JPH11202573A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11202573A JPH11202573A JP10021539A JP2153998A JPH11202573A JP H11202573 A JPH11202573 A JP H11202573A JP 10021539 A JP10021539 A JP 10021539A JP 2153998 A JP2153998 A JP 2153998A JP H11202573 A JPH11202573 A JP H11202573A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体上に形成した静電潜像を、トナーとキ
ャリアを有する二成分系現像剤によってトナー像として
可視像化し、その二成分系現像剤のトナー濃度が低下し
たとき、二成分系現像剤中にトナーを補給する画像形成
装置において、トナーの帯電量不足によるトナー像の画
像濃度低下を防止する。 【解決手段】 現像装置4の二成分系現像剤Dのトナー
濃度が所定の範囲内にあり、かつ感光体1に形成した基
準トナー像の画像濃度が所定レベルより低下したとき、
現像装置4内の剤経路規制部材26を現像ローラ11に
近づけ、二成分系現像剤D中のトナーの帯電効率を高め
る。
ャリアを有する二成分系現像剤によってトナー像として
可視像化し、その二成分系現像剤のトナー濃度が低下し
たとき、二成分系現像剤中にトナーを補給する画像形成
装置において、トナーの帯電量不足によるトナー像の画
像濃度低下を防止する。 【解決手段】 現像装置4の二成分系現像剤Dのトナー
濃度が所定の範囲内にあり、かつ感光体1に形成した基
準トナー像の画像濃度が所定レベルより低下したとき、
現像装置4内の剤経路規制部材26を現像ローラ11に
近づけ、二成分系現像剤D中のトナーの帯電効率を高め
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像が形成さ
れる像担持体と、摩擦帯電されたトナーとキャリアを有
する二成分系現像剤によって前記静電潜像をトナー像と
して可視像化する現像装置と、前記二成分系現像剤のト
ナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、該トナー濃
度検知手段によって、二成分系現像剤のトナー濃度が所
定値よりも低くなったことが検知されたとき、前記現像
装置の現像剤容器内の二成分系現像剤にトナーを補給す
るトナー補給手段とを具備する画像形成装置に関する。
れる像担持体と、摩擦帯電されたトナーとキャリアを有
する二成分系現像剤によって前記静電潜像をトナー像と
して可視像化する現像装置と、前記二成分系現像剤のト
ナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、該トナー濃
度検知手段によって、二成分系現像剤のトナー濃度が所
定値よりも低くなったことが検知されたとき、前記現像
装置の現像剤容器内の二成分系現像剤にトナーを補給す
るトナー補給手段とを具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ、ファクシミリ又
はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などと
して構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知
である。
はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などと
して構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知
である。
【0003】この種の画像形成装置においては、二成分
系現像剤が用いられているので、その現像剤中のトナー
の消費に伴って、二成分系現像剤のトナー濃度が低下す
る。このため、トナー濃度検知手段によって、トナー濃
度が所定値よりも低くなったことが検知されたとき、ト
ナー補給手段によって二成分系現像剤中にトナーを補給
し、当該トナー濃度を所定範囲内の値に維持し、これに
よって像担持体表面に形成されるトナー像の画像濃度が
適正なものとなるように制御している。
系現像剤が用いられているので、その現像剤中のトナー
の消費に伴って、二成分系現像剤のトナー濃度が低下す
る。このため、トナー濃度検知手段によって、トナー濃
度が所定値よりも低くなったことが検知されたとき、ト
ナー補給手段によって二成分系現像剤中にトナーを補給
し、当該トナー濃度を所定範囲内の値に維持し、これに
よって像担持体表面に形成されるトナー像の画像濃度が
適正なものとなるように制御している。
【0004】ところが、二成分系現像剤のトナー濃度が
適正な所定の範囲にあっても、トナーの帯電量が低下す
ると、これにより形成されるトナー像の画像濃度が低下
し、所望する画像濃度のトナー像が得られなくなること
が知られている。
適正な所定の範囲にあっても、トナーの帯電量が低下す
ると、これにより形成されるトナー像の画像濃度が低下
し、所望する画像濃度のトナー像が得られなくなること
が知られている。
【0005】このような不具合を解消するため、静電潜
像を可視像化する現像装置の現像条件や、像担持体の帯
電量などの静電プロセス条件を、トナー帯電量の変化に
応じて変動制御する方法が提案されている(例えば特開
平5−257369号公報又は特開平5−289461
号公報などを参照)。
像を可視像化する現像装置の現像条件や、像担持体の帯
電量などの静電プロセス条件を、トナー帯電量の変化に
応じて変動制御する方法が提案されている(例えば特開
平5−257369号公報又は特開平5−289461
号公報などを参照)。
【0006】これらの方法は、トナーの帯電量が低下し
たとき、これを補うように、現像条件や静電プロセス条
件を変化させるものであり、これらの方法によっても、
トナー帯電量の低下に伴うトナー像の画像濃度低下を防
止することが可能である。
たとき、これを補うように、現像条件や静電プロセス条
件を変化させるものであり、これらの方法によっても、
トナー帯電量の低下に伴うトナー像の画像濃度低下を防
止することが可能である。
【0007】ところが、上述した従来の方法は、トナー
の帯電量が低下したとき、そのトナーの帯電量を上昇さ
せるという直接的な方法ではなく、間接的に現像条件や
静電プロセス条件を変化させるものであるため、一貫し
た画質のトナー像を形成することは容易でない。
の帯電量が低下したとき、そのトナーの帯電量を上昇さ
せるという直接的な方法ではなく、間接的に現像条件や
