JPWO2016020996A1 - 角形二次電池 - Google Patents

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Abstract

本発明の角形二次電池は、外部端子のバスバーが溶接される金属体と、金属体に接合される接続端子との間で機械的強度と電気的特性の両方を確保してより信頼性の高い角形二次電池を提供することを課題としている。上記課題を解決する本発明の角形二次電池(100A)は、角形の電池容器(101)の1つの面に正極及び負極の外部端子(141、151)が配置され、電池容器に扁平捲回群が収容されたものであって、一方の外部端子(151)は、電池容器を貫通して扁平捲回群(170)に電気的に接続される接続端子(153)と、接続端子に接合される金属体(152)とを有し、接続端子と金属体との接合部は、機械的接合部と冶金的接合部とを有することを特徴とする。

Description

本発明は、角形二次電池に係り、例えば車両等に搭載される角形二次電池に関する。
従来から、例えばハイブリッド方式の電気自動車や純粋な電気自動車等の動力源として、容量の大きな二次電池の開発が進められている。このような二次電池のうち、特に角形のリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度の高い二次電池として注目されている。
角形のリチウムイオン二次電池は、例えば、正極活物質を塗布した正極箔、負極活物質を塗布した負極箔、およびそれぞれを絶縁するためのセパレータを重ね合わせて捲回した扁平形状の蓄電要素を、電池蓋に設けられた正極外部端子および負極外部端子に電気的に接続し、その蓄電要素を電池缶に収容して電池缶の開口部を電池蓋で溶接封止し、電池蓋に設けられた注液孔から電解液を注液し、その注液孔に注液栓を挿入してレーザ溶接で溶接封止することによって作製する。
そして、上記した角形のリチウムイオン二次電池を複数配列し、各電池の外部端子にバスバーを溶接し、隣接する電池同士を当該バスバーを介して接続することによって、複数の二次電池を直列に接続した組電池を作製する。
ところで、二次電池の正極外部端子と負極外部端子の形成素材が異なる場合、例えば、正極外部端子がアルミニウムで作製され、負極外部端子が銅で作製される場合、銅製のバスバーを使用すると正極外部端子とバスバーとの溶接強度の確保が困難となる一方で、アルミニウム製のバスバーを使用すると負極外部端子とバスバーとの溶接強度の確保が困難となることが知られている。
このような問題に対し、特許文献1には、アルミとニッケルのクラッド板を使用し、バスバーとクラッド板をアルミとニッケルの溶接とし、正極外部端子または負極外部端子とクラッド板をアルミとニッケルまたは銅とニッケルの溶接とすることでクラッド板を接合した外部端子が開示されている。
WO2012/169055
しかしながら、特許文献1に開示されている外部端子においては、外部端子とクラッド板を重ねて側面を溶接し、その体積の少ない溶接部のみに機械的強度と電気的特性を要求しているため、機械的強度を大きくすることが困難であり、角形二次電池としての信頼性のさらなる向上が望まれていた。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、外部端子のバスバーが溶接される金属体と、金属体に接合される接続端子との間で機械的強度と電気的特性の両方を確保してより信頼性の高い角形二次電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願は角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、前記電池容器に扁平捲回群が収容された角形二次電池であって、一方の外部端子は、前記電池容器を貫通して前記扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、該接続端子に接合される金属体とを有し、前記接続端子と前記金属体との接合部は、機械的接合部と冶金的接合部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、外部端子のバスバーが溶接される金属体と、金属体に接合される接続端子との間で機械的強度と電気的特性の両方を確保してより信頼性の高い角形二次電池を提供することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
角形二次電池の外観斜視図。 分解斜視図。 扁平捲回群の分解斜視図。 実施形態1の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態1の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図4BのA−A線断面図。 外部端子形成の概念図。 外部端子にバスバーを溶接した状態を示す平面図。 図6AのA−A線断面図。 図6AのA−A線断面図に相当する他の実施例を示す図。 図6AのA−A線断面図に相当する他の実施例を示す図。 実施形態2の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態2の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図7BのA−A線断面図。 実施形態3の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態3の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図8BのA−A線断面図。 実施形態4の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態4の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図9BのA−A線断面図。 図9CのB部の拡大図。 実施形態5の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態5の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図10BのA−A線断面図。 図10CのB部の拡大図。 実施形態6の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態6の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図11BのA−A線断面図。 図11CのB部の拡大図。 実施形態7の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態7の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図12BのA−A線断面図。 図12CのB部の拡大図。 実施形態8の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態8の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図13BのA−A線断面図。 図13CのB部の拡大図。 実施形態9の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図。 実施形態9の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図。 図14BのA−A線断面図。 図14CのB部の拡大図。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体を有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部を有しており、機械的接合部はねじ構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とを重ね溶接した溶接構造を有している。
