JPWO2016199287A1 - 車体映像記録装置および車体映像記録方法 - Google Patents

車体映像記録装置および車体映像記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016199287A1
JPWO2016199287A1 JP2017523064A JP2017523064A JPWO2016199287A1 JP WO2016199287 A1 JPWO2016199287 A1 JP WO2016199287A1 JP 2017523064 A JP2017523064 A JP 2017523064A JP 2017523064 A JP2017523064 A JP 2017523064A JP WO2016199287 A1 JPWO2016199287 A1 JP WO2016199287A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
vehicle
image
damage
video recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017523064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6462123B2 (ja
Inventor
慎二 横田
慎二 横田
秀晴 安竹
秀晴 安竹
祐也 川岸
祐也 川岸
後藤 弘樹
弘樹 後藤
下谷 光生
光生 下谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2016199287A1 publication Critical patent/JPWO2016199287A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6462123B2 publication Critical patent/JP6462123B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/915Television signal processing therefor for field- or frame-skip recording or reproducing

Abstract

車体映像記録装置10は、車体映像取得部11、車体映像記録処理部12および車体損傷リスク判断部13を備える。車体映像取得部11は、車載カメラ21で自車の車体を撮影した映像である車体映像を取得する。車体損傷リスク判断部13は、自車の車体が損傷する可能性の高さである車体損傷リスクの上昇を検知する。車体映像記録処理部12は、車体損傷リスク判断部13によって車体損傷リスクの上昇が検出されている期間に撮影された車体映像を、車体映像取得部11から取得して記憶装置22に記録する。

Description

本発明は、自車の車体を撮影した映像(車体映像)を記録する車体映像記録装置に関するものである。
自車の車体映像を記録する車体映像記録装置としては、例えば、下記の特許文献1に開示されているレンタル車両の管理装置が知られている。当該管理装置は、衝突や接触等による車両の衝撃を検知する衝撃検知部(Gセンサ)を備えており、車両が衝撃を受けたときに車体映像を記録する。それにより、衝撃によって生じた車体の損傷を映像として残すことができる。
特開2006−195715号公報
特許文献1の管理装置では、車体映像を記憶装置に常時記録するのではなく、衝撃を検知したときに記録することによって、記録される車体映像のデータ量を抑制し、記憶装置の容量が不足することを防止している。しかし、衝撃検知部の感度が高いと、車両の損傷とは関係のない振動等に反応して車体映像が記録され、記憶装置の容量不足の問題が解決できなくなる。一方、衝撃検知部の感度が低いと、軽微な損傷の発生が検知されず、損傷がいつ生じたのかを特定することが困難となる問題が生じる。車両が損傷する原因により衝撃の大きさは様々であるため、上記2つの問題の両方が解決されるように衝撃検知部の感度を設定することは難しい。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、記録する車体映像のデータ量を抑制しつつ、車体が損傷したときの車体映像をより確実に記録できる車体映像記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車体映像記録装置は、車載カメラで自車の車体を撮影した映像である車体映像を取得する車体映像取得部と、自車の車体が損傷する可能性の高さである車体損傷リスクを検知する車体損傷リスク判断部と、車体損傷リスクが予め定められた値以上に上昇した期間に撮影された車体映像を、車体映像取得部から取得して記憶装置に記録する車体映像記録処理部と、を備えるものである。
本発明によれば、車体損傷リスクが上昇した期間に撮影された車体映像が記憶装置に記録されるため、車体が損傷したときの車体映像をより確実に記録できる。また、車体損傷リスクが低い期間に撮影された車体映像は記憶装置に記録しないようにすれば、記録装置に記録する車体映像のデータ量を抑制できる。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。 車体映像記録装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る車体映像記録装置の動作を示すフローチャートである。 車体損傷リスクに応じた車体映像の撮影タイミングの例を示す図である。 車体損傷リスクに応じた車体映像の撮影タイミングの例を示す図である。 車体損傷リスクに応じた車体映像の撮影タイミングの例を示す図である。 実施の形態2に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。 実施の形態2に係る車体映像記録装置における基準映像の記録動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る車体映像記録装置の動作を示すフローチャートである。 車体映像の表示例を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 実施の形態3に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。 車体映像の表示例を示す図である。 実施の形態4に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。 車体映像撮影計画の例を示す図である。 車体映像撮影計画の表示例を示す図である。 車体映像撮影計画の表示例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。当該システムは、車体映像記録装置10と、それに接続された車載カメラ21、記憶装置22、情報提示装置23、操作入力装置24、車内LAN251、周囲情報取得装置252および運転者監視装置253とから構成されている。
車載カメラ21は、それを搭載する車両(以下、「自車」という)の車体映像を撮影する。記憶装置22は、車載カメラ21が撮影した車体映像を記録するための記録媒体である。車体映像記録装置10は、車載カメラ21が撮影した車体映像を記憶装置22に記録する処理を行う。
