JP2014063696A - 蓄電装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電装置の外部接続端子とバスバーとの接続抵抗を小さくする。
【解決手段】蓄電装置の正極外部端子8Aは、矩形形状の平坦な上面を有している。各電池容器103の正・負極外部端子8A、8Bは、幅広面101aに平行な長辺22を有し、複数の角形二次電池C1、C2は、電池容器103の幅広面101aを対向して配置される。バスバー400は、角形二次電池C1、C2の正・負極外部端子8A、8B間に、長辺22と直交する方向に差し渡されている。バスバー400と正・負極極外部端子8A、8Bは、正・負極極外部端子8A、8Bの上面の外形より小さい、ほぼ相似形の矩形形状の溶接領域の内側全領域においてレーザ溶接される。
【選択図】図1

Description

この発明は、角形二次電池の組電池等の蓄電装置およびその製造方法に関し、より詳細には、外部接続端子がバスバーにより接合された蓄電装置およびその製造方法に関する。
蓄電装置として、リチウムイオン二次電池等の複数の角形二次電池を、相互にバスバーで接続して構成された角形二次電池の組電池が知られている。このような角形二次電池の組電池は、近年、電気自動車やハイブリッド電気自動車の電源装置として注目されている。
角形二次電池の組電池は、各角形二次電池の外部接続端子同士をバスバーにより接続して構成されるが、角形二次電池の外部接続端子とバスバーとの接続部には接続抵抗が発生し、電気エネルギーが熱として無駄に消費される。このため、角形二次電池の外部接続端子とバスバーの接続抵抗を低減する構造が提案されている。
角形二次電池の外部接続端子とバスバーの接続抵抗を低減する構造の一例として、下記の構造が知られている。
外部接続端子の一方とバスバーの一端との接続を螺子締結で行い、外部接続端子の他方とバスバーの他端との接続部周縁をレーザ溶接により接合する。レーザ溶接による接合は、外部接続端子の上面中央部に段部を設け、バスバーに段部より大きい形状の開口部を設ける。バスバーの開口部内に外部接続端子の段部を挿入した状態で、外部接続端子の段部の周縁部にバスバーをレーザ溶接する(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−87721号公報
特許文献1に記載された発明では、バスバーに外部接続端子の段部を挿入するための開口部を設けている。このため、外部接続端子とバスバーとの接合面積は、バスバーの開口部の分だけ小さくなり、その分、接続抵抗が大きいものとなる。
本発明の蓄電装置は、電池容器内に蓄電要素が収容され、蓄電要素に外部接続端子が接続された複数の蓄電池と、蓄電池の外部接続端子に接合されたバスバーとを備え、外部接続端子は、電池容器のバスバーが接合される接合面の平面視形状は矩形形状であり、外部接続端子の接合面とバスバーとは、外部接続端子の接合面の内側全領域または外部接続端子の接合面の外形より小さい矩形形状の溶接領域の内側全領域において、レーザ溶接により接合されていることを特徴とする。
また、本発明の蓄電装置の製造方法は、電池容器内に収容されている蓄電要素に接続された外部接続端子が電池容器の外部に露出されている複数の蓄電池と、複数の蓄電池の外部接続端子にレーザ溶接により接合され、複数の蓄電池を相互に接続するバスバーとを備える蓄電装置の製造方法において、レーザ溶接による溶接は、回折光学素子により外形形状が矩形とされたレーザ光により、外部接続端子の矩形形状の上面の内側全領域または外部接続端子の上面の外形より小さい矩形形状の溶接領域の内側全領域を接合する溶接であることを特徴とする。
本発明によれば、外部接続端子とバスバーとは、矩形形状の外部接続端子の内側全領域または外部接続端子の上面の外形より小さい矩形形状の溶接領域の内側全領域において、接合されている。このため、接合面積が大きくなり、外部接続端子とバスバーの接続抵抗を小さくすることができる。
