JP6427460B2 - 角形二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、角形二次電池に関する。
近年、ハイブリッド型の電気自動車や純粋な電気自動車等の動力源として大容量(Wh)の二次電池が開発されており、その中でもエネルギー密度(Wh/kg)の高い角形のリチウムイオン二次電池が注目されている。
角形のリチウムイオン二次電池においては、正極箔に正極活物質を塗工した正極電極、負極箔に負極活物質を塗工した負極電極およびそれぞれを絶縁するためのセパレータを重ね合わせて捲回することで扁平形状の捲回電極群が発電要素として形成される。捲回電極群は、電池容器の電池蓋に設けられた正極外部端子および負極外部端子に電気的に接続される。捲回電極群は、電池容器の電池缶に収容され、電池缶の開口部は電池蓋で封止溶接される。角形二次電池は、捲回電極群を収容した電池容器の注液孔から電解液が注液された後、注液栓で注液孔が閉塞されてレーザー溶接により封止溶接されることで形成される。
そして、複数の角形二次電池を並べてそれぞれの角形二次電池の正極外部端子と負極外部端子とをバスバーなどの導電部材で電気的に接続することで組電池が形成される。バスバーは、ボルト、ナットにより外部端子にねじ締結されることで、あるいは、外部端子に溶接されることで角形二次電池に接続される。
特許文献1には、複数の二次電池を接続する外部端子がアルミニウムとニッケルからなるクラッド材と二次電池内部からアルミニウムからなる接続端子(特許文献1において電極導出ピン)を備えている。特許文献1に記載の二次電池は、発電要素に接合される接続端子と外部端子のニッケル側でかしめ固定されている。
特開2003-045408号公報
上記特許文献1に記載の二次電池は、発電要素に接合されるアルミニウム合金からなる接続端子とアルミニウム合金とニッケルを異種金属変化したクラッド外部端子のニッケル側でかしめ固定により、電気的接続されているため、接触抵抗が大きく、長期にわたりその接触抵抗が変化する恐れがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部端子が簡易な構造で形成され、接続端子と外部端子の接続部の接触抵抗と、外部端子の異種金属変換部の接合抵抗をそれぞれ低減させることができる角形二次電池を提供することである。
上記課題を解決する本発明の角形二次電池は、捲回電極群に電気的に接続され、第1の金属を主成分とする接続端子と、前記第1の金属を主成分とする第1金属部材と第2の金属を主成分とする第2金属部材とが接合された外部端子と、を有する角形二次電池であって、前記外部端子は、前記第1金属部材側の面に凹部を有し、前記凹部では前記第2金属部材との間に前記第1金属部材を介して前記接続端子が嵌入されていることを特徴としている。
本発明によれば、外部端子の第1金属部材側の面に凹部を設けて、その凹部に接続端子を嵌入させて外部端子の第2金属部材との間に第1金属部材を介して配置するので、外部端子と接続端子の間を同種金属間の接続としつつ、凹部の深さ分だけ外部端子の厚さを薄くすることができ、角形二次電池の高さを小さくする低背化を図ることができる。また、凹部に嵌入されている接続端子と外部端子の第2金属部材側の面との間の距離を短くすることができ、通電時の抵抗値が小さくなり、外部端子における発熱も抑えることができる。
本発明の角形二次電池の一実施形態を示す外観斜視図。 図1に示す角形二次電池の構成を示す分解斜視図。 捲回電極群を示す斜視図。 蓋組立体を示す分解斜視図。 蓋組立体の負極側の構成を断面で示す分解図。 蓋組立体の負極側の構成を断面で示す分解図。 蓋組立体の負極側の構成を断面で示す組立図。 蓋組立体の負極側の構成を断面で示す組立図。 蓋組立体の正極側の構成を断面で示す分解図。 蓋組立体の正極側の構成を断面で示す組立図。 蓋組立体の正極側の構成を断面で示す組立図。 負極外部端子の集電板接続部の先端を集電板にかしめる工程を示す図。 負極外部端子の集電板接続部の先端を集電板にかしめる工程を示す図。 負極外部端子と負極接続端子の溶接固定構造の一例を断面で示す組立図。 蓋組立体の負極側の構成を断面で示す組立図。 負極外部端子の負極外部端子接続部の製作工程を示す図。 負極外部端子の負極外部端子接続部の製作工程を示す図。 蓋組立体の負極側の構成を断面で示す組立図。 負極外部端子の負極外部端子接続部の製作工程を示す図。 負極外部端子の負極外部端子接続部の製作工程を示す図。 負極外部端子と負極接続端子の溶接固定構造の一例を断面で示す組立図。
[第1実施の形態]
