JP2008096978A - クリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ドラムのジッタによる画像ジッタの発生や騒音の発生を抑制する。
【解決手段】感光体ドラム14の表面に接触可能であり、第1の軸60Aと一体的に回転するクリーニングローラ60と、クリーニングローラ60を感光体ドラム14の表面に押圧するための圧縮コイルばね74と、第2の軸62Aと一体的に回転し、感光体ドラム14の表面から離脱したトナーの回収が可能なスパイラルローラ62と、感光体ドラム14の駆動力を第1の軸60A及び第2の軸62Aに伝達可能な駆動力伝達機構と、第2の軸62Aに回動可能に連結されるとともに、第1の軸60Aに回動可能に連結された一対のアーム部材70と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、静電複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に適用されるクリーニング装置であって、特にa−Si系(アモルファスシリコン系)感光体ドラムを備えた画像形成装置に適用されるクリーニング装置に関するものである。
例えばプリンタ等の画像形成装置においては、a−Si系感光体ドラムを使用したものが実用化されている。感光体としてのa−Siは、比較的硬く、寿命が長いという特徴を有しているが、長期間の使用により電荷がリークし易くなるという欠点がある。このため、a−Si系感光体ドラムを使用したものでは、トナー像に乱れを生ずる虞がある。このようなトナー像の乱れを防止するため、クリーニング装置にクリーニングローラを配設したものがある。このものでは、クリーニングローラを感光体ドラムの表面に常時圧接させることにより、感光体ドラムの表面を研磨している。クリーニングローラは発泡合成ゴムによって形成されている。このようなクリーニングローラを配設したクリーニング装置は、例えば特許文献1に開示されている。
この特許文献に開示されたクリーニング装置は、支軸と、この支軸回りに回動可能な一対のアーム部材と、アーム部材の一端部に連結されたクリーニングローラと、クリーニングローラによってa−Si系感光体ドラムの表面に荷重をかけるためのばね部材と、感光体ドラムと一体的に回転する第1の歯車と、クリーニングローラと一体的に回転する歯車であって第1の歯車に噛み合わされた第2の歯車と、を備えている。
特開2000−112309号公報
一方、クリーニング装置として、トナーを回収するためのスパイラルローラが設けられたものもある。このクリーニング装置において、スパイラルローラの歯車とクリーニングローラの歯車とを噛み合わせることにより、クリーニングローラの歯車によってスパイラルローラを駆動させるようにすれば、レイアウト上、有利となる。
しかしながら、このような構成を採用すると、感光体ドラムのジッタによる画像ジッタが発生したり、騒音が発生する虞がある。すなわち、クリーニングローラの歯車によってスパイラルローラを駆動させる構成では、クリーニングローラの駆動力が変動することがあり、それにより、感光体ドラムのジッタが発生し、画像ジッタや騒音が発生するという問題が生ずる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、感光体ドラムのジッタによる画像ジッタの発生や騒音の発生を抑制することを可能にするクリーニング装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、感光体ドラムの表面の残留トナーを取り除くためのクリーニング装置であって、第1の軸と、感光体ドラムの表面に接触可能であり、前記第1の軸と一体的に回転するクリーニングローラと、前記クリーニングローラを前記感光体ドラムの表面に押圧するための付勢部材と、第2の軸と、前記第2の軸と一体的に回転し、前記感光体ドラムの表面から離脱したトナーの回収が可能なスパイラルローラと、前記感光体ドラムの駆動力を前記第1の軸及び前記第2の軸に伝達可能な駆動力伝達機構と、前記第2の軸に回動可能に連結されるとともに、前記第1の軸に回動可能に連結された一対のアーム部材と、を備えているクリーニング装置である。
