JP4054559B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を適用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を適用した画像形成装置においては、内部に感光体ドラムを備え、該感光体ドラムの周囲に帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段を備えている。そして上記各部材がカートリッジケースに覆われることにより、画像形成カートリッジが形成されている。
【0003】
なお、上記現像手段を構成する一部として現像ローラが設けられており、この現像ローラには、現像ブレードの一端部が近接している。そしてこの現像ブレードの押圧により、現像ローラ表面のトナーは均一にされ、その状態のままトナーは、現像ローラと接触して設けられている円筒状の感光体ドラムに形成された静電潜像上に移行する。そしてこれにより、静電潜像が現像される。
【0004】
ここで、画像形成装置には、普通紙に印刷する通常印刷モードと、厚紙やOHP用紙等、定着時間を普通紙の定着時間よりも必要とする厚紙/OHP印刷モードの2つの印刷モードがある。そして厚紙/OHP印刷モードの場合には、定着を時間をかけて行うために、通常印刷モード時よりも画像形成装置内の各ローラの回転速度を遅くしている。なお、通常印刷モードは、1分間に例えば12枚のA4サイズの用紙に印刷することが可能な印刷スピードであり、この印刷スピードに対応する速度で各ローラが回転する。一方、厚紙/OHP印刷モードは、1分間に5枚のA4サイズの用紙に印刷することが可能な印刷スピードであり、この印刷スピードに対応する速度で各ローラが回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の画像形成装置においては、厚紙/OHP印刷モードの場合、すなわち画像形成装置内の各ローラが遅く回転する印刷モードの場合、現像ブレードと現像ローラとの間にトナー等で形成された固まりが挟まってしまう場合があった。すると、現像ローラ上に載ったトナーが上記トナーの固まりに当接し、ブレードと現像ローラとの間をすり抜けることができず、その場所だけ、ブレードを通過した後の現像ローラ上にトナーが載っていない状態となってしまう。そしてトナーが載っていない箇所が感光体ドラムと対向する地点まで回転していったとき、感光体ドラムの静電潜像上にトナーが載らないので、静電潜像が現像されず、印刷した際に現像されなかった部分がトナー抜け状態となり、印刷後の用紙に白筋が発生してしまうという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、
トナー規制部材により回転する現像部材表面にトナーの層を形成し、前記現像部材から静電潜像担持体表面の静電潜像へと前記トナーを移行させてトナー像を形成する画像形成装置において、前記現像部材の回転を制御する制御部を持ち、前記制御部は、前記トナー規制部材に対する前記現像部材外周の相対速度を第1の速度で回転し現像動作を行う場合には、前記現像動作を行っていないときに前記現像部材外周の相対速度を前記第1の速度より速い第2の速度で回転させるものである。
【0007】
上記構成によれば、現像動作時の、トナー規制部材に対する現像部材外周の相対速度が予め決められた速度よりも遅い場合であっても、現像動作時以外においては、現像部材を、トナー規制部材に対する現像部材外周の相対速度が予め決められた速度以上となる速度で回転させる。これにより、現像部材上のトナーの、トナー規制部材に対する圧力が高くなるので、トナー規制部材と現像部材との間にトナー等の固まりが挟まっているとしても、このトナー等の固まりは外れるか、あるいは粉砕される。そしてこれにより、トナー規制部材と現像部材との間にトナー等の固まりが挟まっても、固まりをトナー規制部材と現像部材との間から外すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は実施の形態の画像形成装置の構成を示す説明図、図2は実施の形態の現像装置の一部の構成を示す説明図である。
【0009】
プリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等に適用される電子写真方式を適用した画像形成装置について説明する。なお、ここでは画像形成装置はプリンタ装置として説明する。
【0010】
図1において、画像形成装置1には、画像形成カートリッジ2及びトナーカートリッジ3が着脱自在に配設されている。上記画像形成カートリッジ2は全体がカートリッジケース4に覆われており、このカートリッジケース4内部には、静電潜像担持体である感光体ドラム5が設けられている。
【0011】
感光体ドラム5の周囲には、感光体ドラム5表面に静電化を与える帯電ローラ7と、現像部材である現像ローラ8と、転写後の感光体ドラム5表面に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレード9が設けられている。なおクリーニングブレード9によって除去されたトナーはスパイラルスクリュー10によって図示せぬ廃トナーボックスに蓄えられる。
