JP6869165B2 - 緊急停車判定装置、サーバ、および緊急停車判定用プログラム - Google Patents

緊急停車判定装置、サーバ、および緊急停車判定用プログラム Download PDF

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Description

この発明は、緊急停車判定装置、サーバ、および緊急停車判定用プログラムに関する。
車両が高速で走行する高速道路では、車両が緊急停車した際における2次災害のリスクが大きい。2次災害には、例えば、緊急停車した車両に後続車両が衝突する事故がある。そのような2次災害のリスクを低減するため、高速道路上で車両が緊急停車したか否かを判定し、高速道路上で車両が緊急停車したと判定した場合に、乗員に対して対処方法に関する情報等を提供する技術の開発が求められている。
高速道路上で車両が緊急停車したか否かを判定するために適用が考えられる技術として、特許文献1に記載された車両制御装置が備える緊急停止判断部がある。当該緊急停止判断部は、運転者の状態を連続的に監視することにより運転者の覚醒状態を把握し、運転者の覚醒状態を示すドライバーステータスを出力する監視部、および、ドライバーステータスに基づいて運転者の覚醒状態をモニタリングする判定処理部等を備えて構成される。
特開2016−115023号公報([0092])
特許文献1に開示された車両制御装置は、上記のように構成された緊急停止判断部を備える。しかし、当該緊急停止判断部を車両に搭載する場合、車両に搭載されるシステムおよび判定アルゴリズムが複雑となり、誤判定または誤動作が発生するリスクが増えるとともに、コストが上昇してしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高速道路上での車両の緊急停車の判定を、車両に搭載されている機器が取得する既存の情報を用いて、簡易な構成で実現することを目的とする。
この発明に係る緊急停車判定装置は、自車の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する位置判定部と、自車が停車しているか否かを判定する停車判定部と、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する渋滞判定部と、位置判定部で自車の現在位置が高速道路上であると判定され、かつ、停車判定部で自車が停車していると判定され、かつ、渋滞判定部で自車が走行している道路が渋滞していないと判定された場合に、自車が緊急停車状態であると判定する緊急停車判定部とを備える。
この発明によれば、高速道路上での車両の緊急停車の判定を、車両に搭載されている機器が取得する既存の情報を用いて、簡易な構成で実現することができる。これにより、車両に搭載されるシステムの複雑化に伴う誤判定または誤動作のリスクを低減することができるとともに、コストの上昇を抑えることができる。
実施の形態1に係る緊急停車判定装置の構成例を示すブロック図である。 表示装置に表示された第1の補助情報を示す図である。 表示装置に表示された第2の補助情報を示す図である。 表示装置に表示された第3の補助情報を示す図である。 表示装置に表示された第4の補助情報を示す図である。 停車判定処理について説明するためのフローチャートである。 位置判定処理について説明するためのフローチャートである。 渋滞判定処理について説明するためのフローチャートである。 緊急停車判定処理について説明するためのフローチャートである。 通知処理について説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係るサーバおよびその周辺の構成例を示すブロック図である。 図12Aおよび図12Bは、緊急停車判定装置のハードウェア構成例を示す図である。
実施の形態1.
