JP2003270875A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003270875A
JP2003270875A JP2002071732A JP2002071732A JP2003270875A JP 2003270875 A JP2003270875 A JP 2003270875A JP 2002071732 A JP2002071732 A JP 2002071732A JP 2002071732 A JP2002071732 A JP 2002071732A JP 2003270875 A JP2003270875 A JP 2003270875A
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toner
forming apparatus
image forming
image
developer
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JP2002071732A
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Satoshi Takahashi
智 高橋
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーかぶりセンサによるかぶり量の検出を
常時行い、常にかぶりの発生が少ない状態で使用できる
画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 像担持体、現像装置、クリーニング装
置、及び制御部を有する画像形成装置において、次の画
像形成に入る前に、前記現像装置の像担持体回転方向下
流側で前記クリーニング装置に至る前に配設したトナー
かぶりセンサにより前記像担持体表面のトナーかぶり量
を検出し、当該トナーかぶり量が、前記制御部のメモリ
に記憶させたプログラムに予め設定しておいた設定値を
超えたとき、次の画像形成に入る前に、トナーかぶり防
止動作を実施するように構成したことを特徴とする画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ等
の画像形成装置に関し、特に、トナーかぶり防止動作を
行う構成の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式により画像を形成する画像
形成装置は一般に粉体のトナーを用いて現像し、画像を
形成するが、近年、高画質への要求が高くなり、高画質
の画像形成を達成するために7μm以下の小粒径トナー
が用いられるようになった。
【0003】小粒径トナーの問題点は、一般のトナーに
比べて、質量に対する表面積が増加しキャリアとの摩擦
帯電の立ち上がりが遅くなるという問題がある。
【0004】画像形成装置が高速化している現在では、
補給された新規トナーが短時間の内に画像形成に使用さ
れるため、摩擦帯電が充分でないトナーの割合が増加
し、像担持体である感光体ドラムの非印字領域にトナー
が付着してしまう、所謂、かぶりが発生し易くなる。
【0005】更に、トナーの省資源化を目的としてトナ
ーをリサイクルして使用する画像形成装置においては、
帯電性能が低下したリサイクルトナーを用いるため、一
層、かぶりが発生し易くなる。
【0006】かぶりを防止するため、従来、感光体ドラ
ム表面や記録媒体である用紙の非印字部領域においてか
ぶりを検知し、画像形成装置のアイドリング時に動作さ
せる現像剤攪拌等のトナーかぶり防止手段を設けている
画像形成装置はあるが、検知するタイミングが電源オン
の直後か、画像形成枚数が相当数(例えば1万枚)に達
した時であった。このため、画像形成時にかぶりが発生
しても直ぐに対応することができず、トナーかぶり防止
手段が動作するまでの間、かぶりのある状態で使用せざ
るを得ないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決し、トナーかぶりセンサによるかぶり量の検出の頻
度を高め、かぶりの発生に対しいち早くトナーかぶり防
止動作を行うことにより、常にかぶりの発生が少ない状
態で使用できる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記の構
成により達成することができる。
【0009】(1)表面に静電潜像を形成する像担持体
と、現像剤担持体及び現像剤攪拌手段を有し前記静電潜
像をトナー像として顕像化する現像装置と、前記トナー
像を記録媒体に転写後、前記像担持体上に残ったトナー
を除去するクリーニング装置と、画像形成装置本体の動
作を制御する制御部と、を有する画像形成装置におい
て、次の画像形成に入る前に、前記現像装置の像担持体
回転方向下流側で前記クリーニング装置に至る前に配設
したトナーかぶりセンサにより前記像担持体表面のトナ
ーかぶり量を検出し、当該トナーかぶり量が、前記制御
部のメモリに記憶させたプログラムに予め設定しておい
た設定値を超えたとき、次の画像形成に入る前に、トナ
