JP6606465B2 - 部品実装機、部品実装方法 - Google Patents

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Description

この発明は、基板を搬送する搬送機構に保持された基板に部品を実装する部品実装技術に関するものである。
従来、基板搬送方向に直交する幅方向の両側に設けられた部品供給部と、各部品供給部に対応して設けられた2個の実装ヘッドとを備え、これら部品供給部の間を基板搬送方向に搬送される基板に、各実装ヘッドが対応する部品供給部から部品を移載する部品実装機が知られている。
また、特許文献1の部品実装機では、両側の部品供給部の間に配置された基板搬送装置が、基板搬送方向に一列に並ぶ4個のコンベアユニットで構成されており、部品実装の際には、中央の2個のコンベアユニットが基板を保持する。特に、これら2個のコンベアユニットは幅方向に可動となっており、基板搬送の際には基板搬送方向に並ぶ一方、部品実装の際には幅方向に互いにずれる。そして、各実装ヘッドは、対応する部品供給部から近い方のコンベアユニットに保持される基板に部品を移載する。これによって、部品供給部から基板までの実装ヘッドの移動距離を抑えて、基板への部品実装を短時間で完了することが可能となっている。
特開2015−225977号公報 特開2012−151331号公報
このように特許文献1の部品実装機は、1本の搬送機構(基板搬送装置)を備える。ただし、特許文献2に示されるように、並列に配置された2本の搬送機構(基板搬送レーン)を備える部品実装機も存在する。そして、かかる部品実装機では、部品供給部から基板への実装ヘッドの移動距離が基板への部品実装に要する時間に与える影響に関して改善の余地があった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、2本の搬送機構それぞれで基板を搬送する構成において、基板への部品実装に要する時間の短縮を可能とする技術を提供することを目的とする。
この発明に係る部品実装機は、第1方向に基板を搬送する第1搬送機構と、第1方向に直交する第2方向から第1搬送機構に隣り合って配置されて、第1方向に基板を搬送する第2搬送機構と、第1搬送機構および第2搬送機構の一方を対象搬送機構に設定する制御部と、第2方向において第1搬送機構を挟んで第2搬送機構の逆側に配置されて、部品を供給する第1部品供給部と、第2方向において第2搬送機構を挟んで第1搬送機構の逆側に配置されて、部品を供給する第2部品供給部と、対象搬送機構に保持される基板に第1部品供給部から部品を移載する第1実装部と、対象搬送機構に保持される基板に第2部品供給部から部品を移載する第2実装部とを備え、第1搬送機構および第2搬送機構のそれぞれに、上流側搬送部と、上流側搬送部の第1方向の下流側に配置された下流側搬送部とからなる搬送ユニットが設けられ、上流側搬送部と下流側搬送部とが、第1方向に並んで第1方向へ基板を搬送する搬送モードと、互いに第2方向にずれてそれぞれ異なる基板を保持する保持モードとを実行可能であり、対象搬送機構で保持モードを実行する上流側搬送部および下流側搬送部のうち、第1部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第1実装部が部品を移載し、第2部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第2実装部が部品を移載する。
この発明に係る部品実装方法は、第1方向に基板を搬送する第1搬送機構と、第1方向に直交する第2方向から第1搬送機構に隣り合って配置されて、第1方向に基板を搬送する第2搬送機構とを用いて基板を搬送・保持する工程と、第1搬送機構および第2搬送機構のうち一方の対象搬送機構に保持される基板に対して、第2方向において第1搬送機構を挟んで第2搬送機構の逆側に配置される第1部品供給部から第1実装部により部品を移載するとともに、第2方向において第2搬送機構を挟んで第1搬送機構の逆側に配置される第2部品供給部から第2実装部により部品を移載する工程とを備え、第1搬送機構および第2搬送機構のそれぞれに、上流側搬送部と、上流側搬送部の第1方向の下流側に配置された下流側搬送部とからなる搬送ユニットが設けられ、上流側搬送部と下流側搬送部とが、第1方向に並んで第1方向へ基板を搬送する搬送モードと、互いに第2方向にずれてそれぞれ異なる基板を保持する保持モードとを実行可能であり、対象搬送機構で保持モードを実行する上流側搬送部および下流側搬送部のうち、第1部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第1実装部が部品を移載し、第2部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第2実装部が部品を移載する。
このように構成された本発明(部品実装機、部品実装方法)では、第1方向に基板を搬送する第1搬送機構および第2搬送機構のそれぞれが、上流側搬送部と下流側搬送部とからなる搬送ユニットを有する。これら上流側搬送部および下流側搬送部は、第1方向に直交する第2方向に互いに相対的に移動可能であり、第1方向に並んで第1方向へ基板を搬送する搬送モードと、互いに第2方向にずれてそれぞれ異なる基板を保持する保持モードとを実行可能である。そして、第1実装部および第2実装部は、第1搬送機構および第2搬送機構のうち一方の対象搬送機構により保持される基板に部品を実装する。特に、対象搬送機構で保持モードを実行する上流側搬送部および下流側搬送部のうち、第1部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第1実装部が部品を移載し、第2部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第2実装部が部品を移載する。こうして、第1実装部および第2実装部が第1部品供給部および第2部品供給部から基板まで移動する移動距離を抑えて、基板への部品実装に要する時間を短縮することが可能となっている。
