JP2003122065A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003122065A
JP2003122065A JP2001314477A JP2001314477A JP2003122065A JP 2003122065 A JP2003122065 A JP 2003122065A JP 2001314477 A JP2001314477 A JP 2001314477A JP 2001314477 A JP2001314477 A JP 2001314477A JP 2003122065 A JP2003122065 A JP 2003122065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
exposure
transfer
image forming
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001314477A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Oki
繁 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001314477A priority Critical patent/JP2003122065A/ja
Publication of JP2003122065A publication Critical patent/JP2003122065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラムの回転方向に対して転写装置の下
流側で、かつクリーニング装置の上流側に除電手段を有
していても、画像濃度検知センサによる画像濃度検知に
悪影響を及ぼさず、また、画像形成装置自体のコスト高
を招くことなく、小型化にも適した画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 感光ドラム2a〜2dの回転方向に対し
て転写帯電器5a〜5dの下流側で、クリーニング器8
a〜8dの上流側に位置し、かつ画像濃度検知センサ6
a〜6dの下流側にクリーニング前露光ランプ7a〜7
dを配設し、画像濃度検知センサ6a〜6dによるパッ
チの濃度検知時には、クリーニング前露光ランプ7a〜
7dによる露光をオフする。これにより、画像濃度検知
センサ6a〜6dによるパッチの濃度検知に悪影響を及
ぼさず、また、画像形成装置自体のコスト高を招くこと
なく、小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式などを利用して画像形成を行う複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式のフルカラー画像形
成装置として、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック)毎に応じて4つの感光ドラムを一列に配置し、
各感光ドラム上に形成された各色のトナー像を搬送され
る用紙などの転写材上に順次重ね合わせてフルカラー像
を形成する、いわゆるタンデム型の画像形成装置が提案
されている。
【0003】上記のようなフルカラー画像形成装置は、
イエロー色の画像を形成するイエロー画像形成部、マゼ
ンタ色の画像を形成するマゼンタ画像形成部、シアン色
の画像を形成するシアン画像形成部、ブラック色の画像
を形成するブラック画像形成部を備えている。
【0004】上記の各画像形成部(画像形成ユニット)
は、例えば図7に示すように、感光ドラム100の周囲
に1次帯電器101、現像装置102、転写装置(転写
帯電器)103、クリーニング装置(クリーニングブレ
ード)104をそれぞれ有している。なお、各画像形成
部は同様の構成であり、図7に示す1つの画像形成部に
ついてのみ説明する。
【0005】感光ドラム100の表面は、1次帯電器1
01によって所定の極性、電位に一様に帯電された後、
露光装置(不図示)により画像情報に応じて走査露光L
されて静電潜像が形成される。感光ドラム100表面に
形成された静電潜像は、現像装置102の各色(例えば
イエロー)のトナーにより現像されてトナー像として顕
像化される。他の画像形成部においても同様にして各色
のトナー像が形成される。
【0006】そして、このタイミングに合わせて転写ベ
ルト(不図示)上に吸着されて感光ドラム100と転写
装置103との間の転写部に搬送される用紙などの転写
材上に、各画像形成部で形成された各色のトナー像を各
画像形成部の転写バイアスが印加された転写装置103
により順次重ね合わせて転写してフルカラーのトナー像
を形成する。フルカラーのトナー像が形成された転写材
は、定着装置(不図示)に搬送され、この定着装置によ
