JP2016115910A - 対基板作業装置および塗布ノズル用ユニット - Google Patents

対基板作業装置および塗布ノズル用ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】回路基板に高粘性流体が塗布されたり、部品が装着されたりする対基板作業装置において、塗布ノズルの昇降制御が良好に行われるようにする。【解決手段】対基板作業装置の基板搬送保持装置4の本体10に吸着ノズル用のタッチセンサ14が設けられ、装置本体2に着脱可能に取り付けられた塗布ノズル用ユニット78に塗布ノズル用のタッチセンサ83が設けられる。このように塗布ノズル用のタッチセンサ83を吸着ノズル用のタッチセンサ14とは別に設けたため、吸着ノズル用のタッチセンサ14が塗布ノズル65の使用に起因して汚れることを防止することができる。また、塗布ノズル65の昇降制御が、塗布ノズル用タッチセンサ83を用いて、良好に行われるようにすることができる。【選択図】図13

Description

本発明は、回路基板(以下、基板と略称する)に、接合材料、はんだ等の高粘度流体を塗布したり、部品を装着したりする対基板作業装置に関するものである。
特許文献1には、基板に、接合材料を塗布したり、部品を装着したりする対基板作業装置が記載されている。この対基板作業装置の装置本体には、試し打ちステーションを備えたユニットが着脱可能に取り付けられる。試し打ちステーションにおいて、塗布ノズルによって試し打ちが行われ、接合材料の塗布状態がチェックされる。
特許文献2には、基板にペーストを塗布する塗布装置が記載されている。この塗布装置にはタッチセンサが設けられ、タッチセンサにより塗布ノズルの先端が基板の上面に当接したと検出された場合の塗布ノズルの高さが0点とされる。
特開2002−059056号公報 特開平1−122127号公報
本発明の課題は、基板に、高粘性流体の塗布が行われたり、部品の装着が行われたりする対基板作業装置の改良であり、例えば、吸着ノズル用のタッチセンサを用いることなく、塗布ノズルの昇降制御が良好に行われるようにすることである。
課題を解決するための手段、作用および効果
本発明に係る対基板作業装置には、塗布ノズル用のタッチセンサが設けられる。塗布ノズルによって塗布ノズル用のタッチセンサが用いられるのであり、吸着ノズル用のタッチセンサが用いられることはない。そのため、吸着ノズル用のタッチセンサの、塗布ノズルの使用に起因する汚れを良好に防止することができる。また、塗布ノズル用のタッチセンサを用いれば、塗布ノズルの昇降制御が良好に行われるようにすることができる。
本発明の一実施形態である対基板作業装置の斜視図である。 上記対基板作業装置のフィーダ等保持部材の斜視図である。 上記対基板作業装置のヘッド移動装置を示す斜視図である。 上記ヘッド移動装置に着脱可能に保持される装着ヘッドの斜視図である。 上記ヘッド移動装置に着脱可能に保持される塗布ヘッドを概念的に示す一部断面図である。 上記フィーダ等保持部材に取り付けられる塗布ノズル用ユニットの正面図である。 上記塗布ノズル用ユニットの背面図である。 上記塗布ノズル用ユニットの平面図である。 上記対基板作業装置の制御装置を概念的に示す図である。 上記制御装置の記憶部に記憶された作動許可・禁止プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶された吸着ノズル昇降制御プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶された塗布ノズル昇降制御プログラムを表すフローチャートである。 上記塗布ノズルの作動を概念的に示す図である。
発明の実施形態
以下、本発明の一実施形態である対基板作業装置について図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す対基板作業装置は、装置本体2,基板搬送保持装置4,部品供給装置6,ヘッド移動装置8等を含む。
