JP2000122498A - 画像形成装置及びクリーニングブレード交換方法 - Google Patents

画像形成装置及びクリーニングブレード交換方法

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JP2000122498A
JP2000122498A JP10290590A JP29059098A JP2000122498A JP 2000122498 A JP2000122498 A JP 2000122498A JP 10290590 A JP10290590 A JP 10290590A JP 29059098 A JP29059098 A JP 29059098A JP 2000122498 A JP2000122498 A JP 2000122498A
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Shinichi Tsukamura
慎一 束村
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置が備えるクリーニングブレード
を交換する際に、交換に要する作業時間を短縮するこ
と。 【解決手段】 像担持体にトナーを付着させて現像を行
う現像手段と、前記像担持体に当接して前記像担持体か
らトナーを除去する交換可能なクリーニングブレード
と、前記クリーニングブレードの交換の要否を判定する
判定手段と、前記交換が必要と判定されると、前記像担
持体にトナーを付着させるように前記像担持体と前記現
像手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする画
像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、像担持体に付着
する残留トナーを、クリーニングブレードを用いて清掃
する画像形成装置及びクリーニングブレード交換方法に
関し、特に交換後の新規クリーニングブレードにトナー
を付着して像担持体との摩擦抵抗を減ずる画像形成装置
及びクリーニングブレード交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真を用いる複写機、レーザープリ
ンター等の画像形成装置では、像担持体の一種である感
光体ドラムの表面に形成されるトナー像が転写紙に完全
には転写されず未転写のトナーが残留する。連続して複
写作業を行うためには、この残留トナーをクリーニング
部材により除去する必要がある。クリーニング部材とし
ては、ポリウレタン等の弾性体より形成されるクリーニ
ングブレード(以下単にブレードともいう)が多く用い
られている。これはブレードのエッジを感光体ドラムに
当接して残留トナーを掻き落とす構成であるが、エッジ
損耗によるクリーニング不良を防止するために、定期的
に新規なブレードに交換する必要がある。
【0003】本出願人は、特開平6−95448号公報
にて、使用済みのブレードをブレード離隔位置で新規ブ
レードに交換するとき、像担持体を回転しながら現像ユ
ニットを作動して前記像担持体の全周面にトナーを付着
すると共に新規ブレードをブレード圧着位置に移動し、
前記像担持体に付着する前記トナーに前記新規ブレード
を摺動した後前記新規ブレードを前記ブレード離隔位置
に移動するブレード交換時動作回路を備える画像形成装
置を提案し、新規ブレードと清掃後の感光体ドラムとが
直接当接する際の大きな摩擦抵抗によりブレードがめく
れたり、ブレードのエッジが損傷したりする不具合の解
消と、交換作業の煩雑さの軽減をはかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−95448号公報に記載の画像形成装置は、ブレー
ドのめくれやエッジの損傷は解決し、交換作業の煩雑さ
は軽減したものの、クリーニングブレードの交換作業を
始めてから使用済みのブレードを隔離位置に移動した
り、トナーを像担持体に付着させる動作を実行するの
で、このための時間が交換時間を長引かせる原因になっ
てしまっている。
【0005】そこで、本発明は、画像形成装置が備える
クリーニングブレードを交換する際に像担持体にトナー
を付着させて、ブレードに発生する不具合を防止したう
えに、交換に要する作業時間を短縮することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、請求項