以下、本発明による角形二次電池の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は角形二次電池の一実施の形態としての角形二次電池100の外観斜視図であり、図2は角形二次電池100の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、角形二次電池100は、電池缶101と電池蓋102とからなる電池容器を備えている。電池缶101および電池蓋102の材質は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などである。電池缶101は、深絞り加工を施すことによって形成されており、一端が開口された扁平な角形の有底箱形状を有する。電池缶101は、長方形の底板101cと、底板101cの一対の長辺部からそれぞれ立ち上がる一対の幅広側板101aと、底板101cの一対の短辺部からそれぞれ立ち上がる一対の幅狭側板101bとを有している。
図2に示すように、電池缶101には蓋組立体107(図4参照)に保持された捲回電極群170が収容されている。捲回電極群170の正極電極174(図3参照)に接合される正極集電板180および捲回電極群170の負極電極175(図3参照)に接合される負極集電板190と捲回電極群170は、これら全体が絶縁ケース108に覆われた状態で電池缶101に収容されている。絶縁ケース108の材質は、ポリプロピレン等の絶縁性を有する樹脂であり、電池缶101と、捲回電極群170とは電気的に絶縁されている。
図1および図2に示すように、電池蓋102は、電池缶101の開口部を閉塞する大きさの平面視略長方形を有する平板形状を有しており、電池缶101にレーザー溶接されている。つまり、電池蓋102は、電池缶101の開口部を封止している。図1に示すように、電池蓋102には、捲回電極群170の正極電極174および負極電極175(図3参照)と電気的に接続された正極外部端子104および負極外部端子105が配置されている。
図2に示すように、正極外部端子104は正極集電板180を介して捲回電極群170の正極電極174(図3参照)に電気的に接続され、負極外部端子105は負極集電板190を介して捲回電極群170の負極電極175(図3参照)に電気的に接続されている。このため、正極外部端子104および負極外部端子105を介して外部機器に電力が供給され、あるいは、正極外部端子104および負極外部端子105を介して外部発電電力が捲回電極群170に供給されて充電される。
図2に示すように、電池蓋102には、電池容器内に電解液を注入するための注液孔106aが穿設されている。注液孔106aは、電解液注入後に注液栓106bによって封止される。電解液としては、たとえば、エチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を用いることができる。
電池蓋102には、ガス排出弁103が設けられている。ガス排出弁103は、プレス加工によって電池蓋102を部分的に薄肉化することで形成されている。なお、薄膜部材を電池蓋102の開口にレーザー溶接等により取り付けて、薄肉部分をガス排出弁としてもよい。ガス排出弁103は、角形二次電池100が内部短絡等の異常により発熱してガスが発生し、電池容器内の圧力が上昇して所定圧力に達したときに開裂して、内部からガスを排出することで電池容器内の圧力を低減させる。
図3を参照して、捲回電極群170について説明する。図3は捲回電極群170を示す斜視図であり、捲回電極群170の巻き終り側を展開した状態を示している。発電要素である捲回電極群170は、帯状の正極電極174および負極電極175をセパレータ173a、173bを介在させて捲回中心軸W周りに扁平形状に捲回することで形成された積層構造を有している。
正極電極174は、正極箔171の両面に正極活物質合剤の層176が形成されてなる。正極活物質合剤は、正極活物質に結着材(バインダ)が配合されたものである。負極電極175は、負極箔172の両面に負極活物質合剤の層177が形成されてなる。負極活物質合剤は、負極活物質に結着材(バインダ)が配合されたものである。
正極箔171は、厚さ20〜30μm程度のアルミニウム箔であり、負極箔172は、厚さ15〜20μm程度の銅箔である。セパレータ173a,173bの素材はリチウムイオンが通過可能な微多孔質のポリエチレン樹脂である。正極活物質はマンガン酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複酸化物であり、負極活物質はリチウムイオンを可逆に吸蔵、放出可能な黒鉛等の炭素材である。
捲回電極群170の捲回方向に直交する捲回中心軸Wの方向(捲回電極群170の幅方向)の両端部は、一方が正極電極174の積層部とされ、他方が負極電極175の積層部とされている。一方に設けられる正極電極174の積層部は、正極活物質合剤層176が形成されていない正極未塗工部、すなわち正極箔171の露出部が積層されたものである。他方に設けられる負極電極175の積層部は、負極活物質合剤層177が形成されていない負極未塗工部、すなわち負極箔172の露出部が積層されたものである。正極未塗工部の積層部および負極未塗工部の積層部は、それぞれ予め押し潰され、それぞれ後述の蓋組立体107(図4参照)の正極集電板180および負極集電板190に超音波接合により接続され、電極群組立体(図2参照)が形成される。
