JP2022154798A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速機構を介して駆動力を伝達するモーターの回転数を抑制することを目的とする。【解決手段】プリンターは、潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラムを駆動する駆動装置31と、を備え、駆動装置31は、モーター33と、モーター33に設けられた駆動プーリー35と、感光体ドラムに設けられた従動プーリー37と、駆動プーリー35と従動プーリー37とに巻き掛けられた金属ベルト39と、を備える。モーター33の回転数は、2000rpm以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置の騒音に対する規制が強化されつつある。そこで、従来、画像形成装置の騒音を抑制する技術が検討されている。例えば、特許文献1では、定着装置の圧解除のタイミングを選択可能とすることが提案されている。特許文献2では、用紙積載台に積載された用紙を分離する空気の流れを発生させる分離ファンと、用紙積載台に積載された用紙を吸引する空気の流れを発生させる吸引ファンと、吸引ファンから排気された空気を分離ファンに導く中継ダクトとを備えることが提案されている。特許文献3では、モーターギアと減速ギアの内歯歯車部との噛み合い部の噛み合い周波数と、減速ギアの外歯歯車部と出力ギアとの噛み合い部の噛み合い周波数の差を、100Hz以下にすることが提案されている。
国際公開第2019/039615号 国際公開第2013/111483号 特開2020-76499号公報
ところで、画像形成装置には、感光体ドラム、現像装置、中間転写体、シート搬送機構等の回転体の駆動のために、モーターと減速機構とを備える駆動装置が設けられている。減速機構としては、従来、金属よりも騒音の少ない樹脂製の歯車が多用されているが、感光体ドラムにおいては回転の精度が要求されることから、減速機構の剛性を高める必要がある。しかし、剛性を高めるために従動側に大径の歯車を用いると、減速比が大きくなるため、モーターの回転数を上げる必要があり、感光体ドラムの外径をφ30乃至40mmとした場合、高速仕様の画像形成装置ではモーターの回転数が3000rpmを超えるような騒音の大きな領域での設計を余儀なくされる。また、従来、フルカラーの画像形成装置においては、4つの現像装置を1つ乃至2つのブラシレスモーターで駆動していたため、高トルクが必要となり、減速比を大きくするとともにモーターの回転数を高くする必要があった。
また、モーターには、定格トルクを発生する最低回転数である使用可能最低回転数が定められている。ここで、印刷速度(例えば、A4の短辺を搬送方向に平行にして搬送する場合の1分間当たりの印刷枚数)が20ppm(page per minute)の低速仕様と、印刷速度が60ppmの高速仕様で駆動装置を共通化することを想定すると、使用可能最低回転数が700rpm(revolutions per minute)のモーターを低速仕様で用いた場合、高速仕様では回転数を2100rpmに上げる必要がある。一般に、モーターの回転数が2000rpmを超えると、騒音が顕在化する傾向があるから、このことは駆動装置の共通化を阻む要因となる。
これらの課題に対して、特許文献1で提案された構成は、圧解除のタイミングを制御することで騒音の不快感の低減を図っている。特許文献2で提案された構成は、気流の発生に伴う騒音を低減するものである。特許文献3で提案された構成は、噛み合い周波数の差を小さくすることで低騒音化の対策を容易にすることを意図したものである。よって、特許文献1乃至3で提案された構成では、モーターの高回転化に伴う騒音を抑制することはできない。
本発明は、上記事情を考慮し、減速機構を介して駆動力を伝達するモーターの回転数を抑制することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、潜像が形成される感光体ドラムと、前記感光体ドラムを駆動する駆動装置と、を備え、前記駆動装置は、モーターと、前記モーターに設けられた駆動プーリーと、前記感光体ドラムに設けられた従動プーリーと、前記駆動プーリーと前記従動プーリーとに巻き掛けられた金属ベルトと、を備えることを特徴とする。
前記モーターの回転数は、2000rpm以下であってもよい。
前記画像形成装置は、前記モーターをベクトル制御する制御装置を備えていてもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、潜像を現像する複数の現像装置と、前記複数の現像装置の各々に設けられた駆動装置と、を備え、前記複数の駆動装置の各々は、ステッピングモーターと、前記ステッピングモーターが発生する駆動力を前記現像装置に伝達する減速歯車と、を備えることを特徴とする。
前記ステッピングモーターの回転数は、2000rpm以下であってもよい。
