JP5244049B2 - 部品実装機、部品実装方法 - Google Patents

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この発明は、複数の実装位置の間で基板を搬送しながら、各実装位置で基板への部品実装を行なう技術に関するものである。
従来、基板を所定の搬送方向に搬送しながら、当該基板に部品を実装することが行なわれている。例えば、特許文献1の部品実装機(同文献の「電子部品実装装置」)では、基板の搬送方向に待機ステージと実装ステージとが並んで設けられており、実装ステージ上に支持された基板に対してヘッド(同文献の「移載ヘッド」)が部品実装を行なうとともに、この部品実装中の基板に続いて次に部品実装を行なう予定の未実装基板が待機ステージ上で待機する。そして、実装ステージ上での部品実装が完了すると、実装済み基板が実装ステージから搬送方向の下流側に搬送されるとともに、待機ステージ上の未実装基板が実装ステージ上に搬送され、続いてこの未実装基板に対してヘッドが部品実装を行なう。
ちなみに、上述のヘッドは、フィーダから供給される部品を実装ステージ上の基板に移載して、部品実装を行なう。しかしながら、フィーダに収納されている部品数には限りがあるため、部品実装を繰り返すうちに部品切れが発生する。そして、この部品切れを起こした部品を補充している間に部品実装が中断することにより、タクトタイムが増大してしまう場合があった。そこで、同文献の部品実装機では、実装ステージ上の基板への部品実装中に一部の部品に部品切れが起きて、当該一部の部品について補充が必要となった場合、この部品補充の間、ヘッドは待機ステージ上に移動するとともに、当該待機ステージ上に支持される未実装基板に対して部品切れが起きていない部品を実装する。そして、部品補充が完了すると、ヘッドは実装ステージ上に戻って、実装ステージ上に支持される基板に対する部品実装を再開する。こうして部品補充の間を有効利用することで、タクトタイムの短縮が図られている。
特許第4067003号公報
ただし、タクトタイムに影響する要因は部品切れのみならず、その他の要因によってもタクトタイムが増大する場合があった。つまり、部品実装機は、部品実装が完了した実装済み基板を搬送方向の下流側に搬出して、続いて部品実装を行なう予定の未実装基板を搬送方向の上流側から搬入する。したがって、タクトタイムの短縮のためには、実装済み基板の搬出または未実装基板の搬入を速やかに行なうことが重要となる。
しかしながら、搬出後の実装済み基板の受入先となる外部装置で基板の受入準備が整っていないために、部品実装機から実装済み基板をすぐには搬出できず、その結果、未実装基板の搬入が速やかに行なえずに、タクトタイムが増大してしまう場合があった。あるいは、外部装置では基板の受入準備ができていても、部品実装機での部品実装そのものが遅れているために、実装済み基板の搬出が速やかに行なえず、タクトタイムが増大してしまう場合もあった。これに対して、特許文献1では、このような外部装置の稼動状況とタクトタイムとの関係ついては十分に考慮されていない。よって、特許文献1の部品実装機のように、複数の実装位置の間で切り換えて1つのヘッドが部品実装を行なうのみでは、外部装置の稼動状況に応じた適切な対応ができずに、タクトタイムが増大してしまう場合があった。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、タクトタイムの短縮を図ることを目的としている。
本発明にかかる部品実装機は、上記課題を解決するために、搬送方向に基板を搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送方向の上流側から搬送されてきた基板を第1実装位置で支持する第1支持手段と、搬送手段によって第1実装位置から搬送方向に搬送されてきた基板を、第1実装位置の搬送方向の下流側に位置する第2実装位置で支持する第2支持手段と、第1実装位置もしくは第2実装位置で基板に部品を実装する第1部品実装手段と、第1実装位置もしくは第2実装位置で基板に部品を実装する第2部品実装手段と、第1実装位置で第1部品実装手段により部品実装した後に第2実装位置にまで搬送手段により搬送して当該第2実装位置で第2部品実装手段により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、第1部品実装手段による部品実装と第2部品実装手段による部品実装とを第1実装位置および第2実装位置のいずれか一方で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードとを、第1部品実装手段、第2部品実装手段および搬送手段を制御して選択的に実行する制御手段とを備え、シリアル実装モードが実行されてあるいはパラレル実装モードが実行されて第2実装位置にある実装済み基板を、搬送手段は第2実装位置から外部装置へ向けて搬送方向に搬送することを特徴としている。
このように構成された本発明(部品実装機)では、第1実装位置と、当該第1実装位置の(基板の)搬送方向の下流側に位置する第2実装位置とで、部品実装を行なうことができる。さらに、第1部品実装手段および第2部品実装手段が設けられており、これらの第1部品実装手段および第2部品実装手段は第1実装位置もしくは第2実装位置で基板に部品実装を行なうことができる。そして、このような第1部品実装手段および第2部品実装手段を備えた上で、
(1)第1実装位置で第1部品実装手段により部品実装した後に第2実装位置にまで搬送手段により搬送して当該第2実装位置で第2部品実装手段により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、
(2)第1部品実装手段による部品実装と第2部品実装手段による部品実装とを第1実装位置および第2実装位置のいずれか一方で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードと
を選択的に実行可能となっている。このように本発明では、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
そこで、実装済み基板を、搬送手段によって第2実装位置から外部装置に向けて搬送方向に搬送可能か否かを判断する判断手段をさらに備え、判断手段が実装済み基板を搬送可能と判断した場合は、搬送手段は、実装済み基板を第2実装位置から搬送方向へ搬送するとともに、制御手段は、実装済み基板に続いて部品の実装を行なう次の基板への部品実装をシリアル実装モードで実行する一方、判断手段が実装済み基板を搬送不可能と判断した場合は、搬送手段は、実装済み基板を第2実装位置で待機させるとともに、制御手段は、次の基板への部品実装をパラレル実装モードで実行するように構成しても良い。
このような構成は、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なうべく、実装済み基板を第2実装位置から外部装置に向けて搬送方向に搬送可能か否かを判断する判断手段を備えている。そして、外部装置に向けて搬送可能と判断した場合と、外部装置に向けて搬送不可能と判断した場合とで、部品の実装モードを変えている。つまり、搬送可能と判断した場合は、搬送手段は、実装済み基板を第2実装位置から搬送方向へ搬送する。これにより、第2実装位置を空けて、実装済み基板に続いて部品の実装を行なう次の基板を第2実装位置にまで搬送できるようになる。その上で、制御手段は、当該次の基板への部品実装をシリアル実装モードで実行する。つまり、第2実装位置は空いている状態であるので、制御手段は、第1実装位置での第1部品実装手段による部品実装が完了次第、第2実装位置に当該次の基板を直ちに搬送すべく、シリアル実装モードで部品実装を行なう。これにより、第1実装位置での第1部品実装手段による部品実装が完了次第、当該第1実装位置を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置へ速やかに搬入することができる。一方で、外部装置に向けて搬送不可能と判断した場合は、搬送手段は、実装済み基板を第2実装位置で待機させるとともに、制御手段は、次の基板への部品実装をパラレル実装モードで実行する。つまり、第2実装位置には実装済み基板が待機しているので、第2実装位置に次の基板を搬送して、第2部品実装手段により部品実装を行なうことはできない。そこで、制御手段は、パラレル実装モードで部品実装を行なって、第1実装位置で第1部品実装手段による部品実装と第2部品実装手段による部品実装とを並行して、次の基板に対して行なう。これにより、次の基板への部品実装を迅速に行なうことができる。その結果、外部装置へ向けての搬送が可能となり次第、先の実装済み基板に続いて、当該次の基板を外部装置へ向けて速やかに搬送することができる。こうして、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なって、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
また、次の基板に対してパラレル実装モードを実行中に、判断手段が実装済み基板を搬送可能になったと判断した場合は、搬送手段は、実装済み基板を第2実装位置から搬送方向に搬送するように構成しても良い。これにより、次の基板を第1実装位置から第2実装位置に適宜搬送することができ、必要に応じて、第1実装位置を空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置へ速やかに搬入することができる。