静電プロセス条件を変化させるものであるため、一貫し
た画質のトナー像を形成することは容易でない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、トナーの帯電量の低下が検知されたとき、間
接的な条件を変化させるのではなく、直接、トナーの帯
電量自体を適正な値に戻し、適正な画像濃度のトナー像
が得られるようにした画像形成装置を提供することにあ
る。
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、トナーの帯電量の低下が検知されたとき、間
接的な条件を変化させるのではなく、直接、トナーの帯
電量自体を適正な値に戻し、適正な画像濃度のトナー像
が得られるようにした画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記像担持体表面に形成された基準トナー像の画像
濃度を検知する画像濃度検知手段と、前記二成分系現像
剤のトナーの帯電量を規制する帯電量規制手段と、前記
トナー濃度検知手段によって、前記二成分系現像剤のト
ナー濃度が所定値以上であることが検知され、かつ前記
画像濃度検知手段によって、基準トナー像の画像濃度が
所定レベルより低下したことが検知されたとき、前記二
成分系現像剤のトナーの帯電量が上昇するように、前記
帯電量規制手段を作動させる駆動制御手段とを設けたこ
とを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記像担持体表面に形成された基準トナー像の画像
濃度を検知する画像濃度検知手段と、前記二成分系現像
剤のトナーの帯電量を規制する帯電量規制手段と、前記
トナー濃度検知手段によって、前記二成分系現像剤のト
ナー濃度が所定値以上であることが検知され、かつ前記
画像濃度検知手段によって、基準トナー像の画像濃度が
所定レベルより低下したことが検知されたとき、前記二
成分系現像剤のトナーの帯電量が上昇するように、前記
帯電量規制手段を作動させる駆動制御手段とを設けたこ
とを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0010】その際、上記帯電量規制手段は、現像剤容
器内の二成分系現像剤が通る剤経路の幅を狭め、又は拡
げるように作動可能な剤経路規制部材を具備し、前記駆
動制御手段は、前記二成分系現像剤のトナー濃度が所定
値以上であり、かつ基準トナー像の画像濃度が所定レベ
ルよりも低下したことが検知されたとき、前記剤経路が
狭められるように、前記剤経路規制部材を作動させる駆
動装置と制御装置を具備していると有利である(請求項
2)。
器内の二成分系現像剤が通る剤経路の幅を狭め、又は拡
げるように作動可能な剤経路規制部材を具備し、前記駆
動制御手段は、前記二成分系現像剤のトナー濃度が所定
値以上であり、かつ基準トナー像の画像濃度が所定レベ
ルよりも低下したことが検知されたとき、前記剤経路が
狭められるように、前記剤経路規制部材を作動させる駆
動装置と制御装置を具備していると有利である(請求項
2)。
【0011】また、上記請求項2に記載の画像形成装置
において、上記現像装置が、静電潜像の可視像化に供せ
られる二成分系現像剤を担持して搬送する現像剤担持部
材を具備し、前記剤経路規制部材は、前記現像剤担持部
材に対向配置され、かつこれらの間の剤経路を狭め、又
は拡げるように、現像剤担持部材に対して接近又は離隔
する方向に移動可能に支持されていると有利である(請
求項3)。
において、上記現像装置が、静電潜像の可視像化に供せ
られる二成分系現像剤を担持して搬送する現像剤担持部
材を具備し、前記剤経路規制部材は、前記現像剤担持部
材に対向配置され、かつこれらの間の剤経路を狭め、又
は拡げるように、現像剤担持部材に対して接近又は離隔
する方向に移動可能に支持されていると有利である(請
求項3)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は本発明に係る画像形成装置の一例を
示す概略断面図である。ここに示した画像形成装置は、
像担持体の一例であるドラム状の感光体1を有し、この
感光体1は、図示していない画像形成装置本体に対して
回転可能に支持され、画像形成動作時に同じく図示して
いない駆動モータによって図1における時計方向に一定
速度で回転駆動される。感光体1は、導電性の円筒状ド
ラムの周面に、例えばOPC(有機感光体)より成る感
光層が塗布されたものから成る。
示す概略断面図である。ここに示した画像形成装置は、
像担持体の一例であるドラム状の感光体1を有し、この
感光体1は、図示していない画像形成装置本体に対して
回転可能に支持され、画像形成動作時に同じく図示して
いない駆動モータによって図1における時計方向に一定
速度で回転駆動される。感光体1は、導電性の円筒状ド
ラムの周面に、例えばOPC(有機感光体)より成る感
光層が塗布されたものから成る。
【0014】感光体1の周辺には、その回転方向に沿っ
て、帯電部材の一例である帯電ローラ2、光照射によっ
て感光体表面に静電潜像を形成する像露光装置3、現像
装置4、転写部材の一例である転写ローラ5、クリーニ
ング装置6及び除電装置の一例である除電ランプ7がこ
の順に配設されている。
て、帯電部材の一例である帯電ローラ2、光照射によっ
て感光体表面に静電潜像を形成する像露光装置3、現像
装置4、転写部材の一例である転写ローラ5、クリーニ
ング装置6及び除電装置の一例である除電ランプ7がこ
の順に配設されている。
【0015】前述のように感光体1が時計方向に回転す
るとき、その周面に当接しながら回転する帯電ローラ2
によって感光体表面が所定の極性、図の例ではマイナス
に均一に帯電される。次いでその帯電面に、像露光装置
3から出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、こ
れによって感光体表面に所定の静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像装置4によって、後述する態様でト
ナー像として可視像化される。
るとき、その周面に当接しながら回転する帯電ローラ2
によって感光体表面が所定の極性、図の例ではマイナス
に均一に帯電される。次いでその帯電面に、像露光装置
3から出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、こ
れによって感光体表面に所定の静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像装置4によって、後述する態様でト
ナー像として可視像化される。
【0016】一方、図示していない給紙装置からは、例
えば転写紙より成る転写材Pが、感光体1と転写ローラ