図1、図2に示すように、角形二次電池100Aは、電池缶101と電池蓋102とから構成されている。電池缶101および電池蓋102の材質は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などである。
電池蓋102は、矩形平板状であって、電池缶101の開口を塞ぐように溶接されている。つまり、電池蓋102は、電池缶101を封口している。電池蓋102には、正極外部端子141および負極外部端子151が配設されている。また、電池蓋102には、ガス排出弁103が設けられている。ガス排出弁103は、プレス加工によって電池蓋102を部分的に薄肉化することで形成されている。ガス排出弁103には、開裂時に大きな開口が形成されるように開裂溝が形成されている。ガス排出弁103は、角形二次電池100Aが過充電等の異常により発熱してガスが発生し、電池内の圧力が上昇して所定圧力に達したときに開裂して、内部からガスを排出することで電池内の圧力を低下させる。さらに電池蓋102には、電池内に電解液を注入するための注液孔106aを封止する注液栓106bが溶接されている。
角形二次電池100Aは、複数個を直列に接続し、組電池として使用されることがあり、この際、正極外部端子141と負極外部端子151にバスバー1000を溶接することにより、接続することがある。例えば、正極外部端子141はアルミニウムまたはアルミニウム合金であり、負極外部端子151は、接続端子153が銅または銅合金であり、金属体152はアルミニウムまたはアルミニウム合金である。また、バスバー1000は正極外部端子141と同種のアルミニウムまたはアルミニウム合金である。本願はこの端子の構造に関する。
電池缶101には扁平捲回群170が収容されている。電池缶101は、一対の幅広面101aと一対の幅狭面101bと底面101cとを有し、上面が開口された矩形箱状に形成されている。扁平捲回群170は絶縁ケース108に覆われた状態で電池缶101に収容されている。絶縁ケース108の材質は、ポリプロピレン等の絶縁性を有する樹脂である。これにより、電池缶101の内面と、扁平捲回群170とは電気的に絶縁されている。
正極外部端子141が正極集電体180を介して扁平捲回群170の正極電極174に電気的に接続され、負極外部端子151が負極集電体190を介して扁平捲回群170の負極電極175に電気的に接続されているため、正極外部端子141および負極外部端子151を介して外部負荷に電力が供給され、あるいは、正極外部端子141および負極外部端子151を介して外部発電電力が扁平捲回群170に供給されて充電される。
電池蓋組立体107は、電池蓋102と、電池蓋102に設けられた一対の貫通孔102hのそれぞれに取り付けられた正極外部端子141および負極外部端子151と、正極集電体180および負極集電体190と、一対のガスケット130と、一対の絶縁部材160とを含んで構成されている。
正極外部端子141および正極集電体180および負極外部端子151の金属体152の材質はアルミニウムまたはアルミニウム合金である。正極外部端子141は、正極集電体180に電気的に接続される。負極外部端子151の接続端子153および負極集電体190の材質は銅または銅合金である。負極外部端子151は、負極集電体190に電気的に接続される。絶縁部材160およびガスケット130の材質は、ポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂等の絶縁性を有する樹脂である。
電池蓋102には、電池缶101内に電解液を注入するための注液孔106aが穿設されている。注液孔106aは、電解液注入後、シール材106cを注液孔106aに挿入し、注液栓106bをシール材106cに圧入した後、溶接によって封止される。電解液としては、たとえば、エチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を用いることができる。
図3を参照して、扁平捲回群170について説明する。図3は扁平捲回群170を示す斜視図である。蓄電要素である扁平捲回群170は、図3に示すように、長尺状の正極電極174および負極電極175をセパレータ173を介在させて捲回軸W周りに扁平形状に捲回する積層構造としている。
正極電極174は、正極箔171と、正極活物質に結着材(バインダ)を配合した正極活物質合剤が正極箔171の両面に塗工されて形成された正極活物質合剤層176とを有する。負極電極175は、負極箔172と、負極活物質に結着材(バインダ)を配合した負極活物質合剤が負極箔172の両面に塗工されて形成された負極活物質合剤層177とを有する。正極活物質と負極活物質との間では、充放電が行われる。
正極箔171は、厚さ20〜30μm程度のアルミニウム合金箔であり、負極箔172は、厚さ15〜20μm程度の銅合金箔である。セパレータ173の素材は多孔質のポリエチレン樹脂である。正極活物質は、マンガン酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複酸化物であり、負極活物質は、リチウムイオンを可逆に吸蔵、放出可能な黒鉛等の炭素材である。
扁平捲回群170の幅方向(捲回方向に直交する捲回軸W方向)の両端部は、一方は、正極活物質合剤層176の形成されていない未塗工部(正極箔171の露出部)が積層された部分とし、他方は、負極活物質合剤層177の形成されていない未塗工部(負極箔172の露出部)が積層された部分としている。正極側未塗工部の積層体および負極側未塗工部の積層体は、それぞれ後述の電池蓋組立体107の正極集電体180および負極集電体190(図2参照)と超音波接合により接続される。超音波溶接により接続された後、絶縁ケース108により扁平捲回群170全体を覆い、電池缶101へと収容され、電池缶101と電池蓋102をレーザ溶接により封口する。
図4Aは、実施形態1の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図4Bは、実施形態1の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図4Cは、図4BのA−A線断面図である。
図4Aに示すように電池蓋102には、正極外部端子141および負極外部端子151がガスケット130を介して配設されている。前述のように複数個の角形二次電池を直列に接続し、組電池として使用する場合には、正極外部端子141および負極外部端子151にバスバー1000が溶接される。