前記ステッピングモーターは、PM型であってもよい。
前記画像形成装置は、前記ステッピングモーターの脱調を回避するドライバーを備えていてもよい。
前記画像形成装置は、前記ステッピングモーターをベクトル制御する制御装置を備えていてもよい。
本発明によれば、減速機構を介して駆動力を伝達するモーターの回転数を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る駆動装置の背面図である。 本発明の一実施形態に係る駆動装置の内部構成を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る駆動装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る駆動装置の音響パワーレベルの測定結果を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係るプリンター1(画像形成装置の一例)について説明する。
最初に、プリンター1の全体の構成について説明する。図1は、プリンター1の内部構成を模式的に示す正面図である。以下、図1における紙面手前側をプリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きはプリンター1を正面から見た方向を基準として説明する。各図において、U、Lo、L、R、Fr、Rrは、それぞれ上、下、左、右、前、後を示す。
プリンター1は、直方体状のハウジング3を備える。ハウジング3の内部の下部には、シートSが収容される給紙カセット4と、給紙カセット4からシートSを送り出す給紙ローラー5が設けられている。給紙カセット4の上方には、電子写真方式にてトナー像を形成する作像装置6が設けられ、作像装置6の右上方には、トナー像をシートSに定着させる定着装置7が設けられている。定着装置7の左上方には、トナー像が定着されたシートSを排出する排紙ローラー対8と、排出されたシートSが積載される排紙トレイ9が設けられている。
ハウジング3の内部には、給紙ローラー5から作像装置6、定着装置7を経て排紙ローラー対8に至る搬送路10が設けられている。搬送路10は、シートSを通過させる間隙を空けて互いに対向する板状部材によって形成されており、シートSを挟持して搬送する搬送ローラー対17が搬送方向Yの複数箇所に設けられている。作像装置6よりも搬送方向上流側には、レジストローラー対18が設けられている。
作像装置6は、光の照射により電位が変化する感光体ドラム11、放電により感光体ドラム11を帯電させる帯電装置12、画像データに応じたレーザー光を出射する露光装置13、感光体ドラム11にトナーを供給する現像装置14、転写バイアスを発生する一次転写ローラー15A、感光体ドラム11のトナー像が転写される中間転写ベルト15B、転写バイアスを発生する二次転写ローラー15C、及び、感光体ドラム11に残留したトナーを除去するクリーニング装置16を備える。現像装置14には、現像装置14にトナーを供給するトナーコンテナ20が接続されている。
制御部2は、プロセッサーとメモリーとを備える。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。メモリーは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の記憶媒体を含む。プロセッサーは、メモリーに記憶されている制御プログラムを読み出して実行することで各種処理を実施する。なお、制御部2は、ソフトウェアを用いない集積回路によって実現されてもよい。
プリンター1の基本的な画像形成動作は、次のとおりである。外部のコンピューター等からプリンター1に印刷ジョブが入力されると、給紙ローラー5が給紙カセット4から搬送路10にシートSを送り出し、回転が停止されたレジストローラー対18がシートSの斜行を補正し、レジストローラー対18が所定のタイミングで作像装置6にシートSを送り出す。作像装置6においては、帯電装置12が感光体ドラム11を所定の電位に帯電させ、露光装置13が感光体ドラム11に潜像を書き込み、現像装置14がトナーコンテナ20から供給されたトナーを用いて潜像を現像することでトナー像を形成し、一次転写ローラー15Aが感光体ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト15Bに転写し、二次転写ローラー15Cが中間転写ベルト15B上のトナー像をシートSに転写する。続いて、定着装置7がシートSを挟持して搬送しながらトナー像を溶融させることでトナー像をシートSに定着させ、排紙ローラー対8が排紙トレイ9にシートSを排出する。クリーニング装置16は、感光体ドラム11に残留したトナーを除去する。
[感光体ドラムの駆動装置]
次に、感光体ドラム11を駆動する駆動装置31について説明する。図2は、駆動装置31の背面図である。図3は、駆動装置31の内部構成を示す左側面図である。
