JPWO2014174638A1 - 部品実装装置、部品実装方法 - Google Patents

部品実装装置、部品実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014174638A1
JPWO2014174638A1 JP2013540146A JP2013540146A JPWO2014174638A1 JP WO2014174638 A1 JPWO2014174638 A1 JP WO2014174638A1 JP 2013540146 A JP2013540146 A JP 2013540146A JP 2013540146 A JP2013540146 A JP 2013540146A JP WO2014174638 A1 JPWO2014174638 A1 JP WO2014174638A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
lane
transport lane
component
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013540146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6110305B2 (ja
Inventor
順也 松野
順也 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Publication of JPWO2014174638A1 publication Critical patent/JPWO2014174638A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6110305B2 publication Critical patent/JP6110305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/0061Tools for holding the circuit boards during processing; handling transport of printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/085Production planning, e.g. of allocation of products to machines, of mounting sequences at machine or facility level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

並列に配置された3本の搬送レーン2a、2b、2cそれぞれに支持される基板10に部品実装を行う構成において、部品供給部5a、5bから基板10へ部品を実装するヘッドユニット6a、6bの待機時間の増大を抑制可能とする。第3搬送レーン2cが、第1および第2搬送レーン2a、2bのうちのいずれかに片寄っている。そして、第1および第2ヘッドユニット6a、6bのうち、第3搬送レーン2cが片寄る第1および第2搬送レーン2a、2bのいずれかに支持される基板10への部品実装を担当するヘッドユニット(6a/6b)が、第3搬送レーン2cに支持される基板10へ部品を実装する。

Description

この発明は、互いに並列に配置された3本の搬送レーンのそれぞれが搬送する基板に対して部品を実装する部品実装技術に関する。
従来、複数の搬送レーンを並列に配置して、各搬送レーンが支持する基板に対して部品を実装する部品実装装置が知られている。例えば、特許文献1の部品実装装置では、4本の搬送レーンが並列に配置されており、これら搬送レーンの両側に配置された部品供給部から供給された部品が、各搬送レーンに支持される基板へ実装される。この際、部品供給部から基板への部品の移動は、実装ヘッドによって実行される。具体的には、4本の搬送レーンの両側に配置された部品供給部それぞれに対して実装ヘッドが設けられている。そして、一方の実装ヘッドは、一方側に配置された部品供給部から供給された部品を、4本のうちの一方側の2本の搬送レーンに支持された基板へ実装する。同様に、他方の実装ヘッドは、他方側に配置された部品供給部から供給された部品を、4本のうちの他方側の2本の搬送レーンに支持された基板へ実装する。
ちなみに、このようにして2本の実装ヘッドで部品実装を行う場合、4本のうちの中央に配置された2本の搬送レーンそれぞれに支持される基板は、互いに異なる実装ヘッドによる部品実装を受ける。こうして近接する2本の搬送レーンそれぞれに支持される基板に対して、異なる実装ヘッドが同時に部品実装を行うと、各実装ヘッドの間で干渉が生じるおそれがある。かかる問題に対しては、干渉が生じる可能性がある期間は、いずれかの実装ヘッドを干渉の生じえない場所にまで退避させて、基板への部品実装を待たせることで対応できる。しかしながら、実装ヘッドの待機時間はサイクルタイム増大の要因となるため、できるだけ短く抑えることが好ましい。
そこで、特許文献1では、一方の実装ヘッドが中央の搬送レーンに支持された基板に部品実装を行っている間は、他方の実装ヘッドは担当する2本の搬送レーンのうち端側に配置された搬送レーンに支持される基板に部品実装を行うといった制御が行われている。これによって、近接する搬送レーンそれぞれに支持された基板へ異なる実装ヘッドが同時に部品実装を行うことを禁止して、実装ヘッドの間における干渉の発生を防止しつつも、離れて配置される中央および端の搬送レーンの基板それぞれに対して各実装ヘッドに同時に部品実装を実行させて、干渉回避のために実装ヘッドが部品実装を待つ待機時間の発生も抑制できる。
特開2011−146559号公報 再表2009−060705号公報
しかしながら、特許文献2のように3本の搬送レーンを並列に配置した装置では、特許文献1での制御を有効に用いることができない。つまり、特許文献2では、中央に配置された1本の搬送レーンの両側から、各端に配置された搬送レーンが近接する。したがって、中央の搬送レーンの基板に対する部品実装を一方の実装ヘッドに行わせる一方で、端の搬送レーンの基板に対する部品実装を他方の実装ヘッドに行わせたような場合、これらの実装ヘッドが部品実装を行う各基板は、近接する搬送レーンに支持されたものである。したがって、干渉回避のためにいずれかの実装ヘッドを待機させなければならない状況が頻発して、待機時間が増大するおそれがあった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、並列に配置された3本の搬送レーンそれぞれに支持される基板に部品実装を行う構成において、部品供給部から基板へ部品を実装するヘッドユニットの待機時間の増大を抑制可能とする技術の提供を目的とする。