ーかぶり防止動作を実施するように構成したことを特徴
とする画像形成装置。
【0010】(2)前記トナーかぶり防止動作は、前記
現像剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌で
あることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0011】(3)前記トナーかぶり防止動作は、前記
現像剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌で
あり、当該予備攪拌は前記トナーかぶり量の検出値が許
容範囲に入るまで続けられることを特徴とする(1)ま
たは(2)に記載の画像形成装置。
【0012】(4)前記トナーかぶり防止動作は、前記
現像剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌で
あり、当該予備攪拌は前記トナーかぶりセンサにより検
出されたトナーかぶり量に応じて予め設定してある時間
だけ行われることを特徴とする(1)に記載の画像形成
装置。
【0013】(5)表面に静電潜像を形成する像担持体
と、現像剤担持体及び現像剤攪拌手段を有し前記静電潜
像をトナー像として顕像化する現像装置と、前記トナー
像を記録媒体に転写後、前記像担持体上に残ったトナー
を除去するクリーニング装置と、画像形成装置本体の動
作を制御する制御部と、を有する画像形成装置におい
て、画像形成中に、前記現像装置の像担持体回転方向下
流側で前記クリーニング装置に至る前に配設したトナー
かぶりセンサにより前記像担持体表面のトナーかぶり量
を検出し、当該トナーかぶり量が、前記制御部のメモリ
に記憶させたプログラムに予め設定しておいた設定値を
超えたとき、画像形成終了後に、トナーかぶり防止動作
を実施するように構成したことを特徴とする画像形成装
置。
【0014】(6)前記トナーかぶり防止動作は、前記
現像剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌で
あることを特徴とする(5)に記載の画像形成装置。
【0015】(7)前記トナーかぶり防止動作は、前記
現像剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌で
あり、当該予備攪拌は前記トナーかぶり量の検出値が許
容範囲に入るまで続けられることを特徴とする(5)ま
たは(6)に記載の画像形成装置。
【0016】(8)前記トナーかぶり防止動作は、前記
現像剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌で
あり、当該予備攪拌は前記トナーかぶりセンサにより検
出されたトナーかぶり量に応じて予め設定してある時間
だけ行われることを特徴とする(5)に記載の画像形成
装置。
【0017】(9)前記画像形成装置はリサイクルトナ
ー搬送装置を有し、前記クリーニング装置により除去さ
れたトナーが前記リサイクルトナー搬送装置により、現
像装置、または新規トナー補給槽に戻され、画像形成の
ため繰り返し使用されることを特徴とする(1)乃至
(8)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0018】(10)前記トナーかぶり量が、前記制御
部のメモリに記憶させたプログラムに予め設定しておい
た設定値を超えたとき、前記画像形成装置の表示部に警
告表示することを特徴とする(1)乃至(9)のいずれ
か1項に記載の画像形成装置。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる、像担持体
表面のトナーかぶり量を検出しトナーかぶり防止動作を
実施する構成を備えた画像形成装置について添付図面に
基づき説明する。
【0020】図1は、画像形成装置本体A、両面原稿自
動送り装置RADFから成る画像形成装置の全体構成図
である。
【0021】画像形成装置本体Aは、画像読み取り装置
1、画像処理手段2、画像書き込み手段3、画像形成手
段4、カセット給紙手段5、搬送手段6、定着手段であ
る定着装置7、排紙手段8、自動両面コピーのための再
搬送手段(ADU)9を備えている。
【0022】画像形成装置本体Aの上部には、両面原稿
自動送り装置RADFが開閉可能に支持されている。
【0023】両面原稿自動送り装置RADFにおいて、
aは原稿給紙台、bは給紙ローラ、cは分離ローラ、d
はレジストローラ、eは搬送ドラム、fはフラッパ、g
は排紙ローラである。両面原稿自動送り装置RADF
は、片面原稿読み取り機能と両面原稿読み取り機能とを
有する。
【0024】画像読み取り装置1の光学系は、光源と第
1ミラーを備える露光ユニット14、第2ミラーと第3
ミラーから成るVミラーユニット15、レンズ16、C
CDイメージセンサ17により構成されている。
【0025】両面原稿自動送り装置RADFによる原稿
読み取りは、露光ユニット14がスリット露光用ガラス
13の下方の初期位置(ホームポジション)に停止した
位置において行われる。
