JPH1173067A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1173067A
JPH1173067A JP9233800A JP23380097A JPH1173067A JP H1173067 A JPH1173067 A JP H1173067A JP 9233800 A JP9233800 A JP 9233800A JP 23380097 A JP23380097 A JP 23380097A JP H1173067 A JPH1173067 A JP H1173067A
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JP
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image carrier
charging
developing
image
unit
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JP9233800A
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Inventor
Takayuki Maruta
貴之 丸田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 高画質を得るためバンディングを低減する目的で感光体
に大きな慣性を持たせた画像形成装置において、画像形
成装置を緊急停止させることにより、帯電、画像書き込
み、現像、クリーニング前除電、クリーニング後帯電前
除電などの駆動及び、感光体の駆動の各電源を同時にオ
フ状態にしても、感光体だけが慣性により駆動を継続し
てしまうことにより感光体上に生ずる、画像形成上の不
都合を解消すること。 【課題】感光体が実際に移動を停止するタイミングを見
込んで、帯電、画像書き込み、現像、クリーニング前除
電、クリーニング後帯電前除電などの各機能の作動、作
動停止のタイミングを制御する停止動作制御手段24を
設けた。 【解決手段】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリなどの電子写真プロセスを用いて画像を形
成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真プロセスを利用した画像
形成装置では、一方向に回転駆動される像担持体として
ドラム状又はベルト状の感光体を用い、この像担持体の
表面を帯電手段で一様に帯電させ、帯電済みの前記像担
持体上に露光手段により静電潜像を形成し、乾式現像方
式を採用した現像手段を用いてこの静電潜像に現像剤を
接触させて顕像化するようにしている。像担持体上に顕
像化されたトナー像は、用紙に転写された上、定着手段
を経て定着され、排紙トレイ上に排出される。
【0003】このような画像形成装置では、作像工程中
に用紙のジャム、その他、何らかの不都合が生じた場合
には、制御系に緊急停止指令を出して、駆動系の電源を
オフにするなどして画像形成装置全体の動作を緊急停止
させるのが一般的である。
【0004】ところが、画像形成装置全体の各駆動系の
電源をオフしても、部材によっては、直ちに停止せず、
慣性モーメントにより、停止のタイミングがずれる場合
がある。このため、感光体表面に現像剤が付着して無駄
な消費を生じてしまう不都合がある。特に近年では、カ
ラー複写機の普及が目立ち、高画質を得るためのバンデ
ィング(副走査方向の隣合うライン間隔のずれ)を低減
する目的で感光体軸に重量のあるフライホイールなどを
設置した機種も存在している。
【0005】このようなフライホイールなどを設けた機
種では、フライホイールなどの部位にかなりの慣性モー
メントが発生するため、作像工程中に、緊急停止要因が
発生した場合には、感光体の駆動電源をオフに、つま
り、駆動モータの電源を切っても、なお、慣性により感
光体が回転を継続し、停止するまで時間がかかってしま
う。
【0006】このため、画像形成装置全体の緊急停止に
より、帯電手段の帯電、感光体の駆動、現像手段におけ
る現像バイアス、現像手段の駆動(現像スリーブの回転
など)の駆動系の電源を同時にオフ状態にしても、感光
体の帯電済み領域(感光体の表面上であって帯電手段に
対向した位置から現像手段に対向した位置までの領域)
は、現像手段を通過することがある。但し、現像手段は
停止している。すると、この帯電済み領域については、
回転を停止している現像スリーブ上の現像剤(1成分系
では、トナー、2成分系ではトナー及びキャリア)が擦
りつけられて付着してしまい、現像剤の無駄な消費を生
じたり、その後の画像形成に悪影響を及ぼしてしまう。
【0007】この点、例えば、特開平3ー261963
号公報に記載された発明では、各慣性モーメントの差や
モータの立ち下がりで停止時間が異なることによる、感
光体と現像手段との停止時間の差を考慮して、緊急停止
時には感光体駆動手段への停止指示よりも所定時間(感
光体が静止するまでの時間)遅らせて現像手段の動作を
停止させるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
〔a〕しかし、例えば、感光体が停止したときに、慣性
で移動した感光体の表面が、帯電手段に対向した位置か
ら現像手段に対向した位置までの領域(仮にKとする)
に満たない場合には、現実の停止時に該領域Kが現像手
段に対向する位置関係となるので帯電している感光体に
現像剤が付着するであろうし、その後、機械を立ち上げ
たときに現像剤が再度付着してしまうなどのことが想定
され、無駄なトナー付着を防止する点では改善の余地が
あると考えられる。
【0009】また、感光体の表面上、帯電手段の設置位
置と現像手段の設置位置との間には、潜像形成のための
画像書き込み手段としての露光手段が設けられている。
このような画像形成装置において、露光手段による画像
の書き込みが行なわれている最中に、前記装置全体の緊
急停止指令が出され、さらに、帯電手段の駆動がオフ後
も露光手段による画像の書き込みを停止しないときに
は、感光体の表面上、露光手段による書き込みビームの
照射位置と帯電手段に対向した帯電位置との間の領域
(この領域は帯電手段がオフにされた時点で既に帯電済
み)中、慣性により移動した分について書き込みがなさ