プリンター1は、潜像が形成される感光体ドラム11と、感光体ドラム11を駆動する駆動装置31と、を備え、駆動装置31は、モーター33と、モーター33に設けられた駆動プーリー35と、感光体ドラム11に設けられた従動プーリー37と、駆動プーリー35と従動プーリー37とに巻き掛けられた金属ベルト39と、を備える。
具体的には、駆動装置31は、感光体ドラム11の回転軸11aに駆動力を伝達する。感光体ドラム11の回転軸11aは、ハウジング3と一体のフレーム3aに回転可能に支持されている。
駆動装置31は、モーター33と、駆動プーリー35と、従動プーリー37と、駆動プーリー35及び従動プーリー37に巻き掛けられた金属ベルト39と、金属ベルト39の張力を調整する張力調整部45と、を備えている。本実施形態では、モーター33の出力軸33aが駆動プーリー35を兼ねているが、出力軸33aとは別の駆動プーリー35がモーター33の出力軸33aに固定されてもよい。
モーター33は、ブラシレスモーターであり、フレーム3aの後方に設けられた支持プレート51に固定されている。モーター33の出力軸33aは、支持プレート51とフレーム3aを貫通している。支持プレート51は、フレーム3aに支持され、フレーム3aに対して上下方向に移動可能である。
従動プーリー37は、駆動プーリー35の上方に設けられ、感光体ドラム11の回転軸11aの端部に固定されている。従動プーリー37は、駆動プーリー35よりも大きい径を有している。従動プーリー37の外周面に沿って、従動プーリー37の径方向の外側に膨出する膨出部37aが形成されている。膨出部37aは、従動プーリー37の厚さ方向の中央部が両端部よりも径方向の外側に突出したクラウニング形状を有している。
金属ベルト39は、無端のベルトである。金属ベルト39は、例えば、SUS304(オーステナイト系ステンレス)等の、非磁性の金属材料で形成されている。金属ベルト39は、駆動プーリー35と従動プーリー37とに巻き掛けられている。従動プーリー37の外周面には膨出部37aが形成されているため、金属ベルト39は膨出部37aの最大外径部に主に接触する。
張力調整部45は、2つのコイルバネ61と、互いに締め付けられた2対の雌ネジ63及び雄ネジ65と、を有している。2つのコイルバネ61と、2対の雌ネジ63及び雄ネジ65とは、モーター33の左右に配置されている。モーター33の左右において、支持プレート51と、フレーム3aに固定された固定プレート67とには、上下方向に対向する上側のバネ受け片69と下側のバネ受け片71とがそれぞれ形成されている。下側のバネ受け片71には、貫通孔71aが形成されている。雌ネジ63は、下側のバネ受け片71の上面に、貫通孔71aと同軸上に固定されている。雄ネジ65は、下側のバネ受け片71の貫通孔71aに下方から貫通して、雌ネジ63に螺合している。雄ネジ65の先端には、当接プレート73が固定されている。
コイルバネ61の上端は、上側のバネ受け片69に突き当てられている。コイルバネ61の下端は、当接プレート73に突き当てられている。コイルバネ61は、支持プレート51をフレーム3aに対して下方に付勢している。つまり、コイルバネ61は、支持プレート51に支持されたモーター33の出力軸33a(駆動プーリー35)を、感光体ドラム11の従動プーリー37から離間する方向に付勢して、金属ベルト39に張力を付与している。
雄ネジ65を雌ネジ63に対して締め付けを強くする方向に回すことで、当接プレート73によってコイルバネ61が押し上げられ、支持プレート51が上方へ移動する。この結果、駆動プーリー35と従動プーリー37との間の距離が短くなり、金属ベルト39の張力が低くなるように調整される。一方、雄ネジ65を雌ネジ63に対して締め付けを弱くする方向に回すことで、当接プレート73によってコイルバネ61が引き下げられ、支持プレート51が下方へ移動する。この結果、駆動プーリー35と従動プーリー37との距離が長くなり、金属ベルト39の張力が高くなるように調整される。
上記構成を有する駆動装置31において、モーター33が回転すると、駆動プーリー35が回転して、金属ベルト39を介して従動プーリー37が回転する。これにより、従動プーリー37が固定された回転軸11aが回転して感光体ドラム11が回転する。
[現像装置の駆動装置]
次に、現像装置14を駆動する駆動装置81について説明する。図4は、現像装置14の断面図である。図5は、駆動装置81の斜視図である。
プリンター1は、潜像を現像する複数の現像装置14と、複数の現像装置14の各々に設けられた駆動装置81と、を備え、複数の駆動装置81の各々は、ステッピングモーター83と、ステッピングモーター83が発生する駆動力を現像装置14に伝達する減速歯車85と、を備える。
