JPH09297441A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH09297441A JPH09297441A JP8108950A JP10895096A JPH09297441A JP H09297441 A JPH09297441 A JP H09297441A JP 8108950 A JP8108950 A JP 8108950A JP 10895096 A JP10895096 A JP 10895096A JP H09297441 A JPH09297441 A JP H09297441A
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- Japan
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- roller
- electric motor
- photosensitive drum
- rotation
- developing
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は,感光体ドラムと現像ローラとレジ
ストローラを夫々専用の電動機で個別に回転駆動するこ
とにより、現像ローラや給紙ローラにおける負荷トルク
の変動が感光体の回転に影響を与えることを阻止して画
像における送りむらの発生を防止して良好な画像を得る
ことができる画像形成装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】感光体ドラム11と、帯電装置12と、露
光装置13と、現像ローラ142を有する現像装置14
と、転写装置16と、定着ローラ17と、レジストロー
ラ23と、このレジストローラ23へ記録紙Pを供給搬
送する給紙ローラ21と、感光体ドラム11に回転力を
与える第一の電動機M1と、現像ローラ142に回転力
を与える第二の電動機M2と、レジストローラ23に回
転力を与える第三の電動機M3とを具備することを特徴
とする。
ストローラを夫々専用の電動機で個別に回転駆動するこ
とにより、現像ローラや給紙ローラにおける負荷トルク
の変動が感光体の回転に影響を与えることを阻止して画
像における送りむらの発生を防止して良好な画像を得る
ことができる画像形成装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】感光体ドラム11と、帯電装置12と、露
光装置13と、現像ローラ142を有する現像装置14
と、転写装置16と、定着ローラ17と、レジストロー
ラ23と、このレジストローラ23へ記録紙Pを供給搬
送する給紙ローラ21と、感光体ドラム11に回転力を
与える第一の電動機M1と、現像ローラ142に回転力
を与える第二の電動機M2と、レジストローラ23に回
転力を与える第三の電動機M3とを具備することを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式を採用
した画像形成装置に関する。
した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置やプリンタ装置に用い
る電子写真装置には、一般的に次に述べる構成をなすも
のがある。すなわち、この電子写真装置は、感光体ドラ
ムの周囲に、感光体ドラムの表面を帯電する帯電装置
と、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光装置
と、現像ローラに担持されたトナーを感光体ドラムの表
面に付与して静電潜像を顕在化してトナー像を形成する
現像装置と、感光体ドラムのトナー像を搬送される記録
紙に転写する転写装置とを設けている。さらに、感光体
ドラムに対して記録紙搬送方向下流側に、転写装置を通
過して搬送される記録紙に転写されているトナー像を定
着する一対の定着ローラを設けている。
る電子写真装置には、一般的に次に述べる構成をなすも
のがある。すなわち、この電子写真装置は、感光体ドラ
ムの周囲に、感光体ドラムの表面を帯電する帯電装置
と、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光装置
と、現像ローラに担持されたトナーを感光体ドラムの表
面に付与して静電潜像を顕在化してトナー像を形成する
現像装置と、感光体ドラムのトナー像を搬送される記録
紙に転写する転写装置とを設けている。さらに、感光体
ドラムに対して記録紙搬送方向下流側に、転写装置を通
過して搬送される記録紙に転写されているトナー像を定
着する一対の定着ローラを設けている。
【0003】そして、この電子写真装置には、カット形
の記録紙を積層して収容した用紙カセットと、この用紙
カセットに収容した記録紙を一枚づつ転写装置に向けて
搬送供給する給紙ローラと、この給紙ローラで搬送され
た記録紙を一旦停止させて感光体ドラムのトナー像を記
録紙に転写するタイミングを設定して記録紙を感光体ド
ラムと転写装置との間へ搬送するレジストローラを設け
ている。
の記録紙を積層して収容した用紙カセットと、この用紙
カセットに収容した記録紙を一枚づつ転写装置に向けて
搬送供給する給紙ローラと、この給紙ローラで搬送され
た記録紙を一旦停止させて感光体ドラムのトナー像を記
録紙に転写するタイミングを設定して記録紙を感光体ド
ラムと転写装置との間へ搬送するレジストローラを設け
ている。
【0004】この構成の電子写真装置では、画像形成時
に感光体を回転する。回転する感光体の表面には帯電装
置により帯電し、次いで露光装置により静電潜像を形成
し、次いで現像装置によりトナー像を形成する。一方、
用紙カセットに収容した記録紙を一対の給紙ローラによ
り一枚づつ転写ローラに向けて搬送し、この給紙ローラ
で搬送された記録紙をレジストローラにより一旦停止さ
せて、感光体ドラムのトナー像を記録紙に転写するタイ
ミングで記録紙を感光体ドラムと転写装置との間へ搬送
する。そして、感光体ドラムと転写装置との間を通過す
る記録紙に対して、転写装置により感光体のトナー像を
転写し、その後記録紙を定着ローラに通してトナー像を
定着する。
に感光体を回転する。回転する感光体の表面には帯電装
置により帯電し、次いで露光装置により静電潜像を形成
し、次いで現像装置によりトナー像を形成する。一方、
用紙カセットに収容した記録紙を一対の給紙ローラによ
り一枚づつ転写ローラに向けて搬送し、この給紙ローラ
で搬送された記録紙をレジストローラにより一旦停止さ
