JP5898522B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents
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Description
[DC−DCコンバータ1の構成]
図1は、この発明の実施の形態1によるDC−DCコンバータ1の構成を示す回路図である。
変換部10は、いわゆる降圧チョッパと呼ばれる回路であり、入力された直流電圧Vinを降圧することによって出力電圧Voutを生成する。変換部10は、スイッチング素子としてのPMOS(Positive-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタTR1と、NMOS(Negative-channel MOS)トランジスタTR2と、インダクタLと、平滑用のコンデンサC1と、インダクタ電流ILの検出用の抵抗素子R4とを含む。
制御回路11は、インダクタLを流れるインダクタ電流ILに比例した電圧と、スロープ補償回路14が生成するスロープ電流Isに比例した電圧との合計電圧Vsumを生成する。さらに制御回路11は、出力電圧Voutに比例した電圧と所定の参照電圧Vrefとの差に基づく誤差電圧Veを生成し、誤差電圧Veと合計電圧Vsumとの比較によってトランジスタTR1をオフ状態に切替える電流モード制御を行なう。具体的に、制御回路11は、誤差アンプEAMPと、電圧シフト回路12と、抵抗素子R1と、比較器CMPと、RSフリップフロップFFと、ドライブ回路DRVとを含む。
スロープ補償回路14は、トランジスタTR1がオン状態に切り替わったときから徐々に増加し、トランジスタTR1がオフ状態に切替わったときに0にリセットされるスロープ電流Isを生成する。電流モード制御では、インダクタの通電率が50%を超えるとインダクタ電流が不安定になることが知られており、スロープ電流Isはその安定化のために用いられる。
I0:I1:I2=W10/L10:W11/L11:W12/L12 …(1)
の関係が成立つ。トランジスタTR10〜TR12のサイズが互いに等しい場合には、
I0=I1=I2 …(2)
となる。
W11/L11:W12/L12=W13/L13:W14/L14 …(3)
の関係が成立つ。言い換えると、電流源回路15は、トランジスタTR13,TR14のサイズの比に比例した電流I1,I2を、トランジスタTR13,TR14にそれぞれ供給する。トランジスタTR13,TR14のサイズが互いに等しい場合には、トランジスタTR11,TR12のサイズも互いに等しくなり、この場合、I1=I2の関係が成り立つ。
次に、スロープ補償回路14の動作について説明する。
図2は、図1の各部の信号波形を示す図である。図2のグラフは、上から順に、図1のフリップフロップFFに入力されるクロック信号CLKの波形、フリップフロップFFの反転出力/Q、スロープ補償回路14のコンデンサC2の電圧V(C2)、スロープ電流Is、インダクタ電流IL、比較器CMPの−端子入力(ノードND5の電位)、比較器CMPの出力を示す。以下、図1、図2を参照して、DC−DCコンバータ1の動作について説明する。
以上とおり、実施の形態1のDC−DCコンバータ1によれば、簡単な構成のスロープ補償回路14によって非線型のスロープ電流を生成し、生成したスロープ電流によって電流制御モード時のインダクタ電流を安定化することができる。以下、比較例のスロープ補償回路914と対比しながら、この実施の形態の場合のスロープ補償回路14の特徴について補足する。
図5は、図1のDC−DCコンバータ1の変形例としてのDC−DCコンバータ2の構成を示す回路図である。
[DC−DCコンバータ3の構成]
図6は、この発明の実施の形態2によるDC−DCコンバータ3の構成を示す回路図である。実施の形態2のDC−DCコンバータ3では、変換部20として昇圧チョッパが設けられている点で実施の形態1の場合と異なる。具体的に、図6を参照して、DC−DCコンバータ3は、入力ノードND1と、接地ノードND2と、出力ノードND3と、直流電圧変換を行なう変換部20と、制御回路21と、スロープ補償回路24とを含む。
変換部20は、いわゆる昇圧チョッパと呼ばれる回路であり、入力ノードND1に入力された直流電圧Vinを昇圧することによって出力電圧Voutを生成し、生成した出力電圧Voutを出力ノードND3を介して負荷9に出力する。変換部20は、スイッチング素子としてのNMOSトランジスタTR21と、同期整流素子としてのNMOSトランジスタTR22と、インダクタLと、平滑用のコンデンサC1と、インダクタ電流ILの検出用の抵抗素子R4とを含む。
制御回路21は、実施の形態1の場合と同様に、スロープ補償付きの電流モード制御によって、トランジスタTR21,TR22をオンおよびオフに切替える。具体的に制御回路21は、誤差アンプEAMPと、抵抗素子R1と、比較器CMPと、RSフリップフロップFFと、ドライブ回路DRVと、インバータ22とを含む。
スロープ補償回路24は、トランジスタTR21がオン状態に切り替わったときから徐々に増加し、トランジスタTR21がオフ状態に切替わったときに0にリセットされるスロープ電流Isを生成する。
I0:I1:I2=W30/L30:W31/L31:W32/L32 …(4)
の関係が成立つ。
W31/L31:W32/L32=W33/L33:W34/L34 …(5)