そこで、次の基板に対してパラレル実装モードを実行中に、判断手段が実装済み基板を搬送可能になったと判断した場合は、制御手段は、実行中のパラレル実装モードにおける第1部品実装手段による次の基板への部品実装の進捗を確認して、当該進捗確認結果に基づいて第1部品実装手段および第2部品実装手段による以後の部品実装を制御するように構成しても良い。パラレル実装モードを実行中の次の基板を、適切なタイミングで第1実装位置から第2実装位置に搬送することができる。
つまり、実行中のパラレル実装モードにおいて第1部品実装手段による次の基板への部品実装が完了していると進捗確認結果が示す場合は、制御手段は、パラレル実装モードを中断するとともに、次の基板を第2実装位置に搬送手段に搬送させるように構成すれば良い。これにより、第1実装位置での第1部品実装手段による部品実装が完了次第、当該第1実装位置を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置へ速やかに搬入することができる。
また、この際、制御手段は、パラレル実装モードの中断時に第2部品実装手段による部品実装が完了していない場合は、第2実装位置で第2部品実装手段による部品実装を継続させるように構成すれば良い。このように構成することで、第2部品実装手段による部品実装を、第2実装位置で確実に完了することができる。
ところで、上述では主として、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なうべく、実装済み基板を第2実装位置から外部装置に向けて搬送方向に搬送可能か否かを判断する判断手段を、本発明の構成に対してさらに備えた場合について説明した。しかしながら、次のように構成することもできる。
つまり、外部装置からの基板要求信号を受信する受信手段と、受信手段が基板要求信号を受信すると、実装済み基板が第2実装位置に待機しているかを確認する確認手段とをさらに備え、受信手段の基板要求信号の受信時に、確認手段が実装済み基板の第2実装位置での待機を確認した場合は、搬送手段は、第2実装位置から外部装置に向けて実装済み基板を搬送するとともに、制御手段は、実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう基板への当該部品実装をシリアル実装モードで実行する一方、受信手段の基板要求信号の受信時に、確認手段が実装済み基板の第2実装位置での待機を確認しなかった場合は、制御手段は、実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう基板への当該部品実装を第1実装位置におけるパラレル実装モードで実行するように構成しても良い。
このような構成は、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なうべく、外部装置からの基板要求信号を受信する受信手段と、受信手段が基板要求信号を受信すると、実装済み基板が第2実装位置に待機しているかを確認する確認手段とを備えている。そして、受信手段の基板要求信号の受信時に、確認手段が実装済み基板の第2実装位置での待機を確認した場合と、確認手段が実装済み基板の第2実装位置での待機を確認しなかった場合とで、部品の実装モードを変えている。つまり、受信手段の基板要求信号の受信時に実装済み基板の第2実装位置での待機を確認した場合は、外部装置からの基板要求に応えるべく、搬送手段は、第2実装位置から外部装置側へと実装済み基板を搬送する。これにより、外部装置からの基板要求に直ちに応えて、実装済み基板を外部装置へ向けて速やかに搬送することができる。また、制御手段は、実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう基板(次の基板)への当該部品実装をシリアル実装モードで実行する。これにより、第1実装位置での第1部品実装手段による当該次の基板に対する部品実装が完了次第、当該第1実装位置を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置に速やかに搬入することができる。一方で、受信手段の基板要求信号の受信時に、実装済み基板の第2実装位置での待機を確認しなかった場合は、次のとおりである。つまり、この場合、外部装置は実装済み基板の受入準備が整っているのにも拘わらず、部品実装機側で実装済み基板を用意できていないこととなる。そこで、制御手段は、実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう基板(次の基板)への当該部品実装をパラレル実装モードで実行する。こうして、第1部品実装手段による部品実装と第2部品実装手段による部品実装とを並行して行なって、実装済み基板を外部装置に向けて速やかに搬送することが可能となる。
また、制御手段は、パラレル実装モードの実行中に第1部品実装手段による部品実装が完了した場合は、パラレル実装モードを中断するとともに、第1部品実装手段による部品実装が完了した基板を第2実装位置へ搬送手段に搬送させるように構成しても良い。これにより、第1実装位置での第1部品実装手段による部品実装が完了次第、当該第1実装位置を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置へ速やかに搬入することができる。
また、この際、制御手段は、パラレル実装モードの中断時に第2部品実装手段による部品実装が完了していない場合は、第2実装位置で第2部品実装手段に部品実装を継続させるように構成しても良い。このように構成することで、第2部品実装手段による部品実装を、第2実装位置で確実に完了することができる。
また、この発明にかかる部品実装方法は、第1実装位置と、当該第1実装位置に対して基板の搬送方向の下流側に位置する第2実装位置との間で基板を搬送しながら、第1実装位置および第2実装位置のそれぞれで基板に部品を実装する部品実装方法であって、上記目的を達成するために、第1実装位置もしくは第2実装位置で基板に部品を実装する第1部品実装手段と、第1実装位置もしくは第2実装位置で基板に部品を実装する第2部品実装手段とを用いて、第1実装位置で第1部品実装手段により部品実装した後に第2実装位置にまで搬送して当該第2実装位置で第2部品実装手段により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、第1部品実装手段による部品実装と第2部品実装手段による部品実装とを第1実装位置および第2実装位置のいずれか一方で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードとを、選択的に実行するとともに、シリアル実装モードが実行されてあるいはパラレル実装モードが実行されて第2実装位置にある実装済み基板を、第2実装位置から外部装置へ向けて搬送方向に搬送することを特徴としている。
このように構成された本発明(部品実装方法)では、第1実装位置と、当該第1実装位置の(基板の)搬送方向の下流側に位置する第2実装位置とで、部品実装を行なうことができる。さらに、第1部品実装手段および第2部品実装手段が設けられており、これらの第1部品実装手段および第2部品実装手段は第1実装位置もしくは第2実装位置で基板に部品実装を行なうことができる。そして、このような第1部品実装手段および第2部品実装手段を備えた上で、
(1)第1実装位置で第1部品実装手段により部品実装した後に第2実装位置にまで搬送して当該第2実装位置で第2部品実装手段により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、
(2)第1部品実装手段による部品実装と第2部品実装手段による部品実装とを第1実装位置および第2実装位置のいずれか一方で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードと
を選択的に実行可能となっている。このように本発明では、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
この発明によれば、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となる。
本発明を適用可能である表面実装機の一形態を示す平面図である。 本発明を適用可能である表面実装機の一形態を示す平面図である。 図3は、図1、図2に示す表面実装機の電気的構成を示すブロック図である。 シリアル実装モードでの部品実装動作の一例を示す平面図である。 パラレル実装モードでの部品実装動作の一例を示す平面図である。 パラレル実装モードでの実装動作中に下流側外部装置からReady信号が出た場合の部品実装動作の一例を示す図である。 第1ヘッドユニットの1ターンの動作を示すフローチャートである。 基板搬送装置の搬送動作を示すフローチャートである。 第2ヘッドユニットの1ターンの動作を示すフローチャートである。 第1実装位置P1でのパラレル実装モード実行中に下流側外部装置がReady信号が出力した場合の第1ヘッドユニットによる部品実装例を示すフローチャートである。 第3実施形態での第2コンベアユニットの搬送処理を示すフローチャートである。 第4実施形態でのパラレル実装モードでの部品実装の動作例を示す平面図である。 図12に示す部品実装の動作例を実現するフローチャートである。
第1実施形態
