JP6206261B2 - 円筒部材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、円筒部材の製造方法に関する
特許文献1に記載された円筒スリーブ(円筒部材)の製造方法では、熱間押し出しされたアルミニウムの素管が冷間引き抜き加工による溝の形成の前に研削加工され、溝の形成の前に素管の振れが30μm以下になる。
特開2005−024598号公報
本発明の課題は、円筒部材の周方向に形成される複数の溝について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝の深さの平均がばらつくのを抑制することである。
請求項1に係る円筒部材の製造方法は、円形の貫通孔が形成され、前記貫通孔の内周壁には、前記内周壁の周方向に決められた間隔で複数の凸部が形成される金型を用い、円筒状の素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させることで前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第一通過工程と、前記第一通過工程で一の前記溝を形成した一の前記凸部が、前記一の溝とは異なる前記溝と対応するように、前記素管を前記素管の周方向に、前記金型に対して相対的に回転させ、前記素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させて前記金型の前記貫通孔に前記素管を通す第二通過工程と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る円筒部材の製造方法は、円形の貫通孔が形成され、前記貫通孔の内周壁には、前記内周壁の周方向に決められた間隔で複数の凸部が形成される金型を用い、円筒状の素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させることで前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第一通過工程と、前記第一通過工程で形成された隣合う前記溝の間に、前記凸部が対応するように、前記素管を前記素管の周方向に、前記金型に対して相対的に回転させ、前記素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させて前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第二通過工程と、を備えることを特徴とする。
請求項3に係る円筒部材の製造方法は、円形の貫通孔が形成され、前記貫通孔の内周壁には、前記内周壁の周方向に決められた間隔で複数の凸部が形成される金型を用い、円筒状の素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させることで前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第一通過工程と、前記素管を前記素管の周方向に、前記金型に対して相対的に回転させ、前記素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させて前記金型の前記貫通孔に前記素管を通す第二通過工程と、を備えることを特徴とする。
請求項4に係る円筒部材の製造方法は、請求項1〜3の何れか1項に記載の円筒部材の製造方法において、前記第二通過工程では、一方向を向いていた前記素管の外周面の部分を、一方向とは逆方向の他方向を向くように前記素管を前記素管の周方向に回転させることを特徴とする。
請求項1の円筒部材の製造方法によれば、素管が金型の貫通孔を1回しか通過しない場合と比して、円筒部材の周方向に形成される複数の溝について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝の深さの平均がばらつくのを抑制することができる。
請求項2の円筒部材の製造方法によれば、素管が金型の貫通孔を1回しか通過しない場合と比して、円筒部材の周方向に形成される複数の溝について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝の深さの平均がばらつくのを抑制することができる。
請求項3の円筒部材の製造方法によれば、素管が金型の貫通孔を1回しか通過しない場合と比して、円筒部材の周方向に形成される複数の溝について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝の深さの平均がばらつくのを抑制することができる。
請求項4の円筒部材の製造方法によれば、一方向を向いていた素管の外周面の部分を、一方向とは逆方向の他方向を向くように素管を素管の周方向に回転させない場合と比して、円筒部材の周方向に形成される複数の溝について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝の深さの平均がばらつくのを抑制することができる。
