JPWO2014192438A1 - 金属ベルトを備える駆動機構 - Google Patents

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Abstract

金属ベルト(300)は、帯状体によって形成された無端のベルトである。金属ベルト(300)は、外力を加えない自然状態において、該ベルト(300)に内在する圧縮応力により変形して形成された少なくとも2つのリング片(310a、320a)が、そのリング径方向に二重に重なるベルト重なり部を有する。また、金属ベルト(300)は、前記自然状態から環状に拡げられた状態において、当該ベルトの周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸である断面形状を有する。

Description

本発明は、金属ベルトおよび該金属ベルトを備える駆動機構に関する。
従来、複写機などの画像形成装置では、感光体ドラム、転写ローラーなどの作像ユニットの駆動機構として、ギア機構が広く用いられている。樹脂ギアからなるギア機構は、安価である。しかしながら、当該ギア機構は、剛性低下やかみ合い振動等の影響により、出力画像にバンディング(banding)やジッタ(jitter)が発生する傾向がある。そのため、駆動機構として、剛性が高く、かみ合いが無いトラクションドライブを用いる方法もある。しかしながら、この方法は、コストが非常に高く、コスト競争力のある製品の開発には不向きである。
そこで、金属ベルトを2軸のプーリー間に架け渡して駆動させる金属ベルト減速駆動方式が検討されている。この方式では、所定の減速比を実現するために、径の異なる一対のプーリー(従動プーリーおよび駆動プーリー)が使用される。これらプーリーに架け渡される金属ベルトは、プーリー間では直線形状となり、プーリー周辺では湾曲形状となる。そのため、従来の金属ベルトは、このような形状変化の繰り返しにより金属疲労を生じ、プーリーから金属ベルトに加えられる応力(引張応力、曲げ応力)に対する耐久性が低下して破断するという問題がある。この問題を解決するために、金属ベルトに対して溶体化処理を行い、その後、塑性変形させ、時効処理を施すことにより、残留応力を積極的に除去して、引張応力に対する耐性を付与する方法が提案されている(特許文献1)。
特公平5−33284号公報
特許文献1に記載の方法のように、金属ベルトに残留する圧縮応力を積極的に除去する方法は知られている。しかし、ベルト内に積極的に圧縮応力が残留され、引張応力に対して高い耐久性が付与された金属ベルトは知られていない。
本発明の目的は、積極的に圧縮応力を残留させることにより、引張応力に対して高い耐久性が付与された金属ベルトおよび該金属ベルトを備える駆動機構を提供することにある。
本発明の一局面に係る金属ベルトは、帯状体によって形成された無端のベルトである。金属ベルトは、外力を加えない自然状態において、該ベルトに内在する圧縮応力により変形して形成された少なくとも2つのリング片が、そのリング径方向に二重に重なるベルト重なり部を有する。また、金属ベルトは、前記自然状態から環状に拡げられた第1の状態において、当該ベルトの周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸である断面形状を有する。
本発明の他の局面に係る駆動機構は、金属ベルトと、該金属ベルトが架け渡されるプーリーとを含み、前記金属ベルトが、上記の構成を備えている。
本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る駆動機構の概略斜視図である。 図3Aは、従動プーリーの形状を説明する概略斜視図である。 図3Bはその軸方向断面図である。 図4は、自然状態の金属ベルトの部分断面図である。 図5は、表状態の金属ベルトの一部破断斜視図である。 図6は、図5のVI−VI線断面図である。 図7は、従動プーリーに架け渡された金属ベルトの一部を拡大した幅方向の断面図である。 図8は、裏状態の金属ベルトの一部破断斜視図である。 図9は、図8のIX−IX線断面図である。 図10は、従動プーリーに架け渡された裏状態の金属ベルトの一部を拡大した幅方向の断面図である。 図11Aは、金属ベルトの製造方法を説明する概略図である。 図11Bは、金属ベルトの製造方法を説明する概略図である。 図11Cは、金属ベルトの製造方法を説明する概略図である。 図12Aは、従動プーリーの概略斜視図である。 図12Bは、図12Aの軸方向断面図である。 図13は、従動プーリーに架け渡された表状態の金属ベルトの一部を拡大した幅方向の断面図である。