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
図1は、実施の形態1に係る緊急停車判定装置100の構成例を示すブロック図である。
実施の形態1に係る緊急停車判定装置100は、例えば、車両1に搭載される情報端末装置、または車両1の乗員に所持されて車内に持ち込まれる情報端末装置に実装される。
車両1に搭載される情報端末装置は、例えば、ナビゲーション装置である。車両1の乗員に所持されて車内に持ち込まれる情報端末装置は、例えば、ポータブルナビゲーションデバイス、タブレットPC、スマートフォン等である。
以下、自車という場合、車両1のことを指す。
緊急停車判定装置100は、位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、通知制御部50、および補助情報記憶部60を備えている。
車両1は、GPS受信装置110、6軸センサ装置120、車速入力装置130、VICS(登録商標;以下記載を省略する)受信装置140、通信装置150、カメラ装置160、表示装置170、および音声出力装置180を備えている。
位置判定部10は、GPS情報を、GPS受信装置110から取得する。位置判定部10は、6軸センサ情報を、6軸センサ装置120から取得する。6軸センサ情報とは、ジャイロセンサ情報、加速度センサ情報等である。位置判定部10は、車両速度情報を、車速入力装置130から取得する。位置判定部10は、GPS情報、6軸センサ情報、および車両速度情報に基づき、位置判定処理を行う。位置判定処理とは、算出した自車の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する処理である。当該高速道路上とは、車両が高速で走行する道路上のことであり、サービスエリア、パーキングエリア、インターチェンジ等は含まない。
位置判定部10は、自車の現在位置が高速道路上であると判定した場合、自車の現在位置が高速道路上であることを示す情報(以下、高速走行情報Aという)を、緊急停車判定部40に出力する。また、位置判定部10は、算出した自車の現在位置情報を、渋滞判定部30に出力する。
停車判定部20は、車両速度情報を、車速入力装置130から取得する。停車判定部20は、車両速度情報に基づき、停車判定処理を行う。停車判定処理とは、自車が停車しているか否かを判定する処理である。停車判定部20は、例えば、車両速度情報が0km/hである場合に、自車が停車していると判定する。なお、停車判定部20は、自車の現在位置情報を位置判定部10から常に取得し、自車の現在位置が、所定の時間を経過しても変化しない場合に、自車が停車していると判定するようにしてもよい。停車判定部20は、自車が停車していると判定した場合、自車が停車していることを示す情報(以下、停車情報Bという)を、緊急停車判定部40に出力する。
渋滞判定部30は、情報取得部31、判定部32等を備える。情報取得部31は、道路交通情報を、VICS受信装置140から取得する。情報取得部31は、クラウド上の道路交通情報を、通信装置150から取得する。情報取得部31は、VICS受信装置140または通信装置150の少なくとも一方から、道路交通情報を取得する。情報取得部31は、道路交通情報を判定部32に出力する。
判定部32は、情報取得部31から取得した道路交通情報と、位置判定部10から取得した自車の現在位置情報とに基づき、渋滞判定処理を行う。渋滞判定処理とは、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する処理である。渋滞判定処理は、緊急停車判定を行う上で、渋滞による停車を除外するために行う。判定部32は、自車が走行している道路が渋滞していないと判定した場合、自車が走行している道路が渋滞していないことを示す情報(以下、非渋滞情報Cという)を、緊急停車判定部40に出力する。
渋滞判定部30は、撮像データ取得部33をさらに備えるように構成してもよい。撮像データ取得部33は、撮像データを、カメラ装置160から取得する。撮像データ取得部33は、撮像データを判定部32に出力する。カメラ装置160は、車両前方の風景を含む車両周囲を撮像し、撮像データを生成する。判定部32は、取得した撮像データを解析し、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する。判定部32が道路交通情報に加え、撮像データの解析結果を踏まえて渋滞判定処理を行う場合、渋滞を検知する精度がさらに向上する。
緊急停車判定部40は、緊急停車判定処理を行う。緊急停車判定処理とは、自車が緊急停車状態であるか否かを判定する処理である。緊急停車判定部40は、位置判定部10から高速走行情報Aを取得し、かつ、停車判定部20から停車情報Bを取得し、かつ、渋滞判定部30から非渋滞情報Cを取得した場合、自車が緊急停車状態であると判定する。緊急停車判定部40は、自車が緊急停車状態であると判定した場合、自車が緊急停車状態であることを示す情報(以下、緊急停車情報という)を、通知制御部50に出力する。
通知制御部50は、緊急停車判定部40から緊急停車情報を取得した場合、通知処理を行う。通知処理とは、緊急停車時における乗員の行動を補助するための情報(以下、補助情報という)を出力する処理である。補助情報は、補助情報記憶部60に記憶されている。通知制御部50は、補助情報を表示出力または音声出力する。補助情報は、表示装置170に表示出力される、または、音声出力装置180を介して音声出力される。表示装置170は、例えば、車両に搭載された液晶ディスプレイである。音声出力装置180は、例えば、車両に搭載されたスピーカである。