本実施の形態では、車体映像記録装置10が、車載カメラ21の撮影タイミングを制御することによって、記憶装置22に記録する車体映像の数を制御するものとする。しかし、車体映像記録装置10は必ずしも車載カメラ21の撮影タイミングを制御しなくてもよい。例えば、車載カメラ21が常時(一定周期で)車体映像を撮影し、車体映像記録装置10がそれら一連の車体映像から、必要なものだけを記憶装置22に記録するようにしてもよい。
情報提示装置23は、記憶装置22に記録された車体映像およびそれに関する情報をユーザに提示するための装置であり、例えば表示装置やスピーカ等を含んでいる。操作入力装置24は、ユーザが車体映像記録装置10に対して入力する操作や情報を受け付けるユーザインターフェイスである。操作入力装置24は、操作ボタンやマウス等のハードウェアでもよいし、画面に表示されるアイコンを用いたソフトウェアキーでもよい。さらに、ユーザが音声で操作内容を入力する音声認識装置であってもよい。
なお、操作入力装置24としてのソフトウェアキーを、情報提示装置23としての表示装置の画面に表示させる場合、情報提示装置23と操作入力装置24は、両者の機能を兼ね備えた1つのタッチパネル装置として構成されてもよい。また、情報提示装置23および操作入力装置24は、スマートフォンなど他の機器を利用して実現してもよい。以下では、情報提示装置23および操作入力装置24が、1つのタッチパネル装置を構成しているものとして説明する。
車内LAN251は、車両制御情報を扱う車両内ネットワークである。車内LAN251としては、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)が代表的である。車体映像記録装置10が車内LAN251から取得できる車両制御情報には、駆動系(走行系)の制御信号と、ボディ系(車体系)の制御信号とが含まれる。駆動系の制御信号には、エンジンやモーターの制御信号、ギアの設定を示す信号などが含まれる。ボディ系の制御信号には、ヘッドランプ、フォグランプ、バックランプ、方向指示器、デフロスタ、ワイパ等の制御信号や、ドアの開閉状態を示す信号(開閉信号)などが含まれる。
周囲情報取得装置252は、自車の周囲の状況を表す情報を取得するセンサである。車体映像記録装置10が周囲情報取得装置252から取得できる情報には、例えば、車両周辺の障害物(地物、他車両、歩行者など)の存在を示す情報や、走行中の道路の状況(路面状態、道幅、傾斜、分岐の有無、道路の混雑度など)を示す情報、車両周辺の天候(雨、霧の有無など)を示す情報等が含まれる。
運転者監視装置253は、自車の運転者の挙動(視線や発声、運転操作など)を示す情報を取得するセンサやカメラ等である。運転者監視装置253が取得した情報は、運転者の覚醒度や、運転への集中力の高さ、脇見運転の有無などの判断に用いられる。
図1のように、車体映像記録装置10は、車体映像取得部11、車体映像記録処理部12、車体損傷リスク判断部13および情報提示処理部14を含んでいる。
車体映像取得部11は、車載カメラ21が撮影した自車の車体映像を取得する。車体映像記録処理部12は、車体映像取得部11が取得した車体映像を記憶装置22に記録する処理を行う。車体損傷リスク判断部13は、車内LAN251、周囲情報取得装置252および運転者監視装置253から取得した各種の情報に基づいて、自車の車体が損傷する可能性の高さである「車体損傷リスク」を判断する。
例えば、車両の発進時、駐車時(バック走行時)、急加速または急減速時などは、車体損傷リスクが高いと言える。車体損傷リスク判断部13は、車内LAN251から取得した駆動系の制御信号からそのような自車の挙動を検知することにより、車体損傷リスクの高さを判断する。また、車両の車線変更時、右折または左折時、ドアの開閉時なども、車体損傷リスクが高いと言える。車体損傷リスク判断部13は、ボディ系の制御信号から方向指示器の動作状況を検知して、そのような自車の挙動を検知することにより、車体損傷リスクの高さを判断する。
また、車両の周囲に障害物が存在するときや、車両が交差点を通過するとき、走行中の道路が狭いとき、走行中の道路が悪路(山道等)のときなども、車体損傷リスクが高と言える。車体損傷リスク判断部13は、周囲情報取得装置252から取得した情報から、それらの状況を検知することにより、車体損傷リスクの高さを判断する。さらに、運転者の覚醒度や集中力が低下したときや、運転者が脇見運転したとき、運転者が同乗者と会話しているときや、ハンズフリー通話を行っているときなども、車体損傷リスクが高いと言える。車体損傷リスク判断部13は、運転者監視装置253から取得した情報から、それらの運転者の挙動を検知することにより、車体損傷リスクの高さを判断する。
なお、自車がどのような状況にある場合に、車体損傷リスクが高いと判断されるかは、ユーザが好みに応じて設定できるようにしてもよい。
車体映像取得部11および車体映像記録処理部12の動作は、車体損傷リスク判断部13が判断した車体損傷リスクに基づいて制御される。本実施の形態では、車体映像取得部11が、車体損傷リスクが予め定められた値以上に上昇した期間に車体映像を車載カメラ21に撮影させ、車体映像記録処理部12が、その車体映像を記憶装置22に記録するように動作する。ただし、車体映像取得部11および車体映像記録処理部12の動作はこれに限られず、例えば、車体映像取得部11が常時(一定周期で)車載カメラ21に車体映像を撮影させ、車体映像記録処理部12が、一連の車体映像のうち車体損傷リスクが予め定められた値以上に上昇した期間に撮影されたものを抽出して、記憶装置22に記録するようにしてもよい。どちらの場合も、結果として、車体損傷リスクが上昇している期間に撮影された車体映像が、記憶装置22に記録されることになる。
情報提示処理部14は、車体映像記録装置10が記憶装置22に記録した車体映像およびそれに関する情報を、情報提示装置23から映像や音声で出力させるための処理を行う。
図2は、車体映像記録装置10のハードウェア構成を示す図である。図2のように、車体映像記録装置10は、少なくとも処理回路51、メモリ52、入出力インターフェイス53を含む構成となっている。
車載カメラ21、記憶装置22、情報提示装置23、操作入力装置24、車内LAN251、周囲情報取得装置252および運転者監視装置253は、入出力インターフェイス53に接続される。図1では、車載カメラ21、記憶装置22、情報提示装置23、操作入力装置24、車内LAN251、周囲情報取得装置252および運転者監視装置253が、車体映像記録装置10に外付けされた構成としたが、それらのハードウェアが車体映像記録装置10の内部に配設されるようにしてもよい。
車体映像記録装置10における車体映像取得部11、車体映像記録処理部12、車体損傷リスク判断部13および情報提示処理部14の各機能は、処理回路51により実現される。すなわち、車体映像記録装置10は、車体映像取得部11が車載カメラ21で撮影した車体映像を取得し、車体損傷リスク判断部13が車体損傷リスクの上昇を検知し、車体映像記録処理部12が車体損傷リスクの上昇した期間に撮影された車体映像を記憶装置に記録するための処理回路51を備える。処理回路51は、メモリ52に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)である。
