JP4970153B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、スイッチング電源装置に関し、特に同期整流型DC−DCコンバータ電源装置として動作するスイッチング電源装置に関するものである。
<第1の従来例>
第1の従来例のスイッチング電源装置として、ゼロボルトスイッチパルス幅変調(ZVS−PWM)型スイッチングレギュレータの基本回路を図6に、その制御回路を図7に示す(例えば、特許文献1参照)。図6において、MN11,MN12はスイッチ素子としてのNチャネルMOSパワートランジスタ、C4,C5はそのトランジスタMN11,MN12と並列に接続したコンデンサ、L1はチョークコイル、C1は出力用のコンデンサ、RLは負荷抵抗、Viは入力端子(入力電圧Vi)、Voは出力端子(出力電圧Vo)である。
トランジスタMN11,MN12が交互にオン/オフするよう、それらトランジスタMN11,MN12のゲート端子G1,G2に信号を印加することにより、入力電圧Viに対して降圧した出力電圧Voが得られる。ゲート端子G1,G2に印加する信号は図7の制御回路で生成される。
図7において、4は出力電圧Voと基準電圧Erの誤差を検出増幅して誤差信号Ecとして出力する誤差増幅器、11は三角波信号Etを発振する三角波発振回路、12は誤差増幅器4から出力する誤差信号Ecと三角波矩形波発振回路11から出力する三角波信号Etを比較し、パルス幅変調信号PWM1を出力する比較器、13は比較器12の出力変調信号PWM1を反転して変調信号PWM1Xを出力するインバータ、14は変調信号PWM1を受けるTフリップフロップ、15は変調信号PWM1Xを受けるTフリップフロップ、16,17は積分回路、18,19はXOR回路である。
図7の制御回路の動作を説明する。制御回路の各部の信号の波形を図8に示す。スイッチング電源装置の出力電圧Voと基準電圧Erから生じる誤差信号Ecは、三角波矩形波発振回路11の三角波信号Etを比較器12で比較され、変調信号PWM1が生成する。図8に示しているように、誤差信号Ecが三角波信号Etより高い場合には、変調信号PWM1がローレベルとなり、低い場合にはハイレベルとなる。
この変調信号PWM1は、Tフリップフロップ14に入力し、またインバータ13で反転変調信号PWM1XとなってTフリップフロップ15に入力する。Tフリップフロップ14,15は入力信号の立ち上がり毎に出力レベルが反転するトグル動作を行う。よって、Tフリップフロップ14の出力信号Q1は変調信号PWM1の立ち上がりで出力レベルが反転し、Tフリップフロップ15の出力信号Q2は変調信号PWM1の立下りで出力レベルが反転する。図8において、Tフリップフロップ14,15の出力信号Q1、Q2の波形を比較すると、変調信号PWM1がハイレベルとなる時間だけタイミングがずれるのがわかる。
Tフリップフロップ14の出力信号Q1を積分回路16へ入力すると、図8に示すように、立上り/立下りのスルーレートが小さい波形の信号INT1が出力される。この信号INT1とTフリップフロップ15の出力信号Q2との排他的論理和を、XOR回路18で取ると、変調信号PWM3の波形が得られる。この変調信号PWM3は、積分回路16の出力信号INT1のスルーレートとXOR回路18の閾値により、比較器12の出力変調信号PWM1の立上りより遅延時間tdだけ遅れて立上がる。
Tフリップフロップ15の出力信号Q2を積分回路17へ入力すると、図8に示すように、立上り/立下りのスルーレートが小さい波形の信号INT2が出力される。この信号INT2とTフリップフロップ14の出力信号Q1Xとの排他的論理和を、XOR回路19で取ると、変調信号PWM4が得られる。この変調信号PWM4は、積分回路17の出力信号のスルーレートとXOR回路19の閾値により、比較器12の出力変調信号PWM1の立下りより遅延時間tdだけ遅れて立上る。