本発明に係る蓄電装置としての角形二次電池の組電池の一実施の形態の外観斜視図。 図1に示された角形二次電池の分解斜視図。 図2に図示された発電要素を、その捲回終端部側を展開した状態の斜視図。 図1を上方から見た平面図。 図4におけるV−V線断面図であり、レーザ溶接による接合部の構造を説明するための図。 レーザ照射装置のブロック図。 レーザビームの成形により形成されるフラットな強度分布のレーザ光を示す図。 レーザビームの強度分布の変形例1を示し、中央部が外周より小さい凹型強度分布のレーザ光を示す図。 レーザビームの強度分布の変形例2を示し、中央部が外周より大きい凸型強度分布のレーザ光を示す図。 レーザビームの光学系を説明するための模式図。
[角形二次電池の全体構造]
以下、この発明の蓄電装置およびその製造方法の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明に係る蓄電装置の一実施の形態としての角形二次電池の組電池の外観斜視図であり、図2は、図1に示された角形二次電池の分解斜視図である。
角形二次電池の組電池は、角形二次電池(蓄電池)C1とC2の正極外部端子(外部接続端子)8Aと負極外部端子(外部接続端子)8Bとをバスバー400により接続して構成されている。図1では、2個の角形二次電池C1、C2が図示されているが、角形二次電池の組電池は、実際には、もっと多数の角形二次電池C1〜Cにより構成される。
角形二次電池C1とC2は、全く同一の構造を有しており、一方を他方に対し反転して正極外部端子8Aと負極外部端子8Bと対向させて配置されている。バスバー400の一端側が一方の角形二次電池C1の正極外部端子8Aに、バスバー400の他端側が他方の角形二次電池C2の負極外部端子8Bにレーザ溶接により接合されている。
以下の説明では、角形二次電池C1、C2を代表して、角形二次電池Cとして説明する。
角形二次電池Cは、電池缶101と電池蓋102とから構成される電池容器103を備えている。電池缶101および電池蓋102の材質は、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金などのアルミニウム系金属である。
電池蓋102は、矩形平板状であって、電池缶101の開口を塞ぐように溶接され、電池缶101を封止している。電池蓋102には、正極外部端子8Aおよび負極外部端子8Bが配設されている。電池蓋102には、ガス排出弁10が設けられている。ガス排出弁10は、プレス加工によって電池蓋102を部分的に薄肉化することで形成されている。ガス排出弁10には、開裂時に大きな開口が形成されるように開裂溝が形成されている。ガス排出弁10は、角形二次電池Cが過充電等の異常により発熱して内部にガスが発生し、電池容器103内の圧力が上昇して所定圧力に達したときに開裂して、内部からガスを排出することで電池容器103内の圧力を低減させる。
電池蓋102には、電池容器103内に電解液を注入するための注液口106a(図2参照)形成されている。注液口106aは、封止栓106により封止されている。封止栓106は、注液口106aの周囲における電池蓋102の部分にレーザ溶接等により接合されている。
図2に図示されるように、電池缶101には発電要素(蓄電要素)170が収容されている。電池缶101は、一対の幅広面101aと一対の幅狭面101bと底面101cとを有し、上面が開口された矩形箱状に形成されている。発電要素170は、絶縁ケース108に覆われた状態で電池缶101内に収容されている。絶縁ケース108の材質は、ポリプロピレン等の絶縁性を有する樹脂であり、電池缶101と発電要素170とは電気的に絶縁されている。
正極外部端子8Aは正極集電体180を介して発電要素170の正極電極174に電気的に接続されている。負極外部端子8Bは負極集電体190を介して発電要素170の負極電極175に電気的に接続されている。これにより、正極外部端子8Aおよび負極外部端子8Bを介して外部負荷に電力が供給され、あるいは、正極外部端子8Aおよび負極外部端子8Bを介して外部発電電力が発電要素170に供給されて充電される。
電池蓋102と、電池蓋102の両端側に設けられた一対の貫通孔102hのそれぞれに取り付けられた正極外部端子8Aおよび負極外部端子8Bと、正極集電体180および負極集電体190と、一対のガスケット130と、一対の絶縁部材160とは一体的に組み付けられ電池蓋組立体107を構成している。