ってフルカラーのトナー像が転写材上に定着されて排出
される。
【0007】また、上記した各画像形成部において、ト
ナー像の転写材上への転写後に感光ドラム100表面に
残留している転写残トナーは、クリーニング装置(クリ
ーニングブレード)104によって除去されて回収され
る。
【0008】上記の各画像形成部の感光ドラム100と
しては、アルミニウムなどの導電性基体の外周面に負帯
電のOPC(有機光半導体)感光層を有するものが多く
使用されている。
【0009】ところで、上記したフルカラーの画像形成
装置においては、設置場所の温度・湿度環境や、感光ド
ラム、現像装置の耐久や経時変化などによって出力画像
の濃度が変化する。
【0010】そこで、各色のトナーで濃度検知用トナー
像(以下、パッチという)を各感光ドラム上にそれぞれ
形成し、これらのパッチの濃度を光学センサからなる画
像濃度検知センサで検知し、この検知情報を露光量、現
像バイアス等の像形成条件にフィードバックする画像濃
度制御によって、環境、耐久変動などによらずに濃度の
安定化を図っている。
【0011】上記した画像濃度検知センサを設ける場所
として、感光ドラムの回転方向に対して現像装置の下流
側で、かつ転写装置の上流側に設けることが考えられる
が、この場所では、現像装置からの飛散トナーにより、
画像濃度検知センサの検出面が汚れたり、スペース的に
もこの場所では狭く、配置するのが困難であった。この
ため、従来では、図7に示すように、感光ドラム100
の回転方向(時計方向)に対して転写装置103の下流
側で、かつクリーニング装置104の上流側に画像濃度
検知センサ105を配置するようにしている構成が多
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した負帯電性のO
PC感光層を有する感光ドラム100を用いた画像形成
装置においては、感光ドラム100上の静電潜像を負帯
電のトナーを用いて現像してトナー像を形成し、トナー
と逆極性(正電荷)の転写バイアスが印加された転写装
置(転写帯電器)103によりこのトナー像を用紙(転
写材)に転写する。
【0013】しかしながら、この転写時において、用紙
の先端や後端に相当する感光ドラム100上がこの転写
時の電荷付与により正に帯電してしまい、この感光ドラ
ム100上の正電荷が、クリーニング装置(クリーニン
グブレード)104と感光ドラム100とのニップ部に
溜まっているトナーにより再び現像されてしまうことに
よって、これが次の転写工程で用紙に転写されて、画像
汚れとなることがあった。
【0014】このような、転写後に残留する感光ドラム
100上の正電荷を除去するために、図7に示した画像
形成装置において、感光ドラム100の回転方向(時計
方向)に対して転写装置103の下流側で、かつクリー
ニング装置104の上流側に除電用帯電器(不図示)を
配置することが考えられる。
【0015】しかしながら、この場所には上記した画像
濃度検知センサ105が配置されているので、この場所
にはスペース的に場所をとる除電帯電器を配置すること
は困難であり、また、この除電帯電器用の高圧印加装置
を別に設ける必要があるので、コストが高くなるという
問題があった。
【0016】このような問題に対し、感光ドラムの回転
方向に対して転写装置の下流側で、かつクリーニング装
置の上流側に除電用帯電器ではなく除電用露光装置を設
けることで、スペース的にもコスト的にも解決される
が、この除電用露光装置による露光により、画像濃度検
知センサのパッチ濃度検知に悪影響を及ぼし、画像濃度
が正確に検知できないという問題があった。
【0017】そこで本発明は、感光ドラムの回転方向に
対して転写装置の下流側で、かつクリーニング装置の上
流側に除電露光手段を有していても、隣接する位置に設
けた画像濃度検知センサによる画像濃度検知に悪影響を
及ぼさず、また、画像形成装置自体のコスト高を招くこ
となく、小型化にも適した画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転自在な像担持体と、前記像担持体を帯
電する帯電手段と、帯電された前記像担持体を露光して
画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記
静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化す
る現像手段と、前記トナー像を転写材に転写する転写手
段と、前記像担持体の回転方向に対して前記転写手段の
下流側に設けられ、前記転写手段による転写後に前記像
担持体上に残留している転写残トナーを除去するクリー
ニング手段と、を備えた画像形成装置において、前記像
担持体の回転方向に対して前記転写手段の下流側で、か
つクリーニング手段の上流側に前記像担持体と対向する
ように配設され、前記像担持体上に形成される濃度検知
用トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、
前記像担持体の回転方向に対して転写手段の下流側で、
かつクリーニング手段の上流側に前記像担持体と対向す
るようにして前記画像濃度検知手段と干渉しないように
配設され、前記転写手段による転写後の前記像担持体上
の正規極性に対して逆極性の電荷を、露光によって除電
する除電露光手段と、を有し、前記除電露光手段の前記
像担持体への露光時において、前記画像濃度検知手段に
よる前記濃度検知用トナー像の画像濃度検知時には、前
記除電露光手段の前記像担持体への露光を一時的に停止
することを特徴としている。
【0019】また、前記濃度検知手段による前記濃度検
知用トナー像の画像濃度検知は、画像形成動作開始時に
おける前記像担持体の前回転時、又は画像形成動作終了
時における前記像担持体の後回転時に行い、前記除電露
光手段の前記像担持体への露光は、前記像担持体上の前
記転写材が転写部にて通過した領域及びその周囲領域に
対してのみ行い、前記像担持体上のその他の領域に対し
ては前記露光を中止することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉図1は、本発明
の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図で
ある。本画像形成装置は、4つの画像形成部(画像形成
ユニット)を有する電子写真方式のフルカラーレーザプ
リンタである。
【0021】この画像形成装置(プリンタ)は、感光ド
ラムの周囲に画像形成手段を有して構成される画像形成
部(画像形成ユニット)が、マゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの4色に対応して設けられ、各画像形成部
にて形成された感光ドラム上のトナー像が、この感光ド
ラムに対向して移動する転写ベルトにより搬送される転
写材上に転写される構成となっている。
【0022】即ち、図1、図2に示すように、マゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの各画像形成部(画像
形成ユニット)1M、1C、1Y、1Bkには、それぞ
れ感光ドラム2a,2b,2c,2dが配設されてお
り、矢印方向(時計方向)に回転される。なお、図2は
画像形成部1Bkを示した図であり、他の画像形成部1
M、1C、1Yも同様に構成されている。
【0023】各感光ドラム2a,2b,2c,2dの周
囲には、感光ドラム2a,2b,2c,2dの回転方向
に沿って1次帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置
4a,4b,4c,4d、転写帯電器5a,5b,5
c,5d、画像濃度検知センサ6a,6b,6c,6
d、クリーニング前露光ランプ7a,7b,7c,7
d、クリーニング器(クリーニングブレード)8a,8
b,8c,8d、前露光ランプ9a,9b,9c,9d
がそれぞれ配設されている。
【0024】また、感光ドラム2a,2b,2c,2d
の回転方向に沿って、1次帯電器3a,3b,3c,3
dと現像装置4a,4b,4c,4dとの間の上方には
露光装置(走査光学装置)10a,10b,10c,1
0dがそれぞれ配設されている。更に、各感光ドラム2
a,2b,2c,2dの回転方向に対して1次帯電器3
a,3b,3c,3dの上流側には1次前帯電器(不図
示)がそれぞれ近接して配設されている。
【0025】感光ドラム2a、2b、2c、2dは、本
実施の形態では負帯電の有機感光体(OPC)でアルミ
ニウム等のドラム基体(不図示)上に感光体層(不図
示)を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方
向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動さ
れる。
【0026】次に、上記した画像形成装置による画像形
成動作について説明する。
【0027】画像形成動作開始信号が発せられると、所
定のプロセススピードで回転駆動される画像形成部1
M、1C、1Y、1Bkの各感光ドラム2a,2b,2
c,2dは、それぞれ1次帯電器3a,3b,3c,3
dと1次前帯電器(不図示)によって一様に本実施の形
態では負極性に帯電される。そして、露光装置10a,
10b,10c,10dは、ホストコンピュータ(不図
示)から入力されるカラー色分解された画像信号をレー
ザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換
された光信号であるレーザ光を、帯電された各感光ドラ
ム2a,2b,2c,2dd上にそれぞれ走査露光して
静電潜像を形成する。
【0028】そして、先ず感光ドラム2a上に形成され