バスバー1000が、アルミニウムまたはアルミニウム合金の場合、正極外部端子141と負極外部端子151の金属体152とをアルミニウムまたはアルミニウム合金とし、負極外部端子151の接続端子153を銅または銅合金とすることで、バスバー1000との接合は、アルミニウムまたはアルミニウム合金同士の溶接となり、強度的に問題のないバスバー溶接とすることができる。
負極外部端子151は、金属体152と接続端子153とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部としてねじ構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体152と接続端子153とを重ね溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体152と接続端子153との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池100Aの信頼性を向上することができる。
また、特に図示していないが、バスバー1000が、銅または銅合金の場合は、正極外部端子141を、金属体と接続端子で構成し、正極外部端子141の金属体と負極外部端子151とを銅または銅合金とし、正極外部端子の接続端子をアルミニウムまたはアルミニウム合金とすることで、正極外部端子141の金属体とバスバー1000とは、銅または銅合金同士の溶接となり、強度的に問題のないバスバー溶接とすることができる。この場合も同様に、正極外部端子141は、金属体と接続端子とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合することで角形二次電池100Aの信頼性を向上することができる。
図5にバスバーが、アルミニウムまたはアルミニウム合金の場合の負極外部端子及び電池蓋組立体負極側の組立方法を示す。
負極外部端子151は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体152と、銅または銅合金の接続端子153を有している。金属体152は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面152bと、蓋対向面152bから離間した位置に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面152aと、溶接面152aの周端縁から蓋対向面152bの周端縁までの間に亘る側面152cとを有している。そして、蓋対向面152bの略中央位置から溶接面152aに向かってねじ穴152dが設けられている。ねじ穴152dは、溶接面152aとの間に所定の厚みを残す深さを有している。接続端子153は、丸棒形状を有しており、基端部153aには、ねじ穴152dと螺合する雄ネジが螺設され、先端部153bには、かしめ用の凹部が設けられている。
負極外部端子151は、図5の(a)に示すように、接続端子153の基端部153aを金属体152のねじ穴152dに螺入することで、接続端子153と金属体152とが機械的に結合される。そして、図5の(b)に示すように、金属体152の溶接面152aにレーザ溶接のレーザLBを照射し、金属体152の溶接面152aからねじ穴152dの底面を貫通して接続端子153の基端部153aまで溶融する重ね溶接をすることで、接続端子153と金属体152は冶金的に接合される。この冶金的接合により、接続端子153の基端部153aと金属体152の溶接面152aとの間には金属結合された溶接部151aが形成され、金属体152と接続端子153とが電気的に接続される。
それから、図5の(c)に示すように、ガスケット130、電池蓋102、絶縁部材160、負極集電体190を重ねてこれらを貫通する貫通孔に負極外部端子151の接続端子153を挿入する。そして、接続端子153の先端部を径方向外側に広げるように折り曲げて、かしめることにより、ガスケット130、電池蓋102、絶縁部材160、負極集電体190を一体化し、電池蓋組立体107の負極側が組み立てられる。
以下にバスバーがアルミニウムまたはアルミニウム合金の場合を例として説明するが、バスバーが、銅または銅合金の場合についても、正極外部端子141の金属体を銅または銅合金とし、接続端子をアルミニウムまたはアルミニウム合金とすることで、同様の方法で正極外部端子141および電池蓋組立体107の正極側を組み立てることができる。
前述の方法により形成された溶接部151aは、図6A及び図6Bに示すように、負極外部端子151の溶接面152aにバスバー1000を接触させて例えばレーザ溶接するため、負極外部端子151の金属体152と接続端子153との溶接部151aとともにバスバー溶接をすると、バスバー溶接部1000aの強度が低下する恐れがある。したがって、バスバー1000を溶接する場合には、溶接部151aを避けて溶接する必要がある。本実施形態では、バスバー溶接部1000aは、溶接部151aの周りを囲むように楕円状に形成されている。
また、溶接部151aが、金属体152の溶接面152aよりも凸となった場合にバスバー1000を溶接面152aに接面させることができず、溶接面152aとの間の隙間が問題となる場合には、図6Cに示すように、金属体152の溶接部151aが形成される部分にあらかじめ凹部152eを設けるか、図6Dに示すようにバスバー1000に凹部1000bを設けることで解決できる。
また、負極外部端子151の金属体152の基端部153aと接続端子153のねじ穴152dの間に形成される隙間に水分があると、その水分に起因した腐食(いわゆる電食)が問題となるおそれがある。かかる場合には、樹脂や接着剤、隙間腐食防止剤などを充填することにより解決できる。その際に、溶接部151aが形成される部分にはマスキングを施しておくことで、金属体152と接続端子153の溶接性への影響を防止することができる。また、他の方法として、窒素雰囲気中で組み立てを行った後に溶接封止して隙間に窒素ガス等の充填材を封入することにより解決できる。また、真空中で組み立てを行い、その後に溶接封止してもよい。
また、本実施形態では金属体152と接続端子153の溶接にレーザ溶接を用いているが、これに限定されるものではなく、その他の冶金的接合法、例えば、摩擦撹拌接合(FSW)や電子ビーム溶接、抵抗溶接、圧接、アーク溶接、融接などを用いても良い。
上述のように、負極外部端子151は、金属体152と接続端子153とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部としてねじ構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体152と接続端子153とを重ね溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体152と接続端子153との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池100Aの信頼性を向上することができる。特に、本実施形態では、機械的接合部としてねじ構造を有しているので、従来と比較して飛躍的に大きい機械的強度を得ることができる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2について図7A〜図7Cを用いて以下に説明する。