せて、感光体ドラムのトナー像を記録紙に転写するタイ
ミングで記録紙を感光体ドラムと転写装置との間へ搬送
する。そして、感光体ドラムと転写装置との間を通過す
る記録紙に対して、転写装置により感光体のトナー像を
転写し、その後記録紙を定着ローラに通してトナー像を
定着する。
【0005】このような電子写真方式を採用した画像形
成装置では、現像形成プロセスにおける感光体ドラムと
現像装置の現像ローラを夫々電動機により回転力を与え
て回転する必要があり、また記録紙搬送系統におけるレ
ジストローラを電動機により回転力を与えて回転を制御
する必要がある。さらに、定着ローラと給紙ローラも夫
々電動機により回転力を与えて回転する必要がある。
成装置では、現像形成プロセスにおける感光体ドラムと
現像装置の現像ローラを夫々電動機により回転力を与え
て回転する必要があり、また記録紙搬送系統におけるレ
ジストローラを電動機により回転力を与えて回転を制御
する必要がある。さらに、定着ローラと給紙ローラも夫
々電動機により回転力を与えて回転する必要がある。
【0006】ここで、現像ローラの回転時に加わる負荷
トルクは、感光体の負荷トルクに比ぺ一般的に大きい。
特に、画像形成装置が感光体ドラムと現像ローラを圧接
させて現像を行う方式(接触現像方式)を採用した場合
には、現像ローラに加わる負荷トルクは非常に大きくな
る。さらに、現像装置が現像ローラムにブレードを押圧
接触させてトナーの薄膜を形成する方式を採用した場合
には、プレードの押圧力、トナー量の変化に伴い現像ロ
ーラに加わる負荷トルクが変動し易い。
トルクは、感光体の負荷トルクに比ぺ一般的に大きい。
特に、画像形成装置が感光体ドラムと現像ローラを圧接
させて現像を行う方式(接触現像方式)を採用した場合
には、現像ローラに加わる負荷トルクは非常に大きくな
る。さらに、現像装置が現像ローラムにブレードを押圧
接触させてトナーの薄膜を形成する方式を採用した場合
には、プレードの押圧力、トナー量の変化に伴い現像ロ
ーラに加わる負荷トルクが変動し易い。
【0007】また、給紙ローラは、記録紙を1枚ずつ分
離して搬送するために分離部材と接触しているので、記
録紙が給紙ローラと分離部材との間に有るか、無いかの
条件に応じて負荷トルクが大きく変動する。
離して搬送するために分離部材と接触しているので、記
録紙が給紙ローラと分離部材との間に有るか、無いかの
条件に応じて負荷トルクが大きく変動する。
【0008】さらに、感光体ドラムは送りむらのない画
像を得るために回転が常に一定速度でなければならな
い。記録紙の搬送速度が一定でなければならないので、
記録紙を搬送、位置決めするレジストローラの回転も一
定であることが必要である。
像を得るために回転が常に一定速度でなければならな
い。記録紙の搬送速度が一定でなければならないので、
記録紙を搬送、位置決めするレジストローラの回転も一
定であることが必要である。
【0009】従来の画像形成装置では、これら感光体ド
ラム、現像ローラおよびレジストローラ、さらには定着
ローラおよび給紙ローラを回転駆動させるために、装置
全体で一台の電動機を設け、この一台の電動機により感
光体ドラムおよび各ローラに回転力を与えて回転させる
方式を採用している。
ラム、現像ローラおよびレジストローラ、さらには定着
ローラおよび給紙ローラを回転駆動させるために、装置
全体で一台の電動機を設け、この一台の電動機により感
光体ドラムおよび各ローラに回転力を与えて回転させる
方式を採用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように一
台の電動機で感光体ドラムおよび各ローラを回転させる
1モータ方式を採用した場合には、感光体ドラム、レジ
ストローラおよび定着ローラを回転駆動する電動機が、
現像ローラおよび給紙ローラを回転駆動する電動機と当
然同一のものである。そして、前述したように現像ロー
ラおよび給紙ローラの負荷トルクは大きなものなのであ
り、この負荷トルクが変動すると、電動機の回転にむら
が生じる。そうすると、この電動機の回転むらが同一の
電動機で駆動している感光体ドラム、レジストローラお
よび定着ローラの回転に影響を与えて、これらの回転に
もむらが生じてしまう。この結果、感光体ドラムおよび
レジストローラの回転むらの影響により記録紙に形成す
る画像に送りむらが発生することがある。
台の電動機で感光体ドラムおよび各ローラを回転させる
1モータ方式を採用した場合には、感光体ドラム、レジ
ストローラおよび定着ローラを回転駆動する電動機が、
現像ローラおよび給紙ローラを回転駆動する電動機と当
然同一のものである。そして、前述したように現像ロー
ラおよび給紙ローラの負荷トルクは大きなものなのであ
り、この負荷トルクが変動すると、電動機の回転にむら
が生じる。そうすると、この電動機の回転むらが同一の
電動機で駆動している感光体ドラム、レジストローラお
よび定着ローラの回転に影響を与えて、これらの回転に
もむらが生じてしまう。この結果、感光体ドラムおよび
レジストローラの回転むらの影響により記録紙に形成す
る画像に送りむらが発生することがある。
【0011】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、感光体ドラムと現像ローラとレジストローラを夫々
専用の電動機で個別に回転駆動することにより、現像ロ
ーラや給紙ローラにおける負荷トルクの変動が感光体ド
ラムの回転に影響を与えることを阻止して画像における
送りむらの発生を防止して良好な画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することを課題とする。
で、感光体ドラムと現像ローラとレジストローラを夫々
専用の電動機で個別に回転駆動することにより、現像ロ
ーラや給紙ローラにおける負荷トルクの変動が感光体ド
ラムの回転に影響を与えることを阻止して画像における
送りむらの発生を防止して良好な画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
は、回転自在な感光体ドラムと、この感光体ドラムの表
面を帯電する帯電装置と、前記感光体ドラムの表面に静
電潜像を形成する露光装置と、前記感光体ドラムにトナ
ーを付与してトナー像を形成する回転自在な現像ローラ
を有する現像装置と、前記感光体ドラムに形成されたト
ナー像をこの感光体ドラムとの間を通過する記録紙に転
写する転写装置と、前記記録紙に転写した前記トナー像
を前記記録紙に定着する回転自在な定着ローラと、前記
感光体ドラムのトナー像を前記記録紙に転写するタイミ