(A)(B)本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法を説明するのに用いる素管及びダイス等を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法を説明するのに用いる素管及び支持治具を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法により製造される円筒部材を示した正面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法に用いる金型(ダイス)を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法により製造される円筒部材を示した斜視図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法により円筒部材に形成される溝の深さをグラフで示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置に備えられた現像ロールを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置等を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る円筒部材の製造方法を説明するのに用いる素管に形成された溝を示した側面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る円筒部材の製造方法により製造された円筒部材を示した正面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る円筒部材の製造方法に用いる金型(ダイス)を示した正面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る円筒部材の製造方法により円筒部材に形成される溝の深さをグラフで示した図面である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る円筒部材の製造方法、現像装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図9に従って説明する。なお、画像形成装置を正面視して、各図に示す矢印X方向は装置上下方向であって鉛直方向を示し、Y方向は装置幅方向であって水平方向を示し、Z方向は装置奥行方向であって水平方向を示す。
(画像形成装置の全体構成)
図9に示されるように、画像形成装置10は、鉛直方向の下側から上側へ向けて、記録媒体の一例としてのシート部材Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上側に設けられ用紙収容部12から供給されるシート部材Pに画像形成を行う主動作部14と、主動作部14の上側に設けられ原稿(図示省略)を読み取る原稿読取部16と、各部へシート部材Pを搬送する搬送部18と、主動作部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御する主制御部20と、を備えている。そして、画像形成装置10は、複数のフレーム部材で構成された筐体としての装置本体10Aを備えている。
〔用紙収容部〕
用紙収容部12は、サイズの異なるシート部材Pを収容可能な第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28を備えている。第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28は、収容されたシート部材Pを一枚ずつ送り出す送り出しロール32と、送り出されたシート部材Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路30に搬送する搬送ロール34と、を備えている。
〔搬送部〕
搬送部18は、搬送路30においてシート部材Pの搬送方向で搬送ロール34に対して下流側に配置され、シート部材Pを一枚ずつ搬送する複数の搬送ロール36を備えている。さらに、シート部材Pの搬送方向で搬送ロール36に対して下流側には、シート部材Pを一端停止させると共に、決められたタイミングで後述する二次転写位置へシート部材Pを送り出すことで画像転写の位置合せを行う位置合せロール38が配置されている。
そして、搬送路30の上流側の部分は、画像形成装置10の正面視において、鉛直方向の上方に向けて用紙収容部12の水平方向の図中左側から主動作部14の水平方向の図中左側下部まで延びている。また、搬送路30の下流側の部分は、主動作部14の水平方向の図中左側下部から主動作部14の水平方向の図中右側下部に設けられた排紙部13まで延びている。
さらに、搬送路30には、シート部材Pの両面に画像形成を行うためにシート部材Pが搬送及び反転される両面搬送路31が接続されている。なお、両面搬送を行わないときのシート部材Pの搬送方向は、矢印Aで示されている。
両面搬送路31は、画像形成装置10の正面視において、主動作部14の水平方向の図中右側下部から用紙収容部12の水平方向の図中右側まで鉛直方向に直線状に延びた反転部33と、反転部33に搬送されたシート部材Pの後端が進入するとともに水平方向の図中左側(矢印Bで示す)にシート部材Pを搬送する搬送部35と、を備えている。