図7Aは、実施形態2の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図7Bは、実施形態2の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図7Cは、図7BのA−A線断面図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、機械的接合部が実施形態1のねじ構造の代わりに圧入構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とを重ね溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池200Aの負極外部端子251は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体252と、銅または銅合金の接続端子253を有している。金属体252は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面252bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面252aと、溶接面252aの周端縁から蓋対向面252bの周端縁までの間に亘る側面252cとを有している。そして、蓋対向面252bの略中央位置には、溶接面252aに向かって所定深さを有する丸穴252dが設けられている。接続端子253は、丸棒形状を有しており、丸穴252dに基端部253aが圧入されている。
負極外部端子251は、接続端子253の基端部253aを金属体252の丸穴252dに圧入することで、接続端子253と金属体252とが機械的に接合されている。そして、金属体252の溶接面252aにレーザ溶接のレーザを照射し、金属体252の溶接面252aから丸穴252dの底面を貫通して接続端子253の基端部253aまで溶融して重ね溶接することで、接続端子253と金属体252とが冶金的に接合されている。この冶金的接合により、接続端子253の基端部253aと金属体252の溶接面252aとの間には金属結合された溶接部251aが形成され、金属体252と接続端子253とが電気的に接続されている。
上述のように、負極外部端子251は、金属体252と接続端子253とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体252と接続端子253とを重ね溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体252と接続端子253との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池200Aの信頼性を向上することができる。特に、本実施形態では、機械的接合部として圧入構造を有しているので、実施形態1と比較して、接続端子253の基端部153aに雄ネジを形成し、金属体152にねじ穴152dを形成する工程を省略することができる。したがって、構造が簡単で、容易に製造することができ、製造コストを低く抑えることができる。
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3について図8A〜図8Cを用いて以下に説明する。
図8Aは、実施形態3の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図8Bは、実施形態3の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図8Cは、図8BのA−A線断面図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、重ね溶接の溶接部を複数箇所設けたことである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とを複数箇所重ね溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池300Aの負極外部端子351は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体352と、銅または銅合金の接続端子353を有している。金属体352は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面352bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面352aと、溶接面352aの周端縁から蓋対向面352bの周端縁までの間に亘る側面352cとを有している。そして、蓋対向面352bの略中央位置には、溶接面352aに向かって所定深さを有する丸穴352dが設けられている。接続端子353は、丸棒形状を有しており、丸穴352dに基端部353aが圧入されている。
負極外部端子351は、接続端子353の基端部353aを金属体352の丸穴352dに圧入することで、接続端子353と金属体352とが機械的に接合されている。そして、金属体352の溶接面352aにレーザ溶接のレーザを照射し、金属体352の溶接面352aから丸穴352dの底面を貫通して接続端子353の基端部353aまで溶融して重ね溶接することで、接続端子353と金属体352とが冶金的に接合されている。本実施形態では、3箇所を重ね溶接している。この冶金的接合により、接続端子353の基端部と金属体352の溶接面352aとの間には金属結合された複数の溶接部351aが形成され、金属体352と接続端子353とが電気的に接続されている。
上述のように、負極外部端子351は、金属体352と接続端子353とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体352と接続端子353とを複数箇所重ね溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体352と接続端子353との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池200Aの信頼性を向上することができる。特に、本実施形態によれば、複数箇所を重ね溶接しているので、その分だけ、冶金的接合部の断面積を大きくすることができ、金属体352と接続端子353との電気抵抗をより少なくすることができる。
[実施形態4]
次に、本発明の実施形態4について図9A〜図9Dを用いて以下に説明する。