5との間に送り込まれ、その転写ローラ5に印加された
電圧の作用により、感光体上に形成されたトナー像が転
写材P上に転写される。トナー像転写後に感光体表面に
付着する転写残トナーは、クリーニング装置6のクリー
ニング部材8によって感光体表面から除去され、感光体
表面が清掃される。次いで、その感光体表面は除電ラン
プ7からの光を照射されて除電作用を受け、その表面電
位が初期化される。
えば転写紙より成る転写材Pが、感光体1と転写ローラ
5との間に送り込まれ、その転写ローラ5に印加された
電圧の作用により、感光体上に形成されたトナー像が転
写材P上に転写される。トナー像転写後に感光体表面に
付着する転写残トナーは、クリーニング装置6のクリー
ニング部材8によって感光体表面から除去され、感光体
表面が清掃される。次いで、その感光体表面は除電ラン
プ7からの光を照射されて除電作用を受け、その表面電
位が初期化される。
【0017】感光体表面から分離された転写材Pは定着
装置9を通り、このとき熱と圧力の作用により、転写材
表面に転写されたトナー像が転写材上に定着される。次
いでその転写材はコピー紙として機外に排出される。
装置9を通り、このとき熱と圧力の作用により、転写材
表面に転写されたトナー像が転写材上に定着される。次
いでその転写材はコピー紙として機外に排出される。
【0018】上述のように、本例の画像形成装置は、電
子写真方式で画像を形成するものであり、その現像装置
4は、トナーとキャリアを有する粉体状の二成分系現像
剤Dを収容した現像剤容器10と、この現像剤容器10
に支持された現像ローラ11として構成された現像剤担
持部材と、現像剤容器10内に配置されて回転駆動され
る現像剤撹拌搬送部材の一例である撹拌スクリュー12
とを有している。現像剤容器10内の二成分系現像剤D
は、撹拌スクリュー12により撹拌され、当該現像剤の
トナー粒子とキャリア粒子は互いに逆極性に摩擦帯電さ
れる。図示した例では、トナーがマイナスに、キャリア
がプラスに帯電される。
子写真方式で画像を形成するものであり、その現像装置
4は、トナーとキャリアを有する粉体状の二成分系現像
剤Dを収容した現像剤容器10と、この現像剤容器10
に支持された現像ローラ11として構成された現像剤担
持部材と、現像剤容器10内に配置されて回転駆動され
る現像剤撹拌搬送部材の一例である撹拌スクリュー12
とを有している。現像剤容器10内の二成分系現像剤D
は、撹拌スクリュー12により撹拌され、当該現像剤の
トナー粒子とキャリア粒子は互いに逆極性に摩擦帯電さ
れる。図示した例では、トナーがマイナスに、キャリア
がプラスに帯電される。
【0019】現像ローラ11は、その一部が現像剤容器
10の開口部を通して外部に露出して感光体1に対向配
置され、感光体1に対して平行に延びている。かかる現
像ローラ11の内部には、図示していない磁石が不動に
固定配置され、当該現像ローラ11は図示していない現
像用モータによって、同じく図示していないクラッチを
介して図1における反時計方向に回転駆動される。現像
剤容器10内の二成分系現像剤Dは、撹拌スクリュー1
2によって撹拌されながら現像ローラ11の周面に供給
され、その供給された二成分系現像剤は、現像ローラ1
1の内部に配置された磁石の磁力によって現像ローラ周
面に担持され、当該現像ローラ11の回転によってその
回転方向に搬送される。
10の開口部を通して外部に露出して感光体1に対向配
置され、感光体1に対して平行に延びている。かかる現
像ローラ11の内部には、図示していない磁石が不動に
固定配置され、当該現像ローラ11は図示していない現
像用モータによって、同じく図示していないクラッチを
介して図1における反時計方向に回転駆動される。現像
剤容器10内の二成分系現像剤Dは、撹拌スクリュー1
2によって撹拌されながら現像ローラ11の周面に供給
され、その供給された二成分系現像剤は、現像ローラ1
1の内部に配置された磁石の磁力によって現像ローラ周
面に担持され、当該現像ローラ11の回転によってその
回転方向に搬送される。
【0020】現像ローラ11上に担持されて搬送される
二成分系現像剤は、その現像ローラ11に対し所定のド
クターギャップGをあけて配置されたドクターブレード
13によって、その搬送量を規制され、ドクターギャッ
プGを通った二成分系現像剤だけが、現像ローラ11と
感光体1との間の現像領域Sに搬送される。このとき現
像ローラ11には、所定の極性、図の例ではマイナスの
バイアス電圧が印加されており、現像領域Sに搬送され
た二成分系現像剤中のトナーが、感光体表面に形成され
た静電潜像に静電的に移行し、その静電潜像がトナー像
として可視像化される。
二成分系現像剤は、その現像ローラ11に対し所定のド
クターギャップGをあけて配置されたドクターブレード
13によって、その搬送量を規制され、ドクターギャッ
プGを通った二成分系現像剤だけが、現像ローラ11と
感光体1との間の現像領域Sに搬送される。このとき現
像ローラ11には、所定の極性、図の例ではマイナスの
バイアス電圧が印加されており、現像領域Sに搬送され
た二成分系現像剤中のトナーが、感光体表面に形成され
た静電潜像に静電的に移行し、その静電潜像がトナー像
として可視像化される。
【0021】上述のように図示した画像形成装置では、
感光体1に形成された静電潜像が反転現像によってトナ
ー像として可視像化されるが、正規現像方式による現像
装置を採用することもできる。また感光体表面に、原稿
からの光像を照射して静電潜像を形成する像露光装置を
採用してもよい。また複数のローラに巻き掛けられて回
転駆動される無端ベルト状の像担持体を用いることもで
きる。
感光体1に形成された静電潜像が反転現像によってトナ
ー像として可視像化されるが、正規現像方式による現像
装置を採用することもできる。また感光体表面に、原稿
からの光像を照射して静電潜像を形成する像露光装置を
採用してもよい。また複数のローラに巻き掛けられて回
転駆動される無端ベルト状の像担持体を用いることもで
きる。
【0022】前述の現像動作が行われるとき、二成分系
現像剤中のトナーが静電潜像に移行して消費されるの
で、その二成分系現像剤D中のトナー濃度、すなわち二
成分系現像剤Dに対するトナーの混合比率が漸次低下す
る。従って、これを放置すればトナー像の画像濃度が低
下し、所定の画像濃度のトナー像を形成できなくなる。
現像剤中のトナーが静電潜像に移行して消費されるの
で、その二成分系現像剤D中のトナー濃度、すなわち二
成分系現像剤Dに対するトナーの混合比率が漸次低下す
る。従って、これを放置すればトナー像の画像濃度が低
下し、所定の画像濃度のトナー像を形成できなくなる。
【0023】そこで、本例の画像形成装置においては、