本発明では、第1の軸と第2の軸とがアーム部材によって互いに連結されている。このため、駆動力伝達機構によって第1の軸と第2の軸との間で駆動力の伝達がなされるときでも、第1の軸と第2の軸との間の距離は一定の距離に維持される。したがって、感光体ドラムを駆動する力の変動を抑制することができる。しかも、クリーニングローラの経時的変化によって第1の軸が変位することがあったとしても、第1の軸と第2の軸とがアーム部材によって連結されていて両軸間距離が一定となっているため、クリーニングローラの経時変化による駆動力の変動の影響を抑制することができる。このため、第1の軸と第2の軸との間で伝達される駆動力を安定させることができる。この結果、感光体ドラムのジッタによる画像ジッタの発生や騒音の発生を抑制することができる。
ここで、前記感光体ドラムは、回転軸と、この回転軸に設けられた駆動ギヤとを含み、前記駆動力伝達機構は、前記第1の軸に設けられ且つ前記駆動ギヤに噛み合わされる第1の従動ギヤと、前記第2の軸に設けられ且つ前記第1の従動ギヤに噛み合わされる第2の従動ギヤと、を含むのが好ましい。
この態様では、アーム部材によって第1の従動ギヤと第2の従動ギヤとの軸心間距離が一定の距離に維持される。このため、第1の従動ギヤと第2の従動ギヤとの噛み合い状態の変動を抑制でき、第1の従動ギヤと第2の従動ギヤとの間で伝達される駆動力を安定させることができる。この結果、第1の従動ギヤを駆動する駆動ギヤの負荷が安定するため、感光体ドラムを回転させる駆動力を安定させることができる。しかも、付勢部材によるクリーニングローラの押圧力の変動によって第1の従動ギヤの変位が生じた場合でも、第1の従動ギヤと第2の従動ギヤとの軸心間距離が一定の距離に維持されるため、押圧力の変動が生じた場合においても感光体ドラムを回転させる駆動力を安定させることができる。したがって、感光体ドラムのジッタによる画像ジッタの発生や騒音の発生を抑制することができる。
この態様において、前記感光体ドラムを軸方向に見て、前記第1の軸の軸心と前記第2の軸の軸心とを結ぶ直線は、前記駆動ギヤと前記第1の従動ギヤとのピッチ点における力の作用線に平行又はほぼ平行であるのが好ましい。
この態様では、駆動ギヤから第1の従動ギヤに作用する力の方向、すなわちピッチ点における力の作用線の方向に第1の軸と第2の軸とが並ぶ。このため、第1の従動ギヤに作用する力を第2の軸で受けることができる。したがって、例えばクリーニングローラの経時的変化等に起因して感光体ドラムの駆動トルクが増大した場合でも、その増大の影響を低減することができ、クリーニングローラによる感光ドラムへの圧接力の変動を抑制することができる。この結果、クリーニングローラの圧接力を必要最小限の大きさに設定することが可能となり、感光体ドラムのジッタによる画像ジッタの発生、騒音の発生を抑制することが可能となる。
また、前記一対のアーム部材が、その一方が前記第1の軸及び前記第2の軸の一端部に配置されるとともに、他方が前記第1の軸及び前記第2の軸の他端部に配置され、前記クリーニングローラは、前記一対のアーム部材の間に配置されているのが好ましい。
この態様では、第1の軸及び第2の軸はその両端部でそれぞれアーム部材によって連結されているので、第1の軸と第2の軸との平行度を維持し易くすることができる。
本発明は、トナー像が形成される感光体ドラムと、前記クリーニング装置と、を備えている画像形成装置である。
以上説明したように、本発明によれば、感光体ドラムのジッタによる画像ジッタの発生や騒音の発生を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態によるクリーニング装置の説明をする前に、図6を参照して、まずこのクリーニング装置を備えた画像形成装置としてのタンデム型カラープリンタ(以下、単に「プリンタ」と称する)2の全体構成について説明する。
プリンタ2は、ほぼ直方体の画像形成装置本体であるプリンタ本体4を備えている。プリンタ本体4内には、マゼンタ用プロセスユニット6M、シアン用プロセスユニット8C、イエロー用プロセスユニット10Y、及びブラック用プロセスユニット12BKが配設されている。これらのプロセスユニット6M,8C,10Y,12BKは、上流側からこの順に配列されている。これらのプロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKは、それぞれ、感光体ドラム14、帯電器16、現像装置18、一次転写ローラ20、クリーニング装置22などの作像エレメントを備えている。感光体ドラム14には、a−Si系の感光体が使用されている。なお図6においては、図示の簡略化のため、上記作像エレメントの符号は、マゼンタ用プロセスユニット6Mにおいてのみ付してある。これらのプロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKは、ほぼ水平方向に、実施形態においては図6において右から左に向かってほぼ直線状に前記順序で並列されている。
プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKの下方には、レーザスキャニングユニットLSUが配設されている。レーザスキャニングユニットLSUは、画像情報に対応して、プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKの感光体ドラム14の表面に、それぞれレーザ光を走査しながら照射する。
プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKの上側には、中間転写ベルト機構24が配設されている。中間転写ベルト機構24は、駆動ローラ26と、従動ローラ28と、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト30とを備えている。中間転写ベルト30は、駆動ローラ26及び従動ローラ28の間を、図6において左右方向にほぼ水平に延在している。
中間転写ベルト30の上方には、プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKに対応して、それぞれトナー補給容器18M、18C、18Y及び18BKが装着されている。これらのトナー補給容器18M、18C、18Y及び18BKは、それぞれ対応する現像装置18に、図示しない搬送路及び搬送手段を介して、対応する色のトナーを補給するためのものである。
プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKにおいて、一次転写ローラ20は、中間転写ベルト30の下側走行領域を介して上方から感光体ドラム14に圧接している。
図6における駆動ローラ26の左側には二次転写ローラ34が配置されている。二次転写ローラ34は、中間転写ベルト30を介して左方から駆動ローラ26に圧接されている。駆動ローラ26は図6において時計方向に回転駆動するので、中間転写ベルト30、一次転写ローラ20及び従動ローラ28も時計方向に回転する。
図6における中間転写ベルト機構24の左方には、記録媒体である用紙PAを搬送する搬送路36が配設されている。搬送路36は、図6においてプリンタ本体4の左側面の内側に沿って、ほぼ鉛直に延在するよう配設されている。中間転写ベルト機構24の駆動ローラ26と二次転写ローラ34とのニップ部は搬送路36の途中に配置されている。
プリンタ本体4の下端部には給紙カセット38が配設されている。搬送路36の上流端領域は給紙カセット38に接続されている。搬送路36において、駆動ローラ26と二次転写ローラ34とのニップ部よりも上流側には、分離ローラ対40及びレジストローラ対42が配設されている。分離ローラ対40及びレジストローラ対42は、搬送路36に沿ってその上流から下流に向ってこの順に配設されている。
給紙カセット38内には、底板46、圧縮コイルばね(不図示)等が配設されている。底板46は、一端が軸44まわりに回動自在に支持された用紙載置板である。圧縮コイルばねは、底板46の他端を上方に押し上げるために使用される。底板46上に積層状態で収容された用紙PAの先端部における上面は、プリンタ本体4内に配設されたピックアップローラ48に圧接される。
搬送路36において、駆動ローラ26と二次転写ローラ34とのニップ部よりも下流側には、定着装置50が配設されている。定着装置50は、熱ローラ50Aと圧ローラ50Bとを備えている。
プリンタ本体4の上面には排紙トレイ52が形成されている。排紙トレイ52は、図6において左端がプリンタ本体4の上面からほぼ鉛直下方に延び、該左端の下端から図6における右上方に向かってプリンタ本体4の上面まで延びている。排紙トレイ52の左端には、用紙PAの排出口54が形成されている。搬送路36は、上端領域においてほぼ水平な方向にカーブして排紙トレイ52の排出口54に指向するよう配設されている。搬送路36において、排出口54の直上流側には排出ローラ対56が配設されている。