図4、図5A〜図5D、図6A〜図6Cを参照して蓋組立体107の構成を詳しく説明する。図4は蓋組立体107を示す分解斜視図であり、図5A〜図5Dは蓋組立体107の負極側の構成を示す断面図である。図5Aは、図4のC−C線切断面図である。図5Bは、アルミニウム部材と銅部材からなる負極外部端子105と負極接続端子115が組み立てられた状態を示す断面図である。図5Cは、蓋組立体107の構成部材が組み立てられた状態を示す断面図であり、挿通軸部115aの先端部115bがかしめられる前の状態を示している。図5Dは、図1のA−A線切断断面図であり、挿通軸部115aの先端部115bがかしめられた後の状態を示している。
図6A〜図6Cは蓋組立体107の正極側の構成を示す断面図である。図6Aは、図4のD−D線切断面図である。図6Bは、蓋組立体107の正極側の構成部材が組み立てられた状態を示す断面図であり、挿通軸部114aの先端部114bがかしめられる前の状態を示している。図6Cは、図1のB−B線切断断面図であり、挿通軸部114aの先端部114bがかしめられた後の状態を示している。
図5Aに示すように、蓋組立体107の負極側は、電池蓋102と、電池蓋102の一端に設けられた負極外部端子105と、負極接続端子115と、外部絶縁体160と、内部絶縁体165と、ガスケット169と、負極集電板190とを含んで構成されている。
図5Bは、負極外部端子105と負極接続端子115が一体化される図を示したものである。負極外部端子105は、電池蓋102の上面に沿って配置される長方形の平板形状を有しており、その上面には、バスバー123が溶接接合されるバスバー接合面105eが形成されている。
負極外部端子105は、互いに異種金属からなる2枚の平板部材が幅広面同士で接合されたクラッド材からなる。クラッド材は、第1の金属を主成分とする第1金属部材と第2の金属を主成分とする第2金属部材とが接合された構成を有している。本実施の形態では、負極外部端子105は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる平板形状のアルミニウム部材105a(第2金属部材)と、銅または銅合金からなる平板形状の銅部材105b(第1金属部材)が幅広面同士で異種金属接合されたクラッド材によって構成されており、電池蓋102側に第1金属部材である銅部材105bが対向配置され、第2金属部材であるアルミニウム部材105aが電池蓋102から離間して露出する側に配置される。
負極接続端子115は、負極外部端子105の2枚の平板部のうち、電池蓋102側に配置される平板部材である銅部材105bに溶接接合される。負極接続端子115の材質は、負極外部端子105の銅部材105bと同じ銅を主成分とするものであり、銅または銅合金からなる。負極接続端子115と負極外部端子105は、レーザー溶接により同種金属同士で接合される。
負極外部端子105の銅部材105bの長手方向中央位置には、負極接続端子115を接続するための負極外部端子接続部105cが設けられている。負極外部端子接続部105cは、銅部材105bに凹陥形成されており、一定径で所定深さを有する円形の凹部によって構成される。すなわち、凹部である負極外部端子接続部105cは、負極外部端子105の銅部材105b(第1金属部材)側の面に設けられている。負極外部端子接続部105cは、銅部材105bに凹設されており、アルミニウム部材105aは露出してない。負極外部端子接続部105cは、本実施例では機械加工により形成されている。
負極接続端子115は、負極外部端子接続部105cに基端が嵌入された状態でレーザー溶接される。負極接続端子115は、丸棒状の挿通軸部115aと、挿通軸部115aの基端で拡径されたフランジ部115cと、挿通軸部115aの先端で縮径された円筒状の先端部115bを有している。
負極外部端子接続部105cは、フランジ部115cの厚さよりも穴深さが浅く、内周面がフランジ部115cの外周面に対向する穴径を有している。銅部材105bは、負極外部端子接続部105cが設けられている部分の厚さが、負極外部端子接続部105cの周囲の部分よりも薄くなっている。負極外部端子接続部105cが設けられている部分は、銅部材105bの厚さが0ではなく、アルミニウム部材105aとの間に銅部材105bが存在しており、アルミニウム部材105aは露出していない。したがって、負極接続端子115のフランジ部115cは、その一部が負極外部端子接続部105cに嵌入されてアルミニウム部材105aとの間に銅部材105bを介して配置される。
仮に、アルミニウム部材105aとの間に銅部材105bが存在していない場合(負極外部端子接続部105cが銅部材105bを貫通して形成されている場合)には、負極外部端子接続部105c内に負極接続端子115のフランジ部115cを嵌入させることにより、負極外部端子接続部105c内で負極接続端子115とアルミニウム部材105aとが接触して、銅とアルミニウムとの接触になり、接触抵抗が銅同士より大きくなってしまう。