【0026】原稿台ガラス11上の原稿の読み取りは、
露光ユニット14及びVミラーユニット15を移動させ
ながら行われる。
【0027】画像読み取り装置1において読み取られた
原稿画像の画像情報は画像処理手段2により画像処理が
行われ、画像データとして信号化され、一旦メモリに格
納される。
【0028】画像書き込み手段3に含まれる図示しない
半導体レーザからの出力光が、像担持体である感光体ド
ラム21に照射され静電潜像を形成する。
【0029】画像形成手段4においては、感光体ドラム
21に対し、帯電器22により電荷が付加され、前記画
像書き込み手段3からのレーザ光照射により静電潜像が
形成され、現像装置23により静電潜像が顕像化されて
トナー像となり、当該トナー像がカセット給紙手段5か
ら搬送された記録媒体である用紙P上に転写器24によ
り転写され、分離器25により用紙Pが剥離され、クリ
ーニング装置26により転写残のトナーが除去される。
【0030】トナー像を転写された用紙Pは、搬送手段
6により搬送され、定着装置7により定着され、排紙手
段8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
【0031】両面コピーの場合、第1面に画像形成され
た用紙Pは、搬送路切り替え板82により再搬送手段9
に送り込まれ、再び画像形成手段4において第2面に画
像形成後、排紙手段8により装置外の排紙トレイ81に
排出される。
【0032】反転排紙の場合は、搬送路切り替え板82
により通常の排紙通路から分岐した用紙Pは、反転排紙
部83においてスイッチバックして表裏反転された後、
排紙手段8により装置外の排紙トレイ81に排出され
る。
【0033】図2は、現像装置、クリーニング装置、リ
サイクルトナー搬送装置、及びトナーかぶりセンサの構
成について説明するための概略模式図である。
【0034】感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラ
ム回転方向(以下、ドラム回転方向という)に、帯電器
22、現像装置23、転写器24、分離器25、トナー
かぶりセンサ29、クリーニング装置26、及びPCL
(プレチャージランプ)27が配設される。
【0035】現像装置23内の現像剤は撹拌水車233
によって現像剤担持体である現像スリーブ231に供給
され図示しない現像剤規制板(穂立ち規制板)で一定の
厚みに規制される。
【0036】現像電界を作用させて現像が行われる現像
領域は感光体ドラム21と現像スリーブ231の近接す
る領域である。
【0037】現像剤撹拌手段は、撹拌水車233、及
び、現像剤を撹拌する一対の撹拌ローラ234、235
の3部材から成り、当該3部材は現像スリーブ231と
は別駆動源の同一駆動源(撹拌モータ)により駆動され
回転されて現像剤を撹拌する。
【0038】リサイクルトナー搬送装置28は、感光体
ドラム21の手前側(図の紙面表側)を通り、クリーニ
ング装置26の下部から現像装置23の上部に向けて斜
め右上方に懸架されている。
【0039】クリーニング装置26内において、トナー
は、クリーニング装置26のガイドローラ26A近傍
の、ドラム回転方向下流側に設けられたクリーニングブ
レード26Bで掻き落とされ、搬送スクリュー26Dで
回収搬送され、リサイクルトナー一時保管槽26K内に
一旦貯留され、逐次、リサイクルトナー搬送装置28を
介して現像装置23または新規トナー補給槽(不図示)
に戻されることにより再利用される。
【0040】このようにして廃棄トナーが激減され、廃
棄トナーの処理不手際に基づく環境汚染問題の発生防止
が可能となると共に、トナー再利用による経済効果の改
善が達せられる。
【0041】トナーかぶりセンサ29は現像装置23の
ドラム回転方向下流側でクリーニング装置26に至る前
に配設された光センサで、感光体ドラム21表面に形成
される画像の印字領域外に設けられたかぶり検出領域の
反射濃度を測定する。
【0042】前記かぶり検出領域は、連続する画像形成
時において、感光体ドラム21表面上の第1画像と第2
画像との間の印字領域外に設定され、当該かぶり検出領
域は帯電器22で帯電された後、露光されずに現像装置
23により現像される。
【0043】実施の形態の現像プロセスは反転現像のた
め、露光されないかぶり検出領域には理論上トナーが付
着しない筈であるが、逆極性のトナーや帯電量が不足し
たトナーが付着する場合があり、かぶりの原因となる。
逆極性のトナーや帯電量が不足したトナーは、摩擦帯電
が充分でないトナー、またはリサイクルトナーである確
率が高い。
【0044】トナーかぶりセンサ29によるかぶり量の
検出タイミングは、用紙に画像形成する前または画像形
成中に、1プリント毎に行われ、検出されたかぶり量
が、予め画像形成装置本体制御部(不図示)のメモリに
記憶させたプログラムに設定しておいた許容範囲上限の
設定値を超えたとき、画像形成装置の表示部(不図示)
にかぶり防止対策中の表示またはかぶり発生中の警告表
示を出すと共に、画像形成に入る前、画像形成終了後の
アイドリング時、または電源オフ後の再電源オン時のい
