JP2016031435A - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Junichi Terai
純一 寺井
小川 禎史
Sadafumi Ogawa
禎史 小川
馬淵 裕之
Hiroyuki Mabuchi
裕之 馬淵
幸雄 乙▲め▼
Yukio Otome
幸雄 乙▲め▼
菊地 裕
Yutaka Kikuchi
裕 菊地
彰 藤森
Akira Fujimori
彰 藤森
啓明 岡本
Hiroaki Okamoto
啓明 岡本
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Abstract

【課題】多段現像方式に用いられる現像剤担持体の現像スリーブとしてDAスリーブを用いた場合であっても画像濃度ムラの発生を防止することが可能な現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像スリーブ132を有しそれぞれ近接対向配置された複数の現像剤担持体99,115を備え、現像スリーブ132の外表面に平面視で互いに重ならないように間隔を開けて規則的または不規則的に複数設けられた凹み139を有し、凹み139は現像スリーブ132の軸心に対して傾斜して形成され、互いに隣接する現像剤担持体99,115の近接対向部において、凹み139の傾斜方向が互いに逆向きとなるようにそれぞれ形成されている現像装置113。【選択図】図27

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の電子写真式画像形成装置に関し、詳しくは現像装置の構成に関する。
画像形成装置の現像装置として、潜像担持体に対向配置された複数の現像剤担持体表面に担持した2成分現像剤により、潜像担持体の表面に形成された静電潜像に対して重複した現像処理を行うものが知られている。このように同一の静電潜像に対して複数の現像剤担持体により現像処理を段階的に行う現像方式は「多段現像方式」と呼ばれ、特にプロセス線速が速い高速の画像形成装置に多く採用されている。なお、多段現像方式とは、2段階以上で現像処理を行うものである。
多段現像方式を採用する現像装置は、複数の現像剤担持体が潜像担持体に対向するように潜像担持体表面移動方向に沿って配置されている。現像装置には現像処理により消費される分のトナーが適宜補給され、その補給トナーと攪拌及び混合された現像剤が第1現像剤担持体の表面上に供給される。第1現像剤担持体上に担持された現像剤は、第1現像剤担持体の回転に伴って第1現像剤担持体の表面移動方向へ搬送され、第1現像剤担持体の表面と現像剤規制部材との間の規制ギャップを通過することで適量に規制される。
その後、現像剤は潜像担持体と対向する第1現像領域へと搬送され、第1現像領域を通過する際に第1現像剤担持体上の現像剤により潜像担持体表面上の静電潜像が現像される。第1現像領域を通過した第1現像剤担持体上の現像剤は、第2現像剤担持体の内部に配置された受け渡し磁極と対向する位置まで搬送されると、その一部または全てが第2現像剤担持体の表面に移動して担持される。このようにして第2現像剤担持体に担持された現像剤は、潜像担持体と対向する第2現像領域へと搬送され、第2現像領域を通過する際に再び潜像担持体表面上の静電潜像を現像する。その後、第2現像領域を通過した第2現像剤担持体上の現像剤は、第2現像剤担持体から離脱して現像装置内に戻される。
現像剤担持体の現像スリーブに現像剤を担持してこの現像剤を潜像担持体に確実に搬送するため、現像剤の搬送力を向上させるべく現像剤担持体の表面を凹凸状に加工する技術が知られている。凹凸状の表面処理としては、サンドブラスト加工が一般的である。サンドブラスト加工が施される現像スリーブは、コストの低減及び加工精度の向上を図るためにアルミニウム合金で構成されることが多い。アルミニウム合金で構成された現像スリーブの外表面にサンドブラスト加工を施す場合には、例えば高温で現像スリーブ状に押し出されたアルミ管に冷間で砥粒を吹き付けて表面に凹凸を形成する。このようにサンドブラスト加工を施した現像スリーブでは、高速で回転しても現像剤が凹凸に引っ掛かりスリップの発生が防止される。
しかし上述の構成では、その外表面に形成された凹凸が非常に細かいので現像剤等によりこの凹凸が徐々に削られ、そのためサンドブラスト加工された現像スリーブは画像形成枚数が増加するに従い経年変化により凹凸が削られて平滑になってしまう。従って、サンドブラスト加工が施された現像スリーブは、徐々に現像剤の搬送量が減少して形成した画像が徐々に薄くなってしまうという問題点がある。
一方、現像スリーブの外表面に、平面視で円形または楕円形状の凹みが、現像スリーブの長手方向に対して若干傾き互いに重ならないように間隔を開けた状態で規則的または不規則に多数形成されたものが知られている。
現像剤の搬送能力を向上させるべく当該スリーブを採用すれば、外表面に従来のサンドブラスト加工により形成されるような凸部はなく、凹みはより大きな凹みとなるように形成されているので経年変化によっても凹みが摩耗しにくく、現像剤の搬送量低下を継続的に抑制することが可能となる。このようなスリーブを用いた画像形成装置が知られている(例えば「特許文献1」参照)。
しかし、多段現像方式に用いられる現像剤担持体の現像スリーブとして上述したスリーブを用いると、上流側現像剤担持体の凹みと下流側現像剤担持体の凹みとが干渉し、下流側現像剤担持体の現像剤汲み上げ量にムラが発生して画像濃度ムラが発生してしまうという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、多段現像方式に用いられる現像剤担持体の現像スリーブとして上記スリーブを用いた場合であっても画像濃度ムラの発生を防止することが可能な現像装置及びこれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、内包するマグネットローラの磁力により外表面に現像剤を吸着する現像スリーブを有し、それぞれ近接対向配置された複数の現像剤担持体を備え、前記現像スリーブの外表面に、平面視で互いに重ならないように間隔を開けて規則的または不規則的に複数設けられた凹みを有し、前記凹みは前記現像スリーブの前記軸心に対して傾斜して形成され、互いに隣接する前記現像剤担持体の近接対向部において、前記凹みの傾斜方向が互いに逆向きとなるようにそれぞれ形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、各現像剤担持体に形成された凹みが互いに干渉し、下流側の現像剤担持体の現像剤汲み上げ量にムラが生じて画像濃度ムラが発生するという不具合の発生を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態を採用したプロセスカートリッジの断面図である。 本発明の一実施形態を採用した現像装置の断面図である。 本発明の一実施形態に用いられる第1現像ローラを示す概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる現像スリーブの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる現像スリーブの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる表面処理装置及び切削工具を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みの他の例を説明する概略図である。 