JP6131748B2 - 給電構造、帯電装置、画像形成装置 - Google Patents

給電構造、帯電装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、給電構造、帯電装置、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の帯電装置は、中空の弾性材からなるシャフトレスの帯電ローラを所定の従動回転位置に規制する構造になっている。帯電ローラの従動回転位置を決めるための規制部材は、帯電ローラの自由形状より大きな空間を有し、従動回転時に帯電ローラを規制する規制面を有し、かつ、摺動反力で帯電ローラを感光体ドラムに押し付けるようになっている。
特開2009−300767号公報
本発明の課題は、対象部材との間で軸部材の軸方向に沿って生じる電位差のムラを抑制することである。
本発明の請求項1に係る給電構造は、 回転軸を構成する導電性の軸部材と、前記軸部材が挿入される円筒形状で、電位差が生じる対象部材と対向又は接触する半導電性の円筒部材と、前記軸部材の両端側に配置され、前記対象部材と前記軸部材との間での漏電が生じるのを抑制する抑制部材と、前記円筒部材と接して前記円筒部材に電圧を印加する印加部材と、を備え、前記軸部材の軸方向において、前記印加部材は、前記円筒部材における前記対象部材との間で電位差が必要となる領域全域に対して一部に接触していることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る給電構造は、請求項1に記載の給電構造において、前記抑制部材は、前記軸部材の径方向で前記対象部材と離間し、前記円筒部材は、前記対象部材と対向していることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る帯電装置は、対象部材としての像保持体を帯電させる請求項1又は2に記載の給電構造を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体を帯電させる請求項3に記載の帯電装置と、帯電した前記像保持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記帯電装置の軸部材の軸方向から見て、前記帯電装置の印加部材は、前記帯電装置の円筒部材を挟んで前記像保持体の反対側に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項1の給電構造によれば、請求項1に記載の構成を備えない場合と比して、対象物との間で軸部材の軸方向に沿って生じる電位差のムラを抑制することができる。
また、印加部材が、軸部材の軸方向において円筒部材の全部と接触している場合と比して、円筒部材に生じる回転速度の変動を抑制することができる。
本発明の請求項3の帯電装置によれば、請求項1又は2に記載の給電構造を備えない場合と比して、軸部材の軸方向に沿って像保持体に生じる帯電ムラを抑制することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、請求項3に記載の帯電装置を備えない場合と比して、出力画像の品質の低下を抑制することができる。
本発明の請求項5の画像形成装置によれば、軸部材の軸方向から見て、印加部材が、円筒部材に対して像保持体側に配置されている場合と比して、出力画像の品質の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る給電構造を備えた帯電部材を示し、電圧が印加される状態を説明するのに用いた説明図である。 本発明の実施形態に係る給電構造を備えた帯電部材を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る給電構造を備えた帯電部材を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る給電構造を備えた帯電部材の変形例を示した側面図である。
本発明の実施形態に係る給電構造、帯電装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図5に従って説明する。なお図中に示す矢印Vは装置上下方向であって鉛直方向を示し、矢印Hは装置幅方向であって水平方向を示し、矢印Dは装置奥行方向であって水平方向を示す。
(全体構成)
図4に示されるように、画像形成装置10の装置本体10Aの内部には、入力される画像データに対して画像処理を行なう画像処理部12が設けられている。
この画像処理部12は、入力された画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の階調データに処理するようになっている。そして、画像処理部12によって処理された階調データを受け取って、レーザ光LB(露光光の一例)による画像露光を行う露光装置14が装置本体10A内の中央側に設けられている。