正極外部端子8Aおよび正極集電体180の材質はアルミニウム合金である。正極外部端子8Aは、正極集電体180に電気的に接続される。負極外部端子8Bおよび負極集電体190の材質は銅合金である。負極外部端子8Bは、負極集電体190に電気的に接続される。絶縁部材160およびガスケット130の材質は、ポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂等の絶縁性を有する樹脂である。
[発電要素]
図3を参照して、発電要素170について説明する。図3は、図2に図示された発電要素を、その捲回終端部側を展開した状態の斜視図である。
蓄電要素である発電要素170は、図3に示すように、長尺状の正極電極174および負極電極175を、セパレータ173を介在させて捲回軸Wの周りに扁平形状に捲回することで積層構造とされている。すなわち、発電要素170は、捲回方向の両端部に断面が半円弧形状の円弧部が形成され、両端部間にほぼ平坦な平坦部が形成された扁平形状の電極捲回群である。
正極電極174は、正極箔171と、正極活物質に結着材を配合した正極活物質合剤が正極箔171の両面に塗工されて形成された正極活物質合剤層176とを有する。負極電極175は、負極箔172と、負極活物質に結着材を配合した負極活物質合剤が負極箔172の両面に塗工されて形成された負極活物質合剤層177とを有する。
正極箔171は、厚さ20〜30μm程度のアルミニウム合金箔であり、負極箔172は、厚さ15〜20μm程度の銅合金箔である。セパレータ173の素材は多孔質のポリエチレン樹脂である。正極活物質は、マンガン酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複酸化物であり、負極活物質は、リチウムイオンを可逆に吸蔵、放出可能な黒鉛等の炭素材である。
発電要素170の幅方向(捲回方向に直交する捲回軸W方向)の両端部は、一方は正極活物質合剤層176が形成されていない未塗工部(正極箔171の露出部)が積層された部分とされている。また、他方は負極活物質合剤層177が形成されていない未塗工部(負極箔172の露出部)が積層された部分とされている。正極側未塗工部の積層体および負極側未塗工部の積層体は、それぞれ予め押し潰され、それぞれ、電池蓋組立体107の正極集電体180および負極集電体190(図2参照)と超音波接合により接続され、電池蓋組立体107に一体化される。
発電要素170は、電池蓋組立体107に一体化された状態で、電池缶101内に収容された絶縁ケース108内に収容される。発電要素170は、捲回軸Wが電池缶101の底面101cに平行にされ、かつ、一対の平坦部を電池缶101の幅広面101aに平行にされて電池缶101内に収容される。この状態で、電池蓋組立体107の電池蓋102は、電池缶101の開口部を閉塞する。
閉塞した電池蓋102の周縁部が、レーザ溶接等により電池缶101の開口部の周縁部に接合される。そして、注液口10から非水電解液が注入される。非水電解液としては、たとえば、エチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF6)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を用いることができる。注液口106aから電池缶101内に非水電解液を注入した後、封止栓106により注液口10が封止される。
次に、バスバー400と正・負極外部端子8A、8Bとの接合について説明する。
[正・負極外部端子の接合]
図4は、図1を上方から見た平面図であり、図5は、図4におけるV−V線断面図であり、レーザ溶接による接合部の構造を説明するための図である。また、図6は、レーザ照射装置のブロック図であり、図7は、レーザビームの成形により形成されるフラットな強度分布のレーザ光を示す図である。
正極外部端子8Aおよび負極外部端子8Bは、同一形状、同一サイズを有し、上面21(図1、図5参照)が平坦な矩形形状のほぼ四角柱体である。正・負極外部端子8A、8Bは、長辺22を電池蓋102の長手方向に平行にして、電池蓋102上に、同一の高さに突き出している。
