JPWO2015019447A1 - 電子部品装着機、および転写確認方法 - Google Patents

電子部品装着機、および転写確認方法 Download PDF

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Abstract

電極(112)に粘性流体(114)が転写された電子部品(110)を回路基板に装着する電子部品装着機(16)において、高さセンサ(90)によって、粘性流体(114)転写前の電極(112)の高さ(図6の点線)と粘性流体(114)転写後の電極(112)の高さ(図6の実線)を検出する。そして、粘性流体(114)転写前の電極(112)の高さと粘性流体(114)転写後の電極(112)の高さとの比較により、電極(112)への粘性流体(114)の転写を確認する。つまり、粘性流体(114)転写前の電極(112)の高さと粘性流体(114)転写後の電極(112)の高さとの差が、所定の値以上となれば、電極(112)への粘性流体(114)の転写が適切に行われていると判断される。これにより、電極(112)への粘性流体(114)の転写確認を適切に行うことが可能となる。

Description

本発明は、電極に粘性流体が転写された電子部品を回路基板に装着する電子部品装着機および、電子部品の電極への粘性流体の転写状態を確認する転写確認方法に関するものである。
電子部品装着機には、電子部品を保持する装着ヘッドと、粘性流体を貯留する粘性流体トレイとを備え、装着ヘッドに保持された電子部品の電極に粘性流体を転写し、その電子部品を回路基板に装着するものがある。このような電子部品装着機において、電極への粘性流体の転写が適切に行われないと、電子部品が回路基板に適切に装着されない虞がある。このため、下記特許文献に記載の電子部品装着機では、電極への粘性流体の転写確認が、撮像カメラを用いて行われる。
具体的には、粘性流体が転写される前の電極が、下方から撮像カメラにより撮像され、撮像データに基づいて、電極の径が演算される。また、粘性流体が転写された後の電極が、下方から撮像カメラにより撮像され、撮像データに基づいて、電極の径が演算される。そして、粘性流体の転写前後の電極の径が比較され、電極への粘性流体の転写確認が行われる。つまり、粘性流体の転写後の電極の径が、粘性流体の転写前の電極の径より大きい場合には、電極に粘性流体が転写されていると判断される。
特開2007−258398号公報
上記特許文献に記載の電子部品装着機によれば、ある程度、電極への粘性流体の転写を確認することが可能である。ただし、電極に転写された粘性流体は、重力により、電極の先端部に移動する場合がある(図5参照)。このような場合には、電極に粘性流体が転写されていても、下方からの視点における電極の径は殆ど大きくならない。つまり、電極に粘性流体が転写されているにも拘らず、撮像データに基づく粘性流体転写後の電極の径と、粘性流体転写前の電極の径とは、殆ど同じとなり、電極への粘性流体の転写確認を適切に行えない虞がある。また、撮像データはグレースケールなどの画像処理手法を用いデータ化され、転写の良否が判断される。しかしながら、粘性流体は透明度が高いものも多いため、グレースケール手法では電極と粘性流体との識別が困難である。さらに、コントラストが明確になるように照明や撮像カメラのシャッタースピード等、撮像条件を緻密、かつ、頻繁に調整する必要がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、粘性流体が電極の先端部に移動したような場合であっても、電極への粘性流体の転写確認を適切かつ簡便に行うことが可能な電子部品装着機および、転写確認方法の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の電子部品装着機は、電子部品を保持する装着ヘッドと、粘性流体を貯留し、前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極に粘性流体を転写するための粘性流体トレイとを備え、電極に粘性流体が転写された電子部品を回路基板に装着する電子部品装着機であって、前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極の高さを検出可能な高さセンサと、粘性流体転写前の電極の高さである転写前電極高さと、粘性流体転写後の電極の高さである転写後電極高さとを、前記高さセンサによって検出する電極高さ検出部と、前記電極高さ検出部によって検出された前記転写前電極高さと前記転写後電極高さとの比較により、電極への粘性流体の転写状態を確認する転写状態確認部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の電子部品装着機では、請求項1に記載の電子部品装着機において、前記高さセンサが、測定対象物に直線状に光を照射する照射部と、前記照射部から照射され、測定対象物によって反射した光を受光する受光部とを有するラインセンサであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の電子部品装着機では、請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