JP2016081873A - 蓄電素子とその製造方法、および蓄電装置 - Google Patents

蓄電素子とその製造方法、および蓄電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子とその製造方法、および蓄電装置を提供する。【解決手段】外部端子132は、外部端子部1322と、外部端子部1322と一方要素との間を電気接続する下地部と、を含む。外部端子部1322は、第1金属からなる第1金属部13221と、第2金属部13222とを含む板状である。外部端子部1322の第1面は、第1金属部13221が露出し、第2面は、第1金属部13221と第2金属部13222とが露出している。外部端子部1322をその板厚方向に見るとき、第1面に第1金属部13221が露出した部分と第2面に第1金属部13221が露出した部分とは、少なくとも一部が重複している。外部端子132における下地部は、第1金属部13221と同種金属を含み、上記重複した領域で溶接接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電素子とその製造方法、および蓄電装置に関する。
電池やキャパシタといった繰り返し充放電が可能な蓄電素子は、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、電気自動車(PEV)、電動バイクや電動アシスト自転車などの車両や、据え置き型の蓄電システムなどに採用されている。例えば、蓄電素子は、蓄電素体としての電極体が、ケース内に収容され構成されている。そして、蓄電素子には、外部との接続に供される外部端子が設けられている。
ここで、蓄電素子は単体で用いられる場合もあるが、上記のような車両や蓄電システムなどでの使用に際しては、複数個の蓄電素子を接続し、蓄電装置として用いられることが多い。このとき、蓄電素子の外部端子間の接続には、バスバが用いられることがある。外部端子とバスバとの接続については、溶接によりなされることがある。
ところで、例えば、リチウムイオン電池などの蓄電素子では、電極体に含まれる負極芯体の構成材料として銅(Cu)、正極芯体の構成材料としてアルミニウム(Al)が用いられることが多い。このため、蓄電素子同士を直列接続しようとする場合には、異種金属間での接続を図ることが必要となる。このような異種金属間の接続に関する技術が、特許文献1,2に開示されている。
特許文献1には、異なる金属材料からなる正極外部端子と負極外部端子との間の接続を、クラッド材からなるバスバを用いて行うことが開示されている。
特許文献2には、正極または負極の一方の外部端子について、銅とアルミニウムとのマルチメタルで構成されたリベット状の端子を採用することが開示されている。
特開2011−060623号公報 特開2011−210720号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術を含む従来技術では、異種金属が接続されたバスバを用いる必要がある。このため、異種金属間の接続を伴う蓄電素子の提供が求められている。
特許文献2に開示の技術を含む従来技術では、用いられる端子を形成するために製造コストの上昇を招くことになると考えられる。よって、この技術では、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子を提供することが困難である。
本発明は、このような問題の解決を図るべくなされたものであって、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子とその製造方法、および蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る蓄電素子は、電極体と、ケースと、外部端子とを備える。
電極体は、正極要素と負極要素とを含む。
ケースは、電極体を収容する。
外部端子は、正極要素および負極要素の一方(以下では、「一方要素」と記載する。)に電気接続され、外部との電気接続に供される。
本態様に係る蓄電素子では、外部端子は、少なくとも一部がケースの外部に配される外部端子部と、外部端子部と一方要素との間を電気接続する下地部と、を含み、外部端子部は、第1金属からなる第1金属部と、第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状である。
外部端子部の一方の主面である第1面は、少なくとも第1金属部が露出し、他方の主面である第2面は、第1金属部と第2金属部とが露出しており、外部端子部をその板厚方向に見るとき、第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複している。
そして、外部端子における下地部は、第1金属部と同種金属を含み、外部端子部のうち第1面における上記重複した領域で溶接接続されている。
上記態様では、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電装置1の構成を示す模式展開斜視図である。 蓄電装置1における蓄電素子13の構成を示す模式断面図である。 蓄電素子13における電極体130の構成を示す模式展開斜視図である。 (a)は、蓄電素子13における負極外部端子132およびその周辺の構成を示す模式断面図であり、(b)は、蓄電素子13における正極外部端子131およびその周辺の構成を示す模式断面図である。 負極外部端子132における外部端子部1322の構成を示す模式断面図である。 負極外部端子132の構成を示す模式展開断面図である。 (a)は、負極外部端子132における外部端子部1322の構成を示す模式斜視図であり、(b)は、互いに接合された状態でのバスバ15と外部端子部1322とを示す模式断面図である。 (a)は、変形例1に係る外部端子部2322の構成を示す模式断面図であり、(b)は、変形例2に係る外部端子部3322の構成を示す模式断面図である。 変形例3に係る負極外部端子432の構成を示す模式断面図である。
[本発明の各態様]
本発明の一態様に係る蓄電素子は、電極体と、ケースと、外部端子とを備える。
電極体は、正極要素と負極要素とを含む。
ケースは、電極体を収容する。
外部端子は、電極体における一方要素に電気接続され、外部との電気接続に供される。
本態様に係る蓄電素子では、外部端子は、少なくとも一部がケースの外部に配される外部端子部と、外部端子部と一方要素との間を電気接続する下地部と、を含み、外部端子部は、第1金属からなる第1金属部と、第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状である。
外部端子部の一方の主面である第1面は、少なくとも第1金属部が露出し、他方の主面である第2面は、第1金属部と第2金属部とが露出しており、外部端子部をその板厚方向に見るとき、第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複している。
そして、外部端子における下地部は、第1金属部と同種金属を含み、外部端子部のうち第1面における上記重複した領域で溶接接続されている。