ハウジング21は、前後方向を長手方向とする箱状に形成されている。現像ローラー23と、2つのスクリュー25は、前後方向を軸方向としてハウジング21の内部に互いに平行に設けられている。2つのスクリュー25は、ハウジング21の底部に左右に並べて設けられ、現像ローラー23は、右側のスクリュー25の上方に設けられている。ハウジング21における現像ローラー23の右方の部分に開口部21aが形成されており、開口部21aから露出された現像ローラー23の外周面が感光体ドラム11の外周面に所定の距離だけ離間して対向する。ハウジング21とトナーコンテナ20との間には、トナーの供給路(図示省略)が設けられている。ハウジング21の底部には、磁性キャリアが収容されており、トナーコンテナ20から供給されたトナーと磁性キャリアとをスクリュー25が混合、撹拌することで2成分の現像剤が構成される。
現像ローラー23は、回転軸23aと、回転軸23aの周囲に設けられた磁極部材23mと、所定の間隔を空けて磁極部材23mを覆う円筒形の現像スリーブ23sと、を備える。現像スリーブ23sは、非磁性材料によって形成されている。回転軸23aは、ハウジング21に支持され、現像スリーブ23sとともに所定の方向に回転する。磁極部材23mは、回転しない。
プリンター1は、複数の現像装置14と同数(この例では、4つ)の駆動装置81を備え、複数の現像装置14の各々に駆動装置81が設けられている。駆動装置81は、ハウジング82と、ステッピングモーター83と、減速歯車85と、現像ローラー歯車87と、スクリュー歯車89と、を備える。ハウジング82は、前側が開口しており、減速歯車85、現像ローラー歯車87、スクリュー歯車89を収容している。ステッピングモーター83は、ハウジング82の後側に設けられている。
ステッピングモーター83は、ローターとして永久磁石を用いたPM(Permanent Magnet)型である。減速歯車85は、ステッピングモーター83の出力軸に設けられた出力歯車(図示省略)に噛み合わされている。減速歯車85は、ステッピングモーター83の出力歯車よりも大径である。現像ローラー歯車87は、現像ローラー23の軸に結合される。スクリュー歯車89は、Dカットが形成された軸継手91を介してスクリュー25に結合される。
減速歯車85は、現像ローラー歯車87に噛み合わされており、ステッピングモーター83の駆動力を減速して現像ローラー歯車87に伝達する。また、現像ローラー歯車87は、スクリュー歯車89と噛み合わされており、現像ローラー歯車87を介してスクリュー歯車89に駆動力が伝達される。なお、現像ローラー歯車87を介さずに、減速歯車85からスクリュー歯車89に駆動力が伝達されてもよい。
上記構成を有する駆動装置81において、ステッピングモーター83が回転すると、出力歯車及び減速歯車85を介して、現像ローラー歯車87、スクリュー歯車89に駆動力が伝達され、現像ローラー23及びスクリュー25が回転する。
以上説明した本実施形態に係るプリンター1によれば、潜像が形成される感光体ドラム11と、感光体ドラム11を駆動する駆動装置31と、を備え、駆動装置31は、モーター33と、モーター33に設けられた駆動プーリー35と、感光体ドラム11に設けられた従動プーリー37と、駆動プーリー35と従動プーリー37とに巻き掛けられた金属ベルト39と、を備える。感光体ドラム11の駆動においては、回転精度を高めるために、駆動装置31の剛性を高める必要があるが、従来は、剛性を確保するために従動側に大径の樹脂製歯車(歯の1枚当たりの負荷が小さいため、歯が変形しにくい)を用いていたため、減速比を小さくすることができず、モーター33の回転数を高く設定する必要があった。これに対して、本発明では、樹脂製歯車の代わりに金属ベルト39を用いることで、剛性を低下させずに減速比を小さくすることが可能となる。その結果、モーター33の回転数を抑制することができるようになるため、モーター33の騒音が抑制される。
本実施形態に係るプリンター1において、モーター33の回転数は、2000rpm以下であることが望ましい。回転数を2000rpm以下とすることで、騒音レベルをブルーエンジェルマーク等の規格に適合させることができる。
また、本実施形態に係るプリンター1によれば、潜像を現像する複数の現像装置14と、複数の現像装置14の各々に設けられた駆動装置81と、を備え、複数の駆動装置81の各々は、ステッピングモーター83と、ステッピングモーター83が発生する駆動力を現像装置14に伝達する減速歯車85と、を備える。従来、フルカラープリンターにおいては、4つの現像装置14を1つ乃至2つのブラシレスモーターで駆動していたため、高トルクが必要となり、減速比を大きくするとともにモーターの回転数を高くする必要があった。これに対して、本発明では、1つの現像装置14につき1つのステッピングモーター83を用いることで、1つのステッピングモーター83当たりのトルクの負担を軽減した。その結果、ステッピングモーター83の回転数を抑制することができるようになるため、モーター33の騒音が抑制される。