これに対して、本発明では、負極外部端子105の銅部材105bに負極外部端子接続部105cを凹設して、負極接続端子115のフランジ部115cを嵌入させているので、アルミニウム部材105aとの間に銅部材105bを介して配置することができる。したがって、負極外部端子接続部105cとフランジ部115cとの接触を、銅と銅という、同種金属同士の接触とすることができ、負極外部端子接続部105cとフランジ部115cとの間の接触抵抗を低減することができる。
負極接続端子115と負極外部端子105は、負極接続端子115のフランジ部115cが、負極外部端子105の負極外部端子接続部105cに嵌入され、フランジ部115cの外周面と負極外部端子接続部105cの内周面との境界部分が全周に亘って連続してレーザー溶接され、互いに接合される。そして、その接合部分には、溶接部115dが形成される(図8を参照)。
溶接時にフランジ部115cとクラッド材の銅部材105bの間にすきまがあるとレーザー溶接時に未溶着部が残りやすいので、負極外部端子接続部105cの直径よりフランジ部115cの直径の方を少し大きくしておき、圧入させることが望ましい。このように、フランジ部115cを負極外部端子接続部105cに圧入させることにより、フランジ部115cとクラッド材の銅部材105bが密着することになり、良好な溶接状態を得ることができる。本実施例では、負極外部端子接続部105cは、機械加工により形成されており、高い寸法精度を有している。したがって、フランジ部115cの圧入によってフランジ部115cの外周面と負極外部端子接続部105cの内周面を確実に密着させることができる。
負極外部端子105は、銅部材105bの負極外部端子接続部105cよりも長手方向両側位置に、短辺方向に亘って延びる一対の凹溝105hを有している。一対の凹溝105hは、負極外部端子105のバスバー接合面105eにバスバー123が溶接される溶接箇所(不図示)と負極外部端子接続部105cとの間の位置に設けられており、バスバー123(図5Dを参照)から負極外部端子105に力が作用した場合に、凹溝105hで積極的に折れ曲がることにより力を吸収し、ガスケット169の変形を抑制する。
ガスケット169は、負極接続端子115の挿通軸部115aに外嵌される短軸の円筒部169aと、円筒部169aの基端部で径方向に広がる鍔部169bとを有する。
次に、図5Cは、蓋組立体107の負極側の構成部材が組み立てられた状態を示す断面図であり、先端部115bがかしめられる前の状態を示す。図5Bで示したように、レーザー溶接により一体化された負極外部端子105と負極接続端子115は、挿通軸部115aが負極集電板190の基部191に開口する挿通穴に挿通され、先端部115bが拡径されてかしめられ、さらにかしめ部115e(図5Dを参照)をレーザー溶接することで負極集電板190に電気的に接続される。負極接続端子115は、外部絶縁体160およびガスケット169を介して電池蓋102に取り付けられている。負極集電板190は、内部絶縁体165を介して電池蓋102に取り付けられている。
外部絶縁体160および内部絶縁体165の材質は、ポリプロピレン(PP)等の絶縁性を有する樹脂である。ガスケット169の材質は、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等の絶縁性を有する樹脂である。
図5Dは、蓋組立体107の負極側の構成部材が組み立てられた状態を示す断面図であり、先端部115bがかしめられた後の状態を示す。負極接続端子115は、挿通軸部115aにガスケット169が外嵌装着された状態で、電池蓋102の貫通孔102hおよび内部絶縁体165の貫通孔に挿通される。図示するように、挿通軸部115aと先端部115bとの間に形成される段差部が基部191に当接され、フランジ部115cと電池蓋102の外表面との間でガスケット169の鍔部169bが挟まれた状態で先端部115bの先端が拡径され、基部191にかしめられ、かしめ部115eが形成される。
電池蓋102の上面には、ガスケット169との間にシールポイントを形成するための2本の凸条部102jが設けられている。2本の凸条部102jは、ガスケット169の鍔部169bに対向する位置に設けられており、それぞれ貫通孔102hの中心と同一の位置を中心として周状に連続する形状を有している。この2本の凸条部102jにガスケット169の鍔部169bが押し付けられることによってシールポイントが形成され、シールが行われる。
図6A〜図6Cで正極側の蓋組立体107を示す。
図6Aに示すように、蓋組立体107の正極側は、電池蓋102と、電池蓋102の一端に設けられた正極外部端子104と、正極接続端子114と、外部絶縁体160と、内部絶縁体165と、ガスケット169と、正極集電板180とを含んで構成されている。
正極外部端子104は、電池蓋102の上面に沿って配置される長方形の平板形状を有しており、その上面には、バスバー123が溶接接合されるバスバー溶接面104eが形成されている。正極接続端子114は、正極外部端子104に一体に形成されている。正極接続端子114は、正極外部端子104の下面から突出する丸棒状の挿通軸部114aと、挿通軸部114aの先端で縮径された筒状の先端部114bを有している。