た静電潜像に、感光ドラム2aの帯電極性(負極性)と
同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aにより
マゼンタのトナーを付着させて、トナー像として可視像
化する。現像装置4a(4b,4c,4d)による現像
方法としては、例えばトナー粒子に対して磁性キャリア
を混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬
送し、感光ドラム2a(2b,2c,2d)に対して接
触状態で現像する2成分接触現像法を用いることができ
る。また、本実施の形態では、露光部にトナーを付着さ
せる反転現像であり、負帯電性のトナーを使用した。
【0029】そして、トナー像の形成タイミングに合わ
せてカセット(不図示)に収納された用紙などの転写材
Pが給紙ローラ17により給紙され、駆動ローラ12の
駆動によって回転される転写ベルト11表面に吸着バイ
アスが印加された吸着ローラ(不図示)によって転写材
Pが静電吸着されて、画像形成部1Mの感光ドラム2a
と転写帯電器5a間の転写部に搬送され、転写電源(不
図示)から転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))
が印加された転写帯電器5aにより、マゼンタのトナー
像が転写材P上に転写される。転写ベルト11は、駆動
ローラ12と従動ローラ13,14間に張架されてお
り、駆動ローラ12の回転駆動によって矢印方向(反時
計方向)に回転(移動)される。
【0030】そして、クリーニング前露光ランプ7aに
よる露光により、感光ドラム2a上の転写部にて与えら
れた不要な正規極性と逆極性の正電荷の除電を行った
後、クリーニング器(クリーニングブレード)8aによ
って、感光ドラム2a上の転写残りトナーを掻き落とし
てクリーニングする。そして、前露光ランプ9aによる
露光によって感光ドラム2a上の負電荷の消去を行い、
帯電工程前に感光ドラム2a上の表面電位の均一化を行
い、帯電工程に移行する。なお、クリーニング前露光ラ
ンプ7aと前露光ランプ9aは、感光ドラム2aの感度
に合致した波長を有する光源であれば良く、適当なラン
プを選択することができる。
【0031】そして、マゼンタのトナー像が転写された
転写材Pは転写ベルト11表面に吸着されて画像形成部
1C側に移動される。そして、画像形成部1Cの転写部
においても、前記同様にして感光ドラム2bに形成され
たシアンのトナー像を、転写材P上のマゼンタのトナー
像上に重ね合わせて、転写バイアス(トナーと逆極性
(正極性))が印加された転写帯電器5bにより転写さ
れる。
【0032】以下、同様にして転写材P上に重畳転写さ
れたマゼンタ、シアンのトナー像上に、画像形成部1
Y,1Bkの感光ドラム2c,2dで形成されたイエロ
ー、ブラックのトナー像を、各転写部にて転写バイアス
(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写帯電器
5c,5dにより順次重ね合わせて、フルカラーのトナ
ー像を転写材P上に形成する。
【0033】そして、フルカラーのトナー像が形成され
た転写材Pは転写ベルト11表面から分離されて定着装
置16に搬送され、定着装置16の定着ローラ16aと
加圧ローラ16b間の定着ニップ部でフルカラーのトナ
ー像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に排
紙トレイ(不図示)に排出して、一連の画像形成動作を
終了する。また、転写ベルト11上に付着したトナーな
どは、ベルトクリーニング部材15によって除去され
る。
【0034】ところで、上記の画像形成装置では、画像
濃度を制御するために各画像形成部1M、1C、1Y、
1Bkの感光ドラム2a,2b,2c,2d上に不図示
のパッチ(濃度検知用トナー像)をそれぞれ形成し、こ
れらのパッチを画像濃度検知センサ6a,6b,6c,
6dでそれぞれ検知し、この検知情報を露光量、現像バ
イアス等の像形成条件にフィードバックして画像濃度に
係るプロセス条件を制御している。
【0035】画像濃度検知センサ6a,6b,6c,6
dは、感光ドラム2a,2b,2c,2dの回転方向に
対して転写帯電器5a,5b,5c,5dの下流側で、
クリーニング器8a,8b,8c,8dの上流側に配設
されている。図3に示すように、画像濃度検知センサ6
dは、LEDなどの発光素子20と、発光素子20から
発せられる光が光学的透明窓21を通して感光ドラム2
d上のパッチで反射した反射光を、光学的透明窓21を
通して受光するフォトダイオードなどの第1受光素子2
2、及び発光素子20から発せられる光を直接モニタす
る第2受光素子23を有している。なお、画像濃度検知
センサ6a,6b,6cも同様の構成である。
【0036】そして、画像濃度検知時には、発光素子2