【0012】
上記現像ローラ8は現像装置11に設けられている。図1、図2に示す現像装置11において、半導電性ゴム材によって形成された現像ローラ8の外周に、トナー規制部材である現像ブレード12、及びスポンジローラ13が近接あるいは圧接されて配設され、現像ブレード12及びスポンジローラ13の周囲にトナー収納部14が形成されている。なお、現像ブレード12は、現像ローラ8表面のトナーを均一とするものである。またトナー収納部14にはトナーを攪拌するための攪拌部材15が配設され、該攪拌部材15の上方にトナーカートリッジ3が配設されている。なお、該トナーカートリッジ3内のトナーが無くなると、トナーカートリッジ3は交換される。
【0013】
なお、上記帯電ローラ7、現像ローラ8、クリーニングブレード9、スポンジローラ13、攪拌部材15等はいずれもカートリッジケース4に回転自在に支持されている。
【0014】
次に上記現像装置11の機能について説明する。
【0015】
まず、トナー収納部14内の非磁性1成分のトナーはスポンジローラ13を介して現像ローラ8に供給され、該現像ローラ8の回転に伴って図2に示す現像ブレード12の端部が近接した部分に送られ、該現像ブレード12によって現像ローラ8上において均一に薄層化される。その後、薄層化されたトナーは現像ローラ8の回転に伴って該現像ローラ8と感光体ドラム5との間の現像部に送られ、感光体ドラム5上の静電潜像に付着してトナー像を形成する。
【0016】
なお、上記トナーは現像ブレード12によって薄層化されるとき、現像ローラ8及び現像ブレード12によって強く擦られ摩擦によって帯電させられる。本実施の形態においては、上記トナーは負の極性に帯電させられる。
【0017】
次に、上記帯電ローラ7と現像ローラ8との間であって感光体ドラム5に対向した位置に設けられているLEDヘッド17について説明する。LEDヘッド17は、図示せぬ複数のLED素子から成るLEDアレイ、該LEDアレイを駆動するドライバICが搭載された図示せぬ基板、上記各LED素子の光を集光する図示せぬロッドレンズアレイ等から成り、外部から送信された画像データ信号に対応させて各LED素子を選択的に発光させ、上記感光体ドラム5の表面を露光し、感光体ドラム5の表面に静電潜像を形成する。そして該静電潜像に上記現像ローラ8上のトナーが静電気力によって付着してトナー像が形成される。
【0018】
感光体ドラム5の周囲にはまた、感光体ドラム5に一定の力で押し付けられ、感光体ドラム5表面に形成されたトナー像を、後述するレジストローラにより搬送されてきた後述する用紙に転写する転写ローラ25が設けられている。また現像装置11よりも用紙搬送方向下流側には、転写されたトナーを用紙に定着する加熱ローラ28及び加圧ローラ29によって構成される定着器30が設けられている。
【0019】
画像形成装置1には用紙給送部23が設けられており、この用紙給送部23にはホッパーステージ34が設けられている。このホッパーステージ34には媒体である用紙22が積載されており、一部にはバネ35の一端部が取り付けられている。そしてこのバネ35の押圧力により用紙22は、画像形成装置1内に設けられた給送ローラ24に押圧される。なお、バネ35の他端部は用紙給送部23の底面に取り付けられている。そして上記給送ローラ24の回転により用紙給送部23に積載されている用紙22が画像形成装置1内へと繰出される。
【0020】
この繰出された用紙22はレジストローラ26、27まで搬送され、このレジストローラ26、27により感光体ドラム5と転写ローラ25との間の転写部まで搬送され、該転写部において感光体ドラム5上のトナー像が転写ローラ25によって用紙22に転写される。用紙22は定着器30まで搬送され、加熱ローラ28及び加圧ローラ29によってトナー像が定着される。そしてトナー像が定着された用紙22は排出ローラ31、32によって画像形成装置1外に排出される。なお、上記レジストローラ26、27よりも用紙給送方向上流側であって、レジストローラ26、27の近傍には、用紙22の通過を検知する媒体検知センサ36が設けられている。
【0021】
また画像形成装置1の上方には、開閉カバー20がヒンジ33を中心として画像形成装置1のフレーム19に対して矢印C−D方向に回動自在に設けられている。なお、開閉カバー20を開けた状態において、画像形成カートリッジ2を画像形成装置1本体に対して着脱することができる。
【0022】
次に上記感光体ドラム5について説明する。感光体ドラム5は円筒状のアルミニウム合金材等から成る導電性基材の上に電荷発生層及び電荷輸送層を形成することによって構成され、中心には導電体から成る軸部材としての金属製ドラムシャフト6が嵌入されている。なお、このドラムシャフト6の両端部はカートリッジケース4の側壁に形成された図示せぬ軸受け部を貫通している。
