JP6330382B2 - 車両用故障通報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の故障発生時に故障の報知を行う車両用故障通報装置に関する。
従来、車両では、衝突事故などの車両事故が発生したことを検出する事故検出装置を備え、車両事故が発生すると、車両事故に関する事故情報を車々間通信や近距離通信により、事故車両の周辺の他車両に送信するようにしたものがある。
このような車両において車両事故が発生して車両が停止した場合、周辺の他車両の乗員は、事故車両から送信される事故情報を受信することに基づいて、周辺で車両事故が発生したことを確認することができる。これにより、事故車両に後続を走行する車両などが衝突するといった二次事故の発生を防止できるようにしている。
特開2005−165971号公報
しかしながら、上記構成のものでは、車両事故が発生したことを周辺の他車両に報知することはできるものの、車両においてエンジンやブレーキなどの各種の構成部品や、これらの構成部品を制御する電子部品に故障が発生した場合には、この故障発生の旨を周辺の他車両などに報知させることができない。このため、例えば高速道路上などで故障が発生して車両が停止した場合、乗員自らが車両の外に出て発炎筒を点火させるなどの報知動作を行う必要があるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、車両の故障発生時に自動的に故障の報知を行うことが可能な車両用故障通報装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の車両用故障通報装置(1)は、車両の故障を検知する車両故障検知手段(2)と、車両故障検知手段により車両の故障が検知された場合、車両の外部に対して故障発生の旨を報知する故障報知手段(7,8,9,10,11)とを有する。また、車両が停止したことを検知する車両停止検知手段(3)と、車両の位置を特定する位置特定手段(4)と、位置特定手段により特定された車両の位置が車両専用道路における走行エリアであるか否かの判定を行う車両現在位置判定手段(5)と、車両現在位置判定手段により車両の位置が走行エリアであると判定された場合に、車両の故障に伴う緊急度が高いと判定する緊急度判定手段(2a)と、を備える。故障報知手段は、車両故障検知手段により車両の故障が検知され、車両停止検知手段により車両が停止したと検知され、かつ緊急度判定手段により緊急度が高いと判定された場合に、車両の周囲の他車両に対して緊急故障報知を行うことを特徴とする。
この構成によれば、車両故障検知手段により車両の故障が検知され、車両停止検知手段により車両が停止したと検知され、かつ車両の位置が車両専用道路における走行エリアであることで車両の故障に伴う緊急度が高いと判定された場合に、故障報知手段により車両の周囲の他車両に対して故障報知を行うことができる。これにより、車両の故障発生時に自動的に故障の報知を行うことができるとともに、故障が発生して停止した車両の存在を他車両の乗員が確認することができ、故障車両に後続を走行する車両が追突するといった二次事故を防ぐことができる。なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の実施形態における車両用故障通報装置の全体構成を示す図である。 車両用故障通報装置の電気的構成を示す図である。 車両用故障通報装置を備えた車両を横から見た図である。 故障報知の種類と報知装置を示す図である。 車両用故障通報装置による故障報知処理の流れを示すフローチャートである。 車両用故障通報装置による故障通知処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の車両用故障通報装置の具体的な実施形態について図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態における車両用故障通報装置1は、故障検知ECU2、速度センサ3、GPS装置4、車両現在位置判定装置5、通信装置6、ハザードランプ7、回転灯8、発炎筒9、投光器10、室外スピーカ11、表示装置12、室内スピーカ13、警告ランプ14などを備えて構成されている。この車両用故障通報装置1は、故障検知ECU2により車両の故障が検知された場合、車両の外部に対して故障発生の旨を報知するための装置である。
故障検知ECU2(車両故障検知手段に相当)は、車両の故障を検知するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。この故障検知ECU2は、CPUを主体として構成され、ROM、RAM、I/Oなどを有し、車両用故障通報装置1の動作全般を制御するものである。