本発明の一実施形態の他の例に用いられる切削工具を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みの他の例を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みの他の例を説明する概略図である。 本発明品の凹みの深さと長さとの関係を示す説明図である。 本発明品の凹みの深さと容積との関係を示す説明図である。 本発明品と比較例品の凹みの深さと100mm当たりの凹みの総容積との関係を示す説明図である。 本発明品1及び2、比較例品1及び2の現像ローラとドクタブレードとの間隔と現像剤の搬送量との関係を示す説明図である。 本発明の一実施形態の変形例に用いられる現像スリーブを説明する概略図である。 本発明の一実施形態の変形例に用いられる現像スリーブを説明する概略図である。 本発明の一実施形態の変形例に用いられる現像スリーブを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる各現像ローラを示す概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みが規則的に配置されている例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みが規則的に配置されている他の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みが不規則的に配置されている例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に用いられる凹みが不規則的に配置されている他の例を示す説明図である。 図22における矢印方向に第1現像ローラの現像スリーブを擬似的に透過して第2現像ローラの現像スリーブを投影した概略図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。図1において画像形成装置101は、イエロ(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を1枚の転写材としての記録紙107(図1に示す)に形成する。なお、イエロ、マゼンダ、シアン、ブラックの各色に対応するユニット等を、以下は符号の末尾にそれぞれY,M,C,Kを付けて示す。
画像形成装置101は、図1に示すように、装置本体102、給紙ユニット103、レジストローラ対110、転写ユニット104、定着ユニット105、レーザ書込ユニット122Y,122M,122C,122Kを備えている。また画像形成装置101は、プロセスカートリッジ106Y,106M,106C,106Kを少なくとも備えている。
箱状に形成されフロア等に設置される装置本体102は、給紙ユニット103、レジストローラ対110、転写ユニット104、定着ユニット105、各レーザ書込ユニット122、各プロセスカートリッジ106を収容している。
給紙ユニット103は、装置本体102の下部に複数設けられている。給紙ユニット103は、記録紙107を重ねて収容すると共に装置本体102に着脱自在な給紙カセット123と、給紙ローラ124とを備えている。給紙ローラ124は、給紙カセット123内の最上位の記録紙107に圧接している。給紙ローラ124は、最上位の記録紙107を、転写ユニット104の後述する搬送ベルト129と、各プロセスカートリッジ106が有する後述する潜像担持体である感光体ドラム108との間に送り出す。
レジストローラ対110は、給紙ユニット103から転写ユニット104に搬送される記録紙107の搬送経路上に設けられており、一対のローラ110a,110bを備えている。レジストローラ対110は、各ローラ110a,110b間に記録紙107を挟み込み、挟み込んだ記録紙107を後述するトナー像と合致するタイミングで転写ユニット104と各プロセスカートリッジ106との間に送り出す。
給紙ユニット103の上方に設けられた転写ユニット104は、駆動ローラ127、従動ローラ128、搬送ベルト129、転写ローラ130Y,130M,130C,130Kを備えている。駆動ローラ127は画像転写位置よりも記録紙107の搬送方向下流側に配置されており、駆動源としてのモータ等によって回転駆動される。従動ローラ128は装置本体102に回転自在に支持されており、画像転写位置よりも記録紙107の搬送方向上流側に配置されている。搬送ベルト129は無端環状に形成されており、駆動ローラ127と従動ローラ128との双方に掛け渡されている。搬送ベルト129は、駆動ローラ127が回転駆動されることで、前述した駆動ローラ127と従動ローラ128との回りを図中反時計回り方向に走行する。
各転写ローラ130は、それぞれ各感光体ドラム108との間に搬送ベルト129と該搬送ベルト129上の記録紙107とを挟む。転写ユニット104は、給紙ユニット103から送り出された記録紙107を各転写ローラ130が各感光体ドラム108の外表面に押圧して、各感光体ドラム108上に形成されたトナー像を記録紙107に転写する。転写ユニット104は、トナー像が転写された記録紙107を定着ユニット105に向けて送り出す。
定着ユニット105は転写ユニット104よりも記録紙107の搬送方向下流側に設けられ、互いの間に記録紙107を挟む一対のローラ105a,105bを備えている。定着ユニット105は、各ローラ105a,105b間に転写ユニット104から送り出された記録紙107を押圧挟持して加熱することで、感光体ドラム108から記録紙107上に転写されたトナー像を記録紙107上に定着させる。
装置本体102の上部に取り付けられた各レーザ書き込みユニット122は、それぞれ各プロセスカートリッジ106に対応して設けられている。各レーザ書き込みユニット122は、各プロセスカートリッジ106が有する後述の帯電ローラ109によって一様に帯電された感光体ドラム108の外表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。
各プロセスカートリッジ106は、それぞれ転写ユニット104と各レーザ書込ユニット122との間に、装置本体102に対して着脱自在に設けられている。各プロセスカートリッジ106は、記録紙107の搬送方向に沿って互いに並設されている。
各プロセスカートリッジ106は、図2に示すように、カートリッジケース111、帯電装置としての帯電ローラ109、感光体ドラム108、クリーニング装置112、現像装置113、除電装置98を備えている。これにより画像形成装置101は、帯電ローラ109、感光体ドラム108、クリーニング装置112、現像装置113、除電装置98を少なくとも備えている。
カートリッジケース111は装置本体102に着脱自在であり、帯電ローラ109、感光体ドラム108、クリーニング装置112、現像装置113、除電装置98を収容している。帯電ローラ109は感光体ドラム108の外表面を一様に帯電する。感光体ドラム108は、現像装置113が有する後述する現像剤担持体としての第1現像ローラ99、第2現像ローラ115とそれぞれ間隔を開けて配設されている。感光体ドラム108は支軸を中心として回転自在な円柱状または円筒状に形成されており、対応するレーザ書込ユニット122によってその外表面上に静電潜像が形成される。感光体ドラム108は、外表面上に形成されて担持する静電潜像をトナーにより現像され、こうして得られたトナー像を搬送ベルト129との間に給送された記録紙107に転写する。クリーニング装置112は、記録紙107にトナー像を転写した後、感光体ドラム108の外表面に残留した転写残トナーを除去する。除電装置98は、感光体ドラム108に残留する電荷を消去してその表面電位を基準電位に復帰させる。