(第1の実施形態)
<画像形成装置>
以下、本発明の金属ベルトを含む駆動機構を備えるプリンター(画像形成装置)について説明する。図1は、本発明の一実施形態のプリンター100の概略図である。なお、画像形成装置は、プリンターに限定されず、複写機、ファクシミリ、複合機等であってもよい。
プリンター100は、箱状の筐体101と、該筐体101内に収容された画像形成部110、光走査装置120、給紙カセット130および給紙カセット140を主に含む。給紙カセット130および給紙カセット140は、プリンター100の下部に、着脱自在に装着されている。
画像形成部110は、シートPにトナー画像を形成する処理を行うもので、帯電装置111、感光体ドラム112、現像装置113、転写ローラー114、クリーニング装置115および定着ユニット116を備える。
感光体ドラム112は、円筒状の部材であり、その周面に静電潜像およびトナー像が形成される。感光体ドラム112は、図示しないモーターからの駆動力を受けて、矢印A方向に回転される。帯電装置111は、感光体ドラム112の表面を略一様に帯電させる。
現像装置113は、静電潜像が形成された感光体ドラム112の周面にトナーを供給してトナー像を形成する。現像装置113は、トナーを担持する現像ローラーやトナーを攪拌搬送する図示しないスクリューを含む。感光体ドラム112に形成されたトナー像は、給紙カセット130または給紙カセット140から繰り出されて搬送路150に搬送されるシートPに転写される。この現像装置113には、図示しないトナーコンテナからトナーが補給される。
転写ローラー114は、感光体ドラム112の側方に対向して配設され、両者によって転写ニップ部が形成されている。転写ローラー114は、導電性を有するゴム材料等で構成されると共に転写バイアスが与えられ、感光体ドラム112に形成されたトナー像をシートPに転写させる。クリーニング装置115は、トナー像が転写された後の感光体ドラム112の周面を清掃する。
定着ユニット116は、ヒーターを内蔵する定着ローラー116aと、該定着ローラー116aと対向する位置に設けられた加圧ローラー116bとを備える。定着ユニット116は、トナー像が形成されたシートPを定着ローラー116aによって加熱しつつ搬送することにより、シートPに転写されたトナー像を当該シートPへ定着させる。
光走査装置120は、帯電装置111によって略一様に帯電された感光体ドラム112の周面に対して、パーソナルコンピューター等の外部装置から入力される画像データに応じたレーザー光を照射して、静電潜像を形成する。
給紙カセット130および給紙カセット140は、画像形成に供される複数枚のシートPを収容する。給紙カセット130および給紙カセット140と画像形成部110との間には、シート搬送用の搬送路150が配設されている。搬送路150には、給紙ローラー対151、搬送ローラー対152およびレジストローラー対153が設けられている。また、定着ユニット116の下流側には、搬送ローラー対154と、排紙トレイにシートPを排出する排出ローラー対155とが配置されている。
本発明の駆動機構は、たとえばプリンター100が備える上記部位のうち、金属ベルト減速駆動方式に基づいて回転駆動される部位に使用される。駆動機構により駆動される部位は特に限定されず、たとえば感光体ドラム112、現像装置113が備える現像ローラー、転写ローラー114、定着ユニット116が備える定着ローラー116aや加圧ローラー116b、搬送路150に設けられる給紙ローラー対151a、給紙ローラー対151b、搬送ローラー対152a、搬送ローラー対152bおよびレジストローラー対153、ピックアップローラー156またはピックアップローラー157が挙げられる。なお、駆動機構の詳細については後述する。