車両の各構成部品には、故障の発生を検知するセンサ(図示しない)が設けられている。故障検知ECU2は、各車両構成部品のそれぞれに設けられたセンサから出力される状態検知信号に基づいて、各車両構成部品の状態を検知する。具体的には、故障検知ECU2は、状態検知信号のレベルが正常域か異常域かの判定を行うことにより故障検知を行う。すなわち、故障検知ECU2は、センサから出力される状態検知信号において異常域のレベルが継続している場合に、当該センサが設けられた車両構成部品に故障が発生したと判定する。なお、センサの状態検知信号としては、例えば、冷却水温、エンジン回転数、バッテリ電圧を示す信号などがある。
また、故障検知ECU2は、緊急度判定部2a(緊急度判定手段に相当)を有している。この緊急度判定部2aは、車両の故障に伴う緊急度を判定するものである。例えば、高速道路上の走行エリア内で車両が故障して停止した場合には、後続を走行する車両が故障車両に追突して衝突事故が発生するおそれがあるため、緊急度判定部2aは、緊急度が高いと判定する。一方、路肩や待避所内で車両が故障して停止した場合には、後続車両が故障車両に追突する可能性が低いため、緊急度判定部2aは、緊急度が低いと判定する。
速度センサ3は、車両の速度を検出するためのセンサである。この速度センサ3は、検出した車両の速度を車速信号として故障検知ECU2に出力する。本実施形態では、速度センサ3は、車両が停止したことを検知するための車両停止検知手段としての機能を果たす。
GPS装置4(位置特定手段に相当)は、全地球測位システム(Global Positioning System)と呼ばれる人工衛星を利用した技術により対象物の現在位置を測定するための装置である。このGPS装置4は、故障検知ECU2により車両の故障が検知されると、当該車両の現在位置を特定し、故障車両の位置を特定する。この位置情報は、GPS装置4から車両現在位置判定装置5に出力される。
車両現在位置判定装置5(車両現在位置判定手段に相当)は、CPUを主体として構成され、RAM、ROMなどを備えて構成されている。この車両現在位置判定装置5は、GPS装置4により特定された車両の位置情報と地図データを用いて、車両の現在位置を地図データ上の場所と一致させるマップマッチング処理を実行することにより、車両の現在位置の場所を判定する。本実施形態では、車両現在位置判定装置5は、GPS装置4により特定された車両の位置が車両専用道路であるか否かの判定などを行う。ここで、車両専用道路とは、車両(自動車)のみが通行するための道路のことである。本実施形態では、車両専用道路として、高速道路を想定している。
なお、地図データは、例えばハードディスク、DVD−ROM、CD−ROM、メモリーカードなどの記憶媒体に予め記憶されている。地図データには、道路地図データ、地名や建造物のデータなどが含まれている。また、マップマッチング処理のプログラムは、ROMに記憶されており、CPUで実行される。
通信装置6は、車両の故障発生に関する故障情報や、車両の位置情報などを送信するための装置である。本実施形態では、通信装置6は、車車間通信システム21及び路車通信システム22に故障情報及び位置情報を送信する。また、通信装置6は、他車両の故障情報や周辺の交通情報を受信することも可能となっている。
本実施形態の車両用故障通報装置1では、図3に示すように、車両の外部に対して故障発生の旨を報知するための故障報知手段として、ハザードランプ7、回転灯8、発炎筒9、投光器10、室外スピーカ11が設けられている。また、上述した車車間通信システム21、及び路車通信システム22を他車両に対する故障報知に用いる。車両用故障通報装置1は、故障検知ECU2により車両の故障が検知され、且つ速度センサ3により車両が停止したと検知された場合に、故障報知手段7〜11と、車車間通信システム21及び路車通信システム22を用いて、故障車両の周囲の他車両に対して故障報知を行う。
ハザードランプ7(非常点滅表示灯)は、車両の後部に設けられ、車両が停車中であることを周囲の他車両に知らせるためのものであり、本実施形態では、ハザードランプ7を点滅させることにより故障報知を行う。
回転灯8は、車両の上部後側に設けられ、反射鏡が回転することにより発光の向きが変わる電灯である。本実施形態では、回転灯8を点灯させることにより、故障車両が停止していることを他車両に対して報知する。なお、回転灯8の色としては、例えば紫色を用いるものとする。
発炎筒9(自動車用緊急保安炎筒)は、後続車両に対し前方に危険物や障害物があることを知らせるために用いられるものである。本実施形態では、発炎筒9は、車両の上部前側に設けられ、後述する緊急故障報知を行う必要があると判定された場合に、自動的に点火される構成となっている。発炎筒9が点火すると、鮮やかな光を放つ炎が放出し、後続車両の運転者が故障車両を視認し易くすることが可能となっている。