図9Aは、実施形態4の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図9Bは、実施形態4の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図9Cは、図9BのA−A線断面図、図9Dは、図9CのB部の拡大図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、冶金的接合部が実施形態2及び実施形態3の重ね溶接の代わりに、すみ肉溶接による溶接構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とをすみ肉溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池400Aの負極外部端子451は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体452と、銅または銅合金の接続端子453を有している。金属体452は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面452bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面452aと、溶接面452aの周端縁から蓋対向面452bの周端縁までの間に亘る側面452cとを有している。そして、蓋対向面452bの略中央位置には、溶接面452aに向かって所定深さを有する丸穴452dが設けられている。接続端子453は、丸棒形状を有しており、丸穴452dに基端部453aが圧入されている。
溶接面452aには、丸穴452dの底面まで貫通する貫通孔452eが設けられている。貫通孔452eは、丸穴452dの底面側の開口が、接続端子453の基端部453aの端面によって完全に閉塞されており、図9Bに示すように、負極外部端子451を平面視した場合に、貫通孔452e内に接続端子453の基端部453aの端面が露出している。貫通孔452eの内径は、接続端子453の基端部453aの外径よりも小さく、基端部453aの端面のうち、端面周縁領域が丸穴452dの底面に対向して当接し、端面中央領域が貫通孔452eを介して外部に露出されている。
負極外部端子451は、接続端子453の基端部453aを金属体452の丸穴452dに圧入することで、接続端子453と金属体452とが機械的に接合されている。そして、図9Dに示すように、接続端子453の基端部453aの端面と、金属体452の貫通孔452eの内周面との間の境界部分にレーザ溶接のレーザLBを照射してすみ肉溶接することで、接続端子453と金属体452とが冶金的に接合されている。この冶金的接合により、接続端子453の基端部453aの端面と、金属体452の貫通孔452eの内周面との間の境界部分には、金属結合された溶接部451aが形成され、金属体452と接続端子453とが電気的に接続されている。溶接部451aは、貫通孔452eの内周面に沿って全周に亘って連続して形成されている。
上述のように、負極外部端子451は、金属体452と接続端子453とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体452と接続端子453とをすみ肉溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体452と接続端子453との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池400Aの信頼性を向上することができる。
特に、本実施形態では、金属体452と接続端子453とをすみ肉溶接した溶接構造を有しているので、上述の実施形態1〜3の重ね溶接と比較して、少ない溶接エネルギーで溶接することができ、小規模の生産設備で製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、金属体452と接続端子453とが溶接されている状態を目視で確認できるので、溶接の確認検査を容易にでき、高品質の製品を提供することができる。
[実施形態5]
次に、本発明の実施形態5について図10〜図10Dを用いて以下に説明する。
図10Aは、実施形態5の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図10Bは、実施形態5の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図10Cは、図10BのA−A線断面図、図10Dは、図10CのB部の拡大図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、冶金的接合部が突き合わせ溶接による溶接構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とを突き合わせ溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池500Aの負極外部端子551は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体552と、銅または銅合金の接続端子553を有している。金属体552は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面552bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面552aと、溶接面552aの周端縁から蓋対向面552bの周端縁までの間に亘る側面552cとを有している。そして、蓋対向面552bの略中央位置には、溶接面552aに向かって所定深さを有する丸穴552dが設けられている。接続端子553は、丸棒形状を有しており、丸穴552dに基端部553aが圧入されている。
溶接面552aには、丸穴552dの底面まで貫通する貫通孔552eが設けられている。接続端子553の基端部553aには、貫通孔552eに嵌入される円柱部553cが設けられている。円柱部553cの外周面は、貫通孔552eの内周面に対向して当接し、円柱部553cの端面は、溶接面552aと面一となっている。
負極外部端子551は、接続端子553の基端部553aを金属体552の丸穴552dに圧入することで、接続端子553と金属体552とが機械的に接合されている。そして、図10Dに示すように、接続端子553の円柱部553cの外周面と、金属体552の貫通孔552eの内周面との間の境界部分にレーザ溶接のレーザLBを照射して突き合わせ溶接することで、接続端子553と金属体552とが冶金的に接合されている。この冶金的接合により、接続端子553の円柱部553cの外周面と、金属体552の貫通孔552eの内周面との間の境界部分には、金属結合された溶接部551aが形成され、金属体552と接続端子553とが電気的に接続されている。溶接部551aは、接続端子553の円柱部553cの外周面と、金属体552の貫通孔552eの内周面との間の境界部分に沿って周状に全周に亘って連続して形成されている。
上述のように、負極外部端子551は、金属体552と接続端子553とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体552と接続端子553とを突き合わせ溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体552と接続端子553との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池500Aの信頼性を向上することができる。
特に、本実施形態では、金属体552と接続端子553とを突き合わせ溶接した溶接構造を有しているので、上述の実施形態1〜3の重ね溶接と比較して、少ない溶接エネルギーで溶接することができ、小規模の生産設備で製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、溶接面552aに対して垂直方向にレーザ溶接のレーザLBを当てることができるので、上述の実施形態4と比較して、溶接作業が容易であり、簡単に製造することができる。また、金属体552と接続端子553とが溶接されている状態を目視で確認できるので、溶接の確認検査を容易にでき、高品質の製品を提供することができる。
