JP5297698B2 - 一次転写ローラ - Google Patents
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Description
芯金と、前記芯金の外周面上に発泡ゴム弾性層と、を有する一次転写ローラであって、
前記発泡ゴム弾性層は、ゴム成分としてエピクロロヒドリン系ゴム及びアクリロニトリルブタジエンゴムを含有し、前記ゴム成分は100質量%中60質量%を超えるエピクロロヒドリン系ゴムを含有し、アスカーC硬度が10°以上25°以下であり、
前記一次転写ローラの隙間量は10μm以下であることを特徴とする一次転写ローラに関する。
(測定方法)
(1)図3に示すように、一次転写ローラを、φ30mm以上100mm以下のSUSドラムへ、端部荷重F=1.47(N)以下(一次転写ローラの両端部へ負荷される総荷重2F=2.94(N)以下)で当接させる。
(2)次に、SUSドラムを、一次転写ローラが1秒間に1回転以下で回転できるような速度で回転させる。このようにSUSドラムと一次転写ローラを回転させながら、一次転写ローラとSUSドラムの当接部に対して、背面より光源からの光を照射する。
(3)一次転写ローラとSUSドラムの当接部からの透過光をCCDカメラで検知し、長さ方向10分割、円周方向36分割の、計360の領域に分けて、各領域の隙間量を測定する。そして、計360個測定した隙間量のうち、最大値を「一次転写ローラの隙間量」とする。
発泡ゴム弾性層は、ゴム成分100質量%中60質量%を超えるエピクロロヒドリン系ゴムを含有する。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「エピクロロヒドリン系ゴム」とは、下記式(I)で表わされるように、主鎖がエーテル結合からなる重合体を表わす。
上記Xは好ましくは、CH2Cl、H、又はCH2−O−CH2−CH=CH2であるのが良い。
(1)エピクロロヒドリン/エチレンオキサイド/アリルグリシジルエーテルの三元共重合体、
(2)プロピレンオキサイド/エチレンオキサイド/アリルグリシジルエーテルの三元共重合体。
すなわち、エピクロロヒドリン系ゴムは上記(1)の共重合体、上記(2)の共重合体、又は上記(1)と(2)の共重合体の混合物であることが好ましい。これらのエピクロロヒドリン系ゴムとして、これらの共重合体を用いることによって、一次転写ローラは発泡ゴム弾性層を介して転写ベルトと良好なニップ幅を保つことができ、優れた転写性を有することができる。
なお、各画像形成部41〜44における画像形成過程は、現像剤の種類が異なる以外は基本的に同じであるため、以下では、一つの画像形成部における画像形成過程を説明する。まず、矢印の方向に所定の速度で回転している電子写真感光体1を、帯電ローラ2によって帯電させる。なお、この帯電ローラ2による帯電方法は直流電圧の印加のみでもよいし、直流電圧に交番電圧を重畳して印加しても良い。このようにして帯電された電子写真感光体1は回転しつつ、画像情報書込みビーム3の照射位置で、各トナーの色に応じて形成された画像情報が付与された画像情報書込みビームを照射される。この結果、電子写真感光体1の表面には、画像情報に応じた静電潜像が形成される。次いで、電子写真感光体1の回転に伴い、この静電潜像は現像装置4の位置に来た際、現像装置4からカラートナーが供給されて、電子写真感光体1の表面上でトナー像(可視画像)となる。
・アクリロニトリルブタジエンゴム
[結合アクリロニトリル量18質量%、商品名:NipolDN401LL、日本ゼオン(株)社製]]
・エピクロルヒドリン系ゴム(以下の2種類の材料の混合物)
[エチレンオキサイド含量73モル%、商品名:EPION 301、ダイソー(株)社製]
[プロピレンオキサイド/エチレンオキサイド/アリルグリシジルエーテル共重合体、共重合体のモル比率=87:1:12、商品名:ゼオスパン8010、日本ゼオン(株)社製]
・加硫剤
[硫黄(S)、商品名:サルファックスPMC、鶴見化学工業(株)社製
・加硫促進剤(以下の2種類)
[ジベンゾチアジルジスルフィド(DM)、商品名:ノクセラーDM、大内新興化学工業(株)社製]]
[テトラエチルチウラムジスルフィド(TET);商品名 ノクセラーTET 大内新興化学工業(株)社製]