現像剤容器10の上部にトナー収容手段の一例であるト
ナー容器14が配置され、このトナー容器14にトナー
Tが収容されている。またトナー容器14の下部に形成
された現像剤容器10へのトナー排出部16には、補給
用モータ15によって回転駆動されるトナー補給ローラ
17が回転自在に支持されている。
現像剤容器10の上部にトナー収容手段の一例であるト
ナー容器14が配置され、このトナー容器14にトナー
Tが収容されている。またトナー容器14の下部に形成
された現像剤容器10へのトナー排出部16には、補給
用モータ15によって回転駆動されるトナー補給ローラ
17が回転自在に支持されている。
【0024】さらに、現像剤容器10の内部の底壁面に
は、現像剤容器10内の二成分系現像剤Dのトナー濃度
を検知するトナー濃度検知手段の一例である透磁率セン
サ18が設けられている。すなわち、本例の現像装置4
においては、磁性キャリアと非磁性トナーを有する二成
分系現像剤Dが用いられ、この現像剤Dが撹拌スクリュ
ー12によって混合撹拌されると共に、その現像剤Dの
トナー濃度が透磁率センサ18によって検出される。
は、現像剤容器10内の二成分系現像剤Dのトナー濃度
を検知するトナー濃度検知手段の一例である透磁率セン
サ18が設けられている。すなわち、本例の現像装置4
においては、磁性キャリアと非磁性トナーを有する二成
分系現像剤Dが用いられ、この現像剤Dが撹拌スクリュ
ー12によって混合撹拌されると共に、その現像剤Dの
トナー濃度が透磁率センサ18によって検出される。
【0025】上記透磁率センサ18は、図示していない
A/D変換器を介して、制御装置を構成するマイクロコ
ンピュータ19の入出力インターフェイス(I/Oユニ
ット)20に接続されている。このマイクロコンピュー
タ19は、主にCPU21、読み出し専用メモリ(RO
M)22、読み出し書き込みメモリ(RAM)23、及
び上述の入出力インターフェイス20から成る。透磁率
センサ18からのトナー濃度検知信号は、入力出インタ
ーフェイス20を介してCPU21に入力され、二成分
系現像剤Dのトナー濃度が所定値よりも低くなったこと
が検出されると、CPU21から、入出力インターフェ
イス20を介してモータ駆動回路24に制御信号が出力
され、これによってそのモータ駆動回路24が作動し、
補給用モータ15が回転することにより、トナー補給ロ
ーラ17が回転駆動される。これにより、トナー容器1
4に収容されたトナーTが現像剤容器10内の二成分系
現像剤D中に補給される。このようにして、現像剤容器
内の二成分系現像剤Dのトナー濃度が適正な所定の範囲
内に維持される。
A/D変換器を介して、制御装置を構成するマイクロコ
ンピュータ19の入出力インターフェイス(I/Oユニ
ット)20に接続されている。このマイクロコンピュー
タ19は、主にCPU21、読み出し専用メモリ(RO
M)22、読み出し書き込みメモリ(RAM)23、及
び上述の入出力インターフェイス20から成る。透磁率
センサ18からのトナー濃度検知信号は、入力出インタ
ーフェイス20を介してCPU21に入力され、二成分
系現像剤Dのトナー濃度が所定値よりも低くなったこと
が検出されると、CPU21から、入出力インターフェ
イス20を介してモータ駆動回路24に制御信号が出力
され、これによってそのモータ駆動回路24が作動し、
補給用モータ15が回転することにより、トナー補給ロ
ーラ17が回転駆動される。これにより、トナー容器1
4に収容されたトナーTが現像剤容器10内の二成分系
現像剤D中に補給される。このようにして、現像剤容器
内の二成分系現像剤Dのトナー濃度が適正な所定の範囲
内に維持される。
【0026】なお、読み出し書き込みメモリ23には、
透磁率センサ18の出力値を一時格納させるレジスタ、
現像剤容器10内に存する二成分系現像剤Dのトナー濃
度の目標濃度値に対応した制御基準値を記憶させるレジ
スタなどが設けられている。
透磁率センサ18の出力値を一時格納させるレジスタ、
現像剤容器10内に存する二成分系現像剤Dのトナー濃
度の目標濃度値に対応した制御基準値を記憶させるレジ
スタなどが設けられている。
【0027】上述したトナー容器14、トナー補給ロー
ラ17、補給モータ15及びモータ駆動回路24は、透
磁率センサ18により、二成分系現像剤Dのトナー濃度
が所定値よりも低くなったことが検知されたとき、二成
分系現像剤D中にトナーを補給してそのトナー濃度を一
定の範囲内に保つトナー補給手段の一例を構成してい
る。
ラ17、補給モータ15及びモータ駆動回路24は、透
磁率センサ18により、二成分系現像剤Dのトナー濃度
が所定値よりも低くなったことが検知されたとき、二成
分系現像剤D中にトナーを補給してそのトナー濃度を一
定の範囲内に保つトナー補給手段の一例を構成してい
る。
【0028】以上のように、図示した画像形成装置は、
静電潜像が形成される像担持体の一例である感光体1
と、摩擦帯電されたトナーとキャリアを有する二成分系
現像剤Dによって上記静電潜像をトナー像として可視像
化する現像装置4と、二成分系現像剤Dのトナー濃度を
検知するトナー濃度検知手段の一例である透磁率センサ
18と、このトナー濃度検知手段によって、二成分系現
像剤Dのトナー濃度が所定値よりも低くなったことが検
知されたとき、現像装置4の現像剤容器10内の二成分
系現像剤Dにトナーを補給するトナー補給手段とを具備
している。
静電潜像が形成される像担持体の一例である感光体1
と、摩擦帯電されたトナーとキャリアを有する二成分系
現像剤Dによって上記静電潜像をトナー像として可視像
化する現像装置4と、二成分系現像剤Dのトナー濃度を
検知するトナー濃度検知手段の一例である透磁率センサ
18と、このトナー濃度検知手段によって、二成分系現
像剤Dのトナー濃度が所定値よりも低くなったことが検
知されたとき、現像装置4の現像剤容器10内の二成分
系現像剤Dにトナーを補給するトナー補給手段とを具備
している。
【0029】上述した画像形成装置の構成自体は従来よ
り公知である。この形式の画像形成装置においては、現
像装置4において使用される二成分系現像剤Dのトナー
濃度を所定範囲内に維持できるので、感光体1上に形成
されるトナー像の画像濃度が低下することを防止するこ
とが可能である。
り公知である。この形式の画像形成装置においては、現
像装置4において使用される二成分系現像剤Dのトナー
濃度を所定範囲内に維持できるので、感光体1上に形成
されるトナー像の画像濃度が低下することを防止するこ
とが可能である。
【0030】ところが、先にも説明したように、二成分
系現像剤Dのトナー濃度が適正な所定の範囲内にあって
も、二成分系現像剤D中のトナーの帯電量が低下する
と、これにより形成されるトナー像の画像濃度が低下