現像装置113は、図2及び図3に示すように、現像剤供給部114、ケース125、第1現像ローラ99、第2現像ローラ115、ドクタブレード116を少なくとも備えている。現像剤供給部114は、収容槽117、攪拌ローラ118、攪拌パドル97を備えている。収容槽117は、感光体ドラム108と長さがほぼ等しい箱状に形成されており、内部に現像剤126を収容する。攪拌パドル97の上方には、ドクタブレード116で掻き落とされた現像剤126が通過するセパレータ120と、セパレータ120を通過した現像剤126を攪拌ローラ118へと搬送する搬送スクリュ121とが配設されている。また、攪拌ローラ118の下方には現像装置113内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサ119が配設され、各現像ローラ99,115の両端部にはサイドシール96(図4参照)が配設されている。
現像剤126はトナーと磁性キャリアとを含んだ2成分現像剤であり、現像剤126は攪拌ローラ118の上方に設けられた補給部95から適宜供給される。トナーは乳化重合法または懸濁重合法により製造された球状の微粒子であり、種々の染料または顔料を混入または分散した合成樹脂で構成される塊を粉砕して得られても、粉砕加工等により形成されてもよい。トナーの平均粒径は3μm以上7μm以下であり、磁性キャリアは20μm以上50μm以下である。攪拌ローラ118は各現像ローラ99,115及び感光体ドラム108と平行に配設されており、軸芯周りに回転することでトナーと磁性キャリアとを攪拌すると共に攪拌した現像剤126を搬送する。攪拌パドル97も各現像ローラ99,115及び感光体ドラム108と平行に配設されており、攪拌ローラ118とは逆方向に回転することで攪拌した現像剤126を各現像ローラ99,115に向けて搬送する。
上述の構成により現像剤供給部114は、補給部95に供給されたトナーまたは現像剤126を磁性キャリアと攪拌しながら攪拌ローラ118によって搬送する。そして現像剤供給部114は、搬送された現像剤126を攪拌パドル97によってさらに攪拌しつつ各現像ローラ99,115に搬送する。
ケース125は箱状に形成され、収容槽117に取り付けられて収容槽117と共に各現像ローラ99,115等を覆う。また、ケース125の感光体ドラム108と相対する部分には、各現像ローラ99,115を臨ませるための開口部が設けられている。
第1現像ローラ99は円柱状に形成され、攪拌パドル97と感光体ドラム108との間であって上述した開口部からその周面の一部を臨ませて配設されている。第1現像ローラ99は感光体ドラム108と平行に設けられ、感光体ドラム108との間に所定の間隔を開けて配設されている。第1現像ローラ99と感光体ドラム108との間の空間は、現像剤126のトナーを感光体ドラム108に吸着させて静電潜像を現像してトナー像を得る現像領域を形成している。第1現像ローラ99の下方には第2現像ローラ115が配設されている。第2現像ローラ115も感光体ドラム108と平行に設けられ、感光体ドラム108との間に所定の間隔を開けて配設されている。
攪拌パドル97から第1現像ローラ99に供給された現像剤126は、感光体ドラム108とは逆方向に回転する第1現像ローラ99によって感光体ドラム108の外周面上に形成された静電潜像に供給される。そして、第1現像ローラ99から感光体ドラム108に供給されずに第1現像ローラ99の外周面上に残存した現像剤126は、その一部が第2現像ローラ115に受け渡される。感光体ドラム108とは逆方向に回転する第2現像ローラ115は、第1現像ローラ99から供給された現像剤126を感光体ドラム108の外周面上に形成された静電潜像に供給する。このような現像ローラを2本有する構成により、感光体ドラム108の回転速度が速い場合であっても、各現像ローラ99,115の回転速度を早めることなく、感光体ドラム108の外周面上に十分な現像剤126を供給することができる。
次に、第1現像ローラ99及び第2現像ローラ115について説明する。両者は、第1現像ローラ99の外径が30mm、第2現像ローラ115の外径が25mmである点を除いて同一の構成であるので、第1現像ローラ99を代表して説明し第2現像ローラ115の説明は省略する。
第1現像ローラ99は、図4に示すように、芯金134、円筒状のマグネットローラ133、円筒状の現像スリーブ132を備えている。芯金134は感光体ドラム108と平行に配設され、ケース125に回転することなく固定されている。マグネットローラ133は、磁性材料で構成されかつ円筒状に形成されていると共に、図示しない複数の固定磁極が取り付けられている。マグネットローラ133は現像スリーブ132内に収容されており、芯金134に軸芯回りに回転することなく固定されている。
複数の固定磁極は長尺で棒状の磁石であり、マグネットローラ133に取り付けられている。各固定磁極はマグネットローラ133の長手方向に沿ってそれぞれ延びており、マグネットローラ133の全長にわたって設けられている。第1現像ローラ99が有する複数の固定磁極のうちの一つは攪拌パドル97と相対して汲み上げ磁極を構成している。この汲み上げ磁極の働きにより、現像スリーブ132すなわち第1現像ローラ99の外表面上に磁気力を生じさせて収容槽117内の現像剤126を現像スリーブ132の外表面に吸着させる。第1現像ローラ99が有する複数の固定磁極のうちの他の一つは感光体ドラム108と相対して現像磁極をなしており、現像スリーブ132の外表面上に磁気力を生じさせて、現像スリーブ132と感光体ドラム108との間に磁界を形成する。この現像磁極の磁界によって磁気ブラシを形成することにより、現像スリーブ132の外表面に吸着された現像剤126のトナーを感光体ドラム108に受け渡すように構成されている。第1現像ローラ99が有する複数の固定磁極のうちのさらに他の一つは、第2現像ローラ115と相対して受け渡し磁極を構成している。この受け渡し磁極の働きにより、第1現像ローラ99から第2現像ローラ115へと現像剤126が受け渡される。
第2現像ローラ115が有する複数の固定磁極のうちの一つは感光体ドラム108と相対して現像磁極をなしており、現像スリーブ132の外表面に吸着された現像剤126のトナーを感光体ドラム108に受け渡す。第2現像ローラ115が有する複数の固定磁極のうちの他の一つは、第1現像ローラ99と相対して受け取り磁極を構成している。この受け取り磁極の働きにより、第1現像ローラ99からの現像剤126が第2現像ローラ115へと受け渡される。
上述した固定磁極は、現像スリーブ132の外表面に現像剤126を吸着させると、固定磁極が生じる磁力線に沿って現像剤126の磁性キャリアを複数重ねさせ、現像スリーブ132の外表面上に磁性キャリアを穂立ちさせる。すると、この穂立ちした磁性キャリアにトナーが吸着する。すなわち現像スリーブ132は、マグネットローラ133の磁力によりその外表面に現像剤126を吸着する。
現像スリーブ132は、図4に示すように、円筒状に形成されている。現像スリーブ132は、マグネットローラ133を内包して、芯金134を中心として回転自在に設けられている。現像スリーブ132の端部にはギヤ94aを有するフランジ94が形成されており、駆動ギヤ93からの回転駆動力により現像スリーブ132は、その内周面が固定磁極に対して順に相対するように回転される。現像スリーブ132は、アルミニウム合金、真鍮、ステンレス鋼(SUS)、導電性の樹脂等の非磁性材料で構成されており、図9(a)に示す表面処理装置1によってその外表面に粗面化処理が施されている。