基板搬送保持装置4は、回路基板P(以後、基板Pと略称する)を水平な姿勢で搬送して保持するものであり、(a)装置本体2に位置決めして設けられた基板搬送保持装置4の本体10、(b)本体10に設けられた基板保持装置12(図13参照)、(c)図示を省略する搬送装置等を含む。基板Pは、搬送装置により搬送され、予め定められた位置において基板保持装置12によって保持される。図1において、xは基板Pの搬送方向であり、yは基板Pの幅方向であり、zは基板Pの厚み方向、すなわち、対基板作業装置の上下方向である。これら、x方向、y方向、z方向は互いに直交する。
基板保持装置12は、基板Pを上下方向からクランプして保持するものであり、基板保持装置12によって保持された基板Pの上面である基板上面Sは、基板Pの厚みにかかわらず、ほぼ同じ高さとされる。本体10には、基板上面Sと同じ高さの被接触部13を有するタッチセンサ14と、基板上面Sと同じ高さ(被接触部13と同じ高さでもある)の第2反射面としての被反射面15を有する高さ測定治具16とが設けられる。タッチセンサ14は、被接触部13に吸着ノズルの先端が当接したか否かを検出するものである。高さ測定治具16の被反射面15は光等の電子線が反射し易い面であり、後述するように、非接触式の距離センサの光等の電子線の照射対象面として利用される。
部品供給装置6は、基板Pに装着される電子部品である部品を供給するものであり、複数のテープフィーダ20等を含む。複数のテープフィーダ20は図2に示すフィーダ等保持部材22に保持される。フィーダ等保持部材22は、テープフィーダ20等を保持する保持台23と、テープフィーダ20の位置決めを行う位置決めプレート24とを含む。保持台23には、互いに平行に延びた複数の保持溝25と、それら保持溝25と直交する方向に延びた係合溝26とが設けられる。位置決めプレート24には、保持溝25の各々に対応する2つずつの位置決め凹部27a,bと、コネクタ接続部27nとが設けられる。フィーダ等保持部材22は、保持溝25がy方向に延び、位置決めプレート24がxz平面とほぼ平行となる姿勢で、装置本体2に、位置決めされた状態で取り付けられる。
それに対して、テープフィーダ20のフィーダ本体には、図示を省略する位置決め突部、コネクタ、係合突部等が設けられ、テープフィーダ20はフィーダ等保持部材22の保持溝25に、位置決め突部が位置決め凹部27a、bに嵌合し、コネクタがコネクタ接続部27nに嵌合し、係合突部が係合溝26に係合させられた状態で取り付けられる。フィーダ等保持部材22には、後述する塗布ノズル用ユニットも取り付けられる。
ヘッド移動装置8は、図3に示すように、作業ヘッド30を保持して水平方向に移動させるものであり、x方向移動装置32,y方向移動装置34を含む。
y方向移動装置34は、(a)駆動源としてのy軸モータ36、(b)駆動伝達部としての送りねじ機構37、(c)y方向に延びる一対のガイドレール38、(d)一対のガイドレール38に係合させられたスライダ39等を含む。送りねじ機構37は、送りねじと、送りねじに嵌合されたナット40とを備え、ナット40にスライダ39が取り付けられる。y軸モータ36の駆動が送りねじ機構37を介してスライダ39へ伝達され、スライダ39がガイドレール38に沿ってy方向へ直線的に移動させられる。
x方向移動装置32は、スライダ39に設けられ、第1、第2の2つの移動装置41,42を含む2重構造を成したものである。スライダ39に第1移動装置41が設けられ、第1移動装置41のスライダとしてのプレート43に第2移動装置42が設けられる。第2移動装置42は、(a)駆動源としてのx軸モータ45、(b)駆動伝達部としての送りねじ機構46、(c)x方向に延びる一対のガイドレール47、(d)スライダ48等を含む。x軸モータ45の駆動が送りねじ機構46を介してスライダ48に伝達され、スライダ48が一対のガイドレール47に沿ってx方向へ直線的に移動させられる。