ングを設定して前記記録紙を前記感光体ドラムと前記転
写装置との間へ搬送する回転自在なレジストローラと、
このレジストローラへ前記記録紙を供給搬送する回転自
在な給紙ローラと、前記感光体ドラムに回転力を与える
第一の電動機と、前記現像ローラに回転力を与える第二
の電動機と、前記レジストローラに回転力を与える第三
の電動機とを具備することを特徴とする。
は、回転自在な感光体ドラムと、この感光体ドラムの表
面を帯電する帯電装置と、前記感光体ドラムの表面に静
電潜像を形成する露光装置と、前記感光体ドラムにトナ
ーを付与してトナー像を形成する回転自在な現像ローラ
を有する現像装置と、前記感光体ドラムに形成されたト
ナー像をこの感光体ドラムとの間を通過する記録紙に転
写する転写装置と、前記記録紙に転写した前記トナー像
を前記記録紙に定着する回転自在な定着ローラと、前記
感光体ドラムのトナー像を前記記録紙に転写するタイミ
ングを設定して前記記録紙を前記感光体ドラムと前記転
写装置との間へ搬送する回転自在なレジストローラと、
このレジストローラへ前記記録紙を供給搬送する回転自
在な給紙ローラと、前記感光体ドラムに回転力を与える
第一の電動機と、前記現像ローラに回転力を与える第二
の電動機と、前記レジストローラに回転力を与える第三
の電動機とを具備することを特徴とする。
【0013】この発明の構成によれば、第一の電動機で
感光体ドラムを回転駆動し、第二の電動機で現像ローラ
を回転し、第三の電動機でレジストローラを夫々回転す
るので、現像ローラに負荷トルク変動による回転むらが
生じた場合に、第二の電動機がその回転むらの影響を受
けるのみで第一の電動機および第三の電動機はこの回転
むらの影響を受けることがない。このため、現像ローラ
に負荷トルク変動による回転むらが生じた場合でも、第
一の電動機および第三の電動機は回転むらを生じず、こ
れにより感光体ドラムおよびレジストローラは一定速度
の安定した回転を維持して送りむらのない良好な画像を
得ることができる。
感光体ドラムを回転駆動し、第二の電動機で現像ローラ
を回転し、第三の電動機でレジストローラを夫々回転す
るので、現像ローラに負荷トルク変動による回転むらが
生じた場合に、第二の電動機がその回転むらの影響を受
けるのみで第一の電動機および第三の電動機はこの回転
むらの影響を受けることがない。このため、現像ローラ
に負荷トルク変動による回転むらが生じた場合でも、第
一の電動機および第三の電動機は回転むらを生じず、こ
れにより感光体ドラムおよびレジストローラは一定速度
の安定した回転を維持して送りむらのない良好な画像を
得ることができる。
【0014】請求項2は、請求項1に記載の画像形成装
置において、前記感光体ドラムと前記現像ローラとが接
触していることを特徴とする。
置において、前記感光体ドラムと前記現像ローラとが接
触していることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、現像ローラが感光体ド
ラムと接して大きな負荷トルク変動を生じた場合でも、
現像ローラの回転むらが感光体の回転に影響を与えるこ
とを阻止しできる。
ラムと接して大きな負荷トルク変動を生じた場合でも、
現像ローラの回転むらが感光体の回転に影響を与えるこ
とを阻止しできる。
【0016】請求項3は、請求項1または2に記載の画
像形成装置において、前記第一の電動機は、前記定着ロ
ーラにも回転力を与えるものであり、前記第二の電動機
は前記給紙ローラにも回転力を与えるものであることを
特徴とする。
像形成装置において、前記第一の電動機は、前記定着ロ
ーラにも回転力を与えるものであり、前記第二の電動機
は前記給紙ローラにも回転力を与えるものであることを
特徴とする。
【0017】この発明の構成によれば、給紙ローラが負
荷変動により回転むらを生じた場合でも、第一の電動機
および第三の電動機は回転むらを生じず、これにより感
光体ドラムおよびレジストローラは安定した回転を維持
する。
荷変動により回転むらを生じた場合でも、第一の電動機
および第三の電動機は回転むらを生じず、これにより感
光体ドラムおよびレジストローラは安定した回転を維持
する。
【0018】
【発明の実施の形態】本願発明の第一の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。この実施の形態はフアク
シミリ装置における記録部に用いる画像形成装置を対象
にしたものである。図1は本願発明の第一の実施の形態
にかかわる画像形成装置を記録部に採用したフアクシミ
リ装置の全体の構成を示す断面図である。
いて図面を参照して説明する。この実施の形態はフアク
シミリ装置における記録部に用いる画像形成装置を対象
にしたものである。図1は本願発明の第一の実施の形態
にかかわる画像形成装置を記録部に採用したフアクシミ
リ装置の全体の構成を示す断面図である。
【0019】フアクシミリ装置の装置本体1には記録部
2と、この記録部2の上側に位置する原稿送信部3を設
けてあり、記録部2の下側には多数のカット形記録紙P
を積層して収容した用紙カセット4を設けている。
2と、この記録部2の上側に位置する原稿送信部3を設
けてあり、記録部2の下側には多数のカット形記録紙P
を積層して収容した用紙カセット4を設けている。
【0020】画像形成装置である記録部2について図1
ないし図3を参照して説明する。
ないし図3を参照して説明する。
【0021】図2は記録部2およびその回転駆動系統を
示す図、図3は記録部2を示す図である。
示す図、図3は記録部2を示す図である。
【0022】図1に示すように感光体ドラム11は後述
する第一の電動機M1により回転力を付与して図示矢印
方向に回転する。感光体ドラム11の周囲に、感光体ド
ラム11の表面を帯電する帯電装置12と、この帯電装
置12に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に位
置し感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成する露光
装置13と、露光装置12に対して感光体ドラム11の
回転方向下流側に位置し感光体ドラム11の表面の静電
潜像を顕在化してトナー像を形成する接触現像方式を採
用した現像装置14が設けてある。
する第一の電動機M1により回転力を付与して図示矢印
方向に回転する。感光体ドラム11の周囲に、感光体ド
ラム11の表面を帯電する帯電装置12と、この帯電装
置12に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に位