し、所望する画像濃度のトナー像が得られなくなるおそ
れがある。
系現像剤Dのトナー濃度が適正な所定の範囲内にあって
も、二成分系現像剤D中のトナーの帯電量が低下する
と、これにより形成されるトナー像の画像濃度が低下
し、所望する画像濃度のトナー像が得られなくなるおそ
れがある。
【0031】図2は、二成分系現像剤のトナー濃度が一
定であるときのトナーの帯電量(Q/M)の変化に対し
て、トナー像の画像濃度がいかに変化するかの一例を示
している。この図から、トナー濃度が適正な所定の範囲
内にあるときも、例えば画像形成装置を長時間停止させ
た後に、画像形成動作を開始したときのように、トナー
の帯電量が低下していると、これにより形成されたトナ
ー像の画像濃度が低下し、所望する濃度の画像が得られ
なくなることをよく理解できる。
定であるときのトナーの帯電量(Q/M)の変化に対し
て、トナー像の画像濃度がいかに変化するかの一例を示
している。この図から、トナー濃度が適正な所定の範囲
内にあるときも、例えば画像形成装置を長時間停止させ
た後に、画像形成動作を開始したときのように、トナー
の帯電量が低下していると、これにより形成されたトナ
ー像の画像濃度が低下し、所望する濃度の画像が得られ
なくなることをよく理解できる。
【0032】図3は、トナーが充分に帯電しているとき
の二成分系現像剤のトナー濃度と、これにより形成され
たトナー像の画像濃度との関係の一例を示す図である。
この図から、トナーの帯電量が充分であり、しかも二成
分系現像剤のトナー濃度が適正な所定範囲内にあれば、
所望する画像濃度のトナー像を形成できることをよく理
解できる。
の二成分系現像剤のトナー濃度と、これにより形成され
たトナー像の画像濃度との関係の一例を示す図である。
この図から、トナーの帯電量が充分であり、しかも二成
分系現像剤のトナー濃度が適正な所定範囲内にあれば、
所望する画像濃度のトナー像を形成できることをよく理
解できる。
【0033】上述のように、現像されたトナー像の画像
濃度は、二成分系現像剤Dのトナー濃度だけでなく、そ
のトナーの帯電量にも大きく左右され、トナー濃度が一
定であっても、画像濃度はトナーの帯電量の低下と共に
低下する。
濃度は、二成分系現像剤Dのトナー濃度だけでなく、そ
のトナーの帯電量にも大きく左右され、トナー濃度が一
定であっても、画像濃度はトナーの帯電量の低下と共に
低下する。
【0034】これに対処するため、図1に示した画像形
成装置においては、先ず、感光体1の回転方向に関し
て、現像装置4よりも下流側であって、転写ローラ5よ
り成る転写部材よりも上流側の部位に、感光体1の表面
から離間して位置する光反射型のフォトセンサより成る
画像濃度センサ25が配置されている。
成装置においては、先ず、感光体1の回転方向に関し
て、現像装置4よりも下流側であって、転写ローラ5よ
り成る転写部材よりも上流側の部位に、感光体1の表面
から離間して位置する光反射型のフォトセンサより成る
画像濃度センサ25が配置されている。
【0035】一方、感光体表面には、前述のトナー像が
形成される毎に、又は複数のトナー像が形成される毎
に、そのトナー像が形成される部分以外の感光体表面部
分に基準トナーが形成される。この基準トナー像も、前
述のトナー像と同様に形成される。すなわち、感光体表
面が帯電ローラ2によって均一に帯電され、その帯電面
の所定の面積部分、例えば一辺が20mmの正方形部分
に、像露光装置3からのレーザ光Lが照射され、ここに
基準潜像が形成され、これが前述のトナー像形成時と同
様に、現像装置4の二成分系現像剤Dによって基準トナ
ー像として可視像化される。
形成される毎に、又は複数のトナー像が形成される毎
に、そのトナー像が形成される部分以外の感光体表面部
分に基準トナーが形成される。この基準トナー像も、前
述のトナー像と同様に形成される。すなわち、感光体表
面が帯電ローラ2によって均一に帯電され、その帯電面
の所定の面積部分、例えば一辺が20mmの正方形部分
に、像露光装置3からのレーザ光Lが照射され、ここに
基準潜像が形成され、これが前述のトナー像形成時と同
様に、現像装置4の二成分系現像剤Dによって基準トナ
ー像として可視像化される。
【0036】この基準トナー像の画像濃度、すなわち反
射濃度が画像濃度センサ25によって検知される。その
検知信号は入出力インターフェイス20を介してCPU
21に入力される。このようにして感光体上に形成され
た基準トナー像の画像濃度が検出される。
射濃度が画像濃度センサ25によって検知される。その
検知信号は入出力インターフェイス20を介してCPU
21に入力される。このようにして感光体上に形成され
た基準トナー像の画像濃度が検出される。
【0037】画像濃度センサ25は、感光体表面に形成
された基準トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知
手段の一例を構成しているが、かかる検知手段に関連す
る上述の構成自体は、従来の画像形成装置に採用されて
いるものと変りはない。但し、本例の画像形成装置は、
後述するように、その検出結果に基づいてトナー濃度を
制御するものではない。
された基準トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知
手段の一例を構成しているが、かかる検知手段に関連す
る上述の構成自体は、従来の画像形成装置に採用されて
いるものと変りはない。但し、本例の画像形成装置は、
後述するように、その検出結果に基づいてトナー濃度を
制御するものではない。
【0038】一方、現像装置4の現像剤容器10内に
は、板材より成る剤経路規制部材26が配置され、この
規制部材26は、現像ローラ11に対して対向配置さ
れ、かつドクターブレード13に隣接した位置に配置さ
れていて、この剤経路規制部材26と現像ローラ11と
の間に、現像剤容器10内の二成分系現像剤Dが通る剤
経路Wが区画される。
は、板材より成る剤経路規制部材26が配置され、この
規制部材26は、現像ローラ11に対して対向配置さ
れ、かつドクターブレード13に隣接した位置に配置さ
れていて、この剤経路規制部材26と現像ローラ11と
の間に、現像剤容器10内の二成分系現像剤Dが通る剤
経路Wが区画される。
【0039】また剤経路規制部材26は、図1に実線で
示す退避位置と、鎖線で示す作動位置との間を移動可能
に支持され、しかも剤経路規制部材26に固定されたラ
ック27が現像剤容器10の上壁を貫通してその外部に
まで延び、そのラック27の歯に、駆動モータ28の出
力軸に固定されたピニオン29が噛み合っている。
示す退避位置と、鎖線で示す作動位置との間を移動可能
に支持され、しかも剤経路規制部材26に固定されたラ
ック27が現像剤容器10の上壁を貫通してその外部に