変調信号PWM3の立下りのタイミングは変調信号PWM1の立下りと同じであり、変調信号PWM4の立下りのタイミングは変調信号PWM1の立上りと同じである。よって、変調信号PWM3,PWM4の波形は、お互い反対のレベルとなり、変調信号PWM3は図6のゲート端子G1の制御信号になり、変調信号PWM4は図6のゲート端子G2の制御信号になることにより、トランジスタMN11,MN12は交互にオン/オフを繰り返す。また、ある一定時間tdだけ同時にローレベルとなるが、この期間はトランジスタMN11,MN12が同時にオフとなるデッドタイムであって、トランジスタMN11,MN12が同時にオンして貫通電流が流れて効率を低下させることを防ぐことができる。
<第2の従来例>
第2の従来技術のスイッチング電源装置を図9に示す(例えば、特許文献2参照)。図9において、MP0はスイッチ素子としてのPチャネルパワーMOSトランジスタ、MN0もスイッチ素子としてのNチャネルパワーMOSトランジスタ、D1はフリーホイール用のダイオード、L1はチョークコイル、RB1,RB2は出力電圧検出用の抵抗、C1は出力用のコンデンサ、RLは負荷抵抗である。4は誤差増幅器であり、抵抗RB1,RB2で検出された出力電圧Voの分圧値Eoと基準電圧Erを比較して誤差信号Ecを出力する。21はその誤差信号Ecと三角波発振回路11から出力する三角波信号Etを比較する比較器、22は誤差信号Ecをレベルシフト回路の23で正方向にΔEだけレベルシフトした値Esと三角波信号Etを比較する比較器、24は比較器22の出力でトランジスタMP0を駆動する増幅器、25は比較器24の出力でトランジスタMN0を駆動する増幅器である。
次に動作を説明する。各部の信号波形を図10に示す。誤差信号Ecとそのシフト値Esを、比較器21,22において三角波信号Etと比較することで、変調信号PWM5,PWM6が発生する。比較器21の出力変調信号PWM5は、誤差信号Ecが三角波信号Etより大きい場合にはローレベルとなり、誤差信号Ecが三角波信号Etより小さい場合にはハイレベルとなる。
一方、シフト値Esと三角波信号Etを比較器22で比較した出力変調信号PWM6は、比較器21の出力変調信号PWM5の立上りよりτだけ遅れて立上り、比較器21の出力変調信号PWM5の立下りよりτだけ早く立下がる。
比較器21,22の出力変調信号PWM5,PWM6は、トランジスタMP0、MN0の駆動信号になる。図10では、オン/オフで表した。比較器21の出力信号と比較器22出力信号のτの期間に、トランジスタMP0,MN0の両方がオフになるデッドタイムが生じ、トランジスタMP0,MN0が同時にオンして貫通電流が流れることを防ぐことになり、効率低下を回避することができる。なお、レベルシフト回路23の電圧シフト量ΔEを変えることでデッドタイムτを変えることが可能である。
特開平8−168239号公報 特開平6−225522号公報
図6〜図8で説明した第1の従来例では、変調信号PWM3は比較器12の出力変調信号PWMの立上りからtd遅れて立上り、比較器12の出力変調信号PWM1の立下りとほぼ同時に立下る。また、変調信号PWM4は比較器12の出力変調信号PWM1の立上りとほぼ同時に立下って、比較器12の出力信号の立下りからtd遅れて立上る。そうすると、変調信号PWM3、PWM4は共に比較器12の出力変調信号PWM1の立上りあるいは立下りどちらか一方しか同じタイミングにならず、比較器12の出力変調信号PWM1のデューティと変調信号PWM3、又は変調信号PWM4のデユーティが異なるという問題点があった。
図9、図10で説明した第2の従来例では、比較器21の出力変調信号PWM5は増幅器24を介してトランジスタMP0のゲートへ入力しているため、比較器21の出力変調信号PWM5のデューティでトランジスタMP0がオン/オフするので、第1の従来例の問題点はない。しかしながら、シフト値Esを一定にして三角波信号Etの周波数を変化させると、トランジスタMP0,MN0が同時にオフするデッドタイムが周波数によって変わるという問題点があった。
本発明は以上の問題点を解消し、パルス幅変調を行う比較器の出力変調信号のデューティとスイッチ素子のオン/オフのデューティが同じになり、且つ三角波発振周波数に関係なく一定のデッドタイムが存在するスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