上記態様に係る蓄電素子では、外部端子が板状をした外部端子部を有する。そして、外部端子部は、第1面に第1金属部が露出し、第2面に第2金属部が露出する。よって、本態様に係る蓄電素子では、第1金属部と異なる金属種からなる第2金属部を露出させることができる。その上、本態様に係る蓄電素子では、板状の外部端子部を用いることにより、特許文献2のようにマルチメタルからなるリベット状の外部端子を用いる場合に比べて、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、上記態様に係る蓄電素子では、外部端子部と下地部との溶接接合に関し、第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分との平面視で重複する領域でなされている。即ち、外部端子部と下地部との溶接接続を、第1面から第2面に至る板厚方向が第1金属部だけで構成された領域を対象箇所としている。よって、本態様に係る蓄電素子では、高い溶接強度を確保することができ、溶接不良を抑制し、長期に亘る高い接合強度の確保ができる。
上記態様に係る蓄電素子では、外部端子部が板状をしており、その第2面に第2金属部が露出しているので、外部端子における外部端子部に対してバスバを溶接接続する場合に、面接触状態での接合が可能となり、溶接強度の確保および接続に係る電気抵抗の低減を図るのに優位である。
従って、上記態様では、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子を提供することができる。
なお、上記において、「第1面に第1金属部が露出し」とは、下地部を溶接接続する前の状態で、第1面に第1金属部が露出することを意味しており、下地部との溶接接続後においては第1面に第1金属部が露出することを必ずしも必要としない。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成において、ケースは厚み方向に貫通する孔を有し、外部端子は中間端子部を含む。外部端子における中間端子部は、ケースの孔を挿通し、導電性を有する。さらに、中間端子部は、ケースの孔から外方に突出した頭部を有し、当該頭部が、上記下地部に相当する。
この態様に係る蓄電素子では、外部端子が中間端子部を有することにより、外部端子部自体を複雑な形状とする必要がなく、製造コストの上昇を抑えることができる。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、中間端子部の頭部は、外部端子部の第1面に沿う板状をしており、当該頭部をケースの孔の貫通方向に平面視するとき、ケースの孔の開口面積よりも大きな面積を有し、ケースの孔を覆っている。この態様に係る蓄電素子では、中間端子部に対する外部端子部の接続面積を大きくとることができ、溶接強度の確保および接続に係る電気抵抗の低減を図ることができる。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、外部端子部における第2面は、第1金属部が露出した部分と第2金属部が露出した部分とが面一である。当該態様に係る蓄電素子では、外部端子における外部端子部に対してバスバを溶接接合する場合に、外部端子部の第2面に異種金属同士の境界(第1金属部と第2金属部との境界)に係るエッジが露出することを抑制することができ、耐腐食という観点から望ましい。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、外部端子部における第2面は、第1金属部が露出した部分が第2金属部が露出した部分よりも第1面の側に凹入している。これにより、外部端子部の製造に係るコストの低減を図ることができる。例えば、第1金属部と第2金属部とを積層した後、底部に第1金属部の表面の一部が露出するまで第2金属部の一部を除去するという簡易な手段で外部端子部を製造することができる。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、外部端子部の第2面における第2金属部が露出した部分が凹入した部分を囲繞している。この態様に係る蓄電素子では、外部端子部の第2面に対してバスバを溶接接合した際に、凹入した部分の開口をバスバで覆うようにすることで、凹入した部分の内方に露出する第1金属部と第2金属部との境界部分への水分付着などを抑制することができる。よって、更なる信頼性向上を図る上で望ましい。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、外部端子部は、一方の主面に一部が切り欠かれた凹部を含むクラッド材を有し、凹部の底に第1金属部が露出し、凹部の周囲に第2金属部が露出している。このように、一方の主面に一部が切り欠かれた凹部を含むクラッド板を有する構成を採用することにより、製造コストの上昇を抑制しながら、信頼性向上を図ることができる。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、外部端子部は、第1金属からなる第1要素板と、第2金属からなる第2要素板とが重ねられ、カシメ加工されることにより構成され、第2要素板の一部が切り欠かれている。このような外部端子部の採用により、製造コストの上昇を抑えることができる。
別態様に係る蓄電素子では、上記構成の外部端子において、外部端子部は、第1要素板と第2要素板との間に配される腐食防止層を有する。この態様に係る蓄電素子では、外部端子部における第1要素板と第2要素板との間での腐食の発生を抑えることができる。
なお、腐食防止層の構成材料としては、例えば、イオン化傾向が第1金属と第2金属との間の金属、カーボンなどの容易にイオン化しない導電体、あるいは貴金属などを採用することができる。
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第1蓄電素子および第2蓄電素子と、第1蓄電素子および第2蓄電素子の一方の正極外部端子と他方の負極外部端子との間を電気接続するバスバとを備える。
第1蓄電素子および第2蓄電素子の各々は、電極体と、ケースと、正極外部端子と、負極外部端子とを備える。電極体は、正極要素と負極要素とを含む。ケースは、電極体を収容する。正極外部端子は、正極要素に対して電気接続され、外部との電気接続に供される。負極外部端子は、負極要素に対して電気接続され、外部との電気接続に供される。
本態様に係る蓄電装置では、第1蓄電素子および第2蓄電素子のうちの一方の正極外部端子と、他方の負極外部端子のうちの一方の端子(以下では、「一方端子」と記載する。)は、ケースの外部に配される外部端子部と、外部端子部と正極要素および前記負極要素の一方との間を電気接続する下地部と、を含む。
一方端子における外部端子部は、第1金属からなる第1金属部と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状であり、外部端子部の一方の主面である第1面には少なくとも第1金属部が露出し、他方の主面である第2面には第1金属部と第2金属部とが露出している。即ち、第2面において、第1金属部と異なる金属種からなる第2金属部を露出させることができる。
一方端子における外部端子部をその板厚方向に見るとき、第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複しており、下地部は、第1金属部と同種金属を含み、外部端子部のうち第1面における上記重複した領域で溶接接続されている。そして、一方端子における外部端子部は、第2面に露出する第2金属部に対してバスバが溶接接続されている。
ここで、本態様においても、「第1面に第1金属部が露出し」とは、下地部を溶接接続する前の状態で、第1面に第1金属部が露出することを意味しており、下地部との溶接接続後においては第1面に第1金属部が露出することを必ずしも必要としない。また、「第2面には第1金属部と第2金属部とが露出し」とは、バスバを溶接接続する前の状態で、第2面に第1金属部と第2金属部とが露出することを意味している。