ところで、上述の特許文献1の部品実装機では、2個の搬送部(コンベアユニット)が基板搬送の際には基板搬送方向に並ぶ一方、部品実装の際には幅方向に互いにずれる。かかる部品実装機では、部品供給部から基板への実装ヘッドの移動距離を抑えられるため、基板への部品実装に要する時間を短縮できるといった利点がある一方、基板への部品実装の完了に伴って実行される基板の入れ換えに要する時間が問題となる場合があった。つまり、各搬送部に保持される基板への部品実装が完了した際には、上流側の搬送部から下流側の搬送部へ基板を搬送するとともに上流側の搬送部に新たな基板を搬送することで、各搬送部に保持される基板を入れ換える必要がある。この基板の入れ換えは、2個の搬送部をずれた状態から並んだ状態へ移動させてから、これら搬送部により基板を搬送し、さらにこれら搬送部を並んだ状態からずれた状態に移動させることで実行される。そのため、各搬送部の移動に要する時間だけ、基板の入れ換えに要する時間が延びる。これに対して、基板の入れ換え中は基板への部品実装を行えない。そのため、基板への部品実装の効率が低下する場合があった。
そこで、第1搬送機構および第2搬送機構のうち、対象搬送機構の切り換えに伴って対象搬送機構への設定が解除された解除搬送機構では、上流側搬送部と下流側搬送部とが第2方向へ相対的に移動して保持モードから搬送モードに移行する第1移行動作と、上流側搬送部が保持していた基板を下流側搬送部へ搬送するとともに第1方向の上流側から基板を受け取り、下流側搬送部が保持していた基板を第1方向の下流側へ搬送するとともに上流側搬送部から基板を受け取る搬送動作と、上流側搬送部と下流側搬送部とが第2方向へ相対的に移動して搬送モードから保持モードに移行する第2移行動作とがこれらの順で実行され、解除搬送機構における第1移行動作、搬送動作および第2移行動作の実行に並行して、第1実装部および第2実装部が対象搬送機構に保持される基板に部品を移載する実装動作を実行するように、部品実装機を構成しても良い。
つまり、第1搬送機構および第2搬送機構の間で対象搬送機構が切り換えられると、第1搬送機構および第2搬送機構のうち対象搬送機構への設定が解除された解除搬送機構では、第1移行動作、搬送動作および第2移行動作が実行される。そして、これら第1移行動作、搬送動作および第2移行動作に並行して、新たに設定された対象搬送機構が支持する基板に対して実装動作が実行される。そのため、基板への部品実装の効率化を図ることが可能となっている。
また、解除搬送機構における第1移行動作、搬送動作および第2移行動作は、実装動作の完了前に完了するように、部品実装機を構成しても良い。これによって、基板への部品実装をより効率的に実行することができる。
また、第1実装部の移動範囲は、部品を実装中の第2実装部よりも第2方向において第1部品供給部側に制限されるとともに、第2実装部の移動範囲は、部品を実装中の第1実装部よりも第2方向において第2部品供給部側に制限される部品実装機に対しては、本発明は特に好適である。つまり、かかる部品実装機では、第1実装部および第2実装部は、互いに近接する範囲に部品を実装する際には、一方が基板に部品を実装している間、他方は待機する必要がある。そして、この実装ヘッドの待機時間が基板への部品実装の効率を低下させる一因となりうる。これに対して、本発明では、第2方向に互いにずれた上流側搬送部および下流側搬送部のうち、第1部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第1実装部が部品を移載し、第2部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に第2実装部が部品を移載する。これによって、第1実装部あるいは第2実装部の待機の発生を抑制でき、基板への部品実装の効率化を図ることができる。
また、第1搬送機構で保持モードを実行する上流側搬送部および下流側搬送部のうち第2部品供給部に近い搬送部が位置する範囲と、第2搬送機構で保持モードを実行する上流側搬送部および下流側搬送部のうち第1部品供給部に近い搬送部が位置する範囲とが、第2方向において重複する部分を有するように、部品実装機を構成しても良い。これによって、部品実装機を第2方向へ小型化することができる。
以上のように、本発明によれば、2本の搬送機構それぞれで基板を搬送する構成において、基板への部品実装に要する時間の短縮が可能となっている。
本発明にかかる部品実装機の構成を模式的に示す平面図である。 図1に示す部品実装機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 部品実装機で実行される動作を示すタイミングチャートである。 図3のタイミングチャートに従って実行される動作の一例を模式的に示す図である。
図1は本発明にかかる部品実装機の構成を模式的に示す平面図である。図2は図1に示す部品実装機の主要な電気的構成を示すブロック図である。なお、図1では、Z方向が鉛直方向であり、X方向およびY方向がそれぞれ水平方向であるXYZ直交座標軸が示されている。