れ、また、上記により現像手段は緊急停止時にも直ち
に駆動を停止せず所定時間駆動しているため、上記書き
込み部分が現像手段により現像されて、無駄に現像剤が
消費されてしまう。
【0010】〔b〕感光体の周面上、帯電手段が設けら
れた位置よりも回転方向上流の位置には、帯電手段によ
る帯電に先立ち、感光体の周面を除電する除電手段が設
けられている。緊急停止時にこの除電手段による除電機
能も直ちに停止すると、感光体が慣性により回動した
分、除電手段よりも下流の感光体表面に、未除電領域が
できてしまう。従って、帯電、現像、転写、クリーニン
グなどのプロセスを経て、残留電位を保持している上記
未除電領域が感光体の慣性により現像手段まで至り、無
駄に現像剤が付着してしまうおそれがある。
【0011】〔c〕現像手段により顕像化された感光体
上のトナー像は中間転写ベルトなどの被転写媒体に転写
される。転写後の感光体上に残留しているトナーはクリ
ーニング手段により除去される。このクリーニング手段
によるクリーニング法では、感光体の表面に接触して残
留トナーを除くためのクリーニングブレード或いはクリ
ーニングローラなどのクリーニング部材が設けられ、残
留トナーを該クリーニング部材に電気的な力で移動させ
るため、バイアス電圧が印加されている。
【0012】このクリーニング手段によるクリーニング
作用を良好に行なうために、クリーニング手段の手前
(感光体の回転方向上、クリーニング手段よりも上流の
位置)にプレクリーニングチャージ手段が設けられてい
る。このプレクリーニングチャージ手段は帯電チャージ
ャからなり、感光体の表面に付着している極性が不揃い
の状態にある残留トナーの帯電極性をクリーニング手段
によるクリーニングに適する一極性に揃える機能と、ク
リーニング前の感光体を除電する機能を有している。
【0013】このように、プレクリーニングチャージ手
段を備えた画像形成装置では、画像形成装置に緊急停止
指令がでたときに、直ちに、該プレクリーニングチャー
ジ手段の機能を停止させると、その後も慣性により回転
する感光体のために、該プレクリーニングチャージ手段
よりも下流の感光体表面部位に、プレクリーニング手段
による(感光体表面に対する)除電、残留トナーに対す
る帯電などがなされない未帯電領域ができてしまう。こ
の未帯電領域は、その後機能を回復した画像形成装置に
よる画像形成に際して不安定な領域となり、良好な画像
形成を妨げる要因となる。
【0014】本発明は、画像形成装置におけるこれら
〜の問題に鑑みてなされたものであり、これらの問題
を解消することのできる画像形成装置を提供することを
課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。
【0016】(1)一方向に回転駆動される像担持体
と、この像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段
と、帯電済みの前記像担持体上に静電潜像を形成するた
めの露光手段と、前記像担持体の表面に形成された静電
潜像に現像剤を接触させて顕像化する現像手段とを備え
た画像形成装置において、作像工程中の緊急停止時に
は、直ちに前記帯電手段による帯電動作と、前記露光手
段による露光動作を停止させるとともに、前記帯電手段
に対向した帯電位置から前記現像手段に対向した現像位
置までの前記像担持体の少なくとも帯電済み領域分、前
記像担持体を移動させた後に、前記現像手段による現像
動作と前記像担持体の移動動作とを停止させる停止動作
制御手段を備えた(請求項1)。
【0017】(2)(1)記載の画像形成装置におい
て、前記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ち
に前記帯電手段の電源及び前記露光手段の電源をオフに
し、このオフ時点から少なくとも帯電済み領域分、前記
像担持体を移動させた時間後に、前記現像手段の駆動電
源及び前記像担持体の駆動電源をオフにする制御を行な
うこととした(請求項2)。
【0018】(3)一方向に回転駆動される像担持体
と、この像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段
と、帯電済みの前記像担持体上に静電潜像を形成するた
めの露光手段と、前記像担持体の表面に形成された静電
潜像に現像剤を接触させて顕像化する現像手段と、前記
像担持体を除電するための光除電手段とを備えた画像形
成装置において、作像工程中の緊急停止時には、直ちに
前記帯電手段による帯電動作と、前記露光手段による露
光動作を停止させるとともに、前記帯電手段に対向した
帯電位置から前記現像手段に対向した現像位置までの前
記像担持体の少なくとも帯電済み領域分、前記像担持体
を移動させた後に、前記現像手段による現像動作と前記
像担持体の移動動作とを停止させ、さらに、前記像担持
体の移動動作停止の後に前記除電手段の除電動作を停止
させる停止動作制御手段を備えた(請求項3)。
【0019】(4)(3)記載の画像形成装置におい
て、前記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ち
に前記帯電手段の電源をオフにし、このオフ時点から少
なくとも帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた時
間後に、前記像担持体の駆動電源をオフにし、その後、
前記除電手段の駆動電源をオフにする制御を行なうこと
とした(請求項4)。
【0020】(5)一方向に回転駆動される像担持体
と、この像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段
と、帯電済みの前記像担持体上に静電潜像を形成するた
めの露光手段と、前記像担持体の表面に形成された静電
潜像に現像剤を接触させて顕像化する現像手段と、前記
像担持体の表面に残留した残留現像剤をクリーニングす
るクリーニング手段と、前記残留現像剤が前記クリーニ
ング手段に至る前に前記像担持体を除電し、かつ、前記
残留現像剤を一極性に帯電するためのプレクリーニング
チャージ手段を備えた画像形成装置において、作像工程
中の緊急停止時には、直ちに前記帯電手段により帯電動
作と、前記露光手段による露光動作を停止させるととも
に、前記帯電手段に対向した帯電位置から前記現像手段
に対向した現像位置までの前記像担持体の少なくとも帯