車体映像取得部11、車体映像記録処理部12、車体損傷リスク判断部13および情報提示処理部14の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。処理回路51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、車体映像記録装置10は、処理回路51により実行されるときに、車体映像取得部11が車載カメラ21で撮影した車体映像を取得するステップと、車体損傷リスク判断部13が車体損傷リスクの上昇を検知するステップと、車体映像記録処理部12が車体損傷リスクの上昇した期間に撮影された車体映像を記憶装置に記録するステップとが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ52を備える。また、これらのプログラムは、車体映像取得部11、車体映像記録処理部12、車体損傷リスク判断部13および情報提示処理部14が行う処理の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ52は、例えば、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等が該当する。
図3は、実施の形態1に係る車体映像記録装置10の動作を示すフローチャートである。自車が走行を開始すると(ステップS11)、車体映像記録装置10の車体映像取得部11が、自車の車体映像を撮影するための条件(車体映像撮影条件)が満たされているか否かを判断する(ステップS12)。この判断は、車体損傷リスク判断部13により車体損傷リスクの上昇が検知されているか否か(車体損傷リスクが予め定められた値以上に上昇しているか否か)によって判断される。
車体損傷リスクが上昇していれば、車体映像撮影条件は満たされていると判断される(ステップS12でYES)。その場合、車体映像取得部11が、車載カメラ21に自車の車体映像を撮影させてその車体映像を取得し(ステップS13)、車体映像記録処理部12が、その車体映像を記憶装置22に記録する(ステップS14)。一方、車体損傷リスクが上昇していなければ、車体映像撮影条件は満たされていないと判断され(ステップS12でNO)、上記のステップS13,S14は実行されない。
上記のステップS12〜S14の処理は、自車の走行が終了するまで繰り返し行われる(ステップS15)。図示は省略するが、自車の走行が終了した後は、ユーザが、操作入力装置24を操作することで、記憶装置22に記録された車体映像を情報提示装置23に表示させて確認することができる。
車体映像記録装置10が図3のフローに従って動作することにより、記憶装置22には、車体損傷リスクが上昇した期間に撮影された車体映像のみが記録されることになる。従って、記憶装置22に記録する車体映像のデータ量を抑制しつつ、車体が損傷したときの車体映像を確実に記録することができる。また、車体損傷リスクの上昇を検知して、車体映像を記録するため、例えば衝撃が殆ど生じることなく車体が損傷した場合でも、そのときの車体映像を撮影できる。
車体損傷リスクが上昇したときに車体映像を撮影する回数および間隔は任意でよい。例えば、図4のように、車体損傷リスクが上昇した時刻(T)から一定周期で車体映像を撮影することが考えられる。車体映像の撮影周期は、ユーザが好みに応じて設定できるようにしてもよい。
また、図5のように、車体損傷リスクが上昇した時刻(T)から一定周期で車体映像を撮影し、なお且つ、車体損傷リスクが低下した時刻(T)にも車体映像を撮影してもよい。さらに、車体損傷リスクが低下した時刻(T)から一定時間(D)経過した後に1回、追加的に車体映像を撮影してもよい。また、車体映像が長時間撮影されないのも好ましくないため、車体損傷リスクが低い状態が一定時間以上続いた場合にも、車体映像を撮影するようにしてもよい。
車体損傷リスクが上昇したときに車体映像を撮影する回数を1回のみとする場合は、車体損傷リスクが低下した時刻(T)のみにすることが好ましい。また、その回数を2回のみとする場合は、車体損傷リスクが上昇した時刻(T)と低下した時刻(T)との2回にすることが好ましい。少なくとも、車体損傷リスクが低下した時刻(T)に撮影することで、車体損傷リスクが上昇した期間に生じた損傷を確実に撮影できる。さらに、車体損傷リスクが上昇した時刻(T)にも撮影することで、車体損傷リスクが上昇した期間に損傷が生じたものか否かの検証が可能になる。
また、記憶装置22に記録する車体映像のデータ量を削減するために、複数の車体映像のうち必要なものだけを抽出して記憶装置22に記録し、不要な車体映像は破棄してもよい。例えば、直前に撮影した車体映像との差分が一定以上のものだけを記録する方法や、車体損傷リスクが1回上昇している間に記録する車体映像の数(例えば3)を予め定めておく方法が考えられる。
車体損傷リスクは、「高」と「低」の二値のみをとるのではなく、3つ以上の値をとるものとして規定してもよい。その場合、図6のように、車体損傷リスク判断部13が算出した車体損傷リスクの高さに応じて、車体映像の撮影頻度を変化させてもよい。図6では、車体損傷リスクが高いときほど、撮影頻度を高く(撮影周期を短く)している。車体損傷リスクの値の規定方法としては、例えば、通常時は0、渋滞時は1、右折または左折時は2、悪路走行時は3、バック走行時は4、ドアの開閉時は5、などと規定することが考えられる。なお、自車がどのような状況にある場合に、車体損傷リスクがどのような値になるかは、ユーザが好みに応じて設定できるようにしてもよい。
また、車体損傷リスクを上昇させる事象が複数同時に発生したときの車体損傷リスクは、それぞれの事象に応じた車体損傷リスクの総和としてもよい。上の例において、自車が渋滞中に右折するときの車体損傷リスクは1+2=3となる。また、車体損傷リスクの低い方に係数を乗じてもよい。例えば係数を0.5とすると、自車が渋滞時に右折するときの車体損傷リスクは1×0.5+2=2.5となる。
また、車体損傷リスクの値を撮影した車体映像の枚数に応じて変化させてもよい。例えば、ドアを開けた直後の車体損傷リスクを5とし、車体映像を1回撮影するごとに、4、3、2、1、0.5、0.1…のように減らすことが考えられる。
記憶装置22の空き容量が少なくなった場合、記憶装置22の空き容量を増加させるために、記憶装置22の記録済みの車体映像のうち必要なものだけを残し、不要なものは自動的に削除されるようにしてもよい。例えば、直前に撮影した車体映像との差分が一定以上のものだけを残す方法や、車体損傷リスクが1回上昇している間に撮影した車体映像ごとに残す枚数(例えば3)を予め定めておく方法が考えられる。また、車体損傷リスクが3つ以上の値をとる場合、車体損傷リスクがより高いときに撮影された車体映像を優先的に残すとよい。
なお、図1においては、車体映像記録装置10に、車内LAN251、周囲情報取得装置252および運転者監視装置253が接続された例を示したが、これらのうち少なくとも1つが接続されていればよい。
<実施の形態2>
図7は、実施の形態2に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。当該システムは、実施の形態1(図1)の構成に対し、車体映像記録装置10に基準映像記録処理部15および映像比較部16を追加した構成となっている。