置し感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成する露光
装置13と、露光装置12に対して感光体ドラム11の
回転方向下流側に位置し感光体ドラム11の表面の静電
潜像を顕在化してトナー像を形成する接触現像方式を採
用した現像装置14が設けてある。
【0023】この現像装置14は、トナーTを溜めるト
ナーホッパ141、トナーTを担持し感光体ドラム11
の表面に接触して回転することにより感光体ドラム11
にトナーTを付与する現像ローラ142、トナーホッパ
141に溜められたトナーTを現像ローラ142に供給
する供給ローラ143、現像ローラ142の外周面に押
圧してトナー薄層を形成するブレード144を有してい
る。現像ローラ142と供給ローラ143はトナーホッ
パ141に回転自在に支持されている。図3に示すよう
に現像ローラ142と感光体ドラム11とは弾性体1
5、例えば引っ張りコイルばねにより互いに接触する力
を加えられている。
ナーホッパ141、トナーTを担持し感光体ドラム11
の表面に接触して回転することにより感光体ドラム11
にトナーTを付与する現像ローラ142、トナーホッパ
141に溜められたトナーTを現像ローラ142に供給
する供給ローラ143、現像ローラ142の外周面に押
圧してトナー薄層を形成するブレード144を有してい
る。現像ローラ142と供給ローラ143はトナーホッ
パ141に回転自在に支持されている。図3に示すよう
に現像ローラ142と感光体ドラム11とは弾性体1
5、例えば引っ張りコイルばねにより互いに接触する力
を加えられている。
【0024】また、感光体ドラム11の周囲には、現像
装置14に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に
位置して、感光体ドラム11のトナー像を搬送される記
録紙Pに転写する転写装置16を設けている。なお、転
写装置16はローラ形、コロナ形などが挙げられるが、
ここでは例えばローラ形を用いている。
装置14に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に
位置して、感光体ドラム11のトナー像を搬送される記
録紙Pに転写する転写装置16を設けている。なお、転
写装置16はローラ形、コロナ形などが挙げられるが、
ここでは例えばローラ形を用いている。
【0025】さらに、感光体ドラム11に対して記録紙
Pの搬送方向下流側の箇所に、転写装置16を通過して
搬送される記録紙Pに転写されているトナー像を定着す
る一対の定着ローラ17,18を設けている。この定着
ローラ17,18は熱定着方式を採用したものである。
Pの搬送方向下流側の箇所に、転写装置16を通過して
搬送される記録紙Pに転写されているトナー像を定着す
る一対の定着ローラ17,18を設けている。この定着
ローラ17,18は熱定着方式を採用したものである。
【0026】転写装置16に対して感光体ドラム11の
回転方向下流側の個所に、転写工程後に感光体ドラム1
1の表面に残留するトナーTを掻き落とすブレード19
1およびこのブレード191が掻き落としたトナーTを
受ける廃トナー受け192を有するクリーニング装置1
9を設けている。
回転方向下流側の個所に、転写工程後に感光体ドラム1
1の表面に残留するトナーTを掻き落とすブレード19
1およびこのブレード191が掻き落としたトナーTを
受ける廃トナー受け192を有するクリーニング装置1
9を設けている。
【0027】なお、例えば感光体ドラム11、帯電装置
12、現像装置14およびクリーニング装置19により
画像形成プロセスユニットを構成している。例えば、現
像装置14およびクリーニング装置19のフレームを一
体にまとめて感光体ドラム11を回転自在に支持してい
る。
12、現像装置14およびクリーニング装置19により
画像形成プロセスユニットを構成している。例えば、現
像装置14およびクリーニング装置19のフレームを一
体にまとめて感光体ドラム11を回転自在に支持してい
る。
【0028】また、装置本体1には、用紙カセット3に
積層収容した記録紙Pを一枚づつ転写装置16に向けて
搬送供給する給紙ローラ21と、この給紙ローラ21に
接触して記録紙Pを一枚づつ分離する分離部材22を設
けてある。なお、分離部材22としてはローラ形、パッ
ト形などが挙げられるが、ここではローラ形を用いてい
る。
積層収容した記録紙Pを一枚づつ転写装置16に向けて
搬送供給する給紙ローラ21と、この給紙ローラ21に
接触して記録紙Pを一枚づつ分離する分離部材22を設
けてある。なお、分離部材22としてはローラ形、パッ
ト形などが挙げられるが、ここではローラ形を用いてい
る。
【0029】また、給紙ローラ21に対して記録紙搬送
方向下流側に位置して、搬送された記録紙Pを一旦停止
させて感光体ドラムPのトナー像を記録紙Pに転写する
タイミングを設定して記録紙Pを感光体ドラム11と転
写装置16との間へ搬送する一対のレジストローラ2
3、24を設けている。25は用紙カセット3に積層収
容した記録紙Pを用紙カセット4から繰り出すピックア
ップローラである。
方向下流側に位置して、搬送された記録紙Pを一旦停止
させて感光体ドラムPのトナー像を記録紙Pに転写する
タイミングを設定して記録紙Pを感光体ドラム11と転
写装置16との間へ搬送する一対のレジストローラ2
3、24を設けている。25は用紙カセット3に積層収
容した記録紙Pを用紙カセット4から繰り出すピックア
ップローラである。
【0030】感光体ドラム11および各ローラを回転駆
動する回転駆動系について図2を参照して説明する。
動する回転駆動系について図2を参照して説明する。
【0031】この回転駆動系では、感光体ドラム11お
よび定着ローラ17に回転力を与える第一の電動機M1
と、現像ローラ142および給紙ローラ21に回転力を
与える第二の電動機M2と、レジストローラ23に回転
力を与える第三の電動機とを備えている。これら第一な
いし第三の電動機M1〜M3は夫々ステッピングモータ
を用いている。
よび定着ローラ17に回転力を与える第一の電動機M1
と、現像ローラ142および給紙ローラ21に回転力を
与える第二の電動機M2と、レジストローラ23に回転
力を与える第三の電動機とを備えている。これら第一な
いし第三の電動機M1〜M3は夫々ステッピングモータ
を用いている。
【0032】そして、第一の電動機M1は回転伝達系G
1によって感光体ドラム11と定着ローラ17に回転を
