JPWO2014006718A1 - 切削工具の製造方法およびこれを用いた切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の一体型突切りバイトとスローアウェイ式の突切りバイトやチップソーにおけるそれぞれの長所のみを得ると同時にそれぞれの短所を解消することができるようにする。【解決手段】 金属製本体としての台金2と、台金2に取り付けられたチップ3とを有する突切りバイトやチップソー等の切削工具の製造方法であって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後のチップ表面にPVDやCVD等による成膜コーティング6を施し、該成膜コーティング後のチップ3を前記台金2にロウ付け等によって一体に溶接する。【選択図】 図1

Description

本発明は、仕上げ加工後のチップをシャンクやバイトホルダー等の台金に容易に固定することを特徴とする切削工具の製造方法およびこれを用いた切削工具に関する。
図6および図7に示すように、従来、切削工具の一種である突切りバイト21としては、その台金(シャンク)22の先端部22aにおける台座22bにチップ23をロウ付け等した一体型のものが知られており、該突切りバイト21は、台金22の台座22bに、焼結成形したチップ23をロウ付けした後、該チップ23を成形研磨したものである。
また、図8に示すように、前記一体型の突切りバイト21と同様の突切りバイトについて、更に成形研磨後における台金32の先端部分32aにPVDやCVD等の成膜コーティング26を施した突切りバイト31も知られている。
更に、図9および図10に示すように、台金42の先端部分42aに取付部材47等を介して、予め成形研磨後にPVDやCVD等の成膜コーティング46を施して最終仕上げを行ったチップ43をネジ嵌合や凹凸嵌合によって着脱自在に取り付けたスローアウェイ式の突切りバイト41も知られている。
更に、図11〜図13に示すように、円板状の台金52の外周に一定間隔をあけて鋸刃53が突設され、各鋸刃53の前側先端部分にチップ嵌め込み用の凹所54および該凹所54に連なる切欠部55a・55bが形成され、これら切欠部55a・55bを介して前記凹所54にチップ56を着脱自在に嵌め込んだスローアウェイ式のチップソー51も知られている。
特開2001−225209 特開2004−255489
前記一体型の突切りバイト21の場合、製造コストが低廉であるものの、前述した通り、台金(シャンク)22にチップ23を一体に固着してから該チップ23を成形研磨する関係で、図7に示すように、前記チップ23に対して切断性能を高めるための複雑で細かな成形研磨が行えず、切削抵抗の大きい形状となり、そのため切断寿命が短いという欠点があった。またこの欠点を解消するために、成形研磨後にPVDやCVD等のコーティングを施した突切りバイト31の場合、ワークに対する切断寿命はある程度延びるものの、コーティング処理に多大な手間とコストがかかるという新たな問題が生じた。
一方、前記スローアウェイ式の突切りバイト41の場合、予めチップ43単体に成形研磨およびコーティングを施すことから、図10に示すように、チップ43に対して切断性能を高めるための複雑で細かな成形研磨を行い、且つコーティングを施すことができるため、ワークに対する切断寿命が長いという利点がある。しかし、台金(シャンク)42に、チップ43を着脱自在に取付けるための取付け構造を組み込む必要があることから、台金42部分の加工コストが高くなる上、ワークの切断作業中に台金42におけるチップ43取付部分が破損し易く、破損した場合には高価な当該突切りバイト41自体を廃棄してしまうか、或いは使用を続けるために修理した場合でもその修理費が高額になるという欠点があった。
また、このような種々の問題は前述したスローアウェイ式のチップソー51においても同様であり、図13に示すように、チップ56の前面56aおよび後面56bに鋸刃53の凹所54に嵌め込むための嵌合部57a・57bが形成され、そのためチップ56自体の形状が複雑となり、且つ該チップ56と嵌合するための凹所54や切欠部55a・55bの形状も複雑となっていた。
本発明の目的は、前述した従来の一体型突切りバイトとスローアウェイ式突切りバイト等のそれぞれの長所のみを得ると同時にそれぞれの短所を解消することができる切削工具の製造方法およびこれを用いた切削工具を提供することにある。
これまで、切削工具の分野では、焼結成形したチップを成形研磨し、更に表面にPVDやCVD等による成膜コーティングを施した所謂、仕上げ加工済の完成品たるチップを台金(シャンク)にロウ付け等によって一体に溶接した場合、その熱影響によって前記コーティング被膜が劣化すると同時に台金とチップとの接合の際の寸法精度が十分に確保されないといった固定観念があった。