1に記載の画像形成装置によって解決できる。請求項1
に記載の画像形成装置は、像担持体にトナーを付着させ
て現像を行う現像手段と、前記像担持体に当接して前記
像担持体からトナーを除去する交換可能なクリーニング
ブレードと、前記クリーニングブレードの交換の要否を
判定する判定手段と、前記交換が必要と判定されると、
前記像担持体にトナーを付着させるように前記像担持体
と前記現像手段を制御する制御手段を備えることを特徴
とする。
【0007】請求項1に記載の画像形成装置によれば、
ブレードに発生する不具合を防止するためのトナーを、
クリーニング手段の交換が必要と判定されると付着をさ
せるので、いずれの時期にブレードの交換作業を行って
も像担持体にトナーが付着しているから、改めてトナー
の付着動作を実行する必要がなく、交換作業に必要な時
間を短縮することが可能となる。
【0008】又、本発明の課題は、請求項5に記載のク
リーニングブレード交換方法によって解決できる。請求
項5に記載のクリーニングブレード交換方法は、交換要
否判定手段により像担持体に付着したトナーを除去する
クリーニングブレードの交換の要否を判定し、前記交換
が必要と判定されたときに、前記判定に基づいて、前記
像担持体と前記像担持体にトナーを付着させるトナー付
着手段とを作動してトナーを付着させることを特徴とす
る。
【0009】請求項5に記載のクリーニングブレード交
換方法によれば、ブレードに発生する不具合を防止する
ためのトナーを、クリーニング手段の交換が必要と判定
されると付着をさせるので、いずれの時期にブレードの
交換作業を行っても像担持体にトナーが付着しているか
ら、改めてトナーの付着動作を実行する必要がなく、交
換作業に必要な時間を短縮することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明の画像形成装置の一
実施の形態を添付図面に基づき説明する。図1は画像形
成装置である複写機の概略構成図、図2は複写機の画像
形成部の概略構成図、図3はクリーニングユニットの正
面断面図、図4は図3のIV−IV断面を示す断面図、図5
は軸ホルダ及びブレード支持軸の作用を説明する説明
図、図6はブレード交換時のタイムチャート、図7はク
リーニングユニットの交換時のタイムチャートである。
なお以下の説明ではクリーニングブレードを単にブレー
ドということがある。
【0011】図1で、複写機101は本体内部に転写紙
105を蓄積していて、重送防止機構を備える給紙ロー
ラ106で画像形成動作に用いる転写紙105を一枚ず
つ給紙部109に搬入する。この給紙部109は画像形
成部1の直前に配置されるもので、ループローラ110
とレジストローラ111とを有している。
【0012】一方、画像形成部1では、感光体2が矢印
Aの向きに回転していて帯電用電極3により一様の電位
が付与され、スキャナー部112が原稿載置ガラス11
3上の原稿(不図示)に対応したデジタルデータを取得
して画像処理を施し、この画像処理を施したデジタルデ
ータに基づき走査露光部114が回転中の感光体2の周
面を照射し、原稿に対応した静電潜像を形成する。この
静電潜像に基づいて現像ユニット5が感光体2の周面に
トナーを付着させてトナー像を形成する。レジストロー
ラ111が感光体2の回転に同期して駆動されるので、
転写紙105は転写用電極7に送り込まれる。転写用電
極7に送り込まれた転写紙105には感光体2に形成さ
れたトナー像の転写がなされ、その後、転写紙105は
分離用電極8と分離爪9により感光体2から分離され、
搬送ユニット117が定着ユニット118に搬送する。
分離爪9に対して、感光体2の回転方向の下流側に配設
されたクリーニングユニット11が、転写後の感光体2
の表面を清掃し、再度帯電用電極3が次の画像形成動作
に備えて感光体2の周面を帯電させる。
【0013】定着ユニット118内では、転写紙105
が加熱・加圧されて、トナー像の定着が行われて、片面
コピーの場合は搬送ローラ119に挟持されて排紙トレ
イ123に送られる。又両面コピーの場合は、トナー像
を定着済みの転写紙105は搬送ローラ119により待
避搬送路121を経て、スタッカ120に送り込まれて
一時待避させられる。スタッカ120内に一時待避した
転写紙105は再度送り出され、水平搬送路122を介
して給紙部109に搬入され、再度トナー像を転写、定
着される。