本発明にかかる部品実装装置は、上記目的を達成するために、それぞれが基板を支持しつつX方向へ搬送するとともに互いに並列に配置された3本の搬送レーンと、3本の搬送レーンに対してX方向に直交するY方向の一方側に配置されて部品を供給する第1部品供給部と、3本の搬送レーンに対してY方向の一方側と逆の他方側に配置されて部品を供給する第2部品供給部と、第1部品供給部が供給する部品を基板に実装する第1ヘッドユニットと、第2部品供給部が供給する部品を基板に実装する第2ヘッドユニットとを備え、第1ヘッドユニットは、3本の搬送レーンのうち一方側の端に配置された第1搬送レーンと第1部品供給部との間を移動して、第1搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当し、第2ヘッドユニットは、3本の搬送レーンのうち他方側の端に配置された第2搬送レーンと第2部品供給部との間を移動して、第2搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当し、3本の搬送レーンのうち第1搬送レーンと第2搬送レーンとの間の第3搬送レーンは、第1および第2搬送レーンのうちのいずれかに片寄り、第1および第2ヘッドユニットのうち、第3搬送レーンが片寄る第1および第2搬送レーンのいずれかに支持される基板への部品実装を担当するヘッドユニットが、第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装することを特徴とする。
本発明にかかる部品実装方法は、上記目的を達成するために、それぞれが基板を支持しつつX方向へ搬送するとともに互いに並列に配置された3本の搬送レーン、3本の搬送レーンに対してX方向に直交するY方向の一方側に配置されて部品を供給する第1部品供給部、および3本の搬送レーンに対してY方向の一方側と逆の他方側に配置されて部品を供給する第2部品供給部を用いて、基板へ部品の実装を行う部品実装方法において、3本の搬送レーンのうち一方側の端に配置された第1搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当する第1ヘッドユニットを、第1部品供給部と第1搬送レーンの間で移動させて、第1部品供給部から供給された部品を第1搬送レーンに支持された基板へ実装する工程と、3本の搬送レーンのうち他方側の端に配置された第2搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当する第2ヘッドユニットを、第2部品供給部と第2搬送レーンの間で移動させて、第2部品供給部から供給された部品を第2搬送レーンに支持された基板へ実装する工程と、3本の搬送レーンのうち第1搬送レーンと第2搬送レーンとの間の第3搬送レーンに支持された基板へ部品を実装する工程とを備え、第3搬送レーンは、第1および第2搬送レーンのうちのいずれかに片寄り、第1および第2ヘッドユニットのうち、第3搬送レーンが片寄る第1および第2搬送レーンのいずれかに支持される基板への部品実装を担当するヘッドユニットが、第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装することを特徴とする。
このように構成された発明(部品実装装置、部品実装方法)では、3本の搬送レーンの一方側に第1部品供給部が配置され、3本の搬送レーンの他方側に第2部品供給部が配置されている。そして、第1ヘッドユニットが、3本の搬送レーンのうち一方側の端に配置された第1搬送レーンと第1部品供給部との間を移動して、第1搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当し、第2ヘッドユニットが、3本の搬送レーンのうち他方側の端に配置された第2搬送レーンと第2部品供給部との間を移動して、第2搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当する。また、第1および第2搬送レーンの間の第3搬送レーンに支持される基板への部品実装は、第1および第2ヘッドユニットのいずれかが担当する。ただし、第3搬送レーンは、第1および第2搬送レーンのそれぞれに対して隣り合う。したがって、例えば第1ヘッドユニットを第3搬送レーンの基板への部品実装の担当とすると、第1ヘッドユニットと第2ヘッドユニットの干渉を回避するために、第1ヘッドユニットによる第3搬送レーンの基板への部品実装、あるいは第2ヘッドユニットによる第2搬送レーンの基板への部品実装を待機させる必要が生じる場合がある。この際、第3搬送レーンと第2搬送レーンとが近接していると、ヘッドユニットの待機が頻発して、ヘッドユニットの待機時間が増大するおそれがあった。また、第2ヘッドユニットを第3搬送レーンの基板への部品実装の担当としても、同様にヘッドユニットの待機時間が増大するおそれがあった。
これに対して本発明では、第3搬送レーンが、第1および第2搬送レーンのうちのいずれかに片寄っている。そして、第1および第2ヘッドユニットのうち、第3搬送レーンが片寄る第1および第2搬送レーンのいずれかに支持される基板への部品実装を担当するヘッドユニットが、第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装する。具体的には、第3搬送レーンが第1搬送レーンに片寄っているとすると、第1搬送レーンに支持される基板へ部品実装を担当する第1ヘッドユニットが、第3搬送レーンに支持される基板への部品実装も担当する。この際、第3搬送レーンは、第1搬送レーンに片寄っており、換言すれば第2搬送レーンから離れている。したがって、第3搬送レーンに支持される基板へ部品実装を行う第1ヘッドユニットと、第2搬送レーンに支持される基板へ部品実装を行う第2ヘッドユニットとの間が比較的離れるため、ヘッドユニットの待機が発生する頻度を抑えることができる。また、第3搬送レーンが第2搬送レーンに片寄っているとしても、同様にヘッドユニットの待機が発生する頻度を抑えることができる。こうして本発明では、ヘッドユニットの待機時間の増大を抑制することが可能となっている。
ちなみに、第1および第2搬送レーンのうちのいずれかにのみ、第3搬送レーンが片寄るように、部品実装装置を構成しても良い。この際、第1および第2搬送レーンのうち第3搬送レーンが片寄る搬送レーンと第3搬送レーンとが相互に固定されているように、部品実装装置を構成しても良い。
あるいは、第1および第2搬送レーンのうち第1搬送レーンに片寄った位置と第2搬送レーンに片寄った位置との間で第3搬送レーンを移動自在である駆動部をさらに備えるように、部品実装装置を構成しても良い。このような構成では、第1および第2ヘッドユニットのうち、第3搬送レーンに支持される基板への部品実装に適したヘッドユニットを選択して、各搬送レーンの基板に部品実装を行えるといった利点がある。
ところで、第1および第2ヘッドユニットのうち、第3搬送レーンに支持される基板への部品実装を担当するヘッドユニットは、2本の搬送レーンの各々に支持される基板へ部品実装を行うこととなる。この部品実装は、種々の具体的態様で実行することができる。つまり、第1および第2ヘッドユニットのうち第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装するヘッドユニットは、第1および第2搬送レーンそれぞれに支持される基板のうち担当する基板への部品実装と、第3搬送レーンに支持される基板への部品実装とを、直列に実行するように、部品実装装置を構成しても良い。あるいは、第1および第2ヘッドユニットのうち第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装するヘッドユニットは、第1および第2搬送レーンそれぞれに支持される基板のうち担当する基板への部品実装と、第3搬送レーンに支持される基板への部品実装とを、並列に実行するように、部品実装装置を構成しても良い。