角形二次電池C1と角形二次電池C2の一方を他方に対して反転させ、相互の電池缶101の幅広面101aを対面させる。この状態では、一方の角形二次電池C1の正・負極外部端子8A、8Bと、相手方の負・正極外部端子8B、8Aとが対向する。すなわち、一方と他方の角形二次電池C1とC2の正・負極外部端子8A、8Bは、異なる極性の正・負極外部端子8A、8Bを対向させ、且つ、その長辺22を相互に平行にして対向する。図4においては、各角形二次電池C1とC2とは、その電池缶101の幅広面101aを密着して配置されているが、角形二次電池C1とC2とは、その電池缶101の幅広面101a間に間隙を設けて配置するようにしてもよい。
バスバー400は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等のアルミニウム系金属または銅あるいは銅合金などの銅系金属により形成されている。
バスバー400の幅は、正・負極外部端子8A、8Bの長辺22の長さとほぼ同じか、それよりも僅かに小さい。また、バスバー400の長さは、隣接して配置された角形二次電池C1とC2における各電池缶101の対向する面の反対側の面間の長さより僅かに短い。
バスバー400は、一方の角形二次電池C1の正極外部端子8Aと他方の角形二次電池C2の負極外部端子8B上に、長辺22に直交する方向に差し渡されて載置され、仮固定される。
この状態で、一方の角形二次電池C1の正極外部端子8Aはバスバー400の一端側にレーザ溶接され、他方の角形二次電池C2の負極外部端子8Bはバスバー400の他端側にレーザ溶接される。また、一方の角形二次電池C1の負極外部端子8Bは、別のバスバー400にレーザ溶接され、他方の角形二次電池C2の正極外部端子8Aは、さらに別のバスバー400に接続される。このようにして、角形二次電池の組電池を構成する複数の角形二次電池Cは、すべてが直列に接続される。
図4に点線の矩形で示す領域は、レーザ溶接による溶接領域500である。レーザ照射により、バスバー400と正極外部端子8Aとは、図5に図示されるように、バスバー400の厚さ全体と、正極外部端子8Aの上部側が溶融して固化する溶融結合により接合される。このことは、バスバー400と負極外部端子8Bとの結合についても同様である。溶接領域500の平面形状は、正・負極外部端子8A、8Bの外形より小さい、ほぼ相似形の矩形形状である。
溶接装置600は、図6に示されるように、レーザ発振器601、制御装置602、回折光学素子(Diffractive Optical Elements:DOEs)603を備えている。レーザ発振器601は、制御装置602からの制御信号に対応して所定のタイミングで、所定の強さのパルスレーザビームを出射する。レーザビームとしては、YAGレーザ、CO2レーザ等、一般的なレーザビームを用いることができる。回折光学素子603は、レーザビームの強度分布を適切なプロファイルに変換する。
図10は、レーザビームの光学系を説明するための模式図である。
レーザ発振器601により生成されたレーザビームは、回折光学素子603に入力される。回折光学素子603において、入力されたレーザビームの強度分布は所望の分布になるように変換され、被照射体であるバスバー400に向け投射される。回折光学素子603は、表面に形成された微細凹凸パターン形状により光の光路差を発生させ、その空間伝搬時において等位相面を形成する回折現象を利用したものである。凹凸パターンは、ミクロンオーダのセルの組み合わせで形成される。
図7は、回折光学素子603により形成されたレーザビームのビーム強度プロファイルの一例を示す。
この例では、入射レーザ光は、回折光学素子603により、外形形状が矩形の均一(フラット)な強度分布に変換されている。
このように、均一強度分布に変換されたレーザ光は、制御装置602の制御により1〜数ショット、バスバー400の一端側と正極外部端子8Aとの溶接領域500に照射される。これにより、上述した如く、溶接領域500の全領域におけるバスバー400の厚さ全体と、正極外部端子8Aの上部側が溶融結合する。バスバー400と正極外部端子8Aとの接合が完了したら、同様の方法で、レーザ光をバスバー400の他端側と負極外部端子8Bとの溶接領域500に照射し、バスバー400と負極外部端子8Bをレーザ溶接する。
