JPWO2016072180A1 - 半導体素子の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

ハイサイド電源電圧が低下した場合でも、電源電圧低下異常を確実にローサイド側に伝達することができるようにする。抵抗(R1,R2)でハイサイド回路のハイサイド電源電圧(VB)を検出し、1対のNMOS素子(MN1,MN2)で構成されたカレントミラー回路と、1対のPMOS素子(MP1,MP2)で構成されたカレントミラー回路との間にNMOS素子(MN3)を挿入し、ハイサイド電源電圧(VB)の電圧値に応じてコンデンサ(C1)を充電する電流(i2)を変化させて比較器(CMP1)により発生されるクロックパルス(CLK)の周波数を変化させる。ハイサイド電源電圧(VB)の低下に伴いパルス幅を広げることで、レベルダウン回路への電流供給量の低下が補われ、ローサイド回路側への信号伝達を確実に行うことができる。

Description

本発明は、ハーフブリッジ接続の半導体素子を駆動する高耐圧ICであって、ハイサイド回路側の異常をレベルシフト回路(レベルダウン回路)を介してローサイド回路側に通知できる半導体素子の駆動装置に関する。
産業用モータやサーバ用電源等の制御は、ハーフブリッジ接続の半導体素子を駆動することにより行われる。それら半導体素子を駆動するための制御用集積回路として、高耐圧IC(以下、HVIC:High Voltage Integrated Circuitとする)がある。HVICは、ハーフブリッジ回路の上位側の半導体素子を制御するハイサイド回路と下位側の半導体素子を制御するローサイド回路とを備え、上位側および下位側の半導体素子の両方を1つのICで駆動することを可能にする。HVICは、マイコン等の制御信号を受けて上位側および下位側の半導体素子を駆動するための信号を出力するが、特に上位側の半導体素子を駆動するために、レベルシフト回路を内蔵している。レベルシフト回路は、低電位で入力される制御信号をレベルシフトして高電位側に伝達するために用いられる。
HVICは、また、ハイサイド回路で異常が生じた場合、その異常をローサイド回路に通知するレベルシフト回路(レベルダウン回路)を内蔵している(たとえば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)ゲートドライバ回路によれば、ハイサイド回路の外部入力端子に与えられた値を超える入力があると、ローサイド回路にその旨を通知するレベルシフト回路を備えている。このレベルシフト回路は、PMOS素子を有し、このPMOS素子は、ハイサイド回路に異常が発生した場合、その異常信号をレベルシフトする。これにより、ハイサイド回路の異常を表す信号がローサイド回路に伝達され、ローサイド回路の出力端子からエラー信号として出力される。
特許文献2に記載のゲート駆動回路においても、ハイサイド回路にて異常が検出されると、その検出信号は、PMOSおよびNMOSで構成されるレベルシフトダウン回路(レベルダウン回路)を経てローサイド回路に伝達され、外部へ出力される。
また、特許文献2では、ハイサイド回路における半導体素子の過電流、制御電源電圧の低下等の異常をローサイド回路に伝達している。しかし、それらの異常を表す信号は、一括してレベルダウン回路により伝達されるため、ローサイド回路でどの異常信号が伝達されてきたかを識別することはできない。
これに対し、複数の異常信号が発生する場合において、複数の異常信号を区別して伝達し、異常信号に対応するアラーム信号を出力することは知られている(特許文献3,4)。これら特許文献3,4では、複数の保護回路を備えた半導体装置の駆動回路が開示されており、複数の保護回路が検出した異常は、保護回路毎に異なるパルス幅のパルス信号にし、異常検出を区別して伝達することが行われている。
次に、HVICにおいて、ハイサイド回路において複数の異常検出を行い、その結果をレベルダウン回路を介してローサイド回路に伝達する例について説明する。なお、以下の説明において、端子名とその端子における電圧、信号等は、同じ符号を用いるものとする。
図10はHVICに含まれるレベルダウン回路の構成例を示す図、図11はパルス生成回路の機能を表す図、図12はパルス生成回路の動作を示すタイムチャート、図13はパルス発生部の出力を示す図である。
HVICは、図10に示したように、ハイサイド回路100とローサイド回路200とを備えている。HVICは、ハイサイド回路100に、その主電源であるハイサイド電源電圧VBが印加される端子VB、過熱信号OHが入力される端子OH、過電流信号OCが入力される端子OCおよびハイサイド回路100の基準電位VSが入力される端子VSを有している。HVICは、また、ローサイド回路200に、その主電源であるローサイド電源電圧VCCが印加される端子VCC、アラーム信号ALMが出力される端子ALMおよびローサイド回路200の基準電位GNDが入力される端子GNDを有している。