【0014】次に画像形成部1の詳細を図2に基づき説
明する。この複写機101の画像形成部1には像担持体
を構成する感光体2の周辺に、帯電用電極3、現像ユニ
ット5、転写用電極7、分離用電極8、分離爪9、クリ
ーニングユニット11、そして帯電前露光部(PCL)
12を順番に配設してある。これらは複写機101に内
蔵される制御手段13に連結されている。制御手段13
はシーケンス制御を実施して、コピージョブとして一回
の画像形成動作、または一連の画像形成動作を行うし、
後述のブレードの交換を行う。
【0015】画像形成部1では、感光体2の表面に帯電
用電極3の作用により一様の+電荷を付与し、次いで画
像処理を施したデジタルデータに基づき走査露光部11
4が回転中の感光体2の周面を照射し、静電潜像を形成
する。現像ユニット5の内部ではトナーが攪拌され、ト
ナーは互いの摩擦により+電荷を帯びる。現像ユニット
5は感光体2の回転軸と平行な回転軸をもつスリーブ5
aを備え、スリーブ5aに現像バイアスが印加される
と、静電潜像は現像ユニット5内の+電荷を帯びたトナ
ーにより現像(反転現像)され、感光体2の周面にトナ
ー像が形成される。
【0016】感光体2の回転に同期して転写紙105が
送り込まれると、転写用電極7が転写紙105の裏面に
−電荷を付与し、感光体2の周面上のトナー像は転写紙
105に転写される。トナー像を転写された転写紙10
5は分離用電極8の放電により除電されて感光体2との
吸着力が減少し、やがて自重により自然剥離しながら分
離爪9に導かれて分離が完了し、定着ユニット118に
送り込まれる。
【0017】一方分離爪9を通過する感光体2には転写
されないトナーが残留しているが、残留トナーはクリー
ニングユニット11で掻き落とされ、帯電前露光部12
が清掃された感光体2を一様の光で露光してその残留電
位を消去・均一にし、次の帯電に備える。
【0018】エンコーダー2aは感光体2の回転に応じ
たパルス信号を発信し、制御手段13はこのパルス信号
に基づいて各部をシーケンス制御(後述)する。
【0019】次にクリーニングユニット11の構成を図
3及び図4に基づき詳細に説明する。クリーニングユニ
ット11は、ハウジング14とクリーニング手段15と
スポンジローラ16とトナー搬送手段17とを有し、ク
リーニング手段15に備えられるブレード18を感光体
2の周面に押圧・接触(以下圧着ともいう)させて残留
トナーを掻き落とし、これをスポンジローラ16に乗せ
てトナー搬送手段17のスクリュ17aに落とし込む。
スクリュ17aはトナーを図示しない経路を経て再度現
像ユニット5に送り出すか又は図示しない回収ボックス
に集めて廃棄する。
【0020】クリーニング手段15は、複数のブレード
18を固着するブレード支持軸19と、このブレード支
持軸19を所定方向に回転する支持軸回転手段20と、
ブレード支持軸19を感光体2に対して移動することで
ブレード18を感光体2と接触又は離隔する支持軸移動
手段21とを有している。
【0021】ブレード18は2枚の断面L型金具より構
成されるブレードホルダ18aにより挟持固定されてお
り、ブレードホルダ18aは支持ピン18bを用いてブ
レード支持軸19に固定されている。この実施の形態で
は2枚のブレード18がブレード支持軸19の対称な位
置に取り付けられている。
【0022】ブレード支持軸19は支持軸移動手段21
の一部を構成する軸ホルダ22の2枚のホルダ側板22
aに回転可能に支持されていて、ブレード支持軸19の
回転により二枚のブレード18がともに回動する。軸ホ
ルダ22は、ホルダ側板22aに連続するホルダ天板2
2bとホルダ背面板22cとを有し、ホルダ天板22b
からは両側部に2本の圧着解除軸23が突設する。この
圧着解除軸23はハウジング14の両側板14aに回動
可能に支持されている。又ホルダ背面板22cにはウエ
イト板24が係止されており、ウエイト板24は、軸ホ
ルダ22及びブレード支持軸19に圧着解除軸23を中
心とする回転モーメントを与え、ブレード18の先端部
を感光体2の表面に一定の圧力で圧着するように調整し
ている。なお、二枚のブレード18は、ブレード支持軸
19が回転した場合には、ブレード支持軸19の回転軸
を中心とする円周(一部を矢印C1で図4にて示し
た。)に沿って回動し、一方、支持軸移動手段21が回
転した場合には、圧着解除軸23の回転軸を中心とする
円周(一部を矢印C2で図4にて示した。)に沿って回
動する。