[実施形態6]
次に、本発明の実施形態6について図11A〜図11Dを用いて以下に説明する。
図11Aは、実施形態6の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図11Bは、実施形態6の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図11Cは、図11BのA−A線断面図、図11Dは、図11CのB部の拡大図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、冶金的接合部が金属体の対向面側に設けられており、かつ、すみ肉溶接による溶接構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とをすみ肉溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池600Aの負極外部端子651は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体652と、銅または銅合金の接続端子653を有している。金属体652は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面652bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面652aと、溶接面652aの周端縁から蓋対向面652bの周端縁までの間に亘る側面652cとを有している。そして、蓋対向面652bの略中央位置には、溶接面652aに向かって所定深さを有する丸穴652dが設けられている。接続端子653は、丸棒形状を有しており、丸穴652dに基端部653aが圧入されている。
負極外部端子651は、接続端子653の基端部653aを金属体652の丸穴652dに圧入することで、接続端子653と金属体652とが機械的に接合されている。そして、図11Dに示すように、接続端子653の基端部653aの外周面と、金属体652の対向面652bとの間の境界部分にレーザ溶接のレーザLBを照射してすみ肉溶接することで、接続端子653と金属体652とが冶金的に接合されている。この冶金的接合により、接続端子653の基端部653aの外周面と、金属体652の対向面652bとの間の境界部分には、金属結合された溶接部651aが形成され、金属体652と接続端子653とが電気的に接続されている。溶接部651aは、金属体652の丸穴652dの開口端縁に沿って全周に亘って連続して形成されている。
上述のように、負極外部端子651は、金属体652と接続端子653とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体652と接続端子653とをすみ肉溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体652と接続端子653との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池600Aの信頼性を向上することができる。
本実施形態では、金属体652と接続端子653とをすみ肉溶接した溶接構造を有しているので、上述の実施形態1〜3の重ね溶接と比較して、少ない溶接エネルギーで溶接することができ、小規模の生産設備で製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、金属体652と接続端子653とが溶接されている状態を目視で確認できるので、溶接の確認検査を容易にでき、高品質の製品を提供することができる。
そして、特に本実施形態では、溶接部651aが金属体652の対向面652b側に設けられているので、金属体652の溶接面652aを全面に亘って使用することができ、バスバー1000との接合面積をより広く確保でき、バスバー1000との電気抵抗を低くすることができる。
[実施形態7]
次に、本発明の実施形態7について図12A〜図12Dを用いて以下に説明する。
図12Aは、実施形態7の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図12Bは、実施形態7の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図12Cは、図12BのA−A線断面図、図12Dは、図12CのB部の拡大図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、冶金的接合部が金属体の対向面側に設けられており、かつ、突き合わせ溶接による溶接構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とを突き合わせ溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池700Aの負極外部端子751は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体752と、銅または銅合金の接続端子753を有している。金属体752は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面752bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面752aと、溶接面752aの周端縁から蓋対向面752bの周端縁までの間に亘る側面752cとを有している。そして、蓋対向面752bの略中央位置には、溶接面752aに向かって所定深さを有する丸穴752dが設けられている。接続端子753は、丸棒形状を有しており、丸穴752dに基端部753aが圧入されている。
丸穴752dは、対向面752b側に拡径された大径部752eを有する段付穴形状を有している。接続端子753には、大径部752eに嵌入されるフランジ部753cが設けられている。フランジ部753cの外周面は、丸穴752dの大径部752eの内周面に対向して当接し、フランジ部753cの端面が金属体752の対向面752bと面一となっている。
負極外部端子751は、接続端子753の基端部753aを金属体752の丸穴752dに圧入することで、接続端子753と金属体752とが機械的に接合されている。そして、図12Dに示すように、接続端子753のフランジ部753cの外周面と、金属体752の大径部752eの内周面との間の境界部分にレーザ溶接のレーザLBを照射して突き合わせ溶接することで、接続端子753と金属体752とが冶金的に接合されている。この冶金的接合により、接続端子753のフランジ部753cの外周面と、金属体752の大径部752eの内周面との間の境界部分には、金属結合された溶接部751aが形成され、金属体752と接続端子753とが電気的に接続されている。溶接部751aは、接続端子753のフランジ部753cの外周面と、金属体752の大径部752eの内周面との間の境界部分に沿って周状に全周に亘って連続して形成されている。