ハイサイド回路100は、制御回路110とPMOS素子(高耐圧PチャネルMOSFET)PM1,PM2とを有している。制御回路110は、過熱検出部111、電圧低下検出部112、過電流検出部113、アービタ114およびパルス生成回路115を有している。過熱検出部111は、過熱信号OHが入力されて、パワー半導体素子の過熱状態を監視する。電圧低下検出部112は、ハイサイド電源電圧VBが入力されて、ハイサイド電源電圧VBの電圧低下を監視する。過電流検出部113は、過電流信号OCが入力されて、パワー半導体素子の過電流状態を監視する。アービタ114は、過熱検出部111から過熱検出信号OHIN、電圧低下検出部112から電圧低下検出信号UVINおよび過電流検出部113から過電流検出信号OCINが入力され、入力されたこれらの信号に対して調停を行う。アービタ114は、調停された信号OHE,UVE,OCEをパルス生成回路115に送り、パルス生成回路115はこれらの信号に基づき生成したパルス信号でPMOS素子PM1,PM2を制御する。
PMOS素子PM1,PM2のドレイン端子は、ローサイド回路200に接続され、ハイサイド回路100で検出された異常信号を伝達する。ローサイド回路200は、制御回路210を備えている。この制御回路210は、電圧変換・同相ノイズフィルタ・パルス生成部211、ラッチバッファ212、検出・解析部213およびアラーム出力部214を有している。電圧変換・同相ノイズフィルタ・パルス生成部211は、ハイサイド回路100から伝達された異常信号を電圧変換し、同相ノイズをフィルタリングし、パルスER1,ER2を生成する。ラッチバッファ212は、パルスER1,ER2により状態を変化させ、信号OHR,OCRを出力する。検出・解析部213は、入力された信号OHR,OCRの検出および解析を行い、解析結果の信号ERDT,OHER,OCER,UVER,RXERをアラーム出力部214に出力し、アラーム出力部214はこれらの信号を受けて端子ALMにアラーム信号ALMを出力する。
HVICにおいて、ハイサイド回路100で過熱、過電流または電圧低下の異常が検出されると、パルス生成回路115は、異常の種別に応じたパルス信号を生成する。このパルス信号は、PMOS素子PM1,PM2および電圧変換・同相ノイズフィルタ・パルス生成部211の電圧変換機能によるレベルダウン回路により、ローサイド回路200に伝達され、ハイサイド回路100に異常があったことが通知される。
レベルダウン回路による信号伝達の方法の概略について、パルス生成回路115の機能を表す図11およびパルス生成回路115の動作を示すタイムチャートである図12を使って説明する。
これらパルス生成回路115の機能を表す図およびタイムチャートは、ハイサイド回路100で検出した異常に対して、パルス生成回路115がレベルダウン回路をそのハイサイド側でどのようにドライブするかを示している。具体的には、パルス生成回路115は、過電流(OC)の異常検出のときは、PMOS素子PM1側のみパルスを生成し、過熱(OH)の異常検出のときは、PMOS素子PM2側のみパルスを生成している。また、パルス生成回路115は、電圧低下(UV)の異常検出のときは、PMOS素子PM1側およびPMOS素子PM2側で交互にパルス生成している。
このようにレベルダウン回路へのパルスの出し方を変えることで、ハイサイド回路100で生じた異常の分類を行っている。なお、異常検出時にPMOS素子PM1,PM2を間欠動作させているが、これは、オンのままとすると電流が流れ続けて省エネの観点から好ましくないためである。
ここで、パルス生成回路115はパルス発生部を有しており、そのパルス発生部は、図13に示すように、パルス周期および周波数がハイサイド電源電圧VBによらず一定のクロックパルスCLKを出力している。
特開平8−330929号公報(段落〔0003〕,〔0012〕,図1) 特開2004−304929号公報(段落〔0021〕,図2) 特開2012−10544号公報 特開2012−143125号公報