【0023】圧着解除軸23の一方の端部は側板14a
を挿通し、支持軸移動手段21の一部を構成するカム機
構25に接続している。このカム機構25は、圧着解除
軸23の端部に固着し従動子を構成するアーム26と、
このアーム26を上下動して圧着解除軸23を回動する
カム27と、軸27aを介してカム27に回転力を伝え
る従動ギヤ28と、アイドルギヤ29を介して従動ギヤ
28に連結する駆動ギヤ30と、この駆動ギヤ30に所
定方向の回転力を伝達する駆動モータ31とを有してい
る。駆動モータ31は複写機に内蔵される制御手段13
の制御を受けてこれら一連の支持軸移動手段21を駆動
しており、支持軸移動手段21及びブレード18をブレ
ード圧着位置、ブレード待機位置、ブレード交換位置の
3段階で選択的に移動している。なおブレード圧着位置
は、感光体2に付着するトナーを除去するための位置、
ブレード待機位置はブレード圧着位置よりも当接圧を軽
減して劣化を防止するための位置である。
【0024】次にブレード支持軸19を所定方向に回転
してブレード18を交換する支持軸回転手段20の構成
について説明する。軸ホルダ22のホルダ側板22aか
らハウジング14の側板14a内面に向かって突出する
ブレード支持軸19の一端部にはブレード交換バネ33
が巻着し、その先端部にはブレード支持軸19の回転を
制御するラチェット34を固設する。ラチェット34に
はブレード18の数と同数の切欠部32が形成されてお
り、この実施の形態では2枚のブレード18に対応する
2箇所の切欠部32が設けられる。ホルダ側板22aに
は、切欠部32に嵌合するラチェット爪35が付設され
る。このラチェット34及びラチェット爪35の存在に
より、支持軸移動手段21がブレード交換位置にあると
きにのみブレード支持軸19を回転させることが可能に
なる。
【0025】なお、支持軸回転手段20を構成するブレ
ード交換バネ33は、2枚のブレード18を固着するブ
レード支持軸19を回動し得る弾性が必要であるが、そ
の弾性力は外力によりチャージされる。例えばこの実施
の形態のように、ブレード支持軸19の一端部にワイヤ
36等を巻き付け、このワイヤ36を引き出すことでチ
ャージを行う。
【0026】制御手段13に内蔵されるブレード交換時
動作回路13aは、支持軸移動手段21がブレード交換
位置に到達するときに、ドラム駆動モータ40、帯電用
電極3、現像ユニット5、クリーニングユニット11、
そして帯電前露光部(PCL)12の各部材を後述する
ようにそれぞれブレード交換用に作動させる。
【0027】制御手段13に内蔵されるブレード交換要
否判定回路13bは、感光体2の回転軸に取り付けたエ
ンコーダー2aのパルス信号を検出して、複写機101
が実行した画像形成動作の回数を導き、導いた画像形成
動作の回数をカウント値として記憶する。又、ブレード
18は画像形成動作の回数が増えるに従って劣化するの
で、ブレード交換要否判定回路13bは、使用中のブレ
ード18を新規ブレード18へと交換するまでに可能な
画像形成動作の回数を耐用値として記憶していて、カウ
ント値が耐用値を越えるとブレード18の交換を必要と
判定する。ブレード交換要否判定回路13bはブレード
18の交換が行われるまで、交換が必要であることを示
す判定信号を出力し、交換が行われるとカウント値をイ
ンクリメントして、新規ブレード18の交換の要否の判
定を再開する。
【0028】制御手段13は主制御回路13cを内蔵し
ている。ユーザーは指示入力部(不図示)から、転写紙
105のサイズ、複写枚数、両面複写の有無、後処理
(紙の仕分け)、拡大/縮小の有無などを入力して、複
写機101で実行すべきコピージョブを指示するので、
主制御回路13cは入力に従って、一連の画像形成動作
からなるコピージョブを実行するように複写機101を
作動させる。又、ブレード交換要否判定回路13bが交
換要を示す判定信号を出力している場合、主制御回路1
3cは、毎回のコピージョブの終了時にブレード交換時
動作回路13aにより、各部材をトナー付着用に作動さ
せる。
【0029】次にブレードの交換について図5に基づき
説明する。図5はカム機構25に連動して回動する軸ホ
ルダ22及びブレード支持軸19の作用を説明する説明
図である。
【0030】一連のコピージョブの実行中の場合や、待
機状態からコピージョブを開始した場合には、ブレード
18はブレード圧着位置とブレード軽圧着位置のいずれ