図1および図2はいずれも、本発明を適用可能である表面実装機の一形態を示す平面図である。これらの図には、基板の搬送方向に平行なX方向と、当該X方向に垂直なY方向とが示されている。なお、X方向の矢印X1は基板搬送方向の上流側を向いており、X方向の矢印X2は基板搬送方向の下流側を向いている。また、Y方向の矢印Y1はY方向の一方側を向いており、Y方向の矢印Y2はY方向の他方側を向いている。この表面実装機100は、1度に2枚の基板1a、1bに対して部品実装可能な構成を備えており、より具体的には、2枚の基板1a、1bを機内に搬入(図1)した後、さらに、これら基板1a、1bのそれぞれを実装位置P1、P2に位置決めして(図2)、各実装位置P1、P2で基板1a、1bに対して部品実装を行なうものである。
また、図3は、図1、図2に示す表面実装機の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、表面実装機100の電気的構成には、表面実装機100の各部を統括的に制御するための主制御部101のほかに、基板搬送装置制御部102、第1ヘッドユニット制御部103および第2ヘッドユニット制御部104が設けられている。基板搬送装置制御部102は、後述する基板搬送装置2を制御して、基板の搬送制御を司る。また、第1・第2ヘッドユニット制御部103、104は、後述する第1・第2ヘッドユニット3、4を制御して、搬送済みの基板に対する部品の実装制御を司る。さらに、表面実装機100の電気的構成には、ホストコンピュータやその他の外部装置との通信を行なうための通信部105が設けられている。そして、主制御部101は、通信部105を介して得た外部情報に基づいて基板搬送装置制御部102およびヘッドユニット制御部103を制御することで、外部情報に応じた適切な動作を、基板搬送装置2および第1・第2ヘッドユニット3、4に実行させることができる。また、主制御部101は、第1実装位置P1の近傍に設けられた基板検出センサの検出結果に基づいて第1実装位置P1での基板の有無を確認できるとともに、第2実装位置P2の近傍に設けられた基板検出センサの検出結果に基づいて第2実装位置P2での基板の有無を確認することができるように構成されている。
表面実装機100は、図1および図2に示すように、X方向に延びる基板搬送装置2と、基板搬送装置2の上方をXY方向に移動可能な第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4とを備えている。これら基板搬送装置2、第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4はそれぞれ、基台5上に配置されている。また、基台5上のY方向側の両端部には、部品を供給するための部品供給部として複数のテープフィーダ6がX方向に配列されている。そして、第1ヘッドユニット3はY方向のY1側のテープフィーダから供給を受けた部品を実装し、第2ヘッドユニット4はY方向のY2側のテープフィーダから供給を受けた部品を実装する。
基板搬送装置2は、X方向に並ぶ第1コンベアユニット21、第2コンベアユニット22および第3コンベアユニット23を備えている。そして、基板搬送装置2は、これらコンベアユニット21、22、23を協働して動作させることで、X方向へ基板1a、1bを搬入・搬出させたり、実装位置P1、P2へ基板1a、1bを位置決めしたりする。詳細は次のとおりである。
第1コンベアユニット21はY方向に間隔を空けて並ぶ一対のコンベア211、212を備え、第2コンベアユニット22はY方向に間隔を空けて並ぶ一対のコンベア221、222を備え、第3コンベアユニット23はY方向に間隔を空けて並ぶ一対のコンベア231、232を備えている。また、この基板搬送装置2には、X方向へ(X方向のX2側へ)基板を1a、1bを搬送するための駆動力を発生する、2個の搬送モータ80、81が設けられている。これらの搬送モータ80、81のうち、搬送モータ80は、第1・第2コンベアユニット21、22を駆動するために設けられている。つまり、搬送モータ80の駆動力を受けて、第1コンベアユニット21の各コンベア211、212の搬送ベルトと、第2コンベアユニット22の各コンベア221、222の搬送ベルトとが、同期してX方向に搬送される。一方、搬送モータ81は、第3コンベアユニット23を駆動するために設けられている。そして、搬送モータ81の駆動力を受けて、第3コンベアユニット23の各コンベア231、232の搬送ベルトが、同期してX方向に搬送される。
第1コンベアユニット21のコンベア211、212のうち、Y方向のY2側のコンベア212は、Y方向のY2側に設けられたテープフィーダ6の近傍で、基台5に固定されている。一方、Y方向のY1側のコンベア212は、ボールネジ軸213aの回転に伴なって、基台5に対してY方向に移動自在に構成されている。したがって、ボールネジ軸213aを駆動する駆動モータ(図示省略)を、基板搬送装置制御部102が制御することで、コンベア211、212のY方向への間隔を、基板1a、1bの幅に応じて調整することができる。そして、コンベア211、212の間隔が基板1a、1bに応じて調整された状態で、基板搬送装置制御部102が搬送モータ80を適宜制御することで、第1コンベアユニット21は、表面実装機100外部からの基板1a、1bの搬入を受け、あるいは、基板受渡位置P3にある第2コンベアユニット22に基板1a、1bを渡す。
第2コンベアユニット22のコンベア221、222のうち、Y方向のY1側のコンベア221は、回転モータ82からの駆動力を受けて、Y方向のY2側のコンベア222から独立してY方向に移動自在に構成されている。したがって、回転モータ82の回転を基板搬送装置制御部102が制御することで、コンベア221、222のY方向への間隔を、基板1a、1bの幅に応じて調整することができる。そして、コンベア221、222の間隔が基板1a、1bの幅に応じて調整された状態で、基板搬送装置制御部102が駆動モータ83および搬送モータ80を適宜制御することで、第2コンベアユニット22は、図1に示す基板受渡位置P3で、第1コンベアユニット21から基板1a、1bを受け取ったり第3コンベアユニットに基板1a、1bを渡したりすることができる。さらに、第2コンベアユニット22のコンベア221、222は、駆動モータ83からの駆動力を受けて、それぞれの間隔を保ったままY方向に移動自在に構成されている。したがって、基板搬送装置制御部102が駆動モータ83および搬送モータ80を適宜制御することで、第2コンベアユニット22は、基板受渡位置P3あるいは第1実装位置P1に基板1a、1bを位置決めすることができる。以上のような構成を備えているため、第2コンベアユニット22は、基板受渡位置P3で未実装の基板1a、1bを第1コンベアユニット21から受けて第1実装位置P1に移動位置決めするとともに、第1実装位置P1での実装が済んだ基板1a、1bを基板受渡位置P3にまで戻して第3コンベアユニット23に渡すことができる。
第3コンベアユニット23は、Y方向に間隔を空けて並ぶ一対のコンベア231、232を備えている。これらのコンベア231、232のうち、Y方向のY2側のコンベア232は、Y方向のY2側に設けられたテープフィーダ6の近傍に配設されている。一方、Y方向のY1側のコンベア232は、ボールネジ軸233a、233bの回転に伴なって、基台5に対してY方向に移動自在に構成されている。したがって、ボールネジ軸233a、233bを駆動する駆動モータ(図示省略)を、基板搬送装置制御部102が制御することで、コンベア231、232のY方向への間隔を、基板1a、1bの幅に応じて調整することができる。そして、コンベア231、232の間隔が基板1a、1bの幅に応じて調整された状態で、基板搬送装置制御部102が搬送モータ81を適宜制御することで、第3コンベアユニット23は、第2コンベアユニット22からの基板1a、1bを受けて、第2実装位置P2に位置決めし、あるいは表面実装機外部に向けてX2方向に搬送する。
続いて、第1・第2ヘッドユニット3、4について説明する。第1ヘッドユニット3と第2ヘッドユニット4とは、図1および図2に示すように、互いに同様の構成を示している。また、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、テープフィーダ6の部品取出部6aから部品をピックアップして、基板への部品実装をすることができる。なお、部品には、半導体集積回路装置、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの小型の電子部品が含まれる。
また、第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4は、図1および図2に示すように、それぞれX方向に延びるヘッドユニット支持部31および41に沿ってX方向に直線移動可能に構成されている。具体的には、ヘッドユニット支持部31(ヘッドユニット支持部41)は、X方向に延びるボールネジ軸31a(41a)と、ボールネジ軸31a(41a)を回転させるサーボモータ31b(41b)と、X方向のガイドレール(図示せず)とを有している。また、ヘッドユニット支持部31およびヘッドユニット支持部41の両端部には、固定レール部70に設けられた固定子72の近傍に配置される界磁コイルからなる可動子73が取り付けられている。
また、第1ヘッドユニット3は、ボールネジ軸31aに螺合されるボールナット32を有する。第2ヘッドユニット4は、ボールネジ軸41aに螺合されるボールナット42を有している。これにより、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、サーボモータ31b(41b)によりボールネジ軸31a(41a)が回転されることによって、ヘッドユニット支持部31(41)に対してX方向に移動される。