ずれかのタイミングで、トナーかぶり防止動作を実施す
るように構成されている。
【0045】トナーかぶり防止動作は現像剤撹拌手段の
作動による現像剤の予備撹拌動作であり、前記制御部か
らの指令により、用紙Pに画像形成する前に感光体ドラ
ム21を予備回転させ、その間にトナーかぶりセンサ2
9を用いてかぶり量を検出し、かぶり量が前記設定値を
超えていれば、前述の画像形成に入る前、アイドリング
時、または再電源オン時に、前記撹拌モータを駆動し現
像剤撹拌手段である前記3部材を回転させ現像剤を予備
撹拌するとともに前記表示部にかぶり防止対策中の表示
を出す。
【0046】また、感光体ドラム21の予備回転時に検
出したかぶり量が許容範囲内であったときは通常の画像
形成を行うが、画像形成中においても1プリント毎にト
ナーかぶりセンサ29を用いてかぶり量を検出しても良
い。
【0047】更に、トナーかぶりセンサ29の寿命を考
慮して、前記かぶり量の検出タイミングを1回のプリン
ト作業(1ジョブ)毎としても良い。
【0048】本実施の形態では、トナーかぶりセンサ2
9を分離器25とクリーニング装置26との間に配置し
たが、現像装置23と転写器24との間に配置しても良
い。
【0049】図3は、トナーかぶりセンサによる感光体
ドラム表面のかぶり量の検出値と実際に感光体ドラム表
面を反射濃度計で測定した値との関係を示すグラフであ
り、縦軸はトナーかぶりセンサの検出値(単位:V)を
表し、横軸は反射濃度計で測定した感光体ドラム表面の
反射濃度の値である。
【0050】図に示すように、トナーかぶりセンサの検
出値が3Vのとき、感光体ドラム表面の反射濃度は0で
あり、この点がトナーかぶりセンサの零点補正の基準値
であり発光側のLED光を調整して補正している。
【0051】トナーかぶりセンサの検出値が2.6Vの
とき、感光体ドラム表面の反射濃度は0.006であ
り、この点をかぶり量の許容範囲の限界値(上限値)と
している。
【0052】即ち、トナーかぶりセンサの検出値の許容
範囲は3V〜2.6Vの間であり、この値は反射濃度の
値の0〜0.006に相当する。
【0053】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を説明する
が、本発明はこれに限定されない。
【0054】本実施例におけるプロセス条件は次の通り
である。 現像剤:トナー濃度3〜6.5質量%(可変)の2成分
系現像剤 トナー:重合トナー(粒径6.5μm) キャリア:シリコン系樹脂コートのフェライトキャリア
(粒径60μm) 実験機:コニカ7065デジタルコピー機/プリンタ改
造機 感光体ドラムに対する現像スリーブの線速度比:現像ス
リーブの線速度(Vs)/感光体ドラムの線速度(V
p)=1.5 リサイクルトナー搬送装置:感光体ドラム回転中は常時
作動 環境温度・湿度:20℃、50%RH 本発明のトナーかぶり防止動作における第1の実施例
は、制御部からの画像形成指令により画像形成に入る前
に感光体ドラム21を1回転させ、帯電、現像後にトナ
ーかぶりセンサ29によりかぶり量を検出し、トナーか
ぶりセンサ29による検出値が許容範囲内のときは、通
常の画像形成を行う。
【0055】画像形成前または画像形成中に、トナーか
ぶりセンサ29による検出値が許容範囲の限界値を超え
たとき、次の画像形成に入る前に当該検出値に応じて、
前記制御部からの指令により一定時間、トナーかぶり防
止動作である現像剤撹拌動作(前記撹拌モータを駆動さ
せて撹拌水車233、及び一対の撹拌ローラ234、2
35を回転させる予備撹拌動作)を行うとともに表示部
にかぶり防止対策中であることを示す表示(以下、かぶ
り防止対策中の表示という)を出す。
【0056】一定時間経過後、再びトナーかぶりセンサ
29を用いてかぶり量を検出し、その値が許容範囲内で
あれば現像剤撹拌動作を終了し通常の画像形成を行う
が、かぶり量が許容範囲外であれば再度現像剤撹拌動作
を行うとともにかぶり防止対策中の表示を出すものであ
る。
【0057】この一連の動作はかぶり量の検出値が許容
範囲内に入るまで繰り返し続行される。
【0058】本発明のトナーかぶり防止動作(以下、現
像剤撹拌動作ともいう)における第2の実施例は、画像
形成指令により画像形成に入る前に感光体ドラム21を
1回転させ、帯電、現像後にトナーかぶりセンサ29に
よりかぶり量を検出し、トナーかぶりセンサ29による
検出値が許容範囲内のときは、通常の画像形成を行う。
【0059】画像形成前または画像形成中に、トナーか
ぶりセンサ29の検出値が許容範囲の限界値を超えたと
き、次の画像形成に入る前に、当該検出値に応じて、前
記制御部からの指令により現像剤撹拌動作を所定時間行
うとともにかぶり防止対策中の表示を出すものであり、
当該所定時間は後述の表1から求めることができる。
【0060】上記第1及び第2の実施例において、画像
形成装置は、トナーかぶりセンサ29の検出値が許容範
囲の限界値を超えた場合でも、ユーザーが画像に発生し
ているかぶりを承知の上で画像を形成したいとき、解除
ボタンをオンすれば、現像剤撹拌動作より画像形成動作