本態様に係る蓄電装置では、第1蓄電素子および第2蓄電素子の一方における一方端子が、上記一態様に係る蓄電素子の外部端子と同一の構成を有する。
従って、本態様では、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電装置を提供することができる。
別態様に係る蓄電装置では、上記構成の一方端子において、外部端子部における第2面は、第1金属部が露出した部分が第2金属部が露出した部分よりも第1面の側に凹入しており、第2面に露出する第2金属部へのバスバの接合により、前記凹入した部分が覆われている。このような構成を採用する蓄電装置では、上記のような理由から、凹入した部分の内方に露出する第1金属部と第2金属部との境界部分への水分付着などを抑制することができる。よって、更なる信頼性向上を図る上で望ましい。
本発明の一態様に係る製造方法は、(a)電極体を準備する工程、(b)電極体を収容する工程、(c)外部端子を形成する工程、を備える。
(a)電極体を準備する工程;正極要素および負極要素を含む電極体を準備する。
(b)電極体を収容する工程;ケース内に電極体を収容する。
(c)外部端子を形成する工程;正極要素および負極要素の一方に電気接続され、外部との電気接続に供される外部端子を形成する。
本態様に係る蓄電素子の製造方法では、(c)外部端子を形成する工程が、(c−1)外部端子部を準備するサブ工程、(c−2)溶接接続するサブ工程、を有する。
(c−1)外部端子部を準備するサブ工程;少なくとも一部がケースの外部に配される外部端子部を準備する。
(c−2)溶接接続するサブ工程;外部端子部を、当該外部端子部と正極要素または負極要素の一方との間を電気接続する下地部に対し、溶接接続する。
本態様の製造方法において、(c−1)外部端子部を準備するサブ工程では、外部端子部として、第1金属からなる第1金属部と、第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状の部材であって、下地部との接続前の状態において、外部端子部の一方の主面である第1面は、少なくとも前記第1金属部が露出し、他方の主面である第2面は、第1金属部と第2金属部とが露出しており、外部端子部をその板厚方向に見るとき、第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複している部材を準備する。
また、本態様の製造方法において、(c−2)溶接接続するサブ工程では、外部端子部のうち第1面における上記重複した領域と、下地部における第1金属部と同種金属を含む領域と、を溶接接合する。
上記態様に係る蓄電素子の製造方法では、(c−1)のサブ工程において、外部端子が板状をした外部端子部を準備し、(c−2)のサブ工程において、当該外部端子部を備える外部端子を形成する。そして、上記のように、用いる外部端子部は、第1面に第1金属部が露出し、第2面に第2金属部が露出する部材である。よって、本態様に係る蓄電素子の製造方法では、板状の外部端子部を用いることにより、特許文献2のようにマルチメタルからなるリベット状の外部端子を用いる場合に比べて、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、上記態様に係る蓄電素子の製造方法では、(c−2)のサブ工程において、下地部に対して、外部端子部における第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分との平面視で重複する領域で溶接接続がなされる。即ち、外部端子部と下地部との溶接接続を、第1面から第2面に至る板厚方向が第1金属部だけで構成された領域を対象箇所としている。よって、本態様に係る製造方法では、高い溶接強度を以って溶接接続することができ、溶接不良を抑制し、長期に亘る高い接合強度の確保ができる。
上記態様に係る製造方法では、板状をした外部端子部を用い、バスバとの接続前において、その第2面に第2金属部が露出しているので、外部端子における外部端子部に対してバスバを溶接接合する場合に、面接合が可能となり、溶接強度の確保および接続に係る電気抵抗の低減を図るのに優位である。
従って、上記態様に係る製造方法では、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子を得ることができる。
以下では、本発明を実施するための一例について、図面を参酌しながら説明する。
なお、以下に示す形態は、本発明の構成および当該構成から奏される作用・効果を分かり易く説明するために用いる一例であって、本発明は、その本質的部分を除き、何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施の形態]
1.蓄電装置1の構成
実施の形態に係る蓄電装置1の構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、蓄電装置1は、4つの蓄電素子11〜14と、互いの電気接続に供される3つのバスバ15〜17を備える。4つの蓄電素子11〜14のそれぞれは、X軸方向の幅が狭い偏平直方体系の外観形状を有する。そして、各蓄電素子11〜14のZ軸方向上側面を構成する封口体には、正極外部端子111,121,131,141と負極外部端子112,122,132,142が突設されている。
4つの蓄電素子11〜14は、X軸方向に並べ配置されている。
バスバ15は、蓄電素子12の正極外部端子121と蓄電素子13の負極外部端子132とに対して溶接接合されている。バスバ16は、蓄電素子13の正極外部端子131と蓄電素子14の負極外部端子142とに対して溶接接合されている。バスバ17は、蓄電素子11の正極外部端子111と蓄電素子12の負極外部端子122とに対して溶接接続されている。
本実施の形態においては、バスバ15〜17がアルミニウム(Al)から構成されている。
2.蓄電素子11〜14の構成
蓄電素子11〜14の構成について、図2を用い説明する。なお、図2では、蓄電素子13の模式断面図を示しているが、残りの蓄電素子11,12,14についても同じ構成を有する。
蓄電素子13では、有底角筒状のケース本体133と、その開口を封口する封口体134とによりケースが構成されている。ケース本体133と封口体134とは、封口体134の外辺部分において、例えば、レーザ溶接により気密に接合されている。
ケース本体133と封口体134との組み合わせにより構成されるケースには、電極体130が収容されている。また、図示を省略しているが、ケースには、非水電解質も充填されている。
電極体130に対しては、正極集電体135および負極集電体136が接続されている。正極集電体135および負極集電体136は、ケース本体133および封口体134の内面に沿うように設けられており、全体としてL字状に曲折されて。正極外部端子131および負極外部端子132の各下部まで延伸されている。
図2の矢印Aおよび矢印Bに指し示すように、正極外部端子131および負極外部端子132の各々は、封口体134に開けられた孔を挿通して、各一部が外部に突出している。
3.電極体130の構成
蓄電素子13が備える電極体130の構成について、図3を用い説明する。なお、図示を省略しているが、蓄電素子11,12,14についても、同様の構成の電極体を備える。
図3に示すように、電極体130は、帯状のシート体である正極要素1301と、同じく帯状のシート体である負極要素1302とが互いに対向配置され、その間にセパレータ1303が介挿されてなる。