正極外部端子104は、正極接続端子114よりも長手方向両側位置に、短辺方向に亘って延びる一対の凹溝104hを有している。一対の凹溝104hは、正極外部端子104のバスバー溶接面104eにバスバー123が溶接される溶接箇所(不図示)と正極接続端子114との間の位置に設けられており、バスバー123(図5Dを参照)から正極外部端子104に力が作用した場合に、凹溝104hで積極的に折れ曲がることにより力を吸収し、ガスケット169の変形を抑制する。
図6Bは、蓋組立体107の正極側の構成部材が組み立てられた状態を示す断面図であり、先端部114bがかしめられる前の状態を示す。
正極外部端子104と正極接続端子114は、正極接続端子114の挿通軸部114aが正極集電板180の基部181に開口する挿通穴に挿通され、挿通穴から突出した先端部114bが拡径されてかしめ部114eが形成される(図6Cを参照)。そして、さらにかしめ部114eを基部181にレーザー溶接(不図示)することで正極集電板180に電気的に接続される。正極接続端子114は、外部絶縁体160およびガスケット169を介して電池蓋102に取り付けられている。正極集電板180は、内部絶縁体165を介して電池蓋102に取り付けられている。外部絶縁体160および内部絶縁体165の材質は、ポリプロピレン(PP)等の絶縁性を有する樹脂である。ガスケット169の材質は、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等の絶縁性を有する樹脂である。
図6Cは、蓋組立体107の正極側の構成部材が組み立てられた状態を示す断面図であり、先端部114bがかしめられた後の状態を示す。正極接続端子114は、挿通軸部114aにガスケット169が外嵌装着された状態で、電池蓋102の貫通孔102hおよび内部絶縁体165の貫通孔に挿通される。図示するように、挿通軸部114aと先端部114bとの間に形成される段差部が基部181に当接され、正極外部端子104と電池蓋102の外表面との間でガスケット169の鍔部169bが挟まれた状態で先端部114bの先端が拡径され、基部181にかしめられ、かしめ部114eが形成される。
図7A、図7Bを参照してかしめ工程について説明する。なお、正極集電板180の基部181に対するかしめ部114eのかしめ工程と、負極集電板190の基部191に対するかしめ部115eのかしめ工程とは同様の工程であるため、代表して負極側のかしめ工程について説明し、正極側のかしめ工程については省略する。
かしめ工程では、図7Aに示すように、かしめ上面部となるバスバー接合面105eに、金型20の平面部を当接させた状態で、先端部115bの内側であるかしめ穴115fに先端円錐形状の金型22を圧入することで、円筒状の先端部115bが外側に押し広げられる。これにより、負極集電板190、負極接続端子115、負極外部端子105、ガスケット169、外部絶縁体160および内部絶縁体165が電池蓋102に対して仮止めされる。
カシメ機の金型20にはピン状の突起21が設けられており、この突起21をバスバー接合面105eに開口する貫通孔105fから挿入して負極接続端子115の基端面に形成された凹部154に嵌合させることで、カシメ機に対する負極外部端子105、負極接続端子115の位置決めを容易かつ精度よく行うことができる。したがって、カシメ機の先端円錐形状の金型22を精度よく円筒状の先端部115bのかしめ穴115fに圧入することができる。
先端円錐形状の金型22の種類を、順次に先端角度の大きいものに交換して先端部115bのかしめ穴115fに圧入し、徐々に先端部115bを外側に押し広げる。図7Bに示すように、電池蓋102と平行な平面視円形状の平面部23aと、平面部23aから電池蓋102に向かって傾斜する平面視円環状の傾斜部23bとを有する金型23を先端部115bに押し付けることで、平面視円環状のかしめ部115eが形成される。これによって、負極集電板190、負極外部端子105、ガスケット169、外部絶縁体160および内部絶縁体165が電池蓋102に対して締め付け固定され、一体化される。なお、正極接続端子114のかしめ部114eも同様に正極集電板180の基部181にかしめられることで、正極集電板180、正極外部端子104、ガスケット169、外部絶縁体160および内部絶縁体165が電池蓋102に対して締め付け固定され、一体化される。
角形二次電池100は、不図示の他の角形二次電池とバスバー123によって接続されて、組電池を構成する。本実施の形態では、図5Dにおいて二点鎖線で示すバスバー123が、レーザー溶接により角形二次電池100の外部端子104,105に接続される。 バスバー123は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、正極外部端子104および負極外部端子105とは、アルミニウム同士の溶接となる。したがって、同種金属の接合となり、接合が容易であり、また、接触抵抗の増大を抑制できる。