電済み領域分、前記像担持体を移動させた後に、前記現
像手段による現像動作と前記像担持体の移動動作とを停
止させ、さらに、前記像担持体の移動動作停止の後に前
記プレクリーニングチャージ手段によるプレクリーニン
グチャージ動作を停止させる停止動作制御手段を備えた
(請求項5)。
【0021】(6)(5)記載の画像形成装置におい
て、前記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ち
に前記帯電手段の電源をオフにし、駆動源から少なくと
も帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた後に、前
記像担持体の駆動電源をオフにし、その後、前記プレク
リーニングチャージ手段の駆動電源をオフにする制御を
行なうこととした(請求項6)。
【0022】(7)一方向に回転駆動される像担持体
と、この像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段
と、帯電済みの前記像担持体上に静電潜像を形成するた
めの露光手段と、前記像担持体の表面に形成された静電
潜像に現像剤を接触させて顕像化する現像手段と、前記
像担持体の表面に残留した残留現像剤をクリーニングす
るクリーニング手段と、前記残留現像剤が前記クリーニ
ング手段に至る前に前記像担持体を除電し、かつ、前記
残留現像剤を一極性に帯電するためのプレクリーニング
チャージ手段と、前記クリーニング手段と前記帯電手段
との間の位置で前記像担持体を除電するための除電手段
とを備えた画像形成装置において、作像工程中の緊急停
止時には、直ちに前記帯電手段により帯電動作と、前記
露光手段による露光動作を停止させるとともに、前記帯
電手段に対向した帯電位置から前記現像手段に対向した
現像位置までの前記像担持体の少なくとも帯電済み領域
分、前記像担持体を移動させた後に、前記現像手段によ
る現像動作と前記像担持体の移動動作とを停止させ、さ
らに、前記像担持体の移動動作停止の後に前記プレクリ
ーニングチャージ手段によるプレクリーニングチャージ
動作及び前記除電手段の除電動作を停止させる停止動作
制御手段を備えた(請求項7)。
【0023】(8)(7)記載の画像形成装置におい
て、前記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ち
に前記帯電手段の電源及び前記露光手段の電源をオフに
し、このオフ時点から少なくとも帯電済み領域分、前記
像担持体を移動させた時間後に、前記現像手段の駆動電
源及び前記像担持体の駆動電源をオフにし、その後前記
プレクリーニングチャージ手段の駆動電源をオフにし、
その後、前記除電手段の駆動電源をオフにする制御を行
なうこととした(請求項8)。
【0024】
【発明の実施の形態】
(一)画像形成装置の概要 本発明の実施に適する画像形成装置の一例を説明する。
図6に示す画像形成装置は、カラーデジタル画像形成装
置のうち、カラープリンタ部分の構成を示す。該カラー
プリンタの構成及び動作の概要は以下のとおりである。
このカラープリンタ1は、電子写真方式を利用したフル
カラープリンタとして構成されている。
【0025】像担持体としての、ドラム状をした感光体
2の周囲には、電子写真プロセスに従い、矢印で示す一
方向の回転順に、帯電手段としての帯電チャージャ3、
露光手段としての書き込み光学ユニット4(この書き込
み光学ユニット4による感光体上の書き込み部を露光部
19という)、現像手段としての現像装置5、中間転写
ベルト6を介在させた転写チャージャ7、クリーニング
手段に至る前に感光体を除電し、かつ、感光体上の残留
現像剤を一極性に帯電するプレクリーニングチャージ手
段102、転写後の感光体2上に残留した残留現像剤を
クリーニングするクリーニング手段としてのクリーニン
グユニット8、帯電チャージャ3による帯電前に感光体
を除電する除電手段としての除電ランプ9などが配置さ
れている。
【0026】感光体2と共に回転する軸の一端側には、
感光体2と一体的にフライホイール101が設けられて
いる。図6では、煩雑さを避けるため、フライホイール
102を破線で示している。このフライホイール102
は、高画質を得るためバンディングの低減のために設け
たものである。
【0027】書き込み光学ユニット4は、図示省略のス
キャナなどから得られるカラー画像データを光信号に変
換して、帯電チャージャ3により一様に帯電された感光
体2上を照射して原稿画像に応じた光書き込みを行な
い、感光体2上に静電潜像を形成するもので、レーザ発
光手段10、走査用のポリゴンミラー11、fθレンズ
12、ミラー205などの周知の光学的要素を備えてい
る。なお、レーザ発光手段10には、半導体レーザと、
この半導体レーザを駆動制御するレーザ発光駆動部35
が含まれている。
【0028】現像装置5は、装置の小型化を確保しつつ
フルカラー現像を可能にするため、異なる色で現像可能
な複数の現像器を備えた現像ユニット13を構成してお
り、この現像ユニット13自体が一体で回転駆動される
ことにより、現像する色用の現像器が感光体2に対向す
る位置を取り得るように構成されている。このタイプの
現像装置5は回転型で、所謂リボルバ型と称される。
【0029】即ち、現像ユニット13の回転中心のまわ
りに、黒の現像剤で現像する機能を有する黒現像器14
Bk、シアンの現像剤で現像する機能を有するシアン現
像器14C、マゼンタの現像剤で現像する機能を有する
マゼンタ現像器14M、イエローの現像剤で現像する機
能を有するイエロー現像器14Yが90°ずつ、時計ま
わりの向きに位置をずらして順に配置されている。図6
には図示していないがリボルバ回転駆動部が備えてあ
り、このリボルバ回転駆動部の働きにより、現像ユニッ
ト13と共に各現像器14BBk、14C,14M、1
4Yが反時計まわりの向きに回動させられるようになっ
ている。
【0030】これらの各現像器14BBk、14C,1
4M、14Yは、静電潜像を可視像化するために、現像
剤の穂を感光体2の表面に接触させて回転する現像スリ
ーブや、回転して現像剤を汲み上げると共に撹拌などす
る撹拌機構を構成する現像パドル、スクリューパドルな
どにより構成されている。
【0031】中間転写ベルト6は、複数のローラ群によ
り支持されて回動可能に張られている。材料としては、
TFE(エチレンテトラフロロエチレン)が用いられ、