まで延び、そのラック27の歯に、駆動モータ28の出
力軸に固定されたピニオン29が噛み合っている。
【0040】通常の画像形成動作時には、剤経路規制部
材26は図1に実線で示した退避位置を占めている。こ
の状態では、剤経路規制部材26と現像ローラ11の間
の剤経路Wの幅は大きくなっているので、ドクターブレ
ード13によって掻き取られた二成分系現像剤Dは、図
1に矢印Aで示すようにドクターブレード13から大き
く離れた現像剤容器内の領域に戻され、ここで、比較的
帯電量の低い二成分系現像剤Dと混合される。通常は、
二成分系現像剤Dがこのように循環しつつ、前述の現像
動作が実行される。
材26は図1に実線で示した退避位置を占めている。こ
の状態では、剤経路規制部材26と現像ローラ11の間
の剤経路Wの幅は大きくなっているので、ドクターブレ
ード13によって掻き取られた二成分系現像剤Dは、図
1に矢印Aで示すようにドクターブレード13から大き
く離れた現像剤容器内の領域に戻され、ここで、比較的
帯電量の低い二成分系現像剤Dと混合される。通常は、
二成分系現像剤Dがこのように循環しつつ、前述の現像
動作が実行される。
【0041】ここで、例えば画像形成装置を長期間停止
させた後、当該画像形成装置を作動させたようなとき
は、二成分系現像剤Dのトナーの帯電量が充分に高まら
ないまま画像形成動作が開始されることがある。このよ
うな場合には、透磁率センサ18により検知されたトナ
ー濃度が適正な所定の範囲内にあるにもかかわらず、画
像濃度センサ25により検知された基準トナー像の画像
濃度が大きく低下し、この状態のままで静電潜像を可視
像化したとすれば、その画像濃度が異常に低くなり、所
望する画像濃度のトナー像を形成することはできない。
させた後、当該画像形成装置を作動させたようなとき
は、二成分系現像剤Dのトナーの帯電量が充分に高まら
ないまま画像形成動作が開始されることがある。このよ
うな場合には、透磁率センサ18により検知されたトナ
ー濃度が適正な所定の範囲内にあるにもかかわらず、画
像濃度センサ25により検知された基準トナー像の画像
濃度が大きく低下し、この状態のままで静電潜像を可視
像化したとすれば、その画像濃度が異常に低くなり、所
望する画像濃度のトナー像を形成することはできない。
【0042】そこで、上述のように、透磁率センサ18
によって現像剤容器10内の二成分系現像剤Dのトナー
濃度が所定値以上であること、すなわちトナー濃度が適
正な所定範囲内にあることが検知され、かつ画像濃度セ
ンサ25によって、感光体表面に形成された基準トナー
像の画像濃度が所定レベルよりも低下したことが検知さ
れたとき、CPU21から、入出力インターフェイス2
0を介して、駆動モータ28用の駆動回路30に制御信
号が出力され、これによって駆動モータ28が作動し、
ピニオン29が図における反時計方向に回転する。この
ため、ラック27は、剤経路規制部材26と共に下方に
移動し、剤経路規制部材26は図1に鎖線で示した作動
位置を占め、ここで駆動モータ28が停止する。このよ
うにして剤経路規制部材26は作動位置を占め、剤経路
規制部材26と現像ローラ12との間の剤経路Wの幅が
狭められる。
によって現像剤容器10内の二成分系現像剤Dのトナー
濃度が所定値以上であること、すなわちトナー濃度が適
正な所定範囲内にあることが検知され、かつ画像濃度セ
ンサ25によって、感光体表面に形成された基準トナー
像の画像濃度が所定レベルよりも低下したことが検知さ
れたとき、CPU21から、入出力インターフェイス2
0を介して、駆動モータ28用の駆動回路30に制御信
号が出力され、これによって駆動モータ28が作動し、
ピニオン29が図における反時計方向に回転する。この
ため、ラック27は、剤経路規制部材26と共に下方に
移動し、剤経路規制部材26は図1に鎖線で示した作動
位置を占め、ここで駆動モータ28が停止する。このよ
うにして剤経路規制部材26は作動位置を占め、剤経路
規制部材26と現像ローラ12との間の剤経路Wの幅が
狭められる。
【0043】上述のように剤経路Wの幅が狭められる
と、ドクターブレード13によって掻き取られた二成分
系現像剤Dは、図1に鎖線矢印Bで示すように現像ロー
ラ11とドクターブレード13の近傍の狭い領域で循環
する。このため、この二成分系現像剤がドクターブレー
ド13に接触する機会が増えると共に、そのトナーとキ
ャリアが強く摩擦作用を受け、トナーの帯電量が上昇す
る。このように帯電量の増大したトナーとキャリアがド
クターギャップGを通って現像領域Sに搬送されること
になり、感光体1に形成された静電潜像は、充分に帯電
したトナーによって可視像化され、従って、そのトナー
像の画像濃度低下が阻止される。
と、ドクターブレード13によって掻き取られた二成分
系現像剤Dは、図1に鎖線矢印Bで示すように現像ロー
ラ11とドクターブレード13の近傍の狭い領域で循環
する。このため、この二成分系現像剤がドクターブレー
ド13に接触する機会が増えると共に、そのトナーとキ
ャリアが強く摩擦作用を受け、トナーの帯電量が上昇す
る。このように帯電量の増大したトナーとキャリアがド
クターギャップGを通って現像領域Sに搬送されること
になり、感光体1に形成された静電潜像は、充分に帯電
したトナーによって可視像化され、従って、そのトナー
像の画像濃度低下が阻止される。
【0044】このように、透磁率センサ18により検知
したトナー濃度に対して、画像濃度センサ25により検
知した基準トナー像の画像濃度が低かった場合には、剤
経路規制部材26を現像ローラ11に接近させて両者間
の剤経路Wを狭め、二成分系現像剤Dのトナーの帯電効
率を高めるのである。
したトナー濃度に対して、画像濃度センサ25により検
知した基準トナー像の画像濃度が低かった場合には、剤
経路規制部材26を現像ローラ11に接近させて両者間
の剤経路Wを狭め、二成分系現像剤Dのトナーの帯電効
率を高めるのである。
【0045】トナーの帯電量が上昇して基準トナー像の
画像濃度が回復したとき、すなわち透磁率センサ18に
よって二成分系現像剤Dのトナー濃度が所定値以上であ
ることが検知され、かつ画像濃度センサ25によって基
準トナー像の画像濃度が所定レベル以上となったことが
検知されたときは、CPU21から出力される制御信号
によって、駆動モータ28を逆転させ、ラック27と共
に、剤経路規制部材26を図1に実線で示す退避位置に
戻す。これにより、二成分系現像剤Dに過度なストレス
が与えられることはなく、キャリアの早期劣化を防止で
きる。
画像濃度が回復したとき、すなわち透磁率センサ18に
よって二成分系現像剤Dのトナー濃度が所定値以上であ
ることが検知され、かつ画像濃度センサ25によって基
準トナー像の画像濃度が所定レベル以上となったことが
