JP2000122376A - 帯電装置および帯電ロール - Google Patents

帯電装置および帯電ロール

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JP2000122376A
JP2000122376A JP10294204A JP29420498A JP2000122376A JP 2000122376 A JP2000122376 A JP 2000122376A JP 10294204 A JP10294204 A JP 10294204A JP 29420498 A JP29420498 A JP 29420498A JP 2000122376 A JP2000122376 A JP 2000122376A
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layer
roll
insulating
charging roll
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Yukio Hara
幸雄 原
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体材と安定してニップを形成する
ことができ、帯電時に像担持体材を汚染することなく、
像担持体材との圧接によるロールの変形にともなって、
表面層にクラックが発生することがなく、かつトナーの
汚染の少ない、安定的に高画質を得ることのできる帯電
装置および帯電用の帯電ロールを提供すること。 【解決手段】 軸体(1)の外周上に絶縁性弾性層
(2)を設け、前記絶縁性弾性層(2)の外周上に、半
導電性弾性層(3)が形成された帯電ロール(CR)
と、帯電ロール(CR)の表面に接触する電極部材とを
備えた帯電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の電子写真方式を用いた画像形成装置で像担持体の表
面を一様に帯電するために使用される帯電装置および帯
電ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像形成装置は、
無機または有機材料の光導電性感光体からなる像担持体
上に一様な電荷を形成し、画像信号により変調したレー
ザー光等で静電濳像を形成した後、帯電したトナーで前
記静電濳像を現像して可視化したトナー像とする。従来
は、像担持体上に一様な電荷を形成する手段としては、
コロナ放電器を使用して帯電させる方法が殆どであった
が、近年では、接触帯電方式、特に帯電ロールを用いた
ロール帯電方式が利用されている。ロール帯電方式で
は、帯電ロールがバネなどで像担持体に圧接せしめら
れ、像担持体の駆動に従って、帯電ロールが連れ回り状
態で回転するように構成される。そして、帯電ロールの
軸体に所定の電圧を印加することによって、像担持体表
面に電荷を直接注入して、像担持体表面を所定の電位に
帯電するのである。
【0003】図6は従来の帯電ロールの説明図である。
図6において帯電ロールCRは、軸体(芯金)01の外
周上に、低硬度導電性ゴム組成物からなる半導電性弾性
層02、軟化剤移行防止層03、抵抗調整層04および
コーティング層(保護層)05が順次積層されている。
前記半導電性弾性層02を形成するゴム組成物は、導電
性を付与するために用いられカーボンブラックなどを混
ぜると材料硬度は硬くなる傾向にあり、ロール硬度は、
50〜70 (アスカC)である。このような帯電ロー
ルCRは、軸体の両端部がバネ圧などで抑えられて像担
持体に圧接せしめられることから、帯電ロールCRおよ
び像担持体の接触領域である帯電領域(ニップ)の幅
(ニップ幅)がロール両端部で広くなる一方、ロール中
央部で狭くなり、ロール中央部で像担持体との間に隙間
ができ易くなる問題があり、そのために、像担持体の帯
電が不均一になり易いという問題がある。
【0004】そこで、上記の問題点を解決するため、帯
電ロール(半帯電ロール)のゴム硬度を和らげる方法と
しては、可塑剤として、多量のプロセスオイルなどをロ
ールに含浸させる方法があるが、可塑剤(オイル成分)
を添加する場合は、可塑剤が像担持体に移行(ブリード
アウト)する問題がある。ブリードアウトの対策として
移行防止層を設ける(特開昭64−66674号公
報)。半導電性弾性層を構成するポリマーの主鎖と結合
し得る官能基を有するプロセス油を含有させる。更に、
ブリードアウト防止層(目止層)を設ける(特開平4−
25868号公報)提案がなされているが、ブリードア
ウトを完全に防ぐことは困難である。また、特開昭63
−168667号公報、特開平6−186824号公報
に、像担持体との密着性をあげて、帯電の均一性を得る
方法としては、軸体の外周上に導電体発泡層を設け、更
にその外周上に抵抗調整層及び保護層をコーティングし
た構造の帯電ロールが提案されている。
【0005】しかしながら、このような帯電ロールは、
ロールの硬度が低くなるように、導電性発泡体の発泡倍
率をあげなければならないことから、発泡体にセル欠陥
が生じ易くなる。保護層材料としてN−メチルメトキシ
化共重合ナイロンなどの樹脂材料を用いているため、表
面層材料に弾性がない。したがって、像担持体との圧接
に伴う変形によってロール表面にしわが生じ易くなり、
コーティング層の収縮により表面層にクラックが発生す
るという問題、およびトナー汚れによるロール抵抗が上
昇するという問題等がある。また、特開平6−1754
70号公報においては、コーティング層にN−メチルメ
トキシ化共重合ナイロンを用いた場合に発生する、低湿
度環境下での像担持体の帯電不均一の改善を狙って、ウ
レタン発泡ゴム体のロール表面を、導電剤を配合した可
溶性のフッ素樹脂により形成してなる帯電ロールが提案
されている。
【0006】しかし、フッ素樹脂材料を低硬度のゴムロ
ール表面材料として用いた場合には、表面層材料に弾性
がないため像担持体との圧接に伴う変形によって表面層
にクラックが発生する問題がある。また、像担持体の帯
電均一化のために帯電ロールにAC電界を印加する方法
が用いられるが、印加されたAC電界によって、帯電ロ
ールが振動し、圧接した像担持体を共振させて、音が発
生する問題がある。特に、像担持体の周速が高速になる
とAC電界の周波数を大きくする必要があり、発生する
音が大きくなる問題がある。対策として、特開平7−1
5222号公報に、表面に35〜100μmの粒径の粉
末を配置する帯電ロールが提案されているが、音を低減
する効果は不十分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の技術にお
いて、像担持体との密着性を改善し、像担持体上に一様
な電荷を形成させるためには、帯電ロールのゴム硬度を
和らげることが考えられる。この場合、ゴム硬度を和ら
げるための可塑剤として、多量のプロセスオイルやアロ
マ油をロールに含浸させると可塑剤が像担持体に移行
(ブリードアウト)する。更に、表面層材料に弾性がな