0から発せられる光を感光ドラム2d(2a,2b,2
c)上に形成したパッチ(不図示)に照射して、その反
射光を第1受光素子22で受光する。そして、制御装置
(CPU)24は、第1受光素子22で受光した反射光
の受光量と、第2受光素子23で受光した発光素子20
から発せられる光の受光量とからパッチの濃度を求め、
画像濃度に係るプロセス条件を制御する。なお、感光ド
ラム2a,2b,2c,2d上にパッチを形成する際に
は、転写ベルト11は感光ドラム2a,2b,2c,2
dから離間している。
【0037】また、本実施の形態では、感光ドラム2
a,2b,2c,2dの回転方向に対して転写帯電器5
a,5b,5c,5dの下流側で、クリーニング器8
a,8b,8c,8dの上流側に位置し、かつ画像濃度
検知センサ6a,6b,6c,6dの下流側にクリーニ
ング前露光ランプ7a,7b,7c,7dが配設されて
いる。
【0038】次に、クリーニング前露光ランプ7a,7
b,7c,7dの露光による感光ドラム2a,2b,2
c,2d表面の除電を、図4(a)〜(e)を参照して
説明する。図4(a)〜(e)は、1次帯電時からクリ
ーニング前露光時における感光ドラム2a,2b,2
c,2dの表面電位の変化を示した図である。なお、図
4(a)〜(e)は、画像形成部1Bkの感光ドラム2
dの表面電位の変化を示した図であり、画像形成部1
M、1C、1Yの感光ドラム2a,2b,2cの表面電
位の変化についても同様ある。
【0039】まず、上述した画像形成動作で述べたよう
に、感光ドラム2dの表面は1次帯電器3dによって均
一に負極性に帯電され(図4(a))、次いで、露光さ
れることにより、露光された部分の電位が低下する(図
4(b))。そして、現像装置4dによる現像によりト
ナー像が形成された感光ドラム2dの表面電位は、トナ
ー部tの電位が低く、白部(露光されていない部分)が
高くなっている(図4(c))。
【0040】そして、用紙などの転写材Pの背面側から
転写帯電器5dにトナーと逆極性(正極性)の転写電圧
を印加すると、転写材Pの抵抗やトナー層厚等により違
いはあるが、トナー部tと白部ともに電位が低下する
か、もしくは逆極性(正極性)に帯電される(図4
(d))。なお、転写材Pのエッジ部では転写電荷が直
接感光ドラム2dに付与されるため、感光ドラム2dが
逆極性にまで帯電される場合が多い。
【0041】このような状態で、クリーニング器(クリ
ーニングブレード)8dを通過すると、この逆極性に帯
電された転写材Pのエッジ部が、図5に示すように、ク
リーニング器(クリーニングブレード)8dと感光ドラ
ム2dとの接触領域(ブレードニップ部)M近傍に存在
するトナーだまりTにより再び現像される。そして、こ
の現像されたトナー像は、クリーニング器(クリーニン
グブレード)8dでは掻き落とされずに感光ドラム2d
上を転写位置まで残存し、転写部にて次の転写材Pに転
写されることによって、画像汚れを引き起こす。この現
象を紙先端及び後端メモリという。
【0042】これに対し、本発明の実施の形態のよう
に、クリーニング器(クリーニングブレード)8dの上
流側に、クリーニング前露光ランプ7dを配設し、露光
を行うことにより、転写材Pのエッジ部での急激な電位
変化がなくなり、電位は略均一となる(図4(e))。
このように急激な電位変化のない状態では、上記した紙
先端及び後端メモリによる画像汚れは発生しない。な
お、本実施の形態では、クリーニング前露光ランプ7d
(7a,7b,7c)がオンされて露光している時は、
前露光ランプ9d(9a,9b,9c)もオンされて露
光している。
【0043】しかしながら、以上のようなクリーニング
前露光ランプ7dによる感光ドラム2dへの露光は、近
傍に配設されている画像濃度検知センサ6dによるパッ
チの画像濃度検知に悪影響を及ぼし、正確な画像濃度検
知ができなくなる。
【0044】そこで、本発明は、クリーニング前露光ラ
ンプ7a,7b,7c,7dの感光ドラム2a,2b,
2c,2dへの露光時において、画像濃度検知センサ6
a,6b,6c,6dによるパッチの濃度検知時には、
クリーニング前露光ランプ7a,7b,7c,7dによ
る露光を一時的に停止するようにした。
【0045】具体的には、本実施の形態では、画像濃度
検知センサ6a,6b,6c,6dによるパッチの濃度
検知を、転写材Pへのトナー像の転写が終了して、転写
ベルト11が感光ドラム2a,2b,2c,2dから離
間した後の感光ドラム2a,2b,2c,2dの後回転
シーケンス時に行うようにして、この後回転シーケンス
中は、クリーニング前露光ランプ7a,7b,7c,7
dによる露光をオフするように制御される。この制御
は、図3に示した制御装置(CPU)24によって行う
ことができる。この後回転シーケンス中は、転写材Pへ
の転写が行われないので、紙先端及び後端メモリ現像は
発生しない。
【0046】このように本実施の形態では、クリーニン