しかしながら、本発明の発明者は、前記のような固定観念にとらわれることなく、鋭意試験研究を重ねた結果、後述するような優れた効果を奏する本発明を完成させたものである。
すなわち、本願の請求項1に係る発明は、金属製本体と、金属製本体に取り付けられたチップとを有する切削工具の製造方法であって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後のチップ表面にPVDやCVD等による成膜コーティングを施し、該成膜コーティング後のチップを前記金属製本体にロウ付け等によって一体に溶接することを特徴とする切削工具の製造方法である。
本願の請求項2に係る発明は、前記請求項1記載の製造方法を用いた突切りバイトであって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後の表面に成膜コーティングを施してなるチップを、金属製本体としてのシャンクに一体に溶接したことを特徴とするものである。
本願の請求項3に係る発明は、前記請求項1記載の製造方法を用いたチップソーであって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後の表面に成膜コーティングを施してなるチップを、金属製本体としての円板状台金に一体に溶接したことを特徴とするものである。
更に、本願の請求項4に係る発明は、前記請求項2記載の突切りバイトについて、チップを超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼で構成したものである。
また、本願の請求項5に係る発明は、前記請求項3記載のチップソーについて、チップを超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼で構成したものである。
なお、前記金属製本体、シャンクおよび台金の構成材料としては、炭素鋼や合金鋼等、種々の鋼材が用いられる。
本願の請求項1に係る発明の製造方法は、切削工具を構成する金属製本体に、予め成形研磨がなされ、更に成膜コーティングが施された所謂、仕上げ加工済の完成度の高いチップを一体に溶接することを技術的特徴とするものであるため、従来のスローアウェイ式切削工具に比べて安価に製造でき、しかも前記スローアウェイ式切削工具と同様の切断性能が得られ、しかも従来のスローアウェイ式切削工具のような使用中の破損の問題も生じないことから、製造コストと切断性能の両面で優れた切削工具を得ることができる。
また、本願の請求項2に係る突切りバイト並びに請求項3に係るチップソーによれば、前述した本発明の効果がより顕著に得られる。特に、チップソーについては、その多数の鋸刃に、成膜コーティングされたチップを直接ロウ付けすれば良いため、従来のスローアウェイ式チップソーに比べて製造コストの大幅な削減が可能となり、しかも同程度の優れた切削性能と高寿命が実現される。
本発明の実施形態に係る突切りバイトであって、(a)が側面図、(b)が平面図である。 同実施形態の突切りバイトにおけるチップの拡大図であって、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が平面図である。 本発明の他の実施形態に係るチップソーの側面図である。 同実施形態のチップソーにおける鋸刃部分の拡大側面図である。 同実施形態のチップソーにおけるチップの拡大図であって、(a)が側面図、(b)が正面図、(c)が平面図である。 成形研磨前のチップを台金にロウ付けした従来の突切りバイトであって、(a)が側面図、(b)が平面図である。 図6の従来例におけるチップ部分の拡大図であって、(a)が側面図、(b)が正面図、(c)が平面図である。 台金へのチップのロウ付け後にコーティングを施した従来の突切りバイトであって、(a)が側面図、(b)が平面図である。 従来例であるスローアウェイ式突切りバイトであって、(a)が側面図、(b)が平面図である。 図9の従来例におけるチップの拡大図であって、(a)が側面側斜視図、(b)が平面側斜視図、(c)が正面側斜視図である。 従来のスローアウェイ式チップソーの側面図である。 図11に示したチップソーにおける鋸刃部分の拡大側面図である。 同従来例のチップソーにおけるチップの拡大図であって、(a)が側面図、(b)が正面図、(c)が平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1および図2に示すように、突切りバイト1は、炭素鋼製の縦長板状台金(シャンク)2と、台金2の先端部2aにロウ付けされた硬質チップ3とで構成されている。