スライダ48には、作業ヘッド30である図4に示す装着ヘッド50と図5に示す塗布ヘッド52とのいずれか一方が、選択的に着脱装置54を介して取り付けられる。着脱装置54は、作業ヘッド30のヘッド本体をスライダ48に、上下方向に位置決めした状態で連結したり、切離したりするものであり、着脱装置54として、例えば、特開2004−221518号公報に記載されたものを採用することができる。
装着ヘッド50は、(1)ヘッド本体56、(2)吸着ノズル57、(3)吸着ノズル57を保持するノズル保持部をヘッド本体56に対して昇降させる昇降装置58、(4)吸着ノズル57に正圧と負圧とを選択的に供給可能な正圧負圧選択供給装置59(図9参照)等を含む。昇降装置58は、図9に示すz軸モータ60等を含み、z軸モータ60の駆動が駆動伝達部を介してスライダに伝達され、スライダに保持されたノズル保持部、吸着ノズル57が上下方向へ移動させられる。また、正圧負圧選択供給装置59の制御により、吸着ノズル57によって部品が保持されたり、開放されたりする。
塗布ヘッド52は、(1)ヘッド本体64、(2)塗布ノズル65を有するシリンジ67、(3)シリンジ67をヘッド本体64に対して昇降させる昇降装置68、(4)図9に示すエア制御装置69等を含む。シリンジ67には高粘性流体が収容され、上方のエア室のエア圧、エアの供給状態等がエア制御装置69によって制御される。エア制御装置69の制御により、塗布ノズル65の先端の吐出管70から吐出される高粘性流体の量(直径)等が制御される。
昇降装置68は、図9に示すz軸モータ72等を含み、z軸モータ72の駆動が駆動伝達部を介してスライダ73に伝達される。スライダ73はシリンジ67を上下方向に一体的に移動可能に保持するものであり、スライダ73の上下方向の移動に伴って、シリンジ67および塗布ノズル65が上下方向に移動させられる。
フィーダ等保持部材22には、図1に示すように、塗布ノズル65のチェックが行われる塗布ノズル用ユニット(以下、ユニットと略称する)78が着脱可能に取り付けられる。ユニット78は、図6〜8に示すように、概して直方体を成した本体79を備え、本体79の一端面に2つの位置決め突起80a、bとコネクタ80nとが設けられ、下面に係合突部81が突出位置と退避位置とに移動可能に設けられる。位置決め突起80a、bが位置決め凹部27a、bに嵌合し、コネクタ80nがコネクタ接続部27nに嵌合し、係合突部81が係合凹部26に係合させられることにより、ユニット78がフィーダ等保持部材22に位置決めされ、かつ、電気的に接続された状態で取り付けられる。
ユニット78は、紙供給装置82、タッチセンサ83、高さ測定治具84、容器85等を含む。紙供給装置82は、紙Yが巻かれて成るロールPRから試し打ちエリアAに紙Yを供給するものであり、(a)ロールPRを保持するロール保持ローラ86、(b)試し打ちエリアAから紙Yを巻き取る巻き取りローラ87、(c)巻き取りローラ87を駆動する巻き取り用モータ88(図9参照)、(d)複数の送りローラ89等を含む。巻き取り用モータ88の駆動によりロール保持ローラ86に保持されたロールPRから紙Yが送り出され、試し打ちエリアAへ供給され、巻き取りローラ87に巻き取られる。紙Yは、高粘性流体の浸み込む程度等が基板Pとほぼ同じものとすることができる。
タッチセンサ83、高さ測定治具84は、基板搬送保持装置4に設けられたタッチセンサ14、高さ測定治具16と同様の構造を成したものである。タッチセンサ83は、予め定められた高さ(例えば、基板搬送保持装置4によって保持された基板上面Sと同じ高さであると想定される高さとすることができる)に位置する被接触部91を備え、被接触部91に吐出管70の先端が当接したか否かを検出する。高さ測定治具84は、タッチセンサ83の被接触部91と同じ高さに設けられた第1基準面としての被反射面92を備える。
容器85は、塗布ノズル65から吐出された高粘性流体を受けるものである。例えば、塗布ノズル65から高いエア圧で高粘性流体を吐出させることによりノズル内の詰まり等を解消することができる。容器85の中央に設けられた仕切り板は、吐出管70に付着した高粘性流体を拭うためのものである。