本実施形態に係るプリンター1において、ステッピングモーター83の回転数は、2000rpm以下であることが望ましい。回転数を2000rpm以下とすることで、騒音レベルをブルーエンジェルマーク等の規格に適合させることができる。
図6は、駆動装置81の音響パワーレベルの測定結果を示す図である。左側は、1つのブラシレスモーターで4つの現像装置14を駆動する従来の構成の測定結果である。右側は、4つの現像装置14の各々を1つのステッピングモーター83で駆動する本実施形態の測定結果である。本実施形態では、従来の構成と比べて、3dB以上の音響パワーレベルの低下が見られた。
また、本実施形態に係るプリンター1によれば、ステッピングモーター83は、PM型であるから、駆動装置81を小型化且つ低コスト化することができる。
上記実施形態が以下のように変形されてもよい。
上記実施形態では、ステッピングモーター83がPM型である例が示されたが、PM型に代えて、VR(Variable Reluctance)型が用いられてもよい。
ステッピングモーター83の脱調(入力信号と回転が同期しなくなること)は、過負荷や速度変動等の原因により発生するが、トルクの小さなモーターで起こりやすい。そのため、上記実施形態の構成に加えて、脱調を回避する機能を備えたドライバーを設けることが望ましい。脱調回避機能を備えたドライバーは、例えば、センサーを用いてローターの位置情報を取得し、位置情報をフィードバックすることでローターの回転を補正する。この構成によれば、ステッピングモーター83の脱調を防ぐことができる。
上記実施形態の構成に加えて、モーター33及びステッピングモーター83をベクトル制御する制御装置が設けられてもよい。例えば、印刷速度が20ppmの低速仕様と60ppmの高速仕様とで駆動装置31、81の共通化を図る場合、高速仕様でモーターの回転数を2000rpm以下に抑えるためには、低速仕様の回転数を300rpm程度に抑える必要がある。従来は、モーターの使用可能最低回転数は700rpm程度であったが、モーターをベクトル制御することで、使用可能最低回転数を300rpm程度に抑えることが可能となり、低速仕様と高速仕様で駆動装置31、81を共通化することができる。
上記実施形態では、駆動装置81が現像装置14の駆動に用いられた例が示されたが、駆動装置81は、搬送路10に沿ってシートSを搬送する搬送ローラー対17、中間転写ベルト15B等の駆動に用いられてもよい。
1 プリンター(画像形成装置)
11 感光体ドラム
14 現像装置
31 駆動装置
33 モーター
35 駆動プーリー
37 従動プーリー
39 金属ベルト
81 駆動装置
83 ステッピングモーター
85 減速歯車

Claims (8)

  1. 潜像が形成される感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムを駆動する駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置は、
    モーターと、
    前記モーターに設けられた駆動プーリーと、
    前記感光体ドラムに設けられた従動プーリーと、
    前記駆動プーリーと前記従動プーリーとに巻き掛けられた金属ベルトと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記モーターの回転数は、2000rpm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記モーターをベクトル制御する制御装置を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 潜像を現像する複数の現像装置と、
    前記複数の現像装置の各々に設けられた駆動装置と、を備え、
    前記複数の駆動装置の各々は、
    ステッピングモーターと、
    前記ステッピングモーターが発生する駆動力を前記現像装置に伝達する減速歯車と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記ステッピングモーターの回転数は、2000rpm以下であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ステッピングモーターは、PM型であることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ステッピングモーターの脱調を回避するドライバーを備える請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ステッピングモーターをベクトル制御する制御装置を備えることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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