硬質チップ3は、超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼等で構成されており、図2に示すように、硬質チップ3の両側面5にはその先端部5aから基部5bに向かって所定のラジアル角α1で傾斜が付され、また同硬質チップ3の両側面5における前部5cから後部5dに向かって所定のタンジェンシャル角α2で傾斜が付されている。また硬質チップ3の各角部には面取り4が形成されている。
そして、前記硬質チップ3は、焼結成形されたものであって、前述した形状に成形研磨した後、該成形研磨後のチップ表面にPVDによる成膜コーティング6を施し、該成膜コーティング6の後の該チップ3を前記台金2の台座2bに一体にロウ付けしたものである。
また、図1に見られるように、本実施形態では、台金2の先端部2aにロウ付けされたチップ3の周辺部分が薄肉部2cとなされている。
次に、本実施形態に係る突切りバイト1と前述した従来の突切りバイト21・31・41(比較形態1〜3)をそれぞれ用いて、主に油井管として使用される13Cr材製の外径177.8mm×厚み10.36mmの鋼管を、周速=90m/min、送り速度=0.2mm/revで切断した場合の試験結果について説明する。
(比較形態1)
図6に示すように、従来の突切りバイト21は、より詳細に説明すると、図6(a)に示すように、前記実施形態と同様、工具鋼製の縦長板状の台金(シャンク)22と、台金22の先端部22aの台座22bにロウ付けされた硬質チップ23とで構成されているが、当該突切りバイト21では、前記実施形態と異なり、台金22の先端部22aの台座22bに、焼結成形した硬質チップ23を一体にロウ付けした後、該硬質チップ23を図7(a)(b)(c)に示すような形状に切削研磨したものである。
(比較形態2)
また、従来の突切りバイト31は、より詳細に説明すると、図8に示すように、前記突切りバイト21について、更にPVDによる成膜コーティング26を施したものである。また前記突切りバイト21・31については、いずれも前記実施形態と同様、台金22・32の先端部22a・32aにロウ付けされた硬質チップ23・33の周辺部分に薄肉部22c・32bが形成されている。
(比較形態3)
図9に示すように、従来の突切りバイト41は、より詳細には、側面から見て逆倒L字形の台金(シャンク)42の先端部42aに硬質チップ43を着脱自在に取り付けたスローアウェイ式のものであって、焼結成形したチップを図10に示すような形状に成形研磨した後、表面にPVDによる成膜コーティング46を施したものである。なお、図中47はチップ43の係止部材であって、台金42に固定するためのビス止め部47aを有する。
表1に実施形態1に係る突切りバイト1並びに従来の突切りバイト21・31・41(比較形態1〜3)についての切断数(Av)、単価比率および切断コスト比率を比較して示す。なお、単価比率は前記スローアウェイ式突切りバイト41(比較形態3)の製造単価を基準100%としたものであり、また切断コスト比率は、スローアウェイ式突切りバイト41(比較形態3)の製造単価に対する切断数を基準100%としたものである。
Figure 2014006718
表1の結果から明らかなように、単価比率については、従来のスローアウェイ式突切りバイト41(比較形態3)を100%とした場合に、従来の突切りバイト21(比較形態1)が15%、同じく従来の突切りバイト31(比較形態2)が30%であるのに、実施形態1に係る突切りバイト1は25%であり、これは従来のスローアウェイ式突切りバイト41(比較形態3)に比べて従来の突切りバイト21・31(比較形態1・2)が大幅に低い単価比率であり、また実施形態1の突切りバイト1も上記従来の突切りバイト21(比較形態1)と同31(比較形態2)の中間程度の低い単価コストである。一方、切断コスト比率を見ると、従来のスローアウェイ式突切りバイト41(比較形態3)を100%とした場合に、従来の突切りバイト21(比較形態1)は120%、同じく従来の突切りバイト31(比較形態2)は60%であるのに対して、実施形態1に係る突切りバイト1は28%と非常に低いものとなっている。
したがって、この表1に記載された結果を見れば、本発明に係る実施形態1の突切りバイト1は、製造コストが安く、しかも切断寿命が長いということが明確である。
(実施形態2)
図3〜図5に示すように、本実施形態は、本発明をチップソー61に適用したものである。