試し打ちエリアAにおいて紙Yの上に塗布ノズル65によって塗布された高粘性流体が、スライダ48に取り付けられたカメラ90により撮像され、撮像画像に基づいて、高粘性流体の大きさ等の形状が適正であるか否か、高粘性流体の中心点が塗布ノズル65の中心点と一致するか否か等がチェックされる。チェック結果に基づき、エア室に供給されるエア圧、エア供給時間等が調整されたり、塗布ノズル65の詰まりが解消されたりする。
また、これら試し打ち領域A,タッチセンサ83、高さ測定治具84、容器85は、本体79の、ユニット78がフィーダ等保持部材22に取り付けられた状態で、作業ヘッド30の可動範囲内に位置する部分に設けられる。作業ヘッド30の可動範囲はヘッド移動装置8、昇降装置68の構造等によって決まる。
図1に示すように、対基板作業装置の装置本体2の上部(フレーム)には開口97が設けられる。開口97は、作業者の人体の一部(例えば、手、腕等)が侵入可能な大きさとされ、装置本体2に設けられた基板搬送保持装置4、ヘッド移動装置8等のメンテナンスが行われる場合等に利用される。開口97には安全扉98が開閉可能に取り付けられ、安全扉98の閉状態において対基板作業装置の作動が許可される。安全扉98が開状態にあるか否は、検知装置としての安全扉開閉センサ99(図9参照)によって検出される。
本対基板作業装置には、図9に示すように、コンピュータを主体とする制御装置100が設けられる。制御装置100は、実行部、記憶部、入出力部等を含み、タッチセンサ14,83、カメラ90、安全扉開閉センサ99、距離センサ110等が接続されるとともに、x軸モータ45、y軸モータ36、z軸モータ60,72、巻き取り用モータ88、正圧負圧選択供給装置59、エア制御装置69等が接続される。距離センサ110は、スライダ48に設けられた非接触型のものであり、光等の電子線を照射対象面である被反射面15、92に照射し、反射した電子線を受けて被反射面15、92との間の距離を検出する。
対基板作業装置において、図10のフローチャートで表される作動許可・禁止プログラムが予め定められた設定時間毎に実行される。ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、安全扉開閉センサ99の出力に基づいて、安全扉98が開状態にあるか否かが判定される。閉状態にある場合にはS2において作動が許可され、開状態にある場合にはS3において作動が禁止される。例えば、対基板作業装置の作動状態において安全扉98が開かれた場合には、S1の判定がYESとなりS3において作動が禁止されるのであり、対基板作業装置の作動が停止させられる。
対基板作業装置の作動許可状態において、装着ヘッド50がスライダ48に取り付けられた場合に装着制御が行われる。装着ヘッド50は、部品供給位置と部品装着位置との間を、ヘッド移動装置8、昇降装置58の制御により水平方向および上下方向へ移動させられる。吸着ノズル57が基板上面Sの予め定められた位置において部品の寸法等に基づき決まる高さに達すると、正圧負圧選択供給装置59の制御により部品が放され、基板Pに装着される。吸着ノズル57の高さは吸着ノズル基準下降量に基づいて制御される。吸着ノズル基準下降量は、吸着ノズル57が基準高さから基板上面Sに当接するまでの下降量であり、基準高さは、吸着ノズル57のヘッド本体56に対する予め定められた相対高さである。吸着ノズル基準下降量は、予め取得されて記憶される。
吸着ノズル57の高さは、図11のフローチャートで表される吸着ノズル昇降制御プログラムの実行により行われる。S11において、吸着ノズル57が基準高さにある状態で、タッチセンサ14の上方において、下降させられる。S12において、タッチセンサ14によって被接触部13に吸着ノズル57が当接したか否かが判定される。吸着ノズル57の当接が検出されない間は、吸着ノズル57の下降が続けられるが、当接が検出された場合には、S13において、基準高さから当接するまでの吸着ノズル57の昇降装置58による下降量である吸着ノズル実下降量Dが取得される。吸着ノズル実下降量Dが吸着ノズル基準下降量Daとされ(D→Da)、S14において記憶される。その後、S15において装着制御が行われるのであり、吸着ノズル基準下降量Daに基づいて昇降装置58が制御されて、吸着ノズル57の高さが制御される。
