JP2003186284A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003186284A
JP2003186284A JP2002296799A JP2002296799A JP2003186284A JP 2003186284 A JP2003186284 A JP 2003186284A JP 2002296799 A JP2002296799 A JP 2002296799A JP 2002296799 A JP2002296799 A JP 2002296799A JP 2003186284 A JP2003186284 A JP 2003186284A
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JP2002296799A
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English (en)
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Yuuji Betsushiyo
勇爾 別所
浩基 ▲高▼柳
Hiromoto Takayanagi
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる色のトナー像を重ね合わせて転写する
場合でも最適転写電流を印加することができるようにす
る。 【解決手段】 画像形成部Pbにおいて、画像形成部P
aで既に転写材P上に転写されている1色(イエロー)
目のトナー像と、このトナー像と2色(マゼンタ)目の
トナー像との重なり部分との比を求め、その比に基づい
て最適転写電流値を決定して、得られた最適転写電流を
転写高圧電源7bから転写ブレード4bに印加すること
により、転写不良を防止して良好な画像を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式など
によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、複数の画像形成部を備え、各
画像形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、
各トナー像を同一転写材上に順次重ね合わせて転写して
カラー画像を形成する、いわゆるタンデム方式のカラー
画像形成装置を示す概略構成図である。各画像形成部P
a,Pb,Pc,Pdでは、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色のトナー像が電子写真方式でそれぞ
れ形成される。
【0003】即ち、各画像形成部Pa,Pb,Pc,P
dでは、画像形成動作開始信号が発せられると、所定の
プロセススピードで回転駆動される各感光ドラム1a,
1b,1c,1dは、それぞれ帯電ローラ2a,2b,
2c,2dによって一様に帯電される。そして、露光装
置6a,6b,6c,6dは、入力されるカラー色分解
された画像信号を光信号にそれぞれ変換し、変換された
光信号であるレーザ光を帯電された各感光ドラム1a,
1b,1c,1d上にそれぞれ走査露光して静電潜像を
形成する。
【0004】そして、先ず感光ドラム1a上に形成され
た静電潜像に、現像バイアスが印加された現像装置3a
によってイエローのトナーを付着させて、トナー像とし
て可視像化する。
【0005】そして、このタイミングに合わせて、駆動
ローラ10aの駆動によって移動される転写材搬送ベル
ト9表面に用紙などの転写材Pが静電吸着されて画像形
成部Paの感光ドラム1aと転写ブレード4aとの間の
転写部に搬送され、転写バイアスが印加された転写ブレ
ード4aにより、イエローのトナー像が転写材P上に転
写される。転写材搬送ベルト9は、駆動ローラ10aと
従動ローラ10b間に張架されている。
【0006】そして、画像形成部Pbにおいても、同様
にして感光ドラム1bに形成されたマゼンタのトナー像
が、転写材P上のイエローのトナー像上に重ね合わせ
て、転写バイアスが印加された転写ブレード4bにより
転写される。以下、同様にして転写材P上に重畳転写さ
れたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部P
c,Pdの感光ドラム1c,1dで形成されたシアン、
ブラックのトナー像を、各転写部にて転写バイアスが印
加された転写ブレード4c,4dにより順次重ね合わせ
て、フルカラーのトナー像を転写材P上に形成する。
【0007】フルカラーのトナー像が形成された転写材
Pは定着装置13に搬送され、定着装置13の定着ロー
ラ13aと加圧ローラ13b間の定着ニップ部でフルカ
ラーのトナー像を加熱、加圧して転写材P表面に定着し
た後に外部に排出される。また、上記した各転写時にお
いて、感光ドラム1a,1b,1c,1d上に残留して
いる転写残トナーは、クリーニング装置5a,5b,5
c,5dによって除去されて回収される。
【0008】ところで、上述した画像形成装置のよう
に、転写手段として接触転写方式としての転写ブレー
ド、又は転写ローラなどの接触転写部材が転写の安定性
という観点から近年広く用いられている。転写ブレード
や転写ローラなどの接触転写部材を用いた接触転写方式
は、従来のコロナ転写方式に比べて転写電圧の低電圧化
が図れ、また、オゾンの発生量も僅かであるといった長
所を有している。
【0009】また、これら接触転写部材への転写バイア
ス印加手段として、接触転写部材の環境変動による抵抗
変化等による抵抗変動に対応するために、一定電流を印
加する定電流方式が採用される場合がある。
【0010】ところで、上記のような定電流印加方式を
用いた場合においては、以下のような問題が生じる。
【0011】即ち、感光ドラムの長手方向における、感
光ドラムと接触転写部材(転写ブレードや転写ローラな
ど)が当接する転写部において、トナー像の有る部分と
無い部分とを比べると、トナー自体の抵抗のためにトナ
ー像の無い部分に転写電流が多く流れ、トナー像の有る
部分には転写電流が流れにくい。従って、転写不良のな
い良好な画像を得るためには、感光ドラムの長手方向の
画像比率の高い画像には転写電流が少なくて済むが、感
光ドラムの長手方向の画像比率の低い画像にはより多く
の転写電流が必要となってしまう。
【0012】このような画像形成装置において、例えば
感光ドラムの長手方向の画像比率が高い場合に最適な画
像が得られるように転写電流を設定すると、感光ドラム
の長手方向の画像比率が低い場合に転写電流不足で転写