以下、補助情報の具体例について説明する。以下、補助情報が表示装置170に表示出力される場合について説明するが、既述のとおり、補助情報は音声出力装置180を介して音声出力されるようにしてもよい。
図2は、表示装置170に表示された第1の補助情報を示す図である。第1の補助情報は、携帯電話または車載通信機能を使用して、必要な連絡先に連絡を取ることを指示する情報である。
図3は、表示装置170に表示された第2の補助情報を示す図である。第2の補助情報は、緊急連絡先の情報である。緊急連絡先の情報とは、例えば、#9910(道路緊急ダイヤル)、#110(警察)、および保険会社の電話番号等である。
図4は、表示装置170に表示された第3の補助情報を示す図である。第3の補助情報は、高速道路上における自車の現在位置に関する情報である。図4に示すように、高速道路における自車の現在位置に関する情報には、現在走行している高速道路の名称、現在走行している高速道路の車線が上り車線であるか下り車線であるかを示す情報、自車の現在位置と最寄りのランドマークとの間の距離等が含まれる。ランドマークとは、例えば、サービスエリア、パーキングエリア、インターチェンジ、ジャンクション、トンネル、橋等である。図4に示すように、第3の補助情報を簡潔な表示とすることで、乗員は、高速道路上における自車の現在位置を正確に把握することができる。
図5は、表示装置170に表示された第4の補助情報を示す図である。第4の補助情報は、対応チュートリアル情報である。図4に示すように、対応チュートリアル情報には、車両におけるハザードランプの点灯を指示する情報がある。その他の対応チュートリアル情報には、車両に積載されている発煙筒または停止表示機材の設置を指示する情報、ガードレール外への避難を指示する情報等がある。
補助情報として第1の補助情報から第4の補助情報のうちのどの補助情報を出力するかは、ユーザが予め設定することができる。また、通知制御部50が、第1の補助情報から第4の補助情報のうちのいずれかの補助情報を選択し、出力するようにしてもよい。また、通知制御部50が、第1の補助情報から第4の補助情報のすべての補助情報を順番に出力するようにしてもよい。
次に、緊急停車判定装置100の動作について説明する。緊急停車判定装置100は、車両1のエンジンが始動すると、電源がONとなって処理を開始する。緊急停車判定装置100は、車両1のエンジンが停止すると、電源がOFFとなって処理を終了する。
図6は、緊急停車判定装置100の停車判定部20が行う停車判定処理について説明するためのフローチャートである。
停車判定部20は、自車が停車しているか否かを判定する(ステップST11)。ステップST11において、停車判定部20は、自車が停車していると判定した場合(ステップST11:YES)、停車情報Bを緊急停車判定部40に出力する(ステップST12)。ステップST12の処理が終わると、停車判定部20は、所定の時間待機し(ステップST13)、ステップST11の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、5秒である。
一方、ステップST11において、停車判定部20は、自車が停車していないと判定した場合(ステップST11:NO)、所定の時間待機し(ステップST14)、ステップST11の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、5秒である。
ステップST13およびステップST14を設けることで、5秒に1回ステップST11の処理が行われることになり、緊急停車判定装置100の処理負荷が軽減される。また、停車情報Bが出力された後、自車が停止している状態が5秒継続した場合に、さらに停車情報Bが出力されることになる。なお、ステップST13およびステップST14は、省略してもよい。
図7は、緊急停車判定装置100の位置判定部10が行う位置判定処理について説明するためのフローチャートである。
位置判定部10は、自車の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する(ステップST21)。ステップST21において、位置判定部10は、自車の現在位置が高速道路上であると判定した場合(ステップST21:YES)、高速走行情報Aを緊急停車判定部40に出力する(ステップST22)。ステップST22の処理が終わると、位置判定部10は、所定の時間待機し(ステップST23)、ステップST21の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、5秒である。
一方、ステップST21において、位置判定部10は、自車の現在位置が高速道路上でないと判定した場合(ステップST21:NO)、所定の時間待機し(ステップST24)、ステップST21の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、5秒である。なお、ステップST23およびステップST24は、省略してもよい。
図8は、緊急停車判定装置100の渋滞判定部30が行う渋滞判定処理について説明するためのフローチャートである。