塗布ヘッド52がスライダ48に取り付けられた場合に塗布制御が行われる。塗布ノズル65がヘッド移動装置8、昇降装置68の制御により、水平方向および上下方向へ移動させられる。塗布ノズル65が、基板上面Sの予め定められた位置の予め定められた高さに達すると、エア制御装置69の制御により高粘性流体が塗布される。塗布ノズル65の高さは塗布ノズル基準下降量に基づいて制御される。塗布ノズル基準下降量は、塗布ノズル65の基準高さから基板上面Sに当接するまでの下降量であり、基準高さは、塗布ノズル65のヘッド本体64に対する予め定められた相対高さである。塗布ノズル基準下降量は予め取得されて、記憶される。
塗布ノズル65は、図13(b)に示すように、通常、基板上面Sより設定距離gだけ高い位置まで下降させられ、高粘性流体が吐出される。従来の塗布ヘッドにおいては、塗布ノズルとは別に、吐出管の先端より距離gだけ下方へ突出する突出棒が設けられ、突出棒が基板上面Sに当接するまで下降させられた後に、高粘性流体が吐出されるようにされていた。しかし、突出棒がすでに装着された部品と干渉する等、高い密度で部品を装着する場合に問題があった。また、突出棒が基板上面Sに押し付けられた後に高粘性流体が吐出されるため、その分、塗布に要する時間が長くなる等の問題もあった。そのため、突出棒を用いることなく、塗布ノズル65を基板上面Sから設定距離gだけ高い位置まで正確に下降させる要求があった。
一方、タッチセンサ14を用いれば、塗布ノズル基準下降量を正確に取得することができるが、タッチセンサ14は吸着ノズル57によって用いられるものであり、塗布ノズル65の先端が被接触部13に当接すると高粘性流体が付着し、望ましくない。そこで、ユニット78に塗布ヘッド専用のタッチセンサ83を設けたのであるが、ユニット78は、装置本体2に着脱可能に取り付けられたものであるため、タッチセンサ83の被接触部91の高さが基板上面Sと同じ高さにならない場合がある。
以上の事情から、本実施例においては、スライダ48に取り付けられた非接触型の距離センサ110を用いて高さ測定治具16、84の各々の被反射面15、92の高さの差ΔH、すなわち、タッチセンサ14、83の被接触部13、91の高さの差ΔHが取得され、これら差ΔHと、塗布ノズル65がタッチセンサ83の被接触部91に当接するまでの下降量Dとに基づいて、塗布ノズル基準下降量が取得されるようにした。
塗布ノズルの高さは、図12のフローチャートで表される塗布ノズル昇降制御プログラムの実行により制御される。図13(a)が示すように、S21において、ヘッド移動装置8により塗布ヘッド52(スライダ48)が基板搬送保持装置4の高さ測定治具16の上方へ移動させられ、距離センサ110により、第2基準面15までの距離である上面間距離(第2基準面間距離)H2が取得され、S22において、ユニット78の高さ測定治具84の上方へ移動させられ、距離センサ110により第1基準面92までの距離である第1基準面間距離H1が取得され、S23において、これら距離の差(距離差)ΔH(H2−H1)が求められる。そして、タッチセンサ83の上方へ移動させられ、S24、25において、塗布ノズル65が基準高さから昇降装置68により下降させられ、タッチセンサ83によって被接触部91に塗布ノズル65が当接したか否かが判定される。塗布ノズル65の当接が検出されない間、塗布ノズル65の下降が続けられるが、当接が検出されると、S26において、その時までの下降量である塗布ノズル実下降量Dが取得される。S27,28において、塗布ノズル実下降量Dに距離差ΔHを加えた値が塗布ノズル基準下降量Dbとして取得され(D+ΔH→Db)、記憶される。その後、S29において塗布制御が行われるが、塗布ノズル65の高さ制御は、塗布ノズル基準下降量Dbに基づく昇降装置68の制御により行われる。