図8は、負極外部端子と負極接続端子の溶接固定構造の一例を断面で示す組立図である。
上述のように、負極外部端子105は、銅部材105b側の面に凹部からなる負極外部端子接続部105cを有しており、負極接続端子115のフランジ部115cが嵌入されている。負極外部端子接続部105cの深さは、負極接続端子115のフランジ部115cの厚さ幅よりも浅く、フランジ部115cの厚さ方向一方側の部分が負極外部端子接続部105cに嵌入されてフランジ部115cの厚さ方向他方側の部分が負極外部端子105の銅部材105b側の面よりも突出するようになっている。
そして、フランジ部115cの外周面と、負極外部端子105の銅部材105b側の面との間の境界部分に対して径方向外側から斜め方向にレーザー溶接のレーザービームを照射することによって、隅肉溶接が行われ、溶接部115dが形成されている。
溶接部115dは、凸条部102jによって形成されるガスケット169のシールポイントよりも、負極接続端子115の径方向外側の位置に配置される。そして、溶接部115dよりもさらに径方向外側位置には、外部絶縁体160の開口部161の内周面が配置される。外部絶縁体160の開口部161は、接続端子115が電池蓋102にかしめ固定された状態で、フランジ部115cの外周面との間に径方向に所定の隙間が形成されるように内周面の大きさが設定されている。
そして、フランジ部115cは、負極外部端子105の銅部材105b側の面から所定高さだけ突出しており、接続端子115が電池蓋102にかしめ固定された状態で、負極外部端子105の銅部材105b側の下面とガスケット169の鍔部169bとの間に軸方向に所定の隙間が形成されるように、フランジ部115cの厚みが設定されている。
溶接部115dは、ガスケット169の鍔部169bとの間、及び外部絶縁体160の開口部161の内周面との間に設けられた隙間に配置されており、ガスケット169及び外部絶縁体160のいずれにも接触しない。したがって、溶接部115dがガスケット169や外部絶縁体160に接触することによって割れたり、剥がれたりするのを防ぐことができる。したがって、溶接部115dの割れや剥がれによって電池蓋102の上面とガスケット169の鍔部169bとの間にリークパスが形成されるのを防ぐことができ、高い気密性を得ることができる。
上記した溶接固定構成によれば、フランジ部115cの厚さ方向一方側の部分が負極外部端子接続部105cに嵌入されているので、例えばバスバー123によって負極外部端子105の平面に沿った方向の力が作用した場合に抗することができ、高い機械的強度を得ることができる。また、フランジ部115cの厚さ方向他方側の部分が、負極外部端子105の銅部材105b側の面よりも突出するようになっているので、フランジ部115cの厚さを厚くすることができ、高い機械的強度を得ることができる。
また、負極外部端子105は、負極接続端子115から互いに離反する方向に延出する平面視略長方形の形状を有しているので、より幅広なバスバー123を接合することができる。したがって、バスバー123を溶接する箇所を負極接続端子115から離すことができ、ガスケット169に溶接の熱が影響を与えるのを防止できる。そして、組電池を構成した場合に、互いに隣り合う角形二次電池までの距離を短くすることができ、電気抵抗を小さくすることができる。それから、例えばバスバー123によって負極外部端子105を垂直方向に引き上げる方向に力が作用した場合に、負極外部端子105の変形量に対して負極接続端子115からバスバー接合面105eのバスバー123が溶接されている箇所までの距離をより長く確保することができる。
上記した負極端子構造によれば、負極外部端子105の銅部材105b側の面に負極外部端子接続部105cを凹設して、その負極外部端子接続部105cに負極接続端子115のフランジ部115cを嵌入させて負極外部端子105のアルミニウム部材105aとの間に銅部材105bを介して配置するので、負極外部端子接続部105cとフランジ部115cとの接触を、銅と銅という、同種金属同士の接触とし、負極外部端子接続部105cとフランジ部115cとの間の接触抵抗を、異種金属同士を接触させたときよりも低減することができる。そして、負極外部端子接続部105cの深さ分だけ負極外部端子105の厚さを薄くすることができ、電池蓋102から突出する負極外部端子105の突出量を小さくすることができる。したがって、角形二次電池100の全体高さを低くする低背化を図ることができ、角形二次電池100の体積効率を向上させ、組電池としてモジュール化した際に、全体を小型化することができる。
また、負極外部端子105の銅部材105b側の面に負極外部端子接続部105cを凹設して、その負極外部端子接続部105cに負極接続端子115のフランジ部115cを嵌入させているので、負極接続端子115のフランジ部115cと負極外部端子105のアルミニウム部材105a側の面であるバスバー接合面105eとの間の距離を短くすることができる。したがって、通電距離を短くすることができ、通電時の抵抗値を小さくして、負極外部端子105における発熱を抑えることができる。