が優先されるため、現像剤撹拌動作は行われず画像形成
が行われるという、トナーかぶり防止動作の解除ボタン
を備えている。
【0061】但し、トナーかぶりセンサ29の検出値が
許容範囲の限界値を超えたという信号は制御部の不揮発
性メモリに残り、画像形成終了後のアイドリング時また
は電源再オン時に、制御部からの指令により、現像剤撹
拌動作が所定時間動作し現像剤が攪拌される。
【0062】本発明のトナーかぶり防止動作における第
3の実施例は、画像形成指令により、画像形成に入る前
または画像形成中に感光体ドラム21を回転させ、帯
電、現像後にトナーかぶりセンサ29によりかぶり量を
検出し、トナーかぶりセンサ29の検出値が許容範囲の
限界値を超えたときかぶり発生中の警告表示を出し、画
像形成指令に対応する枚数分の作業は完了する。その
後、当該検出値に応じて画像形成終了後のアイドリング
時または電源再オン時に、前記制御部からの指令により
一定時間、トナーかぶり防止動作である現像剤撹拌動作
(前記撹拌モータを駆動させて撹拌水車233、及び一
対の撹拌ローラ234、235を回転させる予備撹拌動
作)を行うとともにかぶり防止対策中の表示を出す。
【0063】一定時間経過後、再びトナーかぶりセンサ
29を用いてかぶり量を検出し、その値が許容範囲内で
あれば現像剤撹拌動作を終了し通常の画像形成モードに
戻り、許容範囲外であれば再度現像剤撹拌動作を行うと
ともにかぶり防止対策中の表示を出すものである。
【0064】この動作はかぶり量の検出値が許容範囲内
に入るまで続行される。本発明のトナーかぶり防止動作
(以下、現像剤撹拌動作ともいう)における第4の実施
例は、画像形成指令により、画像形成に入る前または画
像形成中に感光体ドラム21を回転させ、帯電、現像後
にトナーかぶりセンサ29によりかぶり量を検出し、ト
ナーかぶりセンサ29の検出値が許容範囲の限界値を超
えたとき、かぶり発生中の警告表示を出し、画像形成指
令に対応する枚数分の画像形成作業は完了する。その
後、当該検出値に応じて、画像形成終了後のアイドリン
グ時または電源再オン時に、前記制御部からの指令によ
り現像剤撹拌動作を所定時間行うものであり、当該所定
時間は後述の表1から求めることができる。
【0065】表1は、実験データを基に作成した、トナ
ーかぶりセンサの検出値に対し、かぶり量を許容範囲内
の値にするために必要な予備攪拌時間(所定時間)を示
した表である。
【0066】
【表1】
【0067】例えば、トナーかぶりセンサの検出値が
2.2Vであれば、現像剤撹拌動作を1分間続けること
により、かぶりは許容範囲内となる。
【0068】現像剤撹拌動作を所定時間動作させた後、
そのまま、通常プリントモードに戻る構成としても良い
し、再度、かぶり量を検出し確認する構成としても良
い。
【0069】また、本実施例では、トナーかぶりセンサ
29によるかぶり量の検出時に感光体ドラム21を予備
回転する構成としているが、予備回転をせず、通常プリ
ント作業中にかぶり量を検出しかぶり量が前記設定値を
超えていれば、前述のアイドリング時、または再電源オ
ン時に現像剤を予備撹拌する構成としても良い。
【0070】
【発明の効果】トナーかぶりセンサによるかぶり量の検
出を1プリント毎、またはかぶり量を1回のプリント作
業毎に行い、かぶりの発生に対しいち早くトナーかぶり
防止動作(現像剤撹拌動作)を行うことにより、常にか
ぶりの発生が少ない状態で使用できる画像形成装置が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成図。
【図2】現像装置、クリーニング装置、リサイクルトナ
ー搬送装置、及びトナーかぶりセンサの構成について説
明するための概略模式図。
【図3】トナーかぶりセンサによる感光体ドラム表面の
かぶり量の検出値と実際に感光体ドラム表面を反射濃度
計で測定した値との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
21 感光体ドラム 22 帯電器 23 現像装置 231 現像剤担持体(現像スリーブ) 233 撹拌水車 234,235 撹拌ローラ 24 転写器 25 分離器 26 クリーニング装置 28 リサイクルトナー搬送装置 29 トナーかぶりセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA38 DA41 DE02 DE07 DE10 EA04 EC06 EC09 EC10 EC12 ED01 ED08 EE02 EE07 EF02 EF07 EF12 EF17 2H077 AA37 AB03 AC16 AD02 AD06 DA24 DA47 DA63 DA83 DB10 DB18 DB22 EA03 GA17 2H134 GA01 HD01 HD18 JA02 JA11 KA17 KA20 KH17 KJ03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像を形成する像担持体と、 現像剤担持体及び現像剤攪拌手段を有し前記静電潜像を