いため像担持体との圧接に伴う変形によって、表面層に
クラックが発生し、良質な画質を安定して得ることがで
きない。また、像担持体の帯電を均一にするための例え
ば周波数250Hzの交流電界を印加することによっ
て、帯電ロールおよび帯電ロールが当接する像担持体が
振動して音が発生する。
【0008】上記したように、従来の帯電ロールを用い
た画像形成装置においては、像担持体材と安定してニッ
プを形成することができ且つ帯電時に像担持体材を汚染
することのない帯電ロールを製造することができず、良
質な画質を安定して得ることができない。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
次の記載内容(O01)を課題とする。 (O01)像担持体材と安定してニップを形成することが
でき、帯電時に像担持体材を汚染することなく、像担持
体材との圧接によるロールの変形にともなって、表面層
にクラックが発生することがなく、かつトナーの汚染の
少ない、安定的に高画質を得ることのできる帯電装置お
よび帯電用の帯電ロールを提供すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0011】(第1発明)本出願の第1発明の帯電装置
は、軸体(1)の外周上に絶縁性弾性層(2)を設け、
前記絶縁性弾性層(2)の外周上に、半導電性弾性層
(3)が形成された帯電ロール(CR)と、帯電ロール
(CR)の表面に接触する電極部材とから構成されるこ
とを特徴とする。
【0012】(第1発明の作用)前記構成を備えた第1
発明の帯電装置では、前記電極部材から帯電ロール(C
R)の表面を介して、像担持体(PR)に電圧を印加す
る構成となる。軸体(1)の外周上に絶縁性弾性層
(2)を介して半導電性弾性層(3)を設け、帯電ロー
ル(CR)の表面を介して電流を流すことにより、軸体
(1)に電圧を印加する場合よりも電流の流れる導電経
路を長くすることができ、半導電性弾性層(3)の抵抗
バラツキによる影響を緩和して、電流のバラツキを低減
できるので、像担持体(PR)の帯電を均一にすること
ができる。
【0013】(第2発明)また、本出願の第2発明の帯
電装置は、軸体(1)の外周上に絶縁性弾性層(2)を
設け、前記絶縁性弾性層(2)の外周上に、半導電性弾
性層(3)が形成された帯電ロール(CR)と、帯電ロ
ール(CR)の表面に接触する電極部材とから構成さ
れ、電極部材が、帯電ロール(CR)を介して、像担持
体(PR)と対向する位置にあることを特徴とする。
【0014】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2
発明の帯電装置では、軸体(1)に電圧を印加する場合
よりも電流の流れる導電経路を長くすることができ、さ
らに、像担持体(PR)と対向する位置に電極を配置す
ることにより、半導電性弾性層(3)のバラツキ特に周
方向の抵抗バラツキの影響を少なくすることができるの
で、より、像担持体(PR)の帯電を均一にすることが
できる。また、電極部材によって、帯電ロール(CR)
を像担持体(PR)に圧接することで、像担持体(P
R)の帯電均一化のために印加する交流バイアス(例え
ば、250Hz〜500Hz)によって発生する像担持
体(PR)の振動を抑えることができるので、それに伴
って発生する音を低減することができる。
【0015】(第3発明)また、本出願の第3発明の帯
電ロール(CR)は、軸体(1)の外周上に絶縁性弾性
層(2)を設け、前記絶縁性弾性層(2)の外周上に、
薄肉の半導電性弾性層(3)を設け、前記半導電性弾性
層(3)の平面に水滴を滴下した場合の水滴と前記平面
との接触角が90° 以上の前記半導電性弾性層(3)
で形成されたことを特徴とする。
【0016】(前記第3発明の説明)前記第3発明にお
いて、前記「半導電性弾性層の平面と水滴との接触角」
は、半導電性弾性層(3)の表面の「水の濡れ性」、ま
たは前記半導電性弾性層(3)の表面エネルを示す尺度
である。すなわち、半導電性弾性層(3)の表面の「水
の濡れ性」は、前記半導電性弾性層(3)表面と水滴と
の接触角を尺度として表示される。前記半導電性弾性材
料を構成する材料を試験片として用い、この試験片平面
に水滴をおくと、試験片の表面張力γs、液体/試験片
間の界面張力γi、液体の表面張力γlが釣り合って、
図7に示すように、ある一定の形を形成する。この時、
液滴が小さく重力の影響を無視できれば、下記のヤング
(Young)の式(1)が成り立つ。 (γs−γi)/γl=cosι …………………………………(1)
【0017】更に、表面エネルギーについて、「濡れ」
という観点から説明をつけ加えると、濡れとは、マクロ
な視点からみると、固体と気体の接触面が自発的に固体
と液体の接触面に置き換わる現象であり、系の自由エネ
ルギーの減少を伴う。また、ミクロな視点からみれば、
液体の分子間引力すなわち凝集力よりも、固体と液体の
間の分子間力(付着力)が大きいときにみられる現象で
ある。自由エネルギーの変化は、既に濡れが起こってい
る固体と液体が接触している系から出発し、固体と液体
を引き離すのに必要な仕事の符号(±)を逆にしたもの
であることが知られいる。上記仕事Wは下記式(2)で
表される。 W=γs+γl−γi ………………………………………………(2)
【0018】ここで、γs、γl、γiは、それぞれ固
体/気体間、液体/気体間、固体/液体間の界面自由エ
ネルギーである。上記式(2)から明らかなように、自
由エネルギーの変化は、固体の表面自由エネルギーと固
体/液体間の自由エネルギーを含むが、両者ともに直接
計測できないので、固体と液体との接触角が利用され
る。すなわち、上記したγs、γl、γiと接触角ιと
の間には、前記したヤング(Young)の式が成立す
る。 cosι=(γs−γi)/γl …………………………………(1′) そこで、本発明では、半導電性弾性層(3)を構成する
材料の表面エネルギーを前記半導電性弾性層(3)と水
滴との接触角ιで表示する。
【0019】(第3発明の作用)前記構成を備えた第3
発明の帯電ロール(CR)では、軸体(1)の外周上に
絶縁性弾性層(2)を設け、前記絶縁性弾性層(2)の
外周上に半導電性弾性層(3)を形成するので、前記第
1および第2発明の帯電装置に適用した場合に、電流が
軸体(1)を流れることなく、半導電性弾性層(3)に
沿って円周方向に流れる。すなわち、第3発明の帯電ロ
ール(CR)は前記第1、第2発明の帯電装置に使用可
能である。また、前記半導電性弾性層(3)として、水
滴の接触角が90°以上の低表面エネルギーの弾性を有
する半導電性弾性層(3)を用いることで、トナー汚染
が少なくなる。
【0020】低表面エネルギーの弾性を有する半導電性
の材料としては、ウレタン変性4フッ化エチレン樹脂を
含有した水−エマルジョン塗料である日本アチソン
(株)のエムラロン345、エムラロン601にカーボ
ンブラックを分散した日本アチソン(株)のエムラロン
345E、エムラロン345ESD、エムラロン601