機において、前記高さセンサが、電子部品に対するコプラナリティチェックを行うためのセンサであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の転写確認方法では、電子部品を保持する装着ヘッドと、粘性流体を貯留し、前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極に粘性流体を転写するための粘性流体トレイとを備え、電極に粘性流体が転写された電子部品を回路基板に装着する電子部品装着機において、電極への粘性流体の転写状態を確認する転写確認方法であって、前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極の高さを検出可能な高さセンサによって、粘性流体転写前の電極の高さを検出する転写前電極高さ検出工程と、前記高さセンサによって、粘性流体転写後の電極の高さを検出する転写後電極高さ検出工程と、前記転写前電極高さ検出工程において検出された電極の高さと、前記転写後電極高さ検出工程において検出された電極の高さとの比較により、電極への粘性流体の転写状態を確認する転写確認工程とを含むことを特徴とする。
請求項1に記載の電子部品装着機および、請求項4に記載の転写確認方法では、高さセンサによって、粘性流体転写前の電極の高さと粘性流体の転写後の電極の高さが検出され、粘性流体転写前の電極の高さと粘性流体の転写後の電極の高さとの比較により、電極への粘性流体の転写が確認される。これにより、粘性流体が電極の先端部に移動し、電極の径が転写の前後で殆ど変化しない場合であっても、電極への粘性流体の転写確認を適切に行うことが可能となる。
また、請求項2に記載の電子部品装着機では、電極の高さを検出する高さセンサとして、ラインセンサが採用されている。ラインセンサは、一般的には、測定箇所に高周波のレーザー光を照射するものであり、解像度が高く、高い分解能で高さや凹凸の識別が可能である。このため、ラインセンサを用いることで、電極への粘性流体の転写確認を、非常に精度良く、行うことが可能となる。
また、請求項3に記載の電子部品装着機では、電極の高さを検出する高さセンサとして、コプラナリティチェックを行う際に用いられるセンサが採用されている。多くの電子部品装着機では、電子部品の電極の平坦度、つまり、電極の高さが均一となっているか否かを判定するためのコプラナリティチェックが行われる。このため、多くの電子部品装着機には、コプラナリティチェックを行うための高さセンサが設けられている。請求項3に記載の電子部品装着機では、この高さセンサを流用して、電極への粘性流体の転写確認が行われている。これにより、溶融はんだの転写確認を行うために敢えてセンサを設ける必要が無くなり、コストの削減を図ることが可能となる。
本発明の実施例である電子部品装着装置を示す斜視図である。 図1の電子部品装着装置を上方からの視点において示す平面図である。 図1の電子部品装着装置が備えるラインセンサを示す斜視図である。 図1の電子部品装着装置が備える制御装置を示すブロック図である。 電極に溶融はんだが転写された状態の電子部品を示す図である。 溶融はんだが転写される前の電極の高さと、溶融はんだが転写された後の電極の高さとを、電極毎に示す表である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1および図2に、電子部品装着装置10を示す。図1は、電子部品装着装置10の斜視図であり、図2は、カバー等を外した状態の電子部品装着装置10を上方からの視点で示した平面図である。電子部品装着装置10は、回路基板に電子部品を実装するための装置である。電子部品装着装置10は、1つのシステムベース14と、そのシステムベース14の上に並んで配設された2つの装着機16とを有している。なお、以下の説明では、装着機16の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
各装着機16は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、装着ヘッド26、供給装置28、粘性流体供給装置30を備えている。装着機本体20は、フレーム部32と、そのフレーム部32に上架されたビーム部34とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部32に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図4参照)46によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図4参照)48によって固定的に保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図4参照)52と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図4参照)54とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド26が取り付けられており、その装着ヘッド26は、2つの電磁モータ52,54の作動によって、フレーム部32上の任意の位置に移動する。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド26は、下端面に設けられた吸着ノズル60を有している。吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図4参照)62に通じている。吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド26は、吸着ノズル60を昇降させるノズル昇降装置(図4参照)64を有している。そのノズル昇降装置64によって、装着ヘッド26は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。