上述のように、負極外部端子751は、金属体752と接続端子753とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体752と接続端子753とを突き合わせ溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体752と接続端子753との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池700Aの信頼性を向上することができる。
本実施形態では、金属体752と接続端子753とを突き合わせ溶接した溶接構造を有しているので、上述の実施形態1〜3の重ね溶接と比較して、少ない溶接エネルギーで溶接することができ、小規模の生産設備で製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、対向面752bに対して垂直方向にレーザ溶接のレーザLBを当てることができるので、上述の実施形態6と比較して、溶接作業が容易であり、簡単に製造することができる。また、金属体752と接続端子753とが溶接されている状態を目視で確認できるので、溶接の確認検査を容易にでき、高品質の製品を提供することができる。
そして、特に本実施形態では、溶接部751aが金属体752の対向面752b側に設けられているので、金属体752の溶接面752aを全面に亘って使用することができ、バスバー1000との接合面積をより広く確保でき、バスバー1000との電気抵抗を低くすることができる。
[実施形態8]
次に、本発明の実施形態8について図13A〜図13Dを用いて以下に説明する。
図13Aは、実施形態8の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図13Bは、実施形態8の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図13Cは、図13BのA−A線断面図、図13Dは、図13CのB部の拡大図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、冶金的接合部が金属体の側面に設けられており、かつ、突き合わせ溶接による溶接構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部は圧入構造を有し、冶金的接合部はレーザ溶接で接続端子と金属体とを突き合わせ溶接した溶接構造を有している。
角形二次電池800Aの負極外部端子851は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体852と、銅または銅合金の接続端子853を有している。金属体852は、接続端子853の上に配置される平面視略矩形で所定の板厚を有する平板部852Aを有している。平板部852Aは、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面852aと、接続端子853に対向する対向面852bと、溶接面852aの周端縁と対向面852bの周端縁との間に亘る側面852cと、平板部852Aの対向面852bから突出する軸部852dを有している。軸部852dは、一定径で対向面852bの略中央位置から所定長さ突出しており、接続端子853の凹部853dに圧入される。
接続端子853は、平面視略矩形のブロック形状の基端部853Aと、基端部853Aから突出する先端部853Bを有している。基端部853Aは、平板部852Aの対向面852bと対向して当接される当接面853aと、電池蓋102に対向する蓋対向面853bと、当接面853aの周端縁から蓋対向面853bの周端縁までの間に亘る側面853cとを有している。先端部853Bは、蓋対向面853bの略中央位置から突出して電池蓋102を貫通し、先端がかしめられて接続端子853を電池蓋102に固定している。接続端子853の基端部853Aは、当接面853aの略中央位置に、所定深さを有する凹部853dが設けられており、金属体852の軸部852dが圧入されている。
金属体852と接続端子853は、平面視で同じ大きさを有しており、金属体852の側面852cと接続端子853の基端部853Aの側面853cとが重なり方向に面一に連続している。
負極外部端子851は、接続端子853の凹部853dに金属体852の軸部852dを圧入することで、接続端子853と金属体852とが機械的に接合されている。そして、図13Dに示すように、接続端子853の側面853cと、金属体852の側面852cとの間の境界部分にレーザ溶接のレーザLBを照射して突き合わせ溶接することで、接続端子853と金属体852とが冶金的に接合されている。この冶金的接合により、接続端子853の側面853cと、金属体852の側面852cとの間の境界部分には、金属結合された溶接部851aが形成され、金属体852と接続端子853とが電気的に接続されている。溶接部851aは、接続端子853の側面853cと、金属体852の側面852cとの間の境界部分に沿って周状に全周に亘って連続して形成されている。
上述のように、負極外部端子851は、金属体852と接続端子853とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部として圧入構造を有し、冶金的接合部としてレーザ溶接で金属体852と接続端子853とを突き合わせ溶接した溶接構造を有している。これにより、金属体852と接続端子853との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池800Aの信頼性を向上することができる。
本実施形態では、金属体852と接続端子853とを突き合わせ溶接した溶接構造を有しているので、上述の実施形態1〜3の重ね溶接と比較して、少ない溶接エネルギーで溶接することができ、小規模の生産設備で製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、側面852cと853cに対して垂直方向にレーザ溶接のレーザLBを当てることができるので、すみ肉溶接と比較して、溶接作業が容易であり、簡単に製造することができる。また、金属体852と接続端子853とが溶接されている状態を目視で確認できるので、溶接の確認検査を容易にでき、高品質の製品を提供することができる。
そして、溶接部851aが金属体852と接続端子853の側面852c、853c側に設けられているので、金属体852の溶接面852aを全面に亘って使用することができ、バスバー1000との接合面積をより広く確保でき、バスバー1000との電気抵抗を低くすることができる。
また、溶接部851aを金属体852と接続端子853の側面852c、853cに沿って周状に連続して全周に亘って設けているので、溶接による接合面積をより広く確保でき、金属体852と接続端子853との間の電気抵抗をより低くすることができる。
[実施形態9]
次に、本発明の実施形態9について図14A〜図14Dを用いて以下に説明する。