上述した如く、レーザ照射時には、バスバー400を正・負極外部端子8A、8Bに押圧して仮固定しておくことが望ましい。仮固定は、正・負極外部端子8A、8B間を押圧部材(図示せず)により押圧するようにすればよい。
溶接領域500の外周側では、周囲に熱が拡散される。フラットな強度分布を有するレーザ光が溶接領域500に照射されると、溶接領域500の中央部に熱が集中されるため、中央部が最も深く接合され、周囲が中央部に比して浅く溶接される。
[レーザ光プロファイルの変形例1]
図8は、溶接領域500に照射されるレーザ光の強度分布の変形例1を示す。
変形例1に示すレーザ光は、中央部が外周より強度が小さい凹型強度分布となっている。
図8に図示された変形例1では、レーザ光は、中央部が外周より強度が小さい凹型強度分布となっているため、溶接領域500の中央部における熱の集中が緩和され、均一な深さの溶接が可能となる。
[レーザ光プロファイルの変形例2]
図9は、溶接領域500に照射されるレーザ光の強度分布の変形例2を示す。
変形例2に示すレーザ光は、中央部が外周より強度が大きい凸型強度分布となっている。
このレーザ光による場合には、溶接領域500の中央部における熱の集中が、均一な強度分布の場合よりも大きいので、中央部が最も深く接合され、周囲が中央部に比して浅く溶接される傾向が大きくなる。このため、溶接する材料の表面の粗さの影響により、溶接前の溶接領域500の接触性が悪い場合においても、十分な接合面積を確保することができる。
以上説明した通り、本発明の一実施の形態によれば、正・負極外部端子8A、8Bとバスバー400とは、矩形形状の正・負極外部端子8A、8Bの上面21の外形より小さい、ほぼ相似形の矩形形状の溶接領域500の内側全領域において接合されている。このため、接合面積が大きくなり、外部接続端子とバスバーの接続抵抗を小さくすることができる、という効果を奏する。
上記一実施の形態によれば、角形二次電池C1、C2は、正・負極外部端子8A、8Bの長辺22を対向させて配置され、前記バスバー400は、隣接する角形二次電池C1、C2の正・負極外部端子8A、8Bを長辺22と直交する方向に差し渡されて正・負極外部端子8A、8Bに接合されている。つまり、バスバー400は、正・負極外部端子8A、8Bの長辺22と直交する方向に差し渡されて正・負極外部端子8A、8Bにレーザ溶接されている。このため、バスバー400が、正・負極外部端子8A、8Bの短辺と直交する方向に差し渡される構造に比し、溶接領域500の面積を大きくすることができる。
上記一実施の形態によれば、回折光学素子603を用いることにより、溶接領域500に照射されるレーザ光の強度分布を、自由に変更することを可能とした。このため、溶接領域500における接合領域の深さが適切になるようにして、接合の信頼性を向上することができる。
なお、上記一実施の形態では、バスバー400の幅は、正・負極外部端子8A、8Bの長辺22の長さとほぼ同じか、それよりも僅かに小さいものとした。しかし、バスバー400の幅を、正・負極外部端子8A、8Bの長辺22の長さよりも大きくしてもよい。
上記一実施の形態では、正・負極外部端子8A、8Bとバスバー400とは、正・負極外部端子8A、8Bの上面21の外形より小さい、ほぼ相似形の矩形形状の溶接領域500の内側全領域において接合する構造および方法として説明した。しかし、レーザ光の外形の大きさを、正・負極外部端子8A、8Bの外形とほぼ同一にして、正極または負極外部端子8A、8Bの上面21の内側全領域において接合するようにしてもよい。但し、このようにするには、上述した如く、バスバー400の幅を、正・負極外部端子8A、8Bの長辺22の長さよりも大きくする必要がある。
上記一実施の形態では、角形二次電池C1とC2とが、電池缶101の幅広面101aを対向して配置された角形二次電池の組電池として例示した。しかし、本発明は、角形二次電池C1とC2とが、幅狭面101bを対向して配置された角形二次電池の組電池にも適用が可能である。