グ前露光ランプ7a,7b,7c,7dの感光ドラム2
a,2b,2c,2dへの露光時において、画像濃度検
知センサ6a,6b,6c,6dによるパッチの濃度検
知時には、クリーニング前露光ランプ7a,7b,7
c,7dによる露光をオフすることによって、画像濃度
検知センサ6a,6b,6c,6dによるパッチの濃度
検知に悪影響を及ぼすことがないので、画像濃度を正確
に検知することができる。
【0047】また、感光ドラム2a,2b,2c,2d
を露光して除電を行うクリーニング前露光ランプ7a,
7b,7c,7dを画像濃度検知センサ6a,6b,6
c,6dに近接して配置することができるので、画像形
成装置の小型化が可能となり、更に、感光ドラム2a,
2b,2c,2dの転写後で、かつクリーニング前の除
電手段として、クリーニング前露光ランプ7a,7b,
7c,7dによる露光を用いているので、除電帯電器な
どを用いる場合に比べてコストの低減を図ることができ
る。
【0048】〈実施の形態2〉本実施の形態において
も、図1、図2に示した実施の形態1の画像形成装置を
用いて説明する。実施の形態1では、クリーニング前露
光ランプ7a,7b,7c,7dを後回転中のみオフと
したが、本実施の形態では、転写材Pが転写部を通過す
る時のみクリーニング前露光ランプ7a,7b,7c,
7dをオンとし、転写材Pが転写部を通過していない時
はオフとするようにした。他の構成及び動作は実施の形
態1と同様であり、本実施の形態ではそれらの説明は省
略する。
【0049】詳しくは、例えば各画像形成部1Mの感光
ドラム2a上に搬送される転写材Pの先端に相当する部
分が、クリーニング前露光ランプ7aに到達するより少
し前に(約1秒間)、このクリーニング前露光ランプ7
aをオンにし、転写材Pの後端に相当する部分が、クリ
ーニング前露光ランプ7aを通過したよりやや遅れて
(約1秒間)、このクリーニング前露光ランプ7aをオ
フするようにする。なお、画像形成部1C,1Y,1B
kのクリーニング前露光ランプ7b,7c,7dについ
ても同様である。
【0050】このように本実施の形態では、実施の形態
1で得られる効果以外に、クリーニング前露光ランプ7
a,7b,7c,7dの露光のオン時間を短くすること
ができるので、画像形成装置の消費電力の低減と、クリ
ーニング前露光ランプ7a,7b,7c,7dのランプ
寿命の高寿命化を図ることができる。
【0051】〈実施の形態3〉本実施の形態において
も、図1、図2に示した実施の形態1の画像形成装置を
用いて説明する。実施の形態1及び2では、クリーニン
グ前露光ランプ7a,7b,7c,7dがオンの時に
も、前露光ランプ9a,9b,9c,9dがオン(常に
オン)となっていたが、1次帯電前の感光ドラム2a,
2b,2c,2dの露光除電は、どちらか片方だけオン
でも十分である。他の構成及び動作は実施の形態1と同
様であり、本実施の形態ではそれらの説明は省略する。
【0052】このため、クリーニング前露光ランプ7
a,7b,7c,7dがオンの時は、前露光ランプ9
a,9b,9c,9dはオフ、また、クリーニング前露
光ランプ7a,7b,7c,7dがオフの時は、前露光
ランプ9a,9b,9c,9dをオンとすることも可能
である。
【0053】このように本実施の形態では、実施の形態
1で得られる効果以外に、クリーニング前露光ランプ7
a,7b,7c,7dと前露光ランプ9a,9b,9
c,9dの露光のオン時間を短くすることができるの
で、画像形成装置の消費電力の低減と、クリーニング前
露光ランプ7a,7b,7c,7dと前露光ランプ9
a,9b,9c,9dのランプ寿命の高寿命化を、実施
の形態2の場合よりも更に図ることができる。
【0054】〈実施の形態4〉本実施の形態において
も、図1、図2に示した実施の形態1の画像形成装置を
用いて説明する。実施の形態1、2、3では、感光ドラ
ム2a,2b,2c,2dの回転方向に対して画像濃度
検知センサ6a,6b,6c,6dの下流側にクリーニ
ング前露光ランプ7a,7b,7c,7dを設けた構成
であったが、本実施の形態では、図6に示すように、感
光ドラム2dの回転方向に対して画像濃度検知センサ6
dの上流側で、転写帯電器5dの下流側にクリーニング
前露光ランプ7dを設けても良い。なお、図6は画像形
成部1Bkを示した図であり、他の画像形成部1M,1
C,1Yも同様に構成されている。他の構成及び動作は
実施の形態1乃至3と同様であり、本実施の形態ではそ
れらの説明は省略する。
【0055】このように、感光ドラム2dの回転方向に
対して画像濃度検知センサ6dの上流側で、転写帯電器
5dの下流側にクリーニング前露光ランプ7dを設けた
本実施の形態においても、実施の形態1乃至3と同様の
効果を得ることができる。
【0056】なお、上述した各実施の形態では、画像形