請求項1にかかる発明のスイッチング電源装置は、高電位電源に接続した第1のスイッチ素子と、低電位電源に接続した第2のスイッチ素子と、前記第1および第2のスイッチ素子の共通接続点と出力端子との間に接続した誘導素子と、前記出力端子と前記低電位電源との間に接続した第1の容量素子と、前記出力端子の出力電圧を検出する電圧検出素子と、前記電圧検出素子で検出された電圧検出信号と第1の基準値との誤差を検出して誤差信号を出力する誤差増幅器と、前記誤差信号と三角波信号とを比較し第1のパルス幅変調信号を生成する第1の比較器と、該第1のパルス幅変調信号を受けて前記第1のスイッチ素子を駆動する第1のドライバ回路と、前記三角波信号および前記三角波信号の立上り時にハイレベル、立下り時にローレベルとなる矩形波信号を発振する三角波矩形波発振回路と、前記矩形波信号と前記第1のパルス幅変調信号とを受けて第2のパルス幅変調信号を生成するパルス生成回路と、該第2のパルス幅変調信号を受けて前記第2のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素子と相補的に駆動する第2のドライバ回路とを具備するスイッチング電源装置であって、前記パルス生成回路は、第1の電流源と、前記第1のパルス幅変調信号と前記矩形波信号の論理積信号によって前記第1の電流源の電流により充放電される第2の容量素子と、該第2の容量素子の充電電圧を第2の基準値と比較して前記第2のパルス幅変調信号を出力する第2の比較器と、を有することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のスイッチング電源装置において、前記パルス生成回路に、前記第1の電流源として、前記三角波矩形波発振回路の前記三角波信号および前記矩形波信号を生成するための電流源の電流を用いたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のスイッチング電源装置において、前記パルス生成回路は、前記第2の基準値を、前記第1の電流源の電流に比例した値に設定したことを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、第1のスイッチ素子は第1のパルス幅変調信号によって駆動されるので、第1のスイッチ素子のオン/オフのデューティは第1のパルス変調信号のデューティと同じなる。また、パルス生成回路において、第2の容量素子を充放電する第1の電流源と第2の容量素子の充電電圧を検出する第2の比較器の基準電圧は、三角波信号の発振周波数と関係を持たないので、その周波数に関係なくデッドタイムを一定にできる利点がある。
請求項2にかかる発明によれば、パルス生成回路における第2の容量素子の充放電のための第1の電流源として、三角波矩形波発振回路の三角波信号および矩形波信号を生成するための電流源の電流を用いるので、パルス生成回路の第2の容量素子の充電電圧波形が三角波信号波形と相似する。よって、請求項1にかかる発明では、定電流で第2の容量素子を充電するため、発振周波数が低い場合には充電時間が長くかかってしまい、第2の容量素子の電圧が電源電圧で飽和することもあり得るが、請求項2にかかる発明では、三角波信号の周波数に拘わらず、第2の容量素子の電圧が飽和しないという利点がある。
請求項3にかかる発明よれば、パルス生成回路における第2の容量素子の充電電圧を検出する基準電圧を、三角波信号の発振周波数に比例させることにより、その周波数に関係なくデッドタイムを一定にすることができる利点がある。
<第1の実施例>
図1は本発明の第1の実施例のスイッチング電源装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、PチャネルパワーMOSトランジスタMP0、NチャネルパワーMOSトランジスタMN0、フリーホイーリング用のダイオードD1、チョークコイルL1、出力電圧検出用の抵抗RB1,RB2、出力用のコンデンサC1、負荷抵抗RL1および誤差増幅器4は、図9に示したものと同じである。