かに位置(図4参照)するが、ブレード18の交換を実
行する際には、カム27の回転によりアーム26を矢印
C2の向きに大きく押し上げ、ブレード交換位置へと移
動する。このブレード交換位置ではラチェット34がは
ずれてブレード交換バネ33が作動し、交換が必要なブ
レード18uから新規ブレード18nに交換する。
【0031】次に、コピー終了時にトナーを付着させる
動作を図6に示すタイムチャートに基づき説明する。ブ
レード交換要否判定回路13b(図3参照)がブレード
18の交換を必要と判定した状態で、コピージョブが終
了すると、主制御回路13cはトナー付着信号をONに
する。トナー付着信号と同時に、回転停止信号がONに
なり、ドラム駆動モータ40による駆動の供給が停止す
るので、感光体2の駆動がOFFとなり、感光体2は惰
性による回転(以下、空転とも呼ぶ)を始めて、徐々に
減速して静止する。画像形成動作中にONであった帯電
前露光部(PCL)12は、トナー付着信号の出力によ
ってもONを維持して残留電位を消去・均一にする。
【0032】又、現像バイアスと現像ユニット5の駆動
は画像形成動作中はONであり、トナー付着信号の出力
後もONの状態を維持する。空転する感光体2は、帯電
前露光部(PCL)12が残留電位を消去・均一にした
後に、帯電用電極3による+電荷が付与されていない。
しかしながら、現像ユニット5の内部での攪拌によりト
ナーは+電荷を帯びているから、スリーブ5aに現像バ
イアスが印加されれば、感光体2に+電荷が付与されて
いなくとも感光体2の表面にトナーが付着する。感光体
2の空転中に現像バイアスを印加すれば、感光体2の表
面のスリーブの近傍を通過した部位にはトナーが付着す
る。従って、スリーブ5aの幅で、感光体2の表面上の
回転方向に対して帯電用電極3より下流でブレード18
より上流の範囲にトナーが付着し、空転によりブレード
18の位置まで到達した部位では付着したトナーが掻き
落とされる。
【0033】エンコーダー2aにより感光体2が静止し
たことを検出すると、ブレード交換信号がONとなり、
支持軸移動手段21が軸ホルダ22をブレード圧着位置
からブレード交換位置に移行し、引き続き、支持軸回転
手段20をONにしブレード支持軸19を回転させて新
規ブレード18に交換する。続いて支持軸移動手段21
は軸ホルダ22をブレード圧着位置に移行し新規ブレー
ド18を感光体2に圧着する。この状態で感光体2を再
度駆動し、新規ブレード18にトナーを転移させる。感
光体2を1回転以上回転した後、支持軸移動手段21を
クリーニング待機位置に戻し、ブレード交換時動作を終
了する。
【0034】複写機101は、ブレード18を2枚備え
た例であるから、一回目に到来した交換時期には、ブレ
ード18を自動的に交換する。しかし、二回目に到来し
た交換時期には、サービスマンが複写機101からクリ
ーニングユニット11を一旦取り出し、新規のブレード
18を遊びをもたせて取り付けたうえで、再度クリーニ
ングユニット11を複写機101に取り付ける。
【0035】クリーニングユニット11は突起部(不図
示)を備え、複写機101内部の所定位置に設けられた
孔部により、一旦取り外しても再度正確な位置に固定さ
れる。2回目の交換時期に至り、ブレード交換要否判定
回路13bが交換要と判定すると、図6の説明と同様に
トナーの付着を行っているので、新たなクリーニングユ
ニット11を取り付けるときには、既に感光体2の周面
にはトナーが付着しており、感光体2に付着したトナー
がブレード18の潤滑剤として機能し、新規に交換した
ブレード18のめくれや、エッジの損傷等の不具合が発
生しない。又、ブレード交換要否判定回路13bの判定
により、ブレード18の交換が必要となった時期には、
コピージョブの終了時の空転を利用して、感光体2にト
ナーを付着させてあるので、実際に交換作業を行うとき
にはトナー付着動作が不要となり、交換作業に必要な時
間を短縮することができる。
【0036】次に、画像形成動作の待機中に感光体2へ
トナーを付着する例について、図7に示すタイムチャー
トに基づき説明する。
【0037】図7で、ブレード交換要否判定回路13b
(図3参照)がブレード18の交換を必要と判定した状
態で、感光体2を含む複写機101の各部の動作が停止
して、ユーザーによる次のコピージョブの入力を待機し
た状態(待機中)になると、主制御回路13cはトナー
付着信号を出力する。トナー付着信号の出力に応じて、