渋滞判定部30は、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する(ステップST31)。ステップST31において、渋滞判定部30は、自車が走行している道路が渋滞していないと判定した場合(ステップST31:NO)、非渋滞情報Cを緊急停車判定部40に出力する(ステップST32)。ステップST32の処理が終わると、渋滞判定部30は、所定の時間待機し(ステップST33)、ステップST31の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、5秒である。
一方、ステップST31において、渋滞判定部30は、自車が走行している道路が渋滞していると判定した場合(ステップST31:YES)、所定の時間待機し(ステップST34)、ステップST31の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、5秒である。なお、ステップST33およびステップST34は、省略してもよい。
図9は、緊急停車判定装置100の緊急停車判定部40が行う緊急停車判定処理について説明するためのフローチャートである。
緊急停車判定部40は、カウント値Mを0とする(ステップST41)。緊急停車判定部40は、カウント値Mを保持可能に構成されている。
緊急停車判定部40は、停車判定部20から停車情報Bを取得しているか否か判定する(ステップST42)。ステップST42において、緊急停車判定部40は、停車情報Bを取得していると判定した場合(ステップST42:YES)、緊急停車判定部40は、位置判定部10から高速走行情報Aを取得しているか否か判定する(ステップST43)。一方、ステップST42において、緊急停車判定部40は、停車情報Bを取得していないと判定した場合(ステップST42:NO)、ステップST41の処理に戻る。
ステップST43において、緊急停車判定部40は、高速走行情報Aを取得していると判定した場合(ステップST43:YES)、緊急停車判定部40は、渋滞判定部30から非渋滞情報Cを取得しているか否か判定する(ステップST44)。一方、ステップST43において、緊急停車判定部40は、高速走行情報Aを取得していないと判定した場合(ステップST43:NO)、ステップST41の処理に戻る。
ステップST44において、緊急停車判定部40は、非渋滞情報Cを取得していると判定した場合(ステップST44:YES)、緊急停車判定部40は、現在のカウント値Mに1を足す処理を行う(ステップST45)。一方、ステップST44において、緊急停車判定部40は、非渋滞情報Cを取得していないと判定した場合(ステップST44:NO)、ステップST41の処理に戻る。
次に、緊急停車判定部40は、カウント値Mが閾値に到達したか否か判定する(ステップST46)。当該閾値は、例えば、5である。
ステップST46において、緊急停車判定部40は、カウント値Mが閾値に到達したと判定した場合(ステップST46:YES)、緊急停車情報を通知制御部50に出力する(ステップST47)。このように、カウント値Mが閾値に到達した場合に緊急停車情報を出力するように構成することで、ノイズ等に起因する誤判定を防止し、判定精度を向上させることができる。そして、ステップST47の処理が終わると、ステップST41の処理に戻る。
一方、ステップST46において、緊急停車判定部40は、カウント値Mが閾値に到達していないと判定した場合(ステップST46:NO)、所定の時間待機し(ステップST48)、ステップST42の処理に戻る。当該所定の時間は、例えば、1秒である。例えば、当該所定の時間を1秒とし、ステップST46で判定する閾値を5とするとき、5秒間の間に5回連続でステップST45の処理が行われた場合に、カウント値Mが閾値に到達することになる。
図10は、緊急停車判定装置100の通知制御部50が行う通知処理について説明するためのフローチャートである。
通知制御部50は、緊急停車情報を取得しているか否か判定する(ステップST51)。ステップST51において、通知制御部50は、緊急停車判定部40から緊急停車情報を取得していると判定した場合(ステップST51:YES)、補助情報を出力する(ステップST52)。そして、ステップST52の処理が終わると、ステップST51の処理に戻る。
一方、ステップST51において、通知制御部50は、緊急停車情報を取得していないと判定した場合(ステップST51:NO)、ステップST51の処理を繰り返す。
以上のように、実施の形態1に係る緊急停車判定装置100は、自車の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する位置判定部10と、自車が停車しているか否かを判定する停車判定部20と、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する渋滞判定部30と、位置判定部10で自車の現在位置が高速道路上であると判定され、かつ、停車判定部20で自車が停車していると判定され、かつ、渋滞判定部30で自車が走行している道路が渋滞していないと判定された場合に、自車が緊急停車状態であると判定する緊急停車判定部40とを備える。高速道路上での車両の緊急停車の判定を、車両に搭載されている機器が取得する既存の情報を用いて、簡易な構成で実現することができる。これにより、車両に搭載されるシステムの複雑化に伴う誤判定または誤動作のリスクを低減することができるとともに、コストの上昇を抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、緊急停車判定装置100が、車両1に搭載される情報端末装置、または車両1の乗員に所持されて車内に持ち込まれる情報端末装置に実装される場合について説明した。実施の形態2では、緊急停車判定装置100の各構成を、車外のサーバ200上に構成する場合について説明する。以下、図1と同一の構成については、図1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11は、実施の形態2に係るサーバ200およびその周辺の構成例を示すブロック図である。