E、エムラロン601ESDを単体でまたはこれらを混
ぜて用いることができる。また、例えば、4フッ化エチ
レン樹脂の微粉末を分散させたカーボンブラック分散導
電性ウレタン塗料、カーボンブラック分散導電性ポリエ
ステル塗料なども用いることができる。導電塗料に分散
させる4フッ化エチレン樹脂の微粉末としては、粒径
0.3〜0.7μm((株)喜多村:KTL−500F)
をあげることができる。コーティング方法は、ディッピ
ング法、ハケ塗り、ロールコーター、スプレーなどの方
法で実施することができ、特に限定されない。
【0021】例えば、軸体(1)の外周上の弾性層をロ
ールの硬度が充分に低くなるように、半導電性発泡層を
単層で設けると発泡層のセル径は、50〜300μmと
なり、帯電時に発泡セルによる帯電むらが発生する。こ
れは、発泡体の場合、ニップが不均一となり、像担持体
と接触しない部分が生じるためである。この欠陥は、帯
電ロール(CR)の層構造を2層以上の構成とし、絶縁
性弾性層(2)の外周上に設けた半導電性弾性層(3)
で抑えることができる。第3発明においては、前記絶縁
性弾性層(2)として絶縁性発泡層(2)を用いること
により、ロールの硬度を充分低くすることができる。そ
して、前記絶縁性発泡層(2)の表面に前記半導電性弾
性材料を形成することで、発泡層の変形にともなって、
弾性層表面にクラックが発生することがなく、安定して
ニップを形成することができる。
【0022】(第4発明)また、本出願の第4発明の帯
電ロール(CR)は、軸体(1)の外周上に絶縁性弾性
層(2)を設け、前記絶縁性弾性層(2)の外周上に、
薄肉の半導電性弾性層(3)を設け、前記半導電性弾性
層(3)の外周上に導電剤分散の弾性を有するゴム変性
のフッ素樹脂層を形成したことを特徴とする。
【0023】(第4発明の作用)前記構成を備えた第4
発明の帯電ロール(CR)では、軸体(1)の外周上に
絶縁性弾性層(2)を設け、前記絶縁性弾性層(2)の
外周上に半導電性弾性層(3)を形成するので、前記第
1および第2発明の帯電装置に適用した場合に、電流が
軸体(1)を流れることなく、半導電性弾性層(3)に
沿って円周方向に流れる。すなわち、第4発明の帯電ロ
ール(CR)は前記第1、第2発明の帯電装置に使用可
能である。また、前記構成を備えた第4発明の帯電ロー
ル(CR)では、コーティング層(4)として用いる導
電剤分散のゴム変性のフッ素樹脂は、絶縁性弾性層
(2)の変形にともなって、半導電性弾性層(3)表面
にクラックが発生することがなくなる。また前記フッ素
樹脂層の水の接触角を、90°以上の範囲とした場合に
は、トナー付着が少ない。
【0024】また、第4発明において、前記絶縁性弾性
層(2)として絶縁性発泡層(2)を用いることができ
る。その場合、絶縁性発泡層(2)を用いることで、帯
電時にセルによる帯電むらが発生することがなくなり、
絶縁性発泡層(2)の外周上に設けた半導電性弾性層
(3)表面には、発泡セルによる凹凸が出ないので、平
滑なコーティング層(4)を被覆することが容易であ
る。コーティング層(4)として用いる導電剤分散のゴ
ム変性のフッ素樹脂は、ソフトセグメントをもつウレタ
ンまたはフッ素ゴムで変性処理することが好ましい。そ
の場合、絶縁性発泡層(2)の変形にともなって、半導
電性弾性層(3)表面にクラックが発生することがなく
なる。
【0025】(第5発明)また、本出願の第5発明は、
軸体(1)の外周上に絶縁性弾性層(2)を設け、前記
絶縁性弾性層(2)の外周上に、厚み0.5mm〜1.5
mmの半導電性弾性層(3)を設け、前記半導電性弾性
層(3)の外周上に導電剤分散のウレタン変性のフッ素
樹脂層を形成したことを特徴とする。
【0026】(第5発明の作用)前記構成を備えた第5
発明の帯電ロール(CR)では、軸体(1)の外周上に
絶縁性弾性層(2)を設け、前記絶縁性弾性層(2)の
外周上に半導電性弾性層(3)を形成するので、前記第
1および第2発明の帯電装置に適用した場合に、電流が
軸体(1)を流れることなく、半導電性弾性層(3)に
沿って円周方向に流れる。すなわち、第5発明の帯電ロ
ール(CR)は前記第1、第2発明の帯電装置に使用可
能である。また、第5発明において、前記絶縁性弾性層
(2)として絶縁性発泡層(2)を用いることができ
る。前記絶縁性発泡層(2)を、ロールの硬度が充分に
低くなるように形成すると、発泡セル径は、50〜30
0μmとなる。この発泡セル径のムラが、像担持体(P
R)との均一な接触(良好な密着性)に影響しないよう
にして、かつこの発泡体に平滑なコーティング層(4)
を形成するためには、半導電性弾性層(3)の厚みとし
て、0.1mm以上必要であり、また、1.5mmを越え
る場合は、軸体(1)の外周上の絶縁性発泡層(2)の
変形に追随できなくなる。上記構成とすることで、帯電
ロール(CR)は、像担持体(PR)との密着性に必要
なロール硬度がアスカC硬度で30 から50 の範囲で
安定して得ることができる。
【0027】(第6発明)また、本出願の第6発明の帯
電ロール(CR)は、前記請求項3ないし5のいずれか
の帯電ロールにおいて、前記絶縁性弾性層(2)が絶縁
性発泡層(2)により形成されたことを特徴とする。
【0028】(第6発明の作用)前記構成を備えた第6
発明の帯電ロール(絶縁性弾性層が絶縁性発泡層により
形成された帯電ロール)(CR)の作用は、前記第3〜
第5発明の作用において説明したとおりである。
【0029】
【実施の形態】(第5発明の実施の形態1)第5発明の
実施の形態1は、前記第5発明の帯電ロール(CR)に
おいて、絶縁性発泡層(2)は、セル径50〜300μ
mの発泡EPDM系材料の絶縁性発泡層(2)からな
り、半導電性弾性層(3)は、厚み0.5mm〜1.5m
mのカーボンブラック分散EPDM系材料からなり、表
面層がカーボンブラック分散のウレタン変性のフッ素樹
脂により形成されたことを特徴とする。
【0030】(第5発明の実施の形態1の作用)前記構
成を備えた第5発明の実施の形態1の帯電ロール(C
R)は、例えば次の方法で製造することが可能である。 (絶縁性発泡層)未発泡のEPDMゴムに強度および硬
度を調節するためのカーボンブラックと所要の発泡剤、
加硫剤などとを添加し、混練した発泡弾性体の素材を、
押出機でチューブ形状に押し出し成型した後、芯金を圧
入してから加熱し、発泡させるとともに芯金に固着させ
てから表面層を研磨する。
【0031】(半導電弾性層)半導電弾性層として、未
加硫EPDMゴムに導電性や硬度を調節するためのカー
ボンブラックと所要の加硫剤などとを添加し、混練した
素材を、押出機でクロスヘッドに送り、前記クロスヘッ
ドにおいて前記半導電性弾性体の素材を、前記軸体
(1)上の絶縁性発泡層(2)表面に被覆させる。次
に、加熱して絶縁発泡体の素材に固着させてからロール
表面を研磨して所定の半導電弾性層を得る。本製造方法
において、得られる絶縁性発泡層(2)の硬度には、発
泡剤の量や、発泡条件を調整することが重要であり、ロ
ール硬度は、絶縁性発泡層(2)の硬度と半導電性弾性