図1に示すように、部品実装機1は、Y方向の一方側に設けられた第1部品供給部2aと、Y方向の他方側に設けられた第2部品供給部2bとを備える。各部品供給部2a、2bでは、複数のフィーダー21がX方向に並んで取り付けられており、各フィーダー21が先端の部品取出部22に部品Eを供給する。なお、部品Eには、半導体集積回路装置、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの小型の電子部品が含まれる。
また、部品実装機1は、第1部品供給部2aと第2部品供給部2bとの間で並列に配置された第1搬送レーン3aと第2搬送レーン3bとを備える。こうしてY方向に隣り合う第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのうち、第1搬送レーン3aは第1部品供給部2a側に配置され、第2搬送レーン3bは、第2部品供給部2b側に配置されている。換言すれば、第1部品供給部2aは、Y方向において第1搬送レーン3aを挟んで第2搬送レーン3bの逆側に配置され、第2部品供給部2bは、Y方向において第2搬送レーン3bを挟んで第1搬送レーン3aの逆側に配置されている。これら搬送レーン3a、3bのそれぞれは、基板搬送方向であるX方向にこの順で並ぶ第1コンベアユニット31、第2コンベアユニット32、第3コンベアユニット33および第4コンベアユニット34で構成されている。そして、第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とで、搬送ユニット30が構成される。これらコンベアユニット31、32、33、34のそれぞれは、Y方向に間隔を空けて並ぶ一対のコンベア35、35を有し、コンベア35、35のY方向の間隔が基板BのY方向への幅に応じて変更可能となっている。
また、第1搬送レーン3aの第3コンベアユニット33を構成するコンベア35、35は、それらの間隔を維持しつつY方向に移動することができる。すなわち、第3コンベアユニット33は、図1において実線で示す搬送位置Pcと、図1において一点鎖線で示す実装位置Pmとの間をY方向に移動可能である。この実装位置Pmは、搬送位置PcよりもY方向において第2部品供給部2bに近くに設定されている。そして、第3コンベアユニット33が搬送位置Pcに位置すると、第1〜第4コンベアユニット31〜34がX方向に一列に並ぶ一方、第3コンベアユニット33が実装位置Pmに位置すると、第3コンベアユニット33が第1・第2・第4コンベアユニット31、32、34に対してY方向にずれる。
かかる第1搬送レーン3aは、第3コンベアユニット33を搬送位置Pcに位置させつつ第1〜第4コンベアユニット31〜34を駆動することで、第1〜第4コンベアユニット31〜34によりX方向に基板Bを搬送する。また、第1搬送レーン3aは、第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とのそれぞれに基板Bを搬入してから、第3コンベアユニット33を実装位置Pmに移動させることで、Y方向に互いにずれた第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33のそれぞれで基板Bを保持する。その結果、第2コンベアユニット32は第3コンベアユニット33よりも第1部品供給部2aの近くで基板Bを保持し、第3コンベアユニット33は第2コンベアユニット32よりも第2部品供給部2bの近くで基板Bを保持する。このように、第1搬送レーン3aでは、第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とが、X方向に並んでX方向に基板Bを搬送する搬送モードと、互いにY方向にずれてそれぞれ異なる基板Bを保持する保持モードとを実行可能である。
また、第2搬送レーン3bの第2コンベアユニット32を構成するコンベア35、35は、それらの間隔を維持しつつY方向に移動することができる。すなわち、第2コンベアユニット32は、図1において実線で示す搬送位置Pcと、図1において一点鎖線で示す実装位置Pmとの間をY方向に移動可能である。この実装位置Pmは、搬送位置PcよりもY方向において第1部品供給部2aに近く設定されている。そして、第2コンベアユニット32が搬送位置Pcに位置すると、第1〜第4コンベアユニット31〜34がX方向に一列に並ぶ一方、第2コンベアユニット32が実装位置Pmに位置すると、第2コンベアユニット32が第1・第3・第4コンベアユニット31、33、34に対してY方向にずれる。
かかる第2搬送レーン3bは、第2コンベアユニット32を搬送位置Pcに位置させつつ第1〜第4コンベアユニット31〜34を回転させることで、第1〜第4コンベアユニット31〜34によりX方向に基板Bを搬送する。また、第2搬送レーン3bは、第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とのそれぞれに基板Bを搬入してから、第2コンベアユニット32を実装位置Pmに移動させることで、Y方向に互いにずれた第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33のそれぞれで基板Bを保持する。その結果、第2コンベアユニット32は第3コンベアユニット33よりも第1部品供給部2aの近くで基板Bを保持し、第3コンベアユニット33は第2コンベアユニット32よりも第2部品供給部2bの近くで基板Bを保持する。このように、第2搬送レーン3bでは、第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とが、X方向に並んでX方向に基板Bを搬送する搬送モードと、互いにY方向にずれてそれぞれ異なる基板Bを保持する保持モードとを実行可能である。