従来のHVICにおいては、パルス発生部が出力するクロックパルスCLKは、ハイサイド電源電圧VBの電圧変化に関係なく、パルス周期および周波数が一定で変わらない。一方、ハイサイド電源電圧VBの低下時にパルス生成回路115が電圧低下異常の信号UVEを通知する際は、レベルダウン回路のハイサイド側に設置しているPMOS素子のゲート電圧(ΔVgs)がハイサイド電源電圧VBの低下に応じて低下してしまう。これにより、PMOS素子のオン時にローサイド側に供給される電流(PMOS素子のドレイン電流)が減少していくため、ハイサイド電源電圧VBがある程度下がると、クロックパルスCLKのパルス周期ではローサイド側の信号を変更させるのに十分な電荷を供給できなくなり、ローサイド側への信号伝達ができなくなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ハイサイド電源電圧が低下した場合でも、電源電圧低下異常を確実にローサイド側に伝達することができる半導体素子の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、ハーフブリッジ接続の上位側および下位側の半導体素子を駆動するハイサイド回路およびローサイド回路と、前記ハイサイド回路の異常を前記ローサイド回路に通知するためのレベルダウン回路とを備えた半導体素子の駆動装置が提供される。この半導体素子の駆動装置において、前記ハイサイド回路は、その主電源の電圧低下異常を検出する電圧低下検出部と、前記電圧低下検出部が前記電圧低下異常を検出したときに前記レベルダウン回路に供給するパルス信号を生成するパルス生成回路とを有し、前記パルス生成回路は、前記電圧低下検出部が前記電圧低下異常を検出したときに前記ハイサイド回路の主電源の電圧低下に応じて前記パルス信号の周波数を低下させるようにしたことを特徴とする。
上記構成の半導体素子の駆動装置は、ハイサイド回路の主電源の電圧低下異常が検出されたとき、クロックパルスの周波数を低下させてパルス幅を広げるようにした。これにより、ハイサイド回路の主電源の電圧が低下した場合でも、レベルダウン回路の電荷供給量の低下が抑制されることにより、ハイサイド回路の異常を確実にローサイドに伝達できるという利点がある。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は、本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本発明の半導体素子の駆動装置におけるパルス生成回路の概略構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る半導体素子の駆動装置のパルス発生部の概略構成を示す図である。 パルス発生部の電圧電流変換の概略を示す図である。 パルス発生部の構成例を示す回路図である。 パルス発生部の出力を示す図である。 パルス出力部の構成例を示す回路図である。 第2の実施の形態に係るパルス発生部の電圧電流変換の概略を示す図である。 第2の実施の形態に係るパルス発生部の構成例を示す回路図である。 第2の実施の形態に係るパルス発生部の出力を示す図である。 HVICに含まれるレベルダウン回路の構成例を示す図である。 パルス生成回路の機能を表す図である。 パルス生成回路の動作を示すタイムチャートである。 パルス発生部の出力を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、HVICに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の半導体素子の駆動装置におけるパルス生成回路の概略構成を示す図である。
このパルス生成回路10は、図10に示したHVICのハイサイド側の制御回路110を構成するパルス生成回路115に対応するものであり、パルス発生部20およびパルス出力部30を備えている。パルス生成回路10は、また、ハイサイド回路の電源および基準電位が印加されている。
パルス発生部20は、ハイサイド電源電圧VBを入力し、ハイサイド電源電圧VBの電圧に応じたパルス周波数のクロックパルスCLKを出力する。
パルス出力部30は、アービタが出力した信号OHE,UVE,OCEを入力し、パルス発生部20が出力したクロックパルスCLKに基づいてPMOS素子PM1,PM2をドライブする信号PM1,PM2を出力する。パルス出力部30は、また、信号OHE,UVE,OCEの入力によってイネーブル信号ENをパルス発生部20に出力する。
<第1の実施の形態>
図2は第1の実施の形態に係る半導体素子の駆動装置のパルス発生部の概略構成を示す図、図3はパルス発生部の電圧電流変換の概略を示す図、図4はパルス発生部の構成例を示す回路図、図5はパルス発生部の出力を示す図である。
パルス生成回路10のパルス発生部20は、図2にその概略構成を示したように、VB電圧検出回路21、電圧電流変換回路22、タイマ回路23およびパルス出力回路24を直列に接続して構成されている。VB電圧検出回路21には、ハイサイド電源電圧VBが入力され、パルス出力回路24からは、クロックパルスCLKが出力される。タイマ回路23およびパルス出力回路24には、パルス出力部30からのイネーブル信号ENが入力されている。