層(3)の厚みで規定される。
【0032】(絶縁性発泡層に半導電性弾性層を被覆す
る方法) (1)化学発泡剤を用いて押出成形でチューブ状の絶縁
性発泡層(2)材料を製造し、加硫したものに軸体
(1)を圧入して、軸体(1)上に絶縁性発泡層(2)
を形成する。半導電性弾性層材料を押し出し成型方法で
チューブ状に形成し、加硫してチューブ状の半導電性弾
性層(3)を形成する。前記絶縁性発泡層(2)にホッ
トメルト型のフィルム系接着剤を被覆し、これを前記円
筒形状の半導電性弾性層(3)に圧入して形成する。 (2)化学発泡剤を用いて押出成形でチューブ状の絶縁
性発泡層(2)材料を製造し、加硫したものに軸体
(1)を圧入して、軸体(1)上に絶縁性発泡層(2)
を形成する。チューブ状の半導電性弾性層(3)を押出
成形で製造し、これを前記絶縁性発泡層(2)に被覆さ
せてから、加熱して加硫接着させる。
【0033】この場合には、前記(1)で説明した加硫
してなる円筒形状に成形した絶縁性発泡層(2)に軸体
(1)を挿入する場合のように、チューブ状の半導電性
弾性層の内周面にも研磨工程が必要であるという問題が
なくなり、絶縁性発泡層(2)を安定して製造すること
ができ、帯電ロール(CR)として、像担持体(PR)
との密着性に必要なロール硬度がアスカC硬度で30か
ら50の範囲で安定して得ることができる。
【0034】(第5発明の実施の形態2)第5発明の実
施の形態2は、前記第5発明の帯電ロール(CR)にお
いて、絶縁性発泡層(2)は、セル径50〜1000μ
mのカーボンブラック分散発泡ウレタン材料の絶縁性発
泡層(2)からなり、半導電性弾性層(3)は、厚み
0.5mm〜1.5mmのカーボンブラック分散ウレタン
材料からなり、表面層がカーボンブラック分散のウレタ
ン変性のフッ素樹脂により形成されたことを特徴とす
る。
【0035】(第5発明の実施の形態2の作用)前記構
成を備えた第5発明の実施の形態2の帯電ロール(C
R)では、ウレタン成分に硬度、すべり性を調節するた
めの少量のカーボンブラックと所要の発泡剤、加硫剤な
どを添加し、金型内に芯金の周囲に注入して加熱して、
金型内で発泡させて芯金に固着された絶縁性発泡層(コ
ア層)(2)を製造して表面を研磨した後で、所定の内
径の金型を用い絶縁性発泡層(2)表面と金型内側との
間に半導電性弾性層材料を注型して0.5〜1.5mmの
厚みの半導電性弾性層(3)を形成する。半導電性弾性
層(3)を研磨加工で得た後で、導電材を配合したウレ
タン変性フッ素樹脂系材料をコーティング加工する。
【0036】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実
施例に限定されるものではない。図1は本発明の帯電ロ
ールの実施例を用いた画像形成装置の全体説明図であ
る。図1において、画像形成装置Uは本体Uaおよび本
体Uaの上面のプラテンガラスPG上に置かれた自動原
稿搬送装置Ubを有している。前記画像形成装置本体Ua
は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操
作するUI(ユーザインタフェース)を有している。プ
ラテンガラスPG上面の原稿(図示せず)からの反射光
は、露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で
R(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換され
る。IPS(イメージプロセッシングシステム)は、前
記RGBの電気信号をK(黒)、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)の画像データに変換して一
時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングでレ
ーザ駆動回路DLに出力する。
【0037】矢印Ya方向に回転移動する像担持体(感
光体ドラム)PRの表面は、電極ロールCTから給電さ
れる帯電ロールCRにより一様に帯電され、潜像書込位
置Q1、現像領域Q2、および1次転写領域Q3を順次通
過する。前記レーザ駆動回路DLにより駆動されるRO
S(潜像書込装置)は、レーザビームLにより前記潜像
書込位置Q1において露光走査し像担持体PR表面に静
電潜像を形成する。フルカラー画像を形成する場合は、
K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、
モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像
のみが形成される。
【0038】前記静電潜像が形成された像担持体PR表
面は回転移動して現像領域Q2、1次転写領域Q3を順次
通過する。ロータリ式の現像装置Dは、回転軸Daの回
転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するK
(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の4色の現像器DK,DY,DM,DCを有している。
前記各色の現像器DK,DY,DM,DCは、前記現像領域
Q2に現像剤を搬送する現像ロールDRを有しており、
現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静電潜像をト
ナー像Tnに現像する。
【0039】前記像担持体PR表面に現像されたトナー
像Tnは、中間転写ベルトB表面に接触する1次転写領
域Q3において、1次転写ロールT1により中間転写ベル
トBに1次転写される。フルカラー画像の場合、像担持
体PR表面に順次形成される各色のトナー像は、前記1
次転写領域Q3において中間転写ベルトB表面に順次重
ねて1次転写される。なお、前記1次転写ロールT1
(後で詳述)には、現像装置Dでのトナーの帯電極性と
逆極性の1次転写電圧が電源回路Eから供給され、前記
電源回路EはコントローラCにより制御される。1次転
写後、像担持体PR表面は、残留トナーが像担持体クリ
ーナCL1によりクリーニングされ、除電器JRにより除
電される。
【0040】前記像担持体PRの下方には左右一対のス
ライドレールSR,SRによりスライドフレームF1(2
点鎖線で表示)が前後(紙面に垂直な方向)にスライド
移動可能に支持されている。スライドフレームF1には
ベルトモジュールBMのベルトフレームF2がヒンジ軸
F2a周りに回動可能に支持されている。前記ベルトモジ
ュールF2は、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロ
ールRd、テンションロールRt、ウォーキングロールR
w、アイドラロール(フリーロール)Rfおよびバックア
ップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,R
w,Rf,T2a)と、1次転写ロールT1とを有してい