不良が生じてしまう。逆に、感光ドラムの長手方向の画
像比率が低い場合に最適な画像が得られるように転写電
流を設定すると、こんどは感光ドラムの長手方向の画像
比率が高い場合に過剰な転写電流がトナー像部に流れ、
トナーの極性が反転してしまうなどの転写不良を生じて
しまう。
【0013】このような状況に際し、画像比率の違いに
よって転写性が変化しないよう、画像比率によって転写
電流を制御するという手段が考えられる(例えば、特許
文献1参照)。
【0014】また、他の従来技術として感光ドラム上に
多重転写された赤色と黒色のトナー像を、コロナ転写帯
電器により転写材に一括転写する際、色ごとにトナー電
荷が異なる像の最適転写ポイントが異なることに起因す
る、一括転写時の転写不良を防止することを課題とし
て、赤と黒の各々の画像比率、及び画像の重なり比率か
ら最適な転写電流を決定することが記載されている(例
えば、特許文献2参照)。
【0015】
【特許文献1】特開平08−083006号公報
【特許文献2】特開平10−78691号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、異なる
色のトナー像を重ね合わせることによりカラー画像を得
る図11に示したような画像形成装置では、転写材上に
トナー像を転写する時点で既にその前の色のトナー像が
存在し、特許文献1記載のように単色のトナー像の画像
比率のみを考慮していては、転写不良を引き起こす場合
がある。
【0017】この転写不良の発生について、図12
(a),(b)を用いて説明する。
【0018】図12(a)に示すように、画像形成部P
aでは感光ドラム1a上の長手方向の略中央部に1色目
のトナー像(イエローのトナー像)tが形成されている
が、図12(b)に示すように、画像形成部Pbでは感
光ドラム1b上の2色目のトナー像(マゼンタのトナー
像)t1が1色目のトナー像(イエローのトナー像)t
上に重ね合わされて転写される。
【0019】このような状況において、特許文献1の方
法では、図12(a),(b)ともに同じ転写電流設定
となるが、図12(b)では、1色目のトナー像tの存
在のために2色目のトナー像t1に流れる電流の値が異
なる。
【0020】即ち、特許文献1による転写電流設定で
は、図12(a)の1色目のトナー像tだけの場合に対
しては適切な転写電流となるが、図12(b)の1色目
のトナー像tと2色目のトナー像t1が存在する場合に
おける、2色目のトナー像t1に対しては過電流とな
り、トナーの極性が反転してしまうなどの転写不良を生
じてしまう。
【0021】また、用紙などの転写材の種類や、画像形
成装置の使用環境の変化に伴うトナーの帯電量変化など
によって、最適な転写電流値は変化する。従って、特許
文献1に記載のように、単色のトナー像の画像比率のみ
を考慮するだけでは、トナーの帯電量変化などによって
転写不良を生じてしまうという問題があった。
【0022】また、上記した特許文献2に記載されてい
る装置は、接触式転写ではないため、本発明における長
手方向での転写電流の流れ込みによる転写不良という課
題は存在しない。よって、画像比率に関しても長手方向
に着目した記載はなく、本発明の課題を効果的に解決す
ることはできない。
【0023】そこで本発明は、異なるトナー像を重ね合
わせて転写する場合でも、最適な転写電流を印加するこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、像担持体と、該像担持体に
色の異なる複数の画像を形成する画像形成手段と、前記
像担持体上の画像を転写媒体に転写する接触転写部材
と、該接触転写部材に電流を印加する転写電流印加手段
と、該転写電流印加手段が印加する電流量を制御する制
御手段と、を有し、前記像担持体に形成される複数の画
像を、前記転写媒体上に重ねて転写を行う画像形成装置
において、前記制御手段は、前記転写媒体上に既に転写
されている画像の、転写媒体搬送方向に対する垂直方向
における画像比率と、前記像担持体上の画像の、転写媒
体搬送方向に対する垂直方向における画像比率と、画像
が重なる領域の、転写媒体搬送方向に対する垂直方向に
おける画像比率と、により、前記接触転写部材に印加す
る電流量を決定することを特徴としている。
【0025】また、請求項7に記載の発明は、複数の像
担持体と、該複数の像担持体にそれぞれ色の異なる画像
を形成する画像形成手段と、転写媒体を搬送する転写媒
体搬送手段と、該転写媒体搬送手段における前記複数の
像担持体とは反対側の面に接触して設けられた複数の接
触転写部材と、該複数の接触転写部材に電流を印加する
転写電流印加手段と、該転写電流印加手段が印加する電
流量を制御する制御手段と、を有し、前記複数の像担持
体に形成される各画像を、前記転写媒体搬送手段により
搬送される転写媒体上に順次重ねて転写を行う画像形成
装置において、前記制御手段は、前記転写媒体上に既に
転写されている画像の、転写媒体搬送方向に対する垂直
方向における画像比率と、前記像担持体上の画像の、転
写媒体搬送方向に対する垂直方向における画像比率と、
画像が重なる領域の、転写媒体搬送方向に対する垂直方
向における画像比率と、により、前記接触転写部材に印
加する電流量を決定することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0027】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では、電子写
真方式のプリンタ等のフルカラー画像形成装置)を示す
概略構成図である。なお、図11に示した従来例の画像
形成装置と同一機能部材には同一符号を付して説明す
る。
【0028】この画像形成装置は、イエロー色の画像を
形成する画像形成部Paと、マゼンタ色の画像を形成す
る画像形成部Pbと、シアン色の画像を形成する画像形
成部Pcと、ブラック色の画像を形成する画像形成部P
dの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えてお
り、これらの4つの画像形成部は一定の間隔をおいて一
列に配置されている。
【0029】各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdに
は、それぞれ像担持体としての感光ドラム1a,1b,
1c,1dが設置されている。各感光ドラム1a,1
b,1c,1dの周囲には、帯電ローラ2a,2b,2
c,2d、現像装置3a,3b,3c,3d、転写ブレ