【0023】
次に上記構成における画像形成装置1の制御系について説明する。なお、ここでは各ローラの回転に関係する箇所についてのみ説明する。図3は実施の形態の画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
【0024】
図3において、画像形成装置1には、装置全体を制御する制御部37が設けられている。この制御部37には、上記媒体検知センサ36と、第1のモータ駆動部38と、第2のモータ駆動部39と、第3のモータ駆動部40とが接続されている。媒体検知センサ36は、用紙22を検知すると制御部37に信号を送信する。また、第1のモータ駆動部38は、給紙ローラ24を回転させる第1のモータ41を駆動し、第2のモータ駆動部39は、感光体ドラム5、帯電ローラ7、現像ローラ8、スパイラルスクリュー10、スポンジローラ13、加熱ローラ28、加圧ローラ29、排出ローラ31、32を回転させる第2のモータ42を駆動し、第3のモータ駆動部40は、レジストローラ26、27を回転させる第3のモータ43を駆動する。
【0025】
次に上記構成における画像形成装置1の印刷動作について図1、図3を参照し、図4に示すフローチャートに従って説明する。図4は実施の形態の画像形成装置の印刷動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、現像動作に関わらない時間として、給紙動作時を例として説明する。
【0026】
まず、オペレータが今回の印刷のモードを選択し、図示せぬ入力部から画像形成装置1に対して印刷モードを入力する。なお、この印刷モードには、普通紙に印刷する通常印刷モードと、厚紙やOHP用紙等、定着時間を普通紙の定着時間よりも必要とする厚紙/OHP印刷モードの2つの印刷モードがある。そして厚紙/OHP印刷モードの場合には、定着を時間をかけて行うために、通常印刷モード時よりも画像形成装置内の各ローラの回転速度を遅くしている。なお、例えば、通常印刷モードは、1分間に12枚のA4サイズの用紙22に印刷することが可能な印刷スピードであり、この印刷スピードに対応する速度で各ローラが回転する。一方、厚紙/OHP印刷モードは、1分間に5枚のA4サイズの用紙22に印刷することが可能な印刷スピードであり、この印刷スピードに対応する速度で各ローラが回転する。そのために、通常印刷モードの場合、現像ローラ8は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度(すなわち現像ローラ8外周の接線速度)が予め決められた速度である、98mm/s(second)で回転する。また厚紙/OHP印刷モードの場合、現像ローラ8は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度(すなわち現像ローラ8外周の接線速度)が41mm/sで回転する。
【0027】
ステップS1で制御部37は、印刷モードが入力されたことを検知すると、待機状態であった画像形成装置1の動作を開始し、ステップS1からステップS2に進み、制御部37は入力された印刷モードが厚紙/OHP印刷モードか否か判断する。ここで厚紙/OHP印刷モードであると判断した場合、ステップS3に進む。一方、入力されたモードが通常印刷モードであったならば、ステップS7に進む。
【0028】
ステップS3に進んだ場合、制御部37は、給紙指示を出す。そのために制御部37は第1のモータ駆動部38を制御して第1のモータ41を駆動し、給紙ローラ24を回転させて用紙給紙部23内の用紙22の最上位の1枚を用紙搬送路44へと繰出す。またそれと共に制御部37は、第2のモータ駆動部39を制御して第2のモータ42を駆動し、感光体ドラム5、帯電ローラ7、現像ローラ8、スパイラルスクリュー10、スポンジローラ13、加熱ローラ28、加圧ローラ29、排出ローラ31、32の各ローラを回転させる。なお、このときの給紙ローラ24を含む、各ローラの回転速度は、通常印刷モードと同じ回転速度であり、現像ローラ8の場合は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が98mm/sとなる回転速度で回転している。
【0029】
このように厚紙/OHP印刷モードであっても、現像ローラ8の現像動作に関係のない、給紙動作時は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が98mm/sとなる速度で現像ローラ8を回転させることにより、現像ローラ8上のトナーの、現像ブレード12に対する圧力が高くなるので、前回の印刷動作時にトナー等の固まりが発生し、現像ブレード12と現像ローラ8との間にトナー等の固まりが挟まっているとしても、このトナー等の固まりは外れるか、あるいは粉砕されると考えられる。そしてこれにより、現像ブレード12と現像ローラ8との間には何も挟まっていない状態となる。なお、本実施の形態においては、給紙動作時とは、用紙給送部23から用紙2が繰出される動作が開始されるところから、媒体検知センサ36に用紙22が検知されるまでの間を指すこととし、現像動作時とは、媒体検知センサ36に用紙22が検知されてから、加熱ローラ28及び加圧ローラ29により、用紙22にトナー像が定着されるまでの間を指すこととする。