る。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロ
ール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により回転移動可能
に支持されている。
【0041】前記ベルトモジュールBMは前記ヒンジ軸
F2a周りに回動して、中間転写ベルトBが感光体PRに
接触する使用位置(図1に示す位置であり、画像形成動
作を実行する位置)、およびメンテナンス位置(中間転
写ベルトBが感光体PRから離れた位置であり、画像形
成装置本体Uaに対する出入等のメンテナンス作業を行
う位置、図示せず))の間で上下移動可能である。前記
ベルトモジュールBMが前記メンテナンス位置に回動し
た状態では、前記スライドフレームF1およびこれに支
持されたベルトモジュールF2を、前記像担持体PRと
摩擦接触させることなく、画像形成装置本体Uaに対し
て出入させることができるように構成されている。この
ような、スライドフレームF1を前後移動させる構成お
よびベルトモジュールF2を上下移動させる構成は、従
来公知(例えば、特開平8−171248号公報参照)
であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能で
ある。
【0042】前記バックアップロールT2aの下方には、
スライドレールSRにより画像形成装置本体Uaに対し
て出入可能な2次転写スライドフレームFsが配置され
ており、前記2次転写スライドフレームFsにより2次
転写ユニットUtがヒンジ軸Fa周りに回動可能に支持さ
れている。前記2次転写ユニットUtは2次転写ロール
T2b、および記録シートSを搬送するシート搬送ベルト
BHを有している。2次転写ユニットUtの2次転写ロー
ルT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップ
ロールT2aに離隔および圧接可能(離接可能)に配置さ
れており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトB
と圧接する領域(ニップ)により2次転写領域Q4が形
成されている。また、前記バックアップロールT2aには
コンタクトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a
〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。前記コ
ントクトロールT2cにはコントローラCにより制御され
る電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性
と同極性の2次転写電圧が印加される。
【0043】給紙トレイTR1に収容された記録シート
Sは、所定のタイミングで2次転写領域Q4に搬送され
る。前記2次転写器T2は、中間転写ベルトB上のトナ
ー像を記録シートSに静電的に2次転写する。なお、フ
ルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1
次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転
写される。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリ
ーナCL2により残留トナーが除去される。また、前記2
次転写ロールT2bは2次転写ロールクリーナCL3により
表面付着トナーが回収される。なお、前記2次転写ロー
ルT2bおよびベルトクリーナCL2は、中間転写ベルトB
と離接自在(離隔および接触自在)に配設されており、
カラー画像が形成される場合には最終色の未定着トナー
像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写
ベルトBから離隔している。なお、前記2次転写ロール
クリーナCL3は、前記2次転写ロールT2bと一緒に離接
移動を行う。トナー像が2次転写された前記記録シート
Sは、定着領域Q5に搬送され、定着領域Q5を通過する
際に定着装置Fにより加熱定着される。トナー像が定着
された記録シートSは、記録シート排出トレイTR2に
排出される。
【0044】(中間転写ベルトB)上記実施例におい
て、中間転写ベルトBは、アクリル、塩化ビニル、ポリ
エステル、ポリカーボネイト、ポリアミドイミド、ポリ
イミド等の樹脂、または各種ゴム材料にカーボンブラッ
ク等の導電材料を適量含有させ、例えば厚さ0.05〜
0.15mmに形成されており、その表面抵抗率を108
〜1014Ω/□に調整されている。
【0045】(帯電ロールの実施例)図2は前記図1の
画像形成装置で使用される帯電ロールの実施例および帯
電ロールの比較例の説明図で、図2Aは実施例の帯電ロ
ールの構成を示す図、図2Bは比較例1の帯電ロールを
示す図、図2Cは比較例2の帯電ロールを示す図であ
る。図2Aにおいて、本発明の実施例の帯電ロールCR
は、軸体(芯金)1の外周上に、絶縁性発泡層2が設け
られている。そして、更に、前記絶縁性発泡層2の外周
上には、半導電性弾性層3が設けられ、前記半導電性弾
性層3の外周上に、コーティング層(導電性弾性体保護
層)4が、順次積層されている。
【0046】図2Bにおいて、帯電ロールCRの比較例
1は、軸体(芯金)11の外周上に、低硬度導電性ゴム
組成物からなる半導電性弾性層12が設けられている。
そして、前記導電体弾性体層12の外周上には、コーテ
ィング層(保護層)14が、順次積層されている。図2
Cにおいて、帯電ロールCRの比較例2は、軸体(芯
金)11の外周上に、低硬度半導電性発泡層12および
半導電性弾性層13が設けられている。そして、前記半
導電性弾性層13の外周上には、コーティング層(保護
層)14が、順次積層されている。
【0047】(帯電ロールの実施例1)帯電ロールの実
施例1の弾性層は、絶縁性発泡層2上に半導電性弾性層
3が形成された2層構造である。前記図2の帯電ロール
CRの実施例1は、以下の方法にて製造する。絶縁性発
泡層(下地発泡層)2の原材料として、EPDMゴム材
料(日本合成ゴム製EP33)ジアゾ系の発泡剤12部
と補強用カーボンブラック5部、加硫剤1部、加硫促進
剤5部を加えて混練、この混練した原材料を押出成形機
によりチューブ形状に押出成形して、加硫缶をもちいて
5.5kg/cm2の蒸気圧で160℃ の温度に加熱し
て発泡加硫を行う。さらに、上記のごとくして発泡加硫
された絶縁性発泡層2に金属芯材を圧入した後、前記絶
縁性発泡層2の外径をφ14mmに研磨する。次に、半
導電性弾性層3(表面層)を形成するEPDM系ゴム材
料(日本合成ゴム(株)製NE40)に粒状アセチレン
ブラック(電気化学工業(株)製)15部とFTカーボ
ン(旭カーボン(株)製)25部を混練した後、この半
導電性弾性層3の原材料をチューブクロスヘッド押出成
形機により絶縁性発泡層2の外側を被覆する。
【0048】上記絶縁性発泡層2の外周に半導電性弾性
層3の原材料を被覆したものを、加硫缶をもちいて1.