ード4a,4b,4c,4d、ドラムクリーニング装置
5a,5b,5c,5dがそれぞれ設置されており、帯
電ローラ2a,2b,2c,2dと現像装置3a,3
b,3c,3d間の上方には露光装置6a,6b,6
c,6dがそれぞれ設置されている。
【0030】感光ドラム1a,1b,1c,1dは、本
実施の形態では負帯電の有機感光ドラムであり、アルミ
ニウム等のドラム基体上に感光体層を有しており、駆動
装置(不図示)によって矢印方向(時計方向)にそれぞ
れ所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動され
る。
【0031】帯電ローラ2a,2b,2c,2dは、そ
れぞれ感光ドラム1a,1b,1c,1dに所定の圧接
力で接触し、帯電高圧電源(不図示)から印加される帯
電バイアスによって各感光ドラム1a,1b,1c,1
d表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
【0032】露光装置6a,6b,6c,6dは、ホス
トコンピュータ(不図示)からそれぞれ入力される画像
情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調され
たレーザ光で各感光ドラム1a,1b,1c,1d表面
を画像露光することにより、各帯電ローラ2a,2b,
2c,2dで帯電された各感光ドラム1a,1b,1
c,1d表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する。
【0033】現像装置3a,3b,3c,3dは、現像
高圧電源(不図示)から印加される現像バイアスによっ
て各感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成される
静電潜像にトナーを付着させて、トナー像として現像
(反転現像)する。各現像装置3a,3b,3c,3d
には、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼン
タトナー、ブラックトナーが収納されている。
【0034】接触転写部材としての転写ブレード4a,
4b,4c,4dは、図2に示すように長方形の板状の
導電性ゴムからなる基材20と、この基材20の長手方
向上に沿って均一に電圧を印加するために下端部に沿っ
て設けた導電性電極21を備えている。なお、図2は、
画像形成部Paの転写ブレード4aであり、他の画像形
成部Pb,Pc,Pdの転写ブレード4b,4c,4d
も同様である。
【0035】転写ブレード4a,4b,4c,4dは、
基材20の長手方向を転写材搬送方向と直交する方向
(スラスト方向)に略一致させて配置されており、各感
光ドラム1a,1b,1c,1dと接触する各転写ニッ
プ部にて無端状の転写材搬送ベルト9を介して各感光ド
ラム1a,1b,1c,1dに当接している。
【0036】転写ブレード4a,4b,4c,4dの基
材20の材料としては、一般にイソプレンゴム、スチレ
ンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロ
ピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、クロロピレ
ンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴ
ム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム等のゴム
材、又はそれらを複合させた合成ゴム、あるいはナイロ
ン、ウレタン、ポリエステル等の合成樹脂に、酸化ス
ズ、カーボンブラック等の導電剤を配合したものが用い
ることができ、抵抗値が10〜1010Ω・cm程
度、硬度が5〜80度(JISA)程度のものを使用す
る。
【0037】本実施の形態では、抵抗値が10〜10
Ω・cm程度、硬度が50〜70度(JISA)の基
材20を、厚さ約2mmとなるように設定した転写ブレ
ード4a,4b,4c,4dを使用した。
【0038】また、転写時に寄与する電流を適正電流で
一定にすると画像が安定すること(定電流制御)や、転
写時に寄与する電圧を適正電圧で一定にするとサイズの
小さい転写材や、低画像比率の画像を形成する際に生じ
る転写不良を低減できること(定電圧制御)が知られて
いるが、本実施の形態では、転写ブレード4a,4b,
4c,4dの環境変動による抵抗変化等による抵抗変動
に対応するために、一定電流を印加する定電流方式を採
用し、5〜20μA程度の転写電流を用いている。
【0039】転写ブレード4a,4b,4c,4dに
は、それぞれ転写高圧電源7a,7b,7c,7dが接
続されており、転写高圧電源7a,7b,7c,7dか
ら各転写ブレード4a,4b,4c,4dへの最適な転
写電流印加は、制御装置8によって制御される(詳細は
後述する)。なお、制御装置8は、感光ドラム1a,1
b,1c,1dの回転、帯電ローラ2a,2b,2c,
2dへの帯電バイアスの印加、現像装置3a,3b,3
c,3dへの現像バイアスの印加、露光装置6aC6
b,6c,6dによる画像情報に応じた露光などを含め
装置全体を制御する。
【0040】転写材搬送ベルト9は、駆動ローラ10a
と従動ローラ10bによって張架されており、駆動ロー
ラ10aの回転駆動によって矢印方向に移動(回転)さ
れる。また、転写材搬送ベルト9の転写材搬送方向に対
して画像形成部Pdの下流側には、転写材搬送ベルト9
上から転写材Pを分離する分離帯電器12と、定着ロー
ラ13aと加圧ローラ13bを有する定着装置13が設
置されている。
【0041】次に、上記した本実施の形態の画像形成装
置による画像形成動作について説明する。
【0042】画像形成動作開始信号が発せられると、所
定のプロセススピードで回転駆動される画像形成部P
a,Pb,Pc,Pdの各感光ドラム1a,1b,1
c,1dは、それぞれ帯電ローラ2a,2b,2c,2
dによって一様に本実施の形態では負極性に帯電され
る。そして、露光装置6a、6b、6c、6dは、ホス
トコンピュータ(不図示)から入力されるカラー色分解
された画像信号を光信号にそれぞれ変換し、変換された
光信号であるレーザ光を、帯電された各感光ドラム1
a,1b,1c,1d上にそれぞれ走査露光して静電潜
像を形成する。
【0043】そして、先ず感光ドラム1a上に形成され
た静電潜像に、感光ドラム1aの帯電極性(負極性)と
同極性の現像バイアスが印加された現像装置3aにより
イエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像