次に、プリンター100の画像形成動作について簡単に説明する。まず、帯電装置111により感光体ドラム112の周面が略均一に帯電される。帯電された感光体ドラム112の周面が、光走査装置120から発せられるレーザー光により露光され、シートPに形成する画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置113から感光体ドラム112の周面にトナーが供給されることにより、トナー像として顕在化される。一方、給紙カセット130(または給紙カセット140)からは、ピックアップローラー156a(またはピックアップローラー156b)によってシートPが搬送路150に繰り出され、給紙ローラー対151a(または給紙ローラー対151b)および搬送ローラー対152a(または搬送ローラー対152b)によって搬送される。その後、シートPは、レジストローラー対153によって一旦停止され、所定のタイミングで転写ローラー114と感光体ドラム112との間の転写ニップ部へ送られる。トナー像は、転写ニップ部をシートPが通過することにより、シートPに転写される。この転写動作が行われた後、シートPは定着ユニット116に搬送され、シートPにトナー像が固着される。その後、シートPは、搬送ローラー対154および排出ローラー対155によって、排紙トレイ160に排出される。
<駆動機構200>
次に、本発明の金属ベルト300を含む駆動機構200について説明する。図2は、本発明の一実施形態の駆動機構200の概略図である。駆動機構200は、金属ベルト300と、該金属ベルト300が架け渡される一対のプーリー(従動プーリー400および駆動プーリー500)とを含む。駆動機構200は、たとえば上記したプリンター100(図1参照)が備える各部位を、金属ベルト減速駆動方式に基づいて回転駆動する機構である。以下、一例として感光体ドラム112(図1参照)を回転駆動する駆動機構200の各構成について説明する。
(プーリー)
一対のプーリーは、従動プーリー400と駆動プーリー500とを含む。図3Aは、従動プーリー400の形状を説明する概略斜視図であり、図3Bは従動プーリー400の幅方向(周方向と直交する方向)の断面図である。従動プーリー400は、上面410、下面420および側周面430を有し、周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸の断面形状を有する(いわゆるクラウン形状)。
より具体的には、上面410と下面420とは、いずれも平坦な円形であり、側周面430は、径方向の外側に向かって膨出した湾曲形状である。当該湾曲は、側周面430の幅方向の中心領域431がもっとも径方向の外側に向かって膨出し、中心領域431から、上面410および下面420と接続される周縁領域(それぞれ上周縁領域432および下周縁領域433という)に向かって漸次、膨出が小さくなることにより形成されている。なお、本実施形態において規定される「上面410」や「下面420」との用語は、説明の明瞭化のために便宜的に方向を決定するために規定されるものであり、たとえばプーリーの設置方向を制限するものではない。
このように、側周面430が膨出した従動プーリー400は、後述する表状態の金属ベルト300b(図5参照)が架け渡される場合に、金属ベルト300bの径方向の内側と接触する。従動プーリー400は、上面410および下面420の中心を貫通して上下に延びる第1出力軸440に取り付けられている。第1出力軸440は、感光体ドラム112(図1参照)の回転軸に連結されている。従動プーリー400は、第1出力軸440とともに回転する。
図2に戻り、駆動プーリー500は、従動プーリー400と同様に、上面510、下面520および側周面530を有し、周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸の断面形状を有する(いわゆるクラウン形状)。より具体的には、上面510と下面520とは、いずれも平坦な円形であり、側周面530は、径方向の外側に向かって膨出した湾曲形状である。このように、側周面530が膨出した駆動プーリー500は、後述する表状態の金属ベルト300b(図5参照)が架け渡される場合に、金属ベルト300bの径方向の内側と相補的に接触する。駆動プーリー500は、上面510および下面520の中心を貫通して上下に延び、図示しないモーターにより回転駆動される第2出力軸540に取り付けられている。駆動プーリー500は、第2出力軸540とともに回転する。