また、露光装置14の鉛直方向上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Kが、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置され、装置本体10Aに着脱可能とされている。この画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Kで、各色のトナー画像が形成されるようになっている。なお、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
一方、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向上方には、各色の画像形成ユニット16で形成されたトナー画像が多重に転写される一次転写ユニット18が設けられている。さらに、一次転写ユニット18の側方(図中右側)には、後述する供給搬送ユニット30によって搬送経路60に沿って搬送された記録媒体としてのシート部材Pに、一次転写ユニット18に多重に転写されたトナー画像を転写する二次転写ロール22が設けられている。
二次転写ロール22に対してシート部材Pの搬送方向下流側には、シート部材Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によってシート部材Pに定着させる定着装置24が設けられている。また、この定着装置24に対してシート部材Pの搬送方向下流側には、トナー画像が定着したシート部材Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部26に排出する排出ロール28が設けられている。
一方、露光装置14の鉛直方向下方及び側方には、シート部材Pを供給し搬送する供給搬送ユニット30が設けられている。
〔画像形成ユニット〕
先ず、画像形成ユニット16について説明する。
各色の画像形成ユニット16は、すべて同様に構成されている。そして、各色の画像形成ユニット16は、回転する円柱状の像保持体34(対象部材の一例)と、この像保持体34の外周面を帯電させる帯電装置の一例としての帯電部材36と、帯電した像保持体34の外周面に前述した露光装置14の画像露光によって形成された静電潜像を現像剤(トナー)で現像してトナー画像とする現像装置の一例としての現像器38と、像保持体34の外周面を清掃する清掃ブレード(図示省略)とを備えている。現像器38には、像保持体34と対向する現像ロール38Aが備えられ、現像ロール38Aに電圧(現像バイアス)を印加することで、静電潜像が現像剤に含まれるトナーで現像されるようになっている。
なお、像保持体34、帯電部材36等については、詳細を後述する。
〔露光装置〕
次に、露光装置14について説明する。
露光装置14の筐体14Aの内部には、回転多面鏡であるポリゴンミラー32が配置されている。光源の一例としての半導体レーザ54から出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、シリンドリカルレンズ(図示省略)を介してこのポリゴンミラー32に照射され、このポリゴンミラー32によって主走査方向に偏向走査されるようになっている。そして、このポリゴンミラー32によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、結像レンズ及び複数枚のミラー(図示省略)を介して、像保持体34上の露光位置に、斜め下方から走査露光されるようになっている。
このように、露光装置14は、斜め下方から像保持体34上を走査露光するものである。このため、この露光装置14には、上方に位置する各色の画像形成ユニット16に備えられた現像器38等からトナー等の異物が落下する虞が有る。そこで、筐体14Aの外周面において上方を向いた部分には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に向けて透過させる透過ガラス40Y、40M、40C、40Kが設けられている。
〔一次転写ユニット・二次転写ロール〕
次に、一次転写ユニット18、二次転写ロール22について説明する。
一次転写ユニット18は、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向上方に配置されている。この一次転写ユニット18は、無端状の中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ回転駆動して中間転写ベルト42を矢印A方向に周回させる駆動ロール46と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、中間転写ベルト42に張力を付与する張力付与ロール48と、張力付与ロール48の鉛直方向上方に配置されて中間転写ベルト42と従動回転する電極ロール50と、中間転写ベルト42を挟んで各色の像保持体34の反対側に夫々配置される一次転写ロール52とを備えている。