アルミニウム合金は、加工性、軽さの面で優れている。アルミニウム合金を用いる場合には、A6063、A5056及びA3003を用いることが好ましい。ステンレスを用いる場合には、SUS303、SUS304及びSUS316を用いるのが好ましい。なお図示例では、現像スリーブ132はアルミニウム合金で構成されている。
また、現像スリーブ132の外表面には、図5、図6、図7(a)及び図8に示すように、平面視が楕円形状の凹み139が多数設けられている。この凹み139は、軸心周りに回転される先端部において周方向に間隔を開けて切削刃が設けられた回転工具により切削加工されて形成される。そして、回転工具の軸心と交差する状態に配置された現像スリーブがその軸心周りに回転されながら、回転工具と現像スリーブとがこの現像スリーブの長手方向に相対的に移動されることにより形成されたものである。この加工をDA加工と呼び、DA加工により形成された現像スリーブをDAスリーブと呼ぶ。
凹み139は現像スリーブ132の外表面上に窪みとなるように形成され、互いに重ならないように規則的に多数(複数)配置されている。なお、本発明では、現像スリーブ132の周方向及び長手方向において互いに隣り合う凹み139間の間隔が一定となるように配置されていることを、凹み139が規則的に配置されているという。すなわち、現像スリーブ132の周方向及び長手方向において互いに隣り合う凹み139間の間隔は一定となっている。また本発明では、現像スリーブ132の周方向及び長手方向において互いに隣り合う凹み139間の間隔が一定でないことを、凹み139が不規則的に配置されているという。
規則的に配置されている例として、例えば図5に示すように、凹み139が1列の螺旋状で周方向に同ピッチ(同間隔)で配置されている場合が挙げられる。同様に、図23に示すように、凹み139が2列の螺旋状で1列目と2列目とがそれぞれ円周方向に同ピッチかつ長手方向に整列して配置されている場合が挙げられる。さらに、図24に示すように、凹み139が2列の螺旋状で1列目と2列目とがそれぞれ円周方向に同ピッチかつ各列が長手方向に整列しないように円周方向にずれて配置されている場合等が挙げられる。また、凹み139の配置が3列またはそれ以上の螺旋状の場合も同様である。
不規則的に配置されている例として、例えば図20及び図21に示すように、凹み139の間隔が所定の方向(例えば、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部への方向)に向かって徐々に狭くなるように配置されている場合が挙げられる。また、図25に示すように、凹み139が2列の螺旋状であり1列目と2列目との円周方向のピッチがそれぞれ異なり、かつ各列が長手方向に整列して配置されている場合が挙げられる。さらに、図26に示すように、凹み139が2列の螺旋状であり1列目と2列目との円周方向のピッチがそれぞれ異なり、かつ各列が長手方向に整列しないように円周方向にずれて配置されている場合等が挙げられる。また、凹み139の配置が3列またはそれ以上の螺旋状の場合も同様である。
図22は各現像ローラ99,115の配置を感光体ドラム108側から見た概略図であり、図22における矢印方向に第1現像ローラ99の現像スリーブ132を擬似的に透過して第2現像ローラ115の現像スリーブ132を投影したものが図27である。図27において、第1現像ローラ99に形成された凹み139を黒塗りで、第2現像ローラ115に形成された凹み139を白抜きでそれぞれ表している。各現像ローラ99,115それぞれの凹み139共に、図27に一点鎖線で示す各現像スリーブ132の軸線に対して、その軸線方向の端部同士を結んだ線(半月形の直径を含む)が若干傾斜するように形成されている。そして、各現像ローラ99,135の凹み139はその傾斜方向が互いに同じ向き、すなわち現像スリーブ132の軸線を介して対象形となるようにそれぞれ形成されている。これにより、各現像ローラ99,115に形成された凹み139は、各現像ローラ99,115の近接対向部において凹み139の傾斜方向が互いに逆向きとなるようにそれぞれ形成されている。
さらに凹み139は、図6、図7(a)及び図8に示すように、現像スリーブ132の長手方向に沿って複数並べられて配置されていると共に、周方向において互いに隣り合うもの同士は凹み139の長さの約半分程度位置がずれるように配置されている。さらに凹み139は、図9(a)に示す表面処理装置1により現像スリーブ132の外表面に形成されるため、現像スリーブ132の外表面上に図6中の一点鎖線で示す螺旋上に並べられて配置されている。
また凹み139は、図7(b)に示すように、その幅方向(現像スリーブ132の周方向)の断面形状がV字形状に形成され、図7(c)に示すように、その長手方向(現像スリーブ132の長手方向)の断面形状が円弧状の曲面となるように形成されている。さらに凹み139は、図9(a)に示す表面処理装置1により現像スリーブ132の外表面に形成されるため、図8に示すように、その長手方向が若干弓状に湾曲している。なお本発明では、その長さが幅よりも長く外縁が曲線で形成されていれば、その長手方向において直線形状であっても若干湾曲していても、総称して楕円形状とする。
さらに凹み139は、その長手方向の長さ(長径)が1.0mm以上2.3mm以下であり、幅方向の幅(短径)は0.3mm以上0.7mm以下であると共に、その深さは0.05mm以上0.15mm以下である。さらに凹み139は、現像スリーブ132の外表面100mm当たりに50〜250個程度設けられている。すなわち複数の凹み139は、その総容量が現像スリーブ132の外表面100mm当たり0.5mm以上7.0mm以下となるように形成されている。さらに凹み139は、現像スリーブ132と共に回転する感光体ドラム108の周方向に1mm当たり1.0個以上3.0個以下設けられている。なお、図6、図7(a)及び図8では、図中の左右方向が現像スリーブ132の長手方向である。
一般に凹み139が深いほど現像剤126の搬送性能は向上するが、溝を外表面に設けた従来の現像スリーブと同様に周期的なピッチムラが発生し易くなる。一方、凹み139が浅いほどピッチムラは発生しにくくなるが、現像剤126の搬送性能が低下する。特に近年では、小粒径のトナーや磁性キャリアを用いた画像形成技術の進歩及び近接現像の画像形成技術の進歩等により画像再現性が向上しているため、ピッチムラが発生し易くなっている。そこで、上述した現像スリーブ132では凹み139の深さを浅めに設定し、凹み139の分布密度を増やすことにより現像剤搬送性能の向上とピッチムラ発生防止との両立を図っている。
ドクタブレード116は、現像装置113の感光体ドラム108寄りの端部近傍に設けられている。ドクタブレード116は、第1現像ローラ99の現像スリーブ132の外表面と所定の間隔を開けた状態でケース125に取り付けられている。ドクタブレード116は、所望の厚さを越える現像スリーブ132上の現像剤126を収容槽117内に削ぎ落として、現像領域に搬送される現像スリーブ132上の現像剤126を所望の厚さに形成する。
上述した現像装置113は、現像剤供給部114でトナーと磁性キャリアとを十分に攪拌し、攪拌した現像剤126を固定磁極により現像スリーブ132の外表面に吸着する。そして、現像スリーブ132の回転により複数の固定磁極からの磁力によって吸着した現像剤126を現像領域に向けて搬送し、ドクタブレード116で所望の厚さに形成された現像剤126を感光体ドラム108に吸着させる。このように現像装置113は、現像剤126を現像ローラ99,115にそれぞれ担持して現像領域に搬送し、感光体ドラム108上の静電潜像を顕像化してトナー像を形成する。