[第2実施の形態]
本実施の形態において特徴的なことは、凹部である負極外部端子接続部105cをプレス加工により形成したことである。上記した第1実施の形態では、負極外部端子接続部105cを機械加工により形成していたので、負極外部端子105のアルミニウム部材105aの厚さは、負極外部端子接続部105cが形成されている部分と、その周囲の部分とでは変わらず略一定であった。しかしながら、例えばアルミニウム部材105aの厚さは一定でなくてもよく、例えば図9に示すように、フランジ部115cが嵌入する部分は、その周囲のフランジ部115cが嵌入しない部分より薄くなっていてもよい。
図10Aと図10Bは、負極外部端子105に負極外部端子接続部105cを形成する方法を説明する図である。
負極外部端子105に負極外部端子接続部105cを形成するには、図10Aと図10Bに示すように、負極外部端子105のアルミニウム部材105a側の面であるバスバー接合面105eに金型24を当接させた状態で、負極外部端子105の銅部材105b側の面のうち、フランジ部115cが嵌入する部分を金型25で押圧する。これにより、負極外部端子105のバスバー接合面105eは平面の状態のまま、銅部材105bに、凹部である負極外部端子接続部105cを形成することができる。
プレス加工により、アルミニウム部材105aと銅部材105bの押圧されている部分の板厚はそれぞれ押圧されていない他の部分の板厚よりも薄くなる。このとき、負極外部端子105の銅部材105b側の面と負極外部端子接続部105cとの間の角部はR形状になる。角部がR形状の状態で負極接続端子115とレーザー溶接される。溶接時にフランジ部115cと負極外部端子105の銅部材105bの間にすきまがあると、レーザー溶接時に未溶着部が残りやすいので、負極外部端子接続部105cの直径よりフランジ部115cの直径の方を少し大きくしておき、圧入させることが望ましい。圧入させることにより、フランジ部115cと負極外部端子105の銅部材105bが密着することになり、良好な溶接状態を得ることができる。
上記した端子構造によれば、アルミニウム部材105aと銅部材105bの押圧されている部分の板厚はそれぞれ押圧されていない他の部分の板厚よりも薄くなるので、負極接続端子115のフランジ部115cと、負極外部端子105のバスバー接合面105eとの間の距離を短くすることができる。したがって、通電距離を短くすることができ、通電時の抵抗値を小さくして、負極外部端子105における発熱を抑えることができる。
また、第1実施の形態と同様に、負極外部端子105の負極外部端子接続部105cと負極接続端子115のフランジ部115cとの接触を、銅と銅という、同種金属同士の接触とし、負極外部端子接続部105cとフランジ部115cとの間の接触抵抗を、異種金属同士を接触させたときよりも低減することができる。そして、負極外部端子接続部105cの深さ分だけ負極外部端子105の厚さを薄くすることができる。したがって、電池蓋102から突出する負極外部端子105の突出量を小さくすることができ、角形二次電池100の全体高さを低くする低背化を図ることができ、角形二次電池100の体積効率を向上させ、組電池としてモジュール化した際に、全体を小型化することができる。
[第3実施の形態]
本実施の形態において特徴的なことは、プレス加工により負極外部端子105の一部を負極外部端子105の厚さ方向にずらして負極外部端子接続部105cを形成したことである。
上記した第2実施の形態では、プレス加工により負極外部端子105の厚みを薄くして負極外部端子接続部105cを形成しており、負極外部端子105のバスバー接合面105eは、全面に亘って平面状態のままであったが、本実施形態では図11に示すように負極外部端子105のバスバー接合面105eは平面ではなく、負極外部端子接続部105cに対応する部分が銅部材105bとは反対側に突出する凸形状になっている。第2実施の形態と同じように、このときもプレス加工によって負極外部端子接続部105cを作製することができる。
図12Aと図12Bに示すように負極外部端子105の銅部材105b側の面でかつフランジ部115cが嵌入する部分を押圧する金型27の構成は第2実施形態と同じであるが、アルミニウム部材105aの銅部材105bと反対側の面(バスバー接合面105e)に当接させる金型26の構成が第2実施形態とは異なる。
金型26は、金型27に対向する部分がくり抜かれており、負極外部端子接続部105cに対応する負極外部端子105のアルミニウム部材105a側の面が金型27と当接しないようになっている。そのため、負極外部端子105のアルミニウム部材105a側の面であるバスバー接合面105eは、単一な平面形状ではなく、一部が突出した凸部を有している。
このように負極外部端子105のアルミニウム部材105a側の面に凸部を設けることにより、プレス加工する際の金型27を押圧する荷重を小さくすることができ、加工コストを低減することができる。そして、第2実施の形態と同じように、負極外部端子105の銅部材105bと負極接続端子115のフランジ部115cを互いにレーザー溶接することができる。