これにより、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が、転写電圧が印加された各色の一次転写ロール52によって、中間転写ベルト42上に多重に転写されるようになっている。
さらに、中間転写ベルト42の外周面に接して中間転写ベルト42の外周面を清掃する清掃ブレード56が、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール46の反対側に配置されている。また、中間転写ベルト42を挟んで電極ロール50の反対側には、中間転写ベルト42上に転写されたトナー画像を、搬送されるシート部材Pに転写する二次転写ロール22が設けられている。
この構成において、中間転写ベルト42上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像は、中間転写ベルト42によって搬送される。搬送されるトナー画像は、転写電圧が印加された電極ロール50と二次転写ロール22とに挟まれ、後述する供給搬送ユニット30により搬送経路60に沿って搬送されてきたシート部材Pに二次転写されるようになっている。
〔供給搬送ユニット〕
次に、シート部材Pを供給して搬送する供給搬送ユニット30について説明する。
供給搬送ユニット30は、装置本体10A内において露光装置14の鉛直方向下方に配置され、複数のシート部材Pが積載される給紙部材62を備えている。
さらに、供給搬送ユニット30は、給紙部材62に積載された最上位のシート部材Pを搬送経路60へ送り出す給紙ロール64と、給紙ロール64によって送り出されたシート部材Pを1枚ずつ分離する分離ロール66と、シート部材Pの搬送タイミングを合わせる位置合せロール68と、を備えている。そして、各ロールが、シート部材Pの搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順番で配置されている。
この構成において、給紙部材62から供給されたシート部材Pは、回転する位置合せロール68によって中間転写ベルト42と二次転写ロール22とが接触する位置(二次転写位置)へ定められたタイミングで送り出されるようになっている。
一方、供給搬送ユニット30は、定着装置44によって一方の面にトナー画像が定着されたシート部材Pを、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出させずに、他方の面にトナー画像を形成するために用いる両面搬送装置70を備えている。
この両面搬送装置70は、排出ロール28から位置合せロール68に向けてシート部材Pの表裏を反転させるようにシート部材Pが搬送される両面搬送経路72と、両面搬送経路72に沿ってシート部材Pを搬送する搬送ロール74及び搬送ロール76とを備えている。
(全体構成の作用)
この構成により、以下のようにシート部材Pに画像が形成される。
先ず、画像処理部12から露光装置14に各色の階調データが順次出力さる。そして、この露光装置14から階調データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、帯電部材36によって帯電した像保持体34の外周面を走査露光する(主走査方向に露光する)。これにより、像保持体34の外周面には静電潜像が形成される。像保持体34上に形成された静電潜像は、各色の現像器38によって現像され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像として可視化される。
さらに、一次転写ユニット18の一次転写ロール52によって、像保持体34上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト42上に多重に転写される。
周回する中間転写ベルト42上に多重に転写された各色のトナー画像は、給紙部材62から給紙ロール64、分離ロール66、位置合せロール68によって搬送経路60に沿って搬送されてきたシート部材Pに二次転写ロール22によって二次転写される。
さらに、トナー画像が転写されたシート部材Pは、定着装置44へと搬送される。そして、トナー画像が定着装置44によってシート部材Pに定着される。トナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
一方、シート部材Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置44によって一方の面(表面)にトナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出されない。排出ロール28を逆転させることで、シート部材Pの搬送方向が切り替えられる。そして、このシート部材Pは、搬送ロール74、76により両面搬送経路72に沿って搬送される。