そして現像装置113は、現像済みの現像剤126を収容槽117に向けて離脱させる。そして収容槽117内に収容された現像済みの現像剤126は、再度他の現像剤126と十分に攪拌されて感光体ドラム108の現像に用いられる。なお現像装置113は、現像剤供給部114におけるトナー濃度が低下したことをトナー濃度検知センサ119が検知すると、補給部95からトナー及び現像剤を攪拌ローラ118に向けて送り出す。
上述の画像形成装置101は、以下に示すように記録紙107上に画像を形成する。先ず画像形成装置101は、感光体ドラム108を回転してその外表面を一様に帯電ローラ109により−700Vに帯電する。次に、感光体ドラム108の外表面にレーザ光を照射して表面を露光し、画像部分を−150Vに減衰させて感光体ドラム108の外表面に静電潜像を形成する。そして静電潜像が現像領域に到達すると、この静電潜像に−550Vの現像バイアス電圧を印加して現像装置113の各現像スリーブ132の外表面に吸着した現像剤126が感光体ドラム108の外表面に吸着する。これにより感光体ドラム108上の静電潜像が現像され、感光体ドラム108の外表面上にトナー像が形成される。
一方、給紙ローラ124等により給送された記録紙107が各プロセスカートリッジ106の感光体ドラム108と転写ユニット104の搬送ベルト129との間に送り込まれ、感光体ドラム108の外表面上に形成されたトナー像が記録紙107に転写される。転写されたトナー像は、記録紙107が定着ユニット105に送られることにより記録紙107上に定着される。この一連の動作により、画像形成装置101は記録紙107上にフルカラー画像を形成する。また、転写されずに感光体ドラム108上に残ったトナーは、クリーニング装置112によって回収される。残留トナーを除去された感光体ドラム108は除電装置98でその表面電位を初期化され、次回の画像形成プロセスに供される。
画像形成装置101では、環境変動や経時変動による画質の変動を抑えるためにプロセスコントロールを実施している。具体的には、まず現像装置113における現像能力を検出する。これは、例えば現像バイアス電圧を一定にした条件下であるトナーパターンの画像を感光体ドラム108上に形成し、その画像濃度を図示しない光センサで検出して濃度変化から現像能力を把握する。そして、この現像能力が所定の目標現像能力となるようにトナー濃度の目標値を変更することで、画質を一定に保つことができる。例えば、光センサで検出したトナーパターンの画像濃度が目標現像濃度よりも低い場合には、トナー濃度を高くするように図示しない制御手段としてのCPUが攪拌パドル97及び攪拌ローラ118の動作を制御する。一方、光センサで検出したトナーパターンの画像濃度が目標現像濃度よりも高い場合には、トナー濃度を低くするようにCPUが攪拌パドル97及び攪拌ローラ118の動作を制御する。ここで、トナー濃度はトナー濃度検知センサ119で検知される。なお、感光体ドラム108上に形成されるトナーパターンの画像濃度は、現像スリーブ132による画像濃度周期ムラの影響で多少変動することがある。
各現像スリーブ132は、図9(a)に示す表面処理装置1によってその外表面に凹み139がそれぞれ形成される。表面処理装置1は、図9(a)に示すように、ベース3と、保持部4と、回転駆動部としてのモータ2と、移動手段としての工具移動部5と、工具6と、制御手段としての図示しない制御装置とを備えている。平板状に形成されたベース3は工場のフロアやテーブル上等に設置され、その上面は水平方向と平行に保たれている。ベース3は、その平面形状が矩形状となるように形成されている。
保持部4は、固定保持部7とスライド保持部8とを備えている。固定保持部7は、ベース3の長手方向の一端部から立設した固定柱9と、固定柱9の上端部に設けられた回転チャック10とを備えている。厚手の円板状に形成された回転チャック10は、固定柱9の上端部に回転自在に支持されている。回転チャック10の回転中心はベース3の上面と平行に配置されており、そこには円柱状のチャックピン11が立設している。チャックピン11は回転チャック10の回転中心軸と同軸上に配置されている。
スライド保持部8は、スライダ12、スライド柱13、スライド柱13の上端部に設けられたモータ2、モータ2の一端側に設けられた回転チャック14を備えている。スライダ12は、ベース3の表面すなわち回転チャック10及びチャックピン11の軸芯に沿ってスライド自在に設けられている。またスライダ12は、回転チャック10及びチャックピン11の軸芯方向の位置が適宜固定される構成となっている。
スライド柱13はスライダ12上に立設している。回転チャック14は厚手の円板状に形成され、スライド柱13の上端部に取り付けられたモータ2の出力軸に取り付けられている。回転チャック14の回転中心は、回転チャック10及びチャックピン11と同軸となるように構成されている。回転チャック14の中心部には、円柱状のチャックピン15が立設している。チャックピン15は回転チャック14の回転中心軸と同軸上に配置されている。
上述の構成において、スライド保持部8が固定保持部7から離れた状態で各チャックピン11,15間に凹み139が形成される前の現像スリーブ132が挿入され、その後スライド保持部8が固定保持部7に近付けられる。そして、各チャックピン11,15の先端が現像スリーブ132の端部内にそれぞれ進入して、各チャックピン11,15間に現像スリーブ132を挟んだ状態でスライダ12が固定される。これにより保持部4は、各チャックピン11,15間に現像スリーブ132を挟んだ状態で現像スリーブ132を回転自在に保持する。
モータ2はスライド柱13の上端部に取り付けられており、回転チャック14をその中心軸線周りに回転駆動する。モータ2は、回転チャック14を回転駆動することで各チャックピン11,15間に挟持された現像スリーブ132を回転させる。
工具移動部5は、リニアガイド16と図示しない移動用アクチュエータとを備えている。リニアガイド16は、レール17とスライダ18とを有しており、レール17はベース3上に設置されている。レール17は直線状に形成されていると共に、その長手方向がベース3の長手方向、各チャックピン11,15の軸心、各チャックピン11,15間に挟持された現像スリーブ132の軸芯とそれぞれ平行となるように配置されている。スライダ18は、レール17にその長手方向に沿って移動自在に支持されている。図示しない移動用アクチュエータは、ベース3に取り付けられていると共に、スライダ18をレール17の長手方向にスライド移動させる。
工具6は、工具本体19、工具回転部としての工具回転用モータ20、回転工具としてのエンドミル21を備えている。工具本体19はスライダ18から立設した柱状に形成されている。工具回転用モータ20は、工具本体19の上端部に取り付けられている。工具回転用モータ20は、図9(b)に示すように、その出力軸22が工具本体19の上端部から各チャックピン11,15間に挟持された現像スリーブ132に向かって突出した状態となるように配置されている。出力軸22は、その軸芯がベース3の表面と平行かつ各チャックピン11,15間に挟持された現像スリーブ132の軸芯と交差(図示例では直交)するように配置されている。
エンドミル21は、全体として円柱状に形成され、出力軸22の先端部に取り付けられている。これによりエンドミル21は、その軸芯がベース3の表面と平行かつ各チャックピン11,15間に挟持された現像スリーブ132の軸芯と交差(図示例では直交)するように配置されている。またエンドミル21は、工具本体19の上端部から各チャックピン11,15間に挟持された現像スリーブ132に向かって突出するように配置されている。