上記の如く構成されたプリンタ2におけるプリント動作について、以下、図6を参照して簡単に説明する。プリントが行われるに際しては、プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKにおいて、それぞれ帯電器16により一様に帯電された感光体ドラム14の表面がレーザスキャニングユニットLSUにより露光されることにより静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置18により現像されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写ローラ20によって中間転写ベルト30に転写される。このとき、上流側のプロセスユニット6Mによって形成されたトナー像から順次重ね合わされて転写ベルト30に転写される。そして、中間転写ベルト30に転写されたカラートナー像は、駆動ローラ26と二次転写ローラ34とのニップ部を通過する用紙PAに転写される。この用紙PAに転写されたトナー像は、定着装置50を通過する間に該用紙PAに熱定着される。このトナー像が定着された用紙PAは、排出ローラ対56によって排紙トレイ52にフェイスダウンの状態で排出される。
次に、プリンタ2に備えられたクリーニング装置22について説明する。なお、プロセスユニット6M、8C、10Y及び12BKにおけるクリーニング装置22は、それぞれ実質的に同じ構成を有しているので、以下、それらを代表して、プロセスユニット6Mのクリーニング装置22について説明する。
図1から図3に示すように、クリーニング装置22は、クリーニングハウジング59と、クリーニングローラ60と、スパイラルローラ62と、クリーニングブレード64とを備えている。クリーニングハウジング59は、感光体ドラム14の軸方向に間隔をおいて配置された2つの側壁を含む。
両側壁間には板金製のフレーム66が配設されている。フレーム66は、上下方向に延在する本体66Aと、本体66Aの下端からほぼ水平方向に延び出すフランジ部66Bとを備え、L字形の断面を有している。クリーニングブレード64の下端部は、フレーム66の本体66Aの上端部に固着されている。クリーニングブレード64の上端部は感光体ドラム14の表面に圧接されている。クリーニングブレード64の上端部と感光体ドラム14の表面とが接触する位置は、感光体ドラム14の軸14Aの軸心を通る仮想水平面(不図示)よりも下方位置である。
スパイラルローラ62は、感光体ドラム14と平行な方向に延びる第2の軸としての軸62Aと、この軸62Aの外周面にスパイラル状に延在する螺旋羽根62Bと、軸62Aから半径方向外側に突出した撹拌羽根62Cとを備えている。軸62Aの両端部は、クリーニングハウジング59の側壁にそれぞれ回転自在に支持されている。螺旋羽根62Bは、軸62Aに一体的に設けられている。撹拌羽根62Cは、軸62Aの周方向の同じ角度位置における螺旋羽根62B間を軸方向に延びるように配設されている。
クリーニングローラ60は、感光体ドラム14と平行な方向に延びる第1の軸としての軸60Aと、この軸60Aに外嵌されたローラ部材60Bとを備えている。ローラ部材60Bは、発泡合成ゴムによって構成されている。
スパイラルローラ62の軸62Aの両端部には、それぞれアーム部材70が設けられている。アーム部材70は、図4に示すように、スパイラルローラ62に連結可能な構成の基側部70aと、クリーニングローラ60に連結可能な構成の先側部70bと、基側部70a及び先側部70bを互いに接続する接続部70cと、を一体的に有する。基側部70aは、円環状に形成されており、この基側部70aは、スパイラルローラ62の軸62Aに嵌められた軸受72に外嵌されている。スパイラルローラ62の軸62Aはクリーニングハウジング59に支持されているため、アーム部材70は基側部70aを基端として揺動可能となっている。言い換えると、軸62Aの両端部は軸受72を介して回転自在にアーム部材70に支持されている。
先側部70bは、基側部70aよりも小径の円環状に形成されており、この先側部70bは、クリーニングローラ60の軸60Aに外嵌されている。言い換えると、クリーニングローラ60の軸60Aは、その両端部においてアーム部材70の先側部70bに回転自在に支持されている。
接続部70cは基側部70aの中心と先側部70bの中心とを結ぶ方向に延びている。言い換えると、接続部70cはクリーニングローラ60の軸60Aとスパイラルローラ62の軸62Aとを結ぶ方向に延びている。クリーニングローラ60とスパイラルローラ62とがアーム部材70によって互いに連結されているので、両ローラ60,62間の距離は一定の距離に維持される。