伝達する。回転伝達系G1は、第一の電動機M1の出力
軸M1aの回転をこれに設けた歯車g111から歯車g
112ないしg114を介して図3にも示すように感光
体ドラム11に設けた歯車g115に伝達して感光体ド
ラム11を回転する。また、歯車g111から歯車g1
16ないしg118を介して定着ローラ17に設けた歯
車g119までの間に回転を伝達して定着ローラ17を
回転させる。感光体ドラム11に設けた歯車g115に
ついては図3(b)を参照。
1によって感光体ドラム11と定着ローラ17に回転を
伝達する。回転伝達系G1は、第一の電動機M1の出力
軸M1aの回転をこれに設けた歯車g111から歯車g
112ないしg114を介して図3にも示すように感光
体ドラム11に設けた歯車g115に伝達して感光体ド
ラム11を回転する。また、歯車g111から歯車g1
16ないしg118を介して定着ローラ17に設けた歯
車g119までの間に回転を伝達して定着ローラ17を
回転させる。感光体ドラム11に設けた歯車g115に
ついては図3(b)を参照。
【0033】第二の電動機M2は回転伝達系G2によっ
て現像装置14における現像ローラ142および供給ロ
ーラ143と、給紙ローラ21へ回転を伝達する。回転
伝達系G2は、第二の電動機M2の出力軸M2aの回転
をこれに設けた歯車g211から歯車g212ないしg
215を介して現像ローラ142に設けた歯車g216
に伝達して現像ローラ142を回転する。また、供給ロ
ーラ143に設けた歯車g217へ回転を伝達して供給
ローラ143を回転させる。さらに、歯車g211から
歯車218、プーリ221、ベルト222、プーリ22
3、歯車g219を介して給紙ローラ21に設けた歯車
g220に伝達して給紙ローラ21を回転させる。
て現像装置14における現像ローラ142および供給ロ
ーラ143と、給紙ローラ21へ回転を伝達する。回転
伝達系G2は、第二の電動機M2の出力軸M2aの回転
をこれに設けた歯車g211から歯車g212ないしg
215を介して現像ローラ142に設けた歯車g216
に伝達して現像ローラ142を回転する。また、供給ロ
ーラ143に設けた歯車g217へ回転を伝達して供給
ローラ143を回転させる。さらに、歯車g211から
歯車218、プーリ221、ベルト222、プーリ22
3、歯車g219を介して給紙ローラ21に設けた歯車
g220に伝達して給紙ローラ21を回転させる。
【0034】第二の電動機M3は回転伝達系G3によっ
てレジストローラ23へ回転を伝達する。回転伝達系G
3は、第3の電動機M3の出力軸M3aの回転をこれに
設けた歯車g311から歯車g312を介してレジスト
ローラ23に設けた歯車g313へ回転を伝達してレジ
ストローラ23を回転させる。
てレジストローラ23へ回転を伝達する。回転伝達系G
3は、第3の電動機M3の出力軸M3aの回転をこれに
設けた歯車g311から歯車g312を介してレジスト
ローラ23に設けた歯車g313へ回転を伝達してレジ
ストローラ23を回転させる。
【0035】なお、図2は各伝達系G1〜G3の構成を
概念的に示したもので実際の構成とは異なるところがあ
る。実際に各伝達系G1〜G3を構成する場合には適切
な大きおよび歯数の歯車、歯車の数などを設定して組合
せる。図2において例えば感光体ドラム11と歯車g1
15とは直線で結んで両者を同一回転軸に設けることを
示している。定着ローラ17と歯車g119、給紙ロー
ラ21と歯車g220,レジストローラ23と歯車31
3も夫々同様に示してある。
概念的に示したもので実際の構成とは異なるところがあ
る。実際に各伝達系G1〜G3を構成する場合には適切
な大きおよび歯数の歯車、歯車の数などを設定して組合
せる。図2において例えば感光体ドラム11と歯車g1
15とは直線で結んで両者を同一回転軸に設けることを
示している。定着ローラ17と歯車g119、給紙ロー
ラ21と歯車g220,レジストローラ23と歯車31
3も夫々同様に示してある。
【0036】このように構成した画像形成装置における
作動について説明する。先ず、第一の電動機M1を回転
駆動する。この第一の電動機M1の回転を回転伝達系G
1を介して感光体ドラム11へ伝達付与して感光体ドラ
ム11を図2矢印方向へ回転させるとともに、定着ロー
ラ17へ伝達付与して定着ローラ17を図2矢印方向へ
回転させる。定着ローラ18は定着ローラ17に従動し
て回転する。なお、転写装置16がローラ形の場合に
は、例えば第一の電動機M1の回転を転写装置16のロ
ーラへ伝達付与してこの転写ローラを回転させる。
作動について説明する。先ず、第一の電動機M1を回転
駆動する。この第一の電動機M1の回転を回転伝達系G
1を介して感光体ドラム11へ伝達付与して感光体ドラ
ム11を図2矢印方向へ回転させるとともに、定着ロー
ラ17へ伝達付与して定着ローラ17を図2矢印方向へ
回転させる。定着ローラ18は定着ローラ17に従動し
て回転する。なお、転写装置16がローラ形の場合に
は、例えば第一の電動機M1の回転を転写装置16のロ
ーラへ伝達付与してこの転写ローラを回転させる。
【0037】また、第二の電動機M2を回転駆動する。
この第一の電動機M2の回転を、回転伝達系G2を介し
て現像装置14の現像ローラ142および供給ローラ1
43に伝達付与して現像ローラ142および供給ローラ
143を図2矢印方向へ回転させるとともに、給紙ロー
ラ21へ伝達付与して給紙ローラ21を図2矢印方向へ
回転させる。なお、図示はしないが例えば第一の電動機
M2の回転をピックアップローラ25へ伝達付与してこ
のピックアップローラ25を回転させる。
この第一の電動機M2の回転を、回転伝達系G2を介し
て現像装置14の現像ローラ142および供給ローラ1
43に伝達付与して現像ローラ142および供給ローラ
143を図2矢印方向へ回転させるとともに、給紙ロー
ラ21へ伝達付与して給紙ローラ21を図2矢印方向へ
回転させる。なお、図示はしないが例えば第一の電動機
M2の回転をピックアップローラ25へ伝達付与してこ
のピックアップローラ25を回転させる。
【0038】そうすると、ピックアップローラ25は回
転して用紙カセット4に積層収容された記録紙Pを給紙
ローラ21へ繰り出す。給紙ローラ21は回転して分離
部材22と組合せて記録紙Pを一枚づつ分離してレジス
トローラ23、24まで搬送する。この時点で第三の電
動機M3は駆動しておらず、回転をレジストローラ23
の回転も停止している。
転して用紙カセット4に積層収容された記録紙Pを給紙
ローラ21へ繰り出す。給紙ローラ21は回転して分離