の関係が成立つ。言い換えると、電流源回路25は、トランジスタTR33,TR34のサイズの比に比例した電流I1,I2を、トランジスタTR33,TR34にそれぞれ流す。トランジスタTR33,TR34のサイズが互いに等しい場合には、トランジスタTR31,TR32のサイズも互いに等しくなり、この場合、I1=I2の関係が成り立つ。
次に、スロープ補償回路24の動作について説明する。トランジスタTR34のゲート・ソース間電圧は、トランジスタTR33のゲート・ソース間電圧とコンデンサC2の電圧との和に等しい。したがって、トランジスタTR34に流れる電流は、コンデンサC2の充電電圧に応じて変化する。
図7は、図6のスロープ補償回路24の変形例の構成を示す回路図である。図7を参照して、スロープ補償回路34は、図1に示したスロープ補償回路14の構成にさらにPMOSトランジスタTR16,TR17で構成されるカレントミラーを付加したものである。ダイオード接続されたトランジスタTR16は、入力ノードND1とノードND8との間に接続される。トランジスタTR17は、入力ノードND1と、図6のノードND5との間に接続され、そのゲートはトランジスタTR16のゲートに接続される。
Claims (5)
- 入力電圧が与えられる入力ノードと、
接地電圧が与えられる接地ノードと、
出力電圧を出力するための出力ノードと、
前記入力ノードまたは前記接地ノードに一端が接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の他端と接続されたインダクタと、
スロープ電流を生成するスロープ補償回路と、
前記インダクタを流れる電流に比例した電圧と前記スロープ電流に比例した電圧との合計電圧と、前記出力電圧に比例した電圧と所定の参照電圧との差に基づく誤差電圧との比較によって、前記第1のスイッチング素子をオフ状態に切替える電流モード制御を行なう制御回路とを備え、
前記スロープ補償回路は、
容量素子と、
前記容量素子と並列に接続され、前記第1のスイッチング素子がオン状態のときにオフ状態となる第2のスイッチング素子と、
第1の主電極が前記入力ノードまたは前記接地ノードに接続された第1のトランジスタと、
第1の主電極が前記容量素子を介して前記第1のトランジスタの第1の主電極と接続され、制御電極が前記第1のトランジスタの制御電極と接続される、ダイオード接続された第2のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの各第2の主電極と接続され、前記第1および第2のトランジスタのサイズの比に比例した電流を前記第1および第2のトランジスタにそれぞれ流す電流源回路とを含み、
前記スロープ電流は、前記第1のトランジスタの第2の主電極と前記電流源回路との接続経路から分岐した経路を通って、前記第1のトランジスタに流入または前記第1のトランジスタから流出する、DC−DCコンバータ。 - 前記電流源回路は、
前記入力ノードと前記接地ノードとの間に前記第1のトランジスタと直列に接続された第3のトランジスタと、
前記入力ノードと前記接地ノードとの間に前記第2のトランジスタと直列に接続された第4のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタとカレントミラーを構成する、ダイオード接続された第5のトランジスタと、
前記第5のトランジスタに所定の電流を流す定電流源とを含み、
前記第1および第2のトランジスタのサイズの比は、前記第3および第4のトランジスタのサイズの比に等しい、請求項1に記載のDC−DCコンバータ。 - 前記第1のスイッチング素子と前記入力ノードまたは前記接地ノードとの間に挿入された第1の抵抗素子をさらに備え、
前記制御回路は、
前記第1の抵抗素子と前記第1のスイッチング素子との接続ノードに一端が接続され、他端が前記スロープ補償回路と接続されることによって、前記スロープ電流が流れる第2の抵抗素子と、
前記合計電圧として前記第2の抵抗素子の前記他端の電圧を受けて、前記誤差電圧と比較する比較器とを含み、
前記第1のスイッチング素子は、前記比較器の出力に応じてオフ状態に切替わる、請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。 - 前記制御回路は、
前記第1のスイッチング素子がオン状態のときにオン状態となる第3のスイッチング素子と、
前記インダクタと前記第1のスイッチング素子との接続ノードに前記第3のスイッチング素子を介して一端が接続され、他端が前記スロープ補償回路と接続されることによって、前記第1のスイッチング素子がオン状態のときに前記スロープ電流が流れる抵抗素子と、
前記合計電圧として前記抵抗素子の前記他端の電圧を受けて、前記誤差電圧と比較する比較器とを含み、
前記第1のスイッチング素子は、前記比較器の出力に応じてオフ状態に切替わる、請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。 - 前記制御回路は、さらに、前記インダクタを流れる電流に比例した電圧が所定の上限電圧を超えたときに前記第1のスイッチング素子をオフ状態にする過電流制御を行なう、請求項1〜4のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
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