本発明によれば、並列に配置された3本の搬送レーンそれぞれに支持される基板に部品実装を行う構成において、部品供給部から基板へ部品を実装するヘッドユニットの待機時間の増大を抑制することができる。
本発明を適用可能な部品実装装置の部分的構成を模式的に例示する平面図である。 図1の部品実装装置を制御するための構成を模式的に例示するブロック図である。 中央の搬送レーンの位置および当該搬送レーンへ部品実装を行うヘッドユニットを決定するためのフローチャートである。 図3のフローチャートで実行される「各搬送レーンについて基板品種を決定」のサブルーチンを示すフローチャートである。 図3のフローチャートで実行される「第3搬送レーンの位置を決定」のサブルーチンを示すフローチャートである。 図3のフローチャートで実行される「実装動作を決定」のサブルーチンを示すフローチャートである。 搬送レーンの構成の変形例を模式的に示す平面図である。
図1は、本発明を適用可能である部品実装装置の概略構成を模式的に例示する平面図である。図1では、基板搬送方向であるX方向と、水平面内においてX方向に直交するY方向とが示されるとともに、Y方向の一方側Y(+)と、Y方向の一方側Y(+)と逆の他方側Y(-)とが示されている。部品実装装置1は、3本の搬送レーン2a、2b、2cを並列に配置したトリプルレーン方式の装置であり、搬送レーン2a、2b、2cのそれぞれは、基板搬送方向Xの上流側(同図右側)から搬入した基板10を所定の実装位置11(同図での基板10の位置)に停止させた後に、基板搬送方向Xの下流側(同図左側)へ搬出する。
部品実装装置1は、3本の搬送レーン2a、2b、2cのY方向の両側それぞれに配置された部品供給部5a、5bを備える。部品供給部5a、5bのそれぞれは、複数のテープフィーダー51をX方向に配列した構成を具備する。各テープフィーダー51は、集積回路(IC)、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品を収納するテープをリールに巻き回した概略構成を具備し、リールから電子部品を間欠的に搬送レーン2a、2b、2c側の端部52へ送り出すことで、電子部品を供給する。なお、部品供給部5a、5bを構成するフィーダーの種類としては、テープ型のフィーダーに限られず、トレイに載置された状態で電子部品を供給するトレイ型のフィーダーであっても良い。
さらに、部品実装装置1は、XY方向に移動可能なヘッドユニット6a、6bを備えている。ヘッドユニット6a、6bは、X方向に配列された10本の吸着ノズル61を有し、各吸着ノズル61によって部品を吸着することができる。ヘッドユニット6a(第1ヘッドユニット)は、搬送レーン2a、2b、2cのY方向の一方側Y(+)に配置された部品供給部5a(第1部品供給部)の各テープフィーダー51の端部52から部品をピックアップして、基板10に移載する。一方、ヘッドユニット6b(第2ヘッドユニット)は、搬送レーン2a、2b、2cのY方向の他方側Y(-)に配置された部品供給部5b(第2部品供給部)の各テープフィーダー51の端部52から部品をピックアップして基板10に移載する。そして、このようにヘッドユニット6a、6bをXY面内で駆動するための機構が設けられている。
つまり、部品実装装置1では、X方向に延びる2本のヘッドユニット支持部71a、71bが並列に配置されている。ヘッドユニット支持部71a、71bのそれぞれは、X方向に延びるボールネジ軸72と、同じくX方向に延びる不図示のレールと、ボールネジ軸72を回転駆動するX軸サーボモーター74とを有する。そして、ボールナット73が固定されたヘッドユニット6a、6bは、前記のX方向に延びる不図示のレールに摺動可能に支持されるとともに、ボールナット73がボールネジ軸72に螺合するようにされている。したがって、ヘッドユニット支持部71a、71bのX軸サーボモーター74を回転させることで、ヘッドユニット6a、6bをそれぞれX方向へ移動させることができる。
さらに、部品実装装置1は、搬送レーン2a、2b、2cを跨いでY方向に延びる固定レール部75をX方向の両側のそれぞれに有し、ヘッドユニット支持部71a、71bは、これら2本の固定レール部75にX方向から架け渡されている。具体的には、2本の固定レール部75のそれぞれには、Y方向に延びるガイドレール76が取り付けられており、ヘッドユニット支持部71a、71bのX方向の両端がガイドレール76に摺動可能に支持されている。固定レール部75のそれぞれにはY方向に沿って配列された複数の永久磁石からなる固定子77が取り付けられるとともに、ヘッドユニット支持部71a、71bのそれぞれには、界磁コイルからなる可動子78が固定子77に対向して取り付けられる。したがって、ヘッドユニット支持部71a、71bに取り付けられた可動子78に電流を供給することで、ヘッドユニット支持部71a、71bをそれぞれガイドレール76に沿ってY方向へ移動させることができる。
このような構成を具備する部品実装装置1では、X軸サーボモーター74の回転および可動子78への電流供給を制御することで、ヘッドユニット6a、6bのそれぞれを基板10の上方においてXY面内で移動させて、基板10へ部品実装を行うことができる。具体的には、搬送レーン2a、2b、2cのうち一方側Y(+)の端にある搬送レーン2a(第1搬送レーン)上の基板10に対しては、ヘッドユニット6aが部品供給部5aと搬送レーン2aの上方との間を移動して部品実装を行う。搬送レーン2a、2b、2cのうち他方側Y(-)の端にある搬送レーン2b(第2搬送レーン)上の基板10に対しては、ヘッドユニット6bが部品供給部5bと搬送レーン2bの上方との間を移動して部品実装を行う。また、後に詳述するように、搬送レーン2a、2b、2cのうち中央の搬送レーン2c(第3搬送レーン)に支持される基板10に対しては、ヘッドユニット6a、6bのいずれかが対応する部品供給部5a、5bと搬送レーン2bの上方との間を移動して部品実装を行う。
搬送レーン2aは、X方向に延びる2本のコンベア21、22を並列に配置して構成される。一方側Y(+)に配置されたコンベア21は、Y方向において固定された固定コンベアであり、他方側Y(-)に配置されたコンベア22は、Y方向に移動自在な可動コンベアである。したがって、コンベア22をY方向へ移動させて、コンベア21、22の間隔を変更することで、搬送レーン2aの幅を基板10の幅に応じてY方向に調整することができる。搬送レーン2bは、X方向に延びる2本のコンベア23、24を並列に配置して構成される。一方側Y(+)に配置されたコンベア23は、Y方向に移動自在な可動コンベアであり、他方側Y(-)に配置されたコンベア24は、Y方向において固定された固定コンベアである。したがって、コンベア23をY方向へ移動させて、コンベア23、24の間隔を変更することで、搬送レーン2bの幅を基板10の幅に応じてY方向に調整することができる。