部材22と組合せて記録紙Pを一枚づつ分離してレジス
トローラ23、24まで搬送する。この時点で第三の電
動機M3は駆動しておらず、回転をレジストローラ23
の回転も停止している。
【0039】一方、帯電装置12により回転する感光体
ドラム11の表面を帯電し、次いで露光装置13により
静電潜像を形成する。次いで現像装置14では供給ロー
ラ143が現像ローラ142へトナーTを供給し、トナ
ーTを担持した現像ローラ142が感光体ドラム11に
接触しながら回転してトナーTを感光体ドラム11の表
面に付着する。これにより感光体ドラム11の表面の静
電潜像を現像してトナー像を形成する。
ドラム11の表面を帯電し、次いで露光装置13により
静電潜像を形成する。次いで現像装置14では供給ロー
ラ143が現像ローラ142へトナーTを供給し、トナ
ーTを担持した現像ローラ142が感光体ドラム11に
接触しながら回転してトナーTを感光体ドラム11の表
面に付着する。これにより感光体ドラム11の表面の静
電潜像を現像してトナー像を形成する。
【0040】ここで、記録紙Pの先端と感光体ドラム1
1のトナー像の先端が一致するタイミングにおいて、第
三の電動機M3が回転駆動し、その回転を回転伝達系G
3によりレジストローラ23に伝達付与してレジストロ
ーラ23を回転する。レジストローラ24はレジストロ
ーラ23に従動して回転する。このようにレジストロー
ラ23、24は回転を始めると、搬送を停止していた記
録紙Pを感光体ドラム11と転写装置16との間まで再
び搬送する。感光体ドラム11と転写装置16との間を
通過する記録紙Pに対して、転写装置16により感光体
ドラム11のトナー像を転写する。感光体ドラム11は
トナー像を転写した記録紙Pを定着ローラ17、18ま
で搬送する。定着ローラ17、18は回転しながら記録
紙Pのトナー像を定着する。その後、記録紙Pは装置本
体1の外部へ排出される。
1のトナー像の先端が一致するタイミングにおいて、第
三の電動機M3が回転駆動し、その回転を回転伝達系G
3によりレジストローラ23に伝達付与してレジストロ
ーラ23を回転する。レジストローラ24はレジストロ
ーラ23に従動して回転する。このようにレジストロー
ラ23、24は回転を始めると、搬送を停止していた記
録紙Pを感光体ドラム11と転写装置16との間まで再
び搬送する。感光体ドラム11と転写装置16との間を
通過する記録紙Pに対して、転写装置16により感光体
ドラム11のトナー像を転写する。感光体ドラム11は
トナー像を転写した記録紙Pを定着ローラ17、18ま
で搬送する。定着ローラ17、18は回転しながら記録
紙Pのトナー像を定着する。その後、記録紙Pは装置本
体1の外部へ排出される。
【0041】さらに、感光体ドラム11に残留するトナ
ーTはクリーニング装置19により除去される。
ーTはクリーニング装置19により除去される。
【0042】本願発明の画像形成装置における回転駆動
系について説明を加える。本願発明では、第一の電動機
M1で感光体ドラム11と定着ローラ17を回転駆動
し、第二の電動機M2で現像ローラ142と給紙ローラ
21を回転駆動し、第三の電動機M3でレジストローラ
23を回転駆動している。すなわち、前記の感光体ドラ
ム11および定着ローラ17と、現像ローラ142と給
紙ローラ21と、レジストローラ23を、夫々専用の駆
動用電動機を有する独立した3組の回転駆動系統により
回転駆動している。このため、感光体ドラム11と定着
ローラ17で発生した負荷トルク変動による回転むらは
第一の電動機M1のみに作用し、現像ローラ142と給
紙ローラ21で発生した負荷トルク変動による回転むら
は第二の電動機M2のみに作用し、レジストローラ23
で発生した負荷トルク変動による回転むらは第三の電動
機M3のみに作用する。
系について説明を加える。本願発明では、第一の電動機
M1で感光体ドラム11と定着ローラ17を回転駆動
し、第二の電動機M2で現像ローラ142と給紙ローラ
21を回転駆動し、第三の電動機M3でレジストローラ
23を回転駆動している。すなわち、前記の感光体ドラ
ム11および定着ローラ17と、現像ローラ142と給
紙ローラ21と、レジストローラ23を、夫々専用の駆
動用電動機を有する独立した3組の回転駆動系統により
回転駆動している。このため、感光体ドラム11と定着
ローラ17で発生した負荷トルク変動による回転むらは
第一の電動機M1のみに作用し、現像ローラ142と給
紙ローラ21で発生した負荷トルク変動による回転むら
は第二の電動機M2のみに作用し、レジストローラ23
で発生した負荷トルク変動による回転むらは第三の電動
機M3のみに作用する。
【0043】すなわち、負荷トルクが通紙動作中に変動
し、他の口一ラの回転に影響を与える現像ローラ142
および給紙ローラ21を、感光体ドラム11およびレジ
ストローラ23を駆動する第一の電動機M1および第三
の電動機M3から分離して異なった第二の電動機M2で
回転駆動している。また、レジストローラ23も独立し
た第三の電動機M3により駆動するために、他のローラ
の影響を受けずに均一な回転を得て記録紙Pの搬送速度
を一定にすることができる。
し、他の口一ラの回転に影響を与える現像ローラ142
および給紙ローラ21を、感光体ドラム11およびレジ
ストローラ23を駆動する第一の電動機M1および第三
の電動機M3から分離して異なった第二の電動機M2で
回転駆動している。また、レジストローラ23も独立し
た第三の電動機M3により駆動するために、他のローラ
の影響を受けずに均一な回転を得て記録紙Pの搬送速度
を一定にすることができる。
【0044】そして、画像形成時に、給紙ローラ21に
加わる負荷トルクは、給紙ローラ21が分離部材22と
接触している時、記録紙Pが給紙ローラ21と分離部材
22との間に有る時、記録紙が通過した時に夫々変動す
る。現像ローラ142に加わる負荷トルクは、現像ロー
ラ142が供給ローラ173およびプレード144と接
触しているので、感光体ドラム11の負荷トルクよりも
大きくて変動が激しい。なお、定着ローラ11に送られ
てくる記録紙Pは感光体ドラム11やその他の搬送用ロ
ーラによって搬送されてくるために、定着ローラ11の
負荷トルクは小さく、変動も殆ど起こらない。
加わる負荷トルクは、給紙ローラ21が分離部材22と
接触している時、記録紙Pが給紙ローラ21と分離部材
22との間に有る時、記録紙が通過した時に夫々変動す
る。現像ローラ142に加わる負荷トルクは、現像ロー
ラ142が供給ローラ173およびプレード144と接