    トナー像として顕像化する現像装置と、 前記トナー像を記録媒体に転写後、前記像担持体上に残
    ったトナーを除去するクリーニング装置と、 画像形成装置本体の動作を制御する制御部と、を有する
    画像形成装置において、 次の画像形成に入る前に、前記現像装置の像担持体回転
    方向下流側で前記クリーニング装置に至る前に配設した
    トナーかぶりセンサにより前記像担持体表面のトナーか
    ぶり量を検出し、当該トナーかぶり量が、前記制御部の
    メモリに記憶させたプログラムに予め設定しておいた設
    定値を超えたとき、 次の画像形成に入る前に、トナーかぶり防止動作を実施
    するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナーかぶり防止動作は、前記現像
    剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナーかぶり防止動作は、前記現像
    剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌であ
    り、当該予備攪拌は前記トナーかぶり量の検出値が許容
    範囲に入るまで続けられることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記トナーかぶり防止動作は、前記現像
    剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌であ
    り、当該予備攪拌は前記トナーかぶりセンサにより検出
    されたトナーかぶり量に応じて予め設定してある時間だ
    け行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 表面に静電潜像を形成する像担持体と、 現像剤担持体及び現像剤攪拌手段を有し前記静電潜像を
    トナー像として顕像化する現像装置と、 前記トナー像を記録媒体に転写後、前記像担持体上に残
    ったトナーを除去するクリーニング装置と、 画像形成装置本体の動作を制御する制御部と、を有する
    画像形成装置において、 画像形成中に、前記現像装置の像担持体回転方向下流側
    で前記クリーニング装置に至る前に配設したトナーかぶ
    りセンサにより前記像担持体表面のトナーかぶり量を検
    出し、当該トナーかぶり量が、前記制御部のメモリに記
    憶させたプログラムに予め設定しておいた設定値を超え
    たとき、 画像形成終了後に、トナーかぶり防止動作を実施するよ
    うに構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナーかぶり防止動作は、前記現像
    剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌である
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記トナーかぶり防止動作は、前記現像
    剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌であ
    り、当該予備攪拌は前記トナーかぶり量の検出値が許容
    範囲に入るまで続けられることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記トナーかぶり防止動作は、前記現像
    剤攪拌手段を用いて実施される現像剤の予備攪拌であ
    り、当該予備攪拌は前記トナーかぶりセンサにより検出
    されたトナーかぶり量に応じて予め設定してある時間だ
    け行われることを特徴とする請求項5に記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置はリサイクルトナー搬
    送装置を有し、前記クリーニング装置により除去された
    トナーが前記リサイクルトナー搬送装置により、現像装
    置、または新規トナー補給槽に戻され、画像形成のため
    繰り返し使用されることを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記トナーかぶり量が、前記制御部の
    メモリに記憶させたプログラムに予め設定しておいた設
    定値を超えたとき、前記画像形成装置の表示部に警告表
    示することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048069A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びかぶり解消方法
US7877029B2 (en) 2005-11-08 2011-01-25 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and fog control method

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