搬送レーン2cは、X方向に延びる2本のコンベア25、26を並列に配置して構成される。一方側Y(+)に配置されたコンベア25および他方側Y(-)に配置されたコンベア26のいずれもがY方向に移動自在な可動コンベアである。したがって、コンベア25、26の間隔を変更することで、搬送レーン3cの幅を基板10の幅に応じてY方向に調整することができる。さらに、コンベア25、26の両方をY方向の同一側へ移動させることで、搬送レーン3cをY方向へ移動させることもでき、その結果、搬送レーン2cを搬送レーン2aに片寄らせたり、搬送レーン2bに片寄らせたりすることができる。
ちなみに、搬送レーン2cがいずれに片寄っているかは、例えば搬送レーン2a、2b、2cのY方向における中心間隔で評価できる。具体的には、搬送レーン2a、2b、2cのY方向における中心をそれぞれレーン中心Ca、Cb、Ccとし、搬送レーン2aの中心Caと搬送レーン2cの中心CcとのY方向における距離をレーン間隔L1とし、搬送レーン2bの中心Cbと搬送レーン2cの中心CcとのY方向における距離をレーン間隔L2としたとき、レーン間隔L1がレーン間隔L2より短い場合(L1<L2)に、搬送レーン2cが搬送レーン2aに寄っていると評価し、レーン間隔L2がレーン間隔L1より短い場合(L2<L1)に、搬送レーン2cが搬送レーン2bに寄っていると評価できる。また、搬送レーン2a、2b、2cそれぞれが支持する基板10のY方向への幅が等しい場合には、搬送レーン2a、2b、2cの中心間隔に代えて、基板10のエッジ間隔で評価しても良い。具体的には、搬送レーン2a上の基板10と搬送レーン2c上の基板10とのY方向へのエッジ間隔L3と、搬送レーン2b上の基板10と搬送レーン2c上の基板10とのY方向へのエッジ間隔L4との関係において、エッジ間隔L3がエッジ間隔L4より短い場合(L3<L4)に、搬送レーン2cが搬送レーン2aに寄っていると評価し、エッジ間隔L4がエッジ間隔L3より短い場合(L4<L3)に、搬送レーン2cが搬送レーン2bに寄っていると評価できる。なお、図1では、搬送レーン2cが搬送レーン2bに寄っている状況が例示されている。
図2は、図1の部品実装装置を制御するための構成を模式的に例示するブロック図である。図2では、部品実装装置1以外に、部品実装装置1を制御するためのデータを作成するデータ作成装置9が併記されている。部品実装装置1は、上述したX軸サーボモーター74および可動子78以外にZ軸サーボモーター65およびR軸サーボモーター66といった駆動機構を、ヘッドユニット6a、6bそれぞれに対して備える。Z軸サーボモーター65は、対応するヘッドユニット6a、6bの所望の吸着ノズル61を、部品の吸着もしくは実装を行うときの下降高さ(下降端)と、部品の搬送を行うときの上昇高さ(上昇端)との間で昇降させるものである。また、R軸サーボモーター66は、対応するヘッドユニット6a、6bの所望の吸着ノズル61をノズル中心軸周りに回転させるものである。
さらに、部品実装装置1は、搬送レーン2a、2b、2cを駆動するレーン駆動機構3a、3b、3cをそれぞれ備える。レーン駆動機構3aは、搬送レーン2aのコンベア22をY方向へ駆動して、搬送レーン2aのY方向の幅を調整する。レーン駆動機構3bは、搬送レーン2bのコンベア23をY方向へ駆動して、搬送レーン2bのY方向の幅を調整する。また、レーン駆動機構3cは、搬送レーン2cのコンベア25、26をY方向へ駆動して、搬送レーン2cのY方向の幅を調整したり、搬送レーン2cをY方向へ移動させたりする。
また、部品実装装置1は、上述してきた構成を統括的に制御する制御ユニット100を備える。制御ユニット100は、CPU(Central
Processing Unit)で構成された演算処理部110を有するコンピューターであり、表示ユニット120、記憶部130、駆動制御部140および通信制御部150を演算処理部110で制御する構成を具備する。表示ユニット120は、液晶ディスプレイ等で構成されたユーザーインターフェースであり、部品実装装置1の状態をユーザーに示すことができる。記憶部130は、メモリーあるいはハードディスク等によって構成され、例えば部品実装装置1で実行する部品実装の内容を規定する実装プログラムを記憶する。駆動制御部140は、X軸サーボモーター74、可動子78、Z軸サーボ−タ65、R軸サーボ−タ66、およびレーン駆動機構3a、3b、3cを制御することで、ヘッドユニット6a、6bをXY面内で移動させたり、各吸着ノズル61の高さや回転角度を調整したりする。通信制御部150は、部品実装装置1の外部の機器(例えば、データ作成装置9)との通信を制御するものである。
ちなみに、上述のとおり、部品実装装置1では2つのヘッドユニット6a、6bが設けられており、これらヘッドユニット6a、6bは、XY面内で移動しつつ基板10に対する部品実装を並行して行うことができる。この際、演算処理部110は、ヘッドユニット6a、6bの移動範囲が重複する領域に、ヘッドユニット6a、6bが同時に位置することが無いように、駆動制御部140を制御してヘッドユニット6a、6bのXY面内での移動を制限している。その結果、ヘッドユニット6a、6bの相互の干渉が防止されている。
データ作成装置9は、CPU(Central Processing Unit)で構成された演算処理部91を有するコンピューターであり、表示ユニット92、記憶部93および通信制御部94を演算処理部91で制御する構成を具備する。表示ユニット92は、液晶ディスプレイ等で構成されたユーザーインターフェースであり、データ作成装置9の状態をユーザーに示すことができる。記憶部93は、メモリーあるいはハードディスク等によって構成され、例えば実装プログラムを記憶する。通信制御部94は、データ作成装置9の外部の機器(例えば、部品実装装置1)との通信を制御するものである。
そして、データ作成装置9は、部品実装装置1に部品実装を実行させるのに先立って、両端の搬送レーン2a、2bのうちのいずれに中央の搬送レーン2cを片寄らせるかを決定するとともに、ヘッドユニット6a、6bのうちのいずれに中央の搬送レーン2cへの部品実装を実行させるかを決定する。しかも、部品実装の実行手順にとって適切となるように、これらの決定がなされる。
図3は、中央の搬送レーンの位置および当該搬送レーンへ部品実装を行うヘッドユニットを決定するためのフローチャートである。図4は、図3のフローチャートで実行される「各搬送レーンについて基板品種を決定」のサブルーチンを示すフローチャートである。図5は、図3のフローチャートで実行される「第3搬送レーンの位置を決定」のサブルーチンを示すフローチャートである。図6は、図3のフローチャートで実行される「実装動作を決定」のサブルーチンを示すフローチャートである。なお、これらのフローチャートにおいて、3本の搬送レーン2a、2b、2cを用いて並行して部品実装する3枚の基板10のそれぞれの品種は、全て異なる3品種を前提とするが、2枚が同一品種の基板で1枚が異品種の基板の場合にも適応することができる。
図3のステップS100では、データ作成装置9において、記憶部93から演算処理部91へ実装プログラムの読み込みが実行される。この実装プログラムは、3本の搬送レーン2a、2b、2cを用いて3品種(あるいは2品種)の基板を生産するために、基板10へ実装する部品の種別、実装位置、実装順序等からなる手順を基板10の品種ごとに規定するものであり、いずれの搬送レーン2a、2b、2cでいずれの品種の基板10を生産するかについては未決定である。