本実施例では、これに加えて、三角波信号Etと矩形波信号Ekを発振する三角波矩形波発振回路1、誤差増幅器4から出力する誤差信号Ecと三角波矩形波発振回路1から出力する三角波信号Etを比較してパルス幅変調信号PWM1を出力する比較器2、この比較器2の出力変調信号PWM1と三角波矩形波発振回路1から出力する矩形波信号Ekとを入力してパルス幅変調信号PWM2を出力するパルス生成回路3、比較器2の出力変調信号PWM1によってトランジスタMP0を駆動するドライバ回路5、およびパルス生成回路3の出力変調信号PWM2によってトランジスタMN0を駆動するドライバ回路6を備える。
図2は図1における三角波矩形波発振回路1、比較器2、およびパルス生成回路3からなる制御回路7を具体化した回路の回路図である。三角波矩形波発振回路1は、電流源I2、カレントミラーを構成するPチャネルMOSトランジスタMP4,MP5,MP6、カレントミラーを構成するNチャネルMOSトランジスタMN4,MN6、トランジスタMN4,MN6を制御するNチャネルMOSトランジスタMN5、コンデンサC2、比較器103,104、NOR回路103,104で構成されている。比較器101には高電位電圧VHが、比較器102には低電位電圧VLが、それぞれ比較電圧として印加している。そして、トランジスタMP4,MN4のドレイン共通接続点に、三角波信号Etが出力され、NOR回路103の出力点に矩形波信号Ekが出力される。
パルス生成回路3は、電流源I1、カレントミラーを構成するPチャネルMOSトランジスタMP1,MP2,MP3、カレントミラーを構成するNチャネルMOSトランジスタMN1,MN2、トランジスタMN1,MN2を制御するNチャネルMOSトランジスタMN3、AND回路301、コンデンサC3、基準電圧V1でコンデンサC3の電圧を比較する比較器302を備える。トランジスタMP1〜MP3,MN1〜MN3、電流源I1は、コンデンサC3を充放電する充放電回路を構成する。
次に、動作を説明する。図5に誤差信号Ec、三角波矩形波発振回路1から出力する三角波信号Etと矩形波信号Ek、比較器2の出力変調信号PWM1、比較器302の出力変調信号PWM2、コンデンサC3の電圧VC3、基準電圧V1の波形を示す。三角波矩形波発振回路1において、矩形波信号Ekがハイレベルの時に三角波信号Etは立上り、矩形波信号Ekがローレベルの時に三角波信号Etは立下がる。比較器2は、誤差増幅器4から出力する誤差信号Ecが三角波信号Etの電圧より大きい場合に出力変調信号PWM1をローレベルに、小さい場合にハイレベルにする。出力変調信号PWM1は、矩形波信号Ekと三角波信号Etの出力関係より、矩形波信号Ekがハイレベルの時に出立上り、ローレベルの時に立下がる。
そこで、矩形波信号Ekと変調信号PWM1の論理積をAND回路301でとると、矩形波信号Ekと変調信号PWM1が共にハイレベルの時、AND回路301の出力がハイレベルとなり、トランジスタMN3がオンするので、MN1,MN2がオフとなり、オンしているトランジスタMP1によりコンデンサC3が充電される。このときは、トランジスタMP1,MP3がカレントミラーとなっているので、電流源I1に比例した定電流で充電される。また、矩形波信号Ekがローレベルの時、AND回路301の出力がローレベルとなり、トランジスタMN3がオフするので、トランジスタMN1,MN2がオンする。このとき、トランジスタMP1に対してトランジスタMN1の面積を2倍に設定しておけば、トランジスタMP1に流れる電流と同じ電流がコンデンサC3から引き抜かれ、そのコンデンサC3が放電される。これにより、コンデンサC3の電圧VC3は、変調信号PWM1がハイレベルである期間に山形の三角波信号となるので、その電圧VC3と基準電圧V1で比較器302において電圧比較を行うことにより、新たな変調信号PWM2が発生する。
この変調信号PWM2は、変調信号PWM1の立上りから時間tDrだけ遅れて立上り、変調信号PWM1の立下りより時間tDfだけ早く立下がる波形であり、ドライバ回路6の入力信号となる。変調信号PWM1,PWM2によってトランジスタPM0,MN0がオン/オフする。トランジスタPM0は、変調信号PWM1がローレベルの時にオンし、ハイレベルの時にオフする。また、トランジスタMN0は、変調信号PWM2がハイレベルの時にオンし、ローレベルの時にオフする。