化する。
【0044】一方、給紙されたカセット14a又は14
bに収納されている用紙などの転写材Pが給紙ローラ対
15a又は15bによって一枚ずつ分離され、搬送ロー
ラ対16a又は16bによってレジストローラ対17ま
で搬送される。そして、上記イエローのトナー像の形成
に合わせて所定のタイミングで、レジストローラ対17
により転写材Pが転写材搬送ベルト9上に搬送される。
【0045】転写材Pは、駆動ローラ10aの駆動によ
って移動される転写材搬送ベルト9上に吸着バイアスが
印加された吸着ローラ対(不図示)により静電吸着され
て、画像形成部Paの転写ニップ部に搬送され、転写高
圧電源7aから転写バイアス(トナーと逆極性(正極
性))が印加された転写ブレード4aにより、イエロー
のトナー像が転写材P上に転写される。この際、転写ブ
レード4aは、転写材Pと転写材搬送ベルト9を介して
感光ドラム1aに所定の圧力で押圧されている。
【0046】イエローのトナー像が転写された転写材P
は、転写材搬送ベルト9上に吸着されて画像形成部Pb
側に移動される。そして、画像形成部Pbの転写ニップ
部においても、前記同様にして感光ドラム1bに形成さ
れたマゼンタのトナー像が、転写材P上のイエローのト
ナー像上に重ね合わせて、転写高圧電源7bから転写バ
イアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写
ブレード4bにより転写される。
【0047】以下、同様にして転写材P上に重畳転写さ
れたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部P
c,Pdの感光ドラム1c,1dで形成されたシアン、
ブラックのトナー像を、各転写ニップ部にて転写高圧電
源7b,7cから転写バイアス(トナーと逆極性(正極
性))がそれぞれ印加された転写ブレード4c、4dに
より順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を転写材
P上に形成する。
【0048】そして、フルカラーのトナー像が形成され
た転写材Pは、分離帯電器12により転写材搬送ベルト
9上から分離されて定着装置13に搬送され、定着装置
13の定着ローラ13aと加圧ローラ13b間の定着ニ
ップ部でフルカラーのトナー像を加熱、加圧して転写材
P表面に熱定着した後に外部に排出して、一連の画像形
成動作を終了する。
【0049】なお、上記した各転写時において、感光ド
ラム1a,1b,1c,1d上に残留している転写残ト
ナーは、ドラムクリーニング装置5a,5b,5c,5
dによって除去されて回収される。また、転写後に転写
材搬送ベルト9上に残った残トナー(濃度検知用トナー
像など)は、クリーニングブレード11によって除去さ
れて回収される。
【0050】次に、図3、図4を参照して本発明の特徴
である最適転写電流の設定について説明する。
【0051】上記した本実施の形態における画像形成装
置においては、転写時でのトナー像の感光ドラム長手方
向(以下、スラスト方向と記す)の画像比率と、この転
写直前の転写材P上に既に転写されているトナー像のス
ラスト方向の画像比率により、最適転写電流が変化す
る。その関係は、例えば図3に示すA、Bのように変化
する。なお、図3は、転写材幅が最大画像形成可能な場
合と略同じ幅の転写材を用いた場合を示している。ここ
で言う画像比率とは、転写材が搬送される方向に対する
垂直方向において、画像が占める(存在する)割合のこ
とを示す。
【0052】図3におけるAは、単色での画像比率と最
適転写電流の関係を示し、Bは2色相当分のトナー量、
即ち2色が完全に重なっているときと同等の場合の、画
像比率と最適転写電流との関係を示している。単色の場
合と比べて2色相当トナー量を転写する際には、トナー
自体の抵抗がトナー量に応じて増し、非画像部へ転写電
流が流れやすくなるため、定性的にAよりもBの方が、
最適転写電流が高くなる。
【0053】ここで、図1における画像形成部Pbでの
転写を考えると、図4に示すように、画像形成部Pbで
の感光ドラム1bから転写材Pへの転写時は、画像形成
部Paで既に転写されたトナー像t1と画像形成部Pb
で転写するトナー像t2との画像比率の重ね合わせによ
り、転写電流が決定される。また、図4において、画像
形成部Pbのトナー像の画像比率はa(%)、画像形成
部Pbでのトナー像の画像比率はb(%)、更に、画像
形成部Paと画像形成部Pbで画像が重なった部分のト
ナー像の画像比率はc(%)である。
【0054】そして、画像形成部Paと画像形成部Pb
の各画像比率の和から重なり部分を引いた値(a+b−
c)から、画像形成部Paでの単色(イエロー)時と画
像形成部Pbでの2色(イエローとマゼンタ)時のそれ
ぞれの最適転写電流値A’、B’を、図3におけるA、
Bのグラフから、先ず求める。
【0055】次に、画像形成部Pbでの2色(イエロー
とマゼンタ)の重なり部分の特性を考慮するため、トナ
ー像における単色(イエロー)部分と重なり(イエロー
とマゼンタ)部分との比(α/(α+β))を求め、そ
の比に従って、以下の式(1)から最適転写電流Iを決
定することができる。ただし、α=c/(a+b−c)
であり、β=(a+b−2c)/(a+b−c)であ
る。αは、重なり部分の比率であり、βは、重なってい
ない部分の比率である。
【0056】 I(μA)=A’+(B’−A’)×(α/(α+β))…(1) となる。
【0057】なお、画像比率の測定は、例えば、上記の
画像形成装置がレーザプリンタなどの場合には画像情報
が2値化されており、露光装置(書き込み装置)6a,
6b,6c,6dを制御する制御装置8のビットマップ
データより求めることができる。即ち、あるサンプリン
グ間隔(時間)毎に、長手方向における画像比率を各色
においてそれぞれ算出し、上記の式(1)に基づいて最
適転写電流Iになるように制御装置8から制御信号を発
生させ、該制御信号により転写高圧電源7bを制御し
て、転写ブレード4bに最適転写電流を印加する。
【0058】なお、このときのサンプリング間隔は、そ
の値が小さい程より細かく転写電流を制御でき、より最
適な条件で画像形成を行うことができる。そして、制御
装置8は、サンプリング時間ごとに最適化された転写電
流値を、サンプリング時間ごとに変化させて、転写動作
を行っていく。つまり、転写動作中における転写電流値
は、サンプリング時間ごとに変化可能な構成となってい
る。
【0059】なお、上記の実施の形態では、4つの画像