基準映像記録処理部15は、車体損傷リスクが上昇する前に撮影された車体映像を車体映像取得部11から取得し、それを基準映像として記憶装置22に記録する。また、映像比較部16は、車体損傷リスクが上昇した期間に撮影された各車体映像(車体映像記録処理部12が記憶装置22に記録した車体映像)と上記の基準映像とを比較する。具体的には、両者の差分をとることで、両者の差異を抽出する。また、実施の形態2では、情報提示処理部14は、映像比較部16が抽出した各車体映像と基準映像との比較結果をユーザに提示するように動作する。なお、これらの各機能も、処理回路51(図2)がプログラムを実行することによって実現される。
図8は、実施の形態2に係る車体映像記録装置10における、基準映像の記録動作を示すフローチャートである。この処理は、車体映像記録装置10の起動時のみに行われてもよいし、予め定められた間隔で繰り返し行われてもよい。
まず、車体映像記録装置10の基準映像記録処理部15が、基準映像を撮影するための条件(基準映像撮影条件)が満たされているか否かを判断する(ステップS21)。基準映像撮影条件が満たされているか否かは、自車の走行履歴、現在日時、記憶装置22内の基準映像の有無などに基づいて判断される。例えば、自車がその日初めて走行する場合や、予め定められた日時を過ぎてから初めて走行する場合は、基準映像撮影条件が満たされていると判断される。また、記憶装置22内の基準映像が存在していない場合(例えば、車体映像記録装置10の初回起動時や記憶装置22の初期化後など)にも、基準映像撮影条件が満たされる。
基準映像撮影条件が満たされていれば(ステップS21でYES)、車体映像取得部11が、車載カメラ21に自車の車体映像を撮影させてその車体映像を取得し(ステップS22)、基準映像記録処理部15が、その車体映像を基準映像として記憶装置22に記録する(ステップS23)。一方、基準映像撮影条件が満たされていなければ(ステップS21でNO)、上記のステップS22,S23は実行されず、既に記憶装置22に保存されている基準映像が継続使用される。
図9は、実施の形態2に係る車体映像記録装置10の動作を示すフローチャートである。自車の走行が終了するまでの処理(ステップS11〜S15)は、実施の形態1(図3)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
実施の形態2に係る車体映像記録装置10では、自車の走行が終了すると(ステップS15でYES)、映像比較部16が、自車の走行中に撮影された各車体映像(車体損傷リスクが上昇した期間に撮影された各車体映像)と、図8の処理で記憶装置22に記録されている基準映像とを比較する(ステップS16)。具体的には、両者の差分をとることで、両者の差異を抽出する。
その後、情報提示処理部14が、映像比較部16が抽出した各車体映像と基準映像との比較結果を情報提示装置23から出力してユーザに提示する(ステップS17)。各車体映像と基準映像との比較結果との提示方法は、音声によるものでもよいし、画像によるものでもよい。
このように、実施の形態2の車体映像記録装置10は、車体損傷リスクが上昇する前と後での車体映像の差異(変化)を抽出し、それをユーザに自動的に提示する。それにより、ユーザは、自車の損傷の有無を容易に確認できるようになり、高い利便性が得られる。
以下、自車の走行中の車体映像と基準映像との比較結果の画像による提示方法の具体例を示す。例えば、図10のように、情報提示装置23の画面に、基準映像と、それとの差異を有する車体映像とを、並べて表示する方法が考えられる。図10では、左側に基準映像が表示され、右側に損傷D1が生じたときの車体映像が表示された例を示している。また、各映像と共にその撮影日時や車両の状況を示す情報も表示させている。
また、図11のように、走行中の車体映像の方に、基準映像との差異がある部分、すなわち損傷D1の部分をマーク(ここでは点線の円)を付して強調表示してもよい。例えば図12のように、基準映像の撮影時から車体に損傷D0が存在した場合には、新たに生じた損傷D1のみを強調させることができる。それにより、ユーザが、新たに生じた損傷D1を容易に見つけることができる。さらに、ユーザがマークが表示された部分にタッチすると、その部分が拡大表示されるようにしてもよい。
また、図13のように、ユーザのドラッグ操作により、走行中の車体映像および基準映像の一方を、他方と重ねることができるようにし、両画像で同じ部分が薄く表示されるようにしてもよい。結果として、両画像の差異の部分が濃く表示されることになり、この場合も、ユーザは容易に新たに生じた損傷D1を容易に見つけることができる。
また、車体の損傷を強調するマークは、損傷の種類(形状や大きさ)によって異なるものを用いてもよい。例えば、図14では、面状の損傷を点線の円で示し、線状および点状の損傷を矢印で示している。また、線状の損傷と点状の損傷とで、矢印の色を変えている。また、特定の種類の損傷のみが強調表示されるようにしてもよい。例えば、図15では、面状の損傷と線状の損傷は強調表示されるが、点状の損傷は強調表示されないようにしている。また、一定面積以上の面状の損傷のみを強調表示したり、一定長さ以上の線状の損傷のみを表示したりしてもよい。どのような損傷を強調表示させるかは、ユーザが設定できるようにしてもよい。
また、図16のように、走行中の車体映像を時系列順に並べて複数表示させてもよい。この場合、映像比較部16は、走行中の車体映像のそれぞれを基準映像と比較してもよいし、連続して撮影された複数の車体映像同士を比較してもよい。例えば、走行中の車体映像のそれぞれを、その直前に撮影された車体映像と比較してもよい。
走行中の車体映像のそれぞれを基準映像と比較する場合、基準映像との差分が大きくなった最初の車体映像にマーク(図16では点線の枠)を付して、強調表示してもよい。また、走行中の車体映像のそれぞれを直前に撮影された車体映像と比較する場合には、直前に撮影された車体映像との差分が大きな車体映像に同様のマークを付して強調表示してもよい。また、強調表示された車体映像をユーザがタッチすると、その車体映像が拡大表示されるようにしてもよい。なお、映像比較部16が連続して撮影された複数の車体映像同士を比較する場合には、基準映像は不要となるため、基準映像記録処理部15は省略してもよい。
<実施の形態3>
実施の形態1,2では、車体映像記録装置10が、現在の自車の状況(自車の動作状態や運転者の挙動)に基づいて車体損傷リスクを判定したが、車体損傷リスクが高くなる場所(地点または区間)は、例えば交差点、駐車場、渋滞区間、工事区間など、特定の場所に集中する。そこで、実施の形態3では、自車の現在位置に基づいて車体損傷リスクを判定する構成を示す。
図17は、実施の形態3に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。当該システムは、実施の形態2のシステム(図7)の構成に対し、車内LAN251、周囲情報取得装置252および運転者監視装置253に代えて、車体映像記録装置10に位置情報取得装置254、地図データベース255および交通情報受信装置256を接続した構成となっている。
位置情報取得装置254は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機などのGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機であり、車両の自車の位置情報を取得する。