図5に示すように、変調信号PWM2がハイレベルになっている期間は、変調信号PWM1がハイレベルになっている期間より短いので、時間tDr,tDfの期間はトランジスタPM0,MN0の両方がオフとなる。この期間がデットタイムであり、従来例と同様、トランジスタPM0,MN0が同時にオンして貫通電流が流れることにより効率が低下することを防ぐ。
本実施例では、パルス幅変調を行う比較器2の出力変調信号PWM1がドライバ回路5によってトランジスタMP1のゲートに印加するので、変調信号PWM1のデューティとトランジスタMP1のオン/オフのデューティが同じになる。また、パルス生成回路3において、コンデンサC3を充電する電流源I1と基準電圧V1は、三角波信号Etと関係がないので、デットタイムはその周波数に関係なく、一定となる。
<第2の実施例>
図3は図1における三角波矩形波発振回路1、比較器2、およびパルス生成回路3からなる制御回路7を具体化した第2の実施例の回路図である。ここでは、変調信号PWM2を生成するパルス生成回路3の一部を、三角波矩形波発振回路1のコンデンサC2を充放電する回路と共通にした構成としている。充放電回路はトランジスタMP1,MN1で構成した部分であり、トランジスタMN1のゲートをトランジスタMN4のゲートに接続して、トランジスタMN1のドレイン電流の流れるタイミングをトランジスタMN4のドレイン電流の流れるタイミングと同じにし、その電流値がトランジスタMN4と比例関係になるようにする。また、トランジスタMP1のゲートをトランジスタMP4のゲートに接続して、トランジスタMP1のドレイン電流の流れるタイミングをトランジスタMP4のドレイン電流の流れるタイミングと同じにし、その電流値がトランジスタMP4と比例関係になるようにする。つまり、パルス生成回路3の電流源として、三角波矩形波発振回路1の電流源I2を共用した。
三角波矩形波発振回路1の矩形波信号Ekがハイレベルとなると、トランジスタMN5がオンするのでトランジスタMN4はオフし、コンデンサC2はトランジスタMP4のドレイン電流で充電して三角波信号Etの電圧は上昇する。このとき、コンデンサC3においては、比較器2の出力変調信号PWM1がローレベルであると、トランジスタMN7がオンして、トランジスタMP1のドレイン電流を流すので充電はされないが、出力変調信号PWM1がハイレベルになった時点で、トランジスタMN7がオフするので、充電が開始される。コンデンサC3が充電されると電圧VC3は上昇する。
矩形波信号Ekがローレベルになると、トランジスタMN5がオフして、トランジスタMN5,MN4,MN1はカレントミラーの動作となる。トランジスタMN4のドレイン電流をトランジスタMP4のドレイン電流より大きく設定しておくと、コンデンサC2はトランジスタMN4のドレイン電流により放電して、三角波信号Etの電圧は下降する。また、コンデンサC3においても、変調信号PWM1がハイレベルの状態であると、インバータ303によってトランジスタMN7はオフのままなので、トランジスタMN1のドレイン電流をトランジスタMP1のドレイン電流より大きく設定しておけば、コンデンサC3はトランジスタMN1のドレイン電流により放電して電圧VC3は下降する。図2の構成と同様、コンデンサC3の電圧VC3を基準電圧V1と比較器302で比較すると、図5の波形の変調信号PWM2と同様の波形が得られる。
本実施例によれば、パルス生成回路3のコンデンサC3の充放電電流を三角波矩形波発振回路1の充放電電流に比例させることができるので、そのパルス生成回路3のコンデンサC3の電圧波形が三角波信号Etと相似する。よって、第1の実施例のようにコンデンサC3を定電流で充電すると、低い周波数では充電時間が長くなり、コンデンサC3の電圧が電源電圧で飽和することがあり得るが、第2の実施例では、三角波信号の周波数に拘わらず、コンデンサC3の電圧が電源電圧で飽和することを防ぐことができる。
<第3の実施例>