形成部Pa,Pb,Pc,Pdのうちの上流側から2番
目の画像形成部Pbでの場合について説明したが、上流
側から3番目又は4番目の画像形成部Pc又はPdにつ
いても同様の考え方で、最適転写電流を設定することが
できる。
【0060】次に、図5と図6を用い、既に転写材Pに
転写されたトナー像t1とt2の上に、3番目の画像形
成部Pcにおいて感光ドラム1cからトナー像t3が転
写する際に、各トナー画像比率の重ね合わせ状態に応じ
て最適な転写電流を決定する方法を以下に説明する。
【0061】図5(a)は、3つのトナー像が重なった
様子を表した図であり、画像形成部Paでのトナー像t
1の長手方向の画像比率はa(%)、画像形成部Pbで
のトナー像t2の長手方向の画像比率はb(%)、画像
形成部Pcでのトナー像t3の長手方向の画像比率はc
(%)、2層のみが重なり合った部分の比率はd=d1
+d2(%)、3層が重なり合った部分の比率はe
(%)である。
【0062】図6は、Aは単色時、Bは2色が完全に重
なっている時、Cは3色が完全に重なっている時の、長
手方向画像比率と最適転写電流との関係を表した図であ
る。
【0063】先ず最初に、図5(b)に示したような、
3層目の画像比率が、2層目の画像比率bと同じ(すな
わち、3層目には、t3’が存在)と仮定したモデルで
の最適転写電流値を求める。この求め方は、前述説明
の、図3、図4を用いた方法と同様である。
【0064】図6より、画像比率(a+c−e)時の単
色のみの時の最適転写電流はA’であり、画像比率(a
+c−e)時の3色が完全に重なった時の最適転写電流
はC’であることが分かる。そして、3層目と2層目の
画像比率が共にbの状態での最適転写電流値C’’は、
A’とC’の間に存在することになり、その値は、図6
に示したように、3層重なり部分の比率αと、単色部分
の比率βとによって決定される。なお、ここでのα、
β、C’’は、以下のような式により求められる。
【0065】α=(d+e)/(a+c−e) β=(a+c−d−2e)/(a+c−e) C’’=A’+(C’−A’)×(α/(α+β))
【0066】そして、図5(a)時の、最適転写電流値
C’’’を求める。図5(b)の状態に対し、t3を除
いた形が図5(a)であるので、画像比率がt2のトナ
ー像と、画像比率がt3のトナー像との関係に着目し、
最適転写電流C’’’を求めればよい。即ち、最適転写
電流C’’’は、上記で求めた最適転写電流値C’’と
A’との間に存在することになり、その値は、図6に示
したように、重なり部分の比率α’と、3層目が重なっ
ていない2層目の部分β’とによって決定される。な
お、ここでの、α’、β’、C’’’は、以下のような
式により求められる。
【0067】α’=e/b β’=(b−e)/b C’’’=A’+(C’’−A’)×(α’/(α’+
β’))
【0068】このように本実施の形態では、例えば画像
形成部Pbにおいて、画像形成部Paで既に転写材P上
に転写されている1色(イエロー)目のトナー像と、こ
のトナー像と2色(マゼンタ)目のトナー像との重なり
部分との比を求め、その比に従って、上記の式(1)か
ら最適転写電流Iを決定して、得られた最適転写電流I
を転写高圧電源7bから転写ブレード4bに印加するこ
とにより、1色(イエロー)目のトナー像と2色(マゼ
ンタ)目のトナー像のそれぞれの画像比率に応じて最適
転写電流Iを印加することができるので、転写不良を防
止して良好な画像を得ることができる。
【0069】〈実施の形態2〉本実施の形態に係る画像
形成装置も、図1に示した実施の形態1の画像形成装置
と同様の構成であり、本実施の形態では、画像形成装置
の構成及び画像形成動作などの説明は省略する。
【0070】本実施の形態では、転写材の種類・調湿状
態等による種々の場合に応じて、トナー像の画像比率に
応じた最適な転写電流を決定することができるようにし
た。
【0071】転写材は、種類によってその厚みや、体積
抵抗率などの物性値が異なる。また、同じ転写材でもそ
の調湿状態によって、体積抵抗率が10〜1015Ω
cm程度にまで変化する。このとき、例えば転写材とし
ての紙の体積抵抗率の違いによって、上記した図1の画
像形成装置においては、転写時でのトナー像のスラスト
方向の画像比率と、その転写直前の転写材上に既に転写
されているトナー像のスラスト方向画像比率により、最
適転写電流が変化する。
【0072】その関係は、例えば図7に示すC、Dのよ
うに変化する。図7におけるCは、単色での画像比率と
最適転写電流の関係を示し、Dは2色相当分のトナー
量、即ち2色が完全に重なっているときと同等の場合
の、画像比率と最適転写電流との関係を示している。
【0073】図7において、A、Bは、図3に示した実
施の形態1における最適転写電流と画像比率との関係で
あり、C、Dは、図3に示した実施の形態1の場合より
体積抵抗率の高い転写材を用いた場合の画像比率と最適
転写電流との関係を示した一例である。図7に示すよう
に、転写材の体積抵抗率が大きくなることにより、転写
ニップ部での感光ドラムの長手方向において画像部・非
画像部ともに転写電流を流すために電気抵抗が上昇し、
非画像部への流れ込み電流が少なくなって、図3に示し
たA、Bの場合に比べて最適転写電流が低くなってい
る。
【0074】同様に転写材の厚み等、転写電流を流すた
めの電気抵抗によって画像比率違いの最適転写電流値は
大きく左右される。そこで、本実施の形態では、転写材
の転写電流方向の電気抵抗に応じて最適転写電流を決定
できるようにした。
【0075】転写材の抵抗は、画像形成装置内で測定し
ても良いし、ユーザーが操作部を介して直接入力しても
良い。前者の場合、例えばローラ対で転写材を挟み込ん
でこのローラ間に一定電流を流し、そのときの電圧をモ
ニターすることで転写材の電気抵抗を求めることができ
る。そこで、本実施の形態では、転写材の電気抵抗に対
応した図7に示すような画像比率と最適転写電流の関係
C、Dを、制御装置8内のメモリ(不図示)に格納して
おき、用いる転写材の電気抵抗情報に応じた画像比率と
最適転写電流の関係C、Dをメモリから読み出すことに
よって、転写材の電気抵抗に応じた最適転写電流を決定
する。
【0076】よって、本実施の形態では、例えば画像形
成部Pbにおいて、転写材の電気抵抗と、1色目のトナ
ー像と2色目のトナー像の各画像比率とに応じて決定さ
れた最適転写電流値となるように制御装置8から制御信
号を発生させ、該制御信号により転写高圧電源7bを制
御して、転写ブレード4bに最適転写電流を印加する。