ここで、電圧電流変換回路22は、図3に示したように、VB電圧検出回路21にて検出されたハイサイド電源電圧VBをその電圧値に応じた電流値に変換する。実際には、ハイサイド電源電圧VBをVB電圧検出回路21にて抵抗で分圧した電圧値が使用され、その電圧値が高いときには、所定の電流値に変換される。分圧した電圧値が低電圧誤動作防止(UVLO:Under Voltage Lock Out)閾値に相当する電圧値より低下すると、電流は、その分圧した電圧値をゲートに受けている素子の駆動能力で制限されて減少するようになり、分圧した電圧値がその電圧を受けている素子の閾値電圧Vthに達すると電流はゼロとなる。
以上の機能を有するパルス発生部20は、図4に示す回路図のように構成することができる。このパルス発生部20によれば、まず、直列に接続された抵抗R1,R2が設けられ、VB電圧検出回路21を構成している。
抵抗R1の一方の端子は、ハイサイド電源電圧VBを受け、抵抗R1の他方の端子は、抵抗R2の一方の端子に接続され、抵抗R2の他方の端子は、ハイサイド回路の基準電位VSに接続されている。抵抗R2には、ツェナーダイオードZD1が並列に接続されている。このツェナーダイオードZD1は、ハイサイド電源電圧VBの電圧上昇により、電圧電流変換を行う素子の制御電圧がデバイス耐圧を超えないように保護するためのものである。
VB電圧検出回路21の出力である抵抗R1,R2の共通接続点は、電圧電流変換回路22に接続されている。この電圧電流変換回路22は、電流源IS、NMOS素子MN1,MN2,MN3、PMOS素子MP1,MP2を備えている。
NMOS素子MN1,MN2は、カレントミラー回路を構成し、NMOS素子MN1のドレイン端子とゲート端子とが接続され、NMOS素子MN1のドレイン端子には、電流源ISから基準となる電流i0(定電流)が入力されている。NMOS素子MN2のドレイン端子には、NMOS素子MN3のソース端子が接続されている。NMOS素子MN3のゲート端子は、抵抗R1,R2の共通接続点に接続され、NMOS素子MN3のドレイン端子は、PMOS素子MP1のドレイン端子およびゲート端子に接続されている。NMOS素子MN3が上述のハイサイド電源電圧VBを分圧した電圧値をゲート端子に受けている素子であり、PMOS素子MP1には上述のようにハイサイド電源電圧VBに応じた電流i1が流れる。PMOS素子MP1,MP2は、カレントミラー回路を構成し、PMOS素子MP2のドレイン端子は、この電圧電流変換回路22の出力端子を構成し、電流i1に比例した電流i2を出力する。
PMOS素子MP2のドレイン端子は、タイマ回路23に接続される。このタイマ回路23は、コンデンサC1、比較器CMP1、基準電圧源REF1、インバータ回路INV1およびNMOS素子MN4を備えている。
コンデンサC1の一端は、PMOS素子MP2のドレイン端子に接続され、コンデンサC1の他端は、基準電位VSに接続されて、電流i2を積分(蓄積)するように構成されている。コンデンサC1の一端は、また、比較器CMP1の非反転入力端子に接続され、比較器CMP1の反転入力端子には、基準電圧源REF1が接続されている。比較器CMP1の出力端子は、インバータ回路INV1の入力端子に接続されている。また、コンデンサC1には、これと並列にNMOS素子MN4が接続されており、コンデンサC1に充電された電荷を放電することができるようにしている。
インバータ回路INV1の出力端子は、パルス出力回路24に接続されている。このパルス出力回路24は、NOR回路NOR1,NOR2、遅延回路DL1,DL2、OR回路OR1、ラッチ回路(RSフリップフロップ)LT1およびインバータ回路INV2を備えている。
インバータ回路INV1の出力端子は、NOR回路NOR1,NOR2の一方の入力端子にそれぞれ接続されている。NOR回路NOR1の出力端子は、ラッチ回路LT1のセット入力端子Sに接続され、セットパルスSPLSを出力する。NOR回路NOR2の出力端子は、ラッチ回路LT1のリセット入力端子Rに接続され、リセットパルスRPLSを出力する。ラッチ回路LT1の出力端子Qは、クロックパルスCLKを出力するパルス発生部20の出力端子として使用されるとともに、遅延回路DL1の入力端子に接続されている。遅延回路DL1の出力端子は、NOR回路NOR1の他方の入力端子に接続されている。ラッチ回路LT1の反転出力端子XQは、遅延回路DL2の入力端子に接続され、遅延回路DL2の出力端子は、NOR回路NOR2の他方の入力端子に接続されている。なお、遅延回路DL1,DL2は、セットパルスSPLSおよびリセットパルスRPLSのパルス幅を十分に得るためのものである。NOR回路NOR1,NOR2の出力端子は、OR回路OR1の第1および第2入力端子に接続され、OR回路OR1の第3入力端子には、入力端子にイネーブル信号ENを受けるインバータ回路INV2の出力端子が接続されている。そして、OR回路OR1の出力端子は、タイマ回路23の一部を成すNMOS素子MN4のゲート端子に接続されている。