供給装置28は、フィーダ型の供給装置であり、フレーム部32の前方側の端部に配設されている。供給装置28は、テープフィーダ70を有している。テープフィーダ70は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ70は、送出装置(図4参照)76によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置28は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ70は、フレーム部32に着脱可能であり、電子部品の交換等に対応することが可能である。
粘性流体供給装置30は、供給装置28の隣に配設されている。粘性流体供給装置30は、本体ベース80と粘性流体トレイ82とを有している。本体ベース80は、長手形状とされており、テープフィーダ70と並んで、フレーム部32の前方側の端部に配設されている。その本体ベース80の上面に、粘性流体トレイ82が載置されており、粘性流体トレイ82には、溶融はんだが貯留されている。
また、装着機16は、ラインセンサ90を備えている。ラインセンサ90は、図2に示すように、供給装置28と搬送装置22との間に配設されている。ラインセンサ90は、図3に示すように、本体部92と照射部96と受光部98とによって構成されている。照射部96は、本体部92の上面に直線状に配設されており、測定対象物に向かってレーザー光を照射する。受光部98は、照射部96から測定対象物に向かって照射され、測定対象物によって反射したレーザー光を受光する。そして、ラインセンサ90は、受光したレーザー光に基づいて、測定対象物の高さを検出する。
装着機16では、ラインセンサ90を用いて、電子部品に対するコプラナリティチェックを行っている。コプラナリティチェックとは、電子部品のバンプ等の電極の各々の高さや欠損、電極全体の平坦度、リードの曲がり具合等のチェックであり、ラインセンサ90を用いて、電子部品の複数の電極の高さを検出する。詳しくは、装着ヘッド26によって電子部品を保持し、移動装置24の作動により、電子部品をラインセンサ90の上方に移動させる。そして、ラインセンサ90による電極の高さの検出を行いつつ、装着ヘッド26を、移動装置24の作動により、照射部96に直交する方向に装着ヘッド26を移動させる。これにより、電子部品の複数の電極の高さが、ラインセンサ90によって検出される。そして、検出された複数の電極の高さが均一であるか否かをチェックし、複数の電極の高さが均一である場合には、正常な電子部品と判定され、均一でない場合には、正常でない電子部品と判定される。なお、ラインセンサ90の上下方向の分解能は、1μmである。つまり、ラインセンサ90は、1μm単位で測定対象物の高さを検出可能である。また、ラインセンサ90による検出幅は、40mmである。つまり、ラインセンサ90は、一回の走査で、40mm以下の電子部品のコプラナリティチェックを行うことが可能である。
装着機16は、さらに、図4に示すように、制御装置100を備えている。制御装置100は、コントローラ102と複数の駆動回路106とを備えている。複数の駆動回路106は、上記電磁モータ46,52,54、基板保持装置48、正負圧供給装置62、ノズル昇降装置64、送出装置76に接続されている。コントローラ102は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路106に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置24等の作動が、コントローラ102によって制御される。また、コントローラ102は、ラインセンサ90に接側されており、ラインセンサ90による検出結果を取得する。
<装着機による装着作業>
装着機16では、上述した構成によって、搬送装置22に保持された回路基板に対して、装着ヘッド26によって装着作業を行うことが可能とされている。具体的には、コントローラ102の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置48によって固定的に保持される。また、テープフィーダ70は、コントローラ102の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド26が、コントローラ102の指令により、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル60によって電子部品を吸着保持する。