成部1M、1C、1Y、1Bkの順に配置してマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの順で画像形成を行っ
たが、これに限らず上記の各画像形成部を任意の順に配
置して画像形成を行う画像形成装置においても、同様に
本発明を適用することができる。
【0057】また、上述したようなフルカラー画像形成
装置に限らず、感光ドラムが1つだけの画像形成装置
や、感光ドラムを2つ又は4つ以上備えた画像形成装置
においても、同様に本発明を適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
除電露光手段の像担持体への露光時において、画像濃度
検知手段によるパッチの濃度検知時には、除電露光手段
による露光を一時的に停止することによって、画像濃度
検知手段によるパッチの濃度検知に悪影響を及ぼすこと
がないので、画像濃度を正確に検知することができる。
【0059】また、除電露光手段を画像濃度検知手段に
近接して配置することができるので、画像形成装置の小
型化が可能となり、更に、除電露光手段による露光によ
って像担持体の除電を行うことにより、除電帯電器など
を用いる場合に比べてコストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のう
ちの1つの画像形成部(画像形成ユニット)を示す拡大
構成図。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画
像濃度検知センサを示す概略構成図。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のク
リーニング前露光ランプの露光による除電を説明するた
めの図。
【図5】クリーニング器と感光ドラムとの接触領域(ブ
レードニップ部)近傍に存在するトナーだまりを示す
図。
【図6】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置のう
ちの1つの画像形成部(画像形成ユニット)を示す拡大
構成図。
【図7】従来例における画像形成装置のうちの1つの画
像形成部(画像形成ユニット)を示す拡大構成図。
【符号の説明】
1M、1C、1Y、1Bk 画像形成部 2a,2b,2c,2d 感光ドラム(像担持
体) 3a,3b,3c,3d 1次帯電器(帯電手
段) 4a,4b,4c,4d 現像装置(現像手
段) 5a,5b,5c,5d 転写帯電器(転写手
段) 6a,6b,6c,6d 画像濃度検知センサ
(画像濃度検知手段) 7a,7b,7c,7d クリーニング前露光
ランプ(除電露光手段) 8a,8b,8c,8d クリーニング器(クリ
ーニング手段) 9a,9b,9c,6d 前露光ランプ 10a,10b,10c,10d 露光装置(露
光手段) 11 転写ベルト 16 定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA07 DA10 DD09 DE02 DE07 DE09 EA10 EC06 EC09 ED06 ED26 ED27 EF07 EF11 2H035 AA08 AB02 AC03 2H134 GA01 GB02 HD01 KG05 KG08 KH01 KH03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な像担持体と、前記像担持体を
    帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体を露光し
    て画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前
    記静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化
    する現像手段と、前記トナー像を転写材に転写する転写
    手段と、前記像担持体の回転方向に対して前記転写手段
    の下流側に設けられ、前記転写手段による転写後に前記
    像担持体上に残留している転写残トナーを除去するクリ
    ーニング手段と、を備えた画像形成装置において、 前記像担持体の回転方向に対して前記転写手段の下流側
    で、かつクリーニング手段の上流側に前記像担持体と対
    向するように配設され、前記像担持体上に形成される濃
    度検知用トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手
    段と、 前記像担持体の回転方向に対して転写手段の下流側で、
    かつクリーニング手段の上流側に前記像担持体と対向す
    るようにして前記画像濃度検知手段と干渉しないように
    配設され、前記転写手段による転写後の前記像担持体上
    の正規極性に対して逆極性の電荷を、露光によって除電