投光器10は、車両の上部中央側に設けられ、例えばレーザ光を上方に照射する装置である。この投光器10は、故障車両から離れた位置に存在する他車両に対して、光を発することにより故障報知を行うためのものである。
室外スピーカ11は、故障検知ECU2により車両の故障発生が検知された場合、所定の音声メッセージを故障車両の周囲に出力する。室外スピーカ11から音声メッセージが発せられることにより、周囲の通行人や後続車両の運転者に対して、故障車両の存在を知らせることが可能となっている。
車車間通信システム21は、所定範囲内にいる通信装置6を備えた他車両に故障発生に関する故障情報を送信するために用いられるものである。また、路車通信システム22は、道路交通情報通信システムを使用して、他車両に故障発生に関する故障情報を送信するために用いられるものである。
更に、本実施形態の車両用故障通報装置1では、故障が発生した車両内の乗員に対して故障発生の旨を通知するための故障通知手段として、表示装置12、室内スピーカ13、警告ランプ14などが設けられている(図1及び図2参照)。
表示装置12は、GPS装置4に接続されたカーナビゲーションシステム(図示しない)のディスプレイであり、車両の現在位置や周辺地図が表示されるものである。本実施形態では、故障検知ECU2により車両の故障発生が検知された場合に、表示装置12に故障発生の旨が表示される。例えば、バッテリに故障が発生した場合、表示装置12に「バッテリが故障」と表示される。
室内スピーカ13は、故障検知ECU2により車両の故障発生が検知された場合に、所定の音声メッセージを出力する。例えば、エンジンに故障が発生した場合、室内スピーカ13から「エンジンに故障が発生しました」という音声メッセージが出力される。
警告ランプ14(警告灯)は、車両内に設けられ、例えばインストルメントパネルに配置されている。この警告ランプ14は、故障検知ECU2により車両構成部品の故障発生が検知された場合に点灯するものである。なお、警告ランプ14の代わりに、室内灯を用いてもよい。
次に、上記構成を有する車両用故障通報装置1による故障報知処理の流れについて、図5のフローチャートを参照して説明する。なお、このフローチャートは一例であり、これに限定されるものではない。
図5に示す故障報知処理において、まず、車両用故障通報装置1の故障検知ECU2は、車両に故障が発生したか否かの判定を行う(S1)。具体的には、故障検知ECU2は、各車両構成部品に設けられたセンサから出力される状態検知信号に基づいて、故障発生の判定を行う。
故障検知ECU2は、車両に故障が発生したと検知すると(S1:Yes)、車両は停止しているか否かの判定を行う(S2)。具体的には、車両停止検知手段である速度センサ3による検出結果に基づいて、車両が停止しているか否かの判定を行う。すなわち、速度センサ3の出力が0である場合には、車両が停止していると判定する。
故障検知ECU2により車両が停止していると判定された場合(S2:Yes)、車両用故障通報装置1の車両現在位置判定装置5は、車両は高速道路上か否かの判定を行う(S3)。具体的には、車両現在位置判定装置5は、GPS装置4により特定された故障車両の位置情報と地図データを用いて、上述のマップマッチング処理を実行することにより、車両の現在位置が高速道路上か否かの判定を行う。
車両が高速道路上にいる場合(S3:Yes)車両現在位置判定装置5は、車両は路肩または待避所か否かの判定を行う(S4)。なお、待避所とは、故障車両などが停車するためのスペースのことである。
車両が路肩または待避所にいる場合(S4:Yes)、故障検知ECU2は、通常故障報知を行う(S5)。一方、車両が路肩または待避所にいない場合(S4:No)、故障検知ECU2は、緊急故障報知を行う(S6)。
ここで、通常故障報知及び緊急故障報知について、図4を参照して説明する。なお、図4において、○印が使用、×印が不使用を意味する。図4に示すように、通常故障報知は、ハザードランプ7、回転灯8、室外スピーカ11、及び、車車間通信システム21、路車通信システム22を報知装置として用いるものである。また、緊急故障報知は、通常故障報知に用いる報知装置に、発炎筒9と投光器10を加えたものである。これら発炎筒9及び投光器10は、高速道路上の走行エリアで車両が故障して停止した場合などの緊急度が高いときに用いられる報知装置である。
S5における通常故障報知では、ハザードランプ7及び回転灯8が点灯するとともに、室外スピーカ11から、例えば「この車は故障が発生しています」といった音声メッセージが発せられる。更に、通信装置6から車車間通信システム21及び路車通信システム22を介して故障車両周辺の他車両に対して、故障発生に関する故障情報と故障車両の位置情報を送信する。一方、S6における緊急故障報知では、上記通常故障報知に加えて、発炎筒9を自動点火するとともに、投光器10を点灯させる。