なお、VB電圧検出回路21において、抵抗R1,R2は、VB入力がハイサイド電源電圧VBの最大値(VBmax)となったとき、NMOS素子MN3のゲート電圧がNMOS素子MN3のゲ一ト耐圧を超えないように設定される。好ましくは、抵抗R1,R2は、このパルス発生部20の電源電圧V5の電位と同電位以下となるように分圧比が設定される。また、このパルス発生部20が図3に示したようにUVLO閾値を境に電圧電流変換回路22の電流値を減少させる特性とするためには、抵抗R1,R2の分圧比を以下のように調整することが必要である。すなわち、
(1)NMOS素子MN1が電流i0を流すときのゲート電圧VG1を求める。また、NMOS素子MN1に電流i0が流れていて、NMOS素子MN3により電流が絞られていないときにNMOS素子MN2に流れる電流をi10とする(NMOS素子MN1とNMOS素子MN2のサイズが等しければ、i0=i10)。
(2)電圧電流変換回路22の電流が減少し始めるときのNMOS素子MN2のドレイン電圧(=NMOS素子MN3のソース電圧)を、(VG1−Vth)で求める。これは、NMOS素子MN2が飽和領域から非飽和領域に切り替わる電圧である。なお、Vthは、NMOS素子MN2およびNMOS素子MN3の閾値電圧である(両者の閾値電圧は、等しいとする)。
(3)NMOS素子MN3に飽和電流i10を流すときのNMOS素子MN3のソース・ゲート間電圧をVG2とする。
(4)ハイサイド電源電圧VBがUVLO閾値のときのNMOS素子MN3のゲート電圧が、(VG1−Vth+VG2)となるよう、抵抗R1,R2の分圧比を定める。
また、電圧電流変換回路22においては、NMOS素子MN3のオン抵抗は、電流i0を電流i1にコピーするのに十分な値とするため、NMOS素子MN2のオン抵抗よりも小さくなるように設定されている。
以上のような構成のパルス発生部20において、ハイサイド電源電圧VBの抵抗R1,R2による分圧電圧がUVLO閾値より高い正常値のとき、NMOS素子MN3は、オン状態になっている。これにより、電流バイアス入力値(i0)は、カレントミラー回路を構成するNMOS素子MN1,MN2およびPMOS素子MP1,MP2により順次コピーされて、電流i2になる。カレントミラー回路の電流比は、タイマ回路23の条件(コンデンサC1、基準電圧源REF1、クロックパルスCLKの周波数)により決められる。
電圧電流変換回路22で得られた電流i2は、コンデンサC1にて積分される。コンデンサC1の電圧QTは、電流i2の値とコンデンサC1の容量値と蓄積時間t(最大値がクロックパルスCLKの周波数/2となる)で決められる。この電圧QTは、比較器CMP1に入力されて基準電圧源REF1の基準電圧REF1と比較される。
電圧QTが基準電圧REF1より低いとき、比較器CMP1の出力端子は、ローレベルとなり、インバータ回路INV1は、ハイレベルの信号を出力する。このとき、NOR回路NOR1,NOR2の出力端子は、ローレベルとなるため、ラッチ回路LT1は、そのときの内部状態および出力を維持する。
電圧QTが基準電圧REF1に達すると、比較器CMP1の出力端子はハイレベルとなり、インバータ回路INV1は、ローレベルの信号を出力する。このとき、NOR回路NOR1,NOR2は、ラッチ回路LT1の出力状態に従い、セットパルスSPLSまたはリセットパルスRPLSを出力する(Q出力がローレベルであればセットパルスSPLSを出力し、XQ出力がローレベルであればリセットパルスRPLSを出力する)ので、ラッチ回路LT1の状態が反転され、クロックパルスCLKを反転させる。また、セットパルスSPLSまたはリセットパルスRPLSを出力したとき、OR回路OR1は、NMOS素子MN4をターンオンし、コンデンサC1に充電された電荷を基準電位VSに放電する。
なお、このコンデンサC1は、パルス出力部30からインバータ回路INV2に入力されているイネーブル信号ENがハイレベル(イネーブル状態:異常検出)からローレベル(ディスエーブル状態)に変化したときにもNMOS素子MN4によって放電される。イネーブル信号ENがローレベルの状態(ディスエーブル状態)が継続している期間は、コンデンサC1の電圧QTが基準電位VSのままであるため、タイマ回路23は、その動作を停止する。
以上のようにして、ハイサイド電源電圧VBがUVLO閾値より高い状態にあるとき、コンデンサC1は、常に一定の電流i2により充電されている。このため、パルス発生部20は、図5に示したように、周波数が一定のクロックパルスCLKを出力する。