図1に示すように、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bそれぞれの第2コンベアユニット32はY方向において互いに対向して隣り合い、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bそれぞれの第3コンベアユニット33はY方向において互いに対向して隣り合う。そして、第1搬送レーン3aの第2コンベアユニット32と第2搬送レーン3bの第3コンベアユニット33との間でY方向に広がる領域Rに重複して、各実装位置Pmが設けられており、さらに第1搬送レーン3aの第3コンベアユニット33の実装位置Pmと、第2搬送レーン3bの第2コンベアユニット32の実装位置Pmとが重複範囲AにおいてY方向に重複している。
また、部品実装機1は、第1部品供給部2aに対応して設けられた第1ヘッドユニット4aと、第2部品供給部2bに対応して設けられた第2ヘッドユニット4bとを備える。さらに、部品実装機1は、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bを支持するために、それぞれX方向に延設された第1支持部5aおよび第2支持部5bを備える。第1支持部5aおよび第2支持部5bのそれぞれは、X方向に延びるボールネジ51と、ボールネジ51を回転させるX軸モーター52とを有する。そして、第1支持部5aは、X軸モーター52によりボールネジ51を回転させることでボールネジ51のナット511に取り付けられた第1ヘッドユニット4aをX方向へ駆動し、第2支持部5bは、X軸モーター52によりボールネジ51を回転させることでボールネジ51のナット511に取り付けられた第2ヘッドユニット4bをX方向へ駆動する。
また、第1支持部5aおよび第2支持部5bはY軸モーター53(リニアモータ)によってY軸レール54に沿ってY方向に移動可能である。すなわち、第1支持部5aおよび第2支持部5bの両端部には、界磁コイルがリニアモータの可動子として取り付けられている。一方、Y軸レール54では、複数の永久磁石がY方向に沿って配列されてリニアモータの固定子として機能する。そして、第1支持部5aの可動子に電流が供給されると、第1支持部5aが第1ヘッドユニット4aを伴ってY方向に移動し、第2支持部5bの可動子に電流が供給されると、第2支持部5bが第2ヘッドユニット4bを伴ってY方向に移動する。こうして、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bのそれぞれは、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bの上方をXY方向に移動可能である。
第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bのそれぞれは、X方向に並ぶ8本の実装ヘッド41を有する。そして、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bのうち、第1部品供給部2a側の第1ヘッドユニット4aは第1部品供給部2aが供給する部品Eを吸着して基板Bに移載する一方、第2部品供給部2b側の第2ヘッドユニット4bは第2部品供給部2bが供給する部品Eを吸着して基板Bに移載する。
ちなみに、本実施形態では、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのうち、対象搬送レーン3Tに設定された一方に保持される基板Bに対して、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bが部品Eを実装する。具体的には、第1搬送レーン3aが対象搬送レーン3Tに設定されている場合は、第1ヘッドユニット4aは第1搬送レーン3aの第2コンベアユニット32に保持される基板Bに部品Eを実装し、第2ヘッドユニット4bは第1搬送レーン3aの実装位置Pmに位置する第3コンベアユニット33に保持される基板Bに部品Eを実装する。また、第2搬送レーン3bが対象搬送レーン3Tに設定されている場合は、第1ヘッドユニット4aは第2搬送レーン3bの実装位置Pmに位置する第2コンベアユニット32に保持される基板Bに部品Eを実装し、第2ヘッドユニット4bは第2搬送レーン3bの第3コンベアユニット33に保持される基板Bに部品Eを実装する。
そして、上記の機械的構成を制御するために、部品実装機1は、装置各部を制御する制御部100を備える(図2)。この制御部100は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等で構成されたコンピューターである演算処理部110と、プログラムや実装データ等を記憶するメモリー120と、各モーターの駆動を制御するモーター制御部130とを有する。モーター制御部130は、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのコンベアユニット31、32、33、34の駆動を制御したり、第1支持部5aおよび第2支持部5bのモーター52、53の駆動を制御したりする。そして、演算処理部110は、プログラムおよび実装データに従ってモーター制御部130を制御することで、基板Bの部品実装に要する各種動作を実行する。この際、制御部100は、第1ヘッドユニット4aの移動範囲を、基板Bに部品Eを実装中の第2ヘッドユニット4bよりもY方向において第1部品供給部2a側に制限するとともに、第2ヘッドユニット4bの移動範囲を、基板Bに部品Eを実装中の第1ヘッドユニット4aよりもY方向の第2部品供給部2b側に制限する。これによって、第1ヘッドユニット4aと第2ヘッドユニット4bとの相互干渉が防止される。