また、これらのヘッドユニット支持部31および41は、それぞれ、基板搬送装置2を跨ぐように設けられたY方向に延びる一対の固定レール部70に沿ってY方向に移動可能に構成されている。一対の固定レール部70は、それぞれ、ヘッドユニット支持部31および41に共通して用いられるように構成されている。また、一対の固定レール部70は、それぞれ、ヘッドユニット支持部31(41)の両端部をY方向に移動可能に支持するガイドレール71と、固定レール部70の内側側面にY方向に沿って配列された複数の永久磁石からなる固定子72とを有している。すなわち、ヘッドユニット支持部31(41)は、界磁コイルからなる可動子73に電流が供給されることによって、ガイドレール71に沿ってY方向に直線移動可能である。すなわち、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、ヘッドユニット支持部31(41)およびリニアモータ7により基台5上をXY方向に移動可能である。
また、第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4は、基板搬送方向X2の上流側の第1実装位置P1および基板搬送方向X2の下流側の第2実装位置P2の両方で部品実装が可能であるように、それぞれの可動範囲が設定されている。ただし、基本的には、第1ヘッドユニット3は、Y方向のY1側のテープフィーダから供給を受けた部品を第1実装位置P1に位置決めされた基板1bに対して部品実装を行なうとともに、第2ヘッドユニット4は、第2ヘッドユニット4はY方向のY2側のテープフィーダから供給を受けた部品を第2実装位置P2に位置決めされた基板1aに対して部品実装を行なうことで、部品実装時の第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4の移動距離を短くし、タクトタイムを向上させている。つまり、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、部品を吸着する際には、リニアモータ7によりY1方向(Y2方向)のテープフィーダ6上方(部品供給位置)に移動されるとともに、ヘッドユニット支持部31(41)に沿ってX方向に移動されることによって、吸着ノズル35(45)が所定の部品取出部6aの上方に配置されるように構成されている。そして、部品を実装する際には、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、リニアモータ7により実装位置P1(P2)の基板1b(1a)上方に移動されるとともに、ヘッドユニット支持部31(41)に沿ってX方向に移動されることによって、吸着ノズル35(45)が基板1b(1a)の所定箇所に位置するように構成されている。
第1ヘッドユニット(第2ヘッドユニット4)には、X方向に列状に配列された10本の吸着ノズル35(45)が取り付けられており、各吸着ノズル35(45)が部品を吸着することができる。そして、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、まず部品供給位置において部品取出部6aから複数の部品を取得した後Y2(Y1)方向に移動されることによって、複数の部品を保持(吸着)したまま実装位置P1(P2)上方に移動される。そして、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、X方向およびY方向の移動を繰り返しながら複数の部品をそれぞれ基板1b(1a)表面の所定の搭載店に実装するように構成されている。そして、実装動作が終了すると、第1ヘッドユニット3(第2ヘッドユニット4)は、Y1(Y2)方向に移動されることによって基板の上方から再び部品供給位置(テープフィーダ6上方)に戻され、部品取出部6aから部品の取得(吸着)作業を実行する。なお、本実施形態では、各ヘッドユニット3、4が基板と1a、1bとテープフィーダとの間を1往復して部品実装を行なう動作を「1ターン」と定義する。
以上のように、本実施形態の表面実装機100は、第1・第2実装位置P1、P2が設けられており、第2ヘッドユニット4は、各第1・第2実装位置P1、P2で部品実装が可能であるようにその可動範囲が設けられており、各第1・第2実装位置P1、P2のいずれかで選択的に部品実装ができる。そこで、本実施形態の表面実装機100は、2つの実装モード、すなわち、
(1)第1実装位置P1で第1ヘッドユニット3により部品実装した後に第2実装位置P2にまで基板搬送装置2により搬送して当該第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、
(2)第1ヘッドユニット3による部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを第1実装位置P1で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードと
を選択的に実行することとしている。そして、第1・第2ヘッドユニット3、4それぞれの部品実装が完了した基板を、基板搬送方向X2の下流側の外部装置(下流側外部装置)に搬出する。
図4は、シリアル実装モードでの部品実装動作の一例を示す平面図である。図5は、パラレル実装モードでの部品実装動作の一例を示す平面図である。図6は、パラレル実装モードでの実装動作中に下流側外部装置からReady信号(基板要求信号)が出た場合の部品実装動作の一例を示す図である。これらの平面図では、基板に対して、表面実装機100に搬入されてくる順序で符号Waから符号Weが付されている。また、基板Wa等に付された、数字3、4を丸で囲んだ印は、それぞれ次の意味を表す。つまり、丸印で囲まれた数字「3」は当該印が付された基板に対して第1ヘッドユニット3による部品実装が完了していることを示し、丸印で囲まれた数字「4」は当該印が付された基板に対して第2ヘッドユニット4による部品実装が完了していることを示している。
まず、図4の上欄「動作状態1」では、第1・第2ヘッドユニット3、4による部品実装が完了した基板Waが、搬出待機位置P4で待機している。この搬出待機位置P4は、第3コンベアユニット23において第2実装位置P2の基板搬送方向X2の下流側に設けられており、表面実装機100で第1・第2ヘッドユニット3、4による部品実装が完了した基板を待機させるための場所である。そして、基板の受入準備が完了した下流側外部装置からのReady信号を通信部105を介して主制御部101が受信すると、第3コンベアユニット23が搬出待機位置P4から下流側外部装置に基板を搬出する。また、第2実装位置P2では、第1ヘッドユニット3による部品実装が完了した基板Wbに対して、第2ヘッドユニット4が部品実装を実行している。さらに、第1実装位置P1では、外部から表面実装機100に搬入された未実装の基板Wcに対して、第1ヘッドユニット3が部品実装を行っている。
そして、下流側外部装置からのReady信号を主制御部101が受信すると、基板Waを基板搬送装置2は搬出待機位置P4から下流側外部装置に搬出する。また、これに伴って、第2実装位置P2での部品実装が完了した基板Wbを、基板搬送装置2は、第2実装位置P2から下流側外部装置へと向けて基板搬送方向X2に搬送して、搬出待機位置P4で待機させる。さらに、第1実装位置P1での部品実装が完了した基板Wcを、基板搬送装置2は、第1実装位置P1から第2実装位置P2にまで基板を搬送する。続いて、図4の下欄「動作状態2」に示すように、第2実装位置P2では、第1実装位置P1での第1ヘッドユニットによる部品実装が完了した基板Wcに対して、第2ヘッドユニット4が部品実装を行なうとともに、第1実装位置P1では、新たに搬入された未実装の基板Wdに対して、第1ヘッドユニット3が部品実装を行っている。このように、本実施形態の表面実装機100は、基本的にはシリアル実装モードを実行することにより、次々と搬入されてくる基板Wa、Wb、Wc、…に対して、第1実装位置P1で第1ヘッドユニット3により部品実装を行った後に第2実装位置P2で第2ヘッドユニットにより部品実装を行なう。そして、これらの部品実装が完了した基板Wa、Wb、Wc、…を、第2実装位置P2から下流側外部装置へ向けて基板搬送方向X2に順次搬送する。
ところで、下流側外部装置の稼働状況によっては、第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4による部品実装が完了した実装済み基板Wa、Wb、Wc、…を、第2実装位置P2から下流側外部装置へ向けて基板搬送方向X2に搬送できない場合がある。なぜなら、下流側外部装置に基板Wa、Wb、Wc、…の受入準備が整っていないと、搬出待機位置P4から基板Wa、Wb、Wc、…を送り出すことができず、その結果、第2実装位置P2から搬出待機位置P4に実装済み基板Wa、Wb、Wc、…を送り出すことができないからである。そこで、本実施形態では、下流側外部装置からのReady信号の有無に基づいて、主制御部101が、基板搬送装置2によって、第2実装位置P2から下流側外部装置へ向けて基板搬送方向X2に実装済み基板を、搬送可能か否か判断する。そして、Ready信号があって搬送可能と判断される場合は、基板Wa、Wb、Wc、…が基板搬送方向X2に順次搬送されるとともに、シリアル実装モードで部品実装が継続して実行される。一方で、Ready信号がなくて搬送不可能と判断される場合は、パラレル実装モードで部品実装が実行される(図5)。