検知されたときは、CPU21から出力される制御信号
によって、駆動モータ28を逆転させ、ラック27と共
に、剤経路規制部材26を図1に実線で示す退避位置に
戻す。これにより、二成分系現像剤Dに過度なストレス
が与えられることはなく、キャリアの早期劣化を防止で
きる。
【0046】上述のように剤経路規制部材26は、二成
分系現像剤Dのトナーの帯電量を規制する帯電量規制手
段を構成し、駆動モータ28、駆動回路30、ピニオン
29及びラック27は、かかる剤経路規制部材26を作
動させる駆動装置の一例を構成する。またマイクロコン
ピュータ19は、その作動を制御する制御装置の一例を
構成している。駆動モータ28とピニオン29との間に
クラッチを介設し、そのクラッチのオン,オフによって
剤経路規制部材26の作動を制御するようにしてもよ
い。また、かかるピニオン、ラック及び駆動モータの代
りに、ソレノイドを含む駆動装置などを採用することも
できる。
分系現像剤Dのトナーの帯電量を規制する帯電量規制手
段を構成し、駆動モータ28、駆動回路30、ピニオン
29及びラック27は、かかる剤経路規制部材26を作
動させる駆動装置の一例を構成する。またマイクロコン
ピュータ19は、その作動を制御する制御装置の一例を
構成している。駆動モータ28とピニオン29との間に
クラッチを介設し、そのクラッチのオン,オフによって
剤経路規制部材26の作動を制御するようにしてもよ
い。また、かかるピニオン、ラック及び駆動モータの代
りに、ソレノイドを含む駆動装置などを採用することも
できる。
【0047】図1に示した構成によれば、二成分系現像
剤Dのトナーの帯電量が低下したとき、現像装置の現像
条件や、静電プロセス条件を変化させてトナー像の画像
濃度低下を防止するのではなく、直接、帯電量の低下し
たトナーの帯電量を上昇させて、トナー像の画像濃度低
下を防止するので、常に適正な画像濃度のトナー像を形
成することができる。
剤Dのトナーの帯電量が低下したとき、現像装置の現像
条件や、静電プロセス条件を変化させてトナー像の画像
濃度低下を防止するのではなく、直接、帯電量の低下し
たトナーの帯電量を上昇させて、トナー像の画像濃度低
下を防止するので、常に適正な画像濃度のトナー像を形
成することができる。
【0048】以上の説明から了解されるように、本例の
画像形成装置は、感光体1より成る像担持体の表面に形
成された基準トナー像の画像濃度を検知する画像濃度セ
ンサ25として構成された画像濃度検知手段と、現像剤
容器10内の二成分系現像剤Dのトナーの帯電量を規制
する帯電量規制手段と、トナー濃度検知手段によって、
二成分系現像剤Dのトナー濃度が所定値以上であること
が検知され、かつ画像濃度検知手段によって、基準トナ
ー像の画像濃度が所定レベルより低下したことが検知さ
れたとき、二成分系現像剤Dのトナーの帯電量が上昇す
るように、帯電量規制手段を作動させる駆動制御手段と
を有している。
画像形成装置は、感光体1より成る像担持体の表面に形
成された基準トナー像の画像濃度を検知する画像濃度セ
ンサ25として構成された画像濃度検知手段と、現像剤
容器10内の二成分系現像剤Dのトナーの帯電量を規制
する帯電量規制手段と、トナー濃度検知手段によって、
二成分系現像剤Dのトナー濃度が所定値以上であること
が検知され、かつ画像濃度検知手段によって、基準トナ
ー像の画像濃度が所定レベルより低下したことが検知さ
れたとき、二成分系現像剤Dのトナーの帯電量が上昇す
るように、帯電量規制手段を作動させる駆動制御手段と
を有している。
【0049】さらに、図示した画像形成装置において
は、上述の帯電量規制手段は、現像剤容器10内の二成
分系現像剤Dが通る剤経路Wの幅を狭め、又は拡げるよ
うに作動可能な剤経路規制部材26を具備し、前述の駆
動制御手段は、二成分系現像剤Dのトナー濃度が所定値
以上であり、かつ基準トナー像の画像濃度が所定レベル
よりも低下したことが検知されたとき、剤経路Wが狭め
られるように、剤経路規制部材26を作動させる駆動装
置と制御装置を具備し、本例では、前述のように駆動モ
ータ28などが上記駆動装置を構成し、またマイクロコ
ンピュータ19が上記制御装置を構成している。
は、上述の帯電量規制手段は、現像剤容器10内の二成
分系現像剤Dが通る剤経路Wの幅を狭め、又は拡げるよ
うに作動可能な剤経路規制部材26を具備し、前述の駆
動制御手段は、二成分系現像剤Dのトナー濃度が所定値
以上であり、かつ基準トナー像の画像濃度が所定レベル
よりも低下したことが検知されたとき、剤経路Wが狭め
られるように、剤経路規制部材26を作動させる駆動装
置と制御装置を具備し、本例では、前述のように駆動モ
ータ28などが上記駆動装置を構成し、またマイクロコ
ンピュータ19が上記制御装置を構成している。
【0050】また剤経路規制部材26は、図1に示した
位置以外の現像剤容器10内の適所に配置できるもので
あるが、これを図1に示したように現像ローラ11に対
向配置すると、この剤経路規制部材26を、現像ローラ
11に対して接近した作動位置にもたらすことによっ
て、帯電量を充分に高めたトナーとキャリアを迅速に現
像領域Sに搬送でき、基準トナー像の画像濃度低下が検
知されたとき、即座に、トナー像の画像濃度低下に対処
でき、その画像濃度低下を効果的に防止することができ
る。
位置以外の現像剤容器10内の適所に配置できるもので
あるが、これを図1に示したように現像ローラ11に対
向配置すると、この剤経路規制部材26を、現像ローラ
11に対して接近した作動位置にもたらすことによっ
て、帯電量を充分に高めたトナーとキャリアを迅速に現
像領域Sに搬送でき、基準トナー像の画像濃度低下が検
知されたとき、即座に、トナー像の画像濃度低下に対処
でき、その画像濃度低下を効果的に防止することができ
る。
【0051】このように、本例の画像形成装置は、現像
装置4が、静電潜像の可視像化に供せられる二成分系現
像剤Dを担持して搬送する現像ローラ11として構成さ
れた現像剤担持部材を具備し、剤経路規制部材26は、
上記現像剤担持部材に対向配置され、かつこれらの間の
剤経路Wを狭め、又は拡げるように、現像剤担持部材に
対して接近又は離隔する方向に移動可能に支持されてい
るのである。
装置4が、静電潜像の可視像化に供せられる二成分系現
像剤Dを担持して搬送する現像ローラ11として構成さ
れた現像剤担持部材を具備し、剤経路規制部材26は、
上記現像剤担持部材に対向配置され、かつこれらの間の
剤経路Wを狭め、又は拡げるように、現像剤担持部材に
対して接近又は離隔する方向に移動可能に支持されてい
るのである。
【0052】本発明は、図1に示した形式以外の各種形
態の画像形成装置にも広く適用できるものである。