図4は図1における三角波矩形波発振回路1、比較器2、およびパルス生成回路3からなる制御回路7を具体化した第3の実施例の回路図である。ここでは、図3で示した回路に対して、電流源I2と接続されるトランジスタMP6とカレントミラーとなるPチャネルMOSトランジスタMP7を新たに設けて、そのトランジスタMP7のドレインとグランドとの間に抵抗R1を接続し、電流源I2に比例した電流を抵抗R1に流す。このとき抵抗R1に発生した電圧を基準電圧V1とする。このようにすることにより、電流源I2により三角波信号Etの発振周波数が決まっているので、基準電圧V1の値はこの発振周波数に比例することになる。
このように、本実施例によれば、変調信号PWM2を生成する比較器302の基準電圧V1が三角波信号Etの周波数に比例するので、その周波数に関係なく、デッドタイムを一定にできる。
本発明の第1の実施例のスイッチング電源装置の全体のブロック図である。 図1のスイッチング電源装置の制御回路の詳細な回路図である。 第2の実施例の制御回路の詳細な回路図である。 第3の実施例の制御回路の詳細な回路図である。 図2〜図4の制御回路の各信号の波形図である。 第1の従来例のスイッチング電源装置の回路図である。 図6のスイッチング電源装置の制御回路のブロック図である。 図7の制御回路の各信号の波形図である。 第2の従来例のスイッチング電源装置の回路図である。 図9のスイッチング電源回路の各信号の波形図である。
符号の説明
Eo:出力電圧Voの分圧値
Er:基準電圧
Ec:誤差信号
Et:三角波信号
Ek:矩形波信号
1:三角波矩形波発振回路、101,102:比較器、103,104:NOR回路
2:比較器
3:パルス生成回路、301:AND回路、302:比較器、303:インバータ
11:三角波発振回路
12:比較器
13:インバータ
14,15:Tフリップフロップ
16,17:積分回路
18,19:XOR回路
21,22:比較器
23:レベルシフト回路
24,25:増幅器

Claims (3)

  1. 高電位電源に接続した第1のスイッチ素子と、低電位電源に接続した第2のスイッチ素子と、前記第1および第2のスイッチ素子の共通接続点と出力端子との間に接続した誘導素子と、前記出力端子と前記低電位電源との間に接続した第1の容量素子と、前記出力端子の出力電圧を検出する電圧検出素子と、前記電圧検出素子で検出された電圧検出信号と第1の基準値との誤差を検出して誤差信号を出力する誤差増幅器と、前記誤差信号と三角波信号とを比較し第1のパルス幅変調信号を生成する第1の比較器と、該第1のパルス幅変調信号を受けて前記第1のスイッチ素子を駆動する第1のドライバ回路と、前記三角波信号および前記三角波信号の立上り時にハイレベル、立下り時にローレベルとなる矩形波信号を発振する三角波矩形波発振回路と、前記矩形波信号と前記第1のパルス幅変調信号とを受けて第2のパルス幅変調信号を生成するパルス生成回路と、該第2のパルス幅変調信号を受けて前記第2のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素子と相補的に駆動する第2のドライバ回路とを具備するスイッチング電源装置であって、
    前記パルス生成回路は、第1の電流源と、前記第1のパルス幅変調信号と前記矩形波信号の論理積信号によって前記第1の電流源の電流により充放電される第2の容量素子と、該第2の容量素子の充電電圧を第2の基準値と比較して前記第2のパルス幅変調信号を出力する第2の比較器と、を有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記パルス生成回路は、前記第1の電流源として、前記三角波矩形波発振回路の前記三角波信号および前記矩形波信号を生成するための電流源の電流を用いたことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記パルス生成回路は、前記第2の基準値を、前記第1の電流源の電流に比例した値に設定したことを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
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