【0030】
ステップS4で制御部37は、媒体検知センサ36が用紙22を検知したか否かを判断する。制御部37は、媒体検知センサ36から用紙22を検知したことを示す信号を受信するとステップS5に進む。ステップS5で制御部37は、第3のモータ駆動部40を制御して第3のモータ43を駆動し、レジストローラ26、27を厚紙/OHP印刷モードの回転速度で回転させる。また制御部37は、第2のモータ駆動部39を制御して第2のモータ42の駆動速度を、厚紙/OHP印刷モードまで遅くする。これにより、感光体ドラム5、帯電ローラ7、現像ローラ8、スパイラルスクリュー10、スポンジローラ13、加熱ローラ28、加圧ローラ29、排出ローラ31、32の回転速度は厚紙/OHP印刷モード時のスピードまで落ちる。なお、このときの現像ローラ8は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が41mm/sとなる回転速度で回転している。またこれと同時に制御部37は、第1のモータ駆動部38を制御して第1のモータ41の駆動を停止する。これにより、レジストローラ26、27まで用紙22の先端部が到達した時点で、給紙ローラ24の回転は停止する。
【0031】
そして用紙22は、レジストローラ26、27により画像形成カートリッジ2へと搬送される。続いて制御部37は、ステップS6に進み、厚紙/OHP印刷モードの速度で搬送される用紙22に対する印刷動作を行い、感光体ドラム5上に形成されたトナー像を、用紙22上へと転写して、定着し、装置外へと排出するといった通常の印刷動作を行い、用紙22の排出後、制御部37は、第2のモータ駆動部39及び第3のモータ駆動部40を制御して第2のモータ42及び第3のモータ43の駆動を停止する。これにより、感光体ドラム5、帯電ローラ7、現像ローラ8、スパイラルスクリュー10、スポンジローラ13、加熱ローラ28、加圧ローラ29、排出ローラ31、32、レジストローラ26,27の回転が停止する。そしてこれにより、処理を終了とする。
【0032】
なお、上記ステップS2からステップS7に進んだ場合、制御部37は、給紙指示を出す。そのために制御部37は第1のモータ駆動部38を制御して第1のモータ41を駆動し、給紙ローラ24を回転させて用紙給紙部23内の用紙22の最上位の1枚を用紙搬送路44へと繰出す。またそれと共に制御部37は、第2のモータ駆動部39を制御して第2のモータ42を駆動し、感光体ドラム5、帯電ローラ7、現像ローラ8、スパイラルスクリュー10、スポンジローラ13、加熱ローラ28、加圧ローラ29、排出ローラ31、32の各ローラを回転させる。なお、このときの給紙ローラ24を含む、各ローラの回転速度は、通常印刷モードの速度であり、現像ローラ8の場合は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が98mm/sとなる回転速度で回転している。
【0033】
ステップS8で制御部37は、媒体検知センサ36が用紙22を検知したか否かを判断する。制御部37は、媒体検知センサ36から用紙22を検知したことを示す信号を受信するとステップS9に進む。ステップS9で制御部37は、第3のモータ駆動部40を制御して第3のモータ43を駆動し、レジストローラ26、27を通常印刷モードの回転速度で回転させる。また制御部37は、第1のモータ駆動部38を制御して第1のモータ41の駆動を停止する。これにより、レジストローラ26、27まで用紙22の先端部が到達した時点で、給紙ローラ24の回転は停止する。
【0034】
そして用紙22は、レジストローラ26、27により画像形成カートリッジ2へと搬送される。続いて制御部37は、ステップS10に進み、通常印刷モードの速度で搬送される用紙22に対する印刷動作を行い、感光体ドラム5上に形成されたトナー像を、用紙22上へと転写して、定着し、装置外へと排出するといった通常の印刷動作を行い、用紙22の排出後、制御部37は、第2のモータ駆動部39及び第3のモータ駆動部40を制御して第2のモータ42及び第3のモータ43の駆動を停止する。これにより、感光体ドラム5、帯電ローラ7、現像ローラ8、スパイラルスクリュー10、スポンジローラ13、加熱ローラ28、加圧ローラ29、排出ローラ31、32、レジストローラ26、27の回転が停止する。そしてこれにより、処理を終了とする。
【0035】
このように、通常印刷モードの場合には、現像ローラ8の回転速度は、給紙、印刷、排出まで常に一定速度とし、一方、厚紙/OHP印刷モードの場合には、現像ローラ8の回転速度は、現像ローラ8の現像動作に関係のない、給紙動作時は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が98mm/s以上となる回転速度とし、印刷動作時である現像動作時には、現像ローラ8の回転速度を印刷モードに対応した回転速度まで落とす。このように、現像ローラ8の回転速度を制御することにより、印刷開始前にトナー等の固まりを現像ブレード12と現像ローラ8との間から除去することができ、その結果、用紙22に白筋が発生することを防止することができる。