そして、搬送部35の下流側端部は、搬送路30における位置合せロール38よりも上流側の部分に、案内部材(図示省略)により接続されている。なお、図9において、搬送路30と両面搬送路31との切り替えを行う切替部材、及び反転部33と搬送部35との切り替えを行う切替部材については図示を省略する。
〔原稿読取部〕
原稿読取部16は、複数の原稿(図示省略)を置くことが可能な原稿置台41と、一枚の原稿が載せられるプラテンガラス42と、プラテンガラス42に載せられた原稿を読み取る原稿読取装置44と、読み取られた原稿が排出される原稿排出部43と、を備えている。
原稿読取装置44は、プラテンガラス42に載せられた原稿に光を照射する光照射部46と、光照射部46によって照射され原稿から反射された反射光をプラテンガラス42と平行な方向に反射させて折り返す1個のフルレートミラー48及び2個のハーフレートミラー52と、フルレートミラー48及びハーフレートミラー52によって折り返された反射光が入射する結像レンズ54と、結像レンズ54によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子56と、備えている。
光電変換素子56によって変換された電気信号は、画像処理装置(図示省略)で画像処理され画像形成に用いられるようになっている。また、フルレートミラー48は、プラテンガラス42に沿ってフルレートで移動し、ハーフレートミラー52は、プラテンガラス42に沿ってハーフレートで移動するようになっている。
〔主動作部〕
主動作部14は、シート部材P上にトナー画像を形成する画像形成部60と、画像形成部60によってシート部材P上に形成されたトナー画像を熱と圧力によりシート部材Pに定着する定着装置100と、を備えている。
[画像形成部]
画像形成部60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び ブラック(K)の各トナーに対応した像保持体62K、62C、62M、62Yを備える画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yと、像保持体62K、62C、62M、62Yの外周面に向けて光ビームLを出射して露光を行う露光ユニット66K、66C、66M、66Yと、画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yで形成されたトナー画像をシート部材P上に転写する転写ユニット68と、備えている。
なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別する必要がある場合は、数字の後にY、M、C、Kのいずれかの英字を付して説明し、同様の構成でY、M、C、Kを区別する必要がない場合は、Y、M、C、Kの記載を省略する。
[露光ユニット(画像形成部)]
露光ユニット66は、光源(図示省略)から出射された光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー:符号無し)で走査すると共に反射ミラーを含む複数の光学部品で反射して、各色のトナーに対応した光ビームLを下方側に配置された像保持体62へ向けて出射する構成となっている。
[画像形成ユニット(画像形成部)]
図8に示されるように、画像形成ユニット64は、矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転可能とされた円柱状の像保持体62と、像保持体62の外周面と対向して回転方向の上流側から下流側へ順に配置された帯電器72、現像装置74、及びクリーニング部材76と、を備えている。
そして、帯電器72と現像装置74とは、像保持体62の外周面で帯電器72と現像装置74との間の位置に光ビームLが照射されるように配置されている。また、像保持体62の外周面で現像装置74とクリーニング部材76との間の位置には、後述する中間転写ベルト82が接触している。
帯電器72は、一例として、ワイヤに電圧を印加してコロナ放電により像保持体62の外周面をトナーと同極性に帯電させるコロトロン方式の帯電手段で構成されている。ここで、帯電した像保持体62の外周面に画像データに基づいて光ビームLが照射されることで、潜像(静電潜像)が形成されるようになっている。
現像装置74は、一例として、磁性体からなるキャリア粒子とマイナスに帯電したトナーが混合された二成分現像剤G(以下単に「現像剤G」と記載する)を収容している。そして、現像装置74は、像保持体62と対向する現像ロール75を備えている。現像ロール75によって搬送されたトナーによって像保持体62に形成された潜像がトナー画像(現像剤像)として可視化されるようになっている。
なお、各現像装置74には、画像形成部60の上方に設けられた各トナーカートリッジ79(図9参照)からトナーが供給されるようになっている。
現像装置74は、像保持体62に対向して配置された現像ロール75と、現像ロール75の下方に配置され、現像ロール75に供給される(汲み上げられる)現像剤Gを搬送する第1撹拌搬送オーガ112と、第1撹拌搬送オーガ112の隣(図中右隣)に配置された第2撹拌搬送オーガ114と、現像ロール75、第1撹拌搬送オーガ112、及び第2撹拌搬送オーガ114を収容する筐体116と、を備えている。なお、現像ロール75については、詳細を後述する。
