JP2010131296A - 止血器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】止血器具10は、止血部位に巻き付けて固定される可撓性の平帯体11と、平帯体11の内面に固定された平板12と、平板12の内面26に固定されたバルーン13と、を具備する。平板12は、第1方向に沿った第1長さL1が、バルーン13の第2長さL2より長く、かつ第1方向に対して交差する方向へ延びるヒンジ部21,22を有し、ヒンジ部21,22によって第1方向に対して曲折可能である。
【選択図】図3
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る止血器具10の外観構成を示す正面図である。図2は、止血器具10の平面図である。図3は、止血器具10の底面図である。図4は、止血器具10の右側面図である。図5は、図2におけるV-V切断線の断面構造を示す部分断面図である。図6(A)は、平板12の底面図であり、図6(b)は、VI−VI切断線の断面構造を示す部分断面図である。図7は、腕90に止血器具10を装着する方法を示す模式図である。図8は、腕90に止血器具10を装着してバルーン13を膨らませた状態を示す模式図である。図9は、本発明の第2実施形態に係る止血器具30の外観構成を示す正面図である。図10は、止血器具30の平面図である。図11は、止血器具30の底面図である。図12は、止血器具30の右側面図である。図13は、図10におけるXIII-XIII切断線の断面構造を示す部分断面図である。図14は、平板32の底面図である。図15は、腕90に止血器具30を装着する方法を示す模式図である。図16は、腕90に止血器具10を装着してバルーン33を膨らませた状態を示す模式図である。図17は、腕92に止血器具30を装着してバルーン33を膨らませた状態を示す模式図である。
以下に、第1実施形態に係る止血器具10が説明される。
止血器具10は、ヒトの腕や脚などにおける止血すべき部位に巻き付けて固定されることによって、止血すべき部位(止血部位)を圧迫して止血するものである。止血器具10は、例えば、治療や検査目的でヒトの血管に挿入されたカテーテルや針などが除去された後の止血のために用いられる。より具体的な例としては、カテーテルを挿入する目的で腕の手首付近に留置されたシースイントロデューサを除去した後の止血のために用いられる。
図2に示されるように、平帯体11は、腕などの肢体に巻き付けるに十分な長さの薄平な帯形状のシートであり、肢体に沿って変形する可撓性を有する。各図において矢印101で示される方向が平帯体11の長手方向であり、本発明における第1方向に相当する。本実施形態では、平帯体11の幅が、平板12が配置された付近において、平板12の幅と同程度に拡幅されているが、この平帯体11の平面形状は適宜変更されてもよい。
図3に示されるように、平帯体11の内面18側に平板12が配置されて固定されている。平板12が配置される箇所においては、剥離シート14,15やシート19が設けられておらず粘着層16が露出された状態にある。したがって、粘着層16によって平板12が平帯体11の内面18側に接着固定される。平板12は、平帯体11において第1方向(矢印101)の中央より一端側(図3における左側)にオフセットして配置されているが、平帯体11によって平板12を肢体に固定することができる位置であれば、平板12の配置は特に限定されない。
バルーン13は、概ね袋形状をなして、空気や液体などの流体が注入されることによって膨らむものである。このようなバルーン13は、例えば、同形状の2枚のフィルムが重ねられて、その2枚のフィルムの周縁が溶着や接着により互いに固着されることによって袋形状に形成されている。バルーン13を構成するフィルムは、特に限定されないが、透光性を有するものであれば、前述されたように、平帯体11の窓17から平板12及びバルーン13を介して止血部位が目視可能となるので好ましい。
止血器具10は、ヒトの腕や脚などの肢体における血管へ挿入されたカテーテルや、血管に刺通された比較的大径の針などが除去された後に、カテーテルの挿入や針の刺通による侵襲部位を止血するために用いられる。本実施形態では、一例として、カテーテルを挿入するためのシースイントロデューサがヒトの腕に挿入されたとして説明がなされる。シースイントロデューサ自体の構造や挿入方法は本発明に直接関係しないので、その説明や図示が省略される。