その電気的抵抗は表面抵抗で108〜1010Ωcm2程度
の中抵抗としてある。
【0032】図6において、現像装置5は、待機状態で
は黒現像器14Bkが感光体2に対向する位置にセット
されており、画像形成動作が開始されるとスキャナ側で
所定のタイミングから、黒画像データの読み取りが開始
され、この画像データに基づき、レーザ光による光書き
込み・潜像形成が開始される。
【0033】このプロセスにより、感光体2の表面に形
成された黒画像用の潜像(黒潜像)の先端部から現像可
能とするため、黒現像器14Bkの現像位置に黒潜像先
端部が到達する前に現像スリーブの回転を開始させ、黒
潜像を黒トナーで現像する。
【0034】以後、黒潜像領域の現像動作を続けるが、
黒潜像領域の後端が黒現像器14Bkの部位を通過した
時点で、速やかに黒現像器14Bkによる現像位置か
ら、次の現像色であるシアン現像器14Cによる現像位
置まで現像装置5が回転する。これは、少なくとも次の
画像データによる潜像(シアン現像剤で現像されるべき
潜像)の先端部が到達する前に完了する。
【0035】像形成サイクルが開始されると、先ず、感
光体2は反時計まわりの向きに回転され、中間転写ベル
ト6は時計まわりの向きに回転される。中間転写ベルト
6の回転に伴って、黒トナー像の形成後、シアントナー
像の形成、マゼンタトナー像の形成、イエロートナー像
の形成、の順に像が形成され、最終的に、黒、シアン、
マゼンタ、イエローの順に中間転写ベルト6上にトナー
像が重ねて形成される。
【0036】現像装置5内のトナーは、フェライトキャ
リアとの撹拌によって負極性に帯電され、かつ、現像ス
リーブは感光体2の金属基体層に対して電源手段(図示
せず)によって負の直流バイアス(DC)と交流バイア
ス(AC)とが重畳された電位にバイアスされている。
一方、感光体2は負極正に帯電しており、この結果、露
光手段としての書き込み光学ユニット4の書き込みによ
る潜像のうち、負極性の電荷が残っている部分にはトナ
ーが付着せず、電荷が消去された部分、即ち、露光され
た部分にはトナーが吸着され、潜像と相似な可視像が形
成される。
【0037】感光体2上に形成されたトナー像は感光体
と接触状態で等速駆動されている中間転写ベルト6の表
面に転写チャージャ7の作用によって転写される。この
中間転写ベルト6には、感光体2上に順次形成される各
色のトナー像が同一面に位置合わせされることにより、
4色重ねのベルト転写画像が形成され、その後、給紙カ
セット203から給紙された転写紙上にコロナ放電転写
器15の作用により一括転写される。転写済みの転写紙
は、搬送ベルト16、定着装置17、排紙ローラ18を
経て、図示しない排紙トレイに排出される。
【0038】(二)電装制御系 電装制御系の概要を図1を参照して説明する。演算制御
処理を行なうCPU21や演算制御処理のための基礎プ
ログラム及びこれらの処理のための基礎データを蓄積し
たROM22や各種データを取り込むためのRAM23
を備えたマイクロコンピュータ構成の制御部24が設け
られており、この制御部24によってカラープリンタ1
の他スキャナなどの動作制御がなされる。このため、前
記CPU21には、I/Oインタフェース25を介し
て、外部機器などが接続されている。 まず、I/Oイ
ンタフェース25の入力側には電位センサ26、光学セ
ンサ(所謂、Pセンサ)27、黒用トナーカートリッジ
検出用光学センサ28、カラートナー用トナーカートリ
ッジ検出用光学センサ29、緊急停止要因検出センサ群
204が接続されている。この緊急停止要因検出センサ
群204は、いくつかのセンサをまとめて表現したもの
で、ジャム検知センサ、ドア開閉センサなど、画像形成
装置を緊急に停止させるべき要因を検知センサを含んで
いる。
【0039】また、I/Oインタフェース25の出力側
には現像バイアス制御駆動部30、帯電制御駆動部3
1、トナー補給駆動部32、レーザ発光駆動部33、現
像剤撹拌駆動部34、現像リボルバ駆動部(現像装置回
転駆動部)35、感光体駆動部36、除電ランプ9の駆
動電源のオン、オフを制御する除電ランプ制御駆動部2
01、プレチャージクリーニング手段102の駆動電源
をオン、オフ制御するPCC(プレクリーニングチャー
ジ)制御駆動部202が各々接続されている。
【0040】これらのうち、レーザ発光駆動部33は請
求項1、2、7、8記載の発明、除電ランプ制御駆動部
201は請求項3、4、7、8記載の発明、PCC制御
駆動部202は請求項5、6、7、8記載の発明にそれ
ぞれ関連して機能する。
【0041】(三)請求項1、2に記載された発明に対
応する実施形態 図1において、緊急停止要因検出センサ群204からの
入力を受けた制御部24は、現像バイアス制御駆動部3
0、帯電制御駆動部31、レーザ発光駆動部33、現像
剤撹拌駆動部34、感光体駆動部36などを制御して、
請求項1、2に記載した制御を行なう。
【0042】作像工程中に緊急停止要因検出センサ群2
04、即ち、ジャム検知センサ、ドア開放センサなどの
何れかより、制御部24に緊急停止信号が入力される
と、制御部24はこの緊急停止信号に基づき、緊急停止
の制御を行なう。この緊急停止時には、帯電制御駆動部
31に対して制御信号を送り、直ちに、帯電チャージャ
3による帯電動作を停止させると共に、レーザ発光制御
部33に対しても制御信号を送り、書き込み光学ユニッ
ト4による画像の書き込みを停止する。
【0043】その上で、帯電チャージャ3に対向した帯
電位置から現像装置5に対向した現像位置までの感光体
2の帯電済み領域分以上の長さ分だけ、この感光体2を
移動させた後に、現像バイアス制御駆動部30、現像剤
撹拌駆動部34及び感光体駆動部36を制御して現像装
置5による現像動作と感光体2の移動動作(回転動作)
を停止させるようなシーケンスを以って停止動作を実行
する。
【0044】図2に示したタイミングチャートにより説
明する。作像工程中に紙ジャムが検出されたり、ドアが
開放されたりして、各部の動作を緊急停止させるべき緊
急停止要因が発生すると、制御部24による停止動作制
御手段が機能し、帯電制御駆動部31を制御して帯電チ
ャージャ3による感光体3表面の帯電動作を直ちに停止
(オフ)させる(タイミング)。これと同時に、符号
aで示すように、レーザ発光制御部33を制御して書き
込み光学ユニット4(露光手段)による潜像の書き込み