このように、塗布ノズル専用のタッチセンサ83を設けたため、タッチセンサ14を汚すことなく、塗布ノズル基準下降量を正確に取得することができる。塗布ノズル65の高さを基板上面Sから設定距離gだけ高い位置に正確に制御することができ、高粘性流体を、精度よく、安定して基板上面Sに塗布することができる。また、突出棒を用いないため、高密度で部品を装着する場合にも有効である。さらに、高粘性流体の塗布に要する時間を短くすることもできる。
また、塗布ノズル専用のタッチセンサ83が設けられたユニット78がフィーダ等保持部材22に着脱可能に取り付けられるため、安全扉98を開けることなく、フィーダ等保持部材22から取り外すことが可能である。そのため、対基板作業装置において基板Pに作業が行われている間に、対基板作業装置の作動を停止させることなく、ユニット78を取り出して、タッチセンサ83の被接触部91の清掃等のメンテナンスを行うことができる。
以下、タッチセンサ14、被接触部13が、吸着ノズル用タッチセンサ、吸着ノズル用被接触部に対応し、タッチセンサ83、被接触部91が塗布ノズル用タッチセンサ、塗布ノズル用被接触部に対応する。また、昇降装置58、68等によりノズル昇降装置が構成される。さらに、制御装置100の吸着ノズル昇降制御プログラムを記憶する部分、実行する部分等により吸着ノズル昇降制御装置が構成され、そのうちの、S11〜14を記憶する部分、実行する部分等により吸着ノズル基準下降量取得部が構成される。また、制御装置100の塗布ノズル昇降制御プログラムを記憶する部分、実行する部分、距離センサ110等により塗布ノズル昇降制御装置が構成され、そのうちのS21〜28を記憶する部分、実行する部分等により塗布ノズル基準下降量取得部が構成される。なお、吸着ノズル昇降制御装置、吸着ノズル昇降制御装置は、それぞれ、吸着ノズル高さ制御部、塗布ノズル高さ制御部でもある。また、制御装置100の作動許可・停止プログラムのS1、3を記憶する部分、実行する部分等により作動停止装置が構成される。
なお、塗布ノズル専用のタッチセンサ83は、ユニット78ではなく、装置本体2(基板搬送保持装置4の本体10を含む)等に設けることもできる。その場合には、高さ測定治具16,84は不要となり、塗布ノズル65が専用のタッチセンサの被接触部に当接するまでの下降量を塗布ノズル基準下降量とすることができる。
また、上面間距離は固定値とすることもでき、その場合には、上面間距離である第2基準面間距離を測定する必要がなくなり、高さ測定治具16をなくすことができる。スライダ48と基板上面Sとの間の距離は対基板作業装置によって決まるからである。さらに、高さ測定治具16、84は、基板搬送保持装置4の本体10、ユニット78の本体79の一部を被反射面として利用可能である場合等には不要となる。
また、作業ヘッド30がスライダ48に、昇降可能に取り付けられるようにしたり、スライダ48が2つの作業ヘッド50,52を保持可能なものとしたりする等、本発明は、前記実施例に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
4:基板搬送保持装置 8:ヘッド移動装置 14,83:タッチセンサ 13,91:被接触部 16,84:高さ測定治具 15,92:被反射面 22:フィーダ等保持部材 30:作業ヘッド 32:x方向移動装置 34:y方向移動装置 48:スライダ 54:着脱機構 56,64:ヘッド本体 57:吸着ノズル 65:塗布ノズル 58,68:昇降装置 78:塗布ノズル用ユニット 99:安全扉開閉センサ 100:制御装置 110:距離センサ

Claims (7)

  1. 回路基板を保持する回路基板保持装置と、
    その回路基板保持装置に保持された前記回路基板の上面である基板上面に高粘性流体を塗布する塗布ノズルと、電子部品を保持して前記基板上面に装着する吸着ノズルとを上下方向に移動させるノズル昇降装置と、