そこで、ステップS200において、データ作成装置9は、実装プログラムでそれぞれ品種が規定された3枚の基板10の内、搬送レーン2a、2b、2cのそれぞれで部品実装を行う基板10の品種を決定する(図4)。ステップS201では、搬送レーン2a、2b、2cを特定する番号「n」に「1」が設定される。ちなみに、「第n搬送レーン」のように番号「n」を用いて搬送レーンを特定することとし、搬送レーン2a、2b、2cが第1、第2、第3搬送レーンにそれぞれ対応するものとした。
続くステップS202では、第n搬送レーンが選択される。ここでは、n=1であるため、第1搬送レーン2aが選択される。そして、ステップS203では、未決定品種の予測CT(Cycle Time、すなわち、基板10が実装位置11に搬入されてから、部品実装を経て、実装を終えた基板10を搬出するとともに次の基板10が実装位置11に搬入されるまでの時間)が記憶部93から演算処理部91に読み込まれる。ここでは、3品種(あるいは2品種)のいずれについても部品実装を行う搬送レーン2a、2b、2c が未決定であるため(換言すれば、3品種(あるいは2品種)のいずれもが搬送レーン2a、2b、2c に対して未決定品種であるため)、3品種(あるいは2品種)のそれぞれについて予想CTが読み込まれる。この予想CTは、対象品種の基板10を生産するために要するCTを予想したものであり、これまでの生産実績等から予め求められて、記憶部93に記憶されている。
ステップS204では、第n搬送レーンで実装を行う基板10の品種を、読み込んだ品種のうち予測CTが最大となる品種に決定する。ここでは、n=1であるため、3枚の基板10に関わる品種のうち予測CTが最大となる品種の生産するための部品実装を第1搬送レーン2aで行うと決定される。そして、ステップS205では、ステップS204において部品実装を行う搬送レーン2a、2b、2cの決定した品種(ここでは、予測CTが最大の品種)が未決定品種から外される。
ステップS206では、3本の搬送レーン2a、2b、2cの全てについて、生産する基板10の品種が決定されたか否かが判断される。そして、生産する基板10の品種の決定が全搬送レーン2a、2b、2cについて完了している場合(ステップS206で「YES」の場合)は図3のフローチャートに戻る一方、完了していない場合(ステップS206で「NO」の場合)はステップS207で番号「n」を「1」だけインクリメントしてステップS202に戻る。このような図4のサブルーチンを実行することで、3枚の基板10に関わる品種のうち、予測CTが最大となる品種の基板10を第1搬送レーン2aで生産し、予測CTが2番目に長い品種の基板10を第2搬送レーン2aで生産し、予測CTが最短である品種の基板10を第3搬送レーン2cで生産すると決定されて、図3のフローチャートに戻る。
ステップS300では、第3搬送レーン2cの位置が決定される(図5)。ステップS301では、第1搬送レーン2aが生産を担当する品種の予測CTと、第3搬送レーン2cが生産を担当する品種の予測CTとの和S1が、演算処理部91で算出される。また、ステップS302では、第2搬送レーン2bが生産を担当する品種の予測CTと、第3搬送レーン2cが生産を担当する品種の予測CTの和S2が、演算処理部91で算出される。そして、ステップS303では、和S1が和S2より大きいか否かが判断される。ステップS303で、S1>S2と判断される場合(ステップS303で「YES」の場合)、ステップS304に進んで、第2搬送レーン2bに寄った位置に第3搬送レーン2cを位置決めすると決定してから、図3のフローチャートに戻る。一方、ステップS303で、S1<S2と判断される場合(ステップS303で「YES」の場合)、ステップS305に進んで、第1搬送レーン2aに寄った位置に第3搬送レーン2cを位置決めすると決定してから、図3のフローチャートに戻る。
ステップS400では、実装動作が決定される(図6)。ステップS401では、第1ヘッドユニット6aによる実装対象に第1搬送レーン2aが設定される。これによって、第1搬送レーン2a上の基板10に対しては、第1ヘッドユニット6aが部品実装を行うこととなる。ステップS402では、第3搬送レーン2cを第1搬送レーン2aに片寄って位置決めするとステップS300で決定されたか否かが判断される。そして、第3搬送レーン2cが第1搬送レーン2aに片寄って位置決めされる場合(ステップS402で「YES」の場合)、第1ヘッドユニット6aによる実装対象に第3搬送レーン2cが設定される。これによって、第3搬送レーン2c上の基板10に対しては、第1ヘッドユニット6aが部品実装を行うこととなる。一方、第3搬送レーン2cが第2搬送レーン2bに片寄って位置決めされる場合(ステップS402で「NO」の場合)、第2ヘッドユニット6bによる実装対象に第3搬送レーン2cが設定される。これによって、第3搬送レーン2c上の基板10に対しては、第2ヘッドユニット6bが部品実装を行うこととなる。そして、ステップS406では、第2ヘッドユニット6bによる実装対象に第2搬送レーン2bが設定される。これによって、第2搬送レーン2b上の基板10に対しては、第2ヘッドユニット6bが部品実装を行うこととなる。
ステップS401〜S405を実行することで、第1・第2ヘッドユニット6a、6bのそれぞれが部品実装を担当する搬送レーン2a、2b、2cが決定する。具体的には、第1ヘッドユニット6aは、一方側Y(+)の端に配置された第1搬送レーン2aと第1部品供給部5aとの間を移動して、第1搬送レーン2aに支持された基板10への部品実装を担当する。第2ヘッドユニット6bは、他方側Y(-)の端に配置された第2搬送レーン2bと第2部品供給部5bとの間を移動して、第2搬送レーン2bに支持された基板10への部品実装を担当する。また、第1および第2ヘッドユニット6a、6bのうち、第3搬送レーン6cが片寄る第1および第2搬送レーン2a、2bのいずれかに支持される基板10への部品実装を担当するヘッドユニット(6a/6b)が、第3搬送レーン2cに支持される基板10への部品実装を担当する。
続くステップS406では、第1および第2ヘッドユニット6a、6bの実装シーケンスが決定される。ちなみに、第1ヘッドユニット6aが第3搬送レーン2cに支持される基板10への部品実装を担当する場合、第1ヘッドユニット6aは、第1および第3搬送レーン2a、2cに支持される2枚の基板10に対して部品実装を行うこととなる。この際、一方の基板10に対する部品実装と他方の基板10に対する部品実装とを直列に行って、一方の基板10に対する部品実装を完了してから他方の基板10に対する部品実装を行うように、第1ヘッドユニット6aの実装シーケンスを決定しても良い。あるいは、一方の基板10に対する部品実装と他方の基板10に対する部品実装とを並列に行って、一方の基板10への部品実装が開始してから完了するまでの期間と、他方の基板10への部品実装が開始してから完了するまでの期間とが重複するように、第1ヘッドユニット6aの実装シーケンスを決定しても良い。また、第2ヘッドユニット6bが第3搬送レーン2cに支持される基板10への部品実装を担当する場合も同様である。こうして実装シーケンスが決定されると、図3のフローチャートに戻る。