エンドミル21は、図9(c)に示すように、円柱状の本体部23と二つの切削刃24とを備えている。本体部23は工具本体19に取り付けられ、切削刃24は本体部23の現像スリーブ132寄りの先端部に、周方向に間隔を開けて設けられている。切削刃24は、図9(d)に示すように、本体部23の先端部の外縁よりもエンドミル21の外周方向に突出して設けられており、螺旋状に延在して形成されている。また本実施形態では、エンドミル21の切削刃24の先端の外縁25の断面は、図9(c)に示すように、鋭角をなすように形成されている。上述した工具6は、工具回転用モータ20がエンドミル21をその軸芯回りに回転することで、現像スリーブ132の外表面に凹み139を形成する。
制御装置は、周知のRAM、ROM、CPU等を備えたコンピュータである。制御装置は、モータ2と、工具移動部5の移動用アクチュエータと、工具6の工具回転用モータ20等と接続しており、これらの動作を制御して表面処理装置1全体の制御を行う。制御装置は、現像スリーブ132の外表面に凹み139を多数形成する際には、モータ2で現像スリーブ132をその軸芯回りに回転させ、工具回転用モータ20でエンドミル21を回転させる。そして制御装置は、移動用アクチュエータにより工具6を現像スリーブ132の長手方向に移動させる。これにより、切削刃24がエンドミル21の回転に伴い断続的に現像スリーブ132の外表面に切削加工を施し、現像スリーブ132の外表面上に凹み139が多数形成される。
このとき、外縁25の曲率半径により現像スリーブ132の長手方向における凹み139の円弧の曲率半径が、切削刃24の切り込み量により凹み139の深さがそれぞれ定まる。また、工具6の移動速度により現像スリーブ132の長手方向における凹み139の間隔が定まる。ここで、現像スリーブ132外表面の周方向に設ける凹み139の数をn、モータ2の回転数すなわち現像スリーブ132の回転数をN1、エンドミル21の切削刃24の数をm、エンドミル21の回転数をN2とする。そして制御装置は、下式を満たすように、モータ2、工具移動部5の移動用アクチュエータ、工具回転用モータ20の動作をそれぞれ制御する。
N2=N1×〔m/[(n/2)−0.5]〕・・・式1
制御装置は、これらの各要件を適宜変更することで、凹み139の大きさや密度を任意に変更して現像スリーブ132の外表面を加工することができる。さらに制御装置には、キーボード等の各種入力装置やディスプレイ等の各種表示装置が接続されている。
次に、表面処理装置1を用いて現像スリーブ132の外表面に切削加工を施し、現像スリーブ132を製造する工程を以下に説明する。先ず、制御装置に入力装置から現像スリーブ132の品番等を入力する。そして、制御装置がエンドミル21を加工開始位置、すなわち現像スリーブ132の一方の端部に位置させた後、凹み139が形成される前の現像スリーブ132を保持部4に保持する。このとき、現像スリーブ132と各チャックピン11,15とが同軸上に位置する。
そして、入力装置から作業開始命令を入力すると、上式に基づいて、制御装置がモータ2、工具移動部5の移動用アクチュエータ、工具回転用モータ20を駆動する。すると、軸芯回りに回転するエンドミル21の切削刃24が断続的に現像スリーブ132の外表面に切削加工を施すことで凹み139が形成される。すなわち凹み139は、軸芯回りに回転される回転工具6によって、現像スリーブ132の外表面に切削加工が施されることにより形成される。
また、モータ2と工具移動部5の移動用アクチュエータと工具回転用モータ20とが同時に駆動することにより、凹み139が工具6による切削加工により現像スリーブ132の外表面に形成される。このとき、エンドミル21と交差(図示例では直交)する状態に配置された現像スリーブ132が回転されつつ、エンドミル21と現像スリーブ132とが現像スリーブ132の長手方向に相対的に移動されて凹み139が形成される。
エンドミル21が現像スリーブ132の加工終了位置である現像スリーブ132の他方の端部に位置して切削加工が終了すると、モータ2と工具移動部5の移動用アクチュエータと工具回転用モータ20とがそれぞれ回転を停止する。そして、スライド保持部8を固定保持部7から離間させ、各チャックピン11,15間から外表面に凹み139が多数形成された現像スリーブ132を取り出した後、新たな現像スリーブ132を保持部4に保持させる。これにより、その外表面に切削加工が施されて多数の凹み139が形成された現像スリーブ132(図5に示す)が得られる。
本実施形態によれば、外表面に従来のサンドブラスト加工により形成されるような凸部が無く、凹み139はより大きな窪みとなるように形成されているので、経年変化によっても凹み139が摩耗しにくくなる。これにより、経年変化による現像剤126の搬送量の低下を抑制することができる。
また本実施形態によれば、現像スリーブ132を有する複数の現像ローラ99,115を備えた現像装置113において、各現像ローラ99,115の近接対向部において凹み139の傾斜方向が互いに逆向きとなるようにそれぞれ形成されている。各現像ローラ99,115の近接対向部において第1現像ローラ99の凹み139と第2現像ローラ115の凹み139との投影面積が合致すると、この近接対向部に現像剤が多く担持される。第1現像ローラ99から第2現像ローラ115に現像剤を受け渡すとき、第2現像ローラ115側が有する現像剤量は凹み139の投影面積が合致している箇所において第1現像ローラ99の凹み分+第2現像ローラ115の凹み分が担持されることになる。このため、この部分にのみ現像剤が多く存在することから現像剤の量がムラとなって画像に現れてしまう。しかし本発明の構成では、各現像ローラ99,115の近接対向部において凹み139の傾斜方向が互いに逆向きとなるようにそれぞれ形成されている。これにより、第2現像ローラ115に現像剤が多く存在する箇所を少なく抑えることができ、第2現像ローラ115の現像剤汲み上げ量にムラが生じて画像濃度ムラが発生するという不具合の発生を効果的に防止することができる。なお、図27における各現像ローラ99,115の凹み139の傾斜角度は各現像スリーブ132の軸線に対して5度以上あればよく、上述の投影面積が最小となることから45度が最も望ましい。
また、現像剤126が溜まる凹み139は互いに重ならないように規則的に配置されているので、現像剤126の溜まる箇所が規則的に配置されることから画像ムラの発生を防止することができる。さらに、今後の高速機での高画質維持のため、さらに汲み上げ量を増加させることにも対応することができる。
さらに、凹み139を規則的に配置するので、最適な現像剤126の汲み上げ量を確保しつつ長寿命化を図ることができる加工条件を設定することが容易で、かつ設定された条件で確実に凹み139を形成でき、加工性を向上することができる。
さらに、長手方向に長い複数個の凹み139が現像スリーブ132の外表面に規則的に配置され、この凹み139の総容積を該現像スリーブ132の外表面の面積100mm当たり0.5mm以上としているので、現像剤126の十分な搬送力が得られる。
また、凹み139を同形状同寸法で規則的に配置することで搬送性のムラによる画像ムラの発生を防止することができる。さらに、感光体ドラム108の外表面の周方向1mm当たりに凹み139を1.0以上設けることで現像領域内に常に複数の凹み139を存在させることができ、現像剤126のスリップによる画像ムラの発生を防止することができる。