上記一実施の形態では、正・負極外部端子8A、8Bが電池缶101に取り付けられた角形二次電池C1、C2として例示した。しかし、正・負極外部端子8A、8Bが、電池缶101に取り付けられた角形一次電池に対して適用することも可能である。
また、本発明は、リチウムイオン角形二次電池の組電池に限られるものではなく、ニッケル水素電池またはニッケル・カドミウム電池、鉛蓄電池のように水溶性電解液を用いる角形二次電池の組電池に対しても適用が可能である。また、二次電池に限らず、リチウムイオンキャパシタや電気二重層キャパシタに適用することも可能である。
その他、本発明の蓄電装置は、種々、変形して適用することが可能であり、要は、外部接続端子とバスバーとが、矩形形状の外部接続端子の内側全領域または外部接続端子の上面の外形より小さい矩形形状の溶接領域の内側全領域において、レーザ溶接されているものであればよい。
8A 正極外部端子(外部接続端子)
8B 負極外部端子(外部接続端子)
21 上面
22 長辺
101 電池缶
102 電池蓋
103 電池容器
170 発電要素(蓄電要素)
400 バスバー
500 溶接領域
603 回折光学素子
C、C1、C2 角形二次電池(蓄電池)


Claims (7)

  1. 電池容器内に蓄電要素が収容され、前記蓄電要素に外部接続端子が接続された複数の蓄電池と、前記蓄電池の前記外部接続端子に接合されたバスバーとを備え、
    前記外部接続端子は、前記電池容器の前記バスバーが接合される接合面の平面視形状は矩形形状であり、前記外部接続端子の前記接合面と前記バスバーとは、前記外部接続端子の前記接合面の内側全領域または前記外部接続端子の前記接合面の外形より小さい矩形形状の溶接領域の内側全領域において、レーザ溶接により接合されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置において、前記バスバーは、前記外部接続端子の前記接合面の長辺と直交する方向に差し渡されて、隣接する前記蓄電池の前記外部接続端子のそれぞれに接合されていることを特徴とする蓄電装置。
  3. 請求項2に記載の蓄電装置において、前記電池容器の前記接続端子は、前記電池容器の幅広面に平行な長辺を有し、隣接する前記蓄電池は、前記電池容器の幅広面を対向して配置され、前記バスバーは、隣接する前記蓄電池の前記電池容器の前記幅広面と直交する方向に延出されて前記外部接続端子に接合されていることを特徴とする蓄電装置。
  4. 電池容器内に収容されている蓄電要素に接続された外部接続端子が前記電池容器の外部に露出されている複数の蓄電池と、複数の前記蓄電池の前記外部接続端子にレーザ溶接により接合され、複数の前記蓄電池を相互に接続するバスバーとを備える蓄電装置の製造方法において、
    前記レーザ溶接による溶接は、回折光学素子により外形形状が矩形とされたレーザ光により、前記外部接続端子の前記上面の内側全領域または前記外部接続端子の前記上面の外形より小さい矩形形状の溶接領域の内側全領域を接合する溶接であることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の蓄電装置の製造方法において、前記回折光学素子により外形形状が矩形とされた前記レーザ光は、その強度分布がほぼフラットであることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
  6. 請求項4に記載の蓄電装置の製造方法において、前記回折光学素子により外形形状が矩形とされた前記レーザ光は、その強度分布が、中央部の強度が周囲よりも小さい凹型であることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
  7. 請求項4に記載の蓄電装置の製造方法において、前記回折光学素子により外形形状が矩形とされた前記レーザ光は、その強度分布が、中央部の強度が周囲よりも小大きい凸型であることを特徴とする蓄電装置の製造方法。


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