動作も停止(オフ)させる(タイミング)。
【0045】このタイミングの時点では、帯電チャー
ジャ3による帯電位置から現像装置5による現像位置ま
での感光体2の表面は既に帯電された帯電済み領域とな
っている。そして、この帯電済み領域の中、書き込み光
学ユニットによる書き込みビームの照射位置を境にし
て、現像装置5と対向した現像位置までの領域は既に潜
像が書き込まれているが、帯電チャージャ3と対向した
帯電位置までの領域は帯電済みではあるが未だ潜像が書
き込まれていない。
【0046】そこで、停止動作制御手段としての制御部
24は、このような帯電済み領域の後端が現像位置を通
過し終わるまで感光体駆動モータの駆動及び現像装置5
の現像動作を続行させ、帯電済み領域の後端が現像装置
5に対向した現像位置に達した時点(タイミング)で
現像手段の駆動電源つまり、現像剤撹拌駆動部34及び
現像バイアス制御駆動部30を制御して現像バイアスの
印加停止(オフ)、現像剤撹拌駆動手段の動作停止(オ
フ)などにより現像動作を停止させ、さらに、これに遅
れた時点(タイミング)で、感光体駆動部36を制御
して感光体駆動モータの駆動電源をオフにし、感光体2
の回転動作も停止させる。なお、感光体駆動モータの駆
動電源のオフのタイミングは、タイミングの後で図
示しており、この場合は、感光体2の慣性を考慮しても
必ず、帯電済み領域の後端が現像位置を通過した後で感
光体の回転動作は停止する。よって、慣性を考慮する
と、感光体駆動モータの電源をオフにするタイミング
は、タイミングと同時としても、実際にて停止する時
点は、タイミングよりも遅れるので同じ程度の作用効
果を得ることができる。
【0047】このような制御を行なうことにより、作像
工程中の緊急停止に際しては、タイミングの時点での
帯電済み領域が現像位置を通過するまでは現像動作や感
光体2の移動動作が通常通り続行しているので、感光体
2上の帯電済み領域に現像装置5がトナーを付着させる
ことなく感光体を停止させることができる。また、タイ
ミングの時点における、書き込み光学ユニットによる
書き込みビームの照射位置から帯電チャージャ3と対向
した帯電位置までの領域には潜像が書き込まれることは
ない。この結果、トナーの無駄な消費が防止される。
【0048】(三)請求項3、4に対応する説明 図1において、緊急停止要因検出センサ群204からの
入力を受けた制御部24は、現像バイアス制御駆動部3
0、帯電制御駆動部31、レーザ発光駆動部33、現像
剤撹拌駆動部34、感光体駆動部36、除電ランプ制御
駆動部201などを制御して、請求項3、4に記載した
制御を行なう。
【0049】作像工程中に緊急停止要因検出センサ群2
04、即ち、ジャム検知センサ、ドア開放センサなどの
何れかより、制御部24に緊急停止信号が入力される
と、制御部24はこの緊急停止信号に基づき、緊急停止
の制御を行なう。この緊急停止時には、帯電制御駆動部
31に対して制御信号を送り、直ちに、帯電チャージャ
3による帯電動作を停止させると共に、レーザ発光制御
部33に対しても制御信号を送り、書き込み光学ユニッ
ト4による画像の書き込みを停止する。
【0050】その上で、帯電チャージャ3に対向した帯
電位置から現像装置5に対向した現像位置までの感光体
2の帯電済み領域分以上の長さ分だけ、この感光体2を
移動させた後に、現像バイアス制御駆動部30、現像剤
撹拌駆動部34及び感光体駆動部36、除電ランプ制御
駆動部201を制御し、かつ、現像装置5による現像動
作と感光体2の移動動作(回転動作)、除電ランプ9の
除電動作を停止させるようなシーケンスを以って停止動
作を実行する。
【0051】図3に示したタイミングチャートにより説
明する。作像工程中に紙ジャムが検出されたり、ドアが
開放されたりして、各部の動作を緊急停止させるべき緊
急停止要因が発生すると、制御部24による停止動作制
御手段が機能し、帯電制御駆動部31を制御して帯電チ
ャージャ3による感光体3表面の帯電動作を直ちに停止
(オフ)させる(タイミング)。これと同時に、レー
ザ発光制御部33を制御して書き込み光学ユニット4
(現像手段)による潜像の書き込み動作も停止させる。
この点は、前記図2において符号aで説明した内容と同
じであり、図3では図示を省略している。
【0052】このタイミングの時点では、帯電チャー
ジャ3による帯電位置から現像装置5による現像位置ま
での感光体2の表面は既に帯電された帯電済み領域とな
っている。そして、この帯電済み領域の中、書き込み光
学ユニットによる書き込みビームの照射位置を境にし
て、現像装置5と対向した現像位置までの領域は既に潜
像が書き込まれているが、帯電チャージャ3と対向した
帯電位置までの領域は帯電済みではあるが未だ潜像が書
き込まれていない。
【0053】そこで、停止動作制御手段としての制御部
24は、このような帯電済み領域の後端が現像位置を通
過し終わるまで感光体駆動モータの駆動及び現像装置5
の現像動作を続行させ、帯電済み領域の後端が現像装置
5に対向した現像位置に達した時点(タイミング)で
現像剤撹拌駆動部34及び現像バイアス制御駆動部30
を制御して現像手段の駆動電源つまり、現像バイアス及
び現像剤撹拌駆動手段の動作をオフにして現像動作を停
止させ、さらに、これに遅れた時点(タイミング)
で、感光体駆動部36を制御して感光体駆動モータの駆
動電源をオフし、感光体2も停止させる。そして、感光
体2が停止した後にタイミングで除電ランプ制御駆動
部201をオフに制御して除電ランプによる除電の動作
(除電光の照射)を停止(オフ)にする。なお、感光体
駆動モータの駆動電源をオフにするタイミングとタイ
ミングとの関係は符号bで示す通りであり、感光体2
に慣性があるため、この慣性を考慮して感光体2の回転
が実際に停止した後に、除電ランプ9の除電動作の停止
タイミングがくるように時点を設定する必要がある。
【0054】このような制御を行なうことにより、作像
工程中の緊急停止に際しては、タイミングの時点での
帯電済み領域が現像位置を通過するまでは現像動作や感
光体2の移動動作が通常通り続行しているので、感光体
2上の帯電済み領域に現像装置5がトナーを付着させる
ことなく感光体を停止させることができる。また、タイ
ミングの時点における、書き込み光学ユニットによる
書き込みビームの照射位置から帯電チャージャ3と対向
した帯電位置までの領域には潜像が書き込まれることは