正極要素1301は、その幅方向(Y軸方向)の一方縁に活物質層が形成されていない芯体部分1301aが設けられ、セパレータ1303で覆われる部分は活物質層が形成された活物質形成部分1301bとなっている。同様に、負極要素1302も、芯体部分1302aおよび活物質形成部分1302bが設けられている。
図3に示すように、電極体130は、セパレータ1303が介挿され対向配置された正極要素1301および負極要素1302が巻回軸Ax130回りに巻回(rot.C)され構成される。電極体130においては、セパレータ1303の上辺からY軸方向上側に負極要素1302の芯体部分1302aが露出し、下辺からY軸方向下側に正極要素1301の芯体部分1301aが露出する。これらの芯体部分1301a,1302aに対して、正極集電体135および負極集電体136が接続される。
なお、電極体130については、巻回軸Ax130回りに巻回(rot.C)されて後、ケース本体133の内側空間の形状に合わせるために、X軸方向に偏平化される。
ここで、電極体130において、正極要素1301の芯体はアルミニウム(Al)からなり、負極芯体は銅(Cu)からなる。また、正極要素1301の芯体部分1301aに接合される正極集電体135は、同種の材料、即ち、アルミニウム(Al)からなり、負極要素1302の芯体部分1302aに接合される負極集電体136は、銅(Cu)からなる。
4.負極外部端子132の構成および正極外部端子131の構成
(4−1)負極外部端子132の構成
負極外部端子132の構成について、図4(a)を用い説明する。
図4(a)に示すように、負極外部端子132は、封口体134に開けられた孔を挿通する中間端子部1321と、封口体134の外部において、中間端子部1321に対してレーザ溶接にて接合(溶接箇所WP)された外部端子部1322との組み合わせを以って構成されている。中間端子部1321は、封口体134との間に絶縁部材137,138が配され、また、封口体134の内部において、負極集電体136が接続されている。
なお、中間端子部1321は、封口体134の孔から外方に突出した部分が、孔の貫通方向(Z軸方向)に対して直交する方向に広がる板状をなしており、当該部分で封口体134の孔を覆うようになっている。そして、中間端子部1321は、封口体134に対して、内部でカシメ加工により気密に固定されている。
外部端子部1322は、Z軸方向に第1金属部13221と第2金属部13222とが積層されてなるクラッド材からなり、本実施の形態では、一例として、第1金属部13221および第2金属部13222がともに層状をしているが、本発明はこれに限定されるものではない。
第2金属部13222の一部(中央部分)が切り欠かれ開口されている(開口部1322a)。外部端子部1322において、Z軸方向下面には、第1金属部13221が露出し、Z軸方向上面には、第1金属部13221が露出する部分と第2金属部13222が露出する部分とがある(露出部分13221a、露出部分13222a)。
なお、本実施の形態を含め、本開示における「露出し」とは、外部端子部に対して下地部あるいはバスバが接続されていない状態で、各金属部が露出していることを意味している。
外部端子部1322において、第2金属部13222の露出部分13222aは、第1金属部13221の露出部分13221aを囲繞するように設けられている。
なお、外部端子部1322におけるZ軸方向下面は、中間端子部1321のZ軸方向上面に沿うように平面となっており、互いに面接触した状態で溶接接続されている。
ここで、負極外部端子132の構成材料は、次のようになっている。
中間端子部1321;銅(Cu)
第1金属部13221;銅(Cu)
第2金属部13222;アルミニウム(Al)
(4−2)正極外部端子131の構成
次に、正極外部端子131の構成について、図4(b)を用い説明する。
図4(b)に示すように、正極外部端子131は、封口体134に開けられた孔を挿通する中間端子部1311から構成されている。中間端子部1311は、封口体134との間に絶縁部材139,140が介挿され、また、封口体134の内部において、正極集電体135が接続されている。
なお、中間端子部1311についても、封口体134の孔から外方に突出した部分が、孔の貫通方向(Z軸方向)に対して直交する方向に広がる板状をなしており、当該部分で封口体134の孔を覆うようになっている。そして、中間端子部1311についても、負極外部端子132の中間端子部1321と同様に、封口体134に対して、内部でカシメ加工により気密に固定されている。
5.外部端子部1322の構成と溶接箇所
外部端子部1322の構成、および中間端子部1321との溶接箇所について、図5を用い説明する。
図5に示すように、外部端子部1322は、第1金属部13221のZ軸方向上側に第2金属部13222が積層されてなるクラッド材をベースに構成されている。そして、外部端子部1322においては、第1金属部13221に対し、そのZ軸方向上方に積層された第2金属部13222は、その一部が切り欠かれており(開口部1322a)、当該開口部1322aの底部に第1金属部13221が露出する(露出部分13221a)。そして、上述のように、底部に露出部分13221aが存在する開口部1322aの周囲を第2金属部13222が囲繞している。
即ち、外部端子部1322は、中間端子部1321の頭部1321bに当接するZ軸方向下面に第1金属部13221だけが露出し(下側露出面13221b)、Z軸方向上面に第1金属部13221の露出部分13221aと第2金属部13222の露出部分13222a(図4(a)を参照)とが存在する。
なお、本実施の形態では、露出部分13221aは、Z軸方向に凹入した状態となっている。
ここで、図5に示すように、上面に第1金属部13221の露出部分13221aが存在する開口部1322aの領域を領域Eとし、第1金属部13221が露出する下面全体の領域を領域Fとする。このとき、板厚方向である矢印Dの方向から領域E,Fを平面視した場合に、互いに重複する領域が存在する。この重複領域においては、板厚方向に第1金属部13221だけが存在し、第2金属部13222およびその他の金属部などは存在しない。
図4(a)に示すように、本実施の形態では、この領域E,Fの重複領域において、外部端子部1322と中間端子部1321とがレーザ溶接により接続されている。
6.蓄電素子11〜14の製造方法
本実施の形態に係る蓄電素子11〜14は、次のような工程を経て製造される。
(工程a)電極体130を準備する。電極体130は、図3を用い既に説明したように、正極要素1301と負極要素1302を、間にセパレータ1303を配して対向配置し、これを巻回することにより形成される。
(工程b)電極体130を、ケース内に収容する。図2に示すように、ケース本体133の内方に電極体130を収容し、開口を封口体134で封口する。
(工程c)封口体134に対し、それぞれの一部が外部に突出する正極外部端子111,121,131,141および負極外部端子112,122,132,142を形成する。なお、工程aおよび工程bと、工程cとの順は、上記の順には限定されていない。具体的には、本実施の形態では、工程bを実行する前に、工程cを実行する。
上記のような蓄電素子11〜14の製造方法のうち、負極外部端子112,122,132,142の形成方法について、図6を用い説明する。なお、以下の説明においては、負極外部端子132を一例に説明するが、他の蓄電素子11,12,14の各負極外部端子112,122,142についても同様の形成方法を採用して形成される。