続いて、装着ヘッド26は、コントローラ102の指令により、パーツカメラ(図示省略)の上方に移動し、吸着した電子部品が撮像される。そして、コントローラ102は、撮像データに基づいて、吸着位置の誤差を取得する。次いで、装着ヘッド26は、コントローラ102の指令により、ラインセンサ90の上方に移動し、上述したコプラナリティチェックが行われる。コプラナリティチェックによって、電子部品が異常と判定された場合には、その電子部品は、廃棄ボックス(図示省略)に廃棄される。一方、コプラナリティチェックによって、電子部品が正常と判定された場合には、装着ヘッド26は、コントローラ102の指令により、粘性流体トレイ82の上方に移動し、ノズル昇降装置64によって、電子部品を下降させる。これにより、図5に示すように、電子部品110の電極112に溶融はんだ114が転写する。そして、装着ヘッド26は、コントローラ102の指令により、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を、吸着位置の誤差等を補正し、回路基板上の所定の位置に装着する。
<電極への溶融はんだの転写確認>
装着機16では、上述したように、電子部品の電極に溶融はんだが転写され、その電子部品が回路基板上に装着される。ただし、電極への溶融はんだの転写が適切に行われていない場合には、電子部品が回路基板に電気的に適切に接続されず、不良基板が発生する虞がある。このようなことに鑑みて、装着機16では、ラインセンサ90を用いて、電極への溶融はんだの転写確認が行われる。
具体的には、電子部品の電極に溶融はんだが転写された後に、装着ヘッド26は、コントローラ102の指令により、ラインセンサ90の上方に移動し、照射部96の長手方向に直交する方向に移動する。この際、ラインセンサ90は、コントローラ102の指令により、溶融はんだの転写された複数の電極112の高さを検出する。これにより、コントローラ102は、溶融はんだ転写後の複数の電極112の高さを取得する。そして、コントローラ102は、コプラナリティチェックの際に溶融はんだ転写前の複数の電極112の高さを取得しているため、溶融はんだ転写前の電極112の高さ(以下、「転写前電極高さ」と略す場合がある)と、溶融はんだ転写後の電極112の高さ(以下、「転写後電極高さ」と略す場合がある)とが比較される。
転写前電極高さと転写後電極高さとの比較により、転写後電極高さが転写前電極高さより高い場合に、電極112に溶融はんだが転写されていると判断される。ただし、電極112への溶融はんだの転写量が少な過ぎると、不良基板の原因となるため、所定量の溶融はんだが電極112に転写される必要がある。このため、装着機16では、複数の電極112の全てにおいて、転写後電極高さが、転写前電極高さの1.1〜1.5倍以上である場合に、適量の溶融はんだが電極112に転写されていると判断される。
以下に、具体的な転写の確認手法について説明する。図6に、約150個の電極112を有する電子部品に対して、上記転写確認を行った際のデータを示す。図に示す表の横軸は、電極ナンバーを示し、縦軸は、電極ナンバーに応じた電極の高さ(μm)を示す。なお、縦軸での電極高さの基準値(図での0μm)は、転写前電極高さの平均値である。また、図での電極高さを検出する際の電子部品の走査速度、つまり、移動装置24による装着ヘッド26の移動速度は、80mm/sである。
図から解るように、電極ナンバー1〜105程度までの電極112では、溶融はんだが殆ど転写されていない。また、電極ナンバー106以降の電極112では、転写後電極高さと転写前電極高さとの差が40μm以上の電極112、つまり、厚さ40μm以上の溶融はんだが転写された電極112も存在するが、殆ど溶融はんだが転写されていない電極112も存在する。このため、この電子部品への溶融はんだの転写は適切に行われていないと判断される。そして、再度、電極112への溶融はんだの転写が行われるが、適量の溶融はんだを電極112に転写するべく、粘性流体トレイ82内の溶融はんだの貯留量が増やされる。
具体的には、転写後電極高さが、転写前電極高さの1.1〜1.5倍以上となるように、粘性流体トレイ82内の溶融はんだの貯留量が増やされる。つまり、上記測定に用いられた電極112の高さは、200μmであるため、粘性流体トレイ82内の溶融はんだの深さが20〜100μm程度増えるように、溶融はんだが粘性流体トレイ82に注がれる。このように、貯留量の増やされた粘性流体トレイ82を用いて、電極112に溶融はんだを転写することで、適量の溶融はんだを電極112に転写することが可能となる。なお、粘性流体トレイ82内に塗布に必要十分な溶融はんだが貯留されているとのデータがある場合には、装着ヘッド26が保持する電子部品に粘性流体を塗布する際の塗布高さの基準位置を下方向に補正する。
また、装着機16では、電極112への溶融はんだの転写確認が、ラインセンサ90を用いて行われており、ラインセンサ90による上下方向の検出の分解能は、1μmである。これにより、電極112への溶融はんだの転写確認を精度良く行うことが可能となる。
さらに、装着機16では、コプラナリティチェックを行うためのラインセンサ90を利用して、溶融はんだの転写確認が行われている。このため、溶融はんだの転写確認を行うために敢えてセンサを設ける必要が無く、経済的である。