5kg/cm2の蒸気圧で120 ℃の温度に加熱して、
前記半導電性弾性層3を絶縁性発泡層2の外周にチュー
ブ形状に加硫接着する。このとき、前記絶縁性発泡層2
は、表面に被覆した半導電性弾性層3のEPDM系ゴム
材料によって圧縮させられ、外径φ13mmに変形して
いる。そして、上記のごとくして加硫接着された半導電
性弾性層3の外形を研磨して外径をφ14mmに研磨加
工する。上記、製造方法によって得られた、絶縁性発泡
層(下地発泡層)2セル径が、50〜300μmで半導
電性弾性層3の厚みが、0.5mmの2層構成EPDM
ロールに、スプレー法を用い日本アチソン(株)のエム
ラロン345ESDとエムラロン345Eを3:1の割
合比で混合してなるコーティング剤を厚み25μmにコ
ーティングして、100℃で35分加熱硬化させる。
【0049】(帯電ロールの実施例2)帯電ロールの実
施例2の弾性層は、絶縁性発泡層2上に半導電性弾性層
3が形成された2層構造である。請求項8記載の帯電ロ
ールCRは、以下の方法にて製造する。軸芯(芯金)と
絶縁性発泡層(下地発泡層)2のポリエーテル系ウレタ
ンに発泡剤を配合して、発泡加硫して得たスポンジロー
ル硬度15〜20度(アスカC)のウレタン発泡ロール
を得る。前記絶縁性発泡層2の外径をφ13mmに研磨
して、これを所定の内径(φ20mm)の金型にいれ
て、絶縁性発泡層2表面と金型内側との間にカーボンブ
ラックを分散したポリエーテル系ウレタン材料を注型加
熱して、絶縁性発泡層2の外周にチューブ形状にポリエ
ーテル系ウレタンの半導電性弾性層3(表面層)を形成
して、外径φ14mmの2層構成ウレタンロールを製造
する。上記、製造方法によって得られた、絶縁性発泡層
2(下地発泡層)のセル径が、200〜1000μm
で、半導電性弾性層3(表面層)厚みが、0.5mmの
2層構成ウレタンロールに、スプレー法を用い、日本ア
チソン(株)のエムラロン345ESDとエムラロン3
45Eを3:1の割合比で混合してなるコーティング剤
の厚みを25μmにコーティングして、100℃で35
分加熱硬化させる。
【0050】(帯電ロールの実施例3)実施例3の帯電
ロールCR(図2A参照)は、図2Aの絶縁性発泡層2
の代わりに絶縁性弾性層2が設けられている。すなわ
ち、実施例3の帯電ロールの弾性層は、絶縁性弾性層2
上に半導電性弾性層3が形成された2層構造である。2
層構成のEPDMロールは、絶縁性弾性層2(下地弾性
層)の原材料として、EPDMゴム材料(日本合成ゴム
製 EP33)に補強用カーボンブラック5部、加硫剤
1部、加硫促進剤5部と軟化剤として、鉱油6部の組織
からなるゴムコンパウンドをニーダーおよびロール練り
により混練した。この混練した原材料を押出成形機によ
りチューブ形状に押出成形し、加硫缶を用いて5.5K
G/cm2の蒸気圧で160℃の温度に加熱して加硫を
行う。さらに、上記のごとくして加硫された絶縁性弾性
層2に金属芯材を圧入した後、当該絶縁性弾性層2の外
径をφ13.5mmに研磨する。次に、半導電性弾性層
3を形成するEPDM系ゴム材料(日本合成ゴム製 N
E40)に粒状アセチレンブラック(電気化学工業
(株))15部とFTカーボン(旭カーボン(株))2
5部を混練した後、この半導電性弾性層3の原材料をチ
ューブクロスヘッド押出成形機により絶縁性弾性層2の
外側に被覆する。
【0051】上記絶縁性弾性層2の外周に半導電性弾性
層3の原材料を被覆したものを、加硫缶を用いて1.5
KG/cm2の蒸気圧で120℃の温度に加熱して、導
電性の表面層を絶縁性弾性層2の外周にチューブ形状に
加硫接着する。このとき、前記絶縁性弾性層2は、表面
に被覆したEPDM系ゴム材料によって圧縮させられ、
外径φ13mmに変形している。そして、上記のごとく
して加硫接着された表面層の外形を研磨して外径をφ1
4mmに研磨加工する。上記、製造方法によって得られ
た、絶縁性弾性層(下地弾性層)2上の半導電性弾性層
3の厚みが、0.5mmの2層構成EPDMロールに、
スプレー法を用い日本アチソン(株)のエムラロン34
5ESDとエムラロン345Eを3:1の割合比で混合
してなるコーティング剤を厚み25μmにコーティング
して、100℃で35分加熱硬化させる。
【0052】(実施例4の帯電ロール)実施例4の帯電
ロールCR(図2A参照)は、図2Aの絶縁性発泡層2
の代わりに絶縁性弾性層2が設けられている。すなわ
ち、実施例4の帯電ロールの弾性層は、絶縁性弾性層2
上に半導電性弾性層3が形成された2層構造である。軸
芯(芯金)と所定の内径(φ25mm)の金型にポリエ
ーテル系ウレタン樹脂を注入、加硫して、軸芯(芯金)
にロール硬度40度(アスカC)のφ25mmのウレタ
ンロールを得る。当該絶縁性弾性層2の外径をφ13m
mに研磨して、これを所定の内径(φ20mm)の金型
に入れて、弾性層表面と金型内側との間にカーボンブラ
ックを分散したポリエーテル系ウレタン材料を注型加熱
して、弾性層の外周にチューブ形状にポリエーテル系ウ
レタンの表面層を形成して、外周φ14mmの2層構成
ウレタンロールを製造する。上記、製造方法によって得
られた、絶縁性弾性層(下地弾性層)2上に厚さ0.5
mmの半導電性弾性層3を形成し、2層構成ウレタンロ
ールを構成する。前記半導電性弾性層3表面にスプレー
法を用い、日本アチソン(株)のエムラロン345ES
Dとエムラロン345Eを3:1の割合比で混合してな
るコーティング剤を厚み25μmにコーティングして、
100℃で35分加熱硬化させる。
【0053】(帯電ロールの比較例1)この比較例1の
帯電ロールの弾性層は、半導電性発泡層12の1層構造
であり、図2Bに示すように、軸体11上に半導電性発