[第4実施の形態]
本実施の形態において特徴的なことは、フランジ部115cの厚みを負極外部端子接続部105cの深さと同じとしたことである。
本実施の形態では、上記した第1実施の形態と同じように、負極外部端子105の銅部材105bには負極外部端子接続部105cが凹設されているが、図13に示すように、負極接続端子115のフランジ部115cが嵌入される負極外部端子接続部105cの深さは、負極接続端子115のフランジ部115cの厚さと同じであり、フランジ部115cが負極外部端子接続部105cに嵌入されて固定された状態でフランジ部115cと銅部材105bとが面一になっている。すなわち、フランジ部115cは、負極外部端子接続部105cに嵌入された状態で、フランジ部115cの厚さ方向他方側の面が負極外部端子105の銅部材105b側の面と面一になっている。そして、フランジ部115cの外周面と、負極外部端子接続部105cの内周面との境界部分に対して、挿通軸部115aの軸方向に平行なレーザービームを照射することによって、開先溶接が行われ、溶接部115dが形成される。
本実施の形態によれば、負極接続端子115のフランジ部115cの厚さ方向他方側の面と負極外部端子105の銅部材105b側の面とが面一になった状態でレーザー溶接することができるので、境界部分に沿って深い位置まで溶接することができる。したがって、第1実施の形態のように負極接続端子115のフランジ部115cと負極外部端子105の銅部材105bが段差になっている状態でレーザー溶接(隅肉溶接)するよりも、境界部分の溶け込み量を多くすることができ、より高い溶接強度を得ることができる。
本実施の形態では、第1実施の形態と同様に、機械加工により負極外部端子接続部105cを形成する場合を例に説明したが、第2実施の形態や第3実施の形態のようにプレス成型で凹部を作製したときも負極接続端子115のフランジ部115cと負極外部端子105の銅部材105bが面一になるようにすることで同じようにレーザー溶接することができる。
上記した各実施の形態では、負極側の端子構造について説明したが、負極側に限定されるものではなく、正極側に適用することもできる。例えば、バスバーとして、アルミニウム部材ではなく、銅部材を用いる場合には、上記した各実施の形態とは反対に、負極外部端子105と負極接続端子115は銅により一体に形成し、正極外部端子104をアルミニウム部材と銅部材のクラッド材により構成し、正極外部端子のアルミニウム部材側の面に凹部である正極外部端子接続部を凹設し、アルミニウムからなる正極接続端子を嵌入させてレーザー溶接により接合した構造としても良い。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100 角形二次電池
101 電池缶
102 電池蓋
105 負極外部端子(外部端子)
105a アルミニウム部材(第2金属部材)
105b 銅部材(第1金属部材)
105c 負極外部端子接続部(凹部)
115 負極接続端子(接続端子)
115a 挿通軸部
115c フランジ部
170 捲回電極群
190 負極集電板

Claims (5)

  1. 捲回電極群に電気的に接続され、第1の金属を主成分とする接続端子と、前記第1の金属を主成分とする第1金属部材と第2の金属を主成分とする第2金属部材とが接合された外部端子と、を有する角形二次電池であって、
    前記外部端子は、前記第1金属部材側の面に凹部を有し、
    前記凹部では前記第2金属部材との間に前記第1金属部材を介して前記接続端子が嵌入されており、
    前記外部端子は、前記凹部における厚さが該凹部の周囲の厚さよりも薄くなっていることを特徴とする角形二次電池。
  2. 前記捲回電極群を収容する電池缶と、該電池缶の開口部を閉塞する電池蓋とを有し、
    前記接続端子は、前記電池蓋に設けられた貫通孔に挿通される挿通軸部と、該挿通軸部の基端で拡径されたフランジ部とを有し、
    該フランジ部の少なくとも一部が前記凹部に嵌入されて溶接接合されていることを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
  3. 前記フランジ部は、前記凹部に圧入されていることを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  4. 前記フランジ部は、該フランジ部の厚さ方向一方側の部分が前記凹部に嵌入され、前記フランジ部の厚さ方向他方側の部分が前記外部端子の前記第1金属部材側の面から突出していることを特徴とする請求項3に記載の角形二次電池。
  5. 前記フランジ部は、前記凹部に嵌入されて前記フランジ部の厚さ方向他方側の面が前記外部端子の前記第1金属部材側の面と面一になっていることを特徴とする請求項3に記載の角形二次電池。
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