・加硫促進助剤
[酸化亜鉛、商品名:亜鉛華2種、ハクスイテック(株)社製]
・助剤
[ステアリン酸、商品名:ルナックS20、花王株式会社製]
・充填剤
[カーボンブラック、商品名:旭#15、旭カーボン株式会社製]
・発泡剤
[p,p’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)、商品名:ネオセルボンN#1000S、永和化成(株)社製]。
各実施例、比較例の発泡ゴム弾性層材料の組成を下記表1及び2に示す。
一次転写ローラの芯金に対して、一方の端部につき4.9Nの荷重が、両端部に負荷されるようにして、外径30mmのアルミニウム製のドラムに圧着させた。次に、一次転写ローラを30rpmで回転させた状態で、芯金とアルミドラムとの間に50Vの電圧を印加して(内部抵抗1kΩ)、23℃/55%RH(N/N)環境下で電圧値を測定した。そして、オームの法則により、一次転写ローラの抵抗値を算出した。
一次転写ローラの発泡ゴム弾性層の外周面に対して、アスカーC硬度計を500gの荷重でゆっくり押し当てた後、5秒後の数値を測定した(測定方法は、JIS K 6253に準じた)。
(1)図3に示すように、一次転写ローラを、φ30mm以上100mm以下のSUSドラムへ、端部荷重F=1.47(N)以下(一次転写ローラへ負荷される総荷重2F=2.94(N)以下)で当接させる。
(2)次に、SUSドラムを、一次転写ローラが1秒間に1回転以下で回転できるような速度で回転させる。このようにSUSドラムと一次転写ローラを回転させながら、一次転写ローラとSUSドラムの当接部に、背面より光源から光を照射する。
(3)一次転写ローラとSUSドラムの当接部からの透過光をCCDカメラで検知し、長さ方向10分割、円周方向36分割で、計360の領域に分けて、各領域の隙間量を測定する。そして、計360個、測定した隙間量のうち、最大値を「一次転写ローラの隙間量」とする。
φ14mm、長さ226mmに成形、研磨した一次転写ローラを、カラーレーザープリンター(カラーレーザージェット4700dn、ヒューレット・パッカード社製)内にセットした。次に、L/L環境下(15.0℃/10%RH)で、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの何れか単色のベタ画像を印刷し、色ムラ・色抜けがないものを「○」、色ムラ・色抜けがあるものを「×」として評価した。
各実施例及び比較例における上記物性値の評価結果を表3及び4に示す。
2 帯電ローラ
2a 帯電ローラ用電源
3 書き込みビーム
4 現像装置
5 中間転写ベルト
6 一次転写ローラ
6a 一次転写ローラ用電源
7 クリーニング部材
8 駆動ローラ
9 テンションローラ
10 従動ローラ
11 二次転写ローラ
11a 二次転写ローラ用電源
41〜44 画像形成部
61 導電性芯材
62 導電性弾性体層
P 転写材
Claims (3)
- 芯金と、前記芯金の外周面上に発泡ゴム弾性層と、を有する一次転写ローラであって、
前記発泡ゴム弾性層は、ゴム成分としてエピクロロヒドリン系ゴム及びアクリロニトリルブタジエンゴムを含有し、前記ゴム成分は100質量%中60質量%を超えるエピクロロヒドリン系ゴムを含有し、アスカーC硬度が10°以上25°以下であり、
前記一次転写ローラの隙間量は10μm以下であることを特徴とする一次転写ローラ。 - 前記エピクロロヒドリン系ゴムは、下記(1)及び(2)の共重合体の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の一次転写ローラ。
(1)エピクロロヒドリン/エチレンオキサイド/アリルグリシジルエーテルの三元共重合体、
(2)プロピレンオキサイド/エチレンオキサイド/アリルグリシジルエーテルの三元共重合体。 - 前記一次転写ローラは、抵抗値をR[Ω](23.0℃、55%RH環境下)としたときのLogRが、5.6以上7.0以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の一次転写ローラ。
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