続いては、部品実装機1で実行される各動作について詳述する。図3は部品実装機で実行される動作を示すタイミングチャートである。図4は図3のタイミングチャートに従って実行される動作の一例を模式的に示す図である。図4では、部品実装機1内に搬入された各基板Bを区別するために、異なる符合が用いられている。具体的には、第1搬送レーン3aに搬入された基板Bに対しては、文字「B」の後に添え字「a」を付した符号が用いられ、第2搬送レーン3bに搬入された基板Bに対しては、文字「B」の後に添え字「b」を付した符号が用いられている。さらに、文字「Ba」あるいは文字「Bb」の後に部品実装機1に搬入された順番を示す数字(1、2、3、…)が付されている。また、図4においてハッチングが施された基板Bが対象搬送レーン3Tに保持されて部品実装の対象となっている基板Bである。
上述のとおり、部品実装機1では、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bが設けられている。これに対応して、制御部100は、これら第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのうちの一方を択一的に対象搬送レーン3Tに設定し、対象搬送レーン3Tが保持する基板Bに対して部品実装を実行する。図3のタイミングチャートでは、前半の時刻t11〜t18の間は第2搬送レーン3bが対象搬送レーン3Tに設定されるとともに、第1搬送レーン3aが対象搬送レーン3Tへの設定が解除された解除搬送レーン3Cとなっており、後半の時刻t21〜t28の間は第1搬送レーン3aが対象搬送レーン3Tに設定されるとともに、第2搬送レーン3bが解除搬送レーン3Cとなっている。
時刻t11では、図4に示すように、第1搬送レーン3aは、実装位置Pmに位置する第3コンベアユニット33に保持される基板Ba1と、第2コンベアユニット32に保持される基板Ba2とのそれぞれへの部品実装が完了した直後の状態にある。また、第2搬送レーン3bは、第3コンベアユニット33により基板Bb1が保持され、実装位置Pmに位置する第2コンベアユニット32により基板Bb2が保持された状態にある。そして、かかる時刻t11において、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bが第2搬送レーン3bに保持される基板Bへの部品実装を開始する。これによって、第1ヘッドユニット4aは基板Bb2へ部品Eを実装し、第2ヘッドユニット4bは基板Bb1へ部品Eを実装する(実装動作)。
第2搬送レーン3bでの部品実装が開始すると、第1搬送レーン3aでは第3コンベアユニット33が実装位置Pmから搬送位置Pcへ移動する(時刻t12〜t13)。つまり、時刻t12〜t13では、第1搬送レーン3aの第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とがY方向に相対的に移動して、保持モードから搬送モードに移行する(第1移行動作)。そして、第1搬送レーン3aは、そのコンベアユニット31〜34がX方向に一列に並ぶと、基板Ba1、Ba2のX方向への搬送を開始する。これによって、第1搬送レーン3aでは、第3コンベアユニット33に保持されていた基板Ba1が部品実装機1の外に搬出され、第2コンベアユニット32から第3コンベアユニット33に基板Ba2が受け渡され、第2コンベアユニット32に新たな基板Ba3が搬入される(時刻t14〜t15)。つまり、時刻t14〜t15では、第1搬送レーン3aにおいて、第2コンベアユニット32が保持していた基板Ba2を第3コンベアユニット33に搬送するとともにX方向の上流側から基板Ba3を受け取り、第3コンベアユニット33が保持していた基板Ba1をX方向の下流側へ搬送するとともに第2コンベアユニット32から基板Ba2を受け取る(搬送動作)。こうして、第1搬送レーン3aでは、第3コンベアユニット33への基板Ba2の搬送と、第2コンベアユニット32への基板Ba3の搬送が完了すると、第3コンベアユニット33が搬送位置Pcから実装位置Pmへ移動する(時刻t16〜t17)。つまり、時刻t16〜t17では、第1搬送レーン3aの第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とがY方向に相対的に移動して搬送モードから保持モードに移行する(第2移行動作)。
そして、時刻t18において、第2搬送レーン3bでの実装動作が完了する。このように、第2搬送レーン3bで実装動作が開始された後に、この実装動作に並行して第1搬送レーン3aで第1移行動作、搬送動作および第2移行動作が実行される。そして、第2搬送レーン3bでの実装動作の完了前に、第1搬送レーン3aでの第1移行動作、搬送動作および第2移行動作が完了する。
時刻t21では、図4に示すように、第2搬送レーン3bは、第3コンベアユニット33に保持される基板Bb1と、実装位置Pmに位置する第2コンベアユニット32に保持される基板Bb2とのそれぞれへの部品実装が完了した直後の状態にある。また、第1搬送レーン3aは、実装位置Pmに位置する第3コンベアユニット33により基板Ba2が保持され、第2コンベアユニット32により基板Ba3が保持された状態にある。そして、かかる時刻21において、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bが第1搬送レーン3aに保持される基板Bへの部品実装を開始する。これによって、第1ヘッドユニット4aは基板Ba3へ部品Eを実装し、第2ヘッドユニット4bは基板Ba2へ部品Eを実装する(実装動作)。