ステップS500では、ステップS406で決定された実装シーケンスを規定する実装プログラムが作成されて、データ作成装置9から部品実装装置1へ送信される。そして、部品実装装置1は、受信した実装プログラムを記憶部130に記憶し、当該実装プログラムに基づいて第3搬送レーン2cの位置決めや第1および第2ヘッドユニット6a、6bの部品実装を制御する。
以上に説明したように、本実施形態では、3本の搬送レーン2a、2b、2cの一方側Y(+)に第1部品供給部5aが配置され、3本の搬送レーン2a、2b、2cの他方側Y(-)に第2部品供給部5bが配置されている。そして、第1ヘッドユニット6aが、一方側Y(+)の端に配置された第1搬送レーン2aと第1部品供給部5aとの間を移動して、第1搬送レーン2aに支持された基板10への部品実装を担当し、第2ヘッドユニット6bが、他方側Y(-)の端に配置された第2搬送レーン2bと第2部品供給部5bとの間を移動して、第2搬送レーン2bに支持された基板10への部品実装を担当する。また、第1および第2搬送レーン2a、2bの間の第3搬送レーン2cに支持される基板10への部品実装は、第1および第2ヘッドユニット6a、6bのいずれかが担当する。ただし、第3搬送レーン2cは、第1および第2搬送レーン2a、2bのそれぞれに対して隣り合う。したがって、例えば第1ヘッドユニット6aを第3搬送レーン2cの基板10への部品実装の担当とすると、第3搬送レーン2cの基板10への部品実装のために第1ヘッドユニット6aが移動する範囲と、第2搬送レーン2bの基板10への部品実装のために第2ヘッドユニット6bが移動する範囲とが部分的に重複し得る。そのため、第1ヘッドユニット6aと第2ヘッドユニット6bの干渉を回避するために、第1ヘッドユニット6aによる部品実装、あるいは第2ヘッドユニット6bによる部品実装を待機させる必要が生じる場合がある。特に、第3搬送レーン2cと第2搬送レーン2bとが近接していると、第1および第2ヘッドユニット6a、6bが部品実装のために移動する各範囲の重複領域が増大し、ヘッドユニット6a、6bの待機が頻発して、ヘッドユニット6a、6bの待機時間が増大するおそれがあった。また、第2ヘッドユニット6bを第3搬送レーン2cの基板10への部品実装の担当としても、同様にヘッドユニット6a、6bの待機時間が増大するおそれがあった。
これに対して本実施形態では、第3搬送レーン2cが、第1および第2搬送レーン2a、2bのうちのいずれかに片寄っている。そして、第1および第2ヘッドユニット6a、6bのうち、第3搬送レーン2cが片寄る第1および第2搬送レーン2a、2bのいずれかに支持される基板10への部品実装を担当するヘッドユニット(6a/6b)が、第3搬送レーン2cに支持される基板10へ部品を実装する。具体的には、第3搬送レーン2cが第1搬送レーン2aに片寄っているとすると、第1搬送レーン2aに支持される基板10へ部品実装を担当する第1ヘッドユニット6aが、第3搬送レーン2cに支持される基板10への部品実装も担当する。この際、第3搬送レーン2cは、第1搬送レーン2aに片寄っており、換言すれば第2搬送レーン2bから離れている。したがって、第3搬送レーン2cに支持される基板10へ部品実装を行う第1ヘッドユニット6aと、第2搬送レーン2bに支持される基板10へ部品実装を行う第2ヘッドユニット6bとの間が比較的離れるため、第1および第2ヘッドユニット6a、6bが部品実装のために移動する各範囲の重複領域が減少あるいは解消し、ヘッドユニット6a、6bの待機が発生する頻度を抑えることができる。また、第3搬送レーン2cが第2搬送レーン2bに片寄っているとしても、同様にヘッドユニット6a、6bの待機が発生する頻度を抑えることができる。こうして本実施形態では、ヘッドユニット6a、6bの待機時間の増大を抑制することが可能となっている。
また、この実施形態の部品実装装置1では、第1搬送レーン2aに片寄った位置と第2搬送レーン2bに片寄った位置との間で第3搬送レーン2cを移動自在であるレーン駆動機構3cが設けられている。このような構成では、第1および第2ヘッドユニット6a、6bのうち、第3搬送レーン2cに支持される基板10への部品実装に適したヘッドユニット(6a/6b)を選択して、各搬送レーン2a、2b、2c上の基板10に部品実装を行えるといった利点がある。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、搬送レーン2a、2b、2cで生産する基板10の品種を決定する手法は、上記の図4の手法に限られず適宜変更が可能である。あるいは、第3搬送レーン3cの位置決めの手法は、上記の図5の手法に限られず適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では、第1搬送レーン2aに片寄った位置と第2搬送レーン2bに片寄った位置との両方を、第3搬送レーン2cは選択的に取り得る。しかしながら、第1および第2搬送レーン2a、2bのうちのいずれかにのみ、第3搬送レーン2cが片寄るように、部品実装装置1を構成しても良い。図7は、搬送レーンの構成の変形例を模式的に示す平面図であり、特に第3搬送レーン2cが第2搬送レーン2bに片寄った構成を例示するものである。
図7に示すように、搬送レーン2aにおいて、一方側Y(+)に配置されたコンベア21は、Y方向において固定された固定コンベアであり、他方側Y(-)に配置されたコンベア22は、Y方向に移動自在な可動コンベアである。具体的には、コンベア22のX方向の端に取り付けられたボールナット31と、Y方向に延びてボールナット31に螺合するボールネジ軸32と、ボールネジ軸32を回転駆動するサーボモーター33とが設けられている。したがって、サーボモーター33を回転させることで、コンベア22をY方向へ移動させて、搬送レーン2aの幅をY方向に調整することができる。
また、搬送レーン2b において、他方側Y(-)に配置されたコンベア24は、Y方向において固定されたコンベアであり、一方側Y(+)に配置されたコンベア23はY方向に移動自在な可動コンベアである。さらに、搬送レーン2cを構成する2本のコンベア25、26はいずれもY方向に移動自在な可動コンベアである。この際、搬送レーン2bのコンベア23および搬送レーン2cのコンベア26は、X方向に延びるコンベア支持部材34に取り付けられており、相互に固定されている。こうして、コンベア支持部材34を介して、搬送レーン2b、2cが相互に固定されている。また、コンベア支持部材34のX方向の端部に取り付けられたボールナット35と、Y方向に延びてボールナット35に螺合するボールネジ軸36と、ボールネジ軸36を回転駆動するサーボモーター37とが設けられている。さらに、ボールナット35に対して逆側においてコンベア支持部材34のX方向の端部に取り付けられたサーボモーター38と、サーボモーター38により回転駆動されるボールネジ軸39と、コンベア25の端に取り付けられつつボールネジ軸39に螺合するボールナット40とが設けられている。
したがって、サーボモーター37を回転させることで、コンベア支持部材34と一緒にコンベア23をY方向に移動させて、搬送レーン2bの幅をY方向に調整することができる。また、サーボモーター38を回転させることで、コンベア26に対してコンベア25をY方向へ移動させて、搬送レーン2cの幅をY方向に調整することができる。さらに、サーボモーター37を回転させて搬送レーン2bの幅をY方向に調整するとともに、コンベア支持部材34と一緒にコンベア26をY方向へ移動させ、同時にサーボモーター38を回転させてコンベア25をY方向へ移動させることで、搬送レーン2cをY方向へ移動させることができる。