    する除電露光手段と、を有し、 前記除電露光手段の前記像担持体への露光時において、
    前記画像濃度検知手段による前記濃度検知用トナー像の
    画像濃度検知時には、前記除電露光手段の前記像担持体
    への露光を一時的に停止する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度検知手段による前記濃度検知用
    トナー像の画像濃度検知は、画像形成動作開始時におけ
    る前記像担持体の前回転時、又は画像形成動作終了時に
    おける前記像担持体の後回転時に行い、前記除電露光手
    段の前記像担持体への露光は、前記像担持体上の前記転
    写材が転写部にて通過した領域及びその周囲領域に対し
    てのみ行い、前記像担持体上のその他の領域に対しては
    前記露光を中止する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2001314477A 2001-10-11 2001-10-11 画像形成装置 Pending JP2003122065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314477A JP2003122065A (ja) 2001-10-11 2001-10-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314477A JP2003122065A (ja) 2001-10-11 2001-10-11 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003122065A true JP2003122065A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19132788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001314477A Pending JP2003122065A (ja) 2001-10-11 2001-10-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003122065A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235559A (ja) * 2005-01-31 2006-09-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US9285754B2 (en) 2014-07-30 2016-03-15 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235559A (ja) * 2005-01-31 2006-09-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US9285754B2 (en) 2014-07-30 2016-03-15 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4789534B2 (ja) 画像形成装置
JP4924236B2 (ja) 画像形成装置
JP2003186284A (ja) 画像形成装置
JPH11311906A (ja) 画像形成装置
JP2004240369A (ja) 画像形成装置
US6832059B2 (en) Image forming apparatus featuring dual polarity, multiple timing bias applying means
JP2003122065A (ja) 画像形成装置
JP2001092202A (ja) 画像形成装置
JP2007108418A (ja) 画像形成装置
JPH0962083A (ja) 画像形成装置
JP4520181B2 (ja) 画像形成装置
JP3205274B2 (ja) 画像形成装置
JP3261927B2 (ja) 画像形成装置
JP2004264647A (ja) 画像形成装置
JP2011191664A (ja) 画像形成装置
JP2001194921A (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP2003208067A (ja) 画像形成装置
JP3026104B2 (ja) 画像形成装置
JPH06242654A (ja) 画像形成装置
JPH1173067A (ja) 画像形成装置
JP2001125327A (ja) 画像形成装置
JP2005173297A (ja) 画像形成装置
JP2000098683A (ja) 多色画像形成装置
JPH08339129A (ja) 画像形成装置
JP2005266446A (ja) 画像形成装置