さらに、凹み139の長手方向が現像スリーブ132の長手方向と平行であるので、現像剤126が現像スリーブ132の長手方向に沿って汲み上げられることとなる。このため、現像スリーブ132が回転しても汲み上げた現像剤126が現像スリーブ132の外表面から脱落しにくくなり、凹み139が従来から用いられてきた溝と同様の作用効果を奏することで現像剤126の汲み上げ量を確保することができる。また、凹み139の長手方向断面が円弧状に形成されているので、凹み139内に収容できる現像剤126の量を多くすることができ、十分な量の現像剤126を搬送することができる。
さらに、現像スリーブ132の周方向において互いに隣り合う凹み139同士が、現像スリーブ132の長手方向において互いに位置ずれして配置されている。このため、現像スリーブ132の外表面に凹み139が形成されていない箇所や凹み139が多く形成されている箇所等が生じることを防止できる。従って、現像スリーブ132の外表面に吸着する現像剤126にムラが生じることを防止でき、現像スリーブ132の外表面に一様に現像剤を吸着することができることから、画像のムラが生じることを防止できる。
また、凹み139が現像スリーブ132の外表面に螺旋上に配置されているので、現像スリーブ132の外表面に吸着する現像剤126にムラが生じることを防止でき、現像スリーブ132の外表面に一様に現像剤126を吸着することができる。これにより、画像のムラが生じることを防止できる。
また、エンドミル21によって現像スリーブ132の外表面に凹み139を形成するので、凹み139を確実かつ規則的に現像スリーブ132の外表面に形成することができることから、画像のムラが生じることを防止できる。また、現像スリーブ132をその軸芯回りに回転させつつエンドミル21を移動させて凹み139を形成するので、凹み139を確実かつ規則的に現像スリーブ132の外表面に形成することができることから、画像のムラが生じることを防止できる。
現像装置113、各プロセスカートリッジ106及び画像形成装置101は上述した現像ローラ99,115を備えているので、経年変化による現像剤の搬送量の低下を抑制できると共に、画像のムラが生じることを防止できる。
上述した実施形態では、凹み139の現像スリーブ132の周方向の断面をV字状に形成しているが、本発明では、図10(a)〜図10(c)に示すように、凹み139の現像スリーブ132の周方向における断面を円弧状に形成してもよい。図示例では、凹み139の現像スリーブ132の周方向及び長手方向の双方の断面を円弧状に形成している。この場合、図12に示すようにエンドミル21の外縁25を円弧状に形成することで、凹み139の現像スリーブ132の周方向における断面を円弧状に形成している。また、この場合に限らず、図11に示すように、現像スリーブ132の周方向の断面における凹み139の内面と現像スリーブ132の外表面とのなす角度θは、上述した現像磁極の影響で発生する現像濃度差を避けるために60度以下であることが好ましい。なお、図10〜図12において、前述した実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
図10〜図12に示す形態によれば、凹み139の現像スリーブ132の長手方向と周方向の双方の断面が円弧状に形成されているので、凹み139内に収容できる現像剤126の量を多くすることができ、十分な量の現像剤126を搬送することができる。
また上述した実施形態では、凹み139の現像スリーブ132の周方向における断面をV字状に形成している。しかし本発明では、外縁25の形状を適宜変更することで、図13及び図14に示すように、凹み139の現像スリーブ132の周方向の断面形状を適宜変更してもよい。図13はV字状の凹み139の底が平坦に形成された場合を示し、図14はV字状の凹み139の底が円弧状に形成された場合を示している。なお、図13及び図14において、前述した実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
また上述した実施形態では、モータ2,20やアクチュエータを同時に連続して動作させて凹み139を現像スリーブ132の外表面に螺旋上に配置し、かつそれぞれの凹み139を若干弓状に湾曲して形成している。しかし本発明では、複数の凹み139を現像スリーブ132の周方向に沿って直線上に配置してもよい。
また上述した実施形態では、現像スリーブ132の周方向において互いに隣り合う凹み139を、当該凹み139の長さの約半分に相当する位置をずらして配置している。しかし本発明では、現像スリーブ132の周方向に互いに隣り合う凹み139同士を、当該凹み139の長さの1/3、1/4等の任意の長さに相当する位置をずらして配置してもよい。
さらに上述した実施形態では、エンドミル21を現像スリーブ132の長手方向に沿って移動させることで、エンドミル21と現像スリーブ132とを相対的に移動させている。しかし本発明では、エンドミル21と現像スリーブ132とのうち少なくとも一方を現像スリーブ132の長手方向に沿って移動させることにより、これらを相対的に移動させてもよい。
また上述した実施形態では、同一形状の凹み139を現像スリーブ132の外表面に規則的に配置しているが、図19(a)に示すように、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部に向かい徐々に深さが深くなる凹み139を形成しても良い。このように構成することで、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部に向かい徐々に凹み139の容積を大きくすることができる。図19(b)は、現像剤がドクタギャップを通過する際に発生する摩擦抵抗力や磁気吸引力により現像ローラ115に撓みが発生した状態で現像スリーブ132の長手方向中央部のドクタギャップが広くなった場合を示している。上述の構成により、このような場合でも現像ローラ115における長手方向(軸方向)の現像剤搬送量を均一にできるので、画像の濃度ムラが生じることを防止できる。
また本発明では、図20に示すように、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部に向かって徐々に凹み139の平面視の面積が大きくなるように、かつ互いの間隔が両端部に向かい徐々に狭くなるように(不規則的に)多数配置して形成してもよい。このように構成することにより、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部に向かい徐々に凹み139の容積が大きくなり、現像ローラ115における長手方向の現像剤搬送量を均一にできるため、画像の濃度ムラが生じることを防止できる。
また本発明では、図21に示すように、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部に向かい徐々に凹み139の単位面積当たりの個数が多くなるように、互いの間隔が両端部に向かい徐々に狭くなるように(不規則的に)多数配置して形成してもよい。このように構成することで、現像スリーブ132の長手方向中央部から両端部に向かい徐々に凹み139の容積が大きくなり、現像ローラ115における長手方向の現像剤搬送量を均一にできるため、画像の濃度ムラが生じることを防止できる。なお、図19〜図21において、上述した実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。また、本発明の目的に反しない限り、上述した凹み139の深さ、平面視の面積、及び単位面積当たりの個数をそれぞれ適宜組み合わせた構成としてもよい。