クリーニング部材76は、像保持体62の外周面と接触するクリーニングブレード77を備えており、像保持体62の外周面に残留したトナーをクリーニングブレード77で掻き落として回収するようになっている。また、像保持体62の回転方向で現像装置74に対して下流側には、現像装置74で現像されたトナー画像が一次転写される中間転写ベルト82が設けられている。
[転写ユニット(画像形成部)]
図9に示されるように、転写ユニット68は、無端状の中間転写ベルト82と、像保持体62から中間転写ベルト82上にトナー画像を一次転写させる一次転写ロール84と、中間転写ベルト82上で順次重ねられたトナー画像をシート部材Pへ二次転写させる二次転写ロール86及び補助ロール88と、を備えている。
また、中間転写ベルト82の内側には、回転駆動される駆動ロール92と、回転可能に支持された複数の搬送ロール94とが配置されている。そして、この中間転写ベルト82は、一次転写ロール84K、84C、84M、84Y、駆動ロール92、搬送ロール94、及び補助ロール88に巻き掛けられている。これにより、中間転写ベルト82は、駆動ロール92が図示の反時計周りに回転すると、矢印C方向(図示の反対時計回り方向)に周回移動するようになっている。
一次転写ロール84は、中間転写ベルト82を挟んで像保持体62の反対側に配置され、一例として、ステンレス鋼などの金属で構成された円柱状のシャフトの周囲に弾性層(図示省略)が形成された構成となっている。そして、シャフトの両端部がベアリングで支持されることにより回転可能となっている。また、一次転写ロール84は、電源(図示省略)からシャフトにトナーの極性とは逆極性の電圧(正の電圧)が印加されるようになっている。
二次転写ロール86は、一例として、一次転写ロール84と同様の構成となっており、搬送路30における位置合せロール38の下流側に配置され回転可能に設けられている。また、二次転写ロール86は、補助ロール88とで中間転写ベルト82を挟むように中間転写ベルト82の外周面に二次転写位置で接触している。
そして、二次転写ロール86は接地されている。また、補助ロール88は、二次転写ロール86の対向電極を形成しており、補助ロール88の外周面に接触配置された金属製の給電ロール(図示省略)を介して二次転写電圧が印加されるようになっている。ここで、補助ロール88に二次転写電圧(負の電圧)が印加され、補助ロール88と二次転写ロール86との間に電位差が生じることにより、二次転写ロール86と中間転写ベルト82との接触部に搬送されるシート部材P上に中間転写ベルト82上のトナー画像が二次転写されるようになっている。
[その他(画像形成部)]
シート部材Pの移動方向で二次転写ロール86よりも下流側には、トナー画像が転写されたシート部材Pを定着装置100へ搬送する搬送ベルト96が設けられている。搬送ベルト96は、支持ロール97と駆動ロール98とに巻きかけられ、定着装置100へシート部材Pを搬送するように周回移動するようになっている。
(全体構成の作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
シート部材Pに画像を形成する場合には、図8に示されるように、各像保持体62が、帯電器72によって帯電されると共に画像データに応じて各露光ユニット66(図9参照)から出射された光ビームLによって露光され、像保持体62に静電潜像が形成される。
続いて、各像保持体62の外周面に形成された静電潜像は、現像装置74によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー画像として現像される。
続いて、各像保持体62の表面に形成された各トナー画像は、一次転写位置で、各一次転写ロール84によって中間転写ベルト82上に順次、多重転写される。そして、中間転写ベルト82上に多重転写されたトナー画像は、図9に示されるように、二次転写位置で、搬送路30を搬送されてきたシート部材P上に二次転写ロール86及び補助ロール88によって二次転写される。
続いて、トナー画像が転写されたシート部材Pは、搬送ベルト96により定着装置100に向けて搬送される。そして、定着装置100では、シート部材P上のトナー画像が加熱、加圧されることで定着される。トナー画像が定着されたシート部材Pは、一例として、排紙部13に排出される。このようにして、一連の画像形成工程が行われる。
なお、画像が形成されていない非画像面(裏面)にトナー画像を形成する場合(両面画像形成の場合)は、定着装置100で表面に画像定着を行った後、シート部材Pを両面搬送路31に送り込んで裏面の画像形成及び定着を行う。
(要部構成)
次に、現像ロール75等について説明する。
現像ロール75は、図8に示されるように、像保持体62に対向して配置されており、図示せぬ電源部からマイナスの現像バイアス電圧が印加されるようになっている。この現像ロール75は、円筒状とされて周方向に回転する円筒部材の一例としての円筒スリーブ80と、円筒スリーブ80の内部に挿入される円柱状の磁極部材の一例としてのマグネットロール78(以下「マグロール78」)と、を備えている。
〔マグロール〕
マグロール78は、円筒スリーブ80の周方向に沿って表面側にS極又はN極が形成されると共に間隔を空けて配置される5本の永久磁石を備えている。そして、現像剤Gに含まれるトナーを像保持体62に供給するための現像極S1は、像保持体62に対向する位置に配置されている。また、円筒スリーブ80の回転方向(図中矢印D:以下「スリーブ回転方向」)において、現像極S1に対してスリーブ回転方向の隣には、現像剤Gを円筒スリーブ80から剥離させる剥離極N1が配置されている。さらに、スリーブ回転方向において、剥離極N1の隣から、現像剤Gを円筒スリーブ80に汲み上げる汲上極N2、現像剤規制極S2、搬送極N3の順で磁極が配置されている。
図7に示されるように、マグロール78は、装置奥行方向に延びる軸部材120に固定されている。軸部材120の両端部には、径方向の寸法が小さくされた縮径部120Aが形成されている。そして、この軸部材120の縮径部120Aが、筐体116(図8参照)に固定されている。
〔円筒スリーブ〕
円筒スリーブ80は、外径寸法が一例として、12.5〔mm〕とされ、装置奥行方向に延び、両端部が開放されている。そして、円筒スリーブ80の一端部(図中左側)には、円筒スリーブ80の一端部を閉止するキャップ130が固定され、円筒スリーブ80の他端部(図中右側)には、円筒スリーブ80の他端部を閉止するキャップ132が固定されている。
キャップ130には、軸部材120が貫通する貫通孔130Aが形成され、キャップ132には、軸部材120が貫通する貫通孔132Aが形成されている。そして、貫通孔130Aの内側、及び貫通孔132Aの内側には、夫々ベアリング136が配置され、円筒スリーブ80は、ベアリング136を介して軸部材120に回転可能に支持されている。
さらに、キャップ132には、図中右側に突出する円筒部132Bが形成され、この円筒部132Bには、ギア138が取り付けられている。このギア138に、図示せぬ駆動部材から回転力が伝達されることで、円筒スリーブ80が、マグロール78の周りを回転するようになっている。
また、円筒スリーブ80の外周面には、図5に示されるように、円筒スリーブ80の軸方向(本実施形態では、装置奥行方向と同様)に延びるV字状の複数の溝140が、円筒スリーブ80の周方向に複数形成されている。この溝140は、円筒スリーブ80の外周面と現像剤Gとの間に摩擦を生じさせ、円筒スリーブ80に汲み上げられた現像剤Gが、溝140によって機械的に搬送されるようになっている。
〔その他〕
円筒スリーブ80を挟んで現像剤規制極S2の反対側には、図8に示されるように、円筒スリーブ80に汲み上げられた現像剤Gに当って現像剤Gの層厚を規制する板状の層厚規制部材126が配置されている。
この構成において、円筒スリーブ80がスリーブ回転方向に沿って回転すると、現像剤Gが、汲上極N2によって円筒スリーブ80に汲み上げられる。そして、汲上極N2によって円筒スリーブ80に汲み上げられた現像剤Gは、円筒スリーブ80が矢印Dに回転するのに伴い、磁力及び溝140によって、現像剤規制極S2→搬送極N3→現像極S1→剥離極N1へと搬送されるようになっている。
そして、現像剤Gが現像剤規制極S2を通過する際に、現像剤Gが層厚規制部材126と当って層厚が規制され、現像剤Gの層厚が揃えられるようになっている。
さらに、現像ロール75に印加された現像バイアス電圧により生じた現像ロール75と像保持体62との間の電位差により、現像極S1において現像剤G中のトナーが像保持体62に供給され、トナー画像が形成されるようになっている。
〔円筒スリーブの製造方法〕
次に、円筒スリーブの製造方法について説明する。
先ず、熱間の押し出し加工により、円筒状のアルミニウムの素管200が製造される。
次に、素管200が、図2に示されるように、支持治具202、204によって支持される。
素管200の内周面200Aの一方側(図中左側)の部分が、支持治具202によって周方向に亘って径方向の外側に押圧され、素管200の内周面200Aの他方側(図中右側)の部分が、支持治具204によって周方向に亘って径方向の外側に押圧される。これにより、素管200が、支持治具202、204によって支持される。
次に、図1(A)(B)に示されるように、支持治具202、204によって支持された素管200が、図示せぬ駆動源から駆動力が伝達されて、素管200の軸方向(図中矢印H方向:以下「管軸方向」)の一方側(図中左側)に移動される。そして、金型の一例としてのダイス208(図4(B)参照)に形成された貫通孔210を素管200が通過することで、素管200の外周面200Bに溝140が形成される(第一通過工程)。
以下ダイス208の構成及び溝140が形成される過程について説明する。
ダイス208は、板状であり、図4(B)に示されるように、外形が六角形状とされ、ダイス208には、表裏を貫通する円形の貫通孔210が形成されている。さらに、この貫通孔210を囲む内周壁には、内周壁の周方向に決められた間隔(ピッチ)で複数のV字状の凸部212が形成されている。
なお、全ての凸部212の頂点212A(図4(A)参照)を通る円の径寸法は、素管200の外径寸法より小さく、全ての凸部212の基点212B(図4(A)参照)を通る円の径寸法は、素管200の外径寸法より大きくされている。
このダイス208を図示せぬ固定治具に固定し、素管200の中心線と貫通孔210の中心線とを合せ、図1(A)(B)に示されるように、支持治具202、204によって支持された素管200が、管軸方向の一方側に移動される。そして、ダイス208に形成された貫通孔210を素管200が通過することで、素管200の外周面200Bに全長に亘って溝140が形成される。
第一通過工程の後、支持治具202、204によって支持された素管200が解放される。さらに、第一通過工程で一の溝140を形成した一の凸部212が、一の溝140とは異なる溝140と対応するように、一方向を向いていた素管200の外周面の部分を、一方向とは逆方向の他方向を向くように素管200が素管200の周方向に回転される。例えば、本実施形態では、素管200が周方向に180度回転される。そして、支持治具202、204によって素管200が再度支持される。
次に、素管200の中心線と貫通孔210の中心線とを合せ、支持治具202、204によって支持された素管200が、図示せぬ駆動源の駆動力が伝達されて、管軸方向の他方側(図中右側)に移動される。そして、ダイス208に形成された貫通孔210を素管200が通過することで、素管200に形成された溝140の深さがばらつくのが抑制される(第二通過工程)。
このようにして、図3に示されるように、全周に溝140が形成された円筒スリーブ80が製造される。
以下、溝140の深さがばらつくのが抑制される理由について説明する。
例えば、図2に示されるように、素管200が、支持治具202、204に支持された状態で、素管200の中心線と素管200の外周面200Bとが、図中上下方向(図中矢印V方向)でずれている(振れている)場合がある。
図6(A)のグラフには、第一通過工程で形成される溝140の深さが例示されている(プロットされた深さが曲線で繋がれている)。縦軸が、溝140の深さで、横軸が、外周面200Bにおける周方向の溝140の位置である。横軸に示す90度の位置が、素管200の外周面200Bにおいて上方を向いた部分あり、横軸に示す270度の位置が、素管200の外周面200Bにおいて下方を向いた部分である。
前述したように、素管200の中心線と素管200の外周面200Bとが、上下方向でずれている。このため、素管200の外周面200Bにおいて上方を向いた部分に形成された溝140が、最も深く、素管200の外周面200Bにおいて下方を向いた部分に形成された溝140が、最も浅くなる。
図6(B)のグラフには、第一通過工程で形成される溝140の深さと、第二通過工程で形成される溝140の深さと、が示されている。第二通過工程では、素管200を周方向に180度回転させた後、素管200が貫通孔210を通過する。このため、素管200の外周面200Bにおいて上方を向いた部分に形成された溝140が、最も浅く、素管200の外周面200Bにおいて下方を向いた部分に形成された溝140が、最も深くなる。
ここで、前述したように、第一通過工程で一の溝140を形成した一の凸部212が、一の溝140とは異なる溝140と対応するようになっている。このため、浅い溝140に重ねるように、深い溝140を形成させると、深い溝140が形成される。一方、深い溝140に重ねるように、浅い溝140を形成させようとすると、浅い溝140ではなく深い溝140が残る。このため、素管200(円筒スリーブ80)の外周面200Bにおいて、図6(B)に示す0度以上180度未満の部分には、第一通過工程で形成された溝140が残り、180度以上360度未満の部分には、第二通過工程で形成された溝140が残る。
これにより、貫通孔210を素管200が一度しか通過しない場合(図6(A)参照)と比して、溝140の深さがばらつくのが抑制される。
また、溝140の深さがばらつくのが抑制されることで、円筒スリーブ80の周方向に形成された複数の溝140について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝140の深さの平均がばらつくのが抑制される。例えば、円筒スリーブ80において、上方部分に形成された複数の溝140の深さの平均と、下方部分に形成された複数の溝140の深さの平均と、右方部分に形成された複数の溝140の深さの平均と、左方部分に形成された複数の溝140の深さの平均と、がばらつくのが抑制される(ばらつきの程度が抑制される)。
また、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝140の深さの平均がばらつくのが抑制されることで、円筒スリーブ80によって搬送される現像剤Gの量がばらつくのが抑制される。
また、現像装置74においては、円筒スリーブ80によって搬送される現像剤Gの量がばらつくのが抑制されることで、像保持体62に形成された静電潜像に供給されるトナー量がばらつくのが抑制される。
また、画像形成装置10においては、静電潜像に供給されるトナー量がばらつくのが抑制されることで、出力画像の濃度ムラが抑制される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る円筒部材の製造方法、現像装置、及び画像形成装置の一例を図10〜図13に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態に係る円筒スリーブの製造方法では、支持治具202、204によって支持された素管200が、図示せぬ駆動源の駆動力が伝達されて、管軸方向の一方側に移動される。そして、金型の一例としてのダイス228(図12(B)参照)に形成された貫通孔230を素管200が通過することで、素管200の外周面200BにV字状の溝150Aが形成される(図10(A)参照:第一通過工程)。
以下、ダイス228の構成について説明する。
ダイス228は、板状であり、図12(B)に示されるように、外形が六角形状とされ、ダイス228には、表裏を貫通する円形の貫通孔230が形成されている。さらに、この貫通孔230を囲む内周壁には、内周壁の周方向に決められた間隔(ピッチ)で複数のV字状の凸部232が形成されている。そして、隣合う凸部232の間には、凸部232が形成されていない部分が存在し、凸部232のピッチ(図12(A)の寸法K)は、凸部232の幅寸法(図12(A)の寸法L)の2倍とされている。
なお、全ての凸部232の頂点232A(図12(A)参照)を通る円の径寸法は、素管200の外径寸法より小さく、全ての凸部232の基点232B(図12(A)参照)を通る円の径寸法は、素管200の外径寸法より大きくされている。
第一通過工程の後、支持治具202、204によって支持された素管200が解放される。さらに、第一通過工程で形成された隣合う溝150Aと溝150Aとの間に、凸部232が対応するように、一方向を向いていた素管200の外周面の部分を、一方向とは逆方向の他方向を向くように素管200が素管200の周方向に回転される。例えば、本実施形態では、隣合う溝150Aと溝150Aとの間に、凸部232が対応するように、素管200を回転させるため、素管200が周方向に180度回転される。そして、支持治具202、204によって素管200が再度支持される。
次に、支持治具202、204によって支持された素管200が、図示せぬ駆動源の駆動力が伝達されて、管軸方向の他方側に移動する。そして、ダイス228に形成された貫通孔230を素管200が通過することで、素管200に形成された溝150Aと溝150Aとの間に溝150Bが形成される(図10(A)(B)参照:第二通過工程)。このようにして、溝150Aと溝150Bとで構成される溝150が、素管200の全周に形成され、図11(B)に示されるように、全周に溝150が形成された円筒スリーブ220が製造される。
これにより、円筒スリーブ220の周方向に形成された複数の溝150について、単位周方向長さ当たりに形成された複数の溝150の深さの平均がばらつくのが抑制される。
以下、円筒スリーブ220において、単位周方向長さ当たりに形成される複数の溝150の深さの平均がばらつくのが抑制される理由について説明する。
例えば素管200が、支持治具202、204に支持された状態で、素管200の中心線と素管200の外周面200Bとが、上下方向でずれている(振れている)場合がある。これは、素管200の部品精度(真円度)に起因するとことが大きい。
図13(A)のグラフには、第一通過工程で形成される溝150Aの深さが示されている。前述したように、素管200の中心線と素管200の外周面200Bとが、上下方向でずれている。このため、素管200の外周面200Bにおいて上方を向いた部分に形成された溝150Aが、最も深く、素管200の外周面200Bにおいて下方を向いた部分に形成された溝150Aが、最も浅くなる。
図13(B)のグラフには、第一通過工程で形成される溝150Aの深さと、第二通過工程で形成される溝150Bの深さと、が示されている。第二通過工程では、素管200を周方向に180度回転させた後、貫通孔230を素管200が通過する。このため、素管200の外周面200Bにおいて上方を向いた部分に形成された溝150Bが、最も浅く、素管200の外周面200Bにおいて下方を向いた部分に形成された溝150Bが、最も深くなる。
これにより、図11(A)(B)に示されるように、素管200において、図中上方を向く部分と図中下方を向く部分とには、深い溝150と浅い溝150とが交互に形成される。また、素管200において、図中左方を向く部分と図中右方を向く部分とには、深くも浅くも無い中程度の深さの溝150が形成される。
なお、第2実施形態においては、溝の深さがばらつくのが抑制される以外の第1実施形態の作用と同様の作用が生じる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、素管200を移動させることで、ダイス208、228の貫通孔210、230を素管200が通過したが、ダイス208、228を移動させることで貫通孔210、230を素管200が通過してもよく、また、素管200及びダイス208、228の両方を移動させることで貫通孔210、230を素管200が通過してもよい。