【0036】
なお、以下の表1に示すように、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度(表1では「現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度」を、「現像ローラ外周接線速度」としている)を、16mm/sから1047mm/sまでの間で複数回変えて、1000枚印刷時の白筋の発生頻度を実験した。
【0037】
【表1】
【0038】
なお、実験時のパラメータは、以下の通りとした。
【0039】
使用トナー径(平均)を6μm以上9μm以下とし、トナー凝集度を30%以下とし、現像ブレード12の現像ローラ8に対する押圧力を900グラム重とし、現像ブレード12の現像ローラ8の接触点におけるバネ定数を675グラム/mmとし、トナー層厚を20μmとした。
【0040】
なお、トナー凝集度は、粉体特性測定機を用いて得られる以下の3つの数式の計算値の和として定義される。
【0041】
ふるい目150μmのふるいに残ったトナーの重量%×1.0・・(1)
ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6・・(2)
ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2・・(3)
このように、現像動作開始前の給紙動作時には、上記表1に示すように、現像ローラ8外周の接線速度(すなわち、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度)が73mm/s以上であれば、用紙22に白筋が発生しない。
【0042】
また、表1に示すように、白筋が発生するまでの現像ローラ8外周の移動距離は、予め測定することで求めることができる。そして例えば現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が16mm/sの場合、白筋が発生するまで、すなわち白筋を発生させるほどの大きさにトナー等の固まりが成長するまでの現像ローラ8外周の移動距離は35,151mmであり、一方現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が65mm/sの場合、白筋が発生するまで、すなわち白筋を発生させるほどの大きさにトナー等の固まりが成長するまでの現像ローラ8外周の移動距離は456,960mmであるように、現像ローラ8外周の接線速度が速い程、白筋を発生させるほどの大きさにトナー等の固まりが成長するまでに必要な現像ローラ8外周の移動距離は長くなる。
【0043】
すなわち、白筋が発生するときの、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度に対する現像ローラ8外周の移動距離を予め測定することにより、白筋の発生を予測することができる。そしてこの予測結果から、白筋が発生する、現像ローラ8外周の移動距離に到達する前に現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度を所定の速度以上として、現像ローラ8を回転させることで、白筋を発生させるほどの大きさに達する前にトナー等で形成された固まりを除去し、白筋の発生を防止することが可能となる。
【0044】
従って、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が41mm/sである厚紙/OHP印刷モードの場合には、印刷動作である現像動作に関わらない時間において、現像ローラ8外周の移動距離が91,392mmに達する前に、例えば、現像ブレード12が現像ローラ8に接触している距離の半分の距離だけ、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が73mm/s以上となる回転速度で現像ローラ8を回転させることによって、白筋の発生を防止することができる。
【0045】
この場合、例えば現像ブレード12が現像ローラ8に対して2mmだけ接触している場合には、現像ローラ8外周の移動距離が91,392mmに達する前に、印刷動作である現像動作に関わらない時間において、上記2mmの半分の距離である1mmだけ、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度を73mm/s以上として現像ローラ8を回転させる。
【0046】