次に、ハイサイド電源電圧VBがUVLO閾値より低下して電圧低下異常となった場合、NMOS素子MN3がハイサイド電源電圧VBの低下に伴って電流i1を低下させるように作用する。これにより、PMOS素子MP1,MP2のカレントミラー回路によってコピーされた電流i2も低下され、コンデンサC1の充電電流が低下されることになる。この結果、パルス出力回路24で生成されるクロックパルスCLKのパルス幅が広がっていき、パルス発生部20は、図5に示したように、周波数が低下したクロックパルスCLKを出力する。
ハイサイド電源電圧VBが低下してVB電圧検出回路21の出力電圧がNMOS素子MN3の閾値電圧Vth以下となると、NMOS素子MN3は、高インピーダンスになるため、電流i1は流れなくなり、この結果、タイマ回路23は、その動作を停止する。
図6はパルス出力部の構成例を示す回路図である。
パルス出力部30は、AND回路AND11,AND12,AND13,AND14,AND15、NAND回路NAND11、ラッチ回路(Dフリップフロップ)LT11、OR回路OR11,OR12,OR13,OR14およびドライブ回路DR11,DR12を備えている。
AND回路AND11,AND12,AND13は、それぞれ一方の入力端子に異常検出の信号OHE,UVE,OCEを受け、他方の入力端子には、パルス発生部20からのクロックパルスCLKを受けるように構成されている。AND回路AND11,AND12の出力端子は、OR回路OR11,OR12の一方の入力端子に接続されている。OR回路OR11,OR12の出力端子は、それぞれドライブ回路DR11,DR12の入力端子に接続され、ドライブ回路DR11,DR12の出力端子は、それぞれレベルダウン回路のPMOS素子PM1,PM2のゲート端子に接続される。
AND回路AND13の出力端子は、AND回路AND14,AND15の一方の入力端子に接続され、AND回路AND14,AND15の出力端子は、それぞれOR回路OR11,OR12の他方の入力端子に接続されている。
NAND回路NAND11は、その一方の入力端子に信号UVEを受け、他方の入力端子には、ラッチ回路LT11の出力端子Qが接続されている。NAND回路NAND11の出力端子は、ラッチ回路LT11のデータ入力端子Dに接続されている。ラッチ回路LT11は、また、そのクロック入力端子CにクロックパルスCLKを受けるように構成されている。
ラッチ回路LT11の出力端子Qは、AND回路AND14の他方の入力端子である反転入力端子に接続されるとともに、AND回路AND15の他方の入力端子に接続されている。
OR回路OR13は、その一方の入力端子に信号OHEを受け、他方の入力端子に信号OCEを受けるように構成され、OR回路OR13の出力端子は、OR回路OR14の一方の入力端子に接続されている。OR回路OR14の他方の入力端子は、信号UVEを受けるように構成され、OR回路OR14の出力端子は、パルス発生部20にイネーブル信号ENを送出する出力端子を構成している。
このパルス出力部30によれば、HVICがハイサイド側で何ら異常が発生していないとき、信号OHE,UVE,OCEは、すべてローレベルである。このため、イネーブル信号ENもローレベルであり、このイネーブル信号ENを受けているパルス発生部20では、タイマ回路23の動作が停止され、クロックパルスCLKが出力されない。
また、AND回路AND11,AND12,AND13は、その一方の入力端子がローレベルであるので、それらの出力端子も、ローレベルとなっている。また、AND回路AND14,AND15も、その一方の入力端子に入力されるAND回路AND13の出力がローレベルであるので、それらの出力端子も、ローレベルとなっている。よって、OR回路OR11,OR12は、両入力端子がローレベルのため、ドライブ回路DR11,DR12には、ローレベルの信号が供給されることになる。
ここで、信号UVEがローレベルのときに過熱異常または過電流異常が発生して信号OHEまたは信号OCEがハイレベルとなると、イネーブル信号ENがハイレベルとなり、端子CLKにはパルス発生部20からクロックパルスCLKが入力されるようになる。このとき、AND回路AND13は、ローレベルの信号を出力し、AND回路AND14,AND15もローレベルを出力しているので、OR回路OR11,OR12は、AND回路AND11,AND12からの信号のみを受け付けることになる。
AND回路AND11がハイレベルの信号OHEを受けたときには、AND回路AND11は、クロックパルスCLKと同じ信号を出力し、この信号がOR回路OR11およびドライブ回路DR11を介してレベルダウン回路のPMOS素子PM1に送られる。
一方、AND回路AND12がハイレベルの信号OCEを受けたときには、AND回路AND12は、クロックパルスCLKと同じ信号を出力し、この信号がOR回路OR12およびドライブ回路DR12を介してレベルダウン回路のPMOS素子PM2に送られる。
