、
22 第2緩衝部材、
100 右手、
100a 右手首(肢体)、
100b 穿刺部位(止血部位)、
200 左手、
200a 左手首(肢体)、
200b 穿刺部位(止血部位)、
300 注入器、
X方向 中枢側から末梢側に向かう方向、
Y方向 X方向と交差する方向、
Z方向 止血用バンドの層厚方向。

Claims (9)

  1. 長尺状に形成され肢体の止血部位に巻き付ける帯体と、
    前記帯体に取り付けられ、前記肢体に沿って湾曲した両側に前記肢体に向かって突出した第1突出部と第2突出部とを備えた湾曲板と、
    前記止血部位を圧迫して止血するバルーンと、を有し、
    前記バルーンは、
    前記第1突出部および前記第2突出部のいずれか一方に対して選択的に近接自在とし、
    前記第1突出部に近接した状態で拡張し、前記第1突出部から押圧されつつ、前記肢体の前記止血部位を圧迫し、
    または前記第2突出部に近接した状態で拡張し、前記第2突出部から押圧されつつ、前記肢体の前記止血部位を圧迫する止血用バンド。
  2. 前記バルーンに流体を注入して拡張させる流体注入部をさらに有する、請求項1に記載の止血用バンド。
  3. 前記第1突出部および前記第2突出部は、前記帯体を巻き付ける方向に沿って凸状に形成され、前記帯体を巻き付ける方向と交差する方向に沿って延在した、請求項1または2に記載の止血用バンド。
  4. 前記第1突出部と前記第2突出部に対して当接し、付勢されると収縮する緩衝部材をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の止血用バンド。
  5. 前記緩衝部材は、前記第1突出部と前記肢体との間、および前記第2突出部と前記肢体との間のいずれか一方に対して選択的に配設される、請求項4に記載の止血用バンド。
  6. 前記緩衝部材は、前記第1突出部に対して接合して配設する第1緩衝部材と、前記第2突出部に対して接合して配設する第2緩衝部材とからなる、請求項4に記載の止血用バンド。
  7. 前記バルーンは、前記帯体又は湾曲板に接合される基端部を、前記第1突出部と前記第2突出部との中央部分に位置するように備えた、請求項1〜6のいずれか1項に記載の止血用バンド。
  8. 前記バルーンは、前記基端部を蛇腹形状に形成した、請求項7に記載の止血用バンド。
  9. 前記バルーンは、前記基端部を伸縮自在に形成した、請求項7または8に記載の止血用バンド。
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