ドラム駆動モータ40により駆動が供給されて感光体2
が回転を開始し、帯電前露光部(PCL)12をONに
し残留電位を消去・均一にするとともに、現像バイアス
と現像ユニット5の駆動はともにONとなる。一方、帯
電用電極3はOFFのままである。
【0038】駆動されて回転する感光体2は、帯電前露
光部(PCL)12が残留電位を消去均一にした後に、
帯電用電極3による+電荷が付与されていない。しかし
ながら、現像ユニット5の内部での攪拌により、トナー
は+電荷を帯びているから、スリーブ5aに現像バイア
スが印加されれば、感光体2に+電荷が付与されていな
くとも感光体2の表面にトナーが付着する。駆動された
感光体2の回転中に現像バイアスを印加すれば、感光体
2の表面のうちでスリーブの近傍を通過した部位にはト
ナーが付着する。従って、スリーブ5aの幅で、感光体
2の表面上の回転方向に対して帯電用電極3より下流で
ブレード18より上流の範囲にトナーが付着し、回転に
よりブレード18の位置まで到達した部位では付着した
トナーが掻き落とされる。主制御回路13cはエンコー
ダーのパルス信号に基づいて付着したトナーが掻き落と
されはじめる時点を判断し、この時点で回転停止信号を
出力して、ドラム駆動モータ40による駆動の供給が停
止しするので感光体2の駆動がOFFとなり、静止す
る。
【0039】感光体2が静止すると、ブレード交換信号
が出力されて、支持軸移動手段21が軸ホルダ22をブ
レード圧着位置からブレード交換位置に移行し、引き続
き、支持軸回転手段20をONにしてブレード支持軸1
9を回転させて新規ブレード18に交換する。続いて支
持軸移動手段21は軸ホルダ22をブレード圧着位置に
移行し新規ブレード18を感光体2に圧着する。この状
態で感光体2を再度駆動し、新規ブレード18にトナー
を転移させる。感光体2を1回転以上回転した後、支持
軸移動手段21をクリーニング待機位置に戻し、ブレー
ド交換時動作を終了する。
【0040】図7の例も、図1から図6で説明した複写
機101と同様にブレード18を2枚備えた例であるか
ら、一回目に到来した交換時期には、ブレード18を自
動的に交換する。しかし、二回目に到来した交換時期に
は、サービスマンが複写機101からクリーニングユニ
ット11を一旦取り出し、新規のブレード18を遊びを
もたせて取り付けたうえで、再度クリーニングユニット
11を複写機101に取り付ける。
【0041】クリーニングユニット11は突起部(不図
示)を備え、複写機101内部の所定位置に設けられた
孔部により、一旦取り外しても再度正確な位置に固定さ
れる。2回目の交換時期に至り、ブレード交換要否判定
回路13bが交換要と判定すると、図6の説明と同様に
トナーの付着を行っているので、新たなクリーニングユ
ニット11を取り付けるときには、既に感光体2の周面
にはトナーが付着しており、感光体2に付着したトナー
がブレード18の潤滑剤として機能し、新規に交換した
ブレード18のめくれや、エッジの損傷等の不具合が発
生しない。又、ブレード交換要否判定回路13bの判定
により、ブレード18の交換が必要となった時期には、
待機中の制御負荷の低い時期に感光体2を駆動してトナ
ーを付着させてあるので、実際に交換作業を行うときに
はトナー付着動作が不要となり、交換作業に必要な時間
を短縮することができる。
【0042】以上の実施の形態では、自動的にブレード
18を交換する例と、手動でクリーニングユニット11
と共にブレード18を交換する例とを説明したが、本発
明は、クリーニングユニット11が3枚以上のブレード
18を備えているものや、断面L型金具に1枚のブレー
ド18を固着し、この断面L型金具をネジ等で固定し
て、ネジをはずして交換作業を行う画像形成装置にも適
用できる。
【0043】又、デジタル複写機に限らず、デジタル複
写機、レーザープリンター、デジタルファクシミリ装置
にも適用できるし、カラー画像を出力する画像形成装置
にも適用できる。
【0044】以上の実施の形態では、感光体2に静電潜
像を形成せずに現像バイアスを印加してトナーを付着す
る例を説明したので、感光体2の表面の当該部位に均一
にトナーが付着し、スリーブ5aの幅に対応してトナー
が付着する例となっているが、本発明では、潜像を形成
してこれにトナー像を形成することでトナーを付着させ
てもよく、この場合は、ブレードの接触する部位に確実
にトナーが付着するようにすれば、トナー像は任意の幅
でよい。