従動プーリー400と駆動プーリー500とは、図示しない保持部材により適切に位置が固定される。従動プーリー400および駆動プーリー500の径の大きさは特に限定されず、所望の減速比を達成するために適切に設定される。一般に、従動プーリー400の径は、駆動プーリー500の径よりも大きい。駆動プーリー500の径に対する従動プーリー400の径は、たとえば、感光体ドラム112の駆動機構として使用される場合、1:2〜1:10に設定される。
(金属ベルト300)
金属ベルト300は、金属製の帯状体によって形成された無端のベルトである。金属からなるベルトを用いることにより、従来の樹脂ギアを用いる場合と比べて剛性が高く、噛み合いの抑制された駆動機構が得られる。金属ベルト300は、環状に拡げた状態で、従動プーリー400と駆動プーリー500とに架け渡して使用される(図2参照)。
金属ベルト300の周長は特に限定されず、汎用の駆動機構において通常使用される金属ベルトの周長を採用することができる。このような周長としては、たとえば180〜360mmの範囲を例示することができる。また、金属ベルト300の幅は特に限定されず、汎用の駆動機構において通常使用される金属ベルトの幅を採用することができる。このような幅は、たとえば5〜10mmである。さらに、金属ベルト300の厚みは特に限定されないが、30μm以下である場合が好ましく、20〜30μmであることがより好ましい。厚みが30μm以下である場合、金属ベルト300が従動プーリー400および駆動プーリー500に架け渡されて、これらプーリーの周辺で大きく湾曲される際に、当該金属ベルト300に加えられる曲げ応力が小さくなる。そのため、金属ベルト300は、周縁領域からより破断しにくく、厚肉のベルトに対して相対的に高い耐久性を備えるようになる。
金属ベルト300の材料としては特に限定されないが、非磁性の金属からなることが好ましい。非磁性の金属を材料とすることにより、金属ベルト300は、サビが発生しにくくなる。そのため、金属ベルト300は、引張応力に対する耐久性がさらに低下しにくい。非磁性の金属としては、たとえばアルミニウム、銅、銀、オーステナイト系のステンレス鋼が挙げられる。これらの中でも、非磁性の金属は、高い靭性を備える点から、オーステナイト系のステンレス鋼が好ましい。
金属ベルト300は、圧縮応力を内在している。なお、圧縮応力および該圧縮応力を内在させるための金属ベルト300の製造方法については後述する。本明細書では、説明の明瞭化のため、金属ベルト300の表裏を、以下のように定義する。すなわち、外力を加えない自然状態の金属ベルト(金属ベルト300a)に外力を加えて環状に拡げた状態の金属ベルトを、表状態(自然状態から環状に拡げた第1の状態、図5参照)の金属ベルト(金属ベルト300b)といい、表状態から表裏を反転させた状態(図8参照)の金属ベルトを、裏状態(第1の状態から表裏を反転させた第2の状態)の金属ベルト(金属ベルト300c)という。以下、金属ベルト300が取り得るそれぞれの状態について説明する。
(自然状態の金属ベルト300a)
図4は、外力を加えない自然状態の金属ベルト300aの部分断面図である。金属ベルト300aには、2つのリング片(第1リング片310aおよび第2リング片320a)が形成されている。第1リング片310aと第2リング片320aとは、リング片の径方向において重なったベルト重なり部(外力を加えない自然状態において、内在する圧縮応力により変形して形成された少なくとも2つのリング片が、そのリング径方向に二重に重なるベルト重なり部)を有する。
本実施形態において、ベルト重なり部とは、金属ベルト300aの径方向の内側から外側に沿って延びる任意の直線L上に存在する、第1リング片310aの一部と第2リング片320aの一部とをいう。すなわち、図4に示されるように、直線L上には、第1リング片310aの一部である点P1と、第2リング片320aの一部である点P2とが存在している。この場合、直線L上において、第1リング片310aと第2リング片320aとは、少なくとも一部において重なっており、ベルト重なり部を形成している。
また、金属ベルト300aは、第1リング片310aと第2リング片320aとが交差した交差部330aを有する。第2リング片320aは、ベルトの表裏がねじれたねじれ部340aを有する。なお、金属ベルト300aそのものは無端であるため、第1リング片310aと第2リング片320aとは連続している。そのため、第1リング片310aと第2リング片320aとの境界は明確でない。本明細書では、便宜上、交差部330aを境界として、径方向の外側に形成されたリング片を第1リング片310aといい、径方向の内側に形成されたリング片を第2リング片320aという。このような第1リング片310aと第2リング片320aとは、後述する表状態の金属ベルト300bに内在される圧縮応力によって、ベルトそのものが自発的に変形して形成された部位である。ねじれ部340aは、表状態から自然状態に変形する際に、第1リング片310aまたは第2リング片320aのいずれかに形成される。ねじれ部340aの周方向の長さは特に限定されず、金属ベルト300aの幅や各種物理的性質(剛性等)により適切な長さとなる。
(表状態の金属ベルト300b)
図5は、表状態の金属ベルト300bの一部破断斜視図である。図6は、図5のVI−VI線断面(幅方向断面)図である。表状態の金属ベルト300bは、上記のとおり、自然状態の金属ベルト300a(図4参照)に外力を加えて環状に拡げたものである。金属ベルト300bは、たとえば上記した一対のプーリーに架け渡される際に、プーリーの上面に近接される上周縁領域310bと、プーリーの下面に近接される下周縁領域320bと、上周縁領域310bと下周縁領域320bとの間に位置する中心領域330bとを有する。金属ベルト300bは、該金属ベルト300bの周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸である断面形状を有しており、中心領域330bがもっとも径方向の外側に膨出した湾曲形状である。金属ベルト300bの径方向の内側には、上記したプーリーの側周面が相補的に接触する湾曲面340bが形成されている。
表状態の金属ベルト300bに内在する圧縮応力は、金属ベルト300b全体では、概ね、金属ベルト300bの径方向の内側に向かって作用する。また、金属ベルト300bに内在する圧縮応力は、金属ベルト300bが自身の形状を保持する力(表状態における保持力)よりも大きい。そのため、表状態の金属ベルト300bから外力が除去された場合、圧縮応力は、金属ベルト300bをねじるように巻き上げて変形させる。変形された金属ベルト300bには、上記した第1リング片310a、第2リング片320aおよびこれらが二重に重なったベルト重なり部が形成される(図4参照)。また、このような変形に伴って、圧縮応力は減弱し、自然状態の金属ベルト300aが自身の形状を保持する力(自然状態における保持力)と釣り合う。その結果、金属ベルト300aは、自然状態において形状が保持される。
表状態の金属ベルト300bは、上記した一対のプーリーに架け渡される。図7は、従動プーリー400に架け渡された金属ベルト300bの一部を拡大した幅方向の断面図である。金属ベルト300bは、径方向の内側に形成された湾曲面340bのうち、主に中心領域330bが、従動プーリー400の側周面430と接触する(第1応力部分においてプーリーに架け渡される金属ベルト)。上記のとおり、表状態の金属ベルト300bに内在する圧縮応力は、金属ベルト300b全体では、概ね、金属ベルト300bの径方向の内側に向かって作用する。このため、従動プーリー400から金属ベルト300bに加えられる応力(矢印A1)と、金属ベルト300bが内在する圧縮応力(矢印A2)とは、相殺されやすい。その結果、従動プーリー400から金属ベルト300bに加えられる引張応力が低減される。したがって、金属ベルト300bは、引張応力に対する耐久性が低下しにくい。
また、従動プーリー400から金属ベルト300bに加えられる応力は、従動プーリー400の側周面430の中心領域431と接触する金属ベルト300bの中心領域330b(第1の応力を内在し、金属ベルトの幅方向の中心領域に形成される第1応力部分)に直接的に加えられやすく、金属ベルト300bの上周縁領域310bおよび下周縁領域320b(第1の応力よりも小さな第2の応力を内在し、金属ベルトの周縁領域に形成される第2応力部分)には加えられにくい。そのため、金属ベルト300bは、上周縁領域310bや下周縁領域320bから破断しにくく、高い耐久性を備える。なお、図示しない駆動プーリーと、該駆動プーリーに架け渡される表状態の金属ベルト300bとの間に生じる応力の関係は、従動プーリー400と表状態の金属ベルト300bとの間に生じる応力の関係と同様であるため、説明は省略する。
(裏状態の金属ベルト300c)
図8は、裏状態の金属ベルト300cの一部破断斜視図である。図9は、図8のIX−IX線断面図(幅方向断面)図である。裏状態の金属ベルト300cは、上記のとおり、表状態の金属ベルト300b(図5参照)の表裏を反転させたものである。本実施形態の金属ベルト300は、表状態だけではなく、裏状態においても使用することができるため、歩留まりが改善され、コストが削減される。
金属ベルト300cは、たとえば上記した従動プーリー400に架け渡される際に、従動プーリー400の上面410に近接される上周縁領域310cと、従動プーリー400の下面420に近接される下周縁領域320cと、上周縁領域310cと下周縁領域320cとの間に位置する中心領域330cとを有する。金属ベルト300cは、該金属ベルト300cの周方向と直交する断面視において径方向の内側に凸である断面形状を有しており、中心領域330cがもっとも径方向の内側に膨出した湾曲形状である。裏状態の金属ベルト300cは、このような形状を有しているため、従動プーリー400に架け渡しやすい。そのため、生産時の利便性が向上する。
裏状態の金属ベルト300cは、上記した一対のプーリーに架け渡される(第2の状態においてプーリーに架け渡される金属ベルト)。図10は、従動プーリー400に架け渡された裏状態の金属ベルト300cの一部を拡大した幅方向の断面図である。金属ベルト300cは、中心領域330cが径方向の内側に凸となっているため、主に中心領域330cが、従動プーリー400の側周面430と接触する。なお、図10では、金属ベルト300cの中心領域330cは、従動プーリー400の中心領域431との接触により、該従動プーリー400の湾曲形状に沿って変形している。そのため、従動プーリー400から金属ベルト300cに加えられる応力は、金属ベルト300cの中心領域330cに加えられやすく、上周縁領域310cおよび下周縁領域320cには加えられにくい。その結果、金属ベルト300cは、周縁領域から破断しにくく、高い耐久性を備える。また、仮に上周縁領域310cや下周縁領域320cに損傷が発生している場合であっても、当該損傷は、拡大しにくい。なお、図示しない駆動プーリーと、該駆動プーリーに架け渡される裏状態の金属ベルト300cとの間に生じる応力の関係は、上記した従動プーリー400と裏状態の金属ベルト300cとの間に生じる応力の関係と同様であるため、説明は省略する。
以上の態様により、金属ベルト300は、表裏の両面において従動プーリー400と駆動プーリー500とに架け渡すことができる(図2参照)。駆動機構200において、図示しないモーターの駆動により第2出力軸540が回転すると、第2出力軸540と接続された駆動プーリー500が回転する。金属ベルト300は、駆動プーリー500の回転に伴って走行する。金属ベルト300の走行により、従動プーリー400が回転し、該従動プーリー400に接続された第1出力軸440が回転する。これにより、第1出力軸440と連結された感光体ドラム112が回転する。このような駆動機構200を備えるプリンター100(図1参照)は、高い耐久性を備えた金属ベルト300を使用しているため、低コストであり、長期使用にも適する。
<金属ベルト300の製造方法>
次に、本発明の金属ベルト300の製造方法について、図面を参照して説明する。図11A〜11Cは、金属ベルト300の製造方法を説明する概略図であり、図11Aは加工途中のベルト原材600を示し、図11Bは切断される前の金属ベルト300dを示し、図11Cは、得られた金属ベルト300を示している。
金属ベルト300は、たとえば、加工前のベルト原材600に回転塑性加工を施すことにより製造することができる。以下、管状のベルト原材600にスピニング加工(回転塑性加工の一例)を施して、金属ベルト300を製造する方法を例示する。
まず、金属ベルト300の材料となる筒状のベルト原材600(材料:SUS304、厚み約30mm)が準備される。ベルト原材600は、筒を貫通するように、円柱状の回転金型(マンドレル700)に取り付けられる。マンドレル700は、炭素鋼などの工具鋼からなり、ベルト原材600よりも高硬度である。次いで、ベルト原材600は、マンドレル700とともに回転され、ベルト原材600の外周面に対してローラー800が押し当てられる(図11A参照)。
ローラー800は、ダイス鋼などの工具鋼からなり、ベルト原材600よりも高硬度である。マンドレル700の回転数は特に限定されず、たとえば200回転/分とすることができる。ローラー800は、主にマンドレル700の回転軸方向に沿う方向に繰り返し移動され、ベルト原材600をマンドレル700に押し当てて引き伸ばす。この際、ベルト原材600は、ローラー800による引き伸ばし量が調整されることにより、得られる金属ベルト300に圧縮応力が残存することとなる。このような引き伸ばし量としては、たとえば0.5〜1(単位:mm)を例示することができる。
引き伸ばしの結果、ベルト原材600は、たとえば厚みが30μm以下の管状に成形される(図11B参照)。加工後のベルト原材(金属ベルト300d)は、所望の切断装置により、所定の幅となるように切断位置A3において前記回転軸と直交する方向に切断され、金属ベルト300とされる(図11C)。なお、ローラー800の数は特に限定されず、1個以上であればよい。また、マンドレル700の径の大きさは特に限定されず、目的とする金属ベルト300の径に合わせて適切に選択される。さらに、ベルト原材600の形状は、管状に限定されず、平板状であってもよい。この場合、平板状のベルト原材は、事前に平板の中央付近に芯出し加工や捨て孔加工が施され、該中央付近がオシコップ(固定冶具)を用いてマンドレルの先端に密着固定される。その後、平板状のベルト原材は、上記と同様にローラーによってマンドレルに押し当てられ、引き伸ばされる。引き伸ばされたベルト原材は、上記と同様に切断装置により所定の幅となるように切断されて、金属ベルト300とされる。
(第2の実施形態)
<駆動機構>
以下、本発明の他の実施形態の駆動機構が、図面を参照して説明される。図12Aは、従動プーリー400aの概略斜視図であり、図12Bは、従動プーリー400aの一部を拡大した幅方向の断面図である。図13は、従動プーリー400aに架け渡された表状態の金属ベルト300bの一部を拡大した幅方向の断面図である。本実施形態の駆動機構は、従動プーリー400aの側周面430aの形状が、第1の実施形態における従動プーリー400の側周面430(図3B参照)の形状と異なる以外は、第1の実施形態における駆動機構200と同様の構成である。そのため、重複する説明は適宜省略される。
従動プーリー400aは、上面410aと接続される上周縁領域432aに面取り加工を施すことにより形成された上側面取り領域434aと、下面420aと接続される下周縁領域433aに面取り加工を施すことにより形成された下側面取り領域435aとを備える。面取り加工の程度は、表状態の金属ベルト300bの物理的性質(たとえば撓みの程度)や、従動プーリー400aの幅などに基づいて、適宜設定される。たとえば、図12Bに示されるように、上面410aに対して上側面取り領域434aが形成される角度θ1は、30〜45°に設定することができる。同様に、下面420aに対して下側面取り領域435aが形成される角度θ2は、35〜45°に設定することができる。角度θ1と角度θ2とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。角度θ1および角度θ2は、上記範囲である場合、架け渡される金属ベルト300bの中心領域330bに、適度な応力を加えることができる。
このような面取り加工が施された従動プーリー400aは、図13に示されるように表状態の金属ベルト300bが架け渡された場合において、従動プーリー400aの中心領域431aが、表状態の金属ベルト300bの中心領域330bの径方向の内側とより接触しやすく、上周縁領域310bおよび下周縁領域320bとはより接触しにくい。そのため、従動プーリー400aから金属ベルト300bに加えられる応力は、金属ベルト300bの中心領域330bに特に加えられやすく、周縁領域には加えられにくい。その結果、金属ベルト300bは、上周縁領域432aや下周縁領域433aからより破断しにくく、より高い耐久性を備える。