前述されたように、止血器具10によれば、バルーン13の外側に平板12が設けられることによって、バルーン13が膨らむ方向が制御されるとともに、平板12にヒンジ部21,22が設けられることによって、形状やサイズの異なる腕90に対して端部分24,25が適宜曲折するので、様々な腕90に対してバルーン13が安定する。また、端部分24,25が、腕90のサイズや形状に合わせて腕90側へ向くので、平板12の両端において平帯体11が集中的に擦れることがなく、平帯体11の損傷や破断が生じ難い。
以下に、本発明の第2実施形態が説明される。
止血器具30の用途は、前述された止血器具10と同じである。図9から図12に示されるように、止血器具30は、主として、腕などの肢体に巻付け可能な平帯体31と、平帯体31の内側に設けられた平板32と、平板32の内側に設けられたバルーン33とから構成されている。
図9から図12に示されるように、平帯体31は、腕などの肢体に巻き付けるに十分な長さの薄平な帯形状のシートであり、肢体に沿って変形する可撓性を有する。各図において矢印101で示される方向が平帯体31の長手方向であり、本発明における第1方向に相当する。本実施形態では、一定幅の平帯体31が示されているが、第1実施形態にように、平板13が配置された付近において平帯体31の幅が拡幅されるなど、平帯体31の平面形状は適宜変更されてもよい。平帯体31の素材は、前述された平帯体11と同様に選択される。
図11に示されるように、平帯体31の内面18側に平板32が配置されて固定されている。平板32が配置される箇所においては、剥離シート34,35が設けられておらず粘着層36が露出された状態にある。したがって、粘着層36によって平板32が平帯体31の内面18側に接着固定される。平板32は、平帯体31において第1方向(矢印101)の中央より一端側(図11における左側)にオフセットして配置されているが、平帯体31によって平板32を肢体に固定することができる位置であれば、平板32の配置は特に限定されない。また、平板32における第1方向に沿った一方の縁(図11における下側の縁)と、平帯体31における第1方向に沿った一方の縁(図11における下側の縁)とが合わせられているが、平帯体31の幅方向(矢印101と直交する方向)に対する平板32の配置も特に限定されない。
バルーン33は、その形状が異なる他は、前述されたバルーン13と同様のものである。図11に示されるように、バルーン33は、萎んだ状態において、第1方向(矢印101)に長い長方形のシート状態であり、流体が注入されることによって、中央部分が最も厚い枕形状に膨らむ(図16参照)。
止血器具30は、前述された止血器具10と同様に、ヒトの肢体において止血するために用いられる。
前述されたように、止血器具30によれば、バルーン33の外側に平板32が設けられることによって、バルーン33が膨らむ方向が制御されるとともに、平板32にヒンジ部41,42が設けられることによって、形状やサイズの異なる腕90,92に対して端部分44,45が適宜曲折するので、様々な腕90,92に対してバルーン33が安定する。また、端部分44,45が、腕90,92のサイズや形状に合わせて腕90,92側へ向くので、平板32の両端において平帯体31が集中的に擦れることがなく、平帯体31の損傷や破断が生じ難い。
11,31・・・平帯体
12,32・・・平板
13,33・・・バルーン
14,15,34,35・・・剥離シート
16,36・・・粘着層
21,22,41,42・・・ヒンジ部
26,46・・・内面(第2面)
90,92・・・腕(肢体)
91,93・・・止血部位
Claims (5)
- 肢体における止血すべき部位に巻き付けて固定される可撓性の平帯体と、
上記平帯体における第1面に固定された平板と、
上記平板において上記平帯体とは反対側となる第2面に固定されて、流体が注入されることによって膨らむバルーンと、を具備し、
上記平板は、上記平帯体における長手方向である第1方向に沿った第1長さが、上記バルーンにおける当該第1方向に沿った第2長さより長く(第1長さ>第2長さ)、かつ当該第1方向に対して交差する方向へ延びるヒンジ部を有し、当該ヒンジ部によって当該第1方向に対して曲折可能である止血器具。 - 上記ヒンジ部は、上記平板において、上記第1方向に対して異なる位置となる少なくとも2箇所に設けられた請求項1に記載の止血器具。
- 上記平板は、上記肢体に装着された状態において上記バルーンが膨らまされることによって、当該バルーンに沿って上記第1方向に対して湾曲するように弾性変形可能である請求項1又は2に記載の止血器具。
- 上記ヒンジ部は、上記平板に形成された薄肉部又は切込みである請求項1から3のいずれかに記載の止血器具。
- 上記平帯体は、その第1面側に粘着層を有する請求項1から4のいずれかに記載の止血器具。
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