触しているので、感光体ドラム11の負荷トルクよりも
大きくて変動が激しい。なお、定着ローラ11に送られ
てくる記録紙Pは感光体ドラム11やその他の搬送用ロ
ーラによって搬送されてくるために、定着ローラ11の
負荷トルクは小さく、変動も殆ど起こらない。
【0045】このように現像ローラ142および給紙ロ
ーラ21に負荷トルク変動による回転むらが生じた場
合、また給紙ローラ21が負荷変動により回転むらが生
じた場合に、第二の電動機M2がその回転むらの影響を
受けるのみで、第一の電動機M1および第三の電動機M
2は前記の回転むらの影響を受けることがない。なお、
定着ローラ16の負荷トルクは小さく変動も殆ど起きな
いため第二の電動機M2に影響がない。このため、現像
ローラ142に負荷トルク変動による回転むらが生じた
場合でも、第一の電動機M1および第三の電動機M3に
は回転むらを生じず、これにより感光体ドラム11およ
びレジストローラ23は回転速度が一定で安定した回転
を維持して送りむらのない良好な画像を得ることができ
る。
ーラ21に負荷トルク変動による回転むらが生じた場
合、また給紙ローラ21が負荷変動により回転むらが生
じた場合に、第二の電動機M2がその回転むらの影響を
受けるのみで、第一の電動機M1および第三の電動機M
2は前記の回転むらの影響を受けることがない。なお、
定着ローラ16の負荷トルクは小さく変動も殆ど起きな
いため第二の電動機M2に影響がない。このため、現像
ローラ142に負荷トルク変動による回転むらが生じた
場合でも、第一の電動機M1および第三の電動機M3に
は回転むらを生じず、これにより感光体ドラム11およ
びレジストローラ23は回転速度が一定で安定した回転
を維持して送りむらのない良好な画像を得ることができ
る。
【0046】また、現像ローラ142は感光体ドラム1
1と接して回転しているために大きな負荷トルクを受け
ており、負荷トルク変動により大きな影響を受けて回転
むらを生じやすい。しかし、この場合でも現像ローラ1
42の回転むらが感光体の回転に影響を与えることを阻
止できる。
1と接して回転しているために大きな負荷トルクを受け
ており、負荷トルク変動により大きな影響を受けて回転
むらを生じやすい。しかし、この場合でも現像ローラ1
42の回転むらが感光体の回転に影響を与えることを阻
止できる。
【0047】さらに、感光体ドラム11および各ローラ
を3台の電動機M1、M2、M3より分散してさせて回
転駆動するために、各電動機M1、M2、M3が夫々負
担する負荷トルクは、従来の1モータ方式および2モー
タ方式において各電動機が負担する負荷トルクに比較し
て大幅に減少する。このため、3台の電動機M1、M
2、M3の全てに出力トルクの低い安価なステッピング
モータを用いることができる。
を3台の電動機M1、M2、M3より分散してさせて回
転駆動するために、各電動機M1、M2、M3が夫々負
担する負荷トルクは、従来の1モータ方式および2モー
タ方式において各電動機が負担する負荷トルクに比較し
て大幅に減少する。このため、3台の電動機M1、M
2、M3の全てに出力トルクの低い安価なステッピング
モータを用いることができる。
【0048】特に、感光体ドラム11および定着ローラ
17を駆動する第一の電動機M1と、レジストローラ2
3を駆動する第三の電動機10は、負荷トルクの高い現
像ローラ142を回転駆動を分離したため、従来の1モ
ータ駆動および2モータ駆動に比ぺ極めて低出力トルク
で安価な電動機を用いることが可能となり、従来の駆動
機構に比ベコストを低減することができる。
17を駆動する第一の電動機M1と、レジストローラ2
3を駆動する第三の電動機10は、負荷トルクの高い現
像ローラ142を回転駆動を分離したため、従来の1モ
ータ駆動および2モータ駆動に比ぺ極めて低出力トルク
で安価な電動機を用いることが可能となり、従来の駆動
機構に比ベコストを低減することができる。
【0049】ここで、本発明の3モータ方式を採用した
画像形成装置と、従来の1モータ方式を採用した画像形
成装置とで夫々画像を形成し、この画像形成時に発生す
る送りむら(回転むら)を測定した。形成する画像は等
間隔な白黒交互画である。送りむら(回転むら)の測定
は、各装置の電動機からの出力をジッタ測定器で周波数
測定することによって行った。本発明の3モータ方式を
採用した画像形成装置における測定結果を図4にの線図
で示し、従来の1モータ方式を採用した画像形成装置に
おける測定結果を図4の線図で示す。この線図によれ
ば、本発明の3モータ方式を採用した画像形成装置にお
ける各ピークでのゲインが、従来の1モータ方式を採用
した画像形成装置における各ピークでのゲインに比較し
て低くなっていることがわかる。このため、本発明の3
モータ方式を採用した画像形成装置を用いれば送りむら
の発生を減少させることができる。
画像形成装置と、従来の1モータ方式を採用した画像形
成装置とで夫々画像を形成し、この画像形成時に発生す
る送りむら(回転むら)を測定した。形成する画像は等
間隔な白黒交互画である。送りむら(回転むら)の測定
は、各装置の電動機からの出力をジッタ測定器で周波数
測定することによって行った。本発明の3モータ方式を
採用した画像形成装置における測定結果を図4にの線図
で示し、従来の1モータ方式を採用した画像形成装置に
おける測定結果を図4の線図で示す。この線図によれ
ば、本発明の3モータ方式を採用した画像形成装置にお
ける各ピークでのゲインが、従来の1モータ方式を採用
した画像形成装置における各ピークでのゲインに比較し
て低くなっていることがわかる。このため、本発明の3
モータ方式を採用した画像形成装置を用いれば送りむら
の発生を減少させることができる。
【0050】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。例えば感
光体ドラムにおいて転写工程後に残留するトナーを取り
除く手段は、実施の形態に示すクリーニング装置によら
ず、現像装置により電気的に回収するクリーナレス方式
を採用しても良い。
されず、種々変形して実施することができる。例えば感
光体ドラムにおいて転写工程後に残留するトナーを取り
除く手段は、実施の形態に示すクリーニング装置によら
ず、現像装置により電気的に回収するクリーナレス方式
を採用しても良い。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明の画像形成装置によれ
ば、現像ローラに負荷トルク変動による回転むらが生じ
た場合に、第二の電動機がその回転むらの影響を受ける