本実施形態では、上記した故障報知処理に加えて、車両用故障通報装置1により故障通知処理が行われる。以下、故障通知処理の流れについて、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、このフローチャートは一例であり、これに限定されるものではない。この故障通知処理は、故障が発生した車両内の乗員に対して故障発生の旨を通知するために行われるものである。
図6に示す故障通知処理において、まず、車両用故障通報装置1の故障検知ECU2は、S1と同様、車両に故障が発生したか否かの判定を行う(S11)。車両に故障が発生したと検知すると(S11:Yes)、故障検知ECU2は、車両内に設けられた警告ランプ14を点灯させる。
続いて、故障検知ECU2は、S2と同様に、車両は停止しているか否かの判定を行う(S13)。車両が停止していると判定した場合(S13:Yes)、故障検知ECU2は、車両の外部へ故障報知(通常故障報知または緊急故障報知)が行われたか否かの判定を行う(S14)。
車両の外部へ故障報知が行われた場合(S14:Yes)、表示装置12に故障報知機能(故障報知手段7〜11)が作動した旨を表示する(S15)。具体的には、通常故障報知が行われた場合(S5)、ハザードランプ7及び回転灯8が点灯している旨を表示装置12に表示する。また、緊急故障報知が行われた場合(S6)、ハザードランプ7及び回転灯8に加えて、発炎筒9が点火し、投光器10が点灯している旨を表示装置12に表示する。
続いて、室内スピーカ13により故障報知機能が作動した旨を通知する(S16)。この場合、例えば発炎筒9が点火していれば、「故障が発生したため発炎筒を点火しました」などの音声メッセージが出力されるものとする。
なお、車両に故障が発生していない場合(S11:No)、車両が停止していない場合(S13:No)、車両の外部へ故障報知が行われていない場合(S14:No)は、故障通知処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の車両用故障通報装置1では、車両の故障を検知する車両故障検知手段である故障検知ECU2と、故障検知ECU2により車両の故障が検知された場合(S1:Yes)、車両の外部に対して故障発生の旨を報知する故障報知手段としてのハザードランプ7、回転灯8、発炎筒9、投光器10、室外スピーカ11を有している。更に、車両が停止したことを検知する車両停止検知手段としての速度センサ3を備えている。故障報知手段7〜11は、速度センサ3により故障車両が停止したと検知された場合に(S2:Yes)、故障車両の周囲の他車両、特に故障車両の後方の他車両に対して故障報知を行う(S5またはS6)ことを特徴とする。
この構成によれば、故障検知ECU2により車両の故障が検知され、且つ速度センサ3により車両が停止したと検知された場合に、故障報知手段7〜11により車両の周囲の他車両に対して故障報知を行うことができる。これにより、車両の故障発生時に自動的に故障の報知を行うことができるとともに、故障が発生して停止した車両の存在を他車両の乗員が確認することができ、故障車両に後続を走行する車両が追突するといった二次事故を防ぐことができる。
また、車両の位置を特定する位置特定手段であるGPS装置4と、GPS装置4により特定された車両の位置が車両専用道路であるか否かの判定を行う車両現在位置判定装置5を備えている。故障報知手段7〜11は、車両現在位置判定装置5により車両の位置が車両専用道路であると判定された場合(S3:Yes)に故障報知を行うことを特徴とする。
この構成によれば、車両現在位置判定装置5により車両の位置が車両専用道路であると判定された場合に自動的に故障報知を行うことができる。これにより、車両専用道路(高速道路など)において、乗員自らが車両の外に出て発炎筒9を点火するなどの操作を行う必要がなく、乗員が高速道路上で後続を走行する車両にはねられるなどの危険を回避することができる。
また、車両の故障に伴う緊急度を判定する緊急度判定手段を備えている。車両現在位置判定手段は、車両の位置が車両専用道路における走行エリアか否かの判定を行う。緊急度判定手段は、車両現在位置判定手段により車両の位置が走行エリアであると判定された場合に、緊急度が高いと判定する。そして、故障報知手段は、緊急度判定手段により緊急度が高いと判定されたことに基づいて、車両から離れた位置に存在する他車両に対して、発炎筒9と投光器10により光を発することにより故障報知を行う緊急故障報知を行うことを特徴とする。
この構成によれば、発炎筒9及び投光器10により光を発することにより、故障車両から離れた位置の車両の運転者に対しても、故障車両の存在を認識させることができる。特に、投光器10により上方へレーザ光を照射することにより、故障車両の位置を離れた場所にいる人にも確実に報知することが可能となる。