なお、コントローラ102は、図4に示すように、転写前電極高さ検出部120と転写後電極高さ検出部122と転写状態確認部124とを有している。転写前電極高さ検出部120は、溶融はんだが転写される前の電極112の高さを検出するための機能部である。また、転写後電極高さ検出部122は、溶融はんだが転写された後の電極112の高さを検出するための機能部である。また、転写状態確認部124は、溶融はんだ転写前の電極高さと溶融はんだ転写後の電極高さとを比較して、電極112への溶融はんだの転写状態を確認するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、装着機16は、電子部品装着機の一例である。装着ヘッド26は、装着ヘッドの一例である。粘性流体トレイ82は、粘性流体トレイの一例である。ラインセンサ90は、高さセンサおよびラインセンサの一例である。照射部96は、照射部の一例である。受光部98は、受光部の一例である。電子部品110は、電子部品の一例である。電極112は、電極の一例である。溶融はんだ114は、粘性流体の一例である。転写前電極高さ検出部120および転写後電極高さ検出部122は、電極高さ検出部の一例である。転写状態確認部124は、転写状態確認部の一例である。転写前電極高さ検出部120によって転写前電極高さを検出する工程は、転写前電極高さ検出工程の一例である。転写後電極高さ検出部122によって転写後電極高さを検出する工程は、転写後電極高さ検出工程の一例である。転写前電極高さと転写後電極高さとの比較により、電極112への溶融はんだの転写状態を確認する工程が、転写確認工程の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、ラインセンサ90を用いて、電極112への溶融はんだの転写確認が行われているが、電極112の高さを検出することが可能なセンサであれば、3Dセンサ等、種々の高さセンサを用いることが可能である。
また、上記実施例では、溶融はんだの転写確認が行われているが、他の粘性流体の電極への転写確認を行うことも可能である。
16:装着機 26:装着ヘッド 82:粘性流体トレイ 90:ラインセンサ
96:照射部 98:受光部 110:電子部品 112:電極 114:溶融はんだ(粘性流体) 120:転写前電極高さ検出部(電極高さ検出部) 122:転写後電極高さ検出部(電極高さ検出部) 124:転写状態確認部

Claims (4)

  1. 電子部品を保持する装着ヘッドと、
    粘性流体を貯留し、前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極に粘性流体を転写するための粘性流体トレイと
    を備え、電極に粘性流体が転写された電子部品を回路基板に装着する電子部品装着機であって、
    当該電子部品装着機が、
    前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極の高さを検出可能な高さセンサと、
    粘性流体転写前の電極の高さである転写前電極高さと、粘性流体転写後の電極の高さである転写後電極高さとを、前記高さセンサによって検出する電極高さ検出部と、
    前記電極高さ検出部によって検出された前記転写前電極高さと前記転写後電極高さとの比較により、電極への粘性流体の転写状態を確認する転写状態確認部と
    を備えたことを特徴とする電子部品装着機。
  2. 前記高さセンサが、
    測定対象物に直線状に光を照射する照射部と、
    前記照射部から照射され、測定対象物によって反射した光を受光する受光部と
    を有するラインセンサであることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着機。
  3. 前記高さセンサが、
    電子部品に対するコプラナリティチェックを行うためのセンサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機。
  4. 電子部品を保持する装着ヘッドと、
    粘性流体を貯留し、前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極に粘性流体を転写するための粘性流体トレイと
    を備え、電極に粘性流体が転写された電子部品を回路基板に装着する電子部品装着機において、電極への粘性流体の転写状態を確認する転写確認方法であって、
    前記転写確認方法が、
    前記装着ヘッドに保持された電子部品の電極の高さを検出可能な高さセンサによって、粘性流体転写前の電極の高さを検出する転写前電極高さ検出工程と、
    前記高さセンサによって、粘性流体転写後の電極の高さを検出する転写後電極高さ検出工程と、
    前記転写前電極高さ検出工程において検出された電極の高さと、前記転写後電極高さ検出工程において検出された電極の高さとの比較により、電極への粘性流体の転写状態を確認する転写確認工程と
    を含むことを特徴とする転写確認方法。
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