負極外部端子132の構成要素である外部端子部1322は、上述のように、クラッド材の一部を切り欠いた凹部を有する板体であって、ともに板状をした第1金属部13221と第2金属部13222とが積層された構成を有する。外部端子部1322における下側露出面13221bは、中間端子部1321の頭部1321bの上面に沿って平面状をしており、中間端子部1321の頭部1321bに対し略隙間なく密着する。
中間端子部1321と外部端子部1322とは、開口部1322aの底部に第1金属部13221が露出する露出部分13221aの一部でレーザ溶接により接続される。
図6に示すように、封口体134の該当箇所に、ケース内外を貫通する孔134aを開ける。そして、この孔134aに対し、Z軸方向上方(ケース外方側)から絶縁部材137の一部を挿入する。また、孔134aに対し、Z軸方向下方(ケース内方側)から絶縁部材138を宛がう。絶縁部材138には、封口体134に開けられた孔134aと略同じ開口サイズの孔138aが開けられており、当該孔138aに対して、絶縁部材137の下方端部分が差し込まれる。
なお、絶縁部材137,138は、封口体134に対し略隙間なく密着状態となる。
封口体134に装着された絶縁部材137に対し、その内部137aに外部端子部1322が接続された中間端子部1321の胴部1321aを挿入する。中間端子部1321の胴部1321aは、その先端部分が封口体134の裏面に装着された絶縁部材138の孔138aを挿通する。この状態において、中間端子部1321の板状をした頭部1321bの下面は、絶縁部材137の棚面137b,137cに略隙間なく密着した状態となる。
絶縁部材138の孔138aから突き出た中間端子部1321の胴部1321aの先端は、絶縁部材138の内側面に沿って装着される負極集電体136の孔136aも挿通する。この状態で、中間端子部1321は、例えば、スピニングカシメなどにより胴部1321aの先端が塑性変形され、図4(a)に示すような状態で固定される。
以上のように、負極外部端子132が形成できる。
7.外部端子部1322の外観形状、および外部端子部1322とバスバ15との接続形態
外部端子部1322の外観形状、および外部端子部1322とバスバ15との接続形態について、図7を用い説明する。なお、図7では、蓄電素子13の構成中、外部端子部1322だけを取り出して図示している。
図7(a)に示すように、本実施の形態に係る外部端子部1322は、Z軸方向に積層された第1金属部13221、第2金属部13222の内、Z軸方向上方に配置された第2金属部13222が平面視で“ロの字”形状を有し、Z軸方向の上面において、第2金属部13222の露出部分13222aが第1金属部13221の露出部分13221aを囲繞している。そして、外部端子部1322においては、Z軸方向上面における露出部分13221aが、その周囲を囲繞する露出部分13222aに対して、板厚方向(Z軸方向)下向きに凹入している。
図7(b)に示すように、バスバ15は、外部端子部1322に対して、底部に露出部分13221aが存在する開口部1322aを覆うように接続される。これにより、外部端子部1322における開口部1322a内側の第1金属部13221と第2金属部13222との界面部分P1.P2に外部から水分などが付着するのを抑制することができる。よって、充放電時などを含む界面部分P1,P2での腐食の発生を抑制することができる。
なお、界面部分P1,P2に対し、腐食の発生を抑制するために、別途、絶縁部材で被覆したり、開口部1322aに絶縁部材を充填形成したりすることとしてもよい。
また、外部端子部1322の開口部1322aについては、バスバ15の接続により封口されることが上記効果を得る上で望ましいが、完全に封口されなくても、覆われるだけでも上記効果を得ることはできる。
8.効果
本実施の形態に係る蓄電素子11〜14では、負極外部端子112,122,132,142の各々が板状をした外部端子部1322,・・を有する。そして、外部端子部1322,・・は、クラッド材をベースに形成されており、第1面であるZ軸方向下面に第1金属部13221の露出部分13221aが存在し、第2面であるZ軸方向上面に第2金属部13222の露出部分13222aが存在する。よって、蓄電素子11〜14では、板状の外部端子部1322,・・を用いることにより、特許文献2のようにマルチメタルからなるリベット状の外部端子を用いる場合に比べて、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、蓄電素子11〜14では、外部端子部1322,・・と下地である中間端子部1321,・・との溶接接続に関し、図5の領域Eと領域Fとが平面視で重複する領域でなされている。即ち、外部端子部1322,・・と中間端子部1321,・・との溶接接続を、Z軸方向上面から下面に至る板厚方向が第1金属部13221だけで構成された領域を対象箇所としている。よって、蓄電素子111〜14では、高い溶接強度を確保することができ、溶接不良を抑制し、異種金属間の接続を伴う構成とすることができる。
また、図7に示すように、蓄電素子11〜14およびこれらから構成される蓄電装置1では、外部端子部1322,・・が板状をしており、そのZ軸方向上面に第2金属部13222が露出しているので、負極外部端子112,122,132,142の外部端子部1322,・・に対してバスバ15〜17を溶接接合する場合に、面接合が可能となり、溶接強度の確保および接続に係る電気抵抗の低減を図るのに有意である。
従って、本実施の形態では、製造コストの上昇を抑えながら、異種金属間の接続を伴う蓄電素子11〜14および蓄電装置1を提供することができる。
さらに、本実施の形態に係る蓄電素子11〜14では、負極外部端子112,122,132,142が中間端子部1321,・・を有することにより、外部端子部1322,・・自体を複雑な形状とする必要がなく、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、蓄電素子11〜14では、負極外部端子112,122,132,142において、中間端子部1321,・・の頭部1321b,・・が、外部端子部1322,・・のZ軸方向下面に沿う板状をしており、当該頭部1321b,・・を封口体134,・・の孔134a,・・の貫通方向(Z軸方向)に平面視するとき、封口体134,・・の孔134a,・・の開口面積よりも大きな面積を有し、孔134a,・・を覆っている。これにより蓄電素子11〜14では、中間端子部1321,・・に対する外部端子部1322,・・の接続面積を大きくとることができ、溶接強度の確保および接続に係る電気抵抗の低減を図ることができる。
また、蓄電素子11〜14では、負極外部端子112,122,132,142において、外部端子部1322,・・におけるZ軸方向上面が、露出部分13221a,・・がその周囲の露出部分13222a,・・よりもZ軸方向下向きに凹入している。そして、外部端子部1322,・・については、クラッド板をベースに切欠き加工を施すことにより形成しているので、外部端子部1322,・・の製造に係るコストの低減を図ることができる。
また、蓄電素子11〜14では、負極外部端子112,122,132,142において、外部端子部1322,・・のZ軸方向上面における露出部分13222aが凹入した露出部分13221aを囲繞している。よって、外部端子部1322,・・のZ軸方向上面に対してバスバ15〜17を溶接接合した際に、外部端子部1322,・・の開口部1322a,・・をバスバ15〜17で覆うことができ、開口部1322a,・・の内方に露出する第1金属部13221,・・と第2金属部13222,・・との境界部分P1,P2への水分付着などを抑制することができる。よって、更なる信頼性向上を図ることができる。
