JP2009296390A - スイッチング駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】短絡検出により発生したブランキング期間中に入力信号が変化してもパワートランジスタの破壊が生じないようにする。
【解決手段】短絡が検出され、ノードHDCT又はLDCTがVDDになったとき、NOR回路513の出力をVSSにして、Dラッチ600を制御し、IN端子の信号の変化がハイサイドNMOSトランジスタ401のゲートおよびローサイドNMOSトランジスタ402のゲートに伝達されないようにすることで、ブランキング期間中のオーバーシュートを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、短絡保護機能を備えたスイッチング駆動回路に関するものである。
従来、スイッチング駆動回路として、図7に示す構成が知られている。同図のスイッチング駆動回路は、コントロールロジック部100A、レベルシフト部200A、プリドライバ部300A、パワートランジスタ部400で構成される。レベルシフト部200Aはハイサイドレベルシフト回路211、ローサイドレベルシフト回路212で構成される。プリドライバ部300Aはハイサイドプリドライバ321、ローサイドプリドライバ322で構成される。パワートランジスタ部400はハイサイドNMOSパワートランジスタ401、ローサイドNMOSパワートランジスタ402で構成される。
コントロールロジック部100Aのインバータ111の電源は、VSS基準のロジックレベル電圧VDDである。プリドライバ部300Aのハイサイドプリドライバ321の電源は、VOUT(OUT端子の電圧)基準の電圧VGHである。ローサイドプリドライバ322の電源は、VSS基準の電圧VGLである。パワートランジスタ部400の電源は、VSS基準の電圧VDDOである。例えば、VDDはVSS基準で5V、VGHはVOUT基準で10V、VGLはVSS基準で10V、VDDOはVSS基準で12V、VOUTはVSSかVDDである。
図7のスイッチング駆動回路の動作波形例を図8に示す。IN端子から入力された信号電圧(ハイレベルはVDD、ローレベルはVSS)は、ハイサイドレベルシフト回路211でレベルシフトされ、ハイサイドプリドライバ321によって駆動力を高め(出力インピーダンスを小さくし)、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401のゲートに印加する。また、IN端子から入力された信号電圧は、一方で、インバータ111で反転され、ローサイドレベルシフト回路212でレベルシフトされ、ローサイドプリドライバ322によって駆動力を高め(出力インピーダンスを小さくし)、ローサイドNMOSパワートランジスタ402のゲートに印加する。ハイサイドNMOSパワートランジスタ401が駆動されるとき、ハイサイドプリドライバ321の出力インピーダンスは充分に低く設定される。また、ローサイドNMOSパワートランジスタ402が駆動されるとき、ローサイドプリドライバ322の出力インピーダンスは充分に低く設定される。
次に、短絡検出回路500Aを備えたスイッチング駆動回路を図9に示す。同図のスイッチング駆動回路のコントロールロジック部100Bは、インバータ121、AND回路122、NOR回路123からなる。レベルシフト部200A、プリドライバ部300A、パワートランジスタ部400は図7と同じである。短絡検出回路500Aは、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオンするとき同期してオンするハイサイドスイッチ501、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオンするとき同期してオンするローサイドスイッチ502、ハイサイド基準電圧源503、ローサイド基準電圧源504、ハイサイドコンパレータ505、ローサイドコンパレータ506、ハイサイドレベルシフト回路507、ローサイドレベルシフト回路508、OR回路509、Dフリップフロップ510、プルアップ抵抗R3、プルダウン抵抗R4で構成される。
短絡検出回路500Aの電源に関して、ハイサイドコンパレータ505およびローサイドコンパレータ506の電源はVSS基準の電圧VDDO、ハイサイドレベルシフト回路507、ローサイドレベルシフト回路508、OR回路509、およびDフリップフロップ510の電源はVSS基準の電圧VDDである。
ここで、OUT端子とVSSの間で短絡が発生し、このときオンしているハイサイドNMOSパワートランジスタ401に短絡電流が流れると、VDDO−OUT端子間で短絡電圧が発生する。これにより、OUT端子の電圧がハイサイド基準電圧源503の電圧VHREFを下回ると、ハイサイドコンパレータ505は反転入力端子が非反転入力端子の電圧より低くなり、その出力がVDDOになる。なお、このとき、ローサイドスイッチ502はオフ状態であり、プルダウン抵抗R4によってローサイドコンパレータ506の非反転入力端子はVSSに保たれ、その出力はVSSである。よって、ハイサイドレベルシフト回路507によって、VDDOがVDDに変換された電圧がノードHDCTに現れる。このVDDはOR回路509を通過し、Dフリップフロップ510のCLK端子に到達する。CLK端子の電圧がVSSからVDDに遷移すると、Dフリップフロップ510のデータ端子に印加されているVDDがOCP端子に出力される。OCP端子がVDDになると、コントロールロジック部100BのAND回路122の出力がVSSになり、ハイサイドプリドライバ321のノードHGがVOUTに変化し、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフ状態になる。ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフ状態になると、OUT端子はフローティング状態になって短絡電流が停止する。このときの動作波形例を図10に示す。
逆に、VDDOとOUT端子の間で短絡が発生し、このときオンしているローサイドNMOSパワートランジスタ402に短絡電流が流れると、OUT端子−VSS間で短絡電圧が発生する。これにより、OUT端子の電圧がローサイド基準電圧源504の電圧VLREFを超えると、ローサイドコンパレータ506の出力がVDDOになる。なお、このとき、ハイサイドスイッチ501はオフ状態であり、プルアップ抵抗R3によってハイサイドコンパレータ505の反転入力端子はVDDOに保たれ、その出力はVSSである。よって、ローサイドレベルシフト回路508によって、VDDOがVDDに変換されてノードLDCTに現れる。このVDDはOR回路509を通過し、Dフリップフロップ510のCLK端子に到達する。CLK端子の電圧がVSSからVDDに遷移すると、Dフリップフロップ510のデータ端子に印加されているVDDがOCP端子に出力される。OCP端子がVDDになると、コントロールロジック部100BのNOR回路123の出力がVSSになり、ローサイドプリドライバ322のノードLGがVSSに変化し、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態になる。ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態になると、OUT端子はフローティング状態になって短絡電流が停止する。このときの動作波形例を図11に示す。
ただし、以上の短絡検出回路500Aの動作は理想状態におけるものであり、実際の回路に適用すると、次の2つの問題が発生する。すなわち、OUT端子の電圧のリンギングによる短絡誤検出動作と、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401やローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフする時のオーバーシュートによって引き起こされるパワートランジスタ401,402の破壊である。
まず、電圧VOUTのリンギングによる短絡誤検出について、図12、図13に示す動作波形図を用いて説明する。図12に示すのは、図9のスイッチング駆動回路におけるIN端子、OUT端子に実際に見られる波形例である。同図に示すように、OUT端子の電圧波形には、VDDO端子、VSS端子およびOUT端子に寄生するインダクタンス成分、パワートランジスタの容量成分およびオン抵抗などの影響で、スイッチング時にリンギングを生じる。
そのため、図13に示すように、OUT端子の電圧が、VSSからVDDOに遷移するとき、リンギング中にハイサイド基準電圧源503の電圧VHREFよりも低下することがある。OUT端子の電圧がVHREFよりも低下すると、ノードHDCTの電圧がVDDになり、短絡を誤検出してしまう。また、図示しないが、逆に、OUT端子の電圧がVDDOからVSSに遷移するとき、リンギングしてローサイド基準電圧源504の電圧VLREFよりも上昇することがある。OUT端子の電圧がVLREFよりも上昇すると、LDCTの電圧がVDDになり、短絡を誤検出してしまう。
このリンギングによる誤動作を解決する手段として一般的な方法が、ブランキング回路の導入である。ブランキング回路とは、ブランキング期間と呼ばれる一定期間未満のパルス幅の信号を通過させない回路である。このブランキング回路の導入について、図14〜16を用いて説明する。
図14がブランキング回路を加えた短絡検出回路500Bを有するスイッチング駆動回路の実現例である。ハイサイドコンパレータ507とOR回路509の間にハイサイドブランキング回路511を挿入し、ローサイドコンパレータ508とOR回路509の間にローサイドブランキング回路512を挿入している。
次に図15を用いて、OUT−VSS間を短絡させた場合について、ブランキング回路511の動作を説明する。同図に示すように、OUT端子の電圧がハイサイド基準電圧源503の電圧VHREFよりも低下すると、ノードHDCTの電圧がVDDになる。しかし、ノードHDCTの電圧がVDDになってもただちにOCP端子はVDDにならず、HDCTの電圧が一定時間VDDを維持した後にハイサイドブランキング回路511の出力ノードHBLKOがVDDとなる。その結果OCP端子がVDDとなる。VDDO−OUT間の短絡についても同様である。
次に、図16を用いて、通常動作時について、ブランキング回路の動作を説明する。同図に示すように、OUT端子の電圧がVSSからVDDOに、あるいはVDDOからVSSに遷移した直後にリンギングが発生する。このリンギングによって、OUT端子の電圧がVSSからVDDOに遷移した直後、ハイサイド基準電圧源503の電圧VHREFよりも低下したときにノードHDCTの電圧がVDDになる。また、OUT端子の電圧がVDDOからVSSに遷移した直後、ローサイド基準電圧源503の電圧VLREFよりも上昇したときにノードLDCTの電圧がVDDになる。
しかし、このノードHDCT,LDCTの電圧のパルス幅がブランキング期間よりも短いので、ハイサイドブランキング回路511の出力ノードHBLKOの電圧およびローサイドブランキング回路512の出力ノードLBLKOの電圧はVSSを維持する。よって、通常動作時のリンギングによってOCP端子がVDDになることはなく、短絡検出回路500Bの短絡誤検出を防ぐことができる。このようなリンギングによる短絡誤検出防止については、特許文献1に同様な記載がある。
次に、パワートランジスタ401,402のオフ時のオーバーシュートによる破壊について、図17、図18を用いて説明する。図17に示すように、スイッチング駆動回路の電源端子VDDO,VSS、出力端子OUTには、インダクタンス成分L1,L2,L3が寄生的に存在する。このインダクタンス成分L1,L2,L3、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402のオン抵抗、並びに寄生容量などが要因となり、短絡検出後、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態になった直後に、VDDO,VSSおよびOUT端子の電圧波形に大きなオーバーシュートが生じる。このオーバーシュートによって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402が、そのドレイン・ソース間電圧が耐圧を越えて、破壊されてしまうことがある。図18はOUT端子−VSS間が短絡した場合に、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401が破壊される場合の動作波形例である。
上記問題を解決するためには、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402のオフ時のOUT端子の電圧のオーバーシュートを減少させる必要がある。
パワートランジスタのスイッチングによるオーバーシュートを減少させる一般的な方法としては、図19に示すように、パワートランジスタ401,402のゲートに直列抵抗R5,R6を接続し、この抵抗R5,R6を介してパワートランジスタ401,402を駆動するものがある。
ところが、この抵抗R5,R6の抵抗値が大きくなるほど、スイッチングによるオーバーシュートは減少するが、OUT端子の電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がり時間が長くなる。スイッチング駆動回路の電力効率、およびスイッチング駆動回路をPWM、PDM変調などの用途に使用した場合、変調精度の観点から、立ち上がり時間および立ち下がり時間はできる限り短くする必要がある。そのため、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402のゲートは、できる限り低インピーダンスで駆動することが好ましい。
そこで、上記問題を解決するためのより効果的な手段として、通常動作時には、低インピーダンスのプリドライバによって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402のゲートを駆動し、短絡検出時には抵抗成分を介したもう1つの経路からハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402をオフさせる方法がある。
これを実現するために第1の対策を施した回路として図20に示すスイッチング駆動回路がある。この回路は、コントロールロジック部100、レベルシフト部200、ハイサイドプリドライバ300H、ローサイドプリドライバ300L、パワートランジスタ部400、ハイサイドプルダウン抵抗R1、ローサイドプルダウン抵抗R2で構成される。なお、短絡検出回路500Bは省略した。コントロールロジック部100は、インバータ101,102、OR回路103,104、AND回路105,106で構成される。ハイサイドプリドライバ300Hは、インバータ301〜304、ハイサイドPMOSトランジスタ305、ハイサイドNMOSトランジスタ306で構成される。ローサイドプリドライバ300Lは、インバータ311〜314、ローサイドPMOSトランジスタ315、ローサイドNMOSトランジスタ316で構成される。
図20のスイッチング駆動回路では、ハイサイドPMOSトランジスタ305とハイサイドNMOSトランジスタ306を別々に制御するために、コントロールロジック100からの信号伝達用の個別のレベルシフト回路201,202が追加となる。また、ローサイドPMOSトランジスタ315とローサイドNMOSトランジスタ316を別々に制御するために、コントロールロジック100からの信号伝達用の個別のレベルシフト回路203,204が追加となる。
以下に同回路の動作について説明する。通常動作時には、OCP端子がVSSになるので、ハイサイドプルダウン抵抗R1、ローサイドプルダウン抵抗R2よりも充分に低インピーダンスであるハイサイドPMOSトランジスタ305、ハイサイドNMOSトランジスタ306、ローサイドPMOSトランジスタ315、ローサイドNMOSトランジスタ316によって、IN端子に入力する信号に応じて、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401、ローサイドNMOSパワートランジスタ402が駆動される。
短絡検出時には、OCP端子がVDDになるので、MOSトランジスタ305,306,315,316が全てオフ状態になる。このため、ハイサイドプリドライバ300Hおよびローサイドプリドライバ300Lの出力インピーダンスはハイインピーダンスとなり、ハイサイドプルダウン抵抗R1、ローサイドプルダウン抵抗R2によって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402が徐々にオフ状態になる。このため、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態に遷移した直後のオーバーシュートは大きく低減される。
図20のスイッチング駆動回路のOUT端子−VSS間短絡時の動作波形を図21に示す。同図に示すように、OCP端子がVDDになると、ハイサイドPMOSトランジスタ305のゲートノードHHGはVGH、ハイサイドNMOSトランジスタ306のゲートノードHLGはVOUT、ローサイドPMOSトランジスタ315のゲートノードLHGはVGL、ローサイドNMOSトランジスタ316のゲートノードLLGはVSSになる。すると、MOSトランジスタ305,306,315,316が全てオフ状態になる。その結果、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401のゲートノードHGの電圧はプルダウン抵抗R1を経由してゆっくりとVOUTになる。したがって、VDDO端子およびOUT端子のオーバーシュートを大きく低減することができる。
図22は第2の対策を施したスイッチング駆動回路である。この図22は、図20におけるハイサイドプルダウン抵抗R1を、ハイサイドプルダウン抵抗R7とハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701の直列回路に置換し、OCP端子に現れる電圧を、レベルシフト部200Bに配置したレベルシフト回路205によりレベルシフトして、そのNMOSトランジスタ701のゲートに印加するようにし、また、ローサイドプルダウン抵抗R2を、ローサイドプルダウン抵抗R8とローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702の直列回路に置換し、OCP端子に現れる電圧をそのNMOSトランジスタ702のゲートに印加するようにしたものである。
通常動作時には、OCP端子がVSSであるので、ハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701、ローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702はオフ状態であり、IN端子に入力する信号に応じて、ハイサイドプリドライバ300HのMOSトランジスタ305,306およびローサイドプリドライバ300LのMOSトランジスタ315,316によって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401、ローサイドNMOSパワートランジスタ402が駆動される。
短絡検出時には、OCP端子がVDDになり、ハイサイドプリドライバ300HのMOSトランジスタ305,306およびローサイドプリドライバ300LのMOSトランジスタ315,316がオフ状態になる。また、ハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701およびローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702がオン状態になる。MOSトランジスタ305,306,315,316がオフ状態になると、ハイサイドプリドライバ300Hおよびローサイドプリドライバ300Lの出力インピーダンスはハイインピーダンスとなり、ハイサイドプルダウン抵抗R7およびハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701、ローサイドプルダウン抵抗R8およびローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702によって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402が徐々にオフ状態になる。よって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401およびローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態に遷移した直後のオーバーシュートは大きく低減されることになる。OUT端子−VSS間短絡時の動作波形は、図20に示したスイッチング駆動回路の動作波形(図21)と同じである。以上のように短絡検出時にパワートランジスタを徐々にオフ状態にさせるものとして、特許文献2,3に記載がある。
特開2002−171140号公報(図13) 特開平03−183209号公報(図1) 特開平10−276075号公報(図1)
しかし、図20、図22のスイッチング駆動回路では、OUT端子がVSS端子と短絡したとき、ブランキング期間中にIN端子の入力信号がVDDからVSSに変化すると、ハイサイドプルダウン抵抗R1(図22ではハイサイドプルダウン抵抗R7とハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701の直列回路)ではなく、低インピーダンスのハイサイドPMOSトランジスタ305およびハイサイドNMOSトランジスタ306の出力によって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフされるため、OUT端子およびVDDO端子に大きなオーバーシュートが発生する。その結果、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401を破壊してしまうことがあった。
また、OUT端子がVDDO端子と短絡したとき、ブランキング期間中にIN端子の入力信号がVSSからVDDに変化すると、ローサイドプルダウン抵抗R2(図22ではローサイドプルダウン抵抗R8とローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702の直列回路)ではなく、低インピーダンスのローサイドPMOSトランジスタ315およびローサイドNMOSトランジスタ316の出力によって、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフされるため、OUT端子およびVSS端子に大きなオーバーシュートが発生する。その結果、ローサイドNMOSパワートランジスタ402を破壊してしまうことがあった。
本発明の目的は、短絡検出により発生したブランキング期間中に入力信号が変化してもパワートランジスタの破壊が生じないようにしたスイッチング駆動回路を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、出力端子に片端が共通接続されたハイサイドパワートランジスタおよびローサイドパワートランジスタと、入力信号のハイ/ローに応じて前記ハイサイドパワートランジスタをオン/オフさせるハイサイドプリドライバと、前記入力信号のハイ/ローに応じて前記ローサイドパワートランジスタをオフ/オンさせるローサイドプリドライバと、前記ハイサイドパワートランジスタ又は前記ローサイドパワートランジスタの短絡を検出すると、短絡第1検出信号を出力すると共に、該短絡第1検出信号が予め設定したブランキング期間中維持されると、短絡第2検出信号を出力する短絡検出回路と、該短絡検出回路が前記短絡第2検出信号を出力すると、前記入力信号のオン/オフに拘わらず前記ハイサイドプリドライバおよび前記ローサイドプリドライバの出力をハイインピーダンスに制御するコントロールロジック部と、前記ハイサイドパワートランジスタがオンしているとき前記ハイサイドプリドライバの出力がハイインピーダンスになると前記ハイサイドパワートランジスタを徐々にオフさせる第1のパワートランジスタオフ手段、および前記ローサイドパワートランジスタがオンしているとき前記ローサイドプリドライバの出力がハイインピーダンスになると前記ローサイドパワートランジスタを徐々にオフさせる第2のパワートランジスタオフ手段と、前記短絡検出回路が前記短絡第1検出信号を出力すると、前記入力信号を通過状態から保持状態に切り替える入力信号保持部と、を備えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のスイッチング駆動回路において、前記入力信号保持部が、前記入力信号の入力端子と前記コントロールロジック部との間に接続されたDラッチでなることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1に記載のスイッチング駆動回路において、前記入力信号保持部が、前記入力信号の入力端子と前記ハイサイドプリドライバの入力側および前記ローサイドプリドライバの入力側との間に個々に接続されたDラッチでなることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のスイッチング駆動回路において、前記ハイサイドプリドライバが、前記入力信号のハイ/ローに応じてオン/オフする第1のPMOSトランジスタと、前記入力信号のハイ/ローに応じてオフ/オンする第1のNMOSトランジスタとを備え、前記ローサイドプリドライバが、前記入力信号のハイ/ローに応じてオフ/オンする第2のPMOSトランジスタと、前記入力信号のハイ/ローに応じてオン/オフする第2のNMOSトランジスタとを備え、前記ハイサイドパワートランジスタが、ゲートが前記第1のPMOSトランジスタと前記第1のNMOSトランジスタのドレインに共通接続されたハイサイドNMOSパワートランジスタからなり、前記ローサイドパワートランジスタが、ゲートが前記第2のPMOSトランジスタと前記第2のNMOSトランジスタのドレインに共通接続されたローサイドNMOSパワートランジスタからなり、前記第1のパワートランジスタオフ手段が、前記ハイサイドNMOSパワートランジスタのゲートとソース間に接続された第1の抵抗からなり、前記第2のパワートランジスタオフ手段が、前記ローサイドNMOSパワートランジスタのゲートとソース間に接続された第2の抵抗からなることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載のスイッチング駆動回路において、前記第1の抵抗を、第3の抵抗と前記短絡検出回路が前記短絡第2検出信号を出力するとオンする第1のスイッチング素子との直列回路、又は前記第3の抵抗に相当する内部抵抗を有する第2のスイッチング素子に置き換え、前記第2の抵抗を、第4の抵抗と前記短絡検出回路が前記短絡第2検出信号を出力するとオンする第3のスイッチング素子との直列回路、又は前記第4の抵抗に相当する内部抵抗を有する第4のスイッチング素子に置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、短絡が発生すると、短絡第1検出信号を入力する入力信号保持部によって、入力信号の変化がパワートランジスタに伝達されることが禁止されるので、短絡発生から開始するブランキング期間中にオーバーシュートが発生することはなく、ハイサイドパワートランジスタおよびローサイドパワートランジスタが破壊されることはない。また、これらのパワートランジスタは、ブランキング期間が終了すると、短絡第2検出信号によってプリドライバがハイインピーダンスに制御され、第1および第2のパワートランジスタオフ手段によってこの時から徐々にオフ状態に制御されるので、この時点でもオーバーシュートが発生することはなく、破壊されることはない。
<第1の実施例>
図1は本発明の第1の実施例のスイッチング駆動回路の構成を示す回路図である。本スイッチング駆動回路は、コントロールロジック部100、レベルシフト部200、ハイサイドプリドライバ300H、ローサイドプリドライバ300L、パワートランジスタ部400、ハイサイドプルダウン抵抗R1、ローサイドプルダウン抵抗R2、短絡検出回路500、および入力信号保持部600で構成される。
コントロールロジック部100、レベルシフト部200、ハイサイドプリドライバ300H、ローサイドプリドライバ300L、パワートランジスタ部400、ハイサイドプルダウン抵抗R1、ローサイドプルダウン抵抗R2は、図20で説明したスイッチング駆動回路と同じである。なお、ハイサイドプルダウン抵抗R1は請求項に記載の「第1のパワートランジスタオフ手段」の一例、ローサイドプルダウン抵抗R2は「第2のパワートランジスタオフ手段」の一例である。
短絡検出回路500は、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオンするとき同期してオンするハイサイドスイッチ501、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオンするときの同期してオンするローサイドスイッチ502、ハイサイド基準電圧源503、ローサイド基準電圧源504、ハイサイドコンパレータ505、ローサイドコンパレータ506、ハイサイドレベルシフト回路507、ローサイドレベルシフト回路508、OR回路509、Dフリップフロップ510、ハイサイドブランキング回路511、ローサイドブランキング回路512、NOR回路513、プルアップ抵抗R3、プルダウン抵抗R4で構成される。
すなわち、短絡検出回路500は、図13で説明した短絡検出回路500Bの構成に対し、ハイサイドレベルシフト回路507の出力ノードHDCTとローサイドレベルシフト回路508の出力ノードLDCTに入力が接続されたNOR回路513を追加したものである。このNOR回路513の電源はVSS基準のロジックレベルVDDである。本実施例では、短絡第1検出信号はノードHDCT,LDCTに現れ、第2検出信号はノードHBLKO,LBLKOに現れる。
入力信号保持部600は、VSS基準のロジックレベルVDDを電源とするDラッチで構成され、IN端子とコントロールロジック部100との間に接続され、前記したNOR回路513の出力によって制御される。
さて、IN端子がVDDでOUT端子が短絡状態でないときには、Dラッチ600のCLK端子はVDDで信号通過状態にある。よって、ハイサイドPMOSトランジスタ305がオン状態、ハイサイドNMOSトランジスタ306がオフ状態、ローサイドPMOSトランジスタ315がオフ状態、ローサイドNMOSトランジスタ316がオン状態となる。その結果、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオン状態、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態となる。このとき、短絡検出回路500のハイサイドスイッチ501がオン状態、ローサイドスイッチ502がオフ状態である。
もし、この状態でOUT−VSS端子間が短絡すると、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401に短絡電流が流れることによって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401のドレイン・ソース間に電位差が発生する。この電位差はハイサイドコンパレータ505によって、ハイサイド基準電圧源503の電圧VHREFと比較され、前記電位差が電圧VHREFよりも大きくなった場合に、ハイサイドコンパレータ505の出力がVDDOになる。すると、ハイサイドレベルシフト回路507によって、VDDOがVDDに変換されてノードHDCTに出力される。このVDDがNOR回路513に入力されると、そのNOR回路513の出力はVSS(「短絡第1検出信号」)となり、前記Dラッチ600のCLK端子はVSSとなる。するとDラッチ600はCLK端子がVDDからVSSに切り替わる直前の信号を保持して出力を固定する。
その結果、前記ブランキング期間中にIN端子の信号がVDDからVSSに変化しても、トランジスタ305,306,315,316のオン/オフ状態は変化しないため、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフされることはない。また、ブランキング期間が経過すると、OCP端子がVDD(「短絡第2検出信号」)となり、ハイサイドプリドライバ300Hおよびローサイドプリドライバ300Lの出力がハイインピーダンスになり、ハイサイドプルダウン抵抗R1によって、ハイサイドNMOSトランジスタ401が徐々にオフ状態になる。
OUT−VSS間短絡時の動作波形例を図2に示す。このように、短絡発生から開始するブランキング期間中およびブランキング期間終了時にオーバーシュートが発生することはなく、ハイサイドパワートランジスタ401が破壊されることはない。
次に、IN端子がVSSでOUT端子が短絡状態でないときには、Dラッチ600のCLK端子はVDDで信号通過状態にある。よって、ハイサイドPMOSトランジスタ305がオフ状態、ハイサイドNMOSトランジスタ306がオン状態、ローサイドPMOSトランジスタ315がオン状態、ローサイドNMOSトランジスタ316がオフ状態となる。その結果、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフ状態、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオン状態となる。このとき、短絡検出回路500のハイサイドスイッチ501がオフ状態、ローサイドスイッチ502がオン状態である。
もし、この状態でVDDO−OUT端子間が短絡すると、ローサイドNMOSパワートランジスタ402に短絡電流が流れることによって、ローサイドNMOSパワートランジスタ402のドレイン・ソース間に電位差が発生する。この電位差はローサイドコンパレータ506によって、ローサイド基準電圧源504の電圧VLREFと比較され、前記電位差が電圧VLREFよりも大きくなった場合に、ローサイドコンパレータ506の出力がVDDOになる。すると、ローサイドレベルシフト回路508によって、VDDOがVDDに変換されてノードLDCTに出力される(「短絡第1検出信号」)。このVDDがNOR回路513に入力されると、そのNOR回路513の出力はVSSとなり、前記Dラッチ600のCLK端子はVSSとなる。するとDラッチ600はCLK端子がVDDからVSSに切り替わる直前の信号を保持して出力を固定する。
その結果、前記ブランキング期間中にIN端子の信号がVSSからVDDに変化しても、トランジスタ305,306,315,316のオン/オフ状態は変化しないため、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフされることはない。また、ブランキング期間が経過すると、ノードLBLKOがVDD(「短絡第2検出信号」)となり、OCP端子がVDDとなる。その結果、ハイサイドプリドライバ300Hおよびローサイドプリドライバ300Lの出力がハイインピーダンスになり、ローサイドプルダウン抵抗R2によって、ローサイドNMOSトランジスタ402が徐々にオフ状態になる。
VDDO−OUT間短絡時の動作波形例を図3に示す。このように、短絡発生から開始するブランキング期間中およびブランキング期間終了時にオーバーシュートが発生することはなく、ローサイドパワートランジスタ402が破壊されることはない。
<第2の実施例>
図4は本発明の第2の実施例のスイッチング駆動回路の構成を示す回路図である。本スイッチング駆動回路は、入力信号保持部600Aを、コントロールロジック部100とレベルシフト部200の間に挿入した点が図1で説明した実施例のスイッチング駆動回路と異なる。入力信号保持部600Aは、OR回路103の出力側とレベルシフト回路201の入力側との間に挿入されたDラッチ601、AND回路105の出力側とレベルシフト回路202の入力側との間に挿入されたDラッチ602、OR回路104の出力側とレベルシフト回路203の入力側との間に挿入されたDラッチ603、AND回路106の出力側とレベルシフト回路204の入力側との間に挿入されたDラッチ604により構成されている。
IN端子がVDDでOUT端子が短絡状態でないときには、Dラッチ601〜604のCLK端子はVDDで信号通過状態にある。よって、図1のスイッチング駆動回路と同様に、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオン状態、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフ状態となる。このとき、短絡検出回路500のハイサイドスイッチ501がオン状態、ローサイドスイッチ502がオフ状態である。
もし、この状態でOUT−VSS端子間が短絡すると、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401に短絡電流が流れることによって、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401のドレイン・ソース間に電位差が発生する。この電位差はハイサイドコンパレータ505によって、ハイサイド基準電圧源503の電圧VHREFと比較され、前記電位差が電圧VHREFよりも大きくなった場合は、ハイサイドコンパレータ505の出力がVDDOになり、ハイサイドレベルシフト回路507によって、VDDOがVDDに変換されて、ノードHDCTに出力される(「短絡第1検出信号」)。そして、NOR回路513の出力がVSSとなり、Dラッチ601〜604のCLK端子がVSSとなり、Dラッチ601〜604はCLK端子がVDDからVSSに切り替わる直前の信号を保持して出力を固定する。
その結果、前記ブランキング期間中にIN端子の信号がVDDからVSSに変化しても、トランジスタ305,306,315,316のオン/オフ状態は変化せず、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフされることはない。また、ブランキング期間が経過すると、HBLKOがVDD(「短絡第2検出信号」)となり、OCP端子がVDDとなる。その結果、ハイサイドプリドライバ300Hおよびローサイドプリドライバ300Lの出力がハイインピーダンスになり、ハイサイドプルダウン抵抗R1によって、ハイサイドNMOSトランジスタ401が徐々にオフ状態になる。OUT−VSS間短絡時の動作波形例を図5に示す。
次に、IN端子がVSSでOUT端子が短絡状態でないときには、Dラッチ601〜604のCLK端子はVDDで信号通過状態にある。よって、図1のスイッチング駆動回路と同様に、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401がオフ状態、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオン状態となる。このとき、短絡検出回路500のハイサイドスイッチ501がオフ状態、ローサイドスイッチ502がオンフ状態である。
もし、この状態でVDDO−OUT端子間が短絡すると、ローサイドNMOSパワートランジスタ402に短絡電流が流れることによって、ローサイドNMOSパワートランジスタ402のドレイン・ソース間に電位差が発生する。この電位差はローサイドコンパレータ506によって、ローサイド基準電圧源504の電圧VLREFと比較され、前記電位差が電圧VLREFよりも大きくなった場合は、ローサイドコンパレータ506の出力がVDDOになり、ローサイドレベルシフト回路508によってVDDOがVDDに変換されて、ノードLDCTに出力される(「短絡第1検出信号」)。そして、NOR回路513の出力がVSSとなり、Dラッチ601〜604のCLK端子がVSSとなり、Dラッチ601〜604はCLK端子がVDDからVSSに切り替わる直前の信号を保持して出力を固定する。
その結果、前記ブランキング期間中にIN端子の信号がVSSからVDDに変化しても、トランジスタ305,306,315,316のオン/オフ状態は変化せず、ローサイドNMOSパワートランジスタ402がオフされることはない。また、ブランキング期間が経過すると、ノードLBLKOがVDD(「短絡第2検出信号」)となり、OCP端子がVDDとなる。その結果、ハイサイドプリドライバ300Hおよびローサイドプリドライバ300Lの出力がハイインピーダンスになり、ローサイドプルダウン抵抗R2によって、ローサイドNMOSトランジスタ402が徐々にオフ状態になる。VDDO−OUT間短絡時の動作波形例を図6に示す。
<その他の実施例>
なお、図1および図4のスイッチング駆動回路において、ハイサイドプルダウン抵抗R1は、図22で説明したスイッチング駆動回路のハイサイドプルダウン抵抗R7とハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701(スイッチング素子)の直列回路に置き換え、ローサイドプルダウン抵抗R2は、図22で説明したスイッチング駆動回路のローサイドプルダウン抵抗R8とローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702(スイッチング素子)の直列回路に置き換えることができる。ハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701およびローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702は、OCP端子がVDDになったときにオン状態となる。また、ハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ701およびローサイドプルダウンNMOSトランジスタ702のオン抵抗をハイサイドプルダウン抵抗R1、ローサイドプルダウン抵抗R2と同様な抵抗値に設定すれば、ハイサイドプルダウン抵抗R7、ローサイドプルダウン抵抗R8を省略することもできる。更に、ハイサイドNMOSパワートランジスタ401は、NMOSトランジスタに限られず、PMOSトランジスタに置き換えることもできる。
本発明の第1の実施例のスイッチング駆動回路の構成を示す回路図である。 図1のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 図1のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 本発明の第2の実施例のスイッチング駆動回路の構成を示す回路図である。 図4のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 図4のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 従来のスイッチング駆動回路の基本構成を示す回路図である。 図7のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 短絡検出回路を備えた従来のスイッチング駆動回路の基本構成を示す回路図である。 図9のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 図9のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 図9のスイッチング駆動回路のリンギングによる影響の説明のための動作波形図である。 図9のスイッチング駆動回路のリンギングによる誤動作の説明のための動作波形図である。 リンギング対策を施した従来のスイッチング駆動回路の回路図である。 図14のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 図14のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 寄生インダクタンス成分を有する従来のスイッチング駆動回路の回路図である。 図17のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 短絡検出回路によってパワートランジスタがオフ状態にされるときのパワートランジスタ破壊の第1の対策を施した従来のスイッチング駆動回路の回路図である。 短絡検出回路によってパワートランジスタがオフ状態にされるときのパワートランジスタ破壊の第2の対策を施した従来のスイッチング駆動回路の回路図である。 図20のスイッチング駆動回路の動作波形図である。 短絡検出回路によってパワートランジスタがオフ状態にされたことによるパワートランジスタ破壊の第2の対策を施した従来の別の例のスイッチング駆動回路の回路図である。 ブランキング期間中に入力信号が変化したことによるパワートランジスタ破壊の説明のためのスイッチング駆動回路の動作波形図である。
符号の説明
100,100A,100B:コントロールロジック部、101,102:インバータ、103,104:OR回路、105,106:AND回路、111:インバータ、121:インバータ、122:AND回路、123:NOR回路
200,200A,200B:レベルシフト部、201〜205、211,212:レベルシフト回路
300,300A:プリドライバ部、300H,321:ハイサイドプリドライバ、300L,322:ローサイドプリドライバ、301〜304,311〜314:インバータ、305,315:PMOSトランジスタ、306,316:NMOSトランジスタ
400:パワートランジスタ部、401:ハイサイドNMOSパワートランジスタ、402:ローサイドNMOSパワートランジスタ
500:短絡検出回路、501:ハイサイドスイッチ、502:ローサイドスイッチ、503:ハイサイド基準電圧源、504:ローサイド基準電圧源、505:ハイサイドコンパレータ、506:ローサイドコンパレータ、507:ハイサイドレベルシフト回路、508:ローサイドレベルシフト回路、509:OR回路、510:Dフリップフロップ、511:ハイサイドブランキング回路、512:ローサイドブランキング回路、513:NOR回路
600:入力信号保持部(Dラッチ)、600A:入力信号保持部、601〜604:Dラッチ
701:ハイサイドプルダウンNMOSトランジスタ、702:ローサイドプルダウンNMOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 出力端子に片端が共通接続されたハイサイドパワートランジスタおよびローサイドパワートランジスタと、
    入力信号のハイ/ローに応じて前記ハイサイドパワートランジスタをオン/オフさせるハイサイドプリドライバと、
    前記入力信号のハイ/ローに応じて前記ローサイドパワートランジスタをオフ/オンさせるローサイドプリドライバと、
    前記ハイサイドパワートランジスタ又は前記ローサイドパワートランジスタの短絡を検出すると、短絡第1検出信号を出力すると共に、該短絡第1検出信号が予め設定したブランキング期間中維持されると、短絡第2検出信号を出力する短絡検出回路と、
    該短絡検出回路が前記短絡第2検出信号を出力すると、前記入力信号のオン/オフに拘わらず前記ハイサイドプリドライバおよび前記ローサイドプリドライバの出力をハイインピーダンスに制御するコントロールロジック部と、
    前記ハイサイドパワートランジスタがオンしているとき前記ハイサイドプリドライバの出力がハイインピーダンスになると前記ハイサイドパワートランジスタを徐々にオフさせる第1のパワートランジスタオフ手段、および前記ローサイドパワートランジスタがオンしているとき前記ローサイドプリドライバの出力がハイインピーダンスになると前記ローサイドパワートランジスタを徐々にオフさせる第2のパワートランジスタオフ手段と、
    前記短絡検出回路が前記短絡第1検出信号を出力すると、前記入力信号を通過状態から保持状態に切り替える入力信号保持部と、
    を備えることを特徴とするスイッチング駆動回路。
  2. 請求項1に記載のスイッチング駆動回路において、
    前記入力信号保持部が、前記入力信号の入力端子と前記コントロールロジック部との間に接続されたDラッチでなることを特徴とするスイッチング駆動回路。
  3. 請求項1に記載のスイッチング駆動回路において、
    前記入力信号保持部が、前記入力信号の入力端子と前記ハイサイドプリドライバの入力側および前記ローサイドプリドライバの入力側との間に個々に接続されたDラッチでなることを特徴とするスイッチング駆動回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のスイッチング駆動回路において、
    前記ハイサイドプリドライバが、前記入力信号のハイ/ローに応じてオン/オフする第1のPMOSトランジスタと、前記入力信号のハイ/ローに応じてオフ/オンする第1のNMOSトランジスタとを備え、
    前記ローサイドプリドライバが、前記入力信号のハイ/ローに応じてオフ/オンする第2のPMOSトランジスタと、前記入力信号のハイ/ローに応じてオン/オフする第2のNMOSトランジスタとを備え、
    前記ハイサイドパワートランジスタが、ゲートが前記第1のPMOSトランジスタと前記第1のNMOSトランジスタのドレインに共通接続されたハイサイドNMOSパワートランジスタからなり、
    前記ローサイドパワートランジスタが、ゲートが前記第2のPMOSトランジスタと前記第2のNMOSトランジスタのドレインに共通接続されたローサイドNMOSパワートランジスタからなり、
    前記第1のパワートランジスタオフ手段が、前記ハイサイドNMOSパワートランジスタのゲートとソース間に接続された第1の抵抗からなり、
    前記第2のパワートランジスタオフ手段が、前記ローサイドNMOSパワートランジスタのゲートとソース間に接続された第2の抵抗からなる、
    ことを特徴とするスイッチング駆動回路。
  5. 請求項4に記載のスイッチング駆動回路において、
    前記第1の抵抗を、第3の抵抗と前記短絡検出回路が前記短絡第2検出信号を出力するとオンする第1のスイッチング素子との直列回路、又は前記第3の抵抗に相当する内部抵抗を有する第2のスイッチング素子に置き換え、
    前記第2の抵抗を、第4の抵抗と前記短絡検出回路が前記短絡第2検出信号を出力するとオンする第3のスイッチング素子との直列回路、又は前記第4の抵抗に相当する内部抵抗を有する第4のスイッチング素子に置き換えた、
    ことを特徴とするスイッチング駆動回路。
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