地図データベース255は、地図情報が格納された記憶装置である。地図情報には、各地点または区間における車体損傷リスクの高さの情報が含まれているものとする。例えば、車幅の狭い道や、交差点、駐車場は、車体損傷リスクの高い地点または区間として登録されている。車体損傷リスクの値の規定方法としては、例えば、通常の道路(分岐のない舗装された道路)は0、交差点やトンネル入出口は1、悪路は2、渋滞区間や特定施設の近傍は3、狭い道路や市街地は4、駐車場の料金支払い場や駐車場付近は5、などと規定することが考えられる。なお、車体損傷リスクがどのような場所でどのような値をとるかは、ユーザが好みに応じて設定できるようにしてもよい。
本実施の形態でも、車体損傷リスクを上昇させる事象が複数同時に発生したときの車体損傷リスクは、それぞれの事象に応じた車体損傷リスクの総和としてもよい。上の例において、狭い道路の渋滞区間での車体損傷リスクは3+4=7となる。また、車体損傷リスクの低い方に係数を乗じてもよい。例えば係数を0.5とすると、自車が渋滞時に右折するときの車体損傷リスクは3×0.5+4=5.5となる。
また、各場所の車体損傷リスクは時刻や天候に応じて変化してもよい。例えば、同じ場所であっても、夜間は昼間よりも車体損傷リスクが高くなり、悪天候時には好天候時よりも車体損傷リスクが高くなるようにしてもよい。
交通情報受信装置256は、渋滞情報、工事情報、道路破損情報などの交通情報を受信する通信装置である。交通情報の発信源としては、例えば、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)、TMC(Traffic Message Channel)、DAB(Digital Audio Broadcast)、情報提供センター、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、インターネットなどが考えられる。また、車体映像記録装置10は、交通情報専用の通信装置でなくてもよく、例えば、スマートフォンや携帯電話、テレビやラジオのチューナなどを利用したものでもよい。車体損傷リスクの値の規定方法としては、例えば、通常の道路(渋滞や工事のない道路)は0、渋滞発生区間は1、工事区間は2、道路破損区間は3、などと規定することが考えられる。これらの値も、ユーザが好みに応じて設定できるようにしてもよい。
本実施の形態の車体損傷リスク判断部13は、位置情報取得装置254が取得した自車の位置情報および地図データベース255から取得した地図情報から、自車の現在位置を特定する。そして、地図情報に含まれる各地点または区間の車体損傷リスクの情報と、交通情報受信装置256が取得した交通情報とから、自車の現在位置の車体損傷リスクの高さを判断する。
実施の形態3の車体映像記録装置10の動作は、この車体損傷リスク判断部13による車体損傷リスクの判断方法を除いて、実施の形態2と同様であるので、ここでの説明は省略する。本実施の形態においても、実施の形態2と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、地図上の自車位置が分かるため、車体映像に撮影した地点の位置情報を対応付けして記憶装置22に記録することができる。例えば、図18のように、画面に複数の車体映像を表示すると共に、地図を表示し、その地図上に基準映像の撮影始点(P0)と各車体映像の撮影地点(P1〜P7)とを表示させることもできる。ユーザは損傷が生じた位置を地図上で確認できるようになる。
なお、本実施の形態の車体損傷リスク判断部13は、実施の形態1の車体映像記録装置10にも適用可能である。
<実施の形態4>
先に述べたように、車体損傷リスクが高くなる場所(地点または区間)は、ある程度定まっている。そのため、自車の走行予定経路が分かっていれば、自車の車体損傷リスクが高くなる場所を予測することができる。実施の形態4では、そのことを利用して、車体映像の撮影計画を立てる車体映像記録装置10を提案する。
図19は、実施の形態4に係る車体映像記録システムの構成を示す図である。実施の形態4の車体映像記録装置10は、実施の形態2の構成(図7)に対し、走行予定経路取得部17を追加すると共に、車体損傷リスク判断部13に代えて車体映像撮影計画作成部18を設けた構成となっている。また、当該車体映像記録装置10には、車内LAN251、位置情報取得装置254および地図データベース255が接続されている。
走行予定経路取得部17は、車内LAN251に接続されている自車のナビゲーション装置(不図示)から、自車の走行予定経路を取得する。あるいは、走行予定経路取得部17が、位置情報取得装置254から取得した自車の位置情報と、地図データベース255から取得した地図情報と、ユーザが設定した目的地の情報とから、自車の走行予定経路を算出する機能を有してもよい。また、自車の走行予定経路は、通勤路や買い物ルートなど、予めユーザにより設定された複数の経路からユーザが選択して決定してもよい。
車体映像撮影計画作成部18は、走行予定経路取得部17が取得した自車の走行予定経路と、地図データベース255から取得した地図情報に含まれる各場所(地点または区間)の車体損傷リスクの情報とから、走行予定経路において車体損傷リスクが高くなる場所を予測し、その場所で車体映像が撮影されるように、車体映像の撮影計画を作成する。
地図情報において、各場所の車体損傷リスクが、時刻や天候に応じて変化するように規定されている場合には、各場所の通過予定時刻やそのときの天気予報などを考慮して、各場所の車体損傷リスクを予測するとよい。
例えば、図20のように、自宅から店舗の駐車場まで走行し、買い物の後、自宅へ帰るという経路が自車の走行予定経路であり、車体映像撮影計画作成部18は、自宅でのエンジンオン時(P0)、交差点での右折時(P1)、駐車場への進入時(P2)、駐車のためのバック走行時(P3)、駐車場でのエンジンオフ時(P4)、買い物後のエンジンオン時(P5)、交差点での左折時(P6)、自宅でのエンジンオフ時(P7)に、車体損傷リスクが高くなると予測した場合、それらの場所で自車の車体映像を撮影するように車体映像の撮影計画を作成する。
また、情報提示処理部14は、ユーザの指示に応じて、車体映像撮影計画作成部18が作成した撮影計画を、情報提示装置23を通してユーザに提示することができる。図20を用いて説明した走行計画を情報提示装置23に表示させる場合、例えば図21のような画面が表示される。図21の画面では、自車の走行予定経路を示すラインと撮影場所を示すアイコン(撮影地点アイコン)とを、地図に重ねて表示させている。
また、撮影場所は、ユーザの指示で増減できるようにしてもよい。例えば、撮影計画の表示を含む地図にユーザがタッチすると、そのタッチした位置に対応する場所が、新たな撮影場所として追加されるようにするとよい。また、地図上に表示されている撮影地点アイコンにユーザがタッチすると、その撮影地点アイコンに対応する撮影場所が、撮影計画から削除されるようにしてもよい。図22は、図21に示した撮影計画の画面をユーザが操作して、駐車場内の撮影地点を増やした場合の画面を示している。
走行予定経路を実際に自車が走行するときは、車体映像撮影計画作成部18が作成した自車映像の撮影計画に沿って、自車が撮影場所を通過するときに車載カメラ21によって自車の車体映像が撮影され、その車体映像が記憶装置22に記録される。