図5では、第1・第2ヘッドユニット3、4による部品実装が完了した基板Wcが、第2実装位置P2から基板搬送方向X2に送り出せない場合が示されている。このような場合、この実装済み基板Wcは第2実装位置P2で待機させられる一方、新たに表面実装機100に搬入されてきた未実装の基板Wdに対しては、パラレル実装モードが実行される。このパラレル実装モードでは、第1ヘッドユニット3による部品実装と、第2ヘッドユニット4による部品実装とが、第1実装位置P1で平行して一枚の基板Wdに対して実行される。この第1実装位置P1でのパラレル実装モードの実行中は、第1ヘッドユニット3による部品実装の実装が、第2ヘッドユニット4による部品実装により待機することがなるべく発生しないように、第1ヘッドユニット3による部品実装が優先して行われる。
そして、このパラレル実装モードの実行中に、下流側外部装置からのReady信号を主制御部101が受け取らない場合は、パラレル実装モードによって、基板Wdに対する第1・第2ヘッドユニット3、4の部品実装を完了してしまう。一方で、パラレル実装モードの実行中に、下流側外部装置からのReady信号を主制御部101が受け取った場合は、図6に示す動作例が実行される。
パラレル実装モードの実行中にReady信号を受け取った主制御部101は、基板搬送装置2に指令を出して、搬出待機位置P4にある基板Wbを下流側外部装置に搬出するとともに、第2実装位置P2にある実装済み基板Wcを、第2実装位置P2から下流側外部装置へ向けて基板搬送方向X2に搬送する。また、これに伴って主制御部101は、実行中のパラレル実装モードにおける第1ヘッドユニット4による基板Wd(次の基板)への部品実装の進捗を確認して、当該進捗確認結果に基づいて第1・第2ヘッドユニット3、4による以後の部品実装を制御する。
具体的には、実行中のパラレル実装モードにおいて第1ヘッドユニット3による基板Wdの実装が完了していないと、進捗確認結果が示す場合は、主制御部101は、パラレル実装モードでの部品実装を継続して、少なくとも第1ヘッドユニット3による基板Wdへの部品実装を完了させる(図6の上欄の「動作状態5」)。そして、第1ヘッドユニット3による部品実装の完了した基板Wdは、基板受渡位置P3にまで移動された後、第2実装位置P2に搬送される(図6の下欄の「動作状態6」)。このとき、パラレル実装モードにおいて第2ヘッドユニット4による部品実装が完了しなかった場合は、第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4が基板Wdに部品実装を継続する。
また、一方で、実行中のパラレル実装モードにおいて第1ヘッドユニット3による基板Wdの実装が完了していると、進捗確認結果が示す場合は、主制御部101は、パラレル実装モードを中断する。そして、基板Wdは、基板受渡位置P3にまで移動された後、第2実装位置P2に搬送される(図6の下欄の「動作状態6」)。また、パラレル実装モードの中断時に第2ヘッドユニット4による部品実装が完了しなかった場合は、第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4が基板Wdに部品実装を継続する。
続いて、上述の動作を実現するフローチャートの一例について説明する。図7は、第1ヘッドユニットの1ターンの動作を示すフローチャートである。図8は、基板搬送装置の搬送動作を示すフローチャートであり、特に基板搬送装置2の第2コンベアユニット22の搬送処理を示すものである。図9は、第2ヘッドユニット4の1ターンの動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、第1ヘッドユニット3の1ターンの動作では、ステップS101で、第1実装位置P1での基板の有無が確認される。そして、ステップS101で基板があると判断されると(ステップS101で「YES」)、ステップS102に進んで第1ヘッドユニット3は第1実装位置P1の基板に部品実装を行なう(上述した、動作状態1、3、5)。
図8に示すように、第2コンベアユニット22の搬送処理では、ステップS201で、第1実装位置P1での基板の有無が確認される。そして、ステップS201で基板がないと判断される場合(ステップS201で「NO」)、第2コンベアユニット22の搬送処理は終了する。一方、ステップS201で基板があると判断される場合(ステップS201で「YES」)、ステップS202で第1実装位置P1の基板に対する第1ヘッドユニット3の部品実装が完了しているか否かが判断される。そして、部品実装が完了している場合(ステップS202で「YES」)、ステップS203に進んで、第1実装位置P1から第2実装位置P2にまで基板が搬送される(上述した、動作状態2、6)。一方、部品実装が完了していない場合(ステップS202で「NO」)は、部品実装が完了してから、ステップS203に進んで第1実装位置P1から第2実装位置P2にまで基板が搬送される(上述した、動作状態2、6)。
図9に示すように、第2ヘッドユニット4の1ターンの動作では、ステップS301で、第2実装位置P2での基板の有無が確認される。そして、ステップS301で基板があると判断されると(ステップS301で「YES」)、ステップS302に進んで、第2実装位置P2の基板に対する第2ヘッドユニット4の部品実装が未完了か否かが判断される。そして、部品実装が未完了と判断される場合(ステップS302で「YES」)、ステップS303に進んで、第2ヘッドユニット4が第2実装位置P2の基板に部品実装を行なう(上述した、動作状態1、2)。
一方、ステップS301で第2実装位置P2に基板がないと判断された場合(ステップS301で「NO」)あるいはステップS302で第2実装位置P2の基板に対する第2ヘッドユニット4の部品実装が完了していると判断された場合(ステップS302で「NO」)、ステップS304に進む。このステップ304では、第1実装位置P1での基板の有無が判断される。そして、第1実装位置P1に基板が有ると判断される場合(ステップS304で「YES」)、ステップS305で下流側外部装置からReady信号が出力されているか否かが判断され、Ready信号が出力されて下流側外部装置が基板を待っていると判断されると(ステップS305で「YES」)、ステップ306で第1実装位置P1で第2ヘッドユニット4が部品実装を行なう(上述した、動作状態3)。また、ステップS304で第1実装位置P1に基板が無いと判断された場合(ステップS304で「NO」)あるいはステップS305で下流側外部装置が基板を待っていないと判断された場合(ステップS305で「NO」)、第2ヘッドユニット4の1ターンは終了する。
以上のように、第1実施形態の表面実装機(部品実装機)では、第1実装位置P1と、当該第1実装位置P1の基板搬送方向X2の下流側に位置する第2実装位置P2とで、部品実装を行なうことができる。さらに、第1ヘッドユニット3(第1実装手段)および第2ヘッドユニット4(第2部品実装手段)が設けられており、これらのうち第1ヘッドユニット3は第1実装位置P1で基板に部品実装を行なう一方、第2ヘッドユニット4は第1実装位置P1および第2実装位置P2で選択的に基板に部品実装を行なうことができる。そして、このような第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4を備えた上で、
(1)第1実装位置P1で第1ヘッドユニット3により部品実装した後に第2実装位置P2にまで基板搬送装置(搬送手段)により搬送して当該第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、
(2)第1ヘッドユニット3よる部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを第1実装位置P1で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードと
を選択的に実行可能となっている。このように本実施形態では、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、下流側外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
さらに、第1実施形態の表面実装機では、実装済み基板を、基板搬送装置によって第2実装位置P2から下流側外部装置に向けて基板搬送方向X2に搬送可能か否かを判断する主制御部101を備えている。そして、主制御部101が実装済み基板を搬送可能と判断した場合は、基板搬送装置2は、実装済み基板を第2実装位置P2から基板搬送方向X2へ搬送するとともに、主制御部101は実装済み基板に続いて部品の実装を行なう次の基板への部品実装をシリアル実装モードで実行する。一方で、主制御部101が実装済み基板を搬送不可能と判断した場合は、基板搬送装置2は、実装済み基板を第2実装位置P2で待機させるとともに、主制御部101は、次の基板への部品実装をパラレル実装モードで実行する。