[変形例1]
変形例1に係る外部端子部2322の構成について、図8(a)を用い説明する。なお、図8(a)では、外部端子部2322だけを図示しているが、蓄電素子および蓄電装置の他の構成については、上記実施の形態と同様の構成を採用することができる。
図8(a)に示すように、変形例1に係る外部端子部2322は、ともに板体である第1要素板23221と第2要素板23222とが重ね合わされ、複数箇所(矢印G,H)でクリンチカシメされ構成されている。そして、第2要素板23222の一部(中央部)には、上記実施の形態に係る外部端子部1322の第2金属部13222と同様に、開口されている(開口部2322a)。そして、開口部2322aの底部には、第1要素板23221の表面が露出している(露出部分23221a)。そして、開口部2322aの周囲を囲繞する状態で、第2要素板23222の表面(露出部分23222a)が存在している形態を備える。
また、外部端子部2322においても、Z軸方向の下面は、第1要素板23221の表面だけが露出した状態になっている(下側露出面23221b)。
本変形例に係る外部端子部2322においては、第1要素板23221が第1金属(例えば、銅(Cu))からなり、第2要素板23222が第2金属(例えば、アルミニウム(Al))からなる。
以上のような構成の外部端子部2322を採用する場合においても、上記実施の形態同様の作用・効果を奏することができる。
さらに、本変形例に係る外部端子部2322を採用した場合には、上記実施の形態よりも更に製造コストの低減を図ることができる。
[変形例2]
変形例2に係る外部端子部3322の構成について、図8(b)を用い説明する。なお、図8(b)では、外部端子部3322だけを図示しているが、蓄電素子および蓄電装置の他の構成については、上記実施の形態と同様の構成を採用することができる。
図8(b)に示すように、本変形例に係る外部端子部3322においても、クリンチカシメにより、第1要素板33221に対して第2要素板33222が積層固定されている。本変形例においては、第1要素板33221と第2要素板33222との間に、腐食防止層33223が介挿された構成となっている。腐食防止層33223は、例えば、そのイオン化傾向が第1要素板33221と第2要素板33222との間となる材料から構成されている。具体的には、第1要素板33221が銅(Cu)からなり、第2要素板33222がアルミニウム(Al)からなるとき、腐食防止層33223は、ニッケル(Ni)からなる。
ただし、腐食防止層33222の構成材料については、上記に限定されない。例えば、カーボンなどのイオン化しない導電体、あるいは貴金属などを採用することもできる。
また、腐食防止層33223については、第1要素板33221および第2要素板33222とは別の板材としてもよいし、第1要素板33221あるいは第2要素板33222の表面部分にメッキ処理を施すことで形成することとしてもよい。
また、本変形例では、腐食防止層33223については開口部3322aの内方にははみ出さず、開口部3322aの底部には第1要素板33221aだけが露出する(露出部分33221a)。そして、外部端子部3322のZ軸方向下面は、第1要素板33221だけが露出した状態にある(下側露出面33221b)。よって、本変形例に係る外部端子部3322についても、中間端子部との溶接接続を開口部3322aから行うことができ、高い接合強度を得ることができる。
さらに、本変形例においても、外部端子部3322のZ軸方向上面には、開口部3322aの底部に露出部分33221aが存在し、その周囲を囲繞するように、露出部分33222aが存在する。このため、バスバの溶接接続に際しても高い接合強度を確保することができる。そして、本変形例に係る外部端子部3322では、第1要素板33221と第2要素板33222との間に、腐食防止層33223が配されているので、第1要素板33221と第2要素板33222との間での腐食を抑えることができる。本開示における「腐食」には、イオン化傾向の違いに起因する腐食である「電食」も含んでいる。
ここで、腐食防止層33223の構成材料については、必ずしもニッケル(Ni)である必要はなく、第1要素板33221と第2要素板33222との腐食を抑制しながら、その間の導電性を確保することができれば、適宜変更することができる。
また、腐食防止層33223については、開口部3322aの内方に向けて突き出した形態とすることもできる。中間端子部との接続領域が確保できるようにすればよい。
[変形例3]
変形例3に係る負極外部端子432の構成について、図9を用い説明する。なお、図9では、負極外部端子432だけを図示しているが、正極外部端子の構成については、上記実施の形態における正極外部端子131と同様の構成を採用することができ、蓄電素子および蓄電装置の他の構成についても、上記実施の形態と同様の構成を採用することができる。
図9に示すように、本変形例に係る負極外部端子432は、外部端子部4322と、導電性を有する下地層としての封口体434とを含む。外部端子部4322は、上記実施の形態に係る外部端子部1322とほぼ同様の構成を有し、第1金属部43221と第2金属部43222とを含んでなり、板状をしている。外部端子部4322における第1金属部43221と封口体434とは、同種金属からなり、開口部4322aの底部に第1金属部43221が露出する露出部分43221aの一部で、レーザ溶接により接続されている(溶接箇所WP)。
なお、本変形例では、封口体434に対し、そのZ軸方向下側面(内側面)で、負極集電体436が密に当接し、当接する領域の一部で、レーザ溶接などにより接続されている(溶接箇所WP)。
上述のように、本変形例においては、正極外部端子の構成については図示を省略したが、正極外部端子の構成を上記実施の形態と同様の構成とすることにより、封口体434に対して負極集電体436を電気的に接続しても、負極外部端子432と正極外部端子とが電気的に接続されることが防止できる。
また、本変形例では、板状のバスバの接続を考慮し、ケース本体の外底面を基準とする、負極外部端子432の上端までのZ軸方向高さと、正極外部端子の上端までのZ軸方向高さとを揃えることが好ましい。
[その他の変形例]
(1)蓄電装置
上記実施の形態では、4つの蓄電素子11〜14と、3つのバスバ15〜17とで蓄電装置1を構成することとしたが、蓄電素子の構成数や互いの接続形態などについては、これに限定を受けない。例えば、2つあるいは3つの蓄電素子を備える蓄電装置や、5つ以上の蓄電素子を備える構成とすることができる。また、複数の蓄電素子の接続形態については、直列接続だけでなく、直並列での接続形態を採用することなども可能である。
(2)蓄電素子
また、上記実施の形態では、各蓄電素子11〜14について、偏平各筒形状の外観を有する素子を一例としたが、蓄電素子の外観形状については、これに限定されるものはない。例えば、円筒形状の外観を有する蓄電素子や、ボタン形などの外観を有する蓄電素子、さらにはラミネートシートからなる外相対を有し、偏平形状の外観を有する蓄電素子などとすることもできる。