また、信号OHE,OCEがローレベルのときに電圧低下異常が発生して信号UVEがハイレベルとなると、イネーブル信号ENがハイレベルとなり、端子CLKにはパルス発生部20からクロックパルスCLKが入力されるようになる。このとき、AND回路AND11,AND12は、ローレベルを出力しているので、OR回路OR11,OR12は、AND回路AND14,AND15からの信号のみを受け付けることになる。
AND回路AND13は、その一方の入力端子にハイレベルの信号を受け、他方の入力端子にクロックパルスCLKを受けているので、クロックパルスCLKと同じ信号をAND回路AND14,AND15の一方の入力端子に与えている。一方、ラッチ回路LT11は、クロックパルスCLKの入力の度にデータ入力端子Dの論理状態を読み込み、読み込んだ論理状態を出力する。そのとき、NAND回路NAND11は、その一方の入力端子にハイレベルの信号UVEを受けており、他方の入力端子には、ラッチ回路LT11の出力信号を受けているので、ラッチ回路LT11の出力信号とは論理状態が反転された信号を出力している。これにより、ラッチ回路LT11は、クロックパルスCLKが入力される度にその出力端子Qの論理状態が変化する(反転する)。ラッチ回路LT11の出力信号は、AND回路AND14,AND15の他方の入力端子に同時に入力される。しかし、AND回路AND14の他方の入力端子は、負論理入力であるため、ラッチ回路LT11の出力信号が論理状態を変える度に、AND回路AND14,AND15は、交互にゲートを開けることになる。この結果、OR回路OR11,OR12は、パルス周期がクロックパルスCLKの2倍、周波数がクロックパルスCLKの1/2となったパルス信号PM1,PM2をドライブ回路DR11,DR12に交互に与えることになる。
なお、このクロックパルスCLKは、パルス発生部20において、ハイサイド電源電圧VBに応じてタイマ回路23による計時時間を変えることで出力パルス幅が変調されている。すなわち、ハイサイド電源電圧VBがUVLO閾値より低下した場合、ハイサイド電源電圧VBが低くなるに連れてパルス幅を広げ、電源電圧が高くなるに連れてパルス幅を狭めるように構成している。これにより、ハイサイド電源電圧VBが低下してレベルダウン回路を構成するPMOS素子PM1,PM2の電流供給量が少なくなった場合でも、パルス幅を広げた分、電荷供給量が増えるので、ローサイド回路側への信号伝達を確実に行うことができる。
<第2の実施の形態>
図7は第2の実施の形態に係るパルス発生部の電圧電流変換の概略を示す図、図8はパルス発生部の構成例を示す回路図、図9はパルス発生部の出力を示す図である。なお、図8において、図4に示した構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。また、この第2の実施の形態に係る半導体素子では、パルス発生部20以外のパルス出力部30などの構成は、第1の実施の形態に係る半導体素子のものと同じ構成であるため、記載は省略する。
第2の実施の形態に係る半導体素子の駆動装置では、パルス発生部20の電圧電流変換回路22が、図7に示したように、UVLO閾値から閾値電圧Vthに低下したとき、出力する電流をゼロではない最小値にするように変換している。すなわち、VB電圧検出回路21にて抵抗で分圧した電圧値が高いときには、所定の電流値を出力するように変換される。分圧した電圧値がUVLO閾値より低下すると、電流は低下していき、その分圧した電圧値を受けている素子は分圧した電圧値が当該素子の閾値電圧Vth以下では出力する電流がゼロとなるが、そのときでもゼロではない最小の電流値を流す経路を設ける。
以上の特性の電圧電流変換回路22を有するパルス発生部20は、図8に示したように、図4に示したパルス発生部20と比較して、電圧電流変換回路22の部分を変更している。すなわち、直列に接続したNMOS素子MN2,MN3に並列にNMOS素子MN5を追加接続し、NMOS素子MN5のゲート端子は、カレントミラー回路を構成する1対のNMOS素子MN1,MN2のゲート端子に接続されている。なお、NMOS素子MN1,MN2,MN3,MN5は、同じ閾値電圧のものを用いている。
NMOS素子MN5を追加してNMOS素子MN5に常時電流i1の一部を流すように構成したことにより、図9に示すように、クロックパルスCLKを出力できるハイサイド電源電圧VBの電圧低下範囲を広げている。NMOS素子MN5がカレントミラー回路に流れる電流i1の最小値を定義することで、クロックパルスCLKの周波数の最低値が設定されることになる。この場合でも、ハイサイド電源電圧VBが低下してレベルダウン回路を構成するPMOS素子PM1,PM2の電流供給量が少なくなると、パルス幅を広げて電流供給量の低下を補うことで、ローサイド回路側への信号伝達を確実に行うことができる。