なお、画像形成部Pc又はPdにおいても同様である。
【0077】このように本実施の形態では、転写材の電
気抵抗と、転写時でのトナー像とその前に転写されてい
るトナー像の各画像比率とに応じて最適転写電流を決定
することができるので、転写材の電気抵抗が変化した場
合でも転写不良を防止して良好な画像を得ることができ
る。
【0078】〈実施の形態3〉図8は、本実施の形態に
係る画像形成装置を示す概略構成図であり、本実施の形
態では、画像形成装置内又は周囲の温湿度環境を検知す
る温湿度センサ22を有している。他の構成は、図1に
示した実施の形態1の画像形成装置と同様の構成であ
り、本実施の形態では、画像形成装置の構成及び画像形
成動作などの説明は省略する。
【0079】本実施の形態では、画像形成装置内又は周
囲の温湿度環境に応じて、トナー像の画像比率に応じた
最適な転写電流を決定することができるようにした。
【0080】画像形成装置内又は周囲の温湿度環境によ
って、トナーの単位質量当たりの電荷量(以下、トリボ
と記す)は変化する。従って、転写時における最適転写
電流もトリボによって変化するため、画像形成装置内又
は周囲の温湿度環境の変化によって、図7に示した実施
の形態2の場合のように、画像比率に応じた最適転写電
流にも違いが出てくる。
【0081】そこで、本実施の形態では、温湿度センサ
22で画像形成装置内の温湿度を検知し、検知した温湿
度に対応した図7に示すような画像比率と最適転写電流
の関係C、Dを、制御装置8内のメモリ(不図示)に格
納しておき、転写時における画像形成装置内の温湿度情
報に応じた画像比率と最適転写電流の関係C、Dをメモ
リから読み出すことによって、転写時における画像形成
装置内の温湿度情報に応じた最適転写電流を決定する。
【0082】よって、本実施の形態では、例えば画像形
成部Pbにおいて、転写時における画像形成装置内の温
湿度と、1色目のトナー像と2色目のトナー像の各画像
比率とに応じて決定された最適転写電流値となるように
制御装置8から制御信号を発生させ、該制御信号により
転写高圧電源7bを制御して、転写ブレード4bに最適
転写電流を印加する。なお、画像形成部Pc又はPdに
おいても同様である。
【0083】このように本実施の形態では、画像形成装
置内又は周囲の温湿度と、転写時でのトナー像とその前
に転写されているトナー像の各画像比率に応じて最適転
写電流を決定することができるので、画像形成装置内又
は周囲の温湿度が変化した場合でも転写不良を防止して
良好な画像を得ることができる。
【0084】また、上述した各実施の形態は、異なる色
のトナー像を転写材上に重ね合わせて転写する画像形成
装置の場合であったが、異なる色のトナー像を中間転写
体上に重ね合わせて1次転写し、中間転写体上から転写
材に一括して2次転写する画像形成装置の、中間転写体
への1次転写においても上述した各実施の形態における
本発明を適用することができる。
【0085】また、上述した各実施の形態は、複数の感
光ドラムを備えたカラー画像形成装置の場合であった
が、単一の感光ドラムを用いたカラー画像形成装置、例
えば単一の感光ドラムに順次形成した異なる色のトナー
像を転写部にて転写ドラム上に重ね合わせて転写する画
像形成装置においても、上述した各実施の形態における
本発明を適用することができる。
【0086】〈実施の形態4〉図1に示した実施の形態
1では、複数の感光ドラム上に形成された各色のトナー
像を転写材上に重ね合わせて転写する構成の画像形成装
置に本発明を適用した例であったが、本実施の形態で
は、単数又は複数の感光ドラム上に形成された各色のト
ナー像を1次転写部で中間転写体上に重ね合わせ、2次
転写部にて一括して転写材上に転写する構成の画像形成
装置に本発明を適用したものである。
【0087】図9は、本実施の形態に係る画像形成装置
(本実施の形態では、中間転写体を有するカラー画像形
成可能なレーザプリンタ等の画像形成装置)を示す概略
構成図である。
【0088】この画像形成装置は、矢印a方向に回転自
在に支持された感光ドラム30の周囲に、イエロー
(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B
K)の4色のトナーがそれぞれ収納された4個の現像器
34a,34b,34c,34dを有する現像装置34
が配置されており、これらの現像器34a,34b,3
4c,34dのうち、感光ドラム30上の静電潜像の現
像に供されるものが、接離手段(不図示)によって感光
ドラム30に当接するように構成されている。
【0089】感光ドラム30は、1次転写部N1にて中
間転写体としての中間転写ベルト35に当接し、中間転
写ベルト35は、2次転写部N2にて転写材P及び2次
転写ローラ36に当接している。
【0090】そして、画像形成時には、感光ドラム30
は帯電器31によって一様に帯電され、露光装置(レー
ザ露光光学系)32から出射された走査光(レーザ光)
Lは反射ミラー33を介して感光ドラム30に照射さ
れ、各色成分像に対応した静電潜像が形成される。そし
て、各色成分像に対応した静電潜像は、各現像器34
a,34b,34c,34dによって各色のトナーが付
着されてトナー像としてそれぞれ現像されて、1次転写
部N1にて順次に中間転写ベルト35上に重ね合わされ
て1次転写され、カラーのトナー像が形成される。
【0091】そして、中間転写ベルト35上に1次転写
されたカラーのトナー像は、2次転写部N1にて2次転
写ローラ36と中間転写ベルト35とによって挟持搬送
される用紙などの転写材Pに一括して2次転写される。
【0092】上述の1次転写及び2次転写について更に
詳述する。
【0093】感光ドラム30が、例えば負極性のOPC
(有機光半導体)感光体である場合、走査光(レーザ
光)Lされた露光部を各現像器34a,34b,34
c,34dで現像する際には、負極性トナーが用いられ
る。従って、1次転写部N1にて中間転写ベルト35を
介して感光ドラム30に当接する1次転写ローラ41に
は、1次転写高圧電源42により正極性の1次転写バイ
アスが印加される。
【0094】中間転写ベルト35は、通常厚さ50〜2
00μm、抵抗値10Ω・cm〜1016Ω・cm程
度のPVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ナイロン、P
ET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネー
ト等の樹脂フィルム(必要に応じて抵抗調整がなされて