すなわち、チップソー61は、炭素工具鋼や合金工具鋼製の略円板状台金62の外周に一定間隔をあけて鋸刃63が突設され、鋸刃63の先端部63aの一側には台座64が形成され、該台座64にチップ65が一体にロウ付けされたものである。
そして、チップ65は、超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼製であって、前記突切りバイト1における硬質チップ3と同様、成形研磨後のチップ表面にPVDによる成膜コーティング66を施し、該成膜コーティング66の後の該チップ65を鋸刃63の台座64に一体にロウ付けしたものである。
図5に示すように、本実施形態におけるチップ65は、図13に示した従来のスローアウエイ式チップソー51におけるチップ56とは異なり、該チップ56の嵌合部57a・57bのようなものは不要となり、全体として成形し易い形状であり、しかも前述した通り、成膜コーティング66が施されているため、優れた切削性能が長く得られ、また製造コストも大幅に低廉することが可能となり、更に使用中の破損の問題も解消される。
本発明によれば、切断寿命が長く、しかも製造コストが低廉であり、更に破損の問題も生じない耐久性にも優れた突切りバイトやチップソー等の切削工具が容易に得られるため、この種切削加工の分野で幅広い利用が期待できる。
1 突切りバイト
2 台金
3 硬質チップ
4 面取り
5 チップ側面
6 成膜コーティング
すなわち、本願の請求項1に係る発明は、金属製本体と、金属製本体に取り付けられたチップとを有する切削工具の製造方法であって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後のチップ表面にPVDやCVD等による成膜コーティングを施し、該成膜コーティング後のチップを前記金属製本体にロウ付けによって一体にすることを特徴とする金属用切削工具の製造方法である。
本願の請求項2に係る発明は、前記請求項1記載の製造方法を用いた金属用突切りバイトであって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後の表面に成膜コーティングを施してなるチップを、金属製本体としてのシャンクに一体にロウ付けしたことを特徴とするものである。
本願の請求項3に係る発明は、前記請求項1記載の製造方法を用いた金属用チップソーであって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後の表面に成膜コーティングを施してなるチップを、金属製本体としての円板状台金に一体にロウ付けしたことを特徴とするものである。
更に、本願の請求項4に係る発明は、前記請求項2記載の金属用突切りバイトについて、チップを超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼で構成したものである。
また、本願の請求項5に係る発明は、前記請求項3記載の金属用チップソーについて、チップを超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼で構成したものである。

Claims (5)

  1. 金属製本体と、金属製本体に取り付けられたチップとを有する切削工具の製造方法であって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後のチップ表面にPVDやCVD等による成膜コーティングを施し、該成膜コーティング後のチップを前記金属製本体にロウ付け等によって一体に溶接することを特徴とする、切削工具の製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法を用いた突切りバイトであって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後の表面に成膜コーティングを施してなるチップを、金属製本体としてのシャンクに一体に溶接したことを特徴とする、突切りバイト。
  3. 請求項1記載の製造方法を用いたチップソーであって、焼結成形したチップを所望形状に成形研磨した後、該成形研磨後の表面に成膜コーティングを施してなるチップを、金属製本体としての円板状台金に一体に溶接したことを特徴とする、チップソー。
  4. チップが、超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼である請求項2記載の突切りバイト。
  5. チップが、超硬合金、サーメットまたは高速度工具鋼である請求項3記載のチップソー。
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