【0045】又、ブレード18を交換する機構は、新規
のブレード18を感光体2周面の適正な位置に圧着でき
る機構であれば、ブレード支持軸19を回転するものに
限らない。
【0046】
【発明の効果】本発明の画像形成装置及びクリーニング
ブレード交換方法によれば、クリーニングブレードを交
換する際に、交換作業に必要な時間を短縮することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成図である。
【図2】画像形成部の概略構成図である。
【図3】クリーニングユニットの正面断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面を示す断面図である。
【図5】軸ホルダ22及びブレード支持軸19の作用を
説明する説明図である。
【図6】ブレード交換時のタイムチャートである。
【図7】クリーニングユニットの交換時のタイムチャー
トである。
【符号の説明】
2 感光体 3 帯電用電極 5 現像ユニット 7 転写用電極 11 クリーニングユニット 13 制御手段 13a ブレード交換時動作回路 13b ブレード交換要否判定回路 13c 主制御回路 18 ブレード 19 ブレード支持軸 20 支持軸回転手段 21 支持軸移動手段 40 ドラム駆動モータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体にトナーを付着させて現像を行
    う現像手段と、前記像担持体に当接して前記像担持体か
    らトナーを除去する交換可能なクリーニングブレード
    と、前記クリーニングブレードの交換の要否を判定する
    判定手段と、前記交換が必要と判定されると、前記像担
    持体にトナーを付着させるように前記像担持体と前記現
    像手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置は前記像担持体を現像
    電位に帯電させる帯電手段と、前記像担持体を駆動する
    駆動手段とを備え、前記制御手段は、前記帯電手段によ
    る前記帯電を停止した状態で前記像担持体を駆動しなが
    ら、前記現像手段により現像バイアスを印加して前記像
    担持体に前記トナーを前記付着させることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記駆動手段に対して
    回転停止信号が発行されて前記像担持体が惰性で回転中
    に前記トナーを前記付着させるように制御することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転停止信号が発行されたときに前
    記現像手段の位置に対向していた前記像担持体の表面の
    部位は、前記像担持体が惰性で回転中に前記クリーニン
    グブレードの位置に到達することを特徴とする請求項3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 交換要否判定手段により像担持体に付着
    したトナーを除去するクリーニングブレードの交換の要
    否を判定し、前記交換が必要と判定されたときに、前記
    判定に基づいて、前記像担持体と前記像担持体にトナー
    を付着させるトナー付着手段とを作動してトナーを付着
    させることを特徴とするクリーニングブレード交換方
    法。
  6. 【請求項6】 前記クリーニングブレード交換方法は、
    前記像担持体にトナーを付着させるための電荷の付与を
    行う帯電を停止した状態で前記像担持体を駆動しなが
    ら、現像バイアスを印加して前記像担持体に前記トナー
    を前記付着させることを特徴とする請求項5に記載のク
    リーニングブレード交換方法。
  7. 【請求項7】 前記駆動が停止して前記像担持体が惰性
    で回転中に前記トナーを前記付着させることを特徴とす
    る請求項5又は6に記載のクリーニングブレード交換方
    法。
  8. 【請求項8】 前記像担持体の表面の前記現像が行われ
    る部位は、前記像担持体の前記惰性で回転中に前記クリ
    ーニングブレードの位置に到達することを特徴とする請
    求項7に記載のクリーニングブレード交換方法。
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