ない。この結果、トナーの無駄な消費が防止される。
【0055】さらに、感光体2が回動を停止してから、
除電ランプ9の除電動作が停止するので、除電ランプ9
よりも下流の感光体2上に未除電領域ができることがな
い。これにより、帯電、現像、転写、クリーニングなど
のプロセスを経て、残留電位を保持している上記未除電
領域が感光体の慣性により現像手段まで至り、無駄に現
像剤が付着してしまうことがなくなり、また、上記未除
電領域ができないのであるから、該未除電領域が次の画
像形成に際して悪影響を与えることもない。
【0056】(四)請求項5、6に対応する説明 図1において、緊急停止要因検出センサ群204からの
入力を受けた制御部24は、現像バイアス制御駆動部3
0、帯電制御駆動部31、レーザ発光駆動部33、現像
剤撹拌駆動部34、感光体駆動部36、PCC制御駆動
部202などを制御して、請求項5、6に記載した制御
を行なう。
【0057】作像工程中に緊急停止要因検出センサ群2
04、即ち、ジャム検知センサ、ドア開放センサなどの
何れかより、制御部24に緊急停止信号が入力される
と、制御部24はこの緊急停止信号に基づき、緊急停止
の制御を行なう。この緊急停止時には、帯電制御駆動部
31に対して制御信号を送り、直ちに、帯電チャージャ
3による帯電動作を停止させると共に、レーザ発光制御
部33に対しても制御信号を送り、書き込み光学ユニッ
ト4による画像の書き込みを停止する。
【0058】その上で、帯電チャージャ3に対向した帯
電位置から現像装置5に対向した現像位置までの感光体
2の帯電済み領域分以上の長さ分だけ、この感光体2を
移動させた後に、現像バイアス制御駆動部30、現像剤
撹拌駆動部34及び感光体駆動部36、PCC制御駆動
部202を制御して現像装置5による現像動作と感光体
2の移動動作(回転動作)、プレチャージクリーニング
手段102によるプレクリーニングチャージ動作を停止
させるようなシーケンスを以って停止動作を実行する。
【0059】図4に示したタイミングチャートにより説
明する。作像工程中に紙ジャムが検出されたり、ドアが
開放されたりして、各部の動作を緊急停止させるべき緊
急停止要因が発生すると、制御部24による停止動作制
御手段が機能し、帯電制御駆動部31を制御して帯電チ
ャージャ3による感光体3表面の帯電動作を直ちに停止
(オフ)させる(タイミング)。これと同時に、レー
ザ発光制御部33を制御して書き込み光学ユニット4
(露光手段)による潜像の書き込み動作も停止させる。
この点は、前記図2において符号aで説明した内容と同
じであり、図4では図示を省略している。
【0060】このタイミングの時点では、帯電チャー
ジャ3による帯電位置から現像装置5による現像位置ま
での感光体2の表面は既に帯電された帯電済み領域とな
っている。そして、この帯電済み領域の中、書き込み光
学ユニットによる書き込みビームの照射位置を境にし
て、現像装置5と対向した現像位置までの領域は既に潜
像が書き込まれているが、帯電チャージャ3と対向した
帯電位置までの領域は帯電済みではあるが未だ潜像が書
き込まれていない。
【0061】そこで、停止動作制御手段としての制御部
24は、このような帯電済み領域の後端が現像位置を通
過し終わるまで感光体駆動モータの駆動及び現像装置5
の現像動作を続行させ、帯電済み領域の後端が現像装置
5に対向した現像位置に達した時点(タイミング)で
現像手段の駆動電源つまり、現像剤撹拌駆動部34及び
現像バイアス制御駆動部30を制御して現像バイアス及
び現像剤撹拌駆動手段の動作をオフにして現像動作を停
止させ、さらに、これに遅れた時点(タイミング)
で、感光体駆動部36を制御して感光体駆動モータの駆
動電源をオフし、感光体2も停止させる。そして、感光
体2が停止した後にタイミングでPCC制御駆動部2
02をオフに制御してプレクリーニングチャージ手段1
02によるプレクリーニングチャージ動作(除電のため
の帯電)を停止する。なお、感光体駆動モータの駆動電
源をオフにするタイミングとタイミングとの関係は
符号cで示す通りであり、感光体2に慣性があるため、
この慣性を考慮して感光体2の回転が実際に停止した後
に、プレクリーニングチャージ動作の停止タイミング
がくるように時点を設定する必要がある。
【0062】このような制御を行なうことにより、作像
工程中の緊急停止に際しては、タイミングの時点での
帯電済み領域が現像位置を通過するまでは現像動作や感
光体2の移動動作が通常通り続行しているので、感光体
2上の帯電済み領域に現像装置5がトナーを付着させる
ことなく感光体を停止させることができる。また、タイ
ミングの時点における、書き込み光学ユニットによる
書き込みビームの照射位置から帯電チャージャ3と対向
した帯電位置までの領域には潜像が書き込まれることは
ない。この結果、トナーの無駄な消費が防止される。
【0063】さらに、感光体2が回動を停止してから、
プレクリーニングチャージ手段102の帯電動作が停止
するので、プレクリーニングチャージ手段102よりも
下流の感光体2上に、感光体表面に対する除電、残留ト
ナーに対する(帯電)などがなされない未帯電領域がで
きてしまことがない。この未帯電領域がプレクリーニン
グチャージ手段102よりも下流にできると、その後機
能を回復した画像形成装置による画像形成に際して不安
定な領域となり、良好な画像形成を妨げる要因となる
が、本例により、該未除電領域が次の画像形成に際して
悪影響を与えることがない。プレクリーニングチャージ
が行なわれずにクリーニングされることがないので、ク
リーニングユニット8の負荷も軽減される。
【0064】(五)請求項7、8に対応する説明 この例は、図1に示した停止動作制御手段としての制御
部24を用いて、前記(一)〜(四)の例で示した制御
を行なうこととしたものである。つまり、作像工程中の
緊急停止時には、直ちに前記帯電手段により帯電動作
と、前記露光手段による露光動作を停止させるととも
に、前記帯電手段に対向した帯電位置から前記現像手段
に対向した現像位置までの前記像担持体の少なくとも帯
電済み領域分、前記像担持体を移動させた後に、前記現
像手段による現像動作と前記像担持体の移動動作とを停
止させ、さらに、前記像担持体の移動動作停止の後に前
記プレクリーニングチャージ手段によるプレクリーニン
グチャージ動作及び前記除電手段の除電動作を停止させ
る制御が行なわれる。具体的には、前記タイミングチャ