また、上記実施の形態では、各蓄電素子11〜14について、正極外部端子111,121,131,141および負極外部端子112,122,132,142が、封口体134,・・から外方に突出した形態を一例とした。また、上記変形例3では、導電性を有する下地層として封口体434を採用した負極外部端子432を一例とした。しかし、外部端子の形成形態についてはこれに限定されるものではない。例えば、正極外部端子または負極外部端子の一方が、ケース本体に対して外部端子部を溶接接続することで構成されたものとすることができる。この場合においては、ケース本体が導電性を有する下地部に該当し、その外表面に溶接接続する外部端子部として、上記実施の形態および変形例1,2,3のものを採用することができる。
また、上記実施の形態では、封口体134に対する中間端子部1321の固定方法の一例としてスピニングカシメを採用したが、本発明はこれに限定を受けるものではない。例えば、螺合による固定などを採用することもできる。
また、上記実施の形態では、蓄電素子の一例としてリチウムイオン二次電池を採用したが、蓄電素子の種類についてはこれに限定を受けるものではない。例えば、ニッケルカドミウム二次電池やニッケル水素二次電池などの電池、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタなどのキャパシタなどを採用することもできる。
また、上記実施の形態では、蓄電素子11〜14の構成要素である電極体130,・・として、所謂、巻回電極体を採用したが、電極体の形態はこれに限定されるものではない。例えば、正極要素と負極要素とを、間にセパレータを介しながら交互に積層した積層電極体とすることもできる。
また、特に言及しなかったが、上記実施の形態では、図2又は図4に示すように、負極外部端子132のZ軸方向における上端の高さと、正極外部端子131のZ軸方向における上端の高さとを揃えている。しかし、これに限定されるものではない。例えば、負極外部端子の上端の高さと正極外部端子の上端の高さは異なっていても良い。上記実施形態は、負極外部端子の上端の高さと正極外部端子の上端の高さを揃えることにより、平板状のバスバを用いることができるという点で好ましい。
(3)外部端子部
上記実施の形態および変形例1,2では、平面視矩形状板体の外部端子部1322,2322,3322,4322を採用することとしたが、外部端子部の形態についてはこれに限定を受けるものではない。例えば、平面視円形状板体や平面視楕円形状板体、さらには平面視長円形状板体や平面視多角形状板体などとすることもできる。
また、上記実施の形態では、負極外部端子112,122,132,142について、外部端子部1322,・・を構成中に含む構成としたが、正極外部端子に対して上記のような外部端子部を備える構成を採用することや、正極外部端子および負極外部端子の双方に対して上記のような外部端子部を備える構成を採用することもできる。
また、上記実施の形態における外部端子部1322,4322,・・としてクラッド板の一方主面の一部を切り欠いた凹部を有する構成を採用し、変形例1,2における外部端子部2322,3322として複数の要素板をクリンチカシメにより接合することとしたが、外部端子部の形成方法については、これに限定されるものではない。例えば、摩擦攪拌接合法を用いることでも複数の要素板が積層されてなる外部端子部を形成することができる。
また、上記実施の形態および変形例1,2,3では、外部端子部1322,2322,3322,4322のZ軸方向上面について、第1金属部が露出する部分が第2金属部が露出する部分よりも厚み方向に凹入した構成を一例としたが、互いに面一となる構成とすることもできる。
外部端子部を構成する金属材料について、上記実施の形態および変形例1,2では、銅(Cu)とアルミニウム(Al)を一例としたが、これに限定されるものではない。即ち、中間端子部との接続に係る第1金属部については、中間端子部における頭部と同種金属であればよい。ここで、「同種金属」とは、価数を含め完全に組成が一致している必要はなく、溶接接続に際しての良好な接続が得られる範囲のものを含む。
また、第2金属については、バスバと同種金属であればよい。この場合についても、「同種金属」の定義は上記同様である。
また、上記実施の形態および変形例1,2,3では、外部端子部1322,2322,3322,4322について、2層または3層の金属部の積層構成を一例として採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、2枚または3枚の板体の端辺同士を突き合わせて接続した構成の外部端子部を採用することもできる。これにより外部端子部の厚み低減を図ることができ、蓄電素子のサイズの大型化を抑えることができる。
第1金属および第2金属としては、例えば、次のような材料とすることができる。
(第1金属の例)
第1金属は、銅(Cu)の他、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)、またはこれらを主成分とする合金材料を使用することができる。第2金属がアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合金材料である場合、第1金属は、銅、ニッケル、またはこれらを主成分とする合金材料を使用することが好ましい。第2金属が銅、ニッケル、鉄、またはこれらを主成分とする合金材料を使用する場合、第1金属は、アルミニウム、またはこれを主成分とする合金材料を使用することが好ましい。
(第2金属の例)
第2金属は、アルミニウムの他、銅、ニッケル、鉄、またはこれらを主成分とする合金材料を使用することができる。第1金属が銅または銅を主成分とする合金材料である場合、第2金属は、アルミニウム、ニッケル、またはこれらを主成分とする合金材料を使用することが好ましい。第1金属がアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合金材料である場合、第2金属は、銅、ニッケル、鉄、またはこれらを主成分とする合金材料を使用することが好ましい。
また、本実施の形態の効果を得る上で、第1金属は、第2金属よりも融点が高いことが好ましい。外部端子部における第1面に第1金属部が露出した部分と第2面に第1金属部が露出した部分との平面視で重複する領域において、第1金属よりも融点の低い第2金属が含まれる状態で溶接を行う場合、第1金属よりも第2金属が優先して溶融する。このため、第1面から第2面に至る板厚方向に第1金属部だけで構成された領域を対象箇所として溶接を行う。これより、第1金属よりも融点の低い第2金属を用いた場合であっても、第1金属が効果的に溶融する。従って、溶接強度の確保を図るのに優位である。
さらに、上記実施の形態では、ケース本体133および封口体134の構成材料については、特に言及しなかったが、例えば、ステンレス鋼板や樹脂材料などを採用することができる。なお、導電性材料をケース本体や封口体の材料として用いる場合には、電極体および集電体などとケース本体および封口体との間に絶縁部材を介挿することが望ましい。あるいは、ケース本体や封口体の内面を、絶縁性材料でコーティングすることなどでもよい。
(4)バスバ
上記実施の形態では、バスバ15〜17について、アルミニウム(Al)からなるものとしたが、バスバの構成材料についてはこれに限定を受けるものではない。例えば、ニッケル(Ni)めっき鋼板などを用いることなどもできる。
また、バスバの形態については、外部端子に対して溶接接続できる部分を有しているものであればよく、2枚の板状部間をワイヤなどで接続してなる形態のものなどを採用することもできる。
本発明は、製造コストの上昇を抑えながら、長期に亘ってバスバとの安定した接合強度を確保することができる蓄電素子を実現するのに有用である。
1 蓄電装置
11,12,13,14 蓄電素子
15,16,17 バスバ