かかる変形例では、第2ヘッドユニット6bが、第3搬送レーン2cに支持される基板10へ部品を実装する。この際、第3搬送レーン2cは、第2搬送レーン2bに片寄っており、換言すれば第1搬送レーン2aから離れている。したがって、第3搬送レーン2cに支持される基板10へ部品実装を行う第2ヘッドユニット6bと、第1搬送レーン2aに支持される基板10へ部品実装を行う第1ヘッドユニット6aとの間が比較的離れるため、第1および第2ヘッドユニット6a、6bが部品実装のために移動する各範囲の重複領域が減少あるいは解消し、ヘッドユニット6a、6bの待機が発生する頻度を抑えることが可能となっている。
1…部品実装装置
10…基板
2a…搬送レーン(第1搬送レーン)
2b…搬送レーン(第2搬送レーン)
2c…搬送レーン(第3搬送レーン)
3a…レーン駆動機構
3b…レーン駆動機構
3c…レーン駆動機構
5a…部品供給部(第1部品供給部)
5b…部品供給部(第2部品供給部)
6a…ヘッドユニット(第1ヘッドユニット)
6b…ヘッドユニット(第2ヘッドユニット)

Claims (7)

  1. それぞれが基板を支持しつつX方向へ搬送するとともに互いに並列に配置された3本の搬送レーンと、
    前記3本の搬送レーンに対して前記X方向に直交するY方向の一方側に配置されて部品を供給する第1部品供給部と、
    前記3本の搬送レーンに対して前記Y方向の前記一方側と逆の他方側に配置されて部品を供給する第2部品供給部と、
    前記第1部品供給部が供給する部品を基板に実装する第1ヘッドユニットと、
    前記第2部品供給部が供給する部品を基板に実装する第2ヘッドユニットと
    を備え、
    前記第1ヘッドユニットは、前記3本の搬送レーンのうち前記一方側の端に配置された第1搬送レーンと前記第1部品供給部との間を移動して、前記第1搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当し、
    前記第2ヘッドユニットは、前記3本の搬送レーンのうち前記他方側の端に配置された第2搬送レーンと前記第2部品供給部との間を移動して、前記第2搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当し、
    前記3本の搬送レーンのうち前記第1搬送レーンと前記第2搬送レーンとの間の第3搬送レーンは、前記第1および前記第2搬送レーンのうちのいずれかに片寄り、
    前記第1および前記第2ヘッドユニットのうち、前記第3搬送レーンが片寄る前記第1および前記第2搬送レーンのいずれかに支持される基板への部品実装を担当するヘッドユニットが、前記第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装することを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記第1および前記第2搬送レーンのうちのいずれかにのみ、前記第3搬送レーンが片寄る請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記第1および前記第2搬送レーンのうち前記第3搬送レーンが片寄る搬送レーンと前記第3搬送レーンとが相互に固定されている請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 前記第1および前記第2搬送レーンのうち前記第1搬送レーンに片寄った位置と前記第2搬送レーンに片寄った位置との間で前記第3搬送レーンを移動自在である駆動部をさらに備える請求項1に記載の部品実装装置。
  5. 前記第1および前記第2ヘッドユニットのうち前記第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装するヘッドユニットは、前記第1および前記第2搬送レーンそれぞれに支持される基板のうち担当する基板への部品実装と、前記第3搬送レーンに支持される基板への部品実装とを、直列に実行する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  6. 前記第1および前記第2ヘッドユニットのうち前記第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装するヘッドユニットは、前記第1および前記第2搬送レーンそれぞれに支持される基板のうち担当する基板への部品実装と、前記第3搬送レーンに支持される基板への部品実装とを、並列に実行する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  7. それぞれが基板を支持しつつX方向へ搬送するとともに互いに並列に配置された3本の搬送レーン、前記3本の搬送レーンに対して前記X方向に直交するY方向の一方側に配置されて部品を供給する第1部品供給部、および前記3本の搬送レーンに対して前記Y方向の前記一方側と逆の他方側に配置されて部品を供給する第2部品供給部を用いて、基板へ部品の実装を行う部品実装方法において、
    前記3本の搬送レーンのうち前記一方側の端に配置された第1搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当する第1ヘッドユニットを、前記第1部品供給部と前記第1搬送レーンの間で移動させて、前記第1部品供給部から供給された部品を前記第1搬送レーンに支持された基板へ実装する工程と、
    前記3本の搬送レーンのうち前記他方側の端に配置された第2搬送レーンに支持された基板への部品実装を担当する第2ヘッドユニットを、前記第2部品供給部と前記第2搬送レーンの間で移動させて、前記第2部品供給部から供給された部品を前記第2搬送レーンに支持された基板へ実装する工程と、
    前記3本の搬送レーンのうち前記第1搬送レーンと前記第2搬送レーンとの間の第3搬送レーンに支持された基板へ部品を実装する工程と
    を備え、
    前記第3搬送レーンは、前記第1および前記第2搬送レーンのうちのいずれかに片寄り、
    前記第1および前記第2ヘッドユニットのうち、前記第3搬送レーンが片寄る前記第1および前記第2搬送レーンのいずれかに支持される基板への部品実装を担当するヘッドユニットが、前記第3搬送レーンに支持される基板へ部品を実装することを特徴とする部品実装方法。
JP2013540146A 2013-04-25 2013-04-25 部品実装装置、部品実装方法 Active JP6110305B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/062248 WO2014174638A1 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 部品実装装置、部品実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014174638A1 true JPWO2014174638A1 (ja) 2017-02-23