ート図2、図3、図4を合成した図5に示すように、緊
急停止時(タイミング)に、直ちに帯電チャージャ3
の電源及び書き込み光学ユニット4(露光手段)の電源
を帯電制御駆動部31、レーザ発光駆動部33によりオ
フにし、このオフ時点から少なくとも帯電済み領域分、
感光体2を移動させた時間後に、現像ユニット13の該
当する現像器の駆動電源つまり、現像剤撹拌駆動部34
及び現像バイアス制御駆動部30を制御して現像バイア
ス及び現像剤撹拌駆動手段の動作をオフにして現像動作
を停止させ、さらに、これに遅れた時点(タイミング
)で、感光体駆動部36を制御して感光体駆動モータ
の駆動電源をオフし、感光体2も停止させる。そして、
感光体2が停止した後にタイミングでPCC制御駆動
部202をオフに制御してプレクリーニングチャージ手
段102によるプレクリーニングチャージ動作(除電の
ための帯電)を停止し、これに遅れたタイミングの時
点で除電ランプ制御駆動部201をオフに制御して除電
ランプによる除電の動作(除電光の照射)を停止(オ
フ)にする。このタイミングとタイミングとの時間
のずれは、感光体2がプレクリーニングチャージ手段1
02から除電ランプ9の一まで移動するに要する時間に
相当する。
【0065】本例によれば、作像工程中の緊急停止に際
しては、タイミングの時点での帯電済み領域が現像位
置を通過するまでは現像動作や感光体2の移動動作が通
常通り続行しているので、感光体2上の帯電済み領域に
現像装置5がトナーを付着させることなく感光体を停止
させることができるし、タイミングの時点における、
書き込み光学ユニットによる書き込みビームの照射位置
から帯電チャージャ3と対向した帯電位置までの領域に
は潜像が書き込まれることはない。この結果、書き込み
光学ユニット4の無駄な書き込みによるトナーの無駄な
消費が防止され、プレクリーニングチャージ手段102
による未除電領域が次の画像形成に際して悪影響を与え
ることがなく、除電ランプ9による未除電領域が次の画
像形成に際して悪影響を与えることもない。プレクリー
ニングチャージが行なわれずにクリーニングされること
がないので、クリーニングユニット8の負荷も軽減され
る。
【0066】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明では、緊急停止
に際しては、像担持体上の帯電済み領域に現像手段がト
ナーを付着させることなく感光体を停止させることがで
きるし、露光手段による無駄な潜像の書き込みを防止で
きる。
【0067】請求項3、4記載の発明では、請求項1、
2記載の発明では、緊急停止に際しては、像担持体上の
帯電済み領域に現像手段がトナーを付着させることなく
感光体を停止させることができるし、露光手段による無
駄な潜像の書き込みを防止でき、さらに、除電手段によ
る未除電領域が次の画像形成に際して悪影響を与えるこ
ともない。
【0068】請求項5、6記載の発明では、緊急停止に
際しては、像担持体上の帯電済み領域に現像手段がトナ
ーを付着させることなく感光体を停止させることができ
るし、露光手段による無駄な潜像の書き込みを防止で
き、さらに、プレクリーニングチャージ手段による未除
電領域が次の画像形成に際して悪影響を与えることもな
いし、クリーニング手段の負担も軽減される。
【0069】請求項7、8記載の発明では、緊急停止に
際しては、像担持体上の帯電済み領域に現像手段がトナ
ーを付着させることなく感光体を停止させることができ
るし、露光手段による無駄な潜像の書き込みを防止で
き、さらに、除電手段やプレクリーニングチャージ手段
による未除電領域が次の画像形成に際して悪影響を与え
ることもないし、クリーニング手段の負担も軽減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】停止動作制御手段を含む電装制御系の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の請求項1、2に対応する例を説明した
タイミングチャートである。
【図3】本発明の請求項3、4に対応する例を説明した
タイミングチャートである。
【図4】本発明の請求項5、6に対応する例を説明した
タイミングチャートである。
【図5】本発明の請求項7、8に対応する例を説明した
タイミングチャートである。
【図6】本発明の実施に適する画像形成装置の一例を説
明した概略構成図である。
【符号の説明】
3 (帯電手段としての)帯電チャージャ 8 (クリーニング手段としての)クリーニング装置 9 (除電手段としての)除電ランプ 13 (現像手段としての)現像装置 24 (停止動作制御手段としての)制御部 102 プレクリーニングチャージ手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に回転駆動される像担持体と、この
    像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電済
    みの前記像担持体上に静電潜像を形成するための露光手
    段と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像に現像
    剤を接触させて顕像化する現像手段とを備えた画像形成
    装置において、 作像工程中の緊急停止時には、直ちに前記帯電手段によ
    る帯電動作と、前記露光手段による露光動作を停止させ
    るとともに、前記帯電手段に対向した帯電位置から前記
    現像手段に対向した現像位置までの前記像担持体の少な
    くとも帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた後
    に、前記現像手段による現像動作と前記像担持体の移動
    動作とを停止させる停止動作制御手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ちに前記
    帯電手段の電源及び前記露光手段の電源をオフにし、こ
    のオフ時点から少なくとも帯電済み領域分、前記像担持
    体を移動させた時間後に、前記現像手段の駆動電源及び
    前記像担持体の駆動電源をオフにする制御を行なうこと
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】一方向に回転駆動される像担持体と、この