111,121,131,141 正極外部端子
112,122,132,142,432 負極外部端子
130 電極体
133 ケース本体
134,434 封口体
135 正極集電体
136,436 負極集電体
137,138,139,140 絶縁部材
1301 正極要素
1302 負極要素
1303 セパレータ
1311,1321 中間端子部
1322,2322,3322,4322 外部端子部
13221,43221 第1金属部
13222,43222 第2金属部
23221,33221 第1要素板
23222,33222 第2要素板
33223 腐食防止層

Claims (12)

  1. 正極要素と負極要素とを含む電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、
    前記正極要素および前記負極要素の一方に電気接続され、外部との電気接続に供される外部端子と、
    を備え、
    前記外部端子は、少なくとも一部が前記ケースの外部に配される外部端子部と、前記外部端子部と前記正極要素および前記負極要素の一方との間を電気接続する下地部と、を含み、
    前記外部端子部は、第1金属からなる第1金属部と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状であり、
    前記外部端子部の一方の主面である第1面は、少なくとも前記第1金属部が露出し、他方の主面である第2面は、前記第1金属部と前記第2金属部とが露出しており、
    前記外部端子部をその板厚方向に見るとき、前記第1面に前記第1金属部が露出した部分と前記第2面に前記第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複しており、
    前記下地部は、前記第1金属部と同種金属を含み、前記外部端子部のうち前記第1面における前記重複した領域で溶接接続されている
    蓄電素子。
  2. 前記ケースは、厚み方向に貫通する孔を有し、
    前記外部端子は、前記ケースの前記孔を挿通し、導電性を有する中間端子部を含み、
    前記中間端子部は、前記孔から外方に突出した頭部を有し、
    前記頭部は、前記下地部である
    請求項1記載の蓄電素子。
  3. 前記頭部は、前記外部端子部の前記第1面に沿う板状をしており、当該頭部を前記孔の貫通方向に平面視するとき、前記孔の開口面積よりも大きな面積を有し、前記孔を覆っている
    請求項2記載の蓄電素子。
  4. 前記外部端子部における前記第2面は、前記第1金属部が露出した部分と前記第2金属部が露出した部分とが面一である
    請求項1から請求項3の何れか記載の蓄電素子。
  5. 前記外部端子部における前記第2面は、前記第1金属部が露出した部分が前記第2金属部が露出した部分よりも前記第1面の側に凹入している
    請求項1から請求項3の何れか記載の蓄電素子。
  6. 前記外部端子部の前記第2面において、前記第2金属部が露出した部分が前記凹入した部分を囲繞している
    請求項5記載の蓄電素子。
  7. 前記外部端子部は、一方の主面に一部が切り欠かれた凹部を含むクラッド材を有し、前記凹部の底に前記第1金属部が露出し、前記凹部の周囲に前記第2金属部が露出している
    請求項5または請求項6記載の蓄電素子。
  8. 前記外部端子部は、前記第1金属からなる第1要素板と、前記第2金属からなる第2要素板とが重ねられ、カシメ加工されることにより構成され、
    前記第2要素板の一部が切り欠かれている
    請求項5または請求項6記載の蓄電素子。
  9. 前記外部端子部は、前記第1要素板と前記第2要素板との間に配される腐食防止層を有する
    請求項8記載の蓄電素子。
  10. 第1蓄電素子および第2蓄電素子と、前記第1蓄電素子および前記第2蓄電素子の一方の正極外部端子と他方の負極外部端子との間を電気接続するバスバとを備える蓄電装置であって、
    前記第1蓄電素子および前記第2蓄電素子の各々は、
    正極要素と負極要素とを含む電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、
    前記正極要素に対して電気接続され、外部との電気接続に供される正極外部端子と、
    前記負極要素に対して電気接続され、外部との電気接続に供される負極外部端子と、
    を備え、
    前記第1蓄電素子および前記第2蓄電素子のうちの一方の前記正極外部端子と、他方の前記負極外部端子のうちの一方の端子は、前記ケースの外部に配される外部端子部と、前記外部端子部と前記正極要素および前記負極要素の一方との間を電気接続する下地部と、を含み、
    前記外部端子部は、第1金属からなる第1金属部と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状であり、
    前記外部端子部の一方の主面である第1面には少なくとも前記第1金属部が露出し、他方の主面である第2面には前記第1金属部と前記第2金属部とが露出しており、
    前記外部端子部をその板厚方向に見るとき、前記第1面に前記第1金属部が露出した部分と前記第2面に前記第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複しており、
    前記下地部は、前記第1金属部と同種金属を含み、前記外部端子部のうち前記第1面における前記重複した領域で溶接接続され、
    前記外部端子部は、前記第2面に露出する前記第2金属部に対して前記バスバが溶接接続されている
    蓄電装置。
  11. 前記外部端子部における前記第2面は、前記第1金属部が露出した部分が前記第2金属部が露出した部分よりも前記第1面の側に凹入しており、
    前記第2面に露出する前記第2金属部への前記バスバの接合により、前記凹入した部分が覆われている
    請求項10記載の蓄電装置。
  12. 正極要素と負極要素とを含む電極体を準備する工程と、
    ケース内に前記電極体を収容する工程と、
    前記正極要素および前記負極要素の一方に電気接続され、外部との電気接続に供される外部端子を形成する工程と、
    を備える蓄電素子の製造方法であって、
    前記外部端子を形成する工程は、少なくとも一部が前記ケースの外部に配される外部端子部を準備するサブ工程と、当該外部端子部を、前記外部端子部と前記正極要素および前記負極要素の一方との間を電気接続する下地部と溶接接続するサブ工程と、を有し、
    前記外部端子部を準備するサブ工程では、前記外部端子部として、第1金属からなる第1金属部と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2金属部とを含む板状の部材であって、前記下地部との接続前の状態において、前記外部端子部の一方の主面である第1面は、少なくとも前記第1金属部が露出し、他方の主面である第2面は、前記第1金属部と前記第2金属部とが露出しており、前記外部端子部をその板厚方向に見るとき、前記第1面に前記第1金属部が露出した部分と前記第2面に前記第1金属部が露出した部分とは、少なくとも一部が重複している部材を準備し、
    前記溶接接続するサブ工程では、前記外部端子部のうち前記第1面における前記重複した領域と、前記下地部における前記第1金属部と同種金属を含む領域と、を溶接接合する
    ことを特徴とする蓄電素子の製造方法。
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