このような構成は、下流側外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なうべく、実装済み基板を第2実装位置P2から下流側外部装置に向けて基板搬送方向X2に搬送可能か否かを判断する。そして、下流側外部装置に向けて搬送可能と判断した場合と、下流側外部装置に向けて搬送不可能と判断した場合とで、部品の実装モードを変えている。つまり、搬送可能と判断した場合は、基板搬送装置2は、実装済み基板を第2実装位置P2から基板搬送方向X2へ搬送する。これにより、第2実装位置P2を空けて、実装済み基板に続いて部品の実装を行なう次の基板を第2実装位置P2にまで搬送できるようになる。その上で、主制御部101は、当該次の基板への部品実装をシリアル実装モードで実行する(図4)。つまり、第2実装位置P2は空いている状態であるので、主制御部101は、第1実装位置P1での第1ヘッドユニット3による部品実装が完了次第、第2実装位置P2に当該次の基板を直ちに搬送すべく、シリアル実装モードで部品実装を行なう。これにより、第1実装位置P1での第1ヘッドユニットによる部品実装が完了次第、当該第1実装位置P1を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置P1へ速やかに搬入することができる。一方で、下流側外部装置に向けて搬送不可能と判断した場合は、基板搬送装置2は、実装済み基板を第2実装位置P2で待機させるとともに、主制御部101は、次の基板への部品実装をパラレル実装モードで実行する(図5)。つまり、第2実装位置P2には実装済み基板が待機しているので、第2実装位置P2に次の基板を搬送して、第2ヘッドユニット4により部品実装を行なうことはできない。そこで、主制御部101は、パラレル実装モードで部品実装を行なって、第1実装位置P1で第1ヘッドユニット3による部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを並行して、次の基板に対して行なう。これにより、次の基板への部品実装を迅速に行なうことができる。その結果、下流側外部装置へ向けての搬送が可能となり次第、先の実装済み基板に続いて、当該次の基板を外部装置へ向けて速やかに搬送することができる。こうして、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なって、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
また、次の基板に対してパラレル実装モードを実行中に、主制御部101が実装済み基板を搬送可能になったと判断した場合は、基板搬送装置2は、実装済み基板を第2実装位置P2から基板搬送方向X2に搬送している。したがって、次の基板を第1実装位置P1から第2実装位置P2に適宜搬送することができ、必要に応じて、第1実装位置P1を空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置P1へ速やかに搬入することができる。
そこで、第1実施形態では、次の基板に対してパラレル実装モードを実行中に、主制御部101が実装済み基板を搬送可能になったと判断した場合は、主制御部101は、実行中のパラレル実装モードにおける第1ヘッドユニット3による次の基板への部品実装の進捗を確認して、当該進捗確認結果に基づいて第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4による以後の部品実装を制御している。これにより、パラレル実装モードを実行中の次の基板を、適切なタイミングで第1実装位置P1から第2実装位置P2に搬送することができる。
つまり、実行中のパラレル実装モードにおいて第1ヘッドユニット3による次の基板への部品実装が完了していると進捗確認結果が示す場合は、主制御部101は、パラレル実装モードを中断するとともに、次の基板を第2実装位置P2に基板搬送装置2に搬送させる(図6)。これにより、第1実装位置P1での第1ヘッドユニット3による部品実装が完了次第、当該第1実装位置P1を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置P1へ速やかに搬入することができる。
また、この際、主制御部101は、パラレル実装モードの中断時に第2ヘッドユニット4による部品実装が完了していない場合は、第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4による部品実装を継続させる。したがって、第2ヘッドユニット4による部品実装を、第2実装位置P2で確実に完了することができる。
第2実施形態
ところで、上記第1実施形態では、第2ヘッドユニット4のみならず第1ヘッドユニット3も、第1・第2実装位置P1、P2の両方で部品実装が可能である。したがって、第1・第2ヘッドユニット3、4を適当に制御してやれば、第1ヘッドユニット3よる部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードを、第1実装位置P1および第2実装位置P2のいずれか一方で選択的に行なうことが可能である。そこで、第2実施形態では、図5で示したパラレル実装モードの実行中に下流側外部装置からReady信号が出力された際の第1ヘッドユニット3による部品実装を、次のようにして行なう。
主制御部101は、第1実装位置P1でのパラレル実装モード実行中に下流側外部装置からのReady信号を受信すると、このパラレル実装モードでの第1ヘッドユニット3による部品実装の進捗を確認する。この点では第1実施形態と第2実施形態とは共通する。ただし、パラレル実装モードでの第1ヘッドユニット3の部品実装が未完了であると、進捗確認結果が示した場合の以後の動作において、第1実施形態と第2実施形態とは異なる。つまり、第2実施形態では、主制御部101は、パラレル実装モードでの第1ヘッドユニット3の部品実装が未完了であっても、第1実装位置P1でのパラレル実装モードを直ちに中断して、この実装未完了の基板を第1実装位置P1から第2実装位置P2にまで基板搬送装置2に搬送させる。そして、第1ヘッドユニット3と第2ヘッドユニット4とが、第2実装位置P2に対する基板に並行して基板実装を行なう。すなわち、第2実装位置P2でパラレル実装モードが実行されるのである。
図10は、第1実装位置P1でのパラレル実装モード実行中に下流側外部装置がReady信号が出力した場合の第1ヘッドユニットによる部品実装例を示すフローチャートである。第2実施形態では、下流側外部装置がReady信号が出力して第1実装位置P1でのパラレル実装モードが中断されると、第1ヘッドユニット3は図10のフローチャートに従って1ターンを開始する。この1ターンの動作では、ステップS401で第2実装位置P2での基板の有無が確認される。ここで、第2実装位置P2の基板の有無を確認する理由は、中断前のパラレル実装モードで全ての部品実装が完了していると、第2実装位置P2よりさらに基板搬送方向X2に基板が既に搬送されている場合があるからである。また、ステップS401で第2実装位置P2に基板があると判断された場合(ステップS401で「YES」)は、ステップS402で、第2実装位置P2の基板が、第1ヘッドユニット3による部品実装が未完了の基板か否かが判断される。そして、第1ヘッドユニット3による部品実装が未完了であると判断された場合(ステップS402で「YES」)、ステップ403に進んで、第1ヘッドユニット3が第2実装位置P2の基板に対して残りの部品実装を継続する。こうして、第2実装位置P2でパラレル実装モードが実行される。この第2実装位置P2でのパラレル実装モードの実行中は、第2ヘッドユニット4によるによる部品実装の実装が、第1ヘッドユニット3部品実装により待機することがなるべく発生しないように、第2ヘッドユニット4による部品実装が優先して行われる。
一方、ステップS401で「NO」、すなわち第2実装位置P2に基板がないと判断された場合や、ステップS402で「NO」、すなわち第2実装位置P2の基板が第1ヘッドユニット3による部品実装が完了した基板と判断された場合は、ステップS404に進む。このステップS404では、第1実装位置P1に搬送された基板が有るか否かが判断されて、第1実装位置P1に基板が有ると判断された場合(ステップS404で「YES」)、ステップS405に進んで、第1ヘッドユニットは、第1実装位置の基板に対して部品実装を行なう。一方、第1実装位置P1に基板が無いと判断された場合(ステップS404で「NO」)、第1ヘッドユニットは1ターンの動作を終了する。
以上のように、第2実施形態では、
(1)第1実装位置P1で第1ヘッドユニット3により部品実装した後に第2実装位置P2にまで基板搬送装置(搬送手段)により搬送して当該第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、
(2)第1ヘッドユニット3よる部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを第1実装位置P1および第2実装位置P2のいずれか一方で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードと
を選択的に実行可能となっている。このように第2実施形態においても、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
特に、第2実施形態では、実行中の第1実装位置P1でのパラレル実装モードにおいて第1ヘッドユニット3による基板への部品実装が未完了であると進捗確認結果が示す場合は、主制御部101は、第1実装位置P1でのパラレル実装モードを中断するとともに、基板を第2実装位置P2に基板搬送装置2に搬送させて、当該第2実装位置P2でパラレル実装モードを実行して、第1ヘッドユニット3および第2ヘッドユニット4に部品実装を継続させる。したがって、第1実装位置P1での第1ヘッドユニット3による部品実装が未完了であっても、当該第1実装位置P1を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう基板を第1実装位置P1へ速やかに搬入することができる。
つまり、主制御部101は、第1実装位置P1でのパラレル実装モードの中断に伴なう基板の第1実装位置P1から第2実装位置P2への搬送に並行して、続いて部品の実装を行なう基板を第1実装位置P1にまで搬送手段に搬送させるように構成すれば、この基板の第1実装位置P1への搬入を速やかに行なうことができる。