図11に示すように、サーバ200は、位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、通知制御部50、補助情報記憶部60および通信制御部201を備える。
また、図11に示すように、車両1に搭載される情報端末装置、または車両1の乗員に所持されて車内に持ち込まれる情報端末装置は、通信制御部101を備える。
通信制御部101および通信制御部201は、不図示のアンテナを介して情報を送受信する。情報端末装置とサーバ200は、通信制御部101および通信制御部201を介して、無線通信を行う。
緊急停車判定部40は、車両1が緊急停車状態であると判定した場合、緊急停車情報を生成し、通知制御部50に出力する。通知制御部50は、緊急停車情報を取得した場合、補助情報を、通信制御部201および通信制御部101を介して、表示装置170または音声出力装置180に送信する。
なお、図11では、サーバ200が、緊急停車判定装置100のすべての構成を備えるものとしたが、これに限定されるものではなく、位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、通知制御部50、または補助情報記憶部60のうちの少なくとも1つをサーバ200上に構成し、車両側の情報端末装置が残りの構成を備えるように構成してもよい。
以上のように、実施の形態2では、実施の形態1に係る緊急停車判定装置100の構成を車外のサーバ200上に構成した。本構成によれば、緊急停車判定装置100を情報端末装置に実装した場合のように、情報端末装置の処理負荷が増大することがない。
最後に、緊急停車判定装置100のハードウェア構成例を説明する。
図12Aおよび図12Bは、緊急停車判定装置100のハードウェア構成例を示す図である。緊急停車判定装置100における位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、および通知制御部50の各機能は、処理回路により実現される。即ち、緊急停車判定装置100は、上記各機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路530であってもよいし、メモリ520に格納されるプログラムを実行するプロセッサ510であってもよい。補助情報記憶部60は、メモリ520である。
図12Aに示すように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路530は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、および通知制御部50の機能を複数の処理回路530で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路530で実現してもよい。
GPS受信装置110、6軸センサ装置120、車速入力装置130、VICS受信装置140、通信装置150、カメラ装置160、表示装置170、音声出力装置180、メモリ520および処理回路530は、バス等により接続され、情報の授受が可能である。
図12Bに示すように、処理回路がプロセッサ510である場合、位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、および通知制御部50の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ520に格納される。プロセッサ510は、メモリ520に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、緊急停車判定装置100は、プロセッサ510により実行されるときに、図6〜図10のフローチャートで示されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ520を備える。また、このプログラムは、位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、および通知制御部50の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
ここで、プロセッサ510とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、またはマイクロコンピュータ等のことである。
メモリ520は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、またはフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスクまたはフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