また、緊急度判定部2aは、車両現在位置判定装置5により車両の位置が走行エリアでないと判定された場合、すなわち、車両の位置が路肩または待避所であると判定された場合(S4:Yes)、緊急度が低いと判定する。そして、緊急度判定部2aにより緊急度が低いと判定されたことに基づいて、ハザードランプ7と回転灯8により光を発することにより他車両に対して故障報知を行う通常故障報知を行う(S5)ことを特徴とする。
この構成によれば、故障車両の後続車両などの他車両の運転者に対して、ハザードランプ7及び回転灯8により光を発することで、故障が発生していることを確実に報知することができる。これにより、後続車両などが故障車両に追突することを防ぐことができる。
また、故障報知は、所定範囲内にいる通信装置6を備えた他車両に故障発生に関する故障情報を送信する車車間通信システム21と、道路交通情報通信システムを用いて他車両に故障発生に関する故障情報を送信する路車間通信システム13を利用した報知を含むことを特徴とする。
この構成によれば、既存の技術である車車間通信システム21及び路車間通信システム13を用いることによって、故障車両から周辺の他車両に故障情報を送信することができる。これにより、故障車両のハザードランプ7や回転灯8を視認することができない周辺車両の運転者にも故障車両の存在を確認させることができる。従って、例えば視界が悪い交差点などにおいて、故障車両に他車両が追突するなどの車両事故が発生することをより確実に防ぐことができる。
また、故障情報には、位置特定手段であるGPS装置4により特定された車両の位置情報が含まれていることを特徴とする。この構成によれば、故障車両周辺の他車両の運転者は、故障車両の位置を把握することにより、故障車両を避けて通過するなどの適切な対応を行うことができる。
また、故障検知ECU2により車両の故障が検知された場合、車両の外部に対して所定の音声メッセージを出力することにより故障発生の旨を報知する故障報知手段である室外スピーカ11を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、車両に故障が発生した場合、室外スピーカ11から故障発生の旨を報知する音声メッセージが出力されるので、ハザードランプ7や回転灯8を視認できていない故障車両周辺の通行人などに対して、車両に故障が発生していることを認識させることができる。例えば、故障報知のために発炎筒9が点火していたとしても、車両に火災が発生したことに伴う炎や煙ではなく故障報知のための炎や煙であることを識別することができる。
また、故障検知ECU2により車両の故障が検知された場合、車両内の乗員に対して故障発生の旨を通知する故障通知手段である表示装置12、室内スピーカ13、警告ランプ14を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、車両に故障が発生すると、表示装置12に故障発生の旨が表示されるとともに警告ランプ14が点灯するので、故障車両の乗員は、視覚的に故障が発生したことを確認することができる。更に、室内スピーカ13から故障発生の旨を報知する音声メッセージが発せられるので、故障車両の乗員は、表示装置12及び警告ランプ14に気が付かない場合でも、音声により故障が発生したことを確実に認識することができる。
また、車両停止検知手段として速度センサ3を用いたことを特徴とする。この構成によれば、既存の装置である速度センサ3を用いることにより、車両が停止したことを簡易な構成で確実に検知することができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形または拡張を施すことができる。例えば、故障報知手段及び故障通知手段は、上記したものに限られず、適宜選択可能であるとする。また、車両停止検知手段として、速度センサ3を用いたが、これに限られず、他にも、シフトレバースイッチやパーキングブレーキセンサを用いてもよい。
また、上記実施形態では、車両が高速道路(車両専用道路)上で停止した場合に、車両外部の他車両に対して故障報知を行うものとしたが、これに限られない。例えば、一般道路上で車両が故障して停止した場合に故障報知を行うようにしてもよい。
1 車両用故障通報装置
2 故障検知ECU(車両故障検知手段)
2a 緊急度判定部(緊急度判定手段)
3 速度センサ(車両停止検知手段)
4 GPS装置(位置特定手段)
5 車両現在位置判定装置(車両現在位置判定手段)
6 通信装置
7 ハザードランプ(故障報知手段)
8 回転灯(故障報知手段)
9 発炎筒(故障報知手段)
10 投光器(故障報知手段)
11 室外スピーカ(故障報知手段)
12 表示装置(故障通知手段)
13 室内スピーカ(故障通知手段)