クリーニングローラ60のローラ部材60Bは、感光体ドラム14の表面に押し付けられている。このローラ部材60Bの押圧は、付勢部材としての圧縮コイルばね74のばね力による。すなわち、クリーニング装置22には、一対の圧縮コイルばね74が設けられており、この各圧縮コイルばね74は、アーム部材70の先側部70bとクリーニングハウジング59との間に配設されており、アーム部材70の先側部70bを付勢している。これによりローラ部材60Bが感光体ドラム14に押し付けられている。アーム部材70の先側部70bには、圧縮コイルばね74を取り付けるための取り付け部71が設けられている。この取り付け部71は、先側部70bの中心を通る直線に沿って延びている。
本実施形態では、クリーニングローラ60のローラ部材60Bが圧接される感光体ドラム14の表面は、ほぼ、感光体ドラム14の軸14Aの軸心を通る仮想水平面(不図示)上の位置である。なお、クリーニングローラ60の軸60Aと、スパイラルローラ62の軸62Aとは、感光体ドラム14の回転軸である軸14Aと実質的に平行である。
感光体ドラム14の軸14Aの一端部には、駆動ギヤ15が感光体ドラム14と一体回転できるよう配設されている。駆動ギヤ15は、図示しない駆動源である電動モータによって駆動される。
クリーニング装置22は、駆動ギヤ15の駆動力のクリーニングローラ60及びスパイラルローラ62に伝達するための駆動力伝達機構を備えている。駆動力伝達機構は、クリーニングローラ60の軸に設けられる第1の従動ギヤである被駆動ギヤ61と、スパイラルローラ62の軸62Aに設けられる第2の従動ギヤである被駆動ギヤ63とを有する。
被駆動ギヤ61は、クリーニングローラ60の軸60Aの一端部に設けられ、軸60A及びローラ部材60Bと一体回転できるよう配設されている。被駆動ギヤ61は、感光体ドラム14の駆動ギヤ15に噛み合わされている。すなわち、被駆動ギヤ61は、駆動ギヤ15の回転駆動力を受けて駆動する。
被駆動ギヤ63は、スパイラルローラ62の軸62Aの一端部に設けられ、軸62A及び螺旋羽根62Bと一体回転できるよう配設されている。スパイラルローラ62の被駆動ギヤ63は、クリーニングローラ60の被駆動ギヤ61に噛み合わされている。すなわち、被駆動ギヤ63は、被駆動ギヤ61の回転駆動力を受けて駆動する。
以上の駆動連結構造により、感光体ドラム14が、図示しない電動モータにより図3において時計回りに回転すると、クリーニングローラ60は反時計回りに回転し、スパイラルローラ62は時計回りに回転する。これに伴い、クリーニングローラ60のローラ部材60Bの外周面と感光体ドラム14の表面との周速度差により、表面に残留しているトナーを離脱させる。また、感光体ドラム14とクリーニングローラ60とのニップ部よりも下流側に圧接されているクリーニングブレード64が、ローラ部材60Bによっては取り除かれずに感光体ドラム14の表面に残留するトナーをクリーニングハウジング59内に離脱させる。このようにして感光体ドラム14の表面から取り除かれたトナーは、スパイラルローラ62によってクリーニングハウジング59内を搬送されて、図示しないトナー回収ボックスに回収される。
ここで、図5を参照しつつ、駆動ギヤ15、被駆動ギヤ61及び被駆動ギヤ63の位置関係について説明する。図5は感光体ドラム14を軸方向に見た図である。同図に示すように、クリーニングローラ60の軸60Aの軸心60dと、スパイラルローラ62の軸62Aの軸心62dとを結ぶ直線をL1とする。また、感光体ドラム14の駆動ギヤ15とクリーニングローラ60の被駆動ギヤ61とのピッチ円上における噛み合い点、すなわちピッチ点POを通る作用線をL2とする。この作用線L2は、ピッチ点における両ギヤ61,63の力の作用線を意味している。すなわち、作用線L2は、ギヤ歯面のピッチ点における接線に直角な方向に延びる直線である。そして、直線L1と直線L2とは、互いに平行又はほぼ平行となっている。
上記構成により、クリーニングローラ60のローラ部材60Bの経時的変化(例えば、変形、劣化など)により感光体ドラム14の駆動トルクが増大した場合に、クリーニングローラ60に作用する力をスパイラルローラ62の軸62Aで受けることができるので、クリーニングローラ60による感光体ドラム14への圧接力に与える影響を小さくすることができる。その結果、クリーニングローラ60の圧接力を必要最小限とすることができるので、感光体ドラム14のジッタによる画像ジッタの発生及び騒音の発生を抑制することができる。なお、図5において、水平方向の矢印は、前記圧縮コイルばね74によってクリーニングローラ60を感光体ドラム14の表面に圧接する方向を示している。