第1搬送レーン3aでの部品実装が開始すると、第2搬送レーン3bでは第2コンベアユニット32が実装位置Pmから搬送位置Pcへ移動する(時刻t22〜t23)。つまり、時刻t22〜t23では、第2搬送レーン3bの第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とがY方向に相対的に移動して、保持モードから搬送モードに移行する(第1移行動作)。そして、第2搬送レーン3bは、そのコンベアユニット31〜34がX方向に一列に並ぶと、基板Bb1、Bb2のX方向への搬送を開始する。これによって、第2搬送レーン3bでは、第3コンベアユニット33に保持されていた基板Bb1が部品実装機1の外に搬出され、第2コンベアユニット32から第3コンベアユニット33に基板Bb2が受け渡され、第2コンベアユニット32に新たな基板Bb3が搬入される(時刻t24〜t25)。つまり、時刻t24〜t25では、第2搬送レーン3bにおいて、第2コンベアユニット32が保持していた基板Bb2を第3コンベアユニット33に搬送するとともにX方向の上流側から基板Bb3を受け取り、第3コンベアユニット33が保持していた基板Bb1をX方向の下流側へ搬送するとともに第2コンベアユニット32から基板Bb2を受け取る(搬送動作)。こうして、第2搬送レーン3bでは、第3コンベアユニット33への基板Bb2の搬送と、第2コンベアユニット32への基板Bb3の搬送が完了すると、第2コンベアユニット32が搬送位置Pcから実装位置Pmへ移動する(時刻t26〜t27)。つまり、時刻t26〜t27では、第2搬送レーン3bの第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とがY方向に相対的に移動して搬送モードから保持モードに移行する(第2移行動作)。
そして、時刻t28において、第1搬送レーン3aでの実装動作が完了する。このように、第1搬送レーン3aで実装動作が開始された後に、この実装動作に並行して第2搬送レーン3bで第1移行動作、搬送動作および第2移行動作が実行される。そして、第1搬送レーン3aでの実装動作の完了前に、第2搬送レーン3bでの第1移行動作、搬送動作および第2移行動作が完了する。
このようにして制御部100は、第1搬送レーン3aと第2搬送レーン3bとの間で対象搬送レーン3Tを交互に切り換えながら、対象搬送レーン3Tで部品実装動作を実行しつつ、解除搬送レーン3Cで第1移行動作、搬送動作および第2移行動作を実行する。
以上のように構成された実施形態は、X方向に基板Bを搬送する第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのそれぞれが、第2コンベアユニット32と第3コンベアユニット33とを有する。これら第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33は、X方向に直交するY方向に互いに相対的に移動可能であり、X方向に並んでX方向へ基板Bを搬送する搬送モードと、互いにY方向にずれてそれぞれ異なる基板Bを保持する保持モードとを実行可能である。そして、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bは、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのうち一方の対象搬送レーン3Tにより保持される基板Bに部品Eを実装する。特に、対象搬送レーン3Tで保持モードを実行する第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33のうち、第1部品供給部2aに近い方の第2コンベアユニット32に保持される基板Bに第1ヘッドユニット4aが部品Eを移載し、第2部品供給部2bに近い方の第3コンベアユニット33に保持される基板Bに第2ヘッドユニット4bが部品Eを移載する。こうして、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bが第1部品供給部2aおよび第2部品供給部2bから基板Bまで移動する移動距離を抑えて、基板Bへの部品実装に要する時間を短縮することが可能となっている。
また、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bの間で対象搬送レーン3Tが切り換えられると、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bのうち対象搬送レーン3Tへの設定が解除された解除搬送レーン3Cでは、上記の第1移行動作、搬送動作および第2移行動作が実行される。そして、これら第1移行動作、搬送動作および第2移行動作に並行して、新たに設定された対象搬送レーン3Tが支持する基板Bに対して実装動作が実行される。そのため、基板Bへの部品実装の効率化を図ることが可能となっている。
特に、解除搬送レーン3Cにおける第1移行動作、搬送動作および第2移行動作は、実装動作の完了前に完了する。したがって、対象搬送レーン3Tでの実装動作が完了して、対象搬送レーン3Tが切り換えられた場合には、切り換え後の対象搬送レーン3T(つまり、元の解除搬送レーン3C)において実装動作を速やかに開始できる。こうして、基板Bへの部品実装をより効率的に実行することが可能となっている。