このように、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が73mm/s以上となる回転速度で、現像ブレード8が回転することにより、図5に示すような現像ブレード12と現像ローラ8との間に挟まっている、まだ白筋を発生させるほどの大きさには達していないトナーの固まり51が、現像ブレード12に押圧されて例えば図6に示すように粉砕され、トナー粒51a、51b、51cとなる。そして図7に示すように、トナー粒51a、51b、51cは、他のトナーと共に現像ブレード12により薄層化されて均一となる。このようにして、白筋の発生原因が除去される。なお、図5、図6、図7は実施の形態の現像ローラ回転時のトナーの状態を示す説明図である。
【0047】
なお、現像ローラ8の回転速度を上昇させる、上記現像ローラ8外周の移動距離は、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度に応じて変化する。
【0048】
また厚紙/OHP印刷モードにおいて更に良いのは、印刷動作である現像動作に関わらない時間である給紙動作時に、現像ローラ8外周の移動距離が91,392mmに達する前に、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が73mm/s以上となる回転速度で現像ローラ8を回転させることである。これにより、上記のように、1mmだけ現像ローラ8を速く回転させるよりも、給紙動作中ずっと現像ローラ8の回転速度を上昇させる方が、現像ローラ8が高速で回転している時間が長くなるので、上記と同様に現像ブレード12と現像ローラ8との間に挟まっているトナー等の固まりが外れるか、あるいは粉砕されると共に、更に現像ブレード12付近のトナーの流動性を上げることができる。そしてその結果、トナーを攪拌することができる。
【0049】
また、厚紙/OHP印刷モードにおいて更に良いのは、現像ローラ8外周の移動距離が91,392mmに達する前に、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が73mm/s以上となる回転速度で、現像ローラ8を1回転以上回転させることである。
【0050】
これは、給紙時間中、現像ローラ8は約半回転するだけなので、1回転以上、現像ローラ8の回転速度を上昇させている方が、現像ローラ8が半回転している間、現像ローラ8の回転速度を上昇させているよりも、現像ローラ8が高速で回転している時間が長くなる。これにより、上記と同様に、現像ブレード12と現像ローラ8との間に挟まっているトナー等の固まりが外れるか、あるいは粉砕されると共に、更に現像ローラ8表面の条件を均一にすることができる。
【0051】
なお、厚紙/OHP印刷モードにおいて、現像ローラ8外周の移動距離が91,392mmに達する前に、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が73mm/s以上となる回転速度で現像ローラ8を回転させるようにしているが、現像ローラ8外周の移動距離が91,392mmに達する少し前の距離を、所定値として図示せぬ記憶部に記憶させておき、この所定値に達すると、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度を73mm/sとして現像ローラ8を回転させても良い。
【0052】
なお、印刷動作時である現像動作時には、現像ローラ8の回転速度を、厚紙/OHP印刷モードに対応した回転速度まで落とす。このように現像ローラ8の回転速度を制御することによって、用紙22に白筋が発生することを防止することができる。
【0053】
また、表1に示すように現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が1015mm/sを超えると、現像ローラ8と現像ブレード12との摩擦熱によるトナーのフィルミング現象が発生し、トナーが現像ローラ8及び現像ブレード12に付着するため、現像ローラ8表面のトナー層が不均一となる。従って、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度は1015mm/s以下としてトナーのフィルミング現象が発生しないようにする。
【0054】
このように、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が予め決められた速度よりも遅い速度で現像ローラ8が回転する場合に、現像ローラ8が回転を開始してから、現像ローラ8外周の移動距離が所定値に達する前までに、現像ローラ8を、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が予め決められた以上の速度となる速度で回転させることによっても、白筋の発生を防止することができる。
【0055】