また、上記クリーニング装置22は、一端部がスパイラルローラ62の軸62Aに回動可能に支持された一対のアーム部材70を備え、クリーニングローラ60の軸60Aは、両アーム部材70に回転自在に支持されている。つまり、スパイラルローラ62の軸62Aとクリーニングローラ60の軸60Aとがアーム部材70によって拘束されている。このため、クリーニングローラ60及びスパイラルローラ62の被駆動ギヤ61及び63の軸間距離を所定値に確実に設定することができる。また、クリーニングローラ60のローラ部材60Bに経時的変化が生じても、軸間距離は所定値に安定して維持される。その結果、クリーニングローラ60の被駆動ギヤ61とスパイラルローラ62の被駆動ギヤ63との噛み合い点が所定位置に確実に設定され、噛み合い状態を所定の状態に安定して維持することができる。これにより、感光体ドラム14のジッタによる画像ジッタの発生の抑制及び騒音の発生の抑制に寄与することができる。
なお、本実施形態では、圧縮コイルばね74が、感光体ドラム14の軸14Aの軸心を通る仮想水平面上に設定される例を示したが、これに限られない。図7に示すように、アーム部材70に先側部70bから延出される延出部70dが設けられ、圧縮コイルばね74がこの延出部70dを押圧する構成としてもよい。この構成では、延出部70dに圧縮コイルばね74を取り付けるための取り付け部71が設けられ、圧縮コイルばね74は感光体ドラム14の軸心を通る仮想水平面よりも上方に配置される。
本発明の実施形態によるクリーニング装置の斜視図である。 図1に示すクリーニング装置を別の角度から見た斜視図である。 図1の矢印Aの方向に見た図である。 クリーニング装置に設けられているアーム部材の斜視図である。 図3に示す各ローラのギヤの位置関係を説明するための模式図である。 本発明の実施形態によるタンデム型カラープリンタの概略図である。 その他の実施形態によるクリーニング装置を部分的に示す斜視図である。
符号の説明
2 タンデム型カラープリンタ
4 プリンタ本体
6M、8C、10Y、12BK プロセスユニット
14 感光体ドラム
15 駆動ギヤ
22 クリーニング装置
60 クリーニングローラ
60A 軸
60B ローラ部材
60d クリーニングローラの軸心
61 被駆動ギヤ
62 スパイラルローラ
62A 軸
62B 螺旋羽根
62C 攪拌羽根
62d 軸心
63 被駆動ギヤ
70 アーム部材
70a 基側部
70b 先側部
70c 接続部
74 圧縮コイルばね
L1 直線
L2 作用線
PA 用紙
PO 噛み合い点

Claims (5)

  1. 感光体ドラムの表面の残留トナーを取り除くためのクリーニング装置であって、
    第1の軸と、
    感光体ドラムの表面に接触可能であり、前記第1の軸と一体的に回転するクリーニングローラと、
    前記クリーニングローラを前記感光体ドラムの表面に押圧するための付勢部材と、
    第2の軸と、
    前記第2の軸と一体的に回転し、前記感光体ドラムの表面から離脱したトナーの回収が可能なスパイラルローラと、
    前記感光体ドラムの駆動力を前記第1の軸及び前記第2の軸に伝達可能な駆動力伝達機構と、
    前記第2の軸に回動可能に連結されるとともに、前記第1の軸に回動可能に連結された一対のアーム部材と、を備えているクリーニング装置。
  2. 前記感光体ドラムは、回転軸と、この回転軸に設けられた駆動ギヤとを含み、
    前記駆動力伝達機構は、前記第1の軸に設けられ且つ前記駆動ギヤに噛み合わされる第1の従動ギヤと、前記第2の軸に設けられ且つ前記第1の従動ギヤに噛み合わされる第2の従動ギヤと、を含む請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記感光体ドラムを軸方向に見て、前記第1の軸の軸心と前記第2の軸の軸心とを結ぶ直線は、前記駆動ギヤと前記第1の従動ギヤとのピッチ点における力の作用線に平行又はほぼ平行である請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記一対のアーム部材は、その一方が前記第1の軸及び前記第2の軸の一端部に配置されるとともに、他方が前記第1の軸及び前記第2の軸の他端部に配置され、
    前記クリーニングローラは、前記一対のアーム部材の間に配置されている請求項1から3の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  5. トナー像が形成される感光体ドラムと、
    請求項1から4の何れか1項に記載のクリーニング装置と、を備えている画像形成装置。
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