    前記吸着ノズルの先端が当接したか否かを検出する吸着ノズル用タッチセンサと、
    前記塗布ノズルの先端が当接したか否かを検出する塗布ノズル用タッチセンサと、
    前記吸着ノズルの先端が前記吸着ノズル用タッチセンサに当接するまでの前記ノズル昇降装置による前記吸着ノズルの下降量である吸着ノズル実下降量に基づいて、前記ノズル昇降装置を制御して、前記吸着ノズルが前記基板上面に電子部品を装着する際の、前記吸着ノズルの下降量を制御する吸着ノズル昇降制御装置と、
    前記塗布ノズルの先端が前記塗布ノズル用タッチセンサに当接するまでの前記ノズル昇降装置による前記塗布ノズルの下降量である塗布ノズル実下降量に基づいて、前記ノズル昇降装置を制御して、前記塗布ノズルが前記基板上面に高粘性流体を塗布する際の、前記塗布ノズルの下降量を制御する塗布ノズル昇降制御装置と
    を含む対基板作業装置。
  2. 当該対基板作業装置に設けられた安全扉と、
    前記安全扉が開状態にあるか否かを検知する検知装置と、
    前記検知装置の検知に基づいて、前記安全扉が開状態にある場合に、当該対基板作業装置の作動を停止させる作動停止装置と
    を含み、
    前記塗布ノズル用タッチセンサが、前記安全扉の閉状態において、作業者によってアクセス可能な状態で設けられた請求項1に記載の対基板作業装置。
  3. 前記塗布ノズル用タッチセンサが、前記塗布ノズルの先端が当接可能な塗布ノズル用被接触部を有し、
    当該対基板作業装置が、前記塗布ノズル用被接触部と同じ高さに位置する第1基準面を含み、
    前記塗布ノズル昇降制御装置が、(a)照射対象面との間の距離を検出する非接触型の距離センサと、(b)その距離センサによって検出された前記照射対象面としての前記第1基準面との間の距離である第1基準面間距離と、前記基板上面との間の距離である上面間距離との差である距離差と、前記塗布ノズル実下降量とに基づいて、前記塗布ノズルが前記基板上面に当接するまでの前記ノズル昇降装置による下降量である塗布ノズル基準下降量を取得する塗布ノズル基準下降量取得部と、(c)その塗布ノズル基準下降量取得部によって取得された前記塗布ノズル基準下降量に基づいて、前記ノズル昇降装置を制御して、前記塗布ノズルの前記基板上面からの高さを制御する塗布高さ制御部とを含む請求項1または2に記載の対基板作業装置。
  4. 当該対基板作業装置が、装置本体に着脱可能に取り付けられたユニットを含み、
    前記塗布ノズル用タッチセンサおよび前記第1基準面が、前記ユニットに設けられた請求項3に記載の対基板作業装置。
  5. 当該対基板作業装置が、前記基板上面と同じ高さに設けられた第2基準面を含み、
    前記上面間距離が、前記距離センサによって検出された前記照射対象面としての前記第2基準面との間の第2基準面間距離である請求項3または4に記載の対基板作業装置。
  6. 前記吸着ノズル用タッチセンサが、前記吸着ノズルの先端が当接可能な吸着ノズル用被接触部を有し、
    前記吸着ノズル用被接触部が、前記基板上面と同じ高さに位置し、
    前記吸着ノズル昇降制御装置が、前記吸着ノズル実下降量を吸着ノズル基準下降量として、その吸着ノズル基準下降量に基づいて、前記ノズル昇降装置を制御して、前記吸着ノズルの前記基板上面からの高さを制御する装着高さ制御部を含む請求項1ないし5のいずれかに記載の対基板作業装置。
  7. 回路基板保持装置に保持された回路基板の上面である基板上面に高粘性流体を塗布したり、部品を装着したりする対基板作業装置の装置本体に着脱可能に設けられ、前記高粘性流体を前記基板上面に塗布する塗布ノズルのチェックが行われる塗布ノズル用ユニットであって、
    被接触部に前記塗布ノズルの先端が当接したか否かを検出する塗布ノズル用タッチセンサを含むことを特徴する塗布ノズル用ユニット。
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