各撮影場所における車体映像の撮影頻度は、実施の形態1と同様でよい。また、車体映像の撮影計画には、各撮影場所における車体損傷リスクの高さの情報を含ませてもよく、その場合には、図6と同様に、各撮影場所における車体映像の撮影頻度を、車体損傷リスクの高さに応じて変化させてもよい。
また、ここでの説明は省略するが、本実施の形態の車体映像記録装置10も、実施の形態2または実施の形態3と同様の方法により、各車体映像と基準映像(または直前に撮影された車体映像)との差異をユーザに提示することができる。基準映像は、車体損傷リスクが上昇すると予測された場所を自車が通る前に撮影された車体映像である(図20の例では、自宅でのエンジンオン時(P0)に撮影された自車映像が、基準映像となる)。
車体映像記録装置10構成要素の一部は、車両外の装置で実現してもよい。例えば、車体映像撮影計画作成部18の機能を、車体映像記録装置10の外部のサーバ上で実施してもよい。この場合、車体損傷リスクの予測に必要な情報を、サーバへ送信し、サーバが車体損傷リスクを判定または予測して、撮影指示または撮影計画をサーバから受信することになる。一般に、サーバのコンピュータは車載装置のコンピュータよりも処理能力が高いので、高度な演算によって高い精度で車体損傷リスクを推定できるようになる。また、サーバ側で取得したより詳細な交通情報や天候情報を利用することで、より高い精度で車体損傷リスクを推定できるようになる。
また、映像比較部16をサーバ上で実現してもよい。サーバのコンピュータは車載装置のコンピュータよりも処理能力が高く、また、サーバ側で画像処理手法のアップグレードが可能であるため、より精度の高い画像の比較結果を得ることができる。
また、本実施の形態において、自車のナビゲーション装置または走行予定経路取得部17が自車の走行予定経路を算出する際、地図データベース255に格納されている地図情報に含まれる各道路の車体損傷リスクを考慮してもよい。例えば、現在位置から目的地までの間における車体損傷リスクが最少になる経路を計算してもよい。また、自車のナビゲーション装置または走行予定経路取得部17が、複数の経路の候補(例えば、距離優先の経路、高速道路優先の経路、一般道優先の経路など)のうちの1つをユーザに選択させる場合などに、各経路の車体損傷リスクを算出して、比較的車体損傷リスクが小さい経路をユーザに提示するようにしてもよい。
実施の形態4は、実施の形態1〜3と組み合わせてもよい。すなわち、車体映像記録装置10が、現在の自車の状況から車体損傷リスクを判断して車体映像を撮影する手法と、予め作成した撮影計画に沿って車体映像を撮影する手法との両方を行うようにしてもよい。そうすることにより、自車の車体が損傷したときの車体映像をより確実に記録できるようになる。また、記憶装置22において、現在の自車の状況に応じて撮影した車体映像を記録する領域と、撮影計画に沿って撮影した車体映像を記録する領域とを、別々に確保しておくとよい。なお、2つの手法で撮影地点が重複した場合には、2つの同じ車体映像が重複して記憶装置22に記録されないように、いずれか片方の条件に従って撮影すればよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 車体映像記録装置、11 車体映像取得部、12 車体映像記録処理部、13 車体損傷リスク判断部、14 情報提示処理部、15 基準映像記録処理部、16 映像比較部、17 走行予定経路取得部、18 車体映像撮影計画作成部、21 車載カメラ、22 記憶装置、23 情報提示装置、24 操作入力装置、251 車内LAN、252 周囲情報取得装置、253 運転者監視装置、254 位置情報取得装置、255 地図データベース、256 交通情報受信装置、51 処理回路、52 メモリ、53 入出力インターフェイス。

Claims (21)

  1. 車載カメラで自車の車体を撮影した映像である車体映像を取得する車体映像取得部と、
    前記自車の車体が損傷する可能性の高さである車体損傷リスクを検知する車体損傷リスク判断部と、
    前記車体損傷リスクが予め定められた値以上に上昇した期間に撮影された前記車体映像を、前記車体映像取得部から取得して記憶装置に記録する車体映像記録処理部と、
    を備える車体映像記録装置。
  2. 前記車体損傷リスク判断部が算出した前記車体損傷リスクの高さに応じて、前記車体映像の撮影頻度を変化させる
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  3. 前記車体損傷リスクが上昇する前に撮影された車体映像である基準映像を、前記車体映像取得部から取得して前記記憶装置に記録する基準映像記録処理部と、
    前記車体損傷リスクが上昇した期間に撮影された前記車体映像と前記基準映像とを比較して、前記車体映像と前記基準映像との差異を抽出する映像比較部をさらに備える
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  4. 前記映像比較部が前記車体映像と前記基準映像とを比較した結果をユーザに提示する
    請求項3に記載の車体映像記録装置。
  5. 前記車体損傷リスクが上昇した期間に連続して撮影された複数の前記車体映像を比較して、それら複数の前記車体映像間の差異を抽出する映像比較部をさらに備える
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  6. 前記映像比較部が複数の前記車体映像を比較した結果をユーザに提示する
    請求項5に記載の車体映像記録装置。
  7. 前記車体損傷リスク判断部は、前記自車の駆動系の制御信号に基づいて、前記車体損傷リスクの高さを判断する
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  8. 前記車体損傷リスク判断部は、前記自車のボディ系の制御信号に基づいて、前記車体損傷リスクの高さを判断する
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  9. 前記車体損傷リスク判断部は、前記自車の運転者の挙動に基づいて、前記車体損傷リスクの高さを判断する
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  10. 前記車体損傷リスク判断部は、外部から受信した交通情報に基づいて、前記車体損傷リスクの高さを判断する
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  11. 前記車体損傷リスク判断部は、前記自車のセンサが検知した前記自車の周囲の状況に基づいて、前記車体損傷リスクの高さを判断する
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  12. 前記車体損傷リスク判断部は、前記自車の位置の地図情報に基づいて、前記車体損傷リスクの高さを判断する
    請求項1に記載の車体映像記録装置。
  13. 車載カメラで自車の車体を撮影した映像である車体映像を取得する車体映像取得部と、
    前記自車の走行予定経路を取得する走行予定経路取得部と、