のみで、第一の電動機および第三の電動機は上記回転む
らの影響を受けることがなく回転むらを生じない。この
ため、感光体ドラムおよびレジストローラは回転速度が
一定で安定した回転を維持して送りむらのない良好な画
像を得ることができる。
ば、現像ローラに負荷トルク変動による回転むらが生じ
た場合に、第二の電動機がその回転むらの影響を受ける
のみで、第一の電動機および第三の電動機は上記回転む
らの影響を受けることがなく回転むらを生じない。この
ため、感光体ドラムおよびレジストローラは回転速度が
一定で安定した回転を維持して送りむらのない良好な画
像を得ることができる。
【0052】請求項2の発明の画像形成装置によれば、
現像ローラが感光体ドラムと接して大きな負荷トルク変
動を生じた場合でも、現像ローラの回転むらが感光体の
回転に影響を与えることを阻止してできる。
現像ローラが感光体ドラムと接して大きな負荷トルク変
動を生じた場合でも、現像ローラの回転むらが感光体の
回転に影響を与えることを阻止してできる。
【0053】請求項3の発明によれば、給紙ローラが負
荷変動により回転むらが生じた場合でも、第一の電動機
および第三の電動機は回転むらを生じず、これにより感
光体ドラムおよびレジストローラは回転速度が一定で安
定した回転を維持して送りむらのない良好な画像を得る
ことができる。
荷変動により回転むらが生じた場合でも、第一の電動機
および第三の電動機は回転むらを生じず、これにより感
光体ドラムおよびレジストローラは回転速度が一定で安
定した回転を維持して送りむらのない良好な画像を得る
ことができる。
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる電子写真装置
であるフアクシミリ装置の全体を示す断面図。
であるフアクシミリ装置の全体を示す断面図。
【図2】同実施の実施の形態にかかわるフアクシミリ装
置に設ける回転駆動系を拡大して示す図。
置に設ける回転駆動系を拡大して示す図。
【図3】同実施の実施の形態にかかわるフアクシミリ装
置に設けるプロセス部を拡大して示す図。
置に設けるプロセス部を拡大して示す図。
【図4】同実施の実施の形態のフアクシミリ装置に設け
る回転駆動系において3モータ方式を採用した場合にお
ける画像を周波数測定した結果示す線図。
る回転駆動系において3モータ方式を採用した場合にお
ける画像を周波数測定した結果示す線図。
【図5】比較例のフアクシミリ装置に設ける回転駆動系
において1モータ方式を採用した場合における画像を周
波数測定した結果示す線図。
において1モータ方式を採用した場合における画像を周
波数測定した結果示す線図。
1…装置本体、 2…記録部、 3…原稿読取り部、 4…カセット、 11…感光体ドラム、 12…帯電装置、 13…露光装置、 14…現像装置、 142…現像ローラ、 143…供給ローラ、 16…転写ローラ、 17…転写ローラ、 18…転写ローラ、 21…給紙ローラ、 22…分離ローラ、 23…レジストローラ、 24…レジストローラ、 25…ピックアップローラ、 M1…第一の電動機、 M2…第二の電動機、 M3…第三の電動機、 G1…回転伝達系、 G2…回転伝達系、 G3…回転伝達系、 P…記録紙、 T…トナー。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転自在な感光体ドラムと、この感光体
ドラムの表面を帯電する帯電装置と、前記感光体ドラム
の表面に静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体ド
ラムにトナーを付与してトナー像を形成する回転自在な
現像ローラを有する現像装置と、前記感光体ドラムに形
成されたトナー像をこの感光体ドラムとの間を通過する
記録紙に転写する転写装置と、前記記録紙に転写した前
記トナー像を前記記録紙に定着する回転自在な定着ロー
ラと、前記感光体ドラムのトナー像を前記記録紙に転写
するタイミングを設定して前記記録紙を前記感光体ドラ
ムと前記転写装置との間へ搬送する回転自在なレジスト
ローラと、このレジストローラへ前記記録紙を供給搬送
する回転自在な給紙ローラと、前記感光体ドラムに回転
力を与える第一の電動機と、前記現像ローラに回転力を
与える第二の電動機と、前記レジストローラに回転力を
与える第三の電動機とを具備することを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 前記感光体ドラムと前記現像ローラとが
接触していることを特徴とする請求項1に記載の画像形
成装置。 - 【請求項3】 前記第一の電動機は、前記定着ローラに
も回転力を与えるものであり、前記第二の電動機は前記
給紙ローラにも回転力を与えるものであることを特徴と
する請求項1または2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108950A JPH09297441A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108950A JPH09297441A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09297441A true JPH09297441A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14497766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8108950A Pending JPH09297441A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09297441A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007293219A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
CN109240062A (zh) * | 2012-09-07 | 2019-01-18 | 佳能株式会社 | 成像装置和处理盒 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP8108950A patent/JPH09297441A/ja active Pending
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