以上本実施の形態においては、厚紙/OHP印刷モード、すなわち現像動作時に現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が予め決められた速度よりも遅い回転速度で現像ローラ8が回転する印刷モードであっても、現像動作に関係のない、給紙動作時には、現像ローラ8を、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が予め決められた速度以上となる回転速度で回転させる。あるいは、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が予め決められた速度よりも遅い回転速度で現像ローラ8が回転する印刷モードであった場合に、現像ローラ8が回転を開始してから、現像ローラ8外周の移動距離が所定値に達する前までに、現像ローラ8を、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が予め決められた速度以上となる回転速度で回転させることにより、現像ローラ8上のトナーの、現像ブレード12に対する圧力が高くなるので、現像ブレード12と現像ローラ8との間にトナー等の固まりが挟まっていても、この固まりは外れるか、あるいは粉砕される。その結果、現像ローラ8上にトナーが載っていない箇所を無くすことができる。従って、現像ローラ8から感光体ドラム5上の静電潜像へとトナーを確実に移行させることができ、印刷後の用紙22に白筋の発生しない、優れた印刷品質の画像形成装置1を提供することができる。
【0056】
なお、厚紙/OHP印刷モード時に、回転速度を給紙動作時と現像動作時とで変えるのは、現像ローラ8のみであってもよい。また、本実施の形態においては、オペレータによる印刷モードの入力を待って給紙動作を開始させているが、給紙動作を開始した後に、制御部37が、入力された印刷モードがどちらのモードであるか検出するようにしてもよい。更に、現像ローラ8を、現像ブレード12に対する現像ローラ8外周の相対速度が73mm/s以上となる回転速度で回転させるのは、感光体ドラム5のクリーニング動作時等に、空回りで回転させるようにしても良い。
【0057】
また、本実施の形態においては、現像部材の例として現像ローラを挙げたが、ローラに限定せず、ベルトやフィルム等にトナー規制部材によりトナーを均一とする場合も同様に適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、トナー規制部材により回転する現像部材表面にトナーの層を形成し、前記現像部材から静電潜像担持体表面の静電潜像へと前記トナーを移行させてトナー像を形成する画像形成装置において、前記現像部材の回転を制御する制御部を持ち、前記制御部は、前記トナー規制部材に対する前記現像部材外周の相対速度を第1の速度で回転し現像動作を行う場合には、前記現像動作を行っていないときに前記現像部材外周の相対速度を前記第1の速度より速い第2の速度で回転させることにより、トナー規制部材と現像部材との間にトナー等の固まりが挟まっていても、固まりをトナー規制部材と現像部材との間から外すことができる。その結果、現像部材上にトナーが載っていない箇所を無くすことができる。従って、現像部材から静電潜像担持体上の静電潜像へとトナーを確実に移行させることができ、印刷後の媒体に白筋の発生しない、優れた印刷品質の画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の画像形成装置の構成を示す説明図である。
【図2】実施の形態の現像装置の一部の構成を示す説明図である。
【図3】実施の形態の画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】実施の形態の画像形成装置の印刷動作を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態の現像ローラ回転時のトナーの状態を示す説明図である。
【図6】実施の形態の現像ローラ回転時のトナーの状態を示す説明図である。
【図7】実施の形態の現像ローラ回転時のトナーの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
5 感光体ドラム
8 現像ローラ
12 現像ブレード
22 用紙
Claims (1)
- トナー規制部材により回転する現像部材表面にトナーの層を形成し、前記現像部材から静電潜像担持体表面の静電潜像へと前記トナーを移行させてトナー像を形成する画像形成装置において、
前記現像部材の回転を制御する制御部を持ち、
前記制御部は、前記トナー規制部材に対する前記現像部材外周の相対速度を予め求めた前記トナー規制部材と前記現像部材の間をトナーの固まりが抜けずに挟まりトナーの白筋が発生する第1の速度で回転し現像動作を行う場合には、前記現像動作を行っていないときに前記現像部材外周の相対速度を前記第1の速度より速い予め求めた前記トナー規制部材からトナーが受ける圧力が高まり前記トナーの固まりを粉砕し前記トナー規制部材と前記現像部材の間を抜けさせトナー白筋を発生しない第2の速度で回転させることを特徴とする画像形成装置。
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