    前記自車の走行予定経路において前記自車の車体が損傷する可能性の高さである車体損傷リスクが上昇する地点または区間を予測し、前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通るときに前記車体映像が撮影されるように、前記車体映像の撮影計画を作成する車体映像撮影計画作成部と、
    前記撮影計画に基づいて、前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通るときに撮影された前記車体映像を、前記車体映像取得部から取得して記憶装置に記録する車体映像記録処理部と、
    を備える車体映像記録装置。
  14. 前記撮影計画は、各地点または区間における前記車体損傷リスクの高さの情報を含んでおり、
    前記車体損傷リスクの高さに応じて、各地点または区間における前記車体映像の撮影頻度を変化させる
    請求項13に記載の車体映像記録装置。
  15. 前記車体映像撮影計画作成部が作成した前記自車映像の撮影計画をユーザに提示する
    請求項13に記載の車体映像記録装置。
  16. 前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通る前に撮影された車体映像である基準映像を、前記車体映像取得部から取得して前記記憶装置に記録する基準映像記録処理部と、
    前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通るときに撮影された前記車体映像と前記基準映像を比較して、前記車体映像と前記基準映像との差異を抽出する映像比較部をさらに備える
    請求項13に記載の車体映像記録装置。
  17. 前記映像比較部が前記車体映像と前記基準映像とを比較した結果をユーザに提示する
    請求項16に記載の車体映像記録装置。
  18. 前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通るときに連続して撮影された複数の前記車体映像を比較して、それら複数の前記車体映像間の差異を抽出する映像比較部をさらに備える
    請求項13に記載の車体映像記録装置。
  19. 前記映像比較部が抽出した複数の前記車体映像間の比較結果をユーザに提示する
    請求項18に記載の車体映像記録装置。
  20. 車体映像記録装置を用いた車体映像記録方法であって、
    前記車体映像記録装置の車体映像取得部が、車載カメラで自車の車体を撮影した映像である車体映像を取得し、
    前記車体映像記録装置の車体損傷リスク判断部が、前記自車の車体が損傷する可能性の高さである車体損傷リスクを検知し、
    前記車体映像記録装置の車体映像記録処理部が、前記車体損傷リスクが予め定められた値以上に上昇した期間に撮影された前記車体映像を、前記車体映像取得部から取得して記憶装置に記録する、
    車体映像記録方法。
  21. 車体映像記録装置を用いた車体映像記録方法であって、
    前記車体映像記録装置の車体映像取得部が、車載カメラで自車の車体を撮影した映像である車体映像を取得し、
    前記車体映像記録装置の走行予定経路取得部が、前記自車の走行予定経路を取得し、
    前記車体映像記録装置の車体映像撮影計画作成部が、前記自車の走行予定経路において前記自車の車体が損傷する可能性の高さである車体損傷リスクが上昇する地点または区間を予測し、前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通るときに前記車体映像が撮影されるように、前記車体映像の撮影計画を作成し、
    前記車体映像記録装置の車体映像記録処理部が、前記撮影計画に基づいて、前記車体損傷リスクが上昇すると予測された地点または区間を前記自車が通るときに撮影された前記車体映像を、前記車体映像取得部から取得して記憶装置に記録する
    車体映像記録方法。
JP2017523064A 2015-06-12 2015-06-12 車体映像記録装置 Expired - Fee Related JP6462123B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/066961 WO2016199287A1 (ja) 2015-06-12 2015-06-12 車体映像記録装置および車体映像記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016199287A1 true JPWO2016199287A1 (ja) 2017-10-12
JP6462123B2 JP6462123B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=57503284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017523064A Expired - Fee Related JP6462123B2 (ja) 2015-06-12 2015-06-12 車体映像記録装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6462123B2 (ja)
WO (1) WO2016199287A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2559371A (en) * 2017-02-03 2018-08-08 Continental Automotive Gmbh System for detecting a status of a vehicle
JP6239168B1 (ja) * 2017-03-01 2017-11-29 株式会社アルム 災害保険管理システム
CN110121053B (zh) * 2018-02-07 2021-07-20 中国石油化工股份有限公司 一种钻井现场风险分级预警的视频监控方法
JP6687869B1 (ja) * 2018-11-14 2020-04-28 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP6696558B1 (ja) * 2018-12-26 2020-05-20 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
GB201909578D0 (en) * 2019-07-03 2019-08-14 Ocado Innovation Ltd A damage detection apparatus and method
WO2022195817A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 本田技研工業株式会社 車両、車両診断システム及び車両診断方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000309288A (ja) * 1999-02-26 2000-11-07 Tuner Kk 車載用画像記録システムにおける蓄画作動装置