両面搬送経路72に沿って搬送されるシート部材Pは、表裏が反転されて再度位置合せロール68へと搬送される。今度は、シート部材Pの他方の面(裏面)にトナー画像が転写・定着された後、シート部材Pは、排出部26に排出ロール28によって排出される。
(要部構成)
次に、像保持体34、帯電部材36等について説明する。
〔像保持体〕
円柱状とされる像保持体34は接地され、像保持体34の周面には、図2、図3に示されるように、荷輸送層と電荷発生層とを含んで構成される感光膜78が形成されている。そして、像保持体34は、図示せぬ駆動源から回転力が伝達されて回転するようになっている。
〔帯電部材〕
帯電部材36は、像保持体34との間で電位差を生じさせて像保持体34の感光膜78を帯電させる給電構造80を備えている。
この給電構造80は、像保持体34と接触すると共に回転する像保持体34と従動して回転する帯電ロール82と、帯電ロール82を回転可能に支持する抑制部材の一例としての支持部材88(図2参照)と、帯電ロール82に電圧を印加する印加部材90と、を備えている。
また、この帯電ロール82は、帯電ロール82の回転軸を構成する導電性の軸部材84と、軸部材84が挿入されると共に像保持体34と接触する円筒形状で半導電性の円筒部材86と、を含んで構成されている。なお、本明細書において半導電性とは、20℃における体積抵抗率が1×10Ωcm以上1×1010Ωcm以下であることを意味する。
軸部材84の軸方向(以下単に「軸部材軸方向」と記載する、本実施形態では矢印D方向と同一方向)は、像保持体34の回転軸方向と同様とされており、この軸部材84には、例えばクロムモリブデン鋼鋼材(SCM材)を円柱状に成形してこれに防錆処理を施した部材が用いられる。軸部材84が円筒部材86に挿入された状態で、この軸部材84の両端側が円筒部材86から突出するようになっている。
円筒部材86は、例えば、NBR(ニトリル−ブタジエン共重合体ゴム)を主成分とするゴム材料で成形される。また、軸部材軸方向において、円筒部材86の長さは、図2に示されるように、像保持体34の感光膜78の長さより短くされ、円筒部材86の外周面は、感光膜78に接触している。さらに、円筒部材86の内周面は軸部材84の外周面と密着して、円筒部材86は軸部材84と一体となって回転するようになっている。
支持部材88は、軸部材84の両端側に夫々配置されている。そして、夫々の支持部材88は、円筒部材86から突出した軸部材84の両端側全体を軸部材84の径方向から覆っている。さらに、支持部材88は、円筒部材86よりも抵抗値が大きくいなるように、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)で成形され、像保持体34と軸部材84との間で生じるリーク電流(漏電)を抑制するようになっている。
また、夫々の支持部材88を像保持体34側に向けて付勢するばね部材96が、支持部材88を挟んで像保持体34の反対側に夫々配置されている。これにより、円筒部材86の外周面が像保持体34の外周面に押圧されるようになっている。
一方、印加部材90は、図2、図3に示されるように、板面で円筒部材86の外周面と接触する板ばねとされている。さらに、給電構造80は、この印加部材90に電力を供給する電源部94が備えられ、電源部94から供給された電力により印加部材90が円筒部材86に電圧を印加するようになっている。
また、印加部材90は、図2に示されるように、円筒部材86における軸部材軸方向の一部に接触している。さらに、図3に示されるように、軸部材軸方向から見て、印加部材90は、帯電ロール82(円筒部材86)を挟んで像保持体34の反対側に配置されている。
ここで、軸部材軸方向から見て、印加部材90と円筒部材86との接点から軸部材84までの距離Kに、軸部材84から像保持体34までの距離Lを加えた距離が、印加部材90と円筒部材86との接点から像保持体34までの距離Mよりも短い場合に、印加部材90が、帯電ロール82を挟んで像保持体34の反対側に配置されているとする(図3参照)。
(要部構成の作用)
次に、帯電部材36を用いて像保持体34を帯電させる工程について説明する。
像保持体34は、図示せぬ駆動からの回転力が伝達されて回転する。また、像保持体34の回転に従動して帯電ロール82が回転する。
さらに、電源部94が印加部材90に電力を供給し、印加部材90が帯電ロール82に電圧を印加する。印加部材90よって帯電ロール82に印加された電圧は、帯電ロール82を介して像保持体34へ印加される。
ここで、印加部材90よって帯電ロール82に印加された電圧は、図1の矢印で示されるように、円筒部材86における印加部材90側の部分、軸部材84、及び円筒部材86における像保持体34側の部分にこの順番で電流が流れた後に、像保持体34へ電流が流れる。途中で導電性の軸部材84を介することで、電圧における軸部材84で軸部材方向でのバラツキが抑制される。