泡層12が形成され、その表面はコーティング層14に
より被覆されている。半導電性発泡層12は、原材料と
して、EPDMゴム材料(日本合成ゴム製EP33)に
ジアゾ系の発泡剤10部と導電剤としてケッチエンブラ
ック(ライオンアグゾ(株))13部とFTカーボン
(旭カーボン(株))20部を配合、この混練した原材
料を押出成形機によりチューブ形状に押出成形して、加
硫缶をもちいて5.5kg/cm2の蒸気圧で160℃
の温度に加熱して発泡加硫を行い、前記半導電性発泡層
12の外径をφ14mmに研磨する。上記、半導電性発
泡層12にスプレー法を用い、日本アチソン(株)のエ
ムラロン345ESDとエムラロン345Eを3:1の
割合比で混合してなるコーティング剤の厚みを25μm
にコーティングして、100℃で35分加熱硬化させ
る。
【0054】(帯電ロールの比較例2)この比較例2の
帯電ロールの弾性層は、半導電性発泡層22および半導
電性弾性層23の層構造の帯電ロールCRであり、図2
Cに示すように、軸体11上に半導電性発泡層22、半
導電性弾性層23が順次形成され、その表面はコーティ
ング層24により被覆されている。軸芯(芯金)と半導
電性発泡層22(下地発泡層)のポリエーテル系ウレタ
ンに発泡剤と導電剤としてカーボンブラックを配合し
て、発泡加硫して得たスポンジロール硬度15〜20度
(アスカC)のウレタン発泡ロールを得る。前記半導電
性発泡層22の外径をφ11mmに研磨して、これを所
定の内径(φ20mm)の金型にいれて、前記半導電性
発泡層22表面と金型内側との間にカーボンブラックを
分散したポリエーテル系ウレタン材料を注型加熱して、
前記半導電性発泡層22の外周にチューブ形状にポリエ
ーテル系ウレタンの半導電性弾性層(表面層)23を形
成して、外径φ16mmの2層構成ウレタンロールを製
造する。上記、製造方法によって得られた、下地発泡層
のセル径が、200〜1000μmで、表面層厚みが、
1.5mmの2層構成ウレタンロールに、スプレー法を
用い、日本アチソン(株)のエムラロン345ESDと
エムラロン345Eを3:1の割合比で混合してなるコ
ーティング剤を厚み25μmにコーティングして、10
0℃で35分加熱硬化させる。
【0055】図3は前記実施例および比較例の帯電ロー
ルの電流経路を示す図で、図3Aは前記実施例1〜4の
帯電ロールの電流経路を示す図、図3Bは前記比較例の
帯電ロールの電流経路を示す図である。図3Aにおい
て、本発明の実施例1〜4では、帯電電流は帯電ロール
CRの半導電性弾性層3に沿って流れる。すなわち、前
記帯電ロールCRと像担持体PRとが圧接してなる帯電
領域Q0に、像担持体PRから帯電電流i1+i2が流
れ、帯電ロールCRの表面を通って帯電電流i1とi2が
それぞれ電極ロールCTに流れる。これに対し図3Bに
示す比較例の場合は、帯電電流は帯電ロールCRの軸体
11から半導電性弾性層を外表面に向かって半径方向に
流れる。
【0056】すなわち、図3Bの場合は、帯電ロールC
Rと像担持体PRとの接触領域である帯電領域Q0と前
記帯電ロール軸体11との間を流れる帯電電流は、前記
半導電性弾性層を横切って流れる。前記半導電性弾性層
に体積抵抗率のバラツキがある場合、図3Bの帯電電流
は大きく変動し、安定した均一な帯電を行うことが困難
である。これに対し、図3Aでは帯電電流は半導電性弾
性層の全体を流れるので、半導電性弾性層に体積抵抗率
のバラツキがあっても、帯電電流の変動は比較的小さ
い。このため、図3Aの方が安定した均一な帯電を行う
ことができる。
【0057】図4は前記図3に示す実施例1〜4および
比較例1,2における帯電ロールの抵抗値の測定方法の
説明図で、図4Aは実施例1〜4の沿面タイプの帯電ロ
ールの抵抗値測定方法の説明図、図4Bは比較例1,2
の通常の帯電ロールの抵抗値測定方法の説明図である。
図4Aにおいて、帯電ロールCRを直径28mmの金属
ロールに食い込み量0.5mmで押し付けて、更に、直
径14mmの金属ロールを食い込み量0.5mmで押し
付けて、直径14mmの金属ロールと直径28mmの金
属ロールの間に印加電圧V:1000Vを印加して、1
0秒後の電流値Iを読み取り、次式(2)により計算す
る。 R=V/I ……………………………………………………………………(2) ただし、V:印加電圧(V),I:電流(A),図4B
において、帯電ロールCRを直径28mmの金属ロール
に食い込み量0.5mmで押し付けて、帯電ロールCR
の金属シャフトと直径28mmの金属ロールの間に印加
電圧V:1000Vを印加して、10秒後の電流値Iを
読み取り、前式(2)により計算する。
【0058】実施例1〜4および比較例1,2の帯電ロ
ールの抵抗値、ロール硬度、ロール1回転での抵抗バラ
ツキ、騒音のレベルを表1に示す。
【表1】
【0059】また、ロール1回転での抵抗バラツキは、
図4の計測方法により、ロールを10rpmの速度で回
転させながら電流値Iを計測し、電流値Iの最大値と最
小値をもとめ、前式(2)により抵抗値の最大値(lo
gΩ最大値)と最小値(logΩ最小値)を求め、ロー
ル1回転での抵抗バラツキ=logΩ最大値−logΩ
最小値とした。
【0060】図5は騒音測定方法の説明図である。図5
において、騒音レベルは、像担持体PRと帯電ロールC
Rが接する帯電領域Q0より30mm離れた位置(図5
参照)に騒音計を計測した。なお、計測時の交流バイア
スは、250Hz,1.5KVp−p、直流電圧は、−
350V(電流−400μA)である。
【0061】表1から分かるように、前記各実施例1〜
4では、比較例1,2に比べて抵抗値のバラツキが小さ