WO2007066613A1 (ja) * 2005-12-08 2007-06-14 Pioneer Corporation 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2010097345A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Toyota Central R&D Labs Inc 危険地点記録装置、警報制御装置、及びプログラム
JP2012185626A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Mitsubishi Electric Corp 車載情報記録装置、運転支援装置、ナビゲーション装置および情報記録方法
JP2014021767A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Toyota Motor Corp 緊急退避装置
JP2014104760A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Bosch Corp エアバッグ制御装置
JP2015005126A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 矢崎エナジーシステム株式会社 解析装置及び運転表示システム
JP2015041277A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 矢崎エナジーシステム株式会社 ドライブレコーダ
JP2015075838A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 矢崎エナジーシステム株式会社 車載器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000309288A (ja) * 1999-02-26 2000-11-07 Tuner Kk 車載用画像記録システムにおける蓄画作動装置
WO2007066613A1 (ja) * 2005-12-08 2007-06-14 Pioneer Corporation 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2010097345A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Toyota Central R&D Labs Inc 危険地点記録装置、警報制御装置、及びプログラム
JP2012185626A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Mitsubishi Electric Corp 車載情報記録装置、運転支援装置、ナビゲーション装置および情報記録方法
JP2014021767A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Toyota Motor Corp 緊急退避装置
JP2014104760A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Bosch Corp エアバッグ制御装置
JP2015005126A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 矢崎エナジーシステム株式会社 解析装置及び運転表示システム
JP2015041277A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 矢崎エナジーシステム株式会社 ドライブレコーダ
JP2015075838A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 矢崎エナジーシステム株式会社 車載器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6462123B2 (ja) 2019-01-30
WO2016199287A1 (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6462123B2 (ja) 車体映像記録装置
JP6312954B2 (ja) 情報提供装置、情報提供サーバおよび情報提供方法
JP6703128B2 (ja) 周辺情報判定装置
US8335641B2 (en) Route guidance systems, methods, and programs
JP5569365B2 (ja) 案内装置、案内方法、及び案内プログラム
US20170197634A1 (en) Automated drive assisting system, automated drive assisting method, and computer program
US8990016B2 (en) Navigation apparatus, method, and program
JP5010850B2 (ja) 車両搭載装置、警告方法及びプログラム
EP3009798B1 (en) Providing alternative road navigation instructions for drivers on unfamiliar roads
JP2006327314A (ja) 配光制御システム及び配光制御方法
JP6305650B2 (ja) 自動運転装置及び自動運転方法
JPWO2005098364A1 (ja) 経路案内システム及び方法
WO2007122926A1 (ja) ナビゲーション装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
JP2006038558A (ja) カーナビゲーションシステム
JP2019151246A (ja) 駐車支援装置及びコンピュータプログラム
JP2011022004A (ja) 地図データ更新装置、地図データ更新方法、地図データ更新プログラムおよび記録媒体
JP4825555B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP6956687B2 (ja) 置き去り検知装置、置き去り検知方法および置き去り検知プログラム
JP7016410B2 (ja) ナビゲーションシステム
US11293774B2 (en) Notification control apparatus and notification control method
WO2007055241A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体
JP4794668B2 (ja) 電子機器、音声出力方法、音声出力プログラムおよび記録媒体
JP6717569B2 (ja) ヘッドライト消し忘れ通知装置
JP6949278B2 (ja) 運転支援装置、運転支援システムおよび運転支援方法
JP6869165B2 (ja) 緊急停車判定装置、サーバ、および緊急停車判定用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181112

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6462123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees