JP4113491B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置に関し、特に、レベルシフト回路に生じる誤信号による誤動作を防止するための技術に関する。
電力用半導体装置(パワー半導体装置)において、MOSFETやIGBT等のパワー半導体素子は、高耐圧集積回路(以下「HVIC」)により駆動される。例えば、ハーフブリッジ型のインバータのように、上アームおよび下アームの2つのパワー半導体素子を駆動する場合には、上アームのパワー半導体素子を駆動するハイサイド(高電位島)の駆動回路と、下アームのパワー半導体素子を駆動するローサイドの駆動回路とを有するHVICが使用される。そのようなHVICには、駆動信号をハイサイドの駆動回路に伝達するための、いわゆるレベルシフト回路が備えられている。一般的なレベルシフト回路は、駆動信号により駆動される高耐圧MOSFET(以下「HVMOS」)と、それに直列に接続したレベルシフト抵抗とにより構成される。そして、該レベルシフト抵抗に生じる電圧降下が、ハイサイドの駆動信号として伝達される。
ハーフブリッジ型のインバータをHVICで駆動する場合、その負荷はモータや蛍光灯などの誘導(L)負荷であることが多い。また、プリント基板上の配線等による寄生L成分も存在する。それらのL成分の影響により、インバータのスイッチング時、特に下アームのパワー半導体のターンON時には、ハーフブリッジ接続の中点、即ちHVICのハイサイド基準電位VS(図1のVS)が、GND電位(HVICの基板電位:最低電位)に対して過渡的に負側へ振動することがある。またL負荷を介して2相あるいは3相の回路が接続されている場合には、それら他相のインバータのスイッチングによってもハイサイド基準電位VSが負側へ振動することがある。以下、このようなハイサイド基準電位VSの負側への振動を「負ノイズ」と称する。
ハイサイド基準電位VSの負ノイズのレベルが大きい場合、次のような問題が生じていた。即ち、ハイサイド基準電位VSが負側に振動するのに影響されて、ハイサイド部の電源電位VB(図1のVB)も、HVICのGND電位よりも負側へ変動してしまう。すると、ハイサイド部とGNDとの間に存在する寄生ダイオードおよびHVMOSのドレイン・ソース間に存在する寄生ダイオードがONし、HVICの基板からVBへ大電流が流れる。そして、その状態から復帰する際には、それらの寄生ダイオードのターンOFFに伴うリカバリー電流が流れる。特に、HVMOSの寄生ダイオードのリカバリー電流は、レベルシフト抵抗を通して流れるので、該レベルシフト抵抗に電圧降下が生じる。HVICのハイサイド部は、その電圧降下をハイサイドの駆動信号と誤認識してしまう。その結果、ハイサイドの駆動回路が誤動作して、上アームのパワー半導体装置が不要にONし、アーム短絡等の不具合が生じることがあった。
また、同様の誤動作は、ハイサイド基準電位(VS)に印加される電圧の変化(dv/dt)が原因となって生じることもある。即ち、HVICのハイサイド部に接続するレベルシフト回路のHVMOSのドレイン・ソース間に存在する寄生容量(Cp)に外部からの dv/dt が印加されると、この寄生容量にIp=Cp×dv/dt の電流が流れる。その電流はレベルシフト抵抗にも流れて、レベルシフト抵抗に電圧降下を生じさせる。HVICのハイサイド部は、それをハイサイドの駆動信号として誤認識し、上記と同様の不具合が生じてしまう。これらの不具合の対策としては、駆動信号と誤信号とをCRフイルタによって選別するのが一般的である。
多くのHVIC内における駆動信号は、パワー半導体素子をターンONさせるためのONパルス、並びにターンOFFさせるためのOFFパルスの2つの信号により構成される。その場合レベルシフト回路には、ONパルス伝達用のレベルシフト回路(ON用レベルシフト回路)と、OFFパルス伝達用のレベルシフト回路(OFF用レベルシフト回路)とが備えられる。上記のリカバリー電流およびdv/dtによる電流は、この両方のレベルシフト回路それぞれのHVMOSに流れ、理論的には、ON用、OFF用レベルシフト回路で同時に誤信号が発生する。よって、ON用、OFF用レベルシフト回路から同時に入力される信号を排除することにより誤信号を除去でき、誤動作を防止することができる。そこで、ハイサイドの駆動回路に駆動信号を伝えるRSフリップフロップに同時にONパルスとOFFパルスが入ることを論理回路で排除するロジックフイルタ方式(例えば特許文献1)が提案されている。
また本発明者は、負ノイズ発生後のリカバリー電流の波形と通常の駆動信号による電流波形とが異なることに着目し、レベルシフト回路に2種類のしきい値をもつ受動回路を内蔵させることにより、駆動信号と誤信号とを区別する方式を提案している(例えば特許文献2)。
特開2001−145370号公報 特開2003−133927号公報
しかしながら、一般的なCRフイルタを用いる方式では、周波数成分が高い誤信号は除去可能であるが、誤信号の周波数成分が低い場合には除去することが困難になってくる。その対策としてCRフィルタのカットオフ周波数を下げてもよいが、通常の駆動信号の伝達に遅延が生じるなどの問題を伴う。
また、特許文献1のロジックフィルタ方式では、ON用レベルシフト回路とOFF用レベルシフト回路とで、HVMOSの寄生容量(Cp)に差がある場合などには、両者の間で誤信号が発生するタイミングに差が生じるため、誤信号を完全に除去できないことがある。レベルシフト回路のHVMOSの設計変更やレベルシフト抵抗の抵抗値変更により、誤信号の検出感度を調節すればその問題は改善されるが、それらの変更によりレベルシフト回路の通常動作に悪影響を与えてしまうことがある。また、この方式は、レベルシフト回路がON用レベルシフト回路とOFF用レベルシフト回路の2つを備えていることが前提であり、単一のレベルシフト回路でONパルスとOFFパルスの両方を伝達する場合には適用することができない。
特許文献2の方式では、レベルシフト抵抗を2つの抵抗素子にスプリットした結果、レベルシフト抵抗が高抵抗化すると、通常動作時における誤動に対するマージンが低下してしまう問題も生じていた。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、レベルシフト回路の通常動作に影響を与えることなく、レベルシフト回路に発生する誤信号による誤動作を防止することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、第1の信号をハイサイドの対象回路に伝達可能な第2の信号に変換するレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路における誤信号の発生を検出し、該誤信号の発生を示す誤信号発生信号を出力する誤信号検出回路と、前記第2の信号および前記誤信号発生信号を受け、前記第2の信号を前記対象回路に伝達すると共に、前記誤信号発生信号が入力されている間は、前記第2の信号を誤信号とみなして少なくともその一部を前記対象回路に伝達しないことにより誤動作を防止する誤動作防止回路とを備える半導体装置であって、前記レベルシフト回路は、互いに直列接続した第1の抵抗素子および前記第1の信号が入力される第1のスイッチング素子を有し、前記第1の抵抗素子の電圧降下を前記第2の信号として出力し、前記誤信号検出回路は、前記レベルシフト回路に並列接続されており、互いに直列接続した第2の抵抗素子および通常使用時で非導通状態に固定される第2のスイッチング素子を有し、前記第2の抵抗素子の電圧降下を前記誤信号発生信号として出力することを特徴とする。
本発明に係る半導体装置によれば、例えば第2のスイッチング素子として第1のスイッチング素子と同様のものを使用することによって、第1のスイッチング素子の寄生ダイオードや寄生容量に起因する誤信号の発生と同じタイミングで、誤信号検出回路から誤信号発生信号を出力させることができる。従って、誤動作防止回路を的確に動作させることができ、動作信頼性が向上する。また、誤動作防止回路は、レベルシフト回路とは独立した回路であるので、誤動作検出の感度変更をレベルシフト回路の通常動作に影響を与えることなく行うことができる。

<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す図であり、高耐圧集積回路(HVIC)を用いたブーストストラップ方式のパワーデバイス駆動装置を示している。当該半導体装置においては、高圧電源HVとGNDとの間にハーフブリッジ接続されたパワー半導体素子(MOSFET、IGBT等)100,101を、HVICで駆動している。下アームのパワー半導体素子101には、モータや蛍光灯などの誘導(L)負荷が接続されている。
当該HVICにおいて、駆動信号生成回路1は、上アームのパワー半導体素子100を駆動するための第1の信号としての駆動信号(ONパルスおよびOFFパルス)を生成する。該駆動信号はレベルシフト回路部2に入力され、そこでハイサイド部の各回路に伝達可能な第2の信号に変換(レベルシフト)される。誤信号検出回路3は、レベルシフト回路部2における誤信号の発生を検出し、誤信号が発生している間、それを示す誤信号発生信号を誤動作防止回路4へと出力する。誤動作防止回路4は、レベルシフト回路部2によりレベルシフトされた駆動信号を駆動回路5(対象回路)に伝達する。但し、誤動作防止回路4は、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDが入力されている間は、レベルシフト回路部2から入力される信号を誤信号とみなし、駆動回路5に伝達しないようになっている。駆動回路5は、図1の如くMOSトランジスタ51,52およびNOTゲート53により構成されており、誤動作防止回路4から入力される信号に基づいてパワー半導体素子100を駆動する。このように、レベルシフト回路部2で発生した誤信号は駆動回路5に伝達されないので、当該誤信号によりパワー半導体素子100が誤動作することが防止される。
一方、駆動信号生成回路11は、下アームのパワー半導体素子101を駆動するための駆動パルスを生成し、該駆動信号は駆動回路15にそのまま入力される。駆動回路15は図1の如くMOSトランジスタ151,152およびNOTゲート153により構成されており、駆動回路15は駆動信号生成回路11からの駆動信号に基づいてパワー半導体素子101を駆動する。
図2は、図1の半導体装置における、HVIC内部のレベルシフト回路からハイサイド出力までを示している。本実施の形態では、図1に示した駆動信号生成回路1は、駆動信号としてパワー半導体素子100をON状態(導通状態)にするためのONパルス、並びにOFF状態にするためのOFFパルスをそれぞれ個別に出力するものである。そして、レベルシフト回路部2は、ONパルスが入力されるON用レベルシフト回路と、OFFパルスが入力されるOFF用レベルシフト回路の2つを備えている。
ON用レベルシフト回路は、互いに直列に接続されたレベルシフト抵抗21aおよび第1のスイッチング素子としてのHVMOS22a、さらにレベルシフト抵抗21aの一端に接続したNOTゲート25aにより構成される。図2に符号23a、24aで示している要素は、それぞれHVMOS22aに内在する寄生ダイオードおよび寄生容量である。HVMOS22aのゲートはONパルスを受け、ソースはGND電位に接続され、ドレインはレベルシフト抵抗21aを介してハイサイド電源電位VBに接続される。HVMOS22aはONパルス(第1の信号)に対応してON/OFFが切り替わり、それに応じて変化するレベルシフト抵抗21aの電圧降下がハイサイドのON信号(第2の信号)として取り出され、バッファとしてのNOTゲート25aを介して誤動作防止回路4へと出力される。
同様に、OFF用レベルシフト回路は、互いに直列に接続されたレベルシフト抵抗21bおよび第1のスイッチング素子としてのHVMOS21b、さらにレベルシフト抵抗21bの一端に接続したNOTゲート25bにより構成される。符号23b、24bの要素は、それぞれHVMOS22bに内在する寄生ダイオードおよび寄生容量を示している。HVMOS22bのゲートはOFFパルスを受け、ソースはGND電位に接続され、レベルシフト抵抗21bを介してハイサイド電源電位VBに接続される。HVMOS22bはOFFパルス(第1の信号)に対応してON/OFFが切り替わり、それに応じて変化するレベルシフト抵抗21bの電圧降下がハイサイドのOFF信号(第2の信号)として取り出されて、NOTゲート25bを介して誤動作防止回路4へと出力される。
誤信号検出回路3は、互いに直列に接続された誤信号検出用抵抗31および第2のスイッチング素子としてのHVMOS32、さらに誤信号検出用抵抗31の一端に接続したNOTゲート35により構成される。ここでも、符号33、34の要素は、それぞれHVMOS32に内在する寄生ダイオードおよび寄生容量である。HVMOS32のゲートは、ソースと共にGND電位に接続され、ドレインは誤信号検出用抵抗31を介してハイサイド電源電位VBに接続される。つまりHVMOS32は、ゲートに駆動信号が入力されず、通常使用時でOFF状態(非導通状態)に固定されるダミーのスイッチング素子である。また、誤信号検出用抵抗31の電圧降下は、誤信号の発生を示す誤信号発生信号SD(詳細は後述する)として取り出され、NOTゲート35を介して誤動作防止回路4へと出力される。
図2からも分かるように、誤信号検出回路3は、HVMOS32がダミーのスイッチング素子であることを除いて、レベルシフト回路部2のON用およびOFF用レベルシフト回路と同様の構成を有している。さらに本実施の形態では、第2のスイッチング素子(第1のトランジスタ)としてのHVMOS32は、第1のスイッチング素子(第1のトランジスタ)としてのHVMOS22a,22bと同等のものを使用している。つまり、寄生ダイオード23a,23b,33は、互いに同等の電気的特性を有するものであり、寄生容量24a,24b,34もまた互いに同等の電気的特性を有するものである。
ここで、本実施の形態の半導体装置における誤動作防止動作について説明する。まず、ハイサイド基準電位VSにレベルの大きな負ノイズが発生したと仮定する。上述したように、その状態から復帰する際には、レベルシフト回路部2の寄生ダイオード23a,23bのターンOFFに伴うリカバリー電流が流れる。それに起因して、レベルシフト抵抗21a,21bに、NOTゲート25a,25bのしきい値に達する電圧降下が生じると、レベルシフト回路部2から誤信号が出力される。
一方、誤信号検出回路3はレベルシフト回路部2に並列に接続されており、且つ、レベルシフト回路部2のON用およびOFF用レベルシフト回路と同様の構成を有しているので、ハイサイド基準電位VSの負ノイズから復帰する際には、HVMOS32の寄生ダイオード33にも寄生ダイオード23a,23bと同様にリカバリー電流が流れる。そのリカバリー電流は誤信号検出用抵抗31を通して流れるので、当該誤信号検出用抵抗31には、レベルシフト回路部2における誤信号の発生と同じタイミングで電圧降下が生じる。従って、誤信号検出用抵抗31の電圧降下は、誤信号の発生を示す誤信号発生信号SDとして用いることが可能である。誤信号発生信号SDは、NOTゲート35を介して誤動作防止回路4へと出力される。
また、ハイサイド基準電位VSに印加される dv/dt が原因となって、レベルシフト回路部2のHVMOS22a,HVMOS22bの寄生容量24a,寄生容量24bを流れる電流(以下「dv/dt電流 」)が発生したと仮定する。そのdv/dt電流により、レベルシフト抵抗21a,21bにNOTゲート25a,25bのしきい値に達する電圧降下が生じると、レベルシフト回路部2から誤信号が出力される。
一方、誤信号検出回路3はレベルシフト回路部2に並列に接続されており、且つ、レベルシフト回路部2のON用およびOFF用レベルシフト回路と同様の構成を有しているので、寄生容量24a,24bにdv/dt電流が流れる際には、寄生容量34にも同様にdv/dt電流が流れる。そのdv/dt電流は誤信号検出用抵抗31を通して流れるので、この場合も、当該誤信号検出用抵抗31には、レベルシフト回路部2における誤信号の発生と同じタイミングで電圧降下が生じる。従って、誤信号発生信号SDは、dv/dt電流に起因する誤信号の発生の際にも出力される。
このように、誤信号検出回路3が出力する誤信号発生信号SDは、レベルシフト回路部2における寄生ダイオードのリカバリー電流に起因する誤信号、およびdv/dt電流に起因する誤信号の両方の発生を示すことが可能になっている。
そして誤動作防止回路4は、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDが入力されている間にレベルシフト回路部2から入力される信号は誤信号であると判断し、それを駆動回路5に伝達しないようにすることでパワー半導体素子100の誤動作を防止している。
本実施の形態においては、誤動作防止回路4はロジック部41とRSフリップフロップ42とから構成される。図3は、誤動作防止回路4の構成の一例を示す図である。本実施の形態では、誤動作防止回路4のロジック部41は、AND1、AND2、NOT1の各論理ゲートから構成される。レベルシフト回路部2からのONパルスはAND1の一方の入力端に入力され、OFFパルスはAND2の一方の入力端に入力される。誤信号検出回路3からの誤信号発生信号SDは、NOT1を通してAND1およびAND2それぞれの他方の入力端に入力される。そしてAND1の出力はRSフリップフロップ42のS端子に入力され、AND2の出力はRSフリップフロップ42のR端子に入力される。RSフリップフロップ42の出力は駆動回路5に入力される。
レベルシフト回路部2において誤信号が発生していない通常状態では、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDは入力されない(誤信号発生信号SDがローレベルである)ので、ロジック部41に入力されるONパルスおよびOFFパルスはそれぞれRSフリップフロップ42のS端子およびR端子へとそのまま入力され、該RSフリップフロップ42を通して駆動回路5へと伝達される。
そして、レベルシフト回路部2内の寄生ダイオード23a,23bのリカバリー電流、あるいは寄生容量24a,24bを流れるdv/dt電流に起因する誤信号が発生すると、それと同じタイミングで誤信号発生信号SDがロジック部41に入力される(誤信号発生信号SDがハイレベルになる)。誤信号発生信号SDがハイレベルの間は、レベルシフト回路部2から入力される信号(誤信号)は、AND1およびAND2によりマスキングされてRSフリップフロップ42へと伝達されない。従って、レベルシフト回路部2で発生した誤信号による誤動作は防止される。
なお、図3に示した回路構成は一例であり、誤信号発生信号SDが入力されている間にレベルシフト回路部2から入力される信号をマスキングする機能を有するものであれば他の回路構成であってもよい。
また本実施の形態においては、誤信号検出回路3における、誤信号発生の検出感度の調整を、誤信号検出用抵抗31のインピーダンスやNOTゲート35のしきい値を調整することによって容易に行うことができる。例えば、寄生容量24a,24bの容量値に差がある場合など、ONパルス側とOFFパルス側とで誤信号が発生するタイミングに差が生じたとしても、誤信号検出回路3における誤信号発生の検出感度を上げることでそれを補うことができる。誤信号発生の検出感度の上げるには、例えば、回路の設計変更により誤信号検出用抵抗31のインピーダンスを増加させる、あるいはNOTゲート35のしきい値を上げるなどすればよい。このとき、レベルシフト回路部2内の各素子における各素子の設計変更は必要ない。つまり、レベルシフト回路部2の通常動作に影響を与えることなく、誤信号発生の検出感度を調整することが可能である。従って、半導体装置の通常動作における信頼性を劣化させることなく、高精度な誤信号の除去を可能にできる。
<実施の形態2>
図4は、実施の形態2に係る半導体装置における、HVIC内部のレベルシフト回路からハイサイド出力までを示している。本実施の形態は、実施の形態1とは誤信号検出回路3の構成が異なるのみであり、それ以外の要素の構成および半導体装置全体の動作は実施の形態1と同様であるのでここでの説明は省略する。
図4に示すように実施の形態2の誤信号検出回路3において、誤信号検出用抵抗31と直列に接続される第2のスイッチング素子は、容量素子37を並列接続したダイオード素子36である。ダイオード素子36のアノードはGND電位に接続され、カソードは誤信号検出用抵抗31を介してハイサイド電源電位VBに接続される。つまりダイオード素子36は、通常使用時でOFF状態に固定される。そして実施の形態1と同様に、誤信号検出用抵抗31の電圧降下は、誤信号発生信号SDとして取り出され、NOTゲート35を介して誤動作防止回路4へと出力される。
ここで、ダイオード素子36は、寄生ダイオード23a,23bと同等の電気的特性を有するものであり、容量素子37は、寄生容量24a,24bと同等の電気的特性を有するものである。従って、実施の形態2に係る誤信号検出回路3は、レベルシフト回路部2における寄生ダイオードのリカバリー電流に起因する誤信号、および寄生容量のdv/dt電流に起因する誤信号の両方の発生を示す、即ち実施の形態1と同様の誤信号発生信号SDを出力する。
従って、本実施の形態においても実施の形態1と同様の誤動作防止の動作が実行され、実施の形態1と同様の効果が得られる。特に本実施の形態では、実施の形態1のHVMOS32に代えて、ダイオード素子36、容量素子37ダイオードを使用するので、回路設計の自由度が向上する。また、当該設計の際に、容量素子37の容量値の変更を独立して行うことができるので、誤信号検出回路3の検出感度の調整をさらに容易に行うことが可能になる。
<実施の形態3>
図5は、実施の形態3における誤動作防止回路4の構成を示す図である。同図に示すように本実施の形態では、誤動作防止回路4のロジック部41が有する論理ゲートはAND3およびNOT2である。レベルシフト回路部2からのONパルスはAND3の一方の入力端に入力され、OFFパルスはRSフリップフロップ42のR端子に直接入力される。誤信号検出回路3からの誤信号発生信号SDは、NOT2を通してAND3の他方の入力端に入力される。そしてAND3の出力はRSフリップフロップ42のS端子に入力される。
レベルシフト回路部2において誤信号が発生していない通常状態では、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDは入力されない(誤信号発生信号SDがローレベルである)ので、ロジック部41に入力されるONパルスおよびOFFパルスはそれぞれRSフリップフロップ42のS端子およびR端子へとそのまま入力され、該RSフリップフロップ42を通して駆動回路5へと伝達される。
一方、誤信号発生信号SDが入力された状態(誤信号発生信号SDがハイレベルの状態)では、レベルシフト回路部2から入力されるONパルスは、マスキングされてRSフリップフロップ42へと伝達されない。つまり、駆動回路5で駆動されるパワー半導体素子100は、誤信号によってOFFすることはあってもONすることはない。
例えば1相ハーフブリッジドライバなど、誤動作防止の最低条件として「短絡さえしなければ良い」というアプリケーションもある。本実施の形態は、本発明をそのようなアプリケーションに適用した場合に、誤動作を防止することができる。
また、実施の形態1の図3と比較して分かるように、「短絡さえしなければ良い」というアプリケーションには必ずしも必要でないOFFパルス側の誤信号を除去する回路(図3のAND2)を省略したものである。これによって実施形態1よりも部品点数を減らすことができ、コストの削減を図ることが可能となる。
なお、図5に示した回路構成は一例であり、誤信号発生信号SDが入力されている間にレベルシフト回路部2から入力される信号をマスキングする機能を有するものであれば他の回路構成であってもよい。
<実施の形態4>
図6は、実施の形態4における誤動作防止回路4の構成を示す図である。同図に示すように本実施の形態では、誤動作防止回路4のロジック部41が有する論理ゲートはOR1のみである。レベルシフト回路部2からのONパルスはSRフリップフロップ42のS端子に直接入力される。OFFパルスおよび誤信号検出回路3からの誤信号発生信号SDは、OR1に入力され、OR1の出力はRSフリップフロップ42のR端子に入力される。
レベルシフト回路部2において誤信号が発生していない通常状態では、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDは入力されない(誤信号発生信号SDがローレベルである)ので、ロジック部41に入力されるONパルスおよびOFFパルスはそれぞれRSフリップフロップ42のS端子およびR端子へとそのまま入力され、該RSフリップフロップ42を通して駆動回路5へと伝達される。
一方、誤信号発生信号SDが入力された状態(誤信号発生信号SDがハイレベルの状態)では、当該誤信号発生信号SDがOFFパルスとしてRSフリップフロップ42へ出力される。つまり、駆動回路5で駆動されるパワー半導体素子100は、誤信号の発生に伴って必ずOFF状態(非導通状態)になることになる。
本実施の形態も、本発明を「短絡さえしなければ良い」というようなアプリケーションに適用した場合に、誤動作を防止することができる。また、実施の形態1の図3と比較して分かるように、実施形態1よりも部品点数を減らすことができ、コストの削減を図ることが可能となる。
なお、図6に示した回路構成は一例であり、誤信号発生信号SDが入力されている間、レベルシフト回路部2へOFFパルスを出力する機能を有するものであれば他の回路構成であってもよい。
<実施の形態5>
図7は、実施の形態5における誤動作防止回路4の構成を示す図である。本実施の形態は、本発明を上記特許文献1で提案されているようなロジックフイルタ方式に組み合わせた例である。
同図に示すように、誤動作防止回路4のロジック部41は、AND4〜AND8およびNOT3、NOT4により構成される。レベルシフト回路部2からのONパルスは、AND4の一方の入力端に入力され、OFFパルスはAND5の一方の入力端に入力される。誤信号検出回路3からの誤信号発生信号SDは、NOT3を通してAND4およびAND5それぞれの他方の入力端に入力される。AND6には、AND4およびAND5の出力が入力される。AND7には、AND4の出力と、NOT4を介してのAND6の出力が入力され、当該AND7の出力はSRフリップフロップ42のS端子に入力される。AND8には、AND5の出力と、NOT4を介してのAND6の出力が入力され、当該AND8の出力はSRフリップフロップ42のR端子に入力される。
レベルシフト回路部2において誤信号が発生していない通常状態では、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDは入力されない(誤信号発生信号SDがローレベルである)ので、ロジック部41に入力されるONパルスおよびOFFパルスはそれぞれRSフリップフロップ42のS端子およびR端子へとそのまま入力され、該RSフリップフロップ42を通して駆動回路5へと伝達される。但し、AND6、AND7、AND8、NOT4により構成されるロジックフィルタの作用により、ONパルスとOFFパルスとが同時にロジック部41に入力された場合には、それらのパルスは誤信号とみなされてSRフリップフロップ42に伝達されないようになっている。従って、レベルシフト回路部2のONパルス側とOFFパルス側とで同時に発生した誤信号による誤動作は防止される。
一方、誤信号発生信号SDが入力された状態(誤信号発生信号SDがハイレベルの状態)では、レベルシフト回路部2から入力される信号(誤信号)は、AND4およびAND5によりマスキングされ、上記ロジックフィルタに入力されないのでRSフリップフロップ42には伝達されない。従って、レベルシフト回路部2で発生した誤信号による誤動作は防止される。
このように、本発明はロジックフイルタ方式に組み合わせることも可能であり、それによって、より確実な誤動作防止を行うことができる。
なお、図7においては、ロジックフィルタ(AND6、AND7、AND8、NOT4)の入力段に、誤信号発生信号SDが入力される間の信号をマスキングする本発明に係る回路(AND4、AND5、NOT3)を設けた構成を示したが、本実施の形態におけるロジック部41の回路構成はこれに限定されない。例えば図8のように、ロジックフィルタ(AND9、AND10、AND11、NOT5)の出力段に、誤信号発生信号SDが入力される間の信号をマスキングする本発明に係る回路(AND12、AND13、NOT6)を設けてもよい。この場合も、本発明による誤動作除去作用と、ロジックフィルタによる誤動作除去作用の両方によって、より確実な誤動作防止を行うことができる。
<実施の形態6>
以上の実施の形態では、レベルシフト回路部2が、ONパルス用とOFFパルス用の2つのレベルシフト回路を有する構成を示した。通常、ONパルスとOFFパルスは交互に入力されるものであるので、それらを単一のレベルシフト回路に入力させ、例えば奇数番目のパルスをONパルス、偶数番目のパルスをOFFパルスとみなして、HVICのハイサイド部を動作させることも可能である。
図9は、本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す図であり、図1のHVIC内部のレベルシフト回路からハイサイド出力までを示している。本実施の形態のレベルシフト回路部20には、ONパルスおよびOFFパルスの両方(以下「ON/OFFパルス」と称する)が入力される。即ちレベルシフト回路部20には、ONパルスとOFFパルスとが交互に入力される。
レベルシフト回路部20は、単一のレベルシフト回路により構成される。即ち、レベルシフト回路部20は、互いに直列に接続されたレベルシフト抵抗201および第1のスイッチング素子としてのHVMOS202、さらにレベルシフト抵抗201の一端に接続したNOTゲート205により構成される。図9に符号203、204で示している要素は、それぞれHVMOS202に内在する寄生ダイオードおよび寄生容量である。HVMOS202のゲートはON/OFFパルスを受け、ソースはGND電位に接続され、ドレインはレベルシフト抵抗201を介してハイサイド電源電位VBに接続される。HVMOS202はON/OFFパルス(第1の信号)に対応してON/OFFが切り替わり、それに応じて変化するレベルシフト抵抗201の電圧降下がハイサイドのON/OFF信号(第2の信号)として取り出されて、バッファとしてのNOTゲート205を介して誤動作防止回路4へと出力される。
誤信号検出回路3は、実施の形態1と同様の構成であるので説明は省略する。図9からも分かるように、誤信号検出回路3は、HVMOS32がダミーのスイッチング素子であることを除いて、レベルシフト回路部20と同様の構成を有している。さらに本実施の形態でも、第2のスイッチング素子(第1のトランジスタ)としてのHVMOS32は、第1のスイッチング素子(第1のトランジスタ)としてのHVMOS202と同等のものを使用している。つまり、寄生ダイオード33,203は、互いに同等のものであり、寄生容量34、204もまた互いに同等のものである。
従って、誤信号検出回路3が出力する誤信号発生信号SDは、レベルシフト回路部20における寄生ダイオードのリカバリー電流に起因する誤信号、および寄生容量のdv/dt電流に起因する誤信号の両方の発生を示すことが可能になっている。
そして誤信号発生信号SDの出力先である誤動作防止回路40は、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDが入力されている間にレベルシフト回路部20から入力される信号は誤信号であると判断し、それを駆動回路5に伝達しないようにすることでパワー半導体素子100の誤動作を防止している。本実施の形態においては、誤動作防止回路40はロジック部41と、分周器として機能するTフリップフロップ402とから構成される。
図10は、誤動作防止回路40の構成の一例を示す図である。本実施の形態では、誤動作防止回路40のロジック部401は、AND14およびNOT7の各論理ゲートから構成される。レベルシフト回路部20からのON/OFFパルスはAND14の一方の入力端に入力され、OFFパルスはNOT7を通してAND14の他方の入力端に入力される。そしてAND14の出力はTフリップフロップ402のT端子に入力される。Tフリップフロップ402は、ON/OFFパルスが入力される毎に出力を反転させる(即ち、1/2分周する)ことにより、ON/OFFパルスに応じた信号を駆動回路5に伝達する。
レベルシフト回路部20において誤信号が発生していない通常状態では、誤信号検出回路3から誤信号発生信号SDは入力されない(誤信号発生信号SDがローレベルである)ので、ロジック部401に入力されるON/OFFパルスおよびOFFパルスはTフリップフロップ402へとそのまま入力され、該Tフリップフロップ402を通して駆動回路5へと伝達される。
一方、誤信号発生信号SDがロジック部401に入力される(誤信号発生信号SDがハイレベルになる)状態では、レベルシフト回路部20から入力される信号(誤信号)はマスキングされてTフリップフロップ402へと伝達されない。従って、レベルシフト回路部20で発生した誤信号による誤動作は防止される。
上記したように、特許文献1のロジックフィルタ方式は、本実施の形態のような単一のレベルシフト回路でONパルスとOFFパルスの両方を伝達するケースには適用することができなかったが、本発明ではそれが可能であることが分かる。また、例えば図2と図10とを比較して分かるように、単一のレベルシフト回路でONパルスとOFFパルスの両方を伝達する方が回路構成が簡単になるので、回路規模の縮小および製造コストの削減に寄与できる。
なお、図10に示した回路構成は一例であり、誤信号発生信号SDが入力されている間にレベルシフト回路部20から入力される信号をマスキングする機能を有するものであれば他の回路構成であってもよい。
<実施の形態7>
図11は、実施の形態7に係る半導体装置の構成を示す図であり、HVIC内部のレベルシフト回路からハイサイド出力までを示している。本実施の形態は、実施の形態6に実施の形態2(図4)の誤信号検出回路3を適用したものである。即ち、誤信号検出用抵抗31と直列に接続される第2のスイッチング素子は、容量素子37を並列接続したダイオード素子36である。そして、ダイオード素子36は、HVMOS202の寄生ダイオード203と同等のものであり、容量素子37は、寄生容量204同等のものである。
よって、実施の形態7に係る誤信号検出回路3は、レベルシフト回路部20における寄生ダイオード203のリカバリー電流に起因する誤信号、および寄生容量204のdv/dt電流に起因する誤信号の両方の発生を示す誤信号発生信号SDを出力する。
従って、本実施の形態においても実施の形態6と同様の誤動作防止の動作が実行され、実施の形態6と同様の効果が得られる。また、実施の形態6のHVMOS32に代えて、ダイオード素子36、容量素子37ダイオードを使用するので、回路設計の自由度が向上する。また、当該設計の際に、容量素子37の容量値の変更を独立して行うことができるので、誤信号検出回路3の検出感度の調整をさらに容易に行うことが可能になる。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る誤動作防止回路の構成を示す図である。 実施の形態2に係る半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る誤動作防止回路の構成を示す図である。 実施の形態4に係る誤動作防止回路の構成を示す図である。 実施の形態5に係る誤動作防止回路の構成を示す図である。 実施の形態5に係る誤動作防止回路の構成の変形例を示す図である。 実施の形態6に係る半導体装置の構成の構成を示す図である。 実施の形態6に係る誤動作防止回路の構成を示す図である。 実施の形態7に係る半導体装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,11 駆動信号生成回路、2,20 レベルシフト回路部、3 誤信号検出回路、4 誤動作防止回路、5,15 駆動回路、21a,21b,201 レベルシフト抵抗、22a,22b,202 HVMOS、23a,23b,203 寄生ダイオード、24a,23b,204 寄生容量、31 誤信号検出用抵抗、32 HVMOS、33 寄生ダイオード、34 寄生容量、36 ダイオード素子、37 容量素子、41 ロジック部、42 SRフリップフロップ、40 誤動作防止回路、100 パワー半導体素子、101 パワー半導体素子、102 L負荷、401 ロジック部、402 Tフリップフロップ。

Claims (7)

  1. 第1の信号をハイサイドの対象回路に伝達可能な第2の信号に変換するレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路における誤信号の発生を検出し、該誤信号の発生を示す誤信号発生信号を出力する誤信号検出回路と、
    前記第2の信号および前記誤信号発生信号を受け、前記第2の信号を前記対象回路に伝達すると共に、前記誤信号発生信号が入力されている間は、前記第2の信号を誤信号とみなして少なくともその一部を前記対象回路に伝達しないことにより誤動作を防止する誤動作防止回路とを備える半導体装置であって、
    前記レベルシフト回路は、
    互いに直列接続した第1の抵抗素子および前記第1の信号が入力される第1のスイッチング素子を有し、前記第1の抵抗素子の電圧降下を前記第2の信号として出力し、
    前記誤信号検出回路は、
    前記レベルシフト回路に並列接続されており、互いに直列接続した第2の抵抗素子および通常使用時で非導通状態に固定される第2のスイッチング素子を有し、前記第2の抵抗素子の電圧降下を前記誤信号発生信号として出力し、
    前記第2のスイッチング素子は、
    前記第1のスイッチング素子のものと同等のダイオード成分および容量成分を有している
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 第1の信号をハイサイドの対象回路に伝達可能な第2の信号に変換するレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路における誤信号の発生を検出し、該誤信号の発生を示す誤信号発生信号を出力する誤信号検出回路と、
    前記第2の信号および前記誤信号発生信号を受け、前記第2の信号を前記対象回路に伝達すると共に、前記誤信号発生信号が入力されている間は、前記第2の信号を誤信号とみなして少なくともその一部を前記対象回路に伝達しないことにより誤動作を防止する誤動作防止回路とを備える半導体装置であって、
    前記レベルシフト回路は、
    互いに直列接続した第1の抵抗素子および前記第1の信号が入力される第1のスイッチング素子を有し、前記第1の抵抗素子の電圧降下を前記第2の信号として出力し、
    前記誤信号検出回路は、
    前記レベルシフト回路に並列接続されており、互いに直列接続した第2の抵抗素子および通常使用時で非導通状態に固定される第2のスイッチング素子を有し、前記第2の抵抗素子の電圧降下を前記誤信号検出信号として出力し、
    前記第1のスイッチング素子は、第1のトランジスタであり、
    前記第2のスイッチング素子は、第2のトランジスタであり、
    前記第2のトランジスタは、
    前記第1のトランジスタのものと同等の寄生ダイオードおよび寄生容量を有している
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 第1の信号をハイサイドの対象回路に伝達可能な第2の信号に変換するレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路における誤信号の発生を検出し、該誤信号の発生を示す誤信号発生信号を出力する誤信号検出回路と、
    前記第2の信号および前記誤信号発生信号を受け、前記第2の信号を前記対象回路に伝達すると共に、前記誤信号発生信号が入力されている間は、前記第2の信号を誤信号とみなして少なくともその一部を前記対象回路に伝達しないことにより誤動作を防止する誤動作防止回路とを備える半導体装置であって、
    前記レベルシフト回路は、
    互いに直列接続した第1の抵抗素子および前記第1の信号が入力される第1のスイッチング素子を有し、前記第1の抵抗素子の電圧降下を前記第2の信号として出力し、
    前記誤信号検出回路は、
    前記レベルシフト回路に並列接続されており、互いに直列接続した第2の抵抗素子および通常使用時で非導通状態に固定される第2のスイッチング素子を有し、前記第2の抵抗素子の電圧降下を前記誤信号検出信号として出力し、
    前記第2のスイッチング素子は、所定の容量素子が並列接続されたダイオード素子である
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置であって、
    前記容量素子は、前記第1のスイッチング素子の寄生容量と電気的特性が同等のものであり、
    前記ダイオード素子は、前記第1のスイッチング素子の寄生ダイオードと電気的特性が同等のものである
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記誤動作防止回路は、
    前記誤信号発生信号が入力されている間の前記第2の信号をマスキングした信号を、前記対象回路に出力する
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記対象回路は、
    所定の第3のスイッチング素子を駆動する駆動回路であり、
    前記誤動作防止回路は、
    前記誤信号発生信号が入力されている間は、前記第2の信号に含まれる前記第3のスイッチング素子をON状態にさせる信号をマスキングした信号を、前記対象回路に出力するする
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記対象回路は、
    所定の第3のスイッチング素子を駆動する駆動回路であり、
    前記誤動作防止回路は、
    前記誤信号発生信号が入力されている間は、前記対象回路に前記第3のスイッチング素子を非導通状態にさせる信号を出力する
    ことを特徴とする半導体装置。
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