JP6110305B2 JP6110305B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=51791244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013540146A Active JP6110305B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 部品実装装置、部品実装方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6110305B2 (ja)
KR (1) KR101530249B1 (ja)
CN (1) CN105284200B (ja)
WO (1) WO2014174638A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11653486B2 (en) 2018-05-30 2023-05-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Component replenishment management system and component mounting system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009081364A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Panasonic Corp 部品実装システム及び部品実装方法
JP2009200475A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Panasonic Corp 実装条件決定方法
JP2009252926A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Panasonic Corp 電子部品搭載装置
JP2011086697A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Panasonic Corp 電子部品実装装置および電子部品実装方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5321474B2 (ja) * 2010-01-15 2013-10-23 パナソニック株式会社 部品実装装置および部品実装方法
KR20120111921A (ko) * 2010-01-19 2012-10-11 파나소닉 주식회사 부품 실장 방법 및 부품 실장 장치
JP5450338B2 (ja) * 2010-10-05 2014-03-26 富士機械製造株式会社 電子部品実装機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009081364A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Panasonic Corp 部品実装システム及び部品実装方法
JP2009200475A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Panasonic Corp 実装条件決定方法
JP2009252926A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Panasonic Corp 電子部品搭載装置
JP2011086697A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Panasonic Corp 電子部品実装装置および電子部品実装方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101530249B1 (ko) 2015-06-22
CN105284200A (zh) 2016-01-27
KR20140145944A (ko) 2014-12-24
CN105284200B (zh) 2018-01-09
JP6110305B2 (ja) 2017-04-05
WO2014174638A1 (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5440483B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP6057359B2 (ja) 部品実装機の生産管理システム
JP5683006B2 (ja) 部品実装装置、情報処理装置、情報処理方法及び基板製造方法
US9078385B2 (en) Component mounting method and component mounting apparatus
JP4728423B2 (ja) 電子部品の実装方法及び電子部品の実装機
JP2012124348A (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP6153594B2 (ja) 部品実装システムおよびそれに用いるバルク部品決定方法
JP6110305B2 (ja) 部品実装装置、部品実装方法
WO2016059679A1 (ja) ロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システム及び部品吸着位置補正方法
WO2015097865A1 (ja) 部品実装装置、部品実装方法
JP5970659B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP5279666B2 (ja) 部品実装機
JP5762239B2 (ja) 基板処理システム、基板供給順序決定方法、プログラム、記録媒体
JP2007053340A (ja) 基板在庫数シミュレーション方法
JP2002186288A (ja) 複数のサーボモータの制御方法及び同装置
JP6606465B2 (ja) 部品実装機、部品実装方法
JP2017157762A (ja) ロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システム
JP6685186B2 (ja) 基板搬送態様決定方法、基板搬送態様決定プログラム、部品実装機
JP5244049B2 (ja) 部品実装機、部品実装方法
JP7017574B2 (ja) 部品実装方法および部品実装装置
WO2023145070A1 (ja) 基板搬送装置、部品実装装置、基板搬送方法、プログラムおよび記録媒体
JP7266101B2 (ja) 部品実装機のバックアップピン自動配置システム
JP6587971B2 (ja) 部品実装装置および部品実装装置の実装方法
JP2020004789A (ja) 部品実装装置
JP2023059408A (ja) 生産設備の制御装置および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6110305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250