なお、以上の実施の形態では、パルス発生部20がハイサイド電源電圧VBの電圧低下に応じて周波数を変調させたクロックパルスCLKを生成し、当該クロックパルスCLKを用いてレベルダウン回路がハイサイド電源電圧VBの電圧低下異常をローサイド回路に伝達している。しかし、この周波数が変化するクロックパルスCLKは電圧低下異常の伝達だけに使われるのではなく、過熱や過電流などの異常をローサイド回路に伝達する場合にも同様に使用される。これにより、過熱や過電流などの異常が発生したときにハイサイド電源電圧VBが低下していても、過熱や過電流などの異常を確実にローサイド回路に伝達することができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
10 パルス生成回路
20 パルス発生部
21 VB電圧検出回路
22 電圧電流変換回路
23 タイマ回路
24 パルス出力回路
30 パルス出力部
AND11,AND12,AND13,AND14,AND15 AND回路
C1 コンデンサ
CMP1 比較器
DL1,DL2 遅延回路
DR11,DR12 ドライブ回路
INV1,INV2 インバータ回路
IS 電流源
LT1,LT11 ラッチ回路
MN1,MN2,MN3,MN4,MN5 NMOS素子
MP1,MP2 PMOS素子
NAND11 NAND回路
NOR1,NOR2 NOR回路
OR1,OR11,OR12,OR13,OR14 OR回路
PM1,PM2 PMOS素子
R1,R2 抵抗
VB ハイサイド電源電圧
VS ハイサイド回路の基準電位VS

Claims (5)

  1. ハーフブリッジ接続の上位側および下位側の半導体素子を駆動するハイサイド回路およびローサイド回路と、前記ハイサイド回路の異常を前記ローサイド回路に通知するためのレベルダウン回路とを備えた半導体素子の駆動装置において、
    前記ハイサイド回路は、その主電源の電圧低下異常を検出する電圧低下検出部と、前記電圧低下検出部が前記電圧低下異常を検出したときに前記レベルダウン回路に供給するパルス信号を生成するパルス生成回路とを有し、
    前記パルス生成回路は、前記電圧低下検出部が前記電圧低下異常を検出したときに前記ハイサイド回路の主電源の電圧低下に応じて前記パルス信号の周波数を低下させるようにしたことを特徴とする半導体素子の駆動装置。
  2. 前記パルス生成回路は、前記ハイサイド回路の主電源の電圧を検出して前記ハイサイド回路の主電源の電圧に応じた周波数のクロックパルスを発生するパルス発生部と、前記電圧低下検出部が前記電圧低下異常を検出した信号と前記クロックパルスとにより前記パルス信号を生成・出力するパルス出力部とを有していることを特徴とする請求項1記載の半導体素子の駆動装置。
  3. 前記パルス発生部は、前記ハイサイド回路の主電源の電圧を受けて所定の分圧比で分圧された電圧を出力する主電源電圧検出回路と、前記ハイサイド回路の主電源の電圧が低電圧誤動作防止閾値より低下したときに前記ハイサイド回路の主電源の電圧に応じた電流値を出力する電圧電流変換回路と、前記電流値の充放電を利用して前記ハイサイド回路の主電源の電圧に応じた周波数の前記クロックパルスを発生するタイマ回路と、前記タイマ回路によって発生された前記クロックパルスを前記パルス出力部に出力するパルス出力回路とを有していることを特徴とする請求項2記載の半導体素子の駆動装置。
  4. 前記電圧電流変換回路は、1対の第1および第2のNMOS素子で構成された第1のカレントミラー回路と、1対の第1および第2のPMOS素子で構成された第2のカレントミラー回路と、前記第1のカレントミラー回路と前記第2のカレントミラー回路との間に挿入されてゲート端子に前記主電源電圧検出回路が出力した電圧値を受ける第3のNMOS素子とを有し、前記第3のNMOS素子が前記主電源電圧検出回路の出力する電圧値に応じて前記第1のカレントミラー回路から前記第2のカレントミラー回路に伝達する電流を制御して前記タイマ回路に出力する前記電流値を変化させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の半導体素子の駆動装置。
  5. 前記第2のNMOS素子と前記第3のNMOS素子とによる直列回路に並列に接続されていてゲート端子が前記第1のカレントミラー回路を構成する前記第1のNMOS素子および前記第2のNMOS素子のゲート端子に接続された第4のNMOS素子を有し、前記第1のカレントミラー回路と前記第2のカレントミラー回路との間に流れる最小の電流を設定して前記タイマ回路が発生する前記クロックパルスの周波数の最低値を設定することを特徴とする請求項4記載の半導体素子の駆動装置。
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