画像形成装置101では、各プロセスカートリッジ106はカートリッジケース111と帯電ローラ109と感光体ドラム108とクリーニング装置112と現像装置113とを備えている。しかし本発明では、各プロセスカートリッジ106は少なくとも現像装置113を備えていればよく、カートリッジケース111と帯電ローラ109と感光体ドラム108とクリーニング装置112とは必ずしも備えていなくてもよい。また、上述した実施形態では画像形成装置101は装置本体102に着脱自在な各プロセスカートリッジ106を備えている。しかし本発明では、画像形成装置101は少なくとも現像装置113を備えていればよく、各プロセスカートリッジ106は必ずしも備えていなくてもよい。
次に、本発明の発明者らは上述した表面処理装置1で現像スリーブ132を製造し、そのときの凹み139を計測した。結果を、図15〜図17に示す。この実施形態では、外径が6mmのエンドミル21を用い、現像スリーブ132の回転数を60rpm、エンドミル21の回転数を1245rpmとした。また、エンドミル21の現像スリーブ132の長手方向における移動速度が1mm/revとなるように表面処理装置1を駆動し、外径が18mmのアルミニウムで構成された現像スリーブ132に凹み139を形成した。
凹み139の現像スリーブ132の周方向における断面を曲率半径が0.4mmの円弧状とし、現像スリーブ132の長手方向における断面を曲率半径が3.0mmの円弧状とし、現像スリーブ132の周方向における凹み139間の間隔を0.67mmとした。そして、現像スリーブ132の長手方向における凹み139間の間隔が2.0mmとなるように凹み139を交互に配置した。
このときの本発明品の凹み139の深さに対する凹み139の幅及び長さを図15に、凹み139の1個の容積を図16に、現像スリーブ132の外表面100mm当たりの凹み139の容積を図17にそれぞれ示す。なお図17には、外表面に100本の溝を形成した従来から用いられてきた現像スリーブを比較例として示している。このように図15〜図17によれば、上述した表面処理装置1を用いることで所望の大きさの凹み139を確実に形成できることが明らかとなった。
また図18には、凹み139の深さが0.08mmの本発明品1、凹み139の深さが0.12mmの本発明品2、サンドブラスト加工を施した比較例1、深さが0.09mmの溝を100本設けた比較例2それぞれのトナー汲み上げ量の計測結果を示す。なお図18中の横軸はドクタブレード116と現像ローラ115との間隔を、図18中の縦軸は現像剤の搬送量をそれぞれ示している。図18によれば、本発明品1及び2は、従来のサンドブラスト加工や溝が形成された比較例1及び2と同等以上の搬送性を有することが確認でき、またこれらの現像スリーブ132で画像評価を行なうと、ピッチムラが発生しないことも確認できた。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本発明を適用する画像形成装置は、上述のタイプの画像形成装置に限らず、他のタイプの画像形成装置であってもよい。すなわち、本発明を適用する画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリの単体、あるいはこれらの複合機、これらに関するモノクロ機やカラー機等の複合機であってもよい。その他、本発明を適用する画像形成装置は、電気回路形成に用いられる画像形成装置、バイオテクノロジー分野において所定の画像を形成するために用いられる画像形成装置であってもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
21 エンドミル(回転工具)
24 切削刃
99,115 現像剤担持体(現像ローラ)
101 画像形成装置
106Y,106M,106C,106K プロセスカートリッジ
108 潜像担持体(感光体ドラム)
109 帯電手段(帯電ローラ)
113 現像装置
126 現像剤
132 現像スリーブ
133 マグネットローラ
139 凹み
特許第5217510号公報

Claims (11)

  1. 内包するマグネットローラの磁力により外表面に現像剤を吸着する現像スリーブを有し、それぞれ近接対向配置された複数の現像剤担持体を備え、
    前記現像スリーブの外表面に、平面視で互いに重ならないように間隔を開けて規則的または不規則的に複数設けられた凹みを有し、
    前記凹みは前記現像スリーブの前記軸心に対して傾斜して形成され、互いに隣接する前記現像剤担持体の近接対向部において、前記凹みの傾斜方向が互いに逆向きとなるようにそれぞれ形成されている現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    前記現像スリーブの周方向における前記凹みの断面形状がV字形状を呈し、かつ前記現像スリーブの長手方向における前記凹みの断面形状が円弧形状であることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1記載の現像装置において、
    前記現像スリーブの周方向における前記凹みの断面形状が円弧形状を呈し、かつ前記現像スリーブの長手方向における前記凹みの断面形状が円弧形状であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一つに記載の現像装置において、
    前記現像スリーブの周方向において互いに隣り合う前記凹み同士が該現像スリーブの長手方向に向けてずらした位置に配置されていることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の現像装置において、
    前記凹みはその容積が前記現像スリーブの長手方向中央部から両端部に向けて徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項5記載の現像装置において、
    前記凹みはその深さが前記現像スリーブの長手方向中央部から両端部に向けて徐々に深くなるように形成されていることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項5または6記載の現像装置において、
    前記凹みはその平面視の面積が前記現像スリーブの長手方向中央部から両端部に向けて徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項5ないし7の何れか一つに記載の現像装置において、
    前記凹みはその単位面積当たりの個数が前記現像スリーブの長手方向中央部から両端部に向けて徐々に多くなるように形成されていることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか一つに記載の現像装置において、
    前記凹みは螺旋状に配置されていることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか一つに記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 潜像担持体と、帯電手段と、現像装置とを有する画像形成装置において、前記現像装置として請求項1ないし9の何れか一つに記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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WO2023113036A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 株式会社アーケム 現像ローラ

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