態の画像形成装置にも広く適用できるものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、二成分系現像剤のトナーの帯電量が低下したとき、
帯電量規制手段によって、そのトナーの帯電量を上昇さ
せるので、二成分系現像剤のトナー濃度が所定範囲内に
あるのに、トナーの帯電量が低いがため、トナー像の画
像濃度が低下することを防止することができる。
ば、二成分系現像剤のトナーの帯電量が低下したとき、
帯電量規制手段によって、そのトナーの帯電量を上昇さ
せるので、二成分系現像剤のトナー濃度が所定範囲内に
あるのに、トナーの帯電量が低いがため、トナー像の画
像濃度が低下することを防止することができる。
【0054】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
帯電量規制手段を簡単に構成でき、画像形成装置のコス
ト上昇を抑えることができる。
帯電量規制手段を簡単に構成でき、画像形成装置のコス
ト上昇を抑えることができる。
【0055】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
トナーの帯電量が低下したとき、これに基づくトナー像
の画像濃度低下に対して、迅速に対処することができ
る。
トナーの帯電量が低下したとき、これに基づくトナー像
の画像濃度低下に対して、迅速に対処することができ
る。
【図1】画像形成装置の主要部を示す概略断面図であ
る。
る。
【図2】二成分系現像剤のトナー濃度が一定のときに、
トナーの帯電量の変化に伴って、トナー像の画像濃度が
いかに変化するかを示した説明図である。
トナーの帯電量の変化に伴って、トナー像の画像濃度が
いかに変化するかを示した説明図である。
【図3】トナー帯電量が充分であるときに、トナー濃度
の変化に伴ってトナー像の画像濃度がいかに変化するか
を示す説明図である。
の変化に伴ってトナー像の画像濃度がいかに変化するか
を示す説明図である。
4 現像装置 10 現像剤容器 26 剤経路規制部材 D 二成分系現像剤 T トナー W 剤経路
Claims (3)
- 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、摩擦
帯電されたトナーとキャリアを有する二成分系現像剤に
よって前記静電潜像をトナー像として可視像化する現像
装置と、前記二成分系現像剤のトナー濃度を検知するト
ナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知手段によって、
二成分系現像剤のトナー濃度が所定値よりも低くなった
ことが検知されたとき、前記現像装置の現像剤容器内の
二成分系現像剤にトナーを補給するトナー補給手段とを
具備する画像形成装置において、 前記像担持体表面に形成された基準トナー像の画像濃度
を検知する画像濃度検知手段と、前記二成分系現像剤の
トナーの帯電量を規制する帯電量規制手段と、前記トナ
ー濃度検知手段によって、前記二成分系現像剤のトナー
濃度が所定値以上であることが検知され、かつ前記画像
濃度検知手段によって、基準トナー像の画像濃度が所定
レベルより低下したことが検知されたとき、前記二成分
系現像剤のトナーの帯電量が上昇するように、前記帯電
量規制手段を作動させる駆動制御手段とを設けたことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記帯電量規制手段は、現像剤容器内の
二成分系現像剤が通る剤経路の幅を狭め、又は拡げるよ
うに作動可能な剤経路規制部材を具備し、前記駆動制御
手段は、前記二成分系現像剤のトナー濃度が所定値以上
であり、かつ基準トナー像の画像濃度が所定レベルより
も低下したことが検知されたとき、前記剤経路が狭めら
れるように、前記剤経路規制部材を作動させる駆動装置
と制御装置を具備している請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記現像装置が、静電潜像の可視像化に
供せられる二成分系現像剤を担持して搬送する現像剤担
持部材を具備し、前記剤経路規制部材は、前記現像剤担
持部材に対向配置され、かつこれらの間の剤経路を狭
め、又は拡げるように、現像剤担持部材に対して接近又
は離隔する方向に移動可能に支持されている請求項2に
記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10021539A JPH11202573A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10021539A JPH11202573A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11202573A true JPH11202573A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12057786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10021539A Pending JPH11202573A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11202573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025638A (ja) * | 2005-06-13 | 2007-02-01 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
US7412190B2 (en) | 2005-06-13 | 2008-08-12 | Ricoh Company, Ltd. | Developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP10021539A patent/JPH11202573A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025638A (ja) * | 2005-06-13 | 2007-02-01 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
US7412190B2 (en) | 2005-06-13 | 2008-08-12 | Ricoh Company, Ltd. | Developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus |
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