ところで、上述の実装動作では、第1ヘッドユニット4aの移動範囲を、部品を実装中の第2ヘッドユニット4bよりも第1部品供給部2a側に制限するとともに、第2ヘッドユニット4bの移動範囲を、部品を実装中の第1ヘッドユニット4aよりも第2部品供給部2b側に制限する制御が実行される。このような制御によると、第1ヘッドユニット4aおよび第2ヘッドユニット4bは互いに近接する範囲に部品Eを実装する際には、一方が基板Bに部品Eを実装している間に他方が待機する必要が生じ、この待機時間が基板Bへの部品実装の効率を低下させる一因となりうる。これに対して、上記の実施形態では、Y方向に互いにずれた第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33のうち、第1部品供給部2aに近い方の第2コンベアユニット32に保持される基板Bに第1ヘッドユニット4aが部品Eを移載し、第2部品供給部2bに近い方の第3コンベアユニット33に保持される基板Bに第2ヘッドユニット4bが部品Eを移載する。これによって、第1ヘッドユニット4aあるいは第2ヘッドユニット4bの待機の発生を抑制でき、基板Bへの部品実装の効率化を図ることができる。
また、第1搬送レーン3aで保持モードを実行する第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33のうち第2部品供給部2bに近い第3コンベアユニット33が位置する範囲と、第2搬送レーン3bで保持モードを実行する第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33のうち第1部品供給部2aに近い第2コンベアユニット32が位置する範囲とが、Y方向において重複する。これによって、部品実装機1のY方向への小型化が図られている。
このように、上記実施形態では、部品実装機1が本発明の「部品実装機」の一例に相当し、第1搬送レーン3aが本発明の「第1搬送機構」の一例に相当し、第2搬送レーン3bが本発明の「第2搬送機構」の一例に相当し、対象搬送レーン3Tが本発明の「対象搬送機構」の一例に相当し、解除搬送レーン3Cが本発明の「解除搬送機構」の一例に相当し、搬送ユニット30が本発明の「搬送ユニット」の一例に相当し、第2コンベアユニット32が本発明の「上流側搬送部」の一例に相当し、第3コンベアユニット33が本発明の「下流側搬送部」の一例に相当し、第1部品供給部2aが本発明の「第1部品供給部」の一例に相当し、第2部品供給部2bが本発明の「第2部品供給部」の一例に相当し、第1ヘッドユニット4aが本発明の「第1実装部」の一例に相当し、第2ヘッドユニット4bが本発明の「第2実装部」の一例に相当し、制御部100が本発明の「制御部」の一例に相当し、基板Bが本発明の「基板」の一例に相当し、部品Eが本発明の「部品」の一例に相当し、X方向が本発明の「第1方向」の一例に相当し、Y方向が本発明の「第2方向」の一例に相当し、重複範囲Aが本発明の「重複する部分」の一例にする。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、第1搬送レーン3aにおいて第3コンベアユニット33を移動させることで搬送モードと保持モードとの間のモード切換を実行し、第2搬送レーン3bにおいて第2コンベアユニット32を移動させることでモード切換を実行していた。しかしながら、第1搬送レーン3aにおいて第2コンベアユニット32を移動させることでモード切換を実行し、第2搬送レーン3bにおいて第3コンベアユニット33を移動させることでモード切換を実行しても良い。また、第1搬送レーン3aおよび第2搬送レーン3bそれぞれでのモード切換を、第2コンベアユニット32および第3コンベアユニット33の両方を互いに逆方向へ移動させることで実行しても良い。
また、上記実施形態では第1搬送レーン3aの第3コンベアユニット33の実装位置Pmと、第2搬送レーン3bの第2コンベアユニット32の実装位置PmとがY方向に互いに重複していた。しかしながら、このように各実装位置Pmを重複させることは必須ではない。
1…部品実装機、
2a…第1部品供給部(第1部品供給部)、
2b…第2部品供給部(第2部品供給部)、
3a…第1搬送レーン(第1搬送機構)、
3b…第2搬送レーン(第2搬送機構)、
3T…対象搬送レーン(対象搬送機構)、
3C…解除搬送レーン(解除搬送機構)、
30…搬送ユニット、
31…第1コンベアユニット、
32…第2コンベアユニット(上流側搬送部)、
33…第3コンベアユニット(下流側搬送部)、
34…第4コンベアユニット
4a…第1ヘッドユニット(第1実装部)、
4b…第2ヘッドユニット(第2実装部)、
100…制御部、
A…重複範囲、
B…基板、
E…部品、
X…X方向(第1方向)、
Y…Y方向(第2方向)

Claims (6)

  1. 第1方向に基板を搬送する第1搬送機構と、
    前記第1方向に直交する第2方向から前記第1搬送機構に隣り合って配置されて、前記第1方向に基板を搬送する第2搬送機構と、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構の一方を対象搬送機構に設定する制御部と、
    前記第2方向において前記第1搬送機構を挟んで前記第2搬送機構の逆側に配置されて、部品を供給する第1部品供給部と、
    前記第2方向において前記第2搬送機構を挟んで前記第1搬送機構の逆側に配置されて、部品を供給する第2部品供給部と、
    前記対象搬送機構に保持される基板に前記第1部品供給部から部品を移載する第1実装部と、
    前記対象搬送機構に保持される基板に前記第2部品供給部から部品を移載する第2実装部と