なお、位置判定部10、停車判定部20、渋滞判定部30、緊急停車判定部40、および通知制御部50の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、緊急停車判定装置100における処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 車両、10 位置判定部、20 停車判定部、30 渋滞判定部、31 情報取得部、32 判定部、33 撮像データ取得部、40 緊急停車判定部、50 通知制御部、60 補助情報記憶部、100 緊急停車判定装置、101 通信制御部、110 GPS受信装置、120 6軸センサ装置、130 車速入力装置、140 VICS受信装置、150 通信装置、160 カメラ装置、170 表示装置、180 音声出力装置、200 サーバ、201 通信制御部。

Claims (12)

  1. 自車の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する位置判定部と、
    自車が停車しているか否かを判定する停車判定部と、
    自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する渋滞判定部と、
    前記位置判定部で自車の現在位置が高速道路上であると判定され、かつ、前記停車判定部で自車が停車していると判定され、かつ、前記渋滞判定部で自車が走行している道路が渋滞していないと判定された場合に、自車が緊急停車状態であると判定する緊急停車判定部とを備える緊急停車判定装置。
  2. 前記緊急停車判定部は、自車が緊急停車状態であると判定した場合に、緊急停車情報を通知制御部に出力し、
    前記通知制御部は、前記緊急停車情報を取得した場合、緊急停車時における乗員の行動を補助するための補助情報の出力を制御することを特徴とする請求項1記載の緊急停車判定装置。
  3. 前記渋滞判定部は、道路交通情報および自車の現在位置情報を取得し、前記道路交通情報および前記自車の現在位置情報に基づいて、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の緊急停車判定装置。
  4. 前記渋滞判定部は、車両周囲の撮像データをさらに取得し、前記道路交通情報および前記自車の現在位置情報に加えて、前記撮像データの解析結果を用いて、自車が走行している道路が渋滞しているか否かを判定することを特徴とする請求項3記載の緊急停車判定装置。
  5. 前記通知制御部は、高速道路上における自車の現在位置に関する情報を前記補助情報として出力することを特徴とする請求項2記載の緊急停車判定装置。
  6. 前記通知制御部は、自車の現在位置と、高速道路上における最寄りのランドマークとの間の距離を出力することを特徴とする請求項5記載の緊急停車判定装置。
  7. 前記通知制御部は、携帯電話または車載通信機能を使用して、必要な連絡先に連絡を取ることを指示する情報を前記補助情報として出力することを特徴とする請求項2記載の緊急停車判定装置。
  8. 前記通知制御部は、緊急連絡先の情報を前記補助情報として出力することを特徴とする請求項2記載の緊急停車判定装置。
  9. 前記通知制御部は、対応チュートリアル情報を前記補助情報として出力することを特徴とする請求項2記載の緊急停車判定装置。
  10. 前記緊急停車判定部は、前記位置判定部で自車の現在位置が高速道路上であると判定され、かつ、前記停車判定部で自車が停車していると判定され、かつ、前記渋滞判定部で自車が走行している道路が渋滞していないと判定された場合の回数をカウントし、当該回数が閾値に到達した場合に、自車が緊急停車状態であると判定することを特徴とする請求項1記載の緊急停車判定装置。
  11. 車両に搭載される情報端末装置、または前記車両に持ち込まれる情報端末装置との間で情報を送受信するサーバであって、
    前記車両の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する位置判定部と、
    前記車両が停車しているか否かを判定する停車判定部と、
    前記車両が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する渋滞判定部と、
    前記位置判定部で前記車両の現在位置が高速道路上であると判定され、かつ、前記停車判定部で前記車両が停車していると判定され、かつ、前記渋滞判定部で前記車両が走行している道路が渋滞していないと判定された場合に、前記車両が緊急停車状態であると判定する緊急停車判定部とを備えるサーバ。
  12. 車両に搭載されるコンピュータまたは前記車両に持ち込まれるコンピュータを、
    前記車両の現在位置が高速道路上であるか否かを判定する位置判定部と、
    前記車両が停車しているか否かを判定する停車判定部と、
    前記車両が走行している道路が渋滞しているか否かを判定する渋滞判定部と、
    前記位置判定部で前記車両の現在位置が高速道路上であると判定され、かつ、前記停車判定部で前記車両が停車していると判定され、かつ、前記渋滞判定部で前記車両が走行している道路が渋滞していないと判定された場合に、前記車両が緊急停車状態であると判定する緊急停車判定部として機能させるための緊急停車判定用プログラム。
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