なお、図示しない駆動プーリーに対して行われる面取り加工は、従動プーリー400aに対して行われる面取り加工と同様であるため、説明は省略する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば次のような実施形態を採用することができる。
(1)上記実施形態では、従動プーリーと駆動プーリーとの両方が、周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸の断面形状を有する場合を例示した。これに代えて、本発明の駆動機構は、いずれか一方のプーリー(たとえば従動プーリー)のみを上記形状としてもよく、他方のプーリー(たとえば駆動プーリー)については概略円柱状とし、平坦な側周面としてもよい。また、本発明の駆動機構は、従動プーリーと駆動プーリーの両方を概略円柱状としてもよい。
(2)上記実施形態では、駆動機構が一対のプーリー(従動プーリーおよび駆動プーリー)を備える場合を例示した。これに代えて、本発明の駆動機構は、3個以上のプーリーを備えてもよい。
(3)上記実施形態(第2の実施形態)では、従動プーリーと駆動プーリーとの両方に面取り加工が施される場合を例示した。これに代えて、本発明の駆動機構は、いずれか一方のプーリー(たとえば従動プーリー)のみに面取り加工を施してもよい。
以上説明した通りの本発明に係る金属ベルトおよび該金属ベルトを備える駆動機構によれば、積極的に圧縮応力を残留させることにより、引張応力に対して高い耐久性が付与された金属ベルトおよび該金属ベルトを備える駆動機構を提供することができる。

Claims (9)

  1. 帯状体によって形成された無端のベルトであって、
    外力を加えない自然状態において、該ベルトに内在する圧縮応力により変形して形成された少なくとも2つのリング片が、そのリング径方向に二重に重なるベルト重なり部を有し、
    前記自然状態から環状に拡げられた第1の状態において、当該ベルトの周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸である断面形状を有する、金属ベルト。
  2. 厚みが30μm以下である、請求項1記載の金属ベルト。
  3. 前記第1の状態から表裏を反転させた第2の状態において、前記周方向と直交する断面視において径方向の内側に凸である断面形状を有する、請求項1記載の金属ベルト。
  4. 非磁性の金属からなる、請求項1に記載の金属ベルト。
  5. 金属ベルトと、該金属ベルトが架け渡されるプーリーとを含み、
    前記金属ベルトは、
    帯状体によって形成された無端のベルトであって、
    外力を加えない自然状態において、該ベルトに内在する圧縮応力により変形して形成された少なくとも2つのリング片が、そのリング径方向に二重に重なるベルト重なり部を有し、
    前記自然状態から環状に拡げられた第1の状態において、当該金属ベルトの周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸である断面形状を有する、駆動機構。
  6. 前記金属ベルトは、前記プーリーに架け渡された状態において、
    第1の応力を内在し、前記金属ベルトの幅方向の中心領域に形成される第1応力部分と、
    前記第1の応力よりも小さな第2の応力を内在し、前記金属ベルトの周縁領域に形成される第2応力部分とを有する、請求項5記載の駆動機構。
  7. 前記金属ベルトは、前記第1応力部分において前記プーリーに架け渡される、請求項6記載の駆動機構。
  8. 前記プーリーは、周方向と直交する断面視において径方向の外側に凸である断面形状を有する、請求項5に記載の駆動機構。
  9. 前記金属ベルトは、
    前記第1の状態から表裏を反転させた第2の状態において、前記周方向と直交する断面視において径方向の内側に凸である断面形状を有し、
    該第2の状態において前記プーリーに架け渡される、請求項5に記載の駆動機構。
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