第3実施形態
上述のように、この表面実装機100では、第1実装位置P1のみならず第2実装位置P2においてもパラレル実装モードを実行することができる。そこで、この第3実施形態にかかる表面実装機100は、当該表面実装機100よりも基板搬送方向X2の上流側の外部装置から、第1実装位置P1への基板受入要求が有るか否かに応じて、第2実装位置P2でのパラレル実装モードを適宜実行して、タクトタイムの短縮を図っている。
図11は、第3実施形態での第2コンベアユニットの搬送処理を示すフローチャートである。図11に示すように、第2コンベアユニット22の搬送処理では、ステップS501で、第1実装位置P1での基板の有無が確認される。そして、ステップS501で基板が無いと判断される場合(ステップS501で「NO」)、第2コンベアユニット22の搬送処理は終了する。一方、ステップS501で基板が有ると判断される場合(ステップS501で「YES」)、ステップS502で第1実装位置P1の基板に対する第1ヘッドユニット3の部品実装が完了しているか否かが判断される。そして、部品実装が完了している場合(ステップS502で「YES」)、ステップS503に進んで、第1実装位置P1から第2実装位置P2にまで基板が搬送される。一方、部品実装が完了していない場合(ステップS502で「NO」)、ステップS504に進んで、第1実装位置P1への基板受入要求が上流側外部装置から有るか否かが判断される。
基板受入要求が無い場合(ステップS504で「NO」)、第2コンベアユニット22の搬送処理が終了する一方、基板受入要求が有る場合(ステップS504で「YES」)、ステップS505に進んで、第2実装位置P2での基板の有無が確認される。そして、第2実装位置P2に基板が有る場合(ステップS505で「NO」)は、第1実装位置P1から第2実装位置P2に基板を搬送することができないので、そのまま第2コンベアユニット22は搬送処理を終了する。一方、第2実装位置P2に基板が無い場合(ステップS505で「YES」)、基板受入要求に応じて第1実装位置P1を空けるべく、ステップS503に進んで、第1実装位置P1から第2実装位置P2に基板が搬送される。こうして、第1実装位置P1が空けられて当該第1実装位置P1への基板受入準備が完了するとともに、第2実装位置P2では搬送されてきた基板に対してパラレル実装モードが実行される。
以上のように、第3実施形態では、
(1)第1実装位置P1で第1ヘッドユニット3により部品実装した後に第2実装位置P2にまで基板搬送装置(搬送手段)により搬送して当該第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4により部品実装する一連の動作を一枚の基板に行なうシリアル実装モードと、
(2)第1ヘッドユニット3よる部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを第1実装位置P1および第2実装位置P2のいずれか一方で並行して一枚の基板に行なうパラレル実装モードと
を選択的に実行可能となっている。このように第3実施形態においても、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
特に第3実施形態では、第1実装位置P1への基板受入要求が上流側外部装置から有った場合は、第1実装位置P1から第2実装位置P2に基板を搬送して、第2実装位置P2でのパラレル実装モードを適宜実行している。したがって、基板受入要求に応じて第1実装位置P1を空けて、基板受入準備を速やかに整えることが可能となっており、タクトタイムの短縮が図られている。
第4実施形態
ところで、例えば、生産開始1枚目などの状況では、下流側外部装置は基板の搬入を受けるべく、Ready信号を表面実装機100に向けて出力する。しかしながら、表面実装機100側では搬出待機位置P4および第2実装位置P2ともに実装済みの基板が無く、したがって、Ready信号に応じて下流側外部装置へ向けて搬送すべき実装済みの基板が無い。このような場合、第1・第2ヘッドユニットによる基板への部品実装を速やかに終えて、実装済みの基板を下流側外部装置へと搬出することが好適である。そこで、第4実施形態では、次のようにして部品実装を行っている。
図12は、第4実施形態でのパラレル実装モードでの部品実装の動作例を示す平面図である。図13は、図12に示す部品実装の動作例を実現するフローチャートである。図13に示すように、第2ヘッドユニット4の1ターンの動作では、まず、ステップS601で、第2実装位置P2での基板の有無が主制御部101によって確認される。第2実装位置P2に基板があると判断された場合(ステップS602で「YES」)、ステップS602で第2実装位置P2の基板に対する第2ヘッドユニット4による部品実装が未完了か否かが判断される。そして、ステップS603に進んで、第2ヘッドユニット4は第2実装位置P2の基板に部品実装を実行する。
一方、ステップS601で第2実装位置P2に基板が無いと判断された場合(同ステップで「NO」)あるいはステップS602で第2実装位置P2の基板に対する第2ヘッドユニット4による部品実装が完了していると判断された場合(同ステップで「NO」)は、ステップS604に進む。このステップS604では、第1実装位置P1での基板の有無が確認される。そして、第1実装位置P1に基板が有ると確認された場合(ステップS604で「YES」)、ステップS605に進んで、下流側外部装置よりReady信号が出力されているか否かが判断され、さらにReady信号の出力が確認されると(ステップS605で「YES」)、第2ヘッドユニットは第1実装位置P1の基板に部品実装を行なう。こうして、ステップS606では。パラレル実装モードが実行される(図12)。一方、ステップS604で第1実装位置P1に基板が無いと判断された場合(ステップS604で「NO」)あるいはステップS605でReady信号が出力されていないと判断された場合(ステップS605で「NO」)、第2ヘッドユニットは1ターンの動作を終了する。そして、基板搬送装置2は、上記実装動作によって、第1・第2ヘッドユニット3、4による部品実装が完了した基板を、下流側外部装置に搬出する。
つまり、第4実施形態では、主制御部101は、下流側外部装置からReady信号を受信すると、第1・第2ヘッドユニット3、4による実装が完了した実装済み基板が第2実装位置P2に待機しているかを確認する。そして、Ready信号受信時に、実装済み基板が第2実装位置P2で待機している場合は、第2実装位置P2から下流側外部装置に実装済み基板を搬出することで、下流側外部装置からの要求に応えて基板を速やかに搬出することができる。また、この場合は、主制御部101は、以後の部品実装をシリアル実装モードで実行すれば良い。一方、下流側外部装置からのReady信号の受信時に、第1・第2ヘッドユニット3、4による実装が完了した実装済み基板が第2実装位置に待機していることを確認できない場合は、上述の図12および図13のステップS606に示したように、主制御部101はパラレルモードで部品実装を実行するのである。
このように第4実施形態においても、シリアル実装モードとパラレル実装モードとの間で部品の実装モードを適宜切り換えることで、下流側外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで基板に部品実装を行なうことができるため、タクトタイムの短縮を図ることが可能となっている。
つまり、第4実施形態の表面実装機100は、下流側外部装置の稼動状況に応じた適切な実装モードで部品実装を行なうべく、主制御部101は、下流側外部装置からのReady信号を受信すると、実装済み基板が第2実装位置P2に待機しているかを確認する。そして、Ready信号の受信時に、実装済み基板の第2実装位置P2での待機を確認した場合と、実装済み基板の第2実装位置P2での待機を確認しなかった場合とで、部品の実装モードを変えている。つまり、Ready信号の受信時に実装済み基板の第2実装位置P2での待機を確認した場合は、下流側外部装置からの基板要求に応えるべく、基板搬送装置2は、第2実装位置P2から下流側外部装置へと実装済み基板を搬送する。これにより、下流側外部装置からの基板要求に直ちに応えて、実装済み基板を下流側外部装置へ向けて速やかに搬出することができる。また、主制御部101は、実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう基板(次の基板)への当該部品実装をシリアル実装モードで実行する。これにより、第1実装位置P1での第1ヘッドユニット3による当該次の基板に対する部品実装が完了次第、当該第1実装位置P1を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置P1に速やかに搬入することができる。一方で、Ready信号の受信時に、実装済み基板の第2実装位置P2での待機を確認しなかった場合は、次のとおりである。つまり、この場合、下流側外部装置は実装済み基板の受入準備が整っているのにも拘わらず、表面実装機100側で実装済み基板を用意できていないこととなる。そこで、主制御部101は、実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう基板(次の基板)への当該部品実装をパラレル実装モードで実行する。こうして、第1ヘッドユニット3による部品実装と第2ヘッドユニット4による部品実装とを並行して行なって、実装済み基板を下流側外部装置に向けて速やかに搬出することが可能となる。