いる)を用いて無端状に形成されている。中間転写ベル
ト35は、駆動ローラ38、2次転写対向ローラ39、
テンションローラ40間に張架されており、駆動ローラ
38の駆動によって矢印b方向に回転(移動)される。
【0095】1次転写ローラ41としては、抵抗値が1
Ω・cm以下の低抵抗ローラを用いるのが一般的で
ある。このように、中間転写ベルト35として薄膜のフ
ィルムを用いることで、1次転写部N1において、数1
00〜数千pFの大きな静電容量を確保することができ
るため、安定した転写電流を得ることができる。
【0096】また、2次転写部N2での2次転写は、中
間転写ベルト35の内側に接地した低抵抗の2次転写対
向ローラ39を対向電極とし、2次転写高圧電源43か
ら2次転写ローラ36に正極性の2次転写バイアスを印
加して、この2次転写ローラ36を転写材Pの裏面側か
ら当接させることによって行われる。また、本実施の形
態では、2次転写ローラ36の環境変動による抵抗変化
等による抵抗変動に対応するために、上記の実施の形態
と同様に一定電流を印加する定電流方式を採用してい
る。
【0097】上記したように、2次転写ローラ36には
2次転写高圧電源43が接続されており、2次転写高圧
電源43から2次転写ローラ36への最適な2次転写電
流印加は、制御装置(CPU)44によって制御される
(詳細は後述する)。なお、制御装置44は、上述の画
像形成動作などを含め装置全体を制御する。
【0098】また、上述の1次転写が終了した感光ドラ
ム30は、表面に残った転写残トナーがドラムクリーニ
ング装置47によって除去されて回収され、更に、残留
電荷が露光器(不図示)によって除去されて、次の画像
形成に供される。一方、上述の2次転写が終了した中間
転写ベルト35は、ベルトクリーニング装置45によっ
て残留トナーが除去され、除電帯電器46によって除電
される。
【0099】次に、図10を参照して2次転写時におけ
る最適2次転写電流の設定について説明する。なお、本
実施の形態では、中間転写ベルト35上に4色のトナー
像が重畳転写される構成であるが、簡単のため2色(例
えばマゼンタとシアン)のトナーを用いた場合について
述べる。4色のトナーを用いた場合でも基本的な考え方
は変わらない。この場合の画像比率と最適2次転写電流
の関係は、例えば図10に示すE、Fのように変化す
る。
【0100】図10におけるEは、1色(単色)での画
像比率と最適2次転写電流の関係を示し、Fは2色相当
分のトナー量、即ち2色が完全に重なっているときと同
等の場合の、画像比率と最適2次転写電流との関係を示
している。単色の場合と比べて2色相当トナー量を転写
する際には、トナー自体の抵抗がトナー量に応じて増
し、非画像部へ転写電流が流れやすくなるため、定性的
にEよりもFの方が、最適2次転写電流が高くなる。
【0101】そして、1色(例えばマゼンタ)目の画像
比率をa(%)、2色(例えばシアン)目の画像比率を
b(%)、更に、1色目と2色目で画像が重なった部分
の画像比率をc(%)とすると、1色目と2色目の各画
像比率の和から重なり部分を引いた値(a+b−c)か
ら、1色時と2色時のそれぞれの最適2次転写電流値
E’、F’を先ず求める。更に、1色目と2色目の重な
り部分の特性を考慮するため、トナー像における単色
(マゼンタ)部分と重なり(マゼンタとシアン)部分と
の比(α/(α+β))を求め、その比に従って、以下
の式(2)から最適2次転写電流Iを決定することがで
きる。ただし、α=c/(a+b−c)であり、β=
(a+b−2c)/(a+b−c)である。
【0102】 I(μA)=E’+(F’−E’)×(α/(α+β))…(2) となる。
【0103】なお、画像比率の測定は、上述したように
上記の画像形成装置がレーザプリンタなどの場合には画
像情報が2値化されており、露光装置32を制御する制
御装置44のビットマップデータより求めることができ
る。即ち、あるサンプリング間隔(sec)毎に画像比
率を各色においてそれぞれ算出し、上記の式(2)に基
づいて最適2次転写電流Iになるように制御装置44か
ら制御信号を発生させ、該制御信号により2次転写高圧
電源43を制御して、2次転写ローラ36に最適転写電
流を印加する。なお、このときのサンプリング間隔は、
その値が小さい程より細かく転写電流を制御でき、より
最適な条件で画像形成を行うことができる。
【0104】このように本実施の形態では、中間転写体
(中間転写ベルト)を有する画像形成装置の2次転写時
において、多重転写された各トナー像の画像比率に基づ
いて、上記の式(2)から最適2次転写電流Iを決定し
て、得られた最適2次転写電流Iを2次転写高圧電源4
3から2次転写ローラ36に印加することにより、画像
比率に応じて最適2次転写電流Iを印加することができ
るので、転写不良を防止して良好な画像を得ることがで
きる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、異なるトナー像を重ね合わせて転写する場合でも、
最適な転写電流を印加することができ、転写不良を防止
して良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】転写ブレードを示す斜視図。
【図3】本発明の実施の形態1における画像比率と最適
転写電流の関係を示す図。
【図4】画像比率を説明するための図。
【図5】3層の場合の画像比率を説明するための図。
【図6】3層の場合の画像比率と最適転写電流の関係を
示す図。
【図7】本発明の実施の形態2における画像比率と最適
転写電流の関係を示す図。
【図8】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図9】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図10】本発明の実施の形態4における画像比率と最
適転写電流の関係を示す図。
【図11】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【図12】(a)は、1色目のトナー像の転写状態を説
明するための図、(b)は、既に転写されている1色目
のトナー像上に2色目のトナー像を転写した状態を説明
するための図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d、30 感光ドラム(像
担持体) 2a,2b,2c,2d 帯電ローラ 3a,3b,3c,3d、34 現像装置(画
像形成手段) 4a,4b,4c,4d 転写ブレード(接触転