図14Aは、実施形態9の角形二次電池の一部とバスバーを示す正面図、図14Bは、実施形態9の電池蓋組立体の要部を拡大して示す平面図、図14Cは、図14BのA−A線断面図、図14Dは、図14CのB部の拡大図である。なお、既に説明した図1〜図6に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施形態において特徴的なことは、機械的接合部がかしめ構造を有し、冶金的接合部が摩擦攪拌接合を用いた構造を有していることである。本実施形態は、角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、電池容器に扁平捲回群が内蔵された角形二次電池であって、一方の外部端子は、電池容器を貫通して扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、電池容器の外側で接続端子に接合される異種の金属体とを有している。そして、接続端子と金属体との接合部として、機械的接合部と冶金的接合部とを有しており、機械的接合部はかしめ構造を有し、冶金的接合部は摩擦攪拌接合(FSW)で接続端子と金属体とを接合した構造を有している。
角形二次電池900Aの負極外部端子951は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の金属体952と、銅または銅合金の接続端子953を有している。金属体952は、平面視略矩形の扁平なブロック形状を有しており、ガスケット130を間に介して電池蓋102に対向する蓋対向面952bと、電池蓋102に平行に配置されてバスバー1000が溶接される溶接面952aと、溶接面952aの周端縁から蓋対向面952bの周端縁までの間に亘る側面952cとを有している。そして、蓋対向面952bの略中央位置には、溶接面952aに向かって所定深さを有する丸穴952dが設けられている。接続端子953は、丸棒形状を有しており、丸穴952dに基端部953aが挿入されている。
溶接面952aには、丸穴952dの底面まで貫通する貫通孔952eが設けられている。貫通孔952eは、溶接面952a側よりも丸穴952d側の方が孔径が小さく絞られている。
接続端子953の基端部953aには、かしめ部953bが設けられている。かしめ部953bは、貫通孔952eに挿通されて外周方向に折り曲げてかしめることで、金属体952をかしめ固定する。かしめ固定した状態で、かしめ部953bの外周面は、貫通孔952eの内周面に対向して当接し、かしめ部953bの端面は、溶接面952aと面一となっている。その後、接続端子953のかしめ部953bの外周面と金属体952の貫通孔952eの内周面との間の境界部分を溶接面952側から摩擦撹拌接合(FSW)により接合する。
負極外部端子951は、接続端子953のかしめ部953bを金属体952の貫通孔952eに挿通してかしめることで、接続端子953と金属体952とが機械的に接合されている。そして、図14Dに示すように、接続端子のかしめ部953bの外周面と金属体952の貫通孔952eの内周面との間の境界部分を溶接面952側から摩擦撹拌接合することで、接続端子953と金属体952とが冶金的に接合されている。
この冶金的接合により接続端子953のかしめ部953bの外周面と、金属体952の貫通孔952eの内周面との間の境界部分には、摩擦攪拌接合された接合部951aが形成され、金属体952と接続端子953とが電気的に接続されている。接合部951aは、接続端子953のかしめ部953bの外周面と、金属体952の貫通孔952eの内周面との間の境界部分に沿って周状に全周に亘って連続して形成されている。
上述のように、負極外部端子951は、金属体952と接続端子953とを機械的接合法と冶金的接合法の両方で接合しており、機械的接合部としてかしめ構造を有し、冶金的接合部として摩擦攪拌接合で金属体952と接続端子953とを金属結合した金属結合構造を有している。これにより、金属体952と接続端子953との間の機械的強度は機械的接合で確保することができ、電気的特性は冶金的接合で確保することができる。したがって、角形二次電池900Aの信頼性を向上することができる。
特に、本実施形態では、金属体952と接続端子953とを摩擦攪拌接合により金属結合した金属結合構造を有しているので、上述したレーザ溶接を用いた溶接構造よりも、製造時の熱を低くすることができる。したがって、より少ないエネルギで製造することができ、小規模の生産設備で製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、上述の他の実施形態において行われる作業と比較して、簡単に製造することができる。また、金属体552と接続端子553とが結合されている状態を目視で確認できるので、結合の確認検査を容易にでき、高品質の製品を提供することができる。
なお、本実施形態では、接続端子953の基端部953aは、丸穴952dに挿入されている構造の場合を例に説明したが、他の実施形態と同様に、圧入構造としてもよい。この場合、機械的接合部は、かしめ構造と圧入構造の二つを有することとなり、より強力な機械的強度を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100A〜900A 角形二次電池
101 電池缶(電池容器)
102 電池蓋(電池容器)
141 正極外部端子
151 負極外部端子
151a 溶接部
152 金属体
153 接続端子
171 扁平捲回群

Claims (8)

  1. 角形の電池容器の1つの面に正極及び負極の外部端子が配置され、前記電池容器に扁平捲回群が収容された角形二次電池であって、
    一方の外部端子は、前記電池容器を貫通して前記扁平捲回群に電気的に接続される接続端子と、該接続端子に接合される金属体とを有し、前記接続端子と前記金属体との接合部は、機械的接合部と冶金的接合部とを有することを特徴とする角形二次電池。
  2. 前記機械的接合部は、ねじ構造と、圧入構造と、かしめ構造の少なくともいずれか一つを有することを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
  3. 前記冶金的接合部は、重ね溶接、すみ肉溶接、突き合わせ溶接のいずれか一つによる溶接構造を有することを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  4. 前記金属体は、前記電池容器に対向する対向面と、該対向面から離間した位置に配置されるバスバー溶接面と、対向面の周端縁とバスバー溶接面の周端縁との間に亘る側面とを有し、
    前記冶金的接合部は、前記金属体のバスバー溶接面と、前記対向面と、前記側面のいずれか一つに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の角形二次電池。
  5. 前記冶金的接合部は、前記重ね溶接による溶接構造を有する場合に、複数の溶接部を有することを特徴とする請求項3に記載の角形二次電池。
  6. 前記金属体は、前記対向面に開口して前記接続端子の基端部が挿入される丸穴と、該丸穴の底面と前記バスバー溶接面との間を貫通する貫通孔とを有することを特徴とする請求項5に記載の角形二次電池。
  7. 前記冶金的接合部は、摩擦攪拌接合による接合構造を有することを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  8. 前記金属体と前記接続端子との間の隙間に充填材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
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