く、且つ騒音レベルが小さいことが分かる。
【0062】
【発明の効果】前述の本発明の帯電装置および帯電ロー
ルは、下記の効果を奏することができる。 (E01)軸芯とこの軸芯の周囲に固着された絶縁性発泡
層と前記発泡体層の外周に導電剤を分散した弾性層を形
成する帯電ロールを用い像担持体と対向する位置に電極
を配置することによって、安定してニップを形成するこ
とができ、像担持体を安定して帯電させ、かつ、交流電
界によって像担持体が振動して発生する音を抑制でき、
帯電時に像担持体材を汚染することなく、像担持体材と
の圧接によるロールの変形にともなって、表面層にクラ
ックが発生することがなく、かつトナーの汚染の少な
い、安定的に高画質を得ることのできる帯電装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の帯電ロールの実施例を用いた
画像形成装置の全体説明図である。
【図2】 図2は前記図1の画像形成装置で使用される
帯電ロールの実施例および帯電ロールの比較例の説明図
で、図2Aは実施例の帯電ロールの構成を示す図、図2
Bは比較例1の帯電ロールを示す図、図2Cは比較例2
の帯電ロールを示す図である。
【図3】 図3は前記実施例および比較例の帯電ロール
の電流経路を示す図で、図3Aは前記実施例1〜4の帯
電ロールの電流経路を示す図、図3Bは前記比較例の帯
電ロールの電流経路を示す図である。
【図4】 図4は前記図3に示す実施例1〜4および比
較例1,2における帯電ロールの抵抗値の測定方法の説
明図で、図4Aは実施例1〜4の沿面タイプの帯電ロー
ルの抵抗値測定方法の説明図、図4Bは比較例1,2の
通常の帯電ロールの抵抗値測定方法の説明図である。
【図5】 図5は騒音測定方法の説明図である。
【図6】 図6は従来の帯電ロールの説明図である。
【図7】 表面エネルギーの尺度となる接触角を示す試
験片平面と水滴との断面図である。
【符号の説明】
1…軸体、2…絶縁性弾性層,絶縁性発泡層、3…半導
電性弾性層、4…コーティング層、CR…帯電ロール、
PR…像担持体、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05 DD03 EE11 3J103 AA02 AA15 AA21 AA51 BA31 BA36 EA08 EA11 EA20 FA02 FA04 FA09 FA10 FA12 GA02 GA57 GA58 HA02 HA03 HA04 HA11 HA12 HA18 HA20 HA41 HA48

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体の外周上に絶縁性弾性層を設け、前
    記絶縁性弾性層の外周上に、半導電性弾性層が形成され
    た帯電ロールと、帯電ロールの表面に接触する電極部材
    とから構成されることを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 軸体の外周上に絶縁性弾性層を設け、前
    記絶縁性弾性層の外周上に、半導電性弾性層が形成され
    た帯電ロールと、帯電ロールの表面に接触する電極部材
    とから構成され、電極部材が、帯電ロールを介して、像
    担持体と対向する位置にあることを特徴とする帯電装
    置。
  3. 【請求項3】 軸体の外周上に絶縁性弾性層を設け、前
    記絶縁性弾性層の外周上に、薄肉の半導電性弾性層を設
    け、前記半導電性弾性層の平面に水滴を滴下した場合の
    水滴と前記平面との接触角が90° 以上の前記半導電
    性弾性層で形成された帯電ロール。
  4. 【請求項4】 軸体の外周上に絶縁性弾性層を設け、前
    記絶縁性弾性層の外周上に、薄肉の半導電性弾性層を設
    け、前記半導電性弾性層の外周上に導電剤分散の弾性を
    有するゴム変性のフッ素樹脂層を形成した帯電ロール。
  5. 【請求項5】 軸体の外周上に絶縁性弾性層を設け、前
    記絶縁性弾性層の外周上に、厚み0.5mm〜1.5mm
    の半導電性弾性層を設け、前記半導電性弾性層の外周上
    に導電剤分散のウレタン変性のフッ素樹脂層を形成した
    帯電ロール。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかの帯電ロー
    ルにおいて、前記絶縁性弾性層が絶縁性発泡層により形
    成された帯電ロール。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の帯電ロールにおいて、絶
    縁性弾性層は、セル径50〜300μmの発泡EPDM
    系材料の絶縁性発泡層からなり、半導電性弾性層は、厚
    み0.5mm〜1.5mmのカーボンブラック分散EPD
    M系材料からなり、表面層がカーボンブラック分散のウ
    レタン変性のフッ素樹脂により形成されたことを特徴と
    する帯電ロール。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の帯電ロールにおいて、絶
    縁性弾性層は、セル径50〜1000μmのカーボンブ
    ラック分散発泡ウレタン材料の絶縁性発泡層からなり、
    半導電性弾性層は、厚み0.5mm〜1.5mmのカーボ
    ンブラック分散ウレタン材料からなり、表面層がカーボ
    ンブラック分散のウレタン変性のフッ素樹脂により形成
    されたことを特徴とする帯電ロール。
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