写部材) 6a,6b,6c,6d、32 露光装置 7a,7b,7c,7d 転写高圧電源(転写電流
印加手段) 8、44 制御装置(制御手段) 9 転写材搬送ベルト(転写材搬送手段) 13 定着装置 22 温湿度センサ(温湿度検知手段) 31 帯電器 35 中間転写ベルト 36 2次転写ローラ 41 1次転写ローラ 43 2次転写高圧電源(転写電流印加手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA09 DA11 DA14 DA38 DB01 DC02 DE07 EA03 EB04 EC04 EC09 EC10 ED16 ED24 EE02 2H200 FA01 FA18 GA09 GA23 GA34 GA44 GA47 GB25 HA03 HB12 HB14 HB22 JA02 JA29 JA30 JB06 JB10 JB20 JB42 JC04 JC12 JC15 LB02 LB09 LB13 MA04 MA20 MB04 MB06 PA06 PB08 PB27 PB28 2H300 EB04 EB07 EB12 EC05 EF06 EF07 EF14 EF15 EF17 EG02 EH16 EJ09 EJ14 FF05 GG02 GG14 GG49 HH23 MM17 MM25 MM27 QQ03 QQ05 RR08 RR10 RR33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体に色の異なる複
    数の画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上の
    画像を転写媒体に転写する接触転写部材と、該接触転写
    部材に電流を印加する転写電流印加手段と、該転写電流
    印加手段が印加する電流量を制御する制御手段と、を有
    し、前記像担持体に形成される複数の画像を、前記転写
    媒体上に重ねて転写を行う画像形成装置において、 前記制御手段は、前記転写媒体上に既に転写されている
    画像の、転写媒体搬送方向に対する垂直方向における画
    像比率と、前記像担持体上の画像の、転写媒体搬送方向
    に対する垂直方向における画像比率と、画像が重なる領
    域の、転写媒体搬送方向に対する垂直方向における画像
    比率と、により、前記接触転写部材に印加する電流量を
    決定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写媒体の抵抗を検知する抵抗検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記抵抗検知手段により
    得られる抵抗値情報も加味して、前記接触転写部材に印
    加する電流量を決定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置内またはその周囲の温湿度
    を検知する温湿度検知手段を有し、前記制御手段は、前
    記温湿度検知手段により得られる温湿度情報も加味し
    て、前記接触転写部材に印加する電流量を決定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像が重なる領域の、転写媒体搬送
    方向に対する垂直方向における画像比率は、画像が重な
    った層の数ごとに算出される、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、所定時間ごとに前記各
    画像比率を算出して前記接触転写部材に印加する電流量
    を決定する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写媒体は中間転写体であり、該中
    間転写体に重ねて転写された画像は転写材に一括して転
    写される、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の像担持体と、該複数の像担持体に
    それぞれ色の異なる画像を形成する画像形成手段と、転
    写媒体を搬送する転写媒体搬送手段と、該転写媒体搬送
    手段における前記複数の像担持体とは反対側の面に接触
    して設けられた複数の接触転写部材と、該複数の接触転
    写部材に電流を印加する転写電流印加手段と、該転写電
    流印加手段が印加する電流量を制御する制御手段と、を
    有し、前記複数の像担持体に形成される各画像を、前記
    転写媒体搬送手段により搬送される転写媒体上に順次重
    ねて転写を行う画像形成装置において、 前記制御手段は、前記転写媒体上に既に転写されている
    画像の、転写媒体搬送方向に対する垂直方向における画
    像比率と、前記像担持体上の画像の、転写媒体搬送方向
    に対する垂直方向における画像比率と、画像が重なる領
    域の、転写媒体搬送方向に対する垂直方向における画像
    比率と、により、前記接触転写部材に印加する電流量を
    決定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写媒体の抵抗を検知する抵抗検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記抵抗検知手段により
    得られる抵抗値情報も加味して、前記接触転写部材に印
    加する電流量を決定する、 ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置内またはその周囲の温湿度
    を検知する温湿度検知手段を有し、前記制御手段は、前
    記温湿度検知手段により得られる温湿度情報も加味し
    て、前記接触転写部材に印加する電流量を決定する、 ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像が重なる領域の、転写媒体搬
    送方向に対する垂直方向における画像比率は、画像が重
    なった層の数ごとに算出される、 ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、所定時間ごとに前記
    各画像比率を算出して前記接触転写部材に印加する電流
    量を決定する、 ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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