また、上記実施形態では、第一通過工程後に、素管200を素管200の周方向に回転させたが、第一通過工程後に、ダイス208、228を回転させてもよく、第一通過工程後に、素管200及びダイス208、228の両方を回転させてもよい。
また、上記実施形態では、溝140、150の形状は、V字状であったが、U字状等の他の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、貫通孔210、230を素管200が2回通過したが、3回以上であってもよい。
また、上記第1実施形態では、第一通過工程の後に、第一通過工程で一の溝140を形成した一の凸部212が、一の溝140とは異なる溝140と対応するように、素管200を回転させた。また、上記第2実施形態では、第一通過工程の後に、第一通過工程で形成された隣合う溝150Aと溝150Aとの間に、凸部232が対応するように、素管200を回転させた。しかし、既に形成された溝140、150Aとは、無関係に素管200を回転させてもよい。
また、上記実施形態では、一方向を向いていた素管200の外周面200Bの部分を、一方向とは逆方向の他方向を向くように素管200を素管200の周方向に回転させたが、特に逆方向を向くように回転させなくてもよく、異なる方向を向くように素管200を回転させればよい。
また、上記実施形態では、第一通過工程で素管200を先端側から貫通孔210、230に通過させた際は、第二通過工程で素管200を基端側から貫通孔210、230に通過させたが、第一通過工程及び第二通過工程共に、素管200を先端側から貫通孔210、230に通過させてもよい。
また、上記実施形態では、第一通過工程と第二通過工程とでは、素管200を貫通孔210、230に異なる方向から通過させたが、同じ方向から素管200を貫通孔210、230に通過させてもよい。
10 画像形成装置
62 像保持体
74 現像装置
78 マグロール(磁極部材の一例)
80 円筒スリーブ(円筒部材の一例)
140 溝
150 溝
150A 溝
150B 溝
200 素管
200B 外周面
208 ダイス(金型の一例)
210 貫通孔
212 凸部
220 円筒スリーブ(円筒部材の一例)
228 ダイス(金型の一例)
230 貫通孔
232 凸部
304 円筒スリーブ(円筒部材の一例)

Claims (4)

  1. 円形の貫通孔が形成され、前記貫通孔の内周壁には、前記内周壁の周方向に決められた間隔で複数の凸部が形成される金型を用い、
    円筒状の素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させることで前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第一通過工程と、
    前記第一通過工程で一の前記溝を形成した一の前記凸部が、前記一の溝とは異なる前記溝と対応するように、前記素管を前記素管の周方向に、前記金型に対して相対的に回転させ、前記素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させて前記金型の前記貫通孔に前記素管を通す第二通過工程と、
    を備える円筒部材の製造方法。
  2. 円形の貫通孔が形成され、前記貫通孔の内周壁には、前記内周壁の周方向に決められた間隔で複数の凸部が形成される金型を用い、
    円筒状の素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させることで前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第一通過工程と、
    前記第一通過工程で形成された隣合う前記溝の間に、前記凸部が対応するように、前記素管を前記素管の周方向に、前記金型に対して相対的に回転させ、前記素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させて前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第二通過工程と、
    を備える円筒部材の製造方法。
  3. 円形の貫通孔が形成され、前記貫通孔の内周壁には、前記内周壁の周方向に決められた間隔で複数の凸部が形成される金型を用い、
    円筒状の素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させることで前記金型の前記貫通孔に前記素管を通し、前記凸部によって前記素管の外周面に前記軸方向に延びる複数の溝を形成させる第一通過工程と、
    前記素管を前記素管の周方向に、前記金型に対して相対的に回転させ、前記素管を前記素管の軸方向に、前記金型に対して相対的に移動させて前記金型の前記貫通孔に前記素管を通す第二通過工程と、
    を備える円筒部材の製造方法。
  4. 前記第二通過工程では、一方向を向いていた前記素管の外周面の部分を、一方向とは逆方向の他方向を向くように前記素管を前記素管の周方向に回転させる請求項1〜3の何れか1項に記載の円筒部材の製造方法。
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