これにより、円筒部材86と像保持体34との間で電位差を生じさせる際に、軸部材軸方向に沿って生じる電位差のムラが抑制される。
また、円筒部材86から突出した軸部材84の両端側を回転可能に支持する支持部材88は、円筒部材86よりも抵抗値が大きくされている。このため、印加部材90よって帯電ロール82に印加された電圧によって生じる電流は、支持部材88ではなく円筒部材86内を流れる。これにより、帯電部材36を小型化して、軸部材84が像保持体34に近接した場合であっても円筒部材86から突出した軸部材84の両端側から像保持体34へのリーク電流(本来流れないはずの場所・経路で漏れ出す電流)が抑制される。
(まとめ)
前述したように、軸部材84の両端側を円筒部材86よりも抵抗値が大きくされる支持部材88で支持し、円筒部材86と接触する印加部材90が、帯電ロール82(円筒部材86)に電圧を印加する。これにより、帯電部材36を小型化した場合であっても、像保持体34との間で生じるリーク電流を抑制した上で、像保持体34との間で軸部材軸方向に沿って生じる電位差のムラが抑制される。なお、軸部材84に直接電圧を印加することも考えられるが、この場合には、軸部材84を延長しなければならなくなる。
また、軸部材軸方向から見て、印加部材90は、帯電ロール82(印加部材90)を挟んで像保持体34の反対側に配置されている。このため、印加部材90よって帯電ロール82に印加された電圧が途中で導電性の軸部材84に印加されることで、印加部材90が帯電ロール82に対して像保持体34側に配置されている場合と比して、軸部材軸方向に沿って生じる電位差のムラが効果的に抑制される。
また、軸部材軸方向に沿って生じる電位差のムラが抑制されることで、像保持体34において軸部材軸方向に沿って生じる帯電ムラが抑制される。
また、像保持体34において軸部材軸方向に沿って生じる帯電ムラが抑制されることで、出力画像の品質の低下が抑制される。
また、印加部材90は、円筒部材86における軸部材軸方向の一部に接触しているため、円筒部材86における軸部材軸方向の全部に接触している場合と比して、当たりが強い部分、又は当たりが弱い部分が生じて帯電ロール82の回転速度が変動してしまうのが抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、帯電部材36が給電構造80を備えたが、電極ロール50、一次転写ロール52、又は現像ロール38Aが、給電構造80を備えてもよい。
また、上記実施形態では、支持部材88は、円筒部材86よりも抵抗値が大きくされているが、支持部材において軸部材84と像保持体34との間の部分だけが、円筒部材86よりも抵抗値が大きい部材で成形されていてもよく、軸部材84から像保持体34へのリーク電流が抑制される構成であればよい。
また、上記実施形態では、印加部材90に板ばねを用いたが、図5に示されるように、印加部材100が回転する帯電ロール82に接して従動回転するロール部材等であってもよい。
10 画像形成装置
14 露光装置
34 像保持体(対象部材の一例)
36 帯電部材(帯電装置の一例)
38 現像器(現像装置の一例)
80 給電構造
84 軸部材
86 円筒部材
88 支持部材(抑制部材の一例)
90 印加部材

Claims (5)

  1. 回転軸を構成する導電性の軸部材と、
    前記軸部材が挿入される円筒形状で、電位差が生じる対象部材と対向又は接触する半導電性の円筒部材と、
    前記軸部材の両端側に配置され、前記対象部材と前記軸部材との間での漏電が生じるのを抑制する抑制部材と、
    前記円筒部材と接して前記円筒部材に電圧を印加する印加部材と、を備え、
    前記軸部材の軸方向において、前記印加部材は、前記円筒部材における前記対象部材との間で電位差が必要となる領域全域に対して一部に接触している給電構造。
  2. 前記抑制部材は、前記軸部材の径方向で前記対象部材と離間し、
    前記円筒部材は、前記対象部材と対向している請求項1に記載の給電構造。
  3. 対象部材としての像保持体を帯電させる請求項1又は2に記載の給電構造を備える帯電装置。
  4. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる請求項3に記載の帯電装置と、
    帯電した前記像保持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像保持体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、
    を備える画像形成装置。
  5. 前記帯電装置の軸部材の軸方向から見て、前記帯電装置の印加部材は、前記帯電装置の円筒部材を挟んで前記像保持体の反対側に配置される請求項4に記載の画像形成装置。
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