14 警告ランプ(故障通知手段)
21 車車間通信システム
22 路車通信システム

Claims (13)

  1. 車両の故障を検知する車両故障検知手段(2)と、
    前記車両故障検知手段により前記車両の故障が検知された場合、前記車両の外部に対して故障発生の旨を報知する故障報知手段(7,8,9,10,11)と、
    を有する車両用故障通報装置(1)において、
    前記車両が停止したことを検知する車両停止検知手段(3)
    前記車両の位置を特定する位置特定手段(4)と、
    前記位置特定手段により特定された前記車両の位置が車両専用道路における走行エリアであるか否かの判定を行う車両現在位置判定手段(5)と、
    前記車両現在位置判定手段により前記車両の位置が前記走行エリアであると判定された場合に、前記車両の故障に伴う緊急度が高いと判定する緊急度判定手段(2a)と、
    を備え、
    前記故障報知手段は、前記車両故障検知手段により前記車両の故障が検知され、前記車両停止検知手段により前記車両が停止したと検知され、かつ前記緊急度判定手段により前記緊急度が高いと判定された場合に、前記車両の周囲の他車両に対して緊急故障報知を行うことを特徴とする車両用故障通報装置。
  2. 前記故障報知手段による前記緊急故障報知、前記車両の後方の他車両に対して行われることを特徴とする請求項1に記載の車両用故障通報装置。
  3. 前記緊急故障報知は、前記車両から離れた位置に存在する前記他車両に対して光を発することにより故障報知を行うものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用故障通報装置。
  4. 前記緊急故障報知は、前記他車両に対して発炎筒(9)と投光器(10)のうち少なくとも一方により光を発することにより故障報知を行うものであることを特徴とする請求項に記載の車両用故障通報装置。
  5. 前記緊急度判定手段は、前記車両現在位置判定手段により前記車両の位置が前記走行エリアでないと判定された場合に、前記緊急度が低いと判定し、
    前記故障報知手段は、前記車両故障検知手段により前記車両の故障が検知され、前記車両停止検知手段により前記車両が停止したと検知され、かつ前記緊急度判定手段により前記緊急度が低いと判定された場合に、前記他車両に対して通常故障報知を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用故障通報装置。
  6. 前記通常故障報知は、前記他車両に対してハザードランプ(7)と回転灯(8)のうち少なくとも一方により光を発することにより故障報知を行うものであることを特徴とする請求項に記載の車両用故障通報装置。
  7. 前記故障報知手段による故障報知は、車車間通信システム(21)と路車間通信システム(22)のうち少なくとも一方を用いた報知を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の車両用故障通報装置。
  8. 前記車車間通信システムは、所定範囲内にいる通信装置を備えた前記他車両に前記故障発生に関する故障情報を送信するものであり、
    前記路車間通信システムは、道路交通情報通信システムを用いて前記他車両に前記故障発生に関する故障情報を送信するものであることを特徴とする請求項に記載の車両用故障通報装置。
  9. 前記故障情報には、前記位置特定手段により特定された前記車両の位置情報が含まれていることを特徴とする請求項に記載の車両用故障通報装置。
  10. 前記故障報知手段は、前記車両故障検知手段により前記車両の故障が検知された場合、前記車両の外部に対して所定の音声メッセージを出力することにより前記故障発生の旨を報知することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の車両用故障通報装置。
  11. 前記車両故障検知手段により前記車両の故障が検知された場合、前記車両内の乗員に対して前記故障発生の旨を通知する故障通知手段(12,13,14)を備えたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の車両用故障通報装置。
  12. 前記故障通知手段は、表示装置(12)、スピーカ(13)、警告灯(14)、室内灯のうち少なくとも1つを含むものであることを特徴とする請求項11に記載の車両用故障通報装置。
  13. 前記車両停止検知手段は、速度センサ(3)、シフトレバースイッチ、パーキングブレーキセンサのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の車両用故障通報装置。
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