    像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電済
    みの前記像担持体上に静電潜像を形成するための露光手
    段と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像に現像
    剤を接触させて顕像化する現像手段と、前記像担持体を
    除電するための光除電手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 作像工程中の緊急停止時には、直ちに前記帯電手段によ
    る帯電動作と、前記露光手段による露光動作を停止させ
    るとともに、前記帯電手段に対向した帯電位置から前記
    現像手段に対向した現像位置までの前記像担持体の少な
    くとも帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた後
    に、前記現像手段による現像動作と前記像担持体の移動
    動作とを停止させ、 さらに、前記像担持体の移動動作停止の後に前記除電手
    段の除電動作を停止させる停止動作制御手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、前
    記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ちに前記
    帯電手段の電源をオフにし、このオフ時点から少なくと
    も帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた時間後
    に、前記像担持体の駆動電源をオフにし、その後、前記
    除電手段の駆動電源をオフにする制御を行なうことを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】一方向に回転駆動される像担持体と、この
    像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電済
    みの前記像担持体上に静電潜像を形成するための露光手
    段と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像に現像
    剤を接触させて顕像化する現像手段と、前記像担持体の
    表面に残留した残留現像剤をクリーニングするクリーニ
    ング手段と、前記残留現像剤が前記クリーニング手段に
    至る前に前記像担持体を除電し、かつ、前記残留現像剤
    を一極性に帯電するためのプレクリーニングチャージ手
    段を備えた画像形成装置において、 作像工程中の緊急停止時には、直ちに前記帯電手段によ
    り帯電動作と、前記露光手段による露光動作を停止させ
    るとともに、前記帯電手段に対向した帯電位置から前記
    現像手段に対向した現像位置までの前記像担持体の少な
    くとも帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた後
    に、前記現像手段による現像動作と前記像担持体の移動
    動作とを停止させ、 さらに、前記像担持体の移動動作停止の後に前記プレク
    リーニングチャージ手段によるプレクリーニングチャー
    ジ動作を停止させる停止動作制御手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、前
    記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ちに前記
    帯電手段の電源をオフにし、駆動源から少なくとも帯電
    済み領域分、前記像担持体を移動させた後に、前記像担
    持体の駆動電源をオフにし、その後、前記プレクリーニ
    ングチャージ手段の駆動電源をオフにする制御を行なう
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】一方向に回転駆動される像担持体と、この
    像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電済
    みの前記像担持体上に静電潜像を形成するための露光手
    段と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像に現像
    剤を接触させて顕像化する現像手段と、前記像担持体の
    表面に残留した残留現像剤をクリーニングするクリーニ
    ング手段と、前記残留現像剤が前記クリーニング手段に
    至る前に前記像担持体を除電し、かつ、前記残留現像剤
    を一極性に帯電するためのプレクリーニングチャージ手
    段と、前記クリーニング手段と前記帯電手段との間の位
    置で前記像担持体を除電するための除電手段とを備えた
    画像形成装置において、 作像工程中の緊急停止時には、直ちに前記帯電手段によ
    り帯電動作と、前記露光手段による露光動作を停止させ
    るとともに、前記帯電手段に対向した帯電位置から前記
    現像手段に対向した現像位置までの前記像担持体の少な
    くとも帯電済み領域分、前記像担持体を移動させた後
    に、前記現像手段による現像動作と前記像担持体の移動
    動作とを停止させ、 さらに、前記像担持体の移動動作停止の後に前記プレク
    リーニングチャージ手段によるプレクリーニングチャー
    ジ動作及び前記除電手段の除電動作を停止させる停止動
    作制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、前
    記停止動作制御手段は、前記緊急停止時に、直ちに前記
    帯電手段の電源及び前記露光手段の電源をオフにし、こ
    のオフ時点から少なくとも帯電済み領域分、前記像担持
    体を移動させた時間後に、前記現像手段の駆動電源及び
    前記像担持体の駆動電源をオフにし、その後前記プレク
    リーニングチャージ手段の駆動電源をオフにし、その
    後、前記除電手段の駆動電源をオフにする制御を行なう
    ことを特徴とする画像形成装置。
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