    を備え、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のそれぞれに、上流側搬送部と、前記上流側搬送部の前記第1方向の下流側に配置された下流側搬送部とからなる搬送ユニットが設けられ、前記上流側搬送部と前記下流側搬送部とが、前記第1方向に並んで前記第1方向へ基板を搬送する搬送モードと、互いに前記第2方向にずれてそれぞれ異なる基板を保持する保持モードとを実行可能であり、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のうち、前記対象搬送機構に設定された一方で前記保持モードが実行され、前記対象搬送機構に設定されていない他方で前記搬送モードが実行され、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のうち、前記対象搬送機構に設定された一方に保持される基板に対して、前記第1実装部および前記第2実装部が部品を実装し、
    前記対象搬送機構で前記保持モードを実行する前記上流側搬送部および前記下流側搬送部のうち、前記第1部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に前記第1実装部が部品を移載し、前記第2部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に前記第2実装部が部品を移載する部品実装機。
  2. 前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のうち、前記対象搬送機構の切り換えに伴って前記対象搬送機構への設定が解除された解除搬送機構では、
    前記上流側搬送部と前記下流側搬送部とが前記第2方向へ相対的に移動して前記保持モードから前記搬送モードに移行する第1移行動作と、
    前記上流側搬送部が保持していた基板を前記下流側搬送部へ搬送するとともに前記第1方向の上流側から基板を受け取り、前記下流側搬送部が保持していた基板を前記第1方向の下流側へ搬送するとともに前記上流側搬送部から基板を受け取る搬送動作と、
    前記上流側搬送部と前記下流側搬送部とが前記第2方向へ相対的に移動して前記搬送モードから前記保持モードに移行する第2移行動作と
    がこれらの順で実行され、
    前記解除搬送機構における前記第1移行動作、前記搬送動作および前記第2移行動作の実行に並行して、前記第1実装部および前記第2実装部が前記対象搬送機構に保持される基板に部品を移載する実装動作を実行する請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記解除搬送機構における前記第1移行動作、前記搬送動作および前記第2移行動作は、前記実装動作の完了前に完了する請求項2に記載の部品実装機。
  4. 前記第1実装部の移動範囲は、部品を実装中の前記第2実装部よりも前記第2方向において前記第1部品供給部側に制限されるとともに、前記第2実装部の移動範囲は、部品を実装中の前記第1実装部よりも前記第2方向において前記第2部品供給部側に制限される請求項1ないし3のいずれか一項に記載の部品実装機。
  5. 前記第1搬送機構で前記保持モードを実行する前記上流側搬送部および前記下流側搬送部のうち前記第2部品供給部に近い搬送部が位置する範囲と、前記第2搬送機構で前記保持モードを実行する前記上流側搬送部および前記下流側搬送部のうち前記第1部品供給部に近い搬送部が位置する範囲とが、前記第2方向において重複する部分を有する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の部品実装機。
  6. 第1方向に基板を搬送する第1搬送機構と、前記第1方向に直交する第2方向から前記第1搬送機構に隣り合って配置されて、前記第1方向に基板を搬送する第2搬送機構とを用いて基板を搬送・保持する工程と、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のうち対象搬送機構に設定された一方に保持される基板に対して、前記第2方向において前記第1搬送機構を挟んで前記第2搬送機構の逆側に配置される第1部品供給部から第1実装部により部品を移載するとともに、前記第2方向において前記第2搬送機構を挟んで前記第1搬送機構の逆側に配置される第2部品供給部から第2実装部により部品を移載する工程と
    を備え、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のそれぞれに、上流側搬送部と、前記上流側搬送部の前記第1方向の下流側に配置された下流側搬送部とからなる搬送ユニットが設けられ、前記上流側搬送部と前記下流側搬送部とが、前記第1方向に並んで前記第1方向へ基板を搬送する搬送モードと、互いに前記第2方向にずれてそれぞれ異なる基板を保持する保持モードとを実行可能であり、
    前記第1搬送機構および前記第2搬送機構のうち、前記対象搬送機構に設定された一方で前記保持モードが実行され、前記対象搬送機構に設定されていない他方で前記搬送モードが実行され、
    前記対象搬送機構で前記保持モードを実行する前記上流側搬送部および前記下流側搬送部のうち、前記第1部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に前記第1実装部が部品を移載し、前記第2部品供給部に近い方の搬送部に保持される基板に前記第2実装部が部品を移載する部品実装方法。
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