なお、上述の構成においては、主制御部101は、パラレル実装モードの実行中に第1ヘッドユニット3による部品実装が完了した場合は、パラレル実装モードを中断するとともに、第1ヘッドユニット3による部品実装が完了した基板を第2実装位置P2へ基板搬送装置2に搬送させるように構成しても良い。これにより、第1実装位置P1での第1ヘッドユニットによる部品実装が完了次第、当該第1実装位置P1を直ちに空けて、続いて部品実装を行なう更に次の基板を第1実装位置P1へ速やかに搬入することができる。
また、この際、主制御部101は、パラレル実装モードの中断時に第2ヘッドユニット4による部品実装が完了していない場合は、第2実装位置P2で第2ヘッドユニット4に部品実装を継続させるように構成すると良い。このように構成することで、第2ヘッドユニット4による部品実装を、第2実装位置P2で確実に完了することができる。
その他
以上のように上記実施形態では、表面実装機100が本発明の「部品実装機」に相当する。また、基板搬送装置2が本発明の「搬送手段」に相当し、第2コンベアユニット22が本発明の「第1支持手段」に相当し、第3コンベアユニット23が本発明の「第2支持手段」に相当し、第1ヘッドユニット3が本発明の「第1部品実装手段」に相当し、第2ヘッドユニット4が本発明の「第2部品実装手段」に相当し、主制御部101が本発明の「制御手段」に相当している。また、主制御部101は、本発明の「判断手段」「受信手段」「確認手段」に相当している。また、Ready信号が本発明の「基板要求信号」に相当している。また、基板搬送方向X2が本発明の「搬送方向」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。例えば、上記実施形態では、搬出待機位置P4が設けられているが、搬出待機位置P4を設けずに、第2実装位置P2から直接に表面実装機100の外部に実装済み基板を搬出するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、第1実装位置P1と第2実装位置P2とがY方向に互いにずれているが、第1実装位置P1と第2実装位置P2との位置関係はこれに限られず、各実装位置P1、P2のY方向への位置が互いに同じであっても良い。
また、上記実施形態では、第1ヘッドユニット3と第2ヘッドユニット4とが同一の構成を備えていたが、各ヘッドユニット3、4が異なる構成を備えていても良い。
100…表面実装機、 101…主制御部、 102…基板搬送装置制御部、 103…第1ヘッドユニット制御部、 104…第2ヘッドユニット制御部、 105…通信部、 2…基板搬送装置、 21…第1コンベアユニット、 211…コンベア211、 212…コンベア、 22…第2コンベアユニット、 221…コンベア、 222…コンベア、 23…第3コンベアユニット、 231…コンベア、 232…コンベア、 1a,1b,Wa,Wb,Wc,Wd,We…基板、 P1…第1実装位置、 P2…第2実装位置、 X2…基板搬送方向

Claims (10)

  1. 搬送方向に基板を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって前記搬送方向の上流側から搬送されてきた前記基板を第1実装位置で支持する第1支持手段と、
    前記搬送手段によって前記第1実装位置から前記搬送方向に搬送されてきた前記基板を、前記第1実装位置の前記搬送方向の下流側に位置する第2実装位置で支持する第2支持手段と、
    前記第1実装位置もしくは前記第2実装位置で前記基板に部品を実装する第1部品実装手段と、
    前記第1実装位置もしくは前記第2実装位置で前記基板に部品を実装する第2部品実装手段と、
    前記第1実装位置で前記第1部品実装手段により部品実装した後に前記第2実装位置にまで前記搬送手段により搬送して当該第2実装位置で前記第2部品実装手段により部品実装する一連の動作を一枚の前記基板に行なうシリアル実装モードと、前記第1部品実装手段による部品実装と前記第2部品実装手段による部品実装とを前記第1実装位置および前記第2実装位置のいずれか一方で並行して一枚の前記基板に行なうパラレル実装モードとを、前記第1部品実装手段、前記第2部品実装手段および前記搬送手段を制御して選択的に実行する制御手段と
    を備え、
    前記シリアル実装モードが実行されてあるいは前記パラレル実装モードが実行されて前記第2実装位置にある実装済み基板を、前記搬送手段は前記第2実装位置から外部装置へ向けて前記搬送方向に搬送することを特徴とする部品実装機。
  2. 前記実装済み基板を、前記搬送手段によって前記第2実装位置から前記外部装置に向けて前記搬送方向に搬送可能か否かを判断する判断手段をさらに備え、
    前記判断手段が前記実装済み基板を搬送可能と判断した場合は、前記搬送手段は、前記実装済み基板を前記第2実装位置から前記搬送方向へ搬送するとともに、前記制御手段は、前記実装済み基板に続いて部品の実装を行なう次の基板への部品実装を前記シリアル実装モードで実行する一方、
    前記判断手段が前記実装済み基板を搬送不可能と判断した場合は、前記搬送手段は、前記実装済み基板を前記第2実装位置で待機させるとともに、前記制御手段は、前記第1実装位置において前記次の基板への部品実装を前記パラレル実装モードで実行する請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記次の基板に対して前記パラレル実装モードを実行中に、前記判断手段が前記実装済み基板を搬送可能になったと判断した場合は、前記搬送手段は、前記実装済み基板を前記第2実装位置から前記搬送方向に搬送する請求項2に記載の部品実装機。
  4. 前記次の基板に対して前記パラレル実装モードを実行中に、前記判断手段が前記実装済み基板を搬送可能になったと判断した場合は、前記制御手段は、実行中の前記パラレル実装モードにおける前記第1部品実装手段による前記次の基板への部品実装の進捗を確認して、当該進捗確認結果に基づいて前記第1部品実装手段および前記第2部品実装手段による以後の部品実装を制御する請求項3に記載の部品実装機。
  5. 実行中の前記パラレル実装モードにおいて前記第1部品実装手段による前記次の基板への部品実装が完了していると前記進捗確認結果が示す場合は、前記制御手段は、前記パラレル実装モードを中断するとともに、前記次の基板を前記第2実装位置に前記搬送手段に搬送させる請求項4に記載の部品実装機。
  6. 前記制御手段は、前記パラレル実装モードの中断時に前記第2部品実装手段による部品実装が完了していない場合は、前記第2実装位置で前記第2部品実装手段による部品実装を継続させる請求項5に記載の部品実装機。
  7. 前記外部装置からの基板要求信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記基板要求信号を受信すると、前記実装済み基板が前記第2実装位置に待機しているかを確認する確認手段と
    をさらに備え、
    前記受信手段の前記基板要求信号の受信時に、前記確認手段が前記実装済み基板の前記第2実装位置での待機を確認した場合は、前記搬送手段は、前記第2実装位置から前記外部装置に向けて前記実装済み基板を搬送するとともに、前記制御手段は、前記実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう前記基板への当該部品実装を前記シリアル実装モードで実行する一方、
    前記受信手段の前記基板要求信号の受信時に、前記確認手段が前記実装済み基板の前記第2実装位置での待機を確認しなかった場合は、前記制御手段は、前記実装済み基板の待機確認に続いて部品実装を行なう前記基板への当該部品実装を前記第1実装位置における前記パラレル実装モードで実行する請求項1に記載の部品実装機。
  8. 前記制御手段は、前記パラレル実装モードの実行中に前記第1部品実装手段による部品実装が完了した場合は、前記パラレル実装モードを中断するとともに、前記第1部品実装手段による部品実装が完了した前記基板を前記第2実装位置へ前記搬送手段に搬送させる請求項7に記載の部品実装機。
  9. 前記制御手段は、前記パラレル実装モードの中断時に前記第2部品実装手段による部品実装が完了していない場合は、前記第2実装位置で前記第2部品実装手段に部品実装を継続させる請求項8に記載の部品実装機。
  10. 第1実装位置と、当該第1実装位置に対して基板の搬送方向の下流側に位置する第2実装位置との間で前記基板を搬送しながら、前記第1実装位置および前記第2実装位置のそれぞれで前記基板に部品を実装する部品実装方法において、
    前記第1実装位置もしくは前記第2実装位置で前記基板に部品を実装する第1部品実装手段と、前記第1実装位置もしくは前記第2実装位置で前記基板に部品を実装する第2部品実装手段とを用いて、
    前記第1実装位置で前記第1部品実装手段により部品実装した後に前記第2実装位置にまで搬送して当該第2実装位置で前記第2部品実装手段により部品実装する一連の動作を一枚の前記基板に行なうシリアル実装モードと、
    前記第1部品実装手段による部品実装と前記第2部品実装手段による部品実装とを前記第1実装位置および前記第2実装位置のいずれか一方で並行して一枚の前記基板に行なうパラレル実装モードと
    を、選択的に実行するとともに、
    前記シリアル実装モードが実行されてあるいは前記パラレル実装モードが実行されて前記第2実装位置にある実装済み基板を、前記第2実装位置から外部